JPH05128889A - シフトレジスタ - Google Patents
シフトレジスタInfo
- Publication number
- JPH05128889A JPH05128889A JP3289686A JP28968691A JPH05128889A JP H05128889 A JPH05128889 A JP H05128889A JP 3289686 A JP3289686 A JP 3289686A JP 28968691 A JP28968691 A JP 28968691A JP H05128889 A JPH05128889 A JP H05128889A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- clock
- flip
- node
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C19/00—Digital stores in which the information is moved stepwise, e.g. shift registers
Landscapes
- Shift Register Type Memory (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、配線遅延等によるクロックスキュ
ーが発生しても正常な動作を行ない得るシフトレジスタ
を提供することを目的とする。 【構成】 第1のフリップフロップ1と、これの出力に
入力が接続されたゲート手段10と、ゲート手段10の
出力に入力が接続された第2のフリップフロップ2とを
具備し、第1のフリップフロップ1のクロック入力とゲ
ート手段10の制御入力および第2のフリップフロップ
2のクロック入力にクロックが入力されたことを特徴と
する。
ーが発生しても正常な動作を行ない得るシフトレジスタ
を提供することを目的とする。 【構成】 第1のフリップフロップ1と、これの出力に
入力が接続されたゲート手段10と、ゲート手段10の
出力に入力が接続された第2のフリップフロップ2とを
具備し、第1のフリップフロップ1のクロック入力とゲ
ート手段10の制御入力および第2のフリップフロップ
2のクロック入力にクロックが入力されたことを特徴と
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシフトレジスタに関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来のシフトレジスタの回路を
示した回路図である。ここで1は第1のフリップフロッ
プ、2は第2のフリップフロップ、4はバッファであ
る。またCLK1およびCLK2はクロック信号であり、これ
らは本来同一のクロック信号であるが、半導体集積回路
における配線の遅延等によりフリップフロップ1および
フリップフロップ2のクロック信号にクロックスキュー
が生じるため2つの異なるクロック信号として示してい
る。また、ここではクロック信号CLK2はクロックスキ
ューによりクロック信号CLK1より遅れる場合について
述べる。
示した回路図である。ここで1は第1のフリップフロッ
プ、2は第2のフリップフロップ、4はバッファであ
る。またCLK1およびCLK2はクロック信号であり、これ
らは本来同一のクロック信号であるが、半導体集積回路
における配線の遅延等によりフリップフロップ1および
フリップフロップ2のクロック信号にクロックスキュー
が生じるため2つの異なるクロック信号として示してい
る。また、ここではクロック信号CLK2はクロックスキ
ューによりクロック信号CLK1より遅れる場合について
述べる。
【0003】図9に示した従来のシフトレジスタの動作
を図10に示すタイミング図を用いて説明する。ここ
で、図10において、Tsは前述の配線遅延により生じた
クロック信号CLK1とクロック信号CLK2とのクロックス
キューである。
を図10に示すタイミング図を用いて説明する。ここ
で、図10において、Tsは前述の配線遅延により生じた
クロック信号CLK1とクロック信号CLK2とのクロックス
キューである。
【0004】時刻t1におけるクロック信号CLK1の立ち
上がりエッジに同期して、入力信号Iが第1のフリップ
フロップ1にラッチされる。ここで、ノードΝ2に到達
した入力信号Iは、本来であれば、次のクロックにより
出力Oに転送されなければならないが、図に示すように
クロックスキューTsにより、時刻t1+Tsが入力信号Iが
ノードΝ2に到達する時刻より後であるために、時刻t
1+Tsにおけるクロック信号CLK2の立ち上がりエッジ
に同期して、出力Oに転送され、シフトレジスタは誤動
作をする。
上がりエッジに同期して、入力信号Iが第1のフリップ
フロップ1にラッチされる。ここで、ノードΝ2に到達
した入力信号Iは、本来であれば、次のクロックにより
出力Oに転送されなければならないが、図に示すように
クロックスキューTsにより、時刻t1+Tsが入力信号Iが
ノードΝ2に到達する時刻より後であるために、時刻t
1+Tsにおけるクロック信号CLK2の立ち上がりエッジ
に同期して、出力Oに転送され、シフトレジスタは誤動
作をする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べてきたよう
に、従来のシフトレジスタにおいては配線遅延等による
クロックスキューが発生した場合にシフトレジスタが誤
動作するという問題点があった。
に、従来のシフトレジスタにおいては配線遅延等による
クロックスキューが発生した場合にシフトレジスタが誤
動作するという問題点があった。
【0006】本発明は、この問題点を除去し、配線遅延
等によるクロックスキューが発生しても正常な動作を行
ない得るシフトレジスタを提供することを目的とする。
等によるクロックスキューが発生しても正常な動作を行
ない得るシフトレジスタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、信号の伝播を制御するゲート手段を2段のフ
リップフロップの間に挿入し、クロックのエッジによ
り、入力信号が第1のフリップフロップを通過し、第2
のフリップフロップに入力するような誤動作をしないよ
うにゲート手段に信号が伝播するのを禁止するデータ保
持機能をもたせるものである。
本発明は、信号の伝播を制御するゲート手段を2段のフ
リップフロップの間に挿入し、クロックのエッジによ
り、入力信号が第1のフリップフロップを通過し、第2
のフリップフロップに入力するような誤動作をしないよ
うにゲート手段に信号が伝播するのを禁止するデータ保
持機能をもたせるものである。
【0008】
【作用】本発明により、第1と第2のフリップフロップ
間に前述のゲート手段を挿入し、前段のクロックもしく
は後段のクロックのエッジに同期してゲート手段にある
一定期間データを保持する機能を持たせ、段間にクロッ
クスキューが発生しても、クロックの1サイクルの間に
第1のフリップフロップに入力したデータが第2のフリ
ップフロップの出力に転送されるようなシフトレジスタ
の誤動作を防止できる。
間に前述のゲート手段を挿入し、前段のクロックもしく
は後段のクロックのエッジに同期してゲート手段にある
一定期間データを保持する機能を持たせ、段間にクロッ
クスキューが発生しても、クロックの1サイクルの間に
第1のフリップフロップに入力したデータが第2のフリ
ップフロップの出力に転送されるようなシフトレジスタ
の誤動作を防止できる。
【0009】
(実施例1)以下、本発明の実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
して詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の第一の実施例を示したシ
フトレジスタのブロック図である。ここで、10はゲー
ト手段であり、これは、P型MOSトランジスタ10aとバ
ッファ10bで構成されている。また、Ν1、Ν2、及
びΝ3はそれぞれノード名を示す。
フトレジスタのブロック図である。ここで、10はゲー
ト手段であり、これは、P型MOSトランジスタ10aとバ
ッファ10bで構成されている。また、Ν1、Ν2、及
びΝ3はそれぞれノード名を示す。
【0011】ゲート手段10は、P型MOSトランジスタ1
0aのソース側がノードΝ1に接続され、ゲート側がノ
ードΝ3に接続され、ドレイン側がバッファ10bの入
力に接続され、バッファ10bの出力がノードΝ2に接
続される。
0aのソース側がノードΝ1に接続され、ゲート側がノ
ードΝ3に接続され、ドレイン側がバッファ10bの入
力に接続され、バッファ10bの出力がノードΝ2に接
続される。
【0012】このゲート手段10の動作であるが、クロ
ック信号CLK1がハイレベルでは、P型MOSトランジスタ
10aのゲート側はOFFになり、ソースとドレイン間のデ
ータ転送は禁止され、また、クロック信号CLK1がロー
レベルでは、ゲート側はONになり、ソースとドレイン間
のデータ転送の禁止が解除される。また、第1のフリッ
プフロップ1とゲート手段10は一つのブロックと見な
すか、互いに近接させ、クロックスキューが生じないよ
うにすることが望ましい。
ック信号CLK1がハイレベルでは、P型MOSトランジスタ
10aのゲート側はOFFになり、ソースとドレイン間のデ
ータ転送は禁止され、また、クロック信号CLK1がロー
レベルでは、ゲート側はONになり、ソースとドレイン間
のデータ転送の禁止が解除される。また、第1のフリッ
プフロップ1とゲート手段10は一つのブロックと見な
すか、互いに近接させ、クロックスキューが生じないよ
うにすることが望ましい。
【0013】図1に示したシフトレジスタの動作を図2
に示すタイミング図を用いて説明する。まず、時刻t1
におけるクロック信号CLK1の立ち上がりエッジに同期
して、入力信号Iが第1のフリップフロップ1にラッチ
される。 このときゲート手段10によりノードΝ1か
らノードΝ2への信号の伝播が禁止され、入力信号Iは
ノードΝ2へは転送されない。また、次のクロック信号
CLK1の立ち下がりエッジに同期して、ゲート手段10
による信号伝播の禁止が解除され、入力信号Iはノード
Ν2へ転送される。その時刻は時刻t1+Tsより後であ
り、時刻t1+Tsにおけるクロック信号CLK2の立ち上が
りエッジにより、ノードΝ2へ転送されたデータが出力
Oに転送されることはなく、シフトレジスタは正常な動
作をする。
に示すタイミング図を用いて説明する。まず、時刻t1
におけるクロック信号CLK1の立ち上がりエッジに同期
して、入力信号Iが第1のフリップフロップ1にラッチ
される。 このときゲート手段10によりノードΝ1か
らノードΝ2への信号の伝播が禁止され、入力信号Iは
ノードΝ2へは転送されない。また、次のクロック信号
CLK1の立ち下がりエッジに同期して、ゲート手段10
による信号伝播の禁止が解除され、入力信号Iはノード
Ν2へ転送される。その時刻は時刻t1+Tsより後であ
り、時刻t1+Tsにおけるクロック信号CLK2の立ち上が
りエッジにより、ノードΝ2へ転送されたデータが出力
Oに転送されることはなく、シフトレジスタは正常な動
作をする。
【0014】なお、第1のフリップフロップ1とゲート
手段10は一つのブロックと見なすか、互いに近接さ
せ、クロックスキューが生じないようにすることがより
効果を高める意味で望ましいが、必ずしもその必要はな
い。
手段10は一つのブロックと見なすか、互いに近接さ
せ、クロックスキューが生じないようにすることがより
効果を高める意味で望ましいが、必ずしもその必要はな
い。
【0015】次に、図3に示すシフトレジスタである
が、ゲート手段10はN型MOSトランジスタ10cとバッ
ファ10bで構成されている。また、ゲート手段10の
動作としては、クロック信号CLK2がハイレベルでは、N
型MOSトランジスタ10cのゲート側はONになり、ソース
とドレイン間のデータ転送は実行され、また、クロック
信号CLK2がローレベルでは、ゲート側はOFFになり、ソ
ースとドレイン間のデータ転送が禁止される。また、第
2のフリップフロップ2とゲート手段10は一つのブロ
ックと見なすか、互いに近接させ、クロックスキューが
生じないようにすることが望ましい。
が、ゲート手段10はN型MOSトランジスタ10cとバッ
ファ10bで構成されている。また、ゲート手段10の
動作としては、クロック信号CLK2がハイレベルでは、N
型MOSトランジスタ10cのゲート側はONになり、ソース
とドレイン間のデータ転送は実行され、また、クロック
信号CLK2がローレベルでは、ゲート側はOFFになり、ソ
ースとドレイン間のデータ転送が禁止される。また、第
2のフリップフロップ2とゲート手段10は一つのブロ
ックと見なすか、互いに近接させ、クロックスキューが
生じないようにすることが望ましい。
【0016】図3に示したシフトレジスタの動作を図4
に示すタイミング図を用いて説明する。まず、時刻t1
におけるクロック信号CLK1の立ち上がりエッジに同期
して、入力信号Iが第1のフリップフロップ1にラッチ
される。このときゲート手段10によりノードΝ1から
ノードΝ2への信号の伝播が禁止され、入力信号Iはノ
ードΝ2へは転送されない。また、次のクロック信号CL
K2の立ち上がりエッジに同期して、ゲート手段10に
よる信号伝播の禁止が解除され、入力信号IはノードΝ
2へ転送される。その時刻は時刻t1+Tsより後であ
り、時刻t1+Tsにおけるクロック信号CLK2の立ち上が
りエッジにより、ノードΝ2へ転送されたデータが出力
Oに転送されることはなく、シフトレジスタは正常な動
作をする。
に示すタイミング図を用いて説明する。まず、時刻t1
におけるクロック信号CLK1の立ち上がりエッジに同期
して、入力信号Iが第1のフリップフロップ1にラッチ
される。このときゲート手段10によりノードΝ1から
ノードΝ2への信号の伝播が禁止され、入力信号Iはノ
ードΝ2へは転送されない。また、次のクロック信号CL
K2の立ち上がりエッジに同期して、ゲート手段10に
よる信号伝播の禁止が解除され、入力信号IはノードΝ
2へ転送される。その時刻は時刻t1+Tsより後であ
り、時刻t1+Tsにおけるクロック信号CLK2の立ち上が
りエッジにより、ノードΝ2へ転送されたデータが出力
Oに転送されることはなく、シフトレジスタは正常な動
作をする。
【0017】なお、第2のフリップフロップ2とゲート
手段10は一つのブロックと見なすか、互いに近接さ
せ、クロックスキューが生じないようにすることがより
効果を高める意味で望ましいが、必ずしもその必要はな
い。
手段10は一つのブロックと見なすか、互いに近接さ
せ、クロックスキューが生じないようにすることがより
効果を高める意味で望ましいが、必ずしもその必要はな
い。
【0018】(実施例2)次に、図5は本発明の第2の
実施例を示したシフトレジスタのブロック図である。こ
こで、1,2,10は図1の素子と共通であり、50はデ
ータ保持時間制御回路である。ここで、データ保持時間
制御回路50は、インバータ50aと遅延回路50bと2
入力ANDゲート50cで構成されている。データ保持時間
制御回路50は、インバータ50aの入力がクロックに
接続され、インバータ50aの出力が遅延回路50bの入
力に接続され、遅延回路50bの出力が2入力ANDゲート
50cの入力の一方に接続され、2入力ANDゲート50c
の入力の他方がクロックに接続され、2入力ANDゲート
50cの出力がノードΝ3に接続される。
実施例を示したシフトレジスタのブロック図である。こ
こで、1,2,10は図1の素子と共通であり、50はデ
ータ保持時間制御回路である。ここで、データ保持時間
制御回路50は、インバータ50aと遅延回路50bと2
入力ANDゲート50cで構成されている。データ保持時間
制御回路50は、インバータ50aの入力がクロックに
接続され、インバータ50aの出力が遅延回路50bの入
力に接続され、遅延回路50bの出力が2入力ANDゲート
50cの入力の一方に接続され、2入力ANDゲート50c
の入力の他方がクロックに接続され、2入力ANDゲート
50cの出力がノードΝ3に接続される。
【0019】このデータ保持時間制御回路50の動作と
しては、クロック信号CLK1がハイレベルでは、ノードa
はアクティブになり、ノードbはインバータ50aで極性
が反転しさらに遅延回路50bで遅延を制御され、その
遅延時間Tp後にOFFになるため、2入力ANDゲート50c
により遅延時間Tpの間ノードΝ3はONになる。このよう
にして、データ保持時間制御回路50は、クロック信号
CLK1の立ち上がりエッジにより一定の時間幅Tpのパル
スを発生させることができる。
しては、クロック信号CLK1がハイレベルでは、ノードa
はアクティブになり、ノードbはインバータ50aで極性
が反転しさらに遅延回路50bで遅延を制御され、その
遅延時間Tp後にOFFになるため、2入力ANDゲート50c
により遅延時間Tpの間ノードΝ3はONになる。このよう
にして、データ保持時間制御回路50は、クロック信号
CLK1の立ち上がりエッジにより一定の時間幅Tpのパル
スを発生させることができる。
【0020】また、この場合のゲート手段10の動作で
あるが、クロック信号CLK1がハイレベルでは、データ
保持時間制御回路50から送られてくる一定の時間幅Tp
のパルスによりTpの期間P型MOSトランジスタ10aのゲ
ート側はONになり、ソースとドレイン間のデータ転送は
禁止され、時間Tpが経過した後、P型MOSトランジスタ1
0aのゲート側はOFFになり、ソースとドレイン間のデー
タ転送の禁止が解除される。
あるが、クロック信号CLK1がハイレベルでは、データ
保持時間制御回路50から送られてくる一定の時間幅Tp
のパルスによりTpの期間P型MOSトランジスタ10aのゲ
ート側はONになり、ソースとドレイン間のデータ転送は
禁止され、時間Tpが経過した後、P型MOSトランジスタ1
0aのゲート側はOFFになり、ソースとドレイン間のデー
タ転送の禁止が解除される。
【0021】また、第1のフリップフロップ1とゲート
手段10は一つのブロックと見なすか、互いに近接さ
せ、クロックスキューが生じないようにすることが望ま
しい。
手段10は一つのブロックと見なすか、互いに近接さ
せ、クロックスキューが生じないようにすることが望ま
しい。
【0022】図5に示したシフトレジスタの動作を図6
に示すタイミング図を用いて説明する。まず、時刻t1
におけるクロック信号CLK1の立ち上がりエッジに同期
して、入力信号Iが第1のフリップフロップ1にラッチ
される。このとき、データ保持時間制御回路50よりTp
の時間のパルスを出すことによりゲート手段10により
ノードΝ1からノードΝ2への信号の伝播が禁止され、
入力信号IはノードΝ2へは転送されない。また、次の
クロック信号CLK1の立ち下がりエッジに同期して、デ
ータ保持時間制御回路50とゲート手段10による信号
伝播の禁止が解除され、入力信号IはノードΝ2へ転送
される。その時刻は時刻t1+Tsより後であり、時刻t1
+Tsにおけるクロック信号CLK2の立ち上がりエッジに
より、ノードΝ2へ転送されたデータが出力Oに転送さ
れることはなく、シフトレジスタは正常な動作をする。
に示すタイミング図を用いて説明する。まず、時刻t1
におけるクロック信号CLK1の立ち上がりエッジに同期
して、入力信号Iが第1のフリップフロップ1にラッチ
される。このとき、データ保持時間制御回路50よりTp
の時間のパルスを出すことによりゲート手段10により
ノードΝ1からノードΝ2への信号の伝播が禁止され、
入力信号IはノードΝ2へは転送されない。また、次の
クロック信号CLK1の立ち下がりエッジに同期して、デ
ータ保持時間制御回路50とゲート手段10による信号
伝播の禁止が解除され、入力信号IはノードΝ2へ転送
される。その時刻は時刻t1+Tsより後であり、時刻t1
+Tsにおけるクロック信号CLK2の立ち上がりエッジに
より、ノードΝ2へ転送されたデータが出力Oに転送さ
れることはなく、シフトレジスタは正常な動作をする。
【0023】なお、第1のフリップフロップ1とゲート
手段10は一つのブロックと見なすか、互いに近接さ
せ、クロックスキューが生じないようにすることが効果
を高める意味で望ましいが、必ずしもその必要はない。
手段10は一つのブロックと見なすか、互いに近接さ
せ、クロックスキューが生じないようにすることが効果
を高める意味で望ましいが、必ずしもその必要はない。
【0024】次に、図7のシフトレジスタであるが、ゲ
ート手段10は、N型MOSトランジスタ10cとバッファ
10bで構成されている。また、この場合のゲート手段
10の動作であるが、クロック信号CLK1がハイレベル
では、データ保持時間制御回路50から送られてくる一
定の時間幅TpのパルスによりTpの期間N型MOSトランジス
タ10cのゲート側はONになり、ソースとドレイン間の
データ転送は実行され、時間Tpが経過した後、N型MOSト
ランジスタ10cのゲート側はOFFになり、ソースとドレ
イン間のデータ転送が禁止される。また、第2のフリッ
プフロップ2とゲート手段10は一つのブロックと見な
すか、互いに近接させ、クロックスキューが生じないよ
うにすることが望ましい。
ート手段10は、N型MOSトランジスタ10cとバッファ
10bで構成されている。また、この場合のゲート手段
10の動作であるが、クロック信号CLK1がハイレベル
では、データ保持時間制御回路50から送られてくる一
定の時間幅TpのパルスによりTpの期間N型MOSトランジス
タ10cのゲート側はONになり、ソースとドレイン間の
データ転送は実行され、時間Tpが経過した後、N型MOSト
ランジスタ10cのゲート側はOFFになり、ソースとドレ
イン間のデータ転送が禁止される。また、第2のフリッ
プフロップ2とゲート手段10は一つのブロックと見な
すか、互いに近接させ、クロックスキューが生じないよ
うにすることが望ましい。
【0025】図7に示したシフトレジスタの動作を図8
に示すタイミング図を用いて説明する。まず、時刻t1
におけるクロック信号CLK1の立ち上がりエッジに同期
して、入力信号Iが第1のフリップフロップ1にラッチ
される。このとき、ゲート手段10によりノードΝ1か
らノードΝ2への信号の伝播が禁止され、入力信号Iは
ノードΝ2へは転送されない。次に、データ保持時間制
御回路50よるTpの時間のパルスの立ち上がりによりゲ
ート手段10により信号伝播の禁止が解除され、入力信
号IはノードΝ2へ転送される。その時刻は時刻t1+Ts
より後であり、時刻t1+Tsにおけるクロック信号CLK2
の立ち上がりエッジにより、ノードΝ2へ転送されたデ
ータが出力Oに転送されることはなく、シフトレジスタ
は正常な動作をする。 なお、第2のフリップフロップ
2とゲート手段10は一つのブロックと見なすか、互い
に近接させ、クロックスキューが生じないようにするこ
とがより効果を高める意味で望ましいが、必ずしもその
必要はない。
に示すタイミング図を用いて説明する。まず、時刻t1
におけるクロック信号CLK1の立ち上がりエッジに同期
して、入力信号Iが第1のフリップフロップ1にラッチ
される。このとき、ゲート手段10によりノードΝ1か
らノードΝ2への信号の伝播が禁止され、入力信号Iは
ノードΝ2へは転送されない。次に、データ保持時間制
御回路50よるTpの時間のパルスの立ち上がりによりゲ
ート手段10により信号伝播の禁止が解除され、入力信
号IはノードΝ2へ転送される。その時刻は時刻t1+Ts
より後であり、時刻t1+Tsにおけるクロック信号CLK2
の立ち上がりエッジにより、ノードΝ2へ転送されたデ
ータが出力Oに転送されることはなく、シフトレジスタ
は正常な動作をする。 なお、第2のフリップフロップ
2とゲート手段10は一つのブロックと見なすか、互い
に近接させ、クロックスキューが生じないようにするこ
とがより効果を高める意味で望ましいが、必ずしもその
必要はない。
【0026】なお、これまでMOS型トランジスタに図1,
図5ではPMOS、図3,図7ではNMOSを用いたが、PMOSをN
MOSにNMOSをPMOSに置き換え、図1,図3の回路であれば
ソース側、ドレイン側はそのままでゲート側にインバー
タの出力を接続しインバータの入力にクロック端子を接
続しても、同様の効果が得られる。また、図5,図7の
回路であれば2入力ANDゲート50cを2入力NANDゲート
に置き換えても同様の効果が得られる。
図5ではPMOS、図3,図7ではNMOSを用いたが、PMOSをN
MOSにNMOSをPMOSに置き換え、図1,図3の回路であれば
ソース側、ドレイン側はそのままでゲート側にインバー
タの出力を接続しインバータの入力にクロック端子を接
続しても、同様の効果が得られる。また、図5,図7の
回路であれば2入力ANDゲート50cを2入力NANDゲート
に置き換えても同様の効果が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上、述べてきたように、シフトレジス
タの第1と第2のフリップフロップ間に信号の伝播を制
御するゲート手段を挿入し、クロックのエッジに同期し
てある一定期間段間における信号の伝播を禁止すること
により、配線遅延などにより仮にクロックスキューが大
きく生じても、クロックスキューによるシフトレジスタ
の誤動作を防止する効果を有する。
タの第1と第2のフリップフロップ間に信号の伝播を制
御するゲート手段を挿入し、クロックのエッジに同期し
てある一定期間段間における信号の伝播を禁止すること
により、配線遅延などにより仮にクロックスキューが大
きく生じても、クロックスキューによるシフトレジスタ
の誤動作を防止する効果を有する。
【図1】本発明の第1の実施例のシフトレジスタのブロ
ック図
ック図
【図2】同実施例のシフトレジスタのタイミング図
【図3】同実施例のシフトレジスタのブロック図
【図4】同実施例のシフトレジスタのタイミング図
【図5】本発明の第2の実施例のシフトレジスタのブロ
ック図
ック図
【図6】同実施例のシフトレジスタのタイミング図
【図7】同実施例のシフトレジスタのブロック図
【図8】同実施例のシフトレジスタのタイミング図
【図9】従来例のシフトレジスタのブロック図
【図10】従来例のシフトレジスタのタイミング図
1 第1のフリップフロップ 2 第2のフリップフロップ 10 ゲート手段 10a PMOS型トランジスタ 10b バッファ 10c NMOS型トランジスタ 50 データ保持時間制御回路 50a インバータ 50b 遅延回路 50c 2入力ANDゲート I 入力信号名 O 出力信号名 CLK1、CLK2 クロック信号名 Ν1、Ν2、Ν3、a,b,c ノード名 Ts、Tp 時間
Claims (2)
- 【請求項1】第1のフリップフロップと、これの出力に
入力が接続されたゲート手段と、前記ゲート手段の出力
に入力が接続された第2のフリップフロップとを具備
し、前記第1のフリップフロップのクロック入力と前記
ゲート手段の制御入力および前記第2のフリップフロッ
プのクロック入力にクロックが入力されたことを特徴と
するシフトレジスタ。 - 【請求項2】第1のフリップフロップと、これの出力に
入力が接続されたゲート手段と、前記ゲート手段の出力
に入力が接続された第2のフリップフロップと、入力信
号の変化により一定の時間幅のパルスを出力するデータ
保持時間制御回路とを具備し、前記第1のフリップフロ
ップのクロック入力と前記第2のフリップフロップのク
ロック入力および前記データ保持時間制御回路の入力に
クロックが入力され、前記データ保持時間制御回路の出
力が前記ゲート手段の制御入力に入力されたことを特徴
とするシフトレジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3289686A JPH05128889A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | シフトレジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3289686A JPH05128889A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | シフトレジスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05128889A true JPH05128889A (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=17746436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3289686A Pending JPH05128889A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | シフトレジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05128889A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996000965A1 (de) * | 1994-06-29 | 1996-01-11 | Oce Printing Systems Gmbh | Schaltungsanordnung mit wenigstens einer schaltungseinheit wie einem register, einer speicherzelle, einer speicheranordnung oder dergleichen |
US8044916B2 (en) | 2005-05-24 | 2011-10-25 | Samsung Mobile Display Co., Ltd. | Shift register and organic light emitting display having the same |
-
1991
- 1991-11-06 JP JP3289686A patent/JPH05128889A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996000965A1 (de) * | 1994-06-29 | 1996-01-11 | Oce Printing Systems Gmbh | Schaltungsanordnung mit wenigstens einer schaltungseinheit wie einem register, einer speicherzelle, einer speicheranordnung oder dergleichen |
US8044916B2 (en) | 2005-05-24 | 2011-10-25 | Samsung Mobile Display Co., Ltd. | Shift register and organic light emitting display having the same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100239099B1 (ko) | 전자 플립-플롭 회로 | |
US6950487B2 (en) | Phase splitter using digital delay locked loops | |
US6356132B1 (en) | Programmable delay cell | |
US6895523B2 (en) | Generation of pulse signals from a clock signal | |
US7274237B2 (en) | Measure control delay and method having latching circuit integral with delay circuit | |
US6255878B1 (en) | Dual path asynchronous delay circuit | |
JPH0817182A (ja) | 論理データ入力ラッチ回路 | |
US5578945A (en) | Methods and apparatus for providing a negative delay on an IC chip | |
US6633995B1 (en) | System for generating N pipeline control signals by delaying at least one control signal corresponding to a subsequent data path circuit | |
US20080164910A1 (en) | High speed flip-flop | |
US6928572B2 (en) | Multistage clock delay circuit and method | |
JPH05128889A (ja) | シフトレジスタ | |
US5771201A (en) | Synchronous semiconductor device having an apparatus for producing strobe clock signals | |
KR100486261B1 (ko) | 스큐가 없는 듀얼 레일 버스 드라이버 | |
US6100734A (en) | IC chip using a phase-locked loop for providing signals having different timing edges | |
US6737888B1 (en) | Method for skipping a latch in timing-sensitive dynamic circuits of a multi-clocked system with unspecific underlap requirement | |
JP2646561B2 (ja) | クロック分配回路 | |
JP2000059204A (ja) | ダイナミック型論理回路および半導体集積回路装置 | |
JP2004037183A (ja) | スキャンフリップフロップ | |
JPH0749680Y2 (ja) | シフトレジスタの駆動回路 | |
JP3246472B2 (ja) | 半導体集積回路 | |
JPS61264817A (ja) | クロツク信号発生回路 | |
JP3468505B2 (ja) | 半導体装置の入出力回路 | |
JPH01202021A (ja) | 書き込みタイミング信号発生回路 | |
JPH05327435A (ja) | 半導体集積回路装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |