JPH05126763A - 舌出し缶検査装置 - Google Patents

舌出し缶検査装置

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JPH05126763A
JPH05126763A JP3317410A JP31741091A JPH05126763A JP H05126763 A JPH05126763 A JP H05126763A JP 3317410 A JP3317410 A JP 3317410A JP 31741091 A JP31741091 A JP 31741091A JP H05126763 A JPH05126763 A JP H05126763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tongue
lid
light
lid winding
cap
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3317410A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Masuda
正行 増田
Mamoru Yoshida
守 吉田
Takashi Senba
敬 銭場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Can Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Daiwa Can Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Daiwa Can Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Daiwa Can Co Ltd
Priority to JP3317410A priority Critical patent/JPH05126763A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 検査対象となる缶10の缶蓋巻締め部外側斜
上方より光を照射するカメラ22と、前記缶蓋巻締め部
側方より缶蓋巻締め部近傍の画像を撮影するカメラ2
4、26、28、30と、前記画像より缶蓋巻締め部と
缶胴の境界の暗部に舌出しのエッジを示す明部があるか
否かを検出処理する画像処理手段38とを備えたことを
特徴とする舌出し缶検査装置。 【効果】 缶或いは塗料の材質等に拘らず、正確な舌出
し部検査を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は舌出し缶検査装置、特に
画像処理により舌出し缶を検査する舌出し缶検査装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、缶は缶胴に缶蓋を巻締めて密封さ
れる。この巻締め操作においては、舌出し状態を示す図
8(A)に示すように缶10の缶胴12の上端部を外側
に折り曲げ、缶蓋14の外周部14aを前記缶胴12の
折り曲げ部12aの間隙に挿入した状態でコの字状に折
り曲げて、缶胴12に圧着して巻締める。
【0003】しかしながら、缶蓋14の外周部14aが
缶胴12の折り曲げ部12aの間隙に挿入されなかった
場合には、同図(B)に示すように、缶胴12の折り曲
げ部12a先端が缶胴面に露出した、いわゆる舌出し缶
となってしまう。
【0004】無論、この状態では缶の密封状態が良好に
維持されず、缶内容物の漏洩、或いは缶内への微生物の
侵入等が起こり、いずれにしろ不良缶となる。
【0005】そこで、従来からこのような舌出し缶を製
造工程で排除することが試みられている。
【0006】一般的な舌出し缶排除方法としては、缶蓋
巻締め不良による缶内圧が不適正になることを利用し、
打缶等により缶内圧を検査する方法が周知であるが、缶
内圧変化が直ちに起こるとは限らないこと等から、より
直接的な検査方法が求められていた。
【0007】このような要望に沿うものとして、近年、
缶側面の映像を画像処理し、舌出し部分の直接的な検出
を可能にすることが考えられている。
【0008】すなわち、図9に略示されるように、缶蓋
巻締部146をもつ缶の缶胴112の側面からライト1
22により光を照射し、その反射光をCCDカメラ等で
撮影する。ここで光Lを缶胴112側方から照射し、缶
蓋114と舌出し部148の反射光が共にカメラに届く
様にする。これにより映像は図10に示す通り、正常部
では一定幅の缶蓋の像が得られるが、舌出し148のあ
る箇所では、その厚みが増す。この様に従来は缶蓋11
4と舌出し部148を共に光らせ、缶蓋114の厚み
(缶蓋巻締め部146の幅Wをいう。なお図8(A)参
照)の違いという点に着目して舌出しを検出していた。
なお、120はベルトコンベアである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来は影が発生しない
様に光を照射して、缶蓋と舌出し部が一つながりになる
様にし、検出された缶蓋の厚みの差として舌出しを検出
するため、図11に示す様に、缶蓋114の厚みの変動
等により誤検出が発生する。
【0010】すなわち、従来は缶蓋厚に一定の基準を設
け、図10(B)のように舌出し部148が基準線16
0よりも下に突出している場合には、該缶を舌出し缶と
判定していた。しかし、正常缶において、図11(B)
のように缶蓋が部分的に厚かった場合には、その部分が
基準線160よりも下にまで至ることがある。これは正
常缶であるにもかかわらず、従来技術では舌出し缶と判
定されてしまう。
【0011】本発明は前記従来技術にみられる課題に鑑
みなされたものであり、その目的は缶蓋の影響を受けな
いで、優れた検出性能を維持することができる舌出し缶
検査装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明舌出し缶検査装置は、検査対象となる缶の缶蓋
巻締め部外側斜上方より光を照射する照明手段と、前記
缶蓋巻締め部側方より缶蓋巻締め部近傍の画像を撮影す
る撮影手段と、前記画像より缶蓋巻締め部と缶胴の境界
の暗部に舌出しのエッジを示す明部があるか否かを検出
処理する画像処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明装置は前述したように照明手段を缶上方
に配置し、缶蓋巻締め部に外側斜め上方から光を照射す
ることにより、缶蓋巻締め部が明部となり、缶蓋巻締め
部と舌出し部の境界が缶蓋巻締め部の影となって暗部と
なり、さらに舌出し部先端が明部となり、舌出し部と缶
胴の境界が舌出し部の影となって暗部となる。
【0014】このため、舌出し部が略三日月状に浮き出
され、この部分を画像処理により検知することで、極め
て高感度に舌出し缶の検出を行うことができる。
【0015】しかも、舌出し部と他の部分の分光特性の
みに依存するのではないので、缶或いは塗料の種別に拘
らず、優れた検出性能を維持することができる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の好適な実施例を
説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例にかかる舌出し缶
検査装置の平面図で、この装置は、缶蓋巻締め後の缶1
0が搬送されるベルトコンベア20上に設置されてい
る。
【0018】本実施例において、ベルトコンベア20上
には照明手段としてのリングライト22が配置され、さ
らに缶10の巻締め部分を撮影する撮影手段として4台
のCCDカメラ24、26、28、30がリングライト
22と同心円上に等間隔で配置されている。また、リン
グライト22の下方には、それぞれコンベアベルト20
を挟んだ発光器及び受光器よりなる缶進入センサ32、
34、36が配置されている。該缶進入センサ32、3
4、36の出力は画像処理手段としての高速画像処理装
置(HRP)38に入力され、検査装置の検査部位に缶
が進入したと判断すると、各カメラ24、26、28、
30からカメラコントローラ40を介して画像データを
取込み、画像処理する。
【0019】この画像処理の結果はディスプレイ42に
表示され、また舌出し缶と判断された缶10は除去装置
(図示せず)によりベルトコンベア20上から除去され
る。
【0020】図2は本実施例装置の要部側面図で、同図
より明らかなように、リングライト22は缶10の直径
よりも大きな径で、缶10の上部に配置され、該リング
ライト22からの照明光44は缶蓋巻締め部46を上部
からの入射角θ約35度で入射している。
【0021】従って、図3(A)に示すように、缶蓋巻
締め部46が正常である場合には、照射光44a、44
bは缶蓋巻締め部46(缶蓋外面)に照射され、照射光
44c、44dは缶胴外壁12に照射される。そして、
缶蓋巻締め部46と缶胴外壁12との境界は、缶蓋巻締
め部46の影となる。
【0022】この結果、缶蓋巻締め部46側方よりカメ
ラ24、26、28、30で撮影することで、縦方向の
1ラインの明暗は図3(B)に示すようになる。同図中
Iの部分は缶蓋巻締め部46を示す明部であり、IIは缶
蓋巻締め部46の影となる暗部、 IIIは照射光が当たる
缶胴12部分を示す明部である。
【0023】一方、図4(A)に示すように缶蓋巻締め
部46に舌出し部48が存在した場合、前記図3とは異
なる撮影結果が得られる。
【0024】すなわち、照射光44a、44bが缶蓋巻
締め部46に照射されるのは前記図3に示すと同様であ
るが、照射光44c、44dは舌出し部48に照射さ
れ、さらに照射光44e、44fは缶胴外壁12に照射
される。そして、缶蓋巻締め部46と舌出し部48の境
界及び舌出し部48と缶胴外壁12の境界が暗部とな
る。
【0025】この結果、缶蓋巻締め部46の側方からカ
メラ24、26、28、30により撮影することで、舌
出し部48の縦方向の1ラインの明暗は図4(B)に示
すようになる。同図中Iは缶蓋巻締め部46を示す明部
であり、IIは缶蓋巻締め部46の影となる暗部、 III
は、舌出し部48を示す明部、IVは舌出し部48の影を
示す暗部、Vは缶胴12外壁を示す明部である。
【0026】図3(B)と図4(B)を比較すると、図
4(B)には舌出し部48のエッジを示すピーク50が
明瞭に描き出されており、このピークを検出することに
より極めて容易に舌出し缶検査を行うことができる。
【0027】図5〜図7には実際の画像処理の過程が示
されている。
【0028】まず、カメラ24、26、28、30によ
る撮影時には、図5に示すように背景52、缶蓋巻締め
部46、舌出し部48、缶胴12が写し出される。
【0029】これを処理区間Ds〜Deで、明暗を一定
のスレッショルドレベルでデジタル化処理し、図6に示
すようなイメージデータを作製する。この結果、舌出し
部48を暗部中に三日月状に浮び上がらせることができ
る。
【0030】ここで、例えば画像走査ラインA1 上で、
それぞれの明暗変化をパルス出力すると、図7に示すよ
うになる。
【0031】すなわち、最初に缶蓋巻締め部46の立ち
下がりで明−暗変化を示すパルス100が出力され、次
に舌出し部48の立上がりで暗−明変化を示すパルス1
02が、さらに舌出し部48の立ち下がりで明−暗変化
を示すパルス104がそれぞれ出力される。従って、パ
ルス102とパルス104の幅を検出することにより、
舌出し長さを測定することもできる。
【0032】また、前記走査は例えば缶幅1mm当たり1
回の割合で行われるが、舌出し部48を検出した走査回
数を検出することにより、舌出し幅W(図5)を測定す
ることもできる。すなわち、一走査のみに舌出し48が
検出された場合には、エラーとして処理することによ
り、より正確な舌出し検出を行うことが可能となる。
【0033】なお、本発明において、缶蓋巻締め部に外
側斜め上方より光を照射することは、舌出し部のエッジ
を検出するため極めて重要な意義を持っているが、その
照射角度は缶胴外壁に対する缶蓋巻締め部高さにより微
妙に変化する。すなわち、缶蓋巻締め部高さが高い場合
には、照射角θをやや大きくしないと、舌出し部全体が
缶蓋巻締め部の影に隠れてしまうことが考えられる。し
かし、通常の缶においては、照射角θを約35度とする
ことで、良好な舌出しエッジ検出を行うことができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明装置によれ
ば、照射光を缶蓋巻締め部の斜め外側上方より当て、舌
出し部のエッジを検出するので、缶或いは塗料の材質等
に拘らず、正確な舌出し部検査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の概略構成を示す平面図である。
【図2】図1に示した装置の要部側面図である。
【図3】正常な缶蓋巻締め部の光照射状態の説明図であ
る。
【図4】舌出しを生じた缶蓋巻締め部の光照射状態の説
明図である。
【図5】画像処理工程の説明図である。
【図6】画像処理工程の説明図である。
【図7】画像処理工程の説明図である。
【図8】缶蓋巻締め部に舌出しを生じた状態の説明図で
ある。
【図9】従来の検査装置の要部側面図である。
【図10】従来の検査装置の画像処理工程の説明図であ
る。
【図11】従来の検査装置の画像処理工程の説明図であ
る。
【符号の説明】
10…缶 12、112…缶胴 14、114…缶蓋 22…リングライト(照明手段) 24、26、28、30…CCDカメラ(撮影手段) 38…高速画像処理装置(画像処理手段) 44…照射光 46…缶蓋巻締め部 48、148…舌出し部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月11日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 すなわち、図9に略示されるように、缶
蓋巻締部146をもつ缶の缶胴112の側面からライ
ト122により光を照射し、その反射光をCCDカメラ
等で撮影する。ここで光Lを缶胴112側方から照射
し、缶蓋114と舌出し部148の反射光が共にカメラ
に届く様にする。これにより映像は図10に示す通り、
正常部では一定幅の缶蓋の像が得られるが、舌出し14
8のある箇所では、その厚みが増す。この様に従来は缶
蓋114と舌出し部148を共に光らせ、缶蓋114の
厚み(缶蓋巻締め部146の幅をいう。なお図8
(A)参照)の違いという点に着目して舌出しを検出し
ていた。なお、120はベルトコンベアである。
フロントページの続き (72)発明者 銭場 敬 神奈川県鎌倉市上町屋325番地 三菱電機 株式会社鎌倉製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象となる缶の缶蓋巻締め部外側斜
    上方より光を照射する照明手段と前記缶蓋巻締め部側方
    より缶蓋巻締め部近傍の画像を撮影する撮影手段と、 前記画像より缶蓋巻締め部と缶胴の境界の暗部に舌出し
    のエッジを示す明部があるか否かを検出処理する画像処
    理手段とを備えたことを特徴とする舌出し缶検査装置。
JP3317410A 1991-11-06 1991-11-06 舌出し缶検査装置 Withdrawn JPH05126763A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3317410A JPH05126763A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 舌出し缶検査装置

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JP3317410A JPH05126763A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 舌出し缶検査装置

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JPH05126763A true JPH05126763A (ja) 1993-05-21

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ID=18087925

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JP3317410A Withdrawn JPH05126763A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 舌出し缶検査装置

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JP (1) JPH05126763A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009063564A (ja) * 2007-08-09 2009-03-26 Shinsen Giken:Kk 巻締不良検査機
JP2012233812A (ja) * 2011-05-06 2012-11-29 Nidec Tosok Corp 金属缶端部の巻締検査装置及び検査方法

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JP2009063564A (ja) * 2007-08-09 2009-03-26 Shinsen Giken:Kk 巻締不良検査機
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990204