JPH0512827A - テープカセツト - Google Patents

テープカセツト

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JPH0512827A
JPH0512827A JP3166747A JP16674791A JPH0512827A JP H0512827 A JPH0512827 A JP H0512827A JP 3166747 A JP3166747 A JP 3166747A JP 16674791 A JP16674791 A JP 16674791A JP H0512827 A JPH0512827 A JP H0512827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape cassette
cassette
tape
slider
front lid
Prior art date
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Pending
Application number
JP3166747A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Zaitsu
修 財津
Mitsuo Uchiumi
充朗 内海
Makoto Okuda
誠 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3166747A priority Critical patent/JPH0512827A/ja
Publication of JPH0512827A publication Critical patent/JPH0512827A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は簡素な方式でしかもテープカセット
の底面にスリットを設けずに、誤挿入防止機能を達成し
得るテープカセットホルダー装置を提供することを目的
としている。 【構成】 カセット受け29に設けられた2本の解除ピ
ン20、21と誤挿入防止ピン30の距離をテープカセ
ット1の短い方の幅よりも狭くしてあるので、テープカ
セット1はF方向からの挿入でも側壁1cが必ず解除ピ
ン20、21、誤挿入防止ピン30の少なくとも一本に
は衝突することとなる。結果テープカセットはそれ以上
の侵入は不可能となる。なおこのときのテープカセット
1が解除ピン20もしくは21に当接するならば、テー
プカセット1のカセットホルダー25に対する挿入量は
本来の正しい挿入方向からの挿入量よりもかなり短くな
る。テープカセットはそれ以上の挿入が不可能になり、
ユーザーに挿入方向の間違いに気づかせることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオテープレ
コーダのような磁気ヘッドを内蔵したシリンダに磁気テ
ープを所定角巻回して記録再生を行う磁気記録再生装置
に用いられるテープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の回転ヘッド式記録再生装置に使用
されるテープカセットの裏面からみた一例を図11に示
す。同図においてテープカセット100の底部の中央部
にはスリット部102が形成されている。これは、テー
プカセットの誤挿入を防止する為に必要なものである。
つまり磁気記録再生装置のカセットホルダにこのスリッ
ト部102に対向した位置にテープ幅方向に突出した突
起を形成し、テープカセット100をA方向に挿入する
とその突起は、スリット部102のためテープカセット
100の挿入を妨げることはない。しかし、もしB方向
に挿入したとすると、突起に対向した位置にスリットが
ないため、突起は側壁103に当接してテープカセット
100のそれ以上の侵入を防ぎ、ユーザーにテープカセ
ットの挿入方向が正しくないことを知らせることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のテー
プカセット100の挿入方向の誤り、いわゆる誤挿入防
止は、カセットホルダの突起とテープカセット100に
設けられたスリット部102で構成されるものが一般的
であった。そのために、非常に機構は簡素であり、コス
ト的にも有利である。しかしながらテープカセット単体
としては、凹凸のあるテープカセットとなり美観,品位
という点で問題がある。
【0004】本発明は上記課題を解決するもので、従来
と変わらない簡素な方式でしかもテープカセットの底面
にスリットを設けることなく、誤挿入防止機能を達成し
美観的にも向上したテープカセットを提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のテープカセットは、上ハーフと下ハーフとか
らなり、テープを巻回した供給及び巻取リールを収納
し、前記テープを開口部に架張したカセット本体と、前
記カセット本体開口部の天面及び底面を覆い、前記カセ
ット本体に摺動するスライダと、前記テープを前面で覆
い前記カセット本体に軸支され前記スライダによって回
動及び摺動される前蓋とからなり、前記スライダを解放
する方向に移動させる解除部材の進入位置に設けられた
前記前蓋の前面の2つの切り欠き部間距離が前面に架張
したテープと直角な方向の下ハーフの長さよりも小さく
なるよう構成している。
【0006】
【作用】本発明は上記した構成により、テープカセット
を保持して記録再生可能な位置へと案内するカセットホ
ルダに、スライダを開放する為の突起を前蓋の2つの切
り欠き部に対応して設ける事となる。その時、その2つ
の突起の間隔がテープカセットの奥行き寸法よりも狭い
ため、相対する位置に切り欠き部を有する前蓋を前面に
した方向以外からの挿入はこの2つの突起によって侵入
を妨げられる。また2つの突起が侵入するために構成す
る切り欠き部は前蓋には残るが、下ハーフは通常スライ
ダによって覆われているため、美観,品位共に優れたテ
ープカセットとすることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1〜図10
を参照しながら説明する。なおテープカセットは左右対
象構成であるため説明は一方のみとする。
【0008】図4に示すように、テープカセット1は上
ハーフ1a及び下ハーフ1b、前蓋5、スライダ6より
なる。そして図3に示すようにテープカセット1には、
テープ2を巻回した供給側リール3と巻取側リール4が
収納されている。またテープ2はテープカセット1に形
成された固定ポスト1c,1dによって前面に架張さ
れ、開口部11を囲んでいる。前蓋5はテープカセット
1の固定ポスト1c,1dで架張されたテープ2を前面
で覆い、スライダ6はバネ(図示せず)によりA方向に
押圧されテープカセット1の開口部11にあって、開口
部11を天面及び底面で覆っている。このスライダ6は
前蓋5に対向して前蓋5で前面を覆われたテープ2を密
閉し両側面部で上ハーフ1a及び下ハーフ1bに摺動自
在に支持されている。前蓋5は図5に示すように上ハー
フ1aの側面に設けられたガイドピン7に長孔5aが係
合、一方長孔5bはスライダ6に植設されたガイドピン
8に係合している。
【0009】図1はこのテープカセット1を裏面から見
た平面図である。スライダ6は記録再生時にリール台
(図示せず)が供給リール3や巻取リール4に係合する
ために侵入できるようにリール孔6a,6bが設けられ
ている。また前方にはスライダ6及び前蓋5のロック機
構が設けられている。図7でその機構を説明する。前蓋
5には下端部からわずかの高さであるが、記録再生装置
のカセットホルダに設けられる解除ピン20,21が侵
入可能な切り欠き5dが前面に設けられている。65は
ロック部材で、軸66に回動自在に支持されているが薄
肉な形状の弾性部100が偏曲してピン67に固定され
ているため、時計方向の付勢力を持つ。このロック部材
65に設けられた爪部65aがスライダ6、前蓋5の側
面部に設けられた切り欠き孔6c,5cに係合して、図
5でスライダ6のB方向の移動を禁止すると共に前蓋5
のC方向の回転を阻止する。スライダ6がB方向に移動
しない限り外部から力を加えても前蓋5はC方向に回動
はできない構成であり、このロック機構により二重の安
全機構を施してある。なお図1にも示すようにスライダ
6をバネに抗してG方向にスライドさせ開口部11を開
放させるための記録再生装置のカセットホルダには2本
の解除ピン20,21が用意されるがその2本の解除ピ
ン20,21がカセット空間内に侵入できるように、前
蓋5には切り欠き5dが構成されている。それと共に、
その切り欠き5dに対向した位置のスライダ6には案内
溝6eが設けられている。
【0010】上記した構成において次に動作を説明す
る。テープカセット1を図2の様に記録再生装置のカセ
ットホルダ25に装着する。カセットホルダ25には、
軸27を中心にバネ28によって反時計方向の回転力を
受けたカセット押え26が設けられているため、テープ
カセット1はカセット受け部29へ付勢されている。そ
のカセット受け部29には前述した解除ピン20,21
が設けられている。図2のテープカセット前面部は図1
のE−E断面を表したものである。テープカセット1を
スライダ6に形成されている案内溝6eと係合する位置
まで移動させると、ロック機構部は図9の状態となる。
つまり図7にある案内溝6eの空間にあったロック部材
65のガイド部65bの斜面を解除ピン20が押圧し
て、ロック部材65を、弾性部100の時計方向の回転
付勢力に抗して反時計方向に回動させ、前蓋5の切り欠
き孔5c及びスライダ6の切り欠き孔6cとロック部材
65の爪部65aとの係合を解除する。そのため、バネ
によってスライダ6は開口部11を覆う方向に付勢され
ているものの、ロックは解除されているためさらにテー
プカセット1をカセットホルダ25に挿入させると、ス
ライダ6はバネの付勢力に抗して供給側リール3及び巻
取側リール4の方向へ移動する事となる。その時、前蓋
5は図6にあるようにスライダ6の移動によってガイド
ピン8が後退し、略90度反時計方向に回動し、スライ
ダ6と前蓋5とで覆われていた磁気テープ2が露出され
る。同時に開口部11もまた露出されテープ引出し部材
の挿入が可能となる。ロック部材65は、図8にあるよ
うに再びロック位置まで移動することとなるが、それは
ガイド溝65cの形状によるもので、最終位置でロック
位置にするか解除位置にするかは、選択は自由である。
【0011】スライダ6の裏面に設けられたリール孔6
a,6bはスライダ6の移動によってテープカセット1
に内蔵する供給リール3,巻取リール4の位置に移動
し、供給リール3,巻取リール4の底面部を露出させ
る。
【0012】この状態で記録再生装置の基準位置へ装着
されれば、テープカセット1の開口部11に挿入したテ
ープ引出部材が供給側リール3或は巻取側リール4から
テープ2を引出し回転ヘッドを搭載したドラム近傍の位
置へ移動してテープ2を回転ヘッドを搭載したドラムへ
巻き付けることができ、回転ヘッドを搭載したドラムを
回転し供給側リール3及び巻取側リール4を回転させテ
ープを走行させることによりテープ2への記録或は再生
が可能となる。
【0013】次に、テープカセット1の挿入方向を間違
った場合について説明をする。テープカセットの挿入方
向としては、いくつかの方向が考えられるが、操作ミス
が最も装置に危害を加え易い図3でのF方向の挿入動作
を検証する。F方向が最も装置に危害を与え易いという
のは以下の理由である。
【0014】カセット寸法をL2、L3としたときL
2<L3であるため、F方向に挿入すると挿入ストロー
クが本来のストロークよりも長くなり、早くに異常操作
であることを知らせないと、回転ヘッドシリンダ等に衝
突させる危険性がある。
【0015】カセットホルダの幅はL3の幅があるわ
けで、その中にL2の幅でカセットを挿入すると、挿入
時のカセットホルダ25に対するカセットの左右方向の
位置が決まらないため、カセットの検出方法が複雑とな
る。
【0016】図10にテープカセット1をF方向からカ
セットホルダ25に挿入した場合の平面図を示した。カ
セット受け29に設けられた2本の解除ピン20,21
の位置関係は、テープカセット1の前蓋5の切り欠き5
d,案内溝6eによって決まるが、テープカセット1の
この切り欠き5dの相対距離を図1に示すようにL4と
したとき、L4をテープカセット1の短い方の幅L2よ
りも短い距離に設定しておく。そうすると当然、切り欠
き5dに係合する解除ピン20,21間の隙間L1は、
L1<L4<L2となる。このL1の間隔をもって植設
された2本の解除ピン20,21の間は、テープカセッ
ト1はF方向からの挿入でも図10の様に側壁1cに衝
突してそれ以上の侵入は不可能となる。なおこのときの
テープカセット1のカセットホルダ25に対する挿入量
は本来の正しい挿入方向からの挿入量よりもかなり短く
なる。それは、正しい挿入動作であれば、解除ピンは、
図8に示したように、テープカセット1の前面からスラ
イダ6のロック解除、スライダ6自身の移動ストローク
分侵入を許すからである。この事は、F方向以外の挿入
動作、例えばテープカセット1の後面からの挿入でも正
しい挿入方向の時の挿入量に比べ前述した解除ピン2
0,21の侵入分のストロークだけ不足した状態で、テ
ープカセットはそれ以上の挿入が不可能になり、ユーザ
ーに挿入方向の間違いに気づかせることができる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によればテープカセットの記録再生装置のカセットホル
ダへの挿入動作で、スライダ、前蓋のロックを解除し、
かつ後方に移動させ前面に架張された磁気テープを露出
させる2本の解除ピンをカセットホルダに構成し、かつ
その2本の解除ピンの位置関係を規定するカセットの前
蓋の解除ピン侵入のための切り欠き位置をテープカセッ
トの前面に架張したテープとは直角方向の長さよりも短
い位置関係としたことにより、2本の解除ピンが、本来
の正しい挿入方向以外では完全なカセットホルダへの収
納に必要な挿入量を確保させない。そのため、ユーザー
はテープカセットの挿入方向の誤りに気づくことができ
る。またスライダのロック解除、および開放のための部
材を利用した誤挿入防止機構が構成できるため、安価で
かつ確実で、しかも解除ピン案内のためのスリットをカ
セット外観部に構成する必要がないため、美観や品位と
いった面でも大変大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるテープカセットのカセッ
トホルダへの収納時の平面図
【図2】図1の側面図
【図3】本発明の実施例のテープカセットの外観平面図
【図4】本発明の実施例のテープカセットの側面図
【図5】本発明の実施例のテープカセットの前蓋を閉じ
た時の側面図
【図6】本発明の実施例のテープカセットの前蓋を開い
た時の側面図
【図7】スライダのロック時のロック機構の要部平面図
【図8】スライダのロック解除時のロック機構の要部平
面図
【図9】スライダ開放時のロック機構の要部平面図
【図10】テープカセットの誤挿入動作禁止機構の平面
【図11】従来のテープカセットの裏面図
【符号の説明】
1 テープカセット 2 テープ 5 前蓋 6 スライダ 20,21 解除ピン 65 ロック部材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 上ハーフと下ハーフとからなり、テープ
    を巻回した供給及び巻取リールを収納し、前記テープを
    開口部に架張したカセット本体と、前記カセット本体開
    口部の天面及び底面を覆い、前記カセット本体に摺動す
    るスライダと、 前記テープを前面で覆い前記カセット本体に軸支され前
    記スライダによって回動及び摺動される前蓋とからな
    り、前記スライダを解放する方向に移動させる解除部材
    の進入位置に設けられた前記前蓋の前面の2つの切り欠
    き部間距離が前面に架張したテープと直角な方向の下ハ
    ーフの長さよりも小さくなるように構成したテープカセ
    ット。
JP3166747A 1991-07-08 1991-07-08 テープカセツト Pending JPH0512827A (ja)

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JP3166747A JPH0512827A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 テープカセツト

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