JPH05126549A - 貴金属メダルの製造方法 - Google Patents

貴金属メダルの製造方法

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JPH05126549A
JPH05126549A JP41508390A JP41508390A JPH05126549A JP H05126549 A JPH05126549 A JP H05126549A JP 41508390 A JP41508390 A JP 41508390A JP 41508390 A JP41508390 A JP 41508390A JP H05126549 A JPH05126549 A JP H05126549A
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JP
Japan
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medal
measured
manufactured
precious metal
engraving
Prior art date
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Application number
JP41508390A
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English (en)
Inventor
Jun Yanagida
遵 柳田
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GOJIGEN KIKAKU KK
Petio Corp
Original Assignee
GOJIGEN KIKAKU KK
Petio Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人顔、生物、植物等の被測定物を三次元的に
測定し、そのデ−タに基づいて金、白金等の貴金属の一
面に前記被測定物を彫刻されたメダルの製造方法。 【構成】 被測定物1を三次元的に計測し、その計測デ
−タに基づきワックス5の一面に彫刻機で切削してオス
型6を製造する。次にこのオス型6の周囲に石膏、又は
セメント7を充填してメス型8を製造する。そしてこの
メス型8の内部に溶解した貴金属15を注入し、遠心力
又は蒸気を圧入することによって前記被測定物を表示さ
せたメダルを鋳造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金、白金等の貴金属メダ
ルの製造方法に係り、特にそのメダルの一面に人の顔や
植物等を正確に彫刻したメダルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物品の三次元情報を光投影法や光
切断法等で測定し、そのデ−タをコンピュ−タで計算し
て三次元形状モデルを構成することにより立体計測を行
なうことが知られている。そしてこのデ−タを利用し
て、例えば製造された製品が規格通りに製造されている
かどうかを三次元的に判定する不良品検査や、製品の表
面粗さを測定する測定器等に利用されている。一方、メ
ダルやコインの一面に人物や建物を彫刻する場合、一つ
一つ手作りで元となるマスタを作り、その後型取りして
量産する方法が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来は
三次元計測デ−タは何らかの検査にのみ利用されてい
て、そのデ−タを利用して例えば立体的な彫刻を行なう
ことは現在まで利用されていない。また前記メダル等の
マスタを作る方法は、同一デザインを多数量産する場合
には適するが、希望する特定のデザインを個別にメダル
の一面に彫刻することはできなかった。そこで、本出願
人は希望する人の、その場所、そのときにおける横顔
を、写真の如くメダルに簡単に彫刻できる自動彫刻装置
を提案した(特願平1−124189号)。本発明は上
記の改良に係り、個人、親子、夫婦等のグル−プの人の
顔や上半身、生物、植物等の任意の被測定物を三次元的
に計測し、そのデ−タに基づいて貴金属メダルの一面に
当該測定物を彫刻し、単に記念品となるだけではなくよ
り豪華で財産価値もある貴金属メダルの製造方法を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明における貴金属メダルの製造方法は、人の顔
や上半身等を三次元的に計測する第1工程と、この第1
工程で得られた計測デ−タに基づき彫刻素材の一面に彫
刻機で切削してオス型を製造する第2工程と、該第2工
程で製造されたオス型の周囲に型成形剤を充填してメス
型を製造する第3工程と、このメス型の内部に溶解した
貴金属を注入し、遠心力によって前記被測定物を表示さ
せたメダルを鋳造する第4工程とからなるものである。
三次元的に計測手段としては、一般に三角測量の原理を
利用し、既知の距離離れた2つの点から標点までの角度
を求めることにより、三角形の頂点である標点の座標軸
が計算されるものであるがこれを利用し、例えばある特
定の距離の離れた2つの光源体から光ビ−ムを顔のある
一点に投射し、2つの光源体からその点までの角度を求
め、その点における三次元の座標値を計算する。これを
顔全体に順次測定して顔の三次元の計測を行なう光投影
法や、レンズの焦点合わせを用いて奥行き方向の距離を
検出する焦点合わせ法、光速度を利用した方法、光の波
動性を利用した法、更に光速度を利用したものでは対象
物にレ−ザビ−ムを投射し、その反射光を受信するまで
の時間を計測して非測定物までの距離を計測するもの等
顔を三次元的に計測するものであればその方法はいずれ
でもよい。尚この計算にはコンピュ−タを利用するとよ
い。
【0005】この三次元測定装置の公知例として、例え
ば特開平1−250705号〜特開平1−250707
号に記載された日本鋼管株式会社の製品があり、これを
利用してもよい。また前記計測デ−タに基づきワックス
等の彫刻素材の一面に彫刻機で切削する手段としては公
知の三次元彫刻器、例えばロ−ランド社製の製品等が利
用できる。次に第3工程では、前記工程で製造されたオ
ス型の周囲に石膏、セメント等の型成形剤を充填し、凝
固させてメス型を製造する。また第4工程のメダルを製
造する方法として遠心鋳造法に限らず、蒸気圧入法でも
よい。更にオス型を作らず直接メス型を製造する方法で
もよい。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。第1図は本発明の第一実施例を示す工程図で、この
図において符号1はメダル上に彫刻される被測定物で、
人の顔や上半身は勿論、メダルの大きさにより人の全
身、親子、夫婦等のグル−プ又は植物や昆虫等の標本、
小物等測定に要する時間だけ静止できるものであれば何
でもよい。2は被測定物1を三次元的に計測する計測器
としてのテレビカメラで、このテレビカメラ2を2台所
定の角度に設置し、被測定物1を角度の異なる映像で映
し出し、その映像に基づいてコンピュ−タ3で計算して
立体的な計測デ−タが得られる。
【0007】次に前記工程で得られた計測デ−タに基づ
いて公知の三次元彫刻器4でワックス等の彫刻素材5を
切削し、オス型6を製造する。第3工程としてこのオス
型6に石膏、セメント等の型成形剤7を流し込み、メス
型8を製造する。次に第4工程として、ケ−ス9内にモ
−タ10で回転自在のバ−11を設け、そのバ−11の
一端に前記工程で得られたメス型8を収納したるつぼ1
2を、他端側に重り13を設置する。中央の皿14に金
15等の貴金属をおいてるつぼ12を不図示のバ−ナ又
は高周波で熱すると、金15が溶解する。このとき素早
くモ−タ10でバ−11を回転させると、溶解した貴金
属はバ−内部に形成された通路16を通って遠心力でメ
ス型に流れ込みメダル17となるものである。
【0008】第2図は本発明の第2実施例で、第1工程
で得られたデ−タに基づき、直接三次元彫刻機でメス型
8を製造する例である。このメス型8が得られれば、前
記の第4工程と同様の遠心鋳造法によってメダル17を
製造することができる。この実施例によればオス型を製
造しないので、工程が短縮される利点がある。第3図は
本発明の第3実施例で、第1実施例の第1工程から第3
工程まで同様にしてメス型8を得た後、遠心鋳造法では
なく蒸気圧入法を用いてメダル17を得る例である。こ
の蒸気圧入法は、セメントで作った枠18にワックス1
9を流し込んだ前記メス型8を収納し、上端に金等の貴
金属15を載せる。この後バ−ナで熱を加えて金15を
溶かしその後蓋20をかぶせる。これにより石綿21上
の水22は水蒸気となって圧入し、熱で溶けた前記ワッ
クス19の穴に金15が流れ込んでメダル17となるも
のである。その他前記第2実施例のように、第1工程で
得られたデ−タに基づき、直接三次元彫刻機でメス型を
製造する例において第4工程で遠心鋳造に代わり蒸気圧
入法を用いてもよい。
【0009】
【発明の効果】本発明は、人の顔等の被測定物に接触し
ないで三次元的に計測し、その計測デ−タに基づき彫刻
機でオス型を作り、更にそのオス型からメス型を製造し
た後、遠心鋳造又は蒸気圧入で被測定物が表示されたメ
ダルを得ることができる。しかもこのメダルは従来の大
量生産と異なり、そのとき、その場所における被測定物
をメダルとして彫刻されており、世界でたった一つの記
念メダルとしての価値を有し、従来にない極めて貴重な
記念品、思い出の品となる。また財産的価値が高い等の
効果がある。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【第1図】本発明の貴金属メダルの製造方法の一例を示
す工程図である。
【第2図】第2実施例を示す工程図である。
【第3図】第3実施例を示す工程図である。
【符号の説明】
1 被測定物 5 彫刻素材 6 オス型 8 メス型 15 貴金属 17 メダル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B22D 25/02 G 8926−4E 27/09 Z 7011−4E B44B 3/04 9134−3K

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定物を三次元的に計測する第1工程
    と、 この第1工程で得られた計測デ−タに基づき彫刻素材の
    一面に彫刻機で切削してオス型を製造する第2工程と、 該第2工程で製造されたオス型の周囲に型成形剤を充填
    してメス型を製造する第3工程と、 このメス型の内部に溶解した貴金属を注入し、遠心力に
    よって前記被測定物を表示させたメダルを鋳造する第4
    工程、とからなることを特徴とする貴金属メダルの製造
    方法。
  2. 【請求項2】被測定物を三次元的に計測する第1工程
    と、 この第1工程で得られた計測デ−タに基づき彫刻素材の
    一面に彫刻機で切削してメス型を製造する第2工程と、 該メス型の内部に溶解した貴金属を注入し、遠心力によ
    って前記被測定物を表示させたメダルを鋳造する第3工
    程と、とからなることを特徴とする貴金属メダルの製造
    方法。
  3. 【請求項3】被測定物を三次元的に計測する第1工程
    と、 この第1工程で得られた計測デ−タに基づき彫刻素材の
    一面に彫刻機で切削してオス型を製造する第2工程と、 該第2工程で製造されたオス型の周囲に型成形剤を充填
    してメス型を製造する第3工程と、 このメス型の内部に溶解した貴金属を注入し、蒸気を圧
    入することによって前記被測定物を表示させたメダルを
    鋳造する第4工程、とからなることを特徴とする貴金属
    メダルの製造方法。
  4. 【請求項4】被測定物を三次元的に計測する第1工程
    と、 この第1工程で得られた計測デ−タに基づき彫刻素材の
    一面に彫刻機で切削してメス型を製造する第2工程と、 該メス型の内部に溶解した貴金属を注入し、蒸気を圧入
    することによって前記被測定物を表示させたメダルを鋳
    造する第3工程と、とからなることを特徴とする貴金属
    メダルの製造方法。
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