JPH05127145A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
- Publication number
- JPH05127145A JPH05127145A JP32108691A JP32108691A JPH05127145A JP H05127145 A JPH05127145 A JP H05127145A JP 32108691 A JP32108691 A JP 32108691A JP 32108691 A JP32108691 A JP 32108691A JP H05127145 A JPH05127145 A JP H05127145A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- panel
- crystal display
- display device
- color compensation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Liquid Crystal (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】色補償パネルを有するＳＴＮ方式の液晶表示装
置において、薄型で軽量な液晶表示装置を提供する。 【構成】白色の色補償のために、色補償パネル11が設け
られているＳＴＮ方式の液晶表示装置で、駆動パネル10
と色補償パネル11でガラス基板40を共有するようにして
いる。ガラス基板40は両面が研磨されており、上面に配
向膜33を設けて色補償パネルのガラス基板として用い、
下面にＩＴＯ膜21及び配向膜23を設けて駆動パネルのガ
ラス基板として用いる。 【効果】ガラス基板が１枚少なくなり、その厚み分が薄
くなるので、小型軽量化が図れ、しかもコストの低減も
行なえる。
置において、薄型で軽量な液晶表示装置を提供する。 【構成】白色の色補償のために、色補償パネル11が設け
られているＳＴＮ方式の液晶表示装置で、駆動パネル10
と色補償パネル11でガラス基板40を共有するようにして
いる。ガラス基板40は両面が研磨されており、上面に配
向膜33を設けて色補償パネルのガラス基板として用い、
下面にＩＴＯ膜21及び配向膜23を設けて駆動パネルのガ
ラス基板として用いる。 【効果】ガラス基板が１枚少なくなり、その厚み分が薄
くなるので、小型軽量化が図れ、しかもコストの低減も
行なえる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＳＴＮ方式の液晶表示
装置に関するものである。
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、ＴＮ（Twisted Nematic） 方
式の液晶表示装置は、広く使用されている。ＴＮ方式で
は、スタティック及びダイナミック駆動を行なう場合、
コントラストのよい表示が得られるが、時分割（Duty）
駆動を行なう場合には、コントラストのよい表示が得ら
れなかった。そこで、時分割駆動を行なった場合でもコ
ントラストのよい表示を実現できるＳＴＮ（Super Twis
ted Nematic） 方式の液晶表示装置が使用されるように
なってきた。ＴＮ方式が液晶分子を９０゜ねじっている
のに対して、ＳＴＮ方式では液晶分子を２７０゜ねじる
ようにしている。これにより、時分割駆動を行なった場
合でも、コントラストのよい表示を得ることができる。
式の液晶表示装置は、広く使用されている。ＴＮ方式で
は、スタティック及びダイナミック駆動を行なう場合、
コントラストのよい表示が得られるが、時分割（Duty）
駆動を行なう場合には、コントラストのよい表示が得ら
れなかった。そこで、時分割駆動を行なった場合でもコ
ントラストのよい表示を実現できるＳＴＮ（Super Twis
ted Nematic） 方式の液晶表示装置が使用されるように
なってきた。ＴＮ方式が液晶分子を９０゜ねじっている
のに対して、ＳＴＮ方式では液晶分子を２７０゜ねじる
ようにしている。これにより、時分割駆動を行なった場
合でも、コントラストのよい表示を得ることができる。
【０００３】しかしながら、ＳＴＮ方式では、２７０゜
のねじれがあるため、白黒の表示を行ないたいときで
も、光の位相のずれから、白色がはっきり出ないで青み
がかった白や黄色がかった白になってしまう。ＳＴＮ方
式において、白色の色補償を行なう方法としては、位相
板を用いる方法と、駆動パネルとは別に色補償パネルを
設ける方法の２つがある。前者の位相板は、値段が高
く、色補償の精度もよくないことから、コストの面でも
精度の面でも優位な色補償パネルが使用されることが多
い。図２に、色補償パネルを有する、ＳＴＮ方式の液晶
表示装置の断面図を示す。ここでは、駆動パネル10、色
補償パネル11ともに、液晶層の部分を拡大して示してい
る。同図においては、駆動パネル10の上部に、厚み ０.
１ｍｍ程度のスペーサ12及び13を介して、色補償パネル
11が設けられている。このスペーサ12、13は、駆動パネ
ル10の上部のガラス基板14と、色補償パネル11の下部の
ガラス基板26が密着して干渉縞が発生するのを防止する
ために、両者の間に配設されているものである。駆動パ
ネル10は、ガラス基板14、15の間に液晶16を封入し、ガ
ラス基板14、15の外側に偏光板17、18を付設した構成と
なっている。19、20は液晶16を容器中に封入するための
接着剤である。また、21及び22は透明電極となるＩＴＯ
（IndiumTin Oxide） 膜であり、23、24は配向膜であ
る。同様に、色補償パネル11は、ガラス基板25及び26、
液晶27、偏光板28及び29、接着剤30及び31を有し、こち
らは配向膜32及び33のみを有する構造となっている。色
補償パネル11は、駆動パネル10の出力を逆方向にねじる
ようにすることで、位相のずれをなくし、白色の補償を
している。
のねじれがあるため、白黒の表示を行ないたいときで
も、光の位相のずれから、白色がはっきり出ないで青み
がかった白や黄色がかった白になってしまう。ＳＴＮ方
式において、白色の色補償を行なう方法としては、位相
板を用いる方法と、駆動パネルとは別に色補償パネルを
設ける方法の２つがある。前者の位相板は、値段が高
く、色補償の精度もよくないことから、コストの面でも
精度の面でも優位な色補償パネルが使用されることが多
い。図２に、色補償パネルを有する、ＳＴＮ方式の液晶
表示装置の断面図を示す。ここでは、駆動パネル10、色
補償パネル11ともに、液晶層の部分を拡大して示してい
る。同図においては、駆動パネル10の上部に、厚み ０.
１ｍｍ程度のスペーサ12及び13を介して、色補償パネル
11が設けられている。このスペーサ12、13は、駆動パネ
ル10の上部のガラス基板14と、色補償パネル11の下部の
ガラス基板26が密着して干渉縞が発生するのを防止する
ために、両者の間に配設されているものである。駆動パ
ネル10は、ガラス基板14、15の間に液晶16を封入し、ガ
ラス基板14、15の外側に偏光板17、18を付設した構成と
なっている。19、20は液晶16を容器中に封入するための
接着剤である。また、21及び22は透明電極となるＩＴＯ
（IndiumTin Oxide） 膜であり、23、24は配向膜であ
る。同様に、色補償パネル11は、ガラス基板25及び26、
液晶27、偏光板28及び29、接着剤30及び31を有し、こち
らは配向膜32及び33のみを有する構造となっている。色
補償パネル11は、駆動パネル10の出力を逆方向にねじる
ようにすることで、位相のずれをなくし、白色の補償を
している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、ＳＴＮ
方式では、色補償パネルを設置して白色の色補償をしな
ければならない。色補償パネルは、駆動パネルとほぼ同
様の構造をなしており、色補償パネルと駆動パネルを合
わせると、４枚のガラス基板を有するため、全体とし
て、重く、かつ、厚い液晶表示装置となってしまい、こ
れを応用したシステムの大型化につながっていた。本発
明は、このような問題を解決し、色補償をしつつ、薄型
で軽量なＳＴＮ方式の液晶表示装置を提供することを目
的とする。
方式では、色補償パネルを設置して白色の色補償をしな
ければならない。色補償パネルは、駆動パネルとほぼ同
様の構造をなしており、色補償パネルと駆動パネルを合
わせると、４枚のガラス基板を有するため、全体とし
て、重く、かつ、厚い液晶表示装置となってしまい、こ
れを応用したシステムの大型化につながっていた。本発
明は、このような問題を解決し、色補償をしつつ、薄型
で軽量なＳＴＮ方式の液晶表示装置を提供することを目
的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の液晶表示装置は、ガラス基板間に液晶を封
入して成る駆動パネルと、前記駆動パネルの色補償のた
めに前記駆動パネル上部に設けられた、ガラス基板間に
液晶を封入して成る色補償パネルと、を有するＳＴＮ方
式の液晶表示装置であって、前記駆動パネルの前記色補
償パネル側のガラス基板を、前記色補償パネルと共有し
て成っている。
め、本発明の液晶表示装置は、ガラス基板間に液晶を封
入して成る駆動パネルと、前記駆動パネルの色補償のた
めに前記駆動パネル上部に設けられた、ガラス基板間に
液晶を封入して成る色補償パネルと、を有するＳＴＮ方
式の液晶表示装置であって、前記駆動パネルの前記色補
償パネル側のガラス基板を、前記色補償パネルと共有し
て成っている。
【０００６】
【作用】このようにすると、駆動パネルと色補償パネル
とでガラス基板を共有している構造となるので、従来の
ＳＴＮ方式の液晶表示装置と比較して、ガラス基板１枚
分が薄くなり、液晶表示装置全体として、小型軽量化が
図れる。
とでガラス基板を共有している構造となるので、従来の
ＳＴＮ方式の液晶表示装置と比較して、ガラス基板１枚
分が薄くなり、液晶表示装置全体として、小型軽量化が
図れる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ、
説明する。図１に、本発明を実施した液晶表示装置の断
面図を示す。ガラス基板40は、両面研磨して、配向処理
を施している。このガラス基板40の上面を色補償パネル
11のガラス基板として配向膜33を設けて用い、下面を駆
動パネル10のガラス基板としてＩＴＯ膜21及び配向膜23
を設けて用いている。それ以外の構造は、従来のものと
同様である。ガラス基板40を共有することにより、図２
に示した液晶表示装置に比べ、ガラス基板１枚とスペー
サを加えた厚みの分が薄くなる。例えば、 １.１ｍｍの
ガラス基板を用いた場合、液晶層の部分を十分薄いので
無視すれば、図２の液晶表示装置の厚みがガラス基板４
枚にスペーサの厚みを含め ４.５ｍｍであるのに対し、
本実施例の液晶表示装置の厚みはガラス基板３枚分の
３.３ｍｍとなる。
説明する。図１に、本発明を実施した液晶表示装置の断
面図を示す。ガラス基板40は、両面研磨して、配向処理
を施している。このガラス基板40の上面を色補償パネル
11のガラス基板として配向膜33を設けて用い、下面を駆
動パネル10のガラス基板としてＩＴＯ膜21及び配向膜23
を設けて用いている。それ以外の構造は、従来のものと
同様である。ガラス基板40を共有することにより、図２
に示した液晶表示装置に比べ、ガラス基板１枚とスペー
サを加えた厚みの分が薄くなる。例えば、 １.１ｍｍの
ガラス基板を用いた場合、液晶層の部分を十分薄いので
無視すれば、図２の液晶表示装置の厚みがガラス基板４
枚にスペーサの厚みを含め ４.５ｍｍであるのに対し、
本実施例の液晶表示装置の厚みはガラス基板３枚分の
３.３ｍｍとなる。
【０００８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
駆動パネルと色補償パネルとでガラス基板を共有するよ
うにしているため、従来のＳＴＮ方式の液晶表示装置の
厚みと比較して、ガラス基板１枚分薄くなり、液晶表示
装置全体として小型軽量化が図れ、従って、この液晶表
示装置が組み込まれたシステムも小型軽量化が可能とな
る。さらに、コストの軽減ができるという長所もある。
駆動パネルと色補償パネルとでガラス基板を共有するよ
うにしているため、従来のＳＴＮ方式の液晶表示装置の
厚みと比較して、ガラス基板１枚分薄くなり、液晶表示
装置全体として小型軽量化が図れ、従って、この液晶表
示装置が組み込まれたシステムも小型軽量化が可能とな
る。さらに、コストの軽減ができるという長所もある。
【図１】 本発明を実施した液晶表示装置の断面図。
【図２】 従来の液晶表示装置の断面図。
10 駆動パネル 11 色補償パネル 12 スペーサ 13 スペーサ 14 ガラス基板 15 ガラス基板 16 液晶層 17 偏光板 18 偏光板 19 接着剤 20 接着剤 21 ＩＴＯ膜 22 ＩＴＯ膜 23 配向膜 24 配向膜 25 ガラス基板 26 ガラス基板 27 液晶層 28 偏光板 29 偏光板 30 接着剤 31 接着剤 32 配向膜 33 配向膜 40 ガラス基板
Claims (1)
- 【請求項１】 ガラス基板間に液晶を封入して成る駆動
パネルと、 前記駆動パネルの色補償のために前記駆動パネル上部に
設けられた、ガラス基板間に液晶を封入して成る色補償
パネルと、を有するＳＴＮ方式の液晶表示装置であっ
て、 前記駆動パネルの前記色補償パネル側のガラス基板を、
前記色補償パネルと共有して成ることを特徴とする液晶
表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32108691A JPH05127145A (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32108691A JPH05127145A (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05127145A true JPH05127145A (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=18128662
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32108691A Pending JPH05127145A (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05127145A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009258470A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Hosiden Corp | 二層ｓｔｎ型液晶表示装置 |
-
1991
- 1991-11-07 JP JP32108691A patent/JPH05127145A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009258470A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Hosiden Corp | 二層ｓｔｎ型液晶表示装置 |
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