JPH05126807A - 超音波装置 - Google Patents

超音波装置

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JPH05126807A
JPH05126807A JP3285078A JP28507891A JPH05126807A JP H05126807 A JPH05126807 A JP H05126807A JP 3285078 A JP3285078 A JP 3285078A JP 28507891 A JP28507891 A JP 28507891A JP H05126807 A JPH05126807 A JP H05126807A
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JP
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phase
wave
sample
ultrasonic
signal
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Withdrawn
Application number
JP3285078A
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English (en)
Inventor
Kazumiki Abe
千幹 阿部
Mitsugi Sakai
貢 酒井
Tomio Endo
富男 遠藤
Hiroshi Yugawa
浩 湯川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、試料からの反射波の振幅と位相を高
精度にかつ高速に測定可能な超音波装置を提供すること
を目的とする。 【構成】本発明は音響レンズ5からなる位相敏感検波部
と、連続波を発生する基準信号発振器と、連続波をバー
スト波にするパルス変調器と、前記連続波を位相敏感検
波の参照波に位相変化させる第1移相器及び、前記参照
波を0°と90°移相させる第2移相器と、検波出力の
片方の零点を検出する零点検出器38,43と、前記零
点をカウントするカウンタと、その量を記憶させるメモ
リ46と、残りのA/D変換された検波出力を記憶させ
るメモリ36と、超音波の伝搬方向に音響レンズ5と試
料の距離を変化させるステージとを備え、前記検波出力
信号を移相器18,20により位相変化させ、前記ステ
ージの駆動部にフィードバックさせる超音波装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を用いて試料の
微細領域を拡大表示する超音波顕微鏡、及び超音波を用
いて試料の微細領域の弾性的な性質を測定する超音波装
置の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に収束された超音波を試料に入射さ
せて試料からの反射波を受波して超音波画像を作成し、
またはV(Z) 曲線を利用して試料の微小部分の弾性的性
質を測定する装置として超音波顕微鏡等が知られてい
る。従来の前記超音波顕微鏡等として、本願出願人が出
願した特願平3-182645号、や特願平3-200409号に提案さ
れている。
【0003】次に、弾性的性質の計測機能及び超音波画
像作成機能の2つの機能について説明する。まず、弾性
的性質の計測機能について、従来から用いられる超音波
顕微鏡のV(Z) 曲線法は、音響レンズと試料の相対距離
Zを変化させ、各Zにおける試料反射波の振幅Vを測定
した。前記試料の漏洩弾性波(LSAW)速度をvLSAW
とすると、振幅Vは次式で与えられる一定周期ΔZで振
動することが知られている。
【0004】
【数1】 ここで、λW 、vW は、それぞれ音響レンズと試料間に
満たされる超音波伝達媒体(音響カプラー、通常は純
水)中の超音波の波長と音速である。測定されたV(Z)
曲線から、例えばFourier 変換法により、ΔZを求める
と、(1)式からvLSAWが得られる。
【0005】こうした手法は、表面弾性波素子用の圧電
膜の評価等に用いられている。一方、Liang,K.K.らはV
(Z) 曲線が水と固体界面の複素反射率R(kcos θ)
(k=2π/λW :音響カプラ中の超音波の波数、θ:
固体への超音波の入射角)と音響レンズの瞳関数の2乗
2 (kcos θ)の積のFourier 変換であることを「K.
K.Liang,G.S.Kino andB.T.Khuri-Yakub:IEEE Trano.Son
ics and Ultrason.,SU-32,2,(March 1985)213.」に記載
している。すなわち、周波数10MHzの超音波を使っ
て種々の材料の複素V(Z) 曲線を測定し、逆Fourier 変
換することにより、複素反射率R(kcos θ)を求めて
いる。
【0006】つまり、前記複素反射率を知れば縦波、横
波、弾性表面波等の試料中に励起される音波の速度が分
かるので、試料の弾性的性質を詳細に解析することが可
能になる。
【0007】そして、超音波画像作成機能において、従
来からの超音波顕微鏡の超音波画像は、音響レンズと試
料を音響レンズの焦点距離又は焦点距離以下に保ち、音
響レンズ及び試料を相対的に二次元に走査し、試料表面
又は内部から反射されてきた反射波の振幅を測定し、画
像を描いていた。この時、試料の内部画像には、試料表
面の影響が含まれている画像となる。一方、「P.A.Rein
holdtsen and B.T.Khuri-Yakub:IEEE Trano.Ultrasonic
s,
【0008】Ferroelectrics and
Fregnency Control, 38,2(M
arch 1991)141.」に記載されるように、
10MHzの超音波を用い試料内部の画像を観察する
際、試料と音響カプラ界面の屈折による収差の影響を除
去したり、10MHzの超音波を用いデフォーカスした
信号により観察した画像より試料表面の影響を除いた表
面下の画像を復元している。これにより、試料内部の超
音波画像を試料表面の影響を除去して鮮明に得ることが
可能になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし前述したような
従来の超音波装置には、次のような欠点があった。
【0010】まず、試料の反射関数からの弾性的性質を
求めたり、試料表面の影響を除去し内部の画像を復元す
るためには、反射信号の振幅のみならず位相情報も必要
となる。
【0011】しかし、従来の超音波装置においては、処
理速度が遅く、Z方向精度が機械系の精度に依存し画像
を観察する際に、試料の傾きやうねりなどの影響は除去
されずにいた。さらにZ方向変位を正確に測定するに
は、例えばレーザー測長器が必要であった。また使用さ
れる周波数が、10MHz程度にすぎず、微細領域を拡
大表示する超音波顕微鏡及び微細領域の弾性的な性質を
測定するには不十分であった。
【0012】一方、特願平3−182645号には、高
周波バースト波に対して直交検波方式により位相測定を
行う方法が示されているが、コンピュータによる実成分
虚成分から振幅位相への演算が必要で、位相検出速度は
実用するために十分な速度は得られず、また参照波に対
する特定の位相ずれ量のときに測定精度が落ちてしま
う。
【0013】また特願平3−200409号には、音響
レンズと試料の距離を直接測定する方法が記載されてい
る。しかし、機械系の誤差や試料表面の形状の変化への
対応に関しては記載されていない。そこで本発明は、試
料からの反射波の振幅と位相を高精度にかつ高速に測定
可能な超音波装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、連続高周波を発生させる発振手段と、発生
させた高周波からバースト波を生成するバースト波生成
手段と、前記バースト波を超音波に変換し微小領域に収
束して試料に入射させ試料からの反射波を再び電気信号
に変換する超音波送受信手段と、前記発振手段からの連
続高周波を位相変化させる複数の位相変化手段と、前記
位相変化手段により位相変化された連続波を各々異なっ
た固定位相遅延させる位相遅延手段と、前記位相遅延手
段により遅延された信号を参照波に用いて受信信号を位
相敏感検波法にて検波する複数の検波手段と、前記検波
手段からの検波出力をディジタル信号に変換する複数の
A/D変換手段と、前記A/D変換手段によりA/D変
換された検波出力の片方の零点を検出する複数の零点検
出手段と、前記零点検出手段により零点検出された信号
をカウントする複数のカウント手段と、前記カウント手
段によりカウントされた量をD/A変換させる複数のD
/A変換手段と、前記カウント手段によりカウントされ
た量を記憶するカウント量記憶手段と、前記零点検出信
号以外のA/D変換された検波出力を記憶する検波出力
記憶手段と、前記各手段の駆動を制御する主制御手段
と、超音波の伝搬方向をZ軸として、Z軸方向に前記超
音波送受信手段と試料の距離を変化させる複数の距離変
化手段とを備え、前記D/A変換された信号を前記位相
変化させる手段と前記超音波送受信手段と試料の距離を
変化させる距離変化手段とにフィードバックさせる超音
波装置を提供する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明による第1実施例のV(Z) カ
ーブ測定の超音波装置の構成を示す図である。
【0016】この超音波装置において、基準信号発振器
1は、一定の周波数の連続波を発生させ、この連続波を
バースト波に変換するパルス変調器2に接続される。発
生したバースト波は、高速切替えスイッチ3を介して、
トランスデューサ4によって超音波に変換され、音響レ
ンズ5で該超音波を微小領域に収束させる。
【0017】そして前記音響レンズ5の焦点付近には試
料7が置かれ、前記音響レンズ5と試料7との間はカプ
ラ6によって満たされている。前記試料7は、試料台8
の上に置かれ、該試料台8はX−Yステージ9の上に置
かれている。
【0018】前記音響レンズ5は、精密微小Zステージ
10に取り付けられ、精密微小Zステージ10は、Zス
テージ11に取り付けられている。前記X−Yステージ
9及び、Zステージ11は、共に主制御部12に接続さ
れ、前記試料7と前記音響レンズ5を3次元的に可動さ
れる。前記高速切替えスイッチ3は、前記トランスデュ
ーサ4とパルス変調器2、アンプ13に連がれ、パルス
変調器2とアンプ13とのいずれかを選択する。
【0019】前記アンプ13には、乗算器14,15,
16,17が接続され、乗算器14,15には、移相器
18及び90°ハイブリッド19が接続され、乗算器1
6,17には、移相器20及び90°ハイブリッド21
が接続されており、それぞれの連続波を前記移相器1
8,20により位相変化し、さらに90°ハイブリッド
19,21により移相された信号が入力される。各乗算
器14,15,16,17は、それぞれにローパスフィ
ルタ(LPF)22,23,24,25に接続され、高
周波成分がカットされる。
【0020】前記LPF22〜25は、それぞれサンプ
ル&ホールド(S&H)26,27,28,29に接続
され、サンプル&ホールド26の出力信号は、コンパレ
ータ30を介して、ウィンドウコンパレータ31に出力
される。前記サンプル&ホールド27の出力は、A/D
変換器32によりディジタル変換され、前記ウィンドコ
ンパレータ31に出力される。
【0021】また、前記サンプル&ホールド28の出力
は、A/D変換器33を介して、ウィンドウコンパレー
タ34に出力され、前記サンプル&ホールド29の出力
は、A/D変換器35を介してメモリ36及び、コンパ
レータ37を介して、ウィンドウコンパレータ34に出
力される。
【0022】前記ウィンドウコンパレータ31の出力
は、零点検出器38により零点検出され、カウンタ39
によりカウントされる。ここでカウントされた量は、デ
ータセレクタ40により選択されたいずれか一方のD/
A変換器41,42に出力され、D/A変換器によりア
ナログ信号に変換され、前記移相器18、前記精密微小
Zステージ10の制御信号として入力される。
【0023】また前記ウィンドウコンパレータ34の出
力は、零点検出器43により零点検出され、カウンタ4
4でカウントされる。カウントされた値は、D/A変換
器45によりアナログ信号に変換され、制御信号として
前記移相器20及びメモリ46に出力される。また、デ
ータセレクタ40はモード設定部47により制御され
る。
【0024】さらに前記主制御部12は、前記高速切替
えスイッチ3、サンプル&ホールド26〜29、メモリ
36,46、移相器18及びモード設定器47に接続
し、各構成部材の制御を行う構成となっている。次にこ
のように構成された第1実施例の動作について説明す
る。
【0025】まず基準信号発振器1は、常時、一定周波
数の連続波を出力し、パルス変調器2及び、移相器18
に入力され、前記パルス変調器2に入力された連続波か
らバースト波が生成される。
【0026】そして主制御部12からのトリガ信号によ
り、高速切替えスイッチ3が切替わり、パルス変調器2
とトランスデューサ4とが導通されて、前記バースト波
がトランスデューサ4に印加され、超音波に変換され
る。
【0027】前記トランスデューサ4により変換された
超音波は、音響レンズ5内で2つの経路A,Bを通り、
カプラを介して試料7に入射し、試料7の表面で反射さ
れて戻り、再びトランスデューサ4により電気信号に変
換される。
【0028】この経路のうち、経路Aは、音響レンズ5
により収束され試料7に入射され、反射されて戻ってき
た試料反射波であり、経路Bは、前記音響レンズ5の平
面部よりカプラ6を通して試料7の表面で反射され再び
音響レンズ5の平面部よりトランスデューサ4に戻る平
面波である。以下、前者を試料反射波、後者を平面反射
波と称する。両者は時間軸上では完全に分離されて、干
渉し合うことはない。各平面反射波、試料反射波は、高
速切替えスイッチ3によりアンプ13に入力され増幅さ
れて、乗算器14,15,16,17にそれぞれ入力さ
れる。
【0029】前記乗算器14は、前記連続波を移相器1
8を用いて、位相変化させた信号との乗算を行い、前記
乗算器15は、前記位相変化信号をさらに90°位相変
化させた信号との乗算を行う。
【0030】前記乗算器17は、前記連続波を移相器1
8,20により位相変化させた信号との乗算を行い、乗
算器16は、その位相変化信号をさらに90°位相変化
させた信号との乗算を行う。それぞれ乗算された信号
は、LPF22,23,24,25により高周波成分を
除去され、それぞれがサンプル&ホールド26,27,
28,29にそれぞれ入力される。
【0031】前記サンプル&ホールド26、27は、時
間軸上で平面反射波を選択し、得られた信号を保持す
る。この信号は、平面反射波のクワドラチャーフェーズ
成分とインフェーズ成分である。
【0032】一方、前記サンプル&ホールド28,29
は、試料反射波を選択し、得られた信号を保持する。こ
の信号は、試料反射波のインフェーズ成分、クワドラチ
ャーフェーズ成分である。前記各インフェーズ成分は、
それぞれコンパレータ30,37により符号検出され、
前記各クワドラチャーフェーズ成分は、それぞれ前記A
/D変換器32,33によりディジタル信号に変換さ
れ、前記ウィンドウコンパレータ31,34に入力させ
る。前記ウィンドウコンパレータ31,34の出力は、
零点検出器38,43により、クワドラチャーフェーズ
成分の零点の検出を行われ、カウンタ39,44により
カウントされる。それらのカウントされた量は、データ
セレクタ40により移相器18、精密Zステージ10に
制御信号として出力される。
【0033】また、試料7のV(Z) カーブを測定する際
は、まずモード設定部47により初期設定のモードが選
択される。このモードでは、前記音響レンズ5が所定の
位置にセットされ、データセレクタ40により移相器1
8を選択し、平面反射波のクワドラチャーフェーズ成分
を零にするようにカウンタ39によりカウントされた量
が、アナログ信号に変換された制御信号で移相器18を
制御する。また試料反射波のクワドラチャーフェーズ成
分を零にするように、前記D/A変換45のフィードバ
ック信号により移相器20が移相変化される。それぞれ
クワドラチャーフェーズ成分が零になると、初期設定が
完了される。そして前記A/D変換器35の出力がメモ
リ36に、零位相がメモリ46に、それぞれ試料反射波
の振幅と位相を記憶する。
【0034】次に、前記モード設定部47で測定開始の
モードが選択され、前記データセレクタ40は、フィー
ドバック信号を出力せず、主制御部12により“Z”だ
けZステージ11により、前記音響レンズ5を試料7に
近づけ、同時にφo だけ前記移相器18により位相を変
化させる。位相変化量のφo は、
【0035】
【数2】
【0036】に等しい量であり、純粋に音響レンズ5が
試料7に近づいたことによる位相変化である。従って、
前記平面反射波は前記位相変化を受け、これと同時に、
試料反射波は、試料の弾性的性質を反映する位相変化を
受ける。
【0037】この時、“Z”の機械的精度が高いもので
あれば、零点検出器が零点を検出てきる。しかし、零点
が検出されなければ、カウンタ39によりカウントされ
た値は、データセレクタ40により精密微小Zステージ
10を選択し、D/A変換器42によりアナログ信号に
変換され、平面反射波のクワドラチャーフェーズ成分を
零にするように、精密微小Zステージ10を動かす。
【0038】このフィードバックした量は、Zステージ
11の機械的な誤差である。この結果、試料反射波の位
相変化分は全て試料の弾性的性質に起因するものとな
り、LPF28,29の出力をそれぞれU1 、U2 とす
れば、
【0039】
【数3】 となる。但し、φ:試料反射波の位相変化、A:試料反
射波の振幅位相変化とする。ここでφ=0とすれば、
【0040】
【数4】 となる。
【0041】従って、試料反射波のクワドラチャーフェ
ーズ成分を零にするように、移相器20で参照波の位相
を変化させると、A/D変換器35からは、反射波の振
幅が出力される。また、移相器20で変化させた位相が
試料反射波の位相となり、カウンタ44でカウントされ
た値と対応する。従って、A/D変換器35とカウンタ
44の出力をそれぞれメモリ36,46に記憶させる
と、それぞれ試料反射波の振幅と位相変化量となる。こ
の測定モードを所定回数繰り返すことにより、試料の弾
性的性質のみを反映するV(Z) カーブの振幅と位相変化
量を測定できる。
【0042】このように本発明によれば、V(Z) カーブ
の測定において、音響レンズを高い精度で移動させ、同
時にV(Z) カーブの振幅と位相変化量を高精度、高速に
測定が可能である。
【0043】次に図2は本発明の第2実施例の画像測定
用の超音波装置の構成を示す図である。この第2実施例
は、第1実施例の試料反射波の振幅と位相変化より試料
の微細領域の画像観察を行うものである。ここで、第2
実施例の構成部材で、第1実施例と同等のものは同じ参
照番号を付して、その説明を省略する。
【0044】前記主制御部12に制御され、前記メモリ
36,46に接続する画像処理部48を設ける。前記メ
モリ36,46に記憶される試料反射波の振幅と位相変
化を処理して画像にする。その他の部材の構成は第1実
施例と同様である。次に第2実施例の動作について説明
する。
【0045】まず基準信号発振器1より連続波が出力さ
れ、D/A変換器41,42,45でフィードバック信
号が出力されるまでの動作は第1実施例と同様であり、
その説明を省略する。
【0046】試料の微小領域の画像観察を行うには、ま
ず、モード設定部により初期設定のモードが選択され
る。このモードでは、前記音響レンズ5により収束され
た超音波を試料7の内部に焦点を合わせ、D/A変換器
41より出力されたフィードバック信号により平面反射
波のクワドラチャーフェーズ成分を零にするように移相
器18が駆動した後、その状態を保持する。
【0047】さらに、試料反射波のクワドラチャーフェ
ーズ成分も零にるように、前記D/A変換器45より出
力されるフィードバック信号により移相器20が設定さ
れる。クワドラチャーフェーズ成分が零になると、A/
D変換器35の出力がメモリ36に記憶され、零位相が
メモリ46に記憶される。 …提案書に記載される次の段落(P21.10行目)の
意味が正確に理解できず、以下のようにしました訂正を
お願いします。…
【0048】“次に前記モード設定部47により、画像
観察モードに設定され、カウンタ39から出力するフィ
ードバック信号が精密微小Zステージ10にフィードバ
ックするように接続された後、X−Yステージ9は、試
料7の所望位置へX方向又はY方向に微小に動く。”
【0049】すると、平面反射波は、試料7表面のうね
りや傾きなど外形表因により位相変化を受け、試料反射
波はさらに試料の内部状態を反映する位相変化を受け、
クワドラチャーフェーズ成分に位相変分に関するsin 成
分として表われ、精密微小Zステージ10を制御するた
めのフィードバック信号として、該精密微小Zステージ
10に入力し、音響レンズ5が試料7の表面形状に追従
されるように移動させる。
【0050】この後、試料反射波のクワドラチャーフェ
ーズ成分を零にするように移相器20により乗算器1
6,17の参照波が位相変化される。クワドラチャーフ
ェーズ成分が零になると、A/D変換器35の出力はメ
モリ36に記憶され、カウンタ44によりカウントされ
た量がメモリ46に記憶される。それぞれ値は、試料反
射波の振幅と試料7内部要因に関する位相変化に対応す
る。
【0051】この画像観察モードの測定を試料7の被観
察微小領域にわたり繰り返し行い、前記メモリ36,4
6の振幅と位相情報を画像処理部48により試料7の内
部画像が表示される。
【0052】このように本発明によれば、試料の画像測
定において、試料反射波の試料表面の影響を自動的に除
去し、試料の内部に起因する振幅と位相変化を高精度に
高速に測定が可能である。
【0053】次に図3に、本発明の第3実施例のV(Z)
カーブ側定用の超音波測定装置の構成を示し、説明す
る。この第3実施例は、平面反射波、試料反射波の直交
検波後、極座標変換することで振幅と位相を求めるもの
である。ここで、第3実施例の構成部材で第1実施例と
同等のものは、同じ参照番号を付して、その説明を省略
し、特徴部分のみを図示する。
【0054】この構成は、まず第1の実施例と同様に、
乗算器14、15、17、16が共に、90°ハイブリ
ッド19に接続され、さらにLPF22,23,24,
25とサンプル&ホールド(S&H)26,27,2
8,29に接続されている。また、前記サンプル&ホー
ルド26,27,28,29は、A/D変換器50,5
1,52,53に接続される。さらに前記A/D変換器
50,51は、座標系変換器54に接続され、前記A/
D変換器52,53は、座標系変換器55に接続されて
いる。
【0055】そして前記座標系変換器54は、メモリ5
6と差分器57に接続され、前記差分器57では、前記
座標系変換器54とメモリ56との差をD/A変換器5
8に出力するようになっている。前記D/A変換器58
は直接、精密微小Zステージ10に連がれている。ま
た、座標系変換器55、メモリ59、差分器60も同じ
ように構成され、さらにメモリ36に接続され、前記差
分器60はメモリ46に出力する。また、前記メモリ5
6、59は、モード設定部47からの信号により制御さ
れ、その他の構成は第1実施例と同様である。次に前記
座標系変換器54,55について説明する。前記座標系
変換器54は、内部に2つのROMを設けられ、一方の
ROM1は振幅検出用、他方のROMは位相検出力用と
して用いられている。
【0056】図4(a),(b)に前記ROMの内部デ
ータの概念を示す。図4(a)は振幅検出用ROMであ
り、同図(b)は、位相検出用ROMである。入力とし
ては、検波出力のインフェーズ成分をX、クワドラチャ
ーフェーズ成分をYとする。
【0057】
【数5】 但し、A:振幅、Q:位相とする。ここで、仮に最大拡
幅をA/2と考え、振幅検出用はn個の振幅に区別さ
れ、位相検出用はm個の角度に切られている。
【0058】ここで、(6)式,(7)式で示した入力
があった場合には、図中に示すようにそれぞれ交点が検
出される。この例では、振幅はE、位相はeとなる。こ
のように振幅と位相を検出する。個数n,mの値は、A
/D変換器のビット数、並びにROMの数により決定さ
れ、増設するほど検出される値の精度は高くなる。次に
本実施例の作用について説明する。
【0059】まず基準信号発振器1から連続波が出力さ
れ、アンプ13で増幅された平面反射波と試料反射波
が、乗算器14,15,16,17に入力されるのは、
第1実施例と同様である。その時、同じ参照波を乗算器
14,15,16,17で乗算され、LPF22,2
3,24,25を介して高周波成分が除去されて、サン
プル&ホールド26,27,28,29に参照波信号が
保持される。前記サンプル&ホールド26,27では平
面反射波を、サンプル&ホールド28,29では試料反
射波が保持される。
【0060】その後、A/D変換器50,51,52,
53,54によりディジタル変換され、平面反射波は座
標系変換器54に入力され、試料反射波は座標系変換器
55入力される。前記座標系変換器50からは平面反射
波の位相のみメモリ56と差分器57に出力され、差分
器57では、両者の差をとりD/A変換器58によっ
て、アナログ信号に変換された後、精密微小Zステージ
10にフィードバック信号として入力される。
【0061】前記座標系変換器54は、位相をメモり5
9と差分器60に出力し、前記差分器60は両者の差を
メモリ46に出力する。また、前記座標系変換器55
は、試料反射波の振幅をメモリ36に出力する。
【0062】次に、V(Z) カーブを測定する際は、ま
ず、モード設定部47によって、初期設定のモードが選
択される。このモード設定では、音響レンズ5が所定の
位置にセットし、平面反射波、試料反射波ともに座標系
変換部54,55にて振幅及び位相が出力される。メモ
リ56,59は、初期位相をそれぞれ記憶し、メモリ3
6は試料反射波の振幅をメモリ46は零位相を記憶す
る。
【0063】次に、モード設定部によって、V(Z) 測定
のモードが選択され、前記メモリ56,59の初期位相
が保持される。また、主制御部12により、Zステージ
11が、“ΔZ”だけ動かされ、移相器18により参照
波が、ΔZ分だけ位相を変化される。この時、差分器5
7の出力は、Zステージの機械的誤差に相当する分の位
相差が出力されていて、この位相差をD/A変換器58
によりアナログ信号として精密微小Zステージにフィー
ドバックする。
【0064】このフィードバックにより、前記Zステー
ジ11の機械的な誤差が補正される。従って、前記座標
系変換器55の出力は、試料の微小領域の弾性的な性質
を反映した振幅と位相のみが出力され振幅はメモリ36
に、位相は初期位相との差を差分器60により出力され
メモリ46に記憶される。このようにして、V(Z) 測定
モードが所定の回数繰り返され、試料7の弾性的性質の
みを反映する試料反射波の振幅と位相が測定できる。
【0065】以上のように本発明の第3実施例によれ
ば、V(Z) カーブの測定において音響レンズの移動を精
度よく行なえ、同時にV(Z) カーブの振幅と位相を高精
度に速く測定することが可能である。
【0066】次に図5には、本発明の第4実施例として
の画像測定用の超音波装置の構成を示し、説明する。こ
の第4実施例は、第3実施例における試料反射波の振幅
と位相より試料の微細領域の画像観察を行なうものであ
る。ここで、第4実施例の構成部材で第3実施例と同等
のものは、同じ参照番号を付して、その説明を省略し、
特徴部分のみを図示する。
【0067】この第4実施例は、主制御部12に制御さ
れ、前記メモリ36,46に接続して、記憶される試料
反射波の振幅と位相変化を処理して画像にする画像処理
部48が設けられている。前記乗算器14,15,1
6,17の参照波として、基準信号発振器1の出力した
連続波が用られている。その他の構成は第3実施例と同
様である。次に第4実施例の動作について説明する。
【0068】まず、基準信号発振器1から連続波が出力
され、平面反射波、試料反射波ともに乗算器14,1
5,16,17に入力されるまでの動作は、第3実施例
と同様であり、説明を省略する。また前記乗算器14,
15,16,17では、前記連続波を参照波として乗算
される。
【0069】試料7の微小領域の画像観察を行なう場合
には、まずモード設定部47により初期設定のモードが
選択される。このモードは、音響レンズ5により収束さ
れた超音波を試料内部に焦点を合わせ、第3実施例と同
様に、メモリ56,59に初期位置を記憶し、初期位相
を試料反射波の振幅はメモリ36に、零位相をメモリ4
6に記憶される。
【0070】次に、画像観察モードを選択する。このモ
ードは、前記メモリ56,59の初期位相は保持され、
主制御部12により、X−Yステージ9をX方向又はY
方向に動かす。すると、平面反射波は試料7の表面のう
ねりや傾きなど形状に起因して位相変化を受け初期位相
との差が差分器57から出力され、D/A変換器58に
よりD/A変換され、精密微小Zステージ11にフィー
ドバック信号として入力され、試料表面形状に追求する
ように、音響レンズ5を移動させる。
【0071】この時、座標系変換器55から試料反射波
の振幅をメモリ36に記憶させ、また差分器60から試
料内部に起因する位相量がメモリ46に出力される。前
記メモリ36,46に記憶された情報は、画像処理部4
8により画像情報に変換され画像となる。この画像観察
モードを試料7の破観察微小領域にわたり繰り返すこと
で、試料7の内部画像が得られる。
【0072】このように本発明によれば、試料の画像測
定において、試料反射波の試料表面の影響を自動的に除
去し、試料内部に起因する振幅と位相を高精度に高速に
測定できる。
【0073】また本発明は、前述した実施例に限定され
るものではなく、例えば乗算器の参照波として45°と
135°位相変化させた信号を用いることも可能であ
る。また、Zステージは1つでも3つ以上でもよい。さ
らに位相検波出力から振幅と位相を求めているが、振幅
は従来の方法で測定し、位相のみを本発明の方法で測定
することも可能であり、他にも発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々の変形や応用が可能であることは勿論であ
る。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、試
料からの反射波の振幅と位相を高速に高精度に測定して
いるので従来の方法に比べて、試料反射波に含まれる情
報を高速に高精度に得ることができるので、従来では膨
大な時間を必要とした試料の弾性的性質の測定等を高速
に高精度に行なえる超音波装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による第1実施例のV(Z) カー
ブ測定の超音波装置の構成を示す図である。
【図2】図2は、本発明の第2実施例の画像測定用の超
音波装置の構成を示す図である。
【図3】図3は、本発明の第3実施例のV(Z) カーブ側
定用の超音波測定装置の構成を示す図である。
【図4】図4は、第3実施例のROMの内部データの概
念を示す図である。
【図5】図5は、本発明の第4実施例の画像測定用の超
音波装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…基準信号発振器、2…パルス変調器、3…高速切替
えスイッチ、4…トランスデューサ、5…音響レンズ、
6…カプラ、7…試料、8…試料台、9…X−Yステー
ジ、10…精密微小Zステージ、11…Zステージ、1
2…主制御部、13…アンプ、14,15,16,17
…乗算器、18,20…移相器、19,21…90°ハ
イブリッド、22,23,24,25…ローパスフィル
タ(LPF)、26,27,28,29…サンプル&ホ
ールド(S&H)、30,37…コンパレータ、31,
34…ウィンドウコンパレータ、32,33,50,5
1,52,53…A/D変換器、36,46,56,5
9…メモリ、38,43…零点検出器、39,44…カ
ウンタ、40…データセレクタ、41,42,45,5
8…D/A変換器、47…モード設定部、48…画像処
理部、54,55…座標系変換器、57,60…差分
器。
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】さらに、試料反射波のクワドラチャーフェ
ーズ成分も零にるように、前記D/A変換器45より出
力されるフィードバック信号により移相器20が設定さ
れる。クワドラチャーフェーズ成分が零になると、A/
D変換器35の出力がメモリ36に記憶され、零位相が
メモリ46に記憶される
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】に前記モード設定部47により、画像観
察モードに設定され、カウンタ39から出力するフィー
ドバック信号が精密微小Zステージ10にフィードバッ
クするように接続された後、X−Yステージ9は、試料
7の所望位置へX方向又はY方向に微小に動く
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】その後、A/D変換器50,51,52,
53によりディジタル変換され、平面反射波は座標系変
換器54に入力され、試料反射波は座標系変換器55入
力される。前記座標系変換器50からは平面反射波の位
相のみメモリ56と差分器57に出力され、差分器57
では、両者の差をとりD/A変換器58によって、アナ
ログ信号に変換された後、精密微小Zステージ10にフ
ィードバック信号として入力される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】試料7の微小領域の画像観察を行なう場合
には、まずモード設定部47により初期設定のモードが
選択される。このモードは、音響レンズ5により収束さ
れた超音波を試料内部に焦点を合わせ、第3実施例と同
様に、メモリ56,59に初期位を記憶し、試料反射
波の振幅はメモリ36に、零位相をメモリ46に記憶さ
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯川 浩 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続高周波を発生させる発振手段と、 発生させた高周波からバースト波を生成するバースト波
    生成手段と、 前記バースト波を超音波に変換し微小領域に収束して試
    料に入射させ試料からの反射波を再び電気信号に変換す
    る超音波送受信手段と、 前記発振手段からの連続高周波を位相変化させる複数の
    位相変化手段と、 前記位相変化手段により位相変化された連続波を各々異
    なった固定位相遅延させる位相遅延手段と、 前記位相遅延手段により遅延された信号を参照波に用い
    て受信信号を位相敏感検波法にて検波する複数の検波手
    段と、 前記検波手段からの検波出力をディジタル信号に変換す
    る複数のA/D変換手段と、 前記A/D変換手段によりA/D変換された検波出力の
    片方の零点を検出する複数の零点検出手段と、 前記零点検出手段により零点検出された信号をカウント
    する複数のカウント手段と、 前記カウント手段によりカウントされた量をD/A変換
    させる複数のD/A変換手段と、 前記カウント手段によりカウントされた量を記憶するカ
    ウント量記憶手段と、 前記零点検出信号以外のA/D変換された検波出力を記
    憶する検波出力記憶手段と、 前記各手段の駆動を制御する主制御手段と、 超音波の伝搬方向をZ軸として、Z軸方向に前記超音波
    送受信手段と試料の距離を変化させる複数の距離変化手
    段とを備え、前記D/A変換された信号を前記位相変化
    させる手段と前記超音波送受信手段と試料の距離を変化
    させる距離変化手段とにフィードバックさせることを特
    徴とする超音波装置。
  2. 【請求項2】 前記カウント量記憶手段と前記検波出力
    記憶手段とに記憶させた複数の情報を画像として処理す
    る手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の超音波
    装置。
  3. 【請求項3】 連続する高周波を発生させる発振手段
    と、 発生させた高周波からバースト波を生成するバースト波
    生成手段と、 前記バースト波を超音波に変換し微小領域に収束して試
    料に入射させ試料からの反射波を再び電気信号に変換す
    る超音波送受信手段と、 前記発振手段からの連続高周波を位相変化させる位相変
    化手段と、 前記位相変化手段により位相変化された連続高周波を各
    々異なった固定位相遅延される複数の遅延手段と、 前記遅延手段により固定時間遅延された信号を参照波に
    用いて受信信号を位相敏感検波法にて検波する複数の検
    波手段と、 前記検波手段からの検波出力をディジタル信号に変換す
    る複数のA/D変換手段と、 前記A/D変換手段により変換された検波信号を極座標
    変換させて前記反射波の振幅と位相を出力する複数の極
    座標変換出力手段と、 前記極座標変換出力手段からの出力信号の位相を記憶さ
    せる複数の位相記憶手段と、 前記位相記憶手段に記憶させた出力信号の位相と新たに
    極座標変換され出力された出力信号の位相との差をとる
    複数の位相差検出手段と、 前記位相差検出手段により検出された差の値をD/A変
    換する位相差変換手段と、 前記位相差検出手段により検出された出力信号の差の値
    を記憶させる手段と、 前記位相差検出手段により検出された出力信号の振幅を
    記憶させる手段と、 前記超音波受信手段から発せられる超音波の伝搬方向を
    Z軸として、Z軸方向に前記超音波受信手段と試料の距
    離を変化させる複数の距離変化手段とを備え、前記D/
    A変換された信号を前記超音波送受信手段と試料の距離
    を変化させる距離変化手段にフィードバックさせたこと
    を特徴とする超音波装置。
  4. 【請求項4】 連続高周波を発生させる周波数が可変な
    発振手段と、 前記発振手段により発生された高周波からバースト波を
    生成するバースト波生成手段と、 前記バースト波を超音波に変換し微小領域に収束して試
    料に入射させ試料からの反射波を再び電気信号に変換す
    る超音波送受信手段と、 前記発振手段から発せられた連続高周波を各々異なった
    固定時間遅延する複数の遅延手段と、 前記固定時間遅延された信号を参照波に用いて受信信号
    を位相敏感検波法にて検波する複数の検波手段と、 前記検波手段からの検波出力をディジタル信号に変換
    し、変換された検波信号を極座標変換させて反射波の振
    幅と位相を記憶する複数の反射波記憶手段と、 前記反射波記憶手段に記憶された位相と新たに極座標変
    換され出力された位相との差をとる複数の位相差検出手
    段と、 前記位相差検出手段から出力された差の値をD/A変換
    する手段と、 前記位相差検出手段からの差の値を記憶させる手段と、 前記位相差検出手段からの振幅を記憶させる手段と、 前記超音波受信手段から発せられる超音波の伝幅方向を
    Z軸として、Z軸方向に前記超音波送受信手段と試料の
    距離を変化させる複数の距離変化手段とを備え、前記D
    /A変換された信号を前記超音波送受信手段と試料の距
    離を変化させる距離変化手段にフィードバックさせたこ
    とと、前記記憶させた複数の情報を画像として処理する
    手段とを特徴とする超音波装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008058314A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Wacker Chemie Ag ポリシリコン成形体の汚染および破壊のない試験法および欠陥のないポリシリコン成形体
KR101251343B1 (ko) * 2011-03-25 2013-04-05 미야사카 치아키 하이브리드 음향이미지장치

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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