JP2002172892A - 金属装飾品の製造方法 - Google Patents

金属装飾品の製造方法

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JP2002172892A
JP2002172892A JP2000373626A JP2000373626A JP2002172892A JP 2002172892 A JP2002172892 A JP 2002172892A JP 2000373626 A JP2000373626 A JP 2000373626A JP 2000373626 A JP2000373626 A JP 2000373626A JP 2002172892 A JP2002172892 A JP 2002172892A
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Chie Kobayashi
千恵 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人の顔や建造物や風景等を絵柄とするペンダ
ントやブローチやコイン等の装飾品を簡易に作製出来る
ようにする。 【解決手段】 金属粉末を含有する金属粘土にスタンプ
1で押印して凹凸の絵柄をつけた造形品3を作製し、こ
れを焼成窯や電子レンジ等で焼成して固化させるととも
に、研磨してペンダントやブローチやコイン等の装飾品
にする。この際、表面側に凹凸の絵柄が形成される2枚
の造形品を作製し、裏面側を重ね合わせて焼成すること
により、表裏面に凹凸の絵柄がついた装飾品にしても良
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属粉末をベース
とする金属粘土を使用した装飾品の造形技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば貴金属製の指輪やブローチ
やピアス等の装飾品を貴金属粘土から成形するような技
術が知られており、このような貴金属粘土として、例え
ば特開平4−26707号や特開平7−70602号等
が知られている。また貴金属粘土から貴金属製品を製造
する技術として、特開平10−212506号のような
技術が知られており、この技術では、母体となる貴金属
製品の正確な位置に宝石等の装飾物や石留め金具等を充
分な強度で取り付けることの出来る技術を開示してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な金属粘土を使用して装飾品を製造する際、所望の形状
に造形するのに時間と手間がかかるが、例えば有名人の
顔や自分の顔等を忠実に表現した金属製のペンダントや
ブローチやコイン等の装飾品が簡単に出来れば、従来に
ない斬新でユニークな装飾品であり、興味を引くものと
思われる。
【0004】そこで本発明は、例えば人の顔等を簡単に
且つ忠実に表現した金属製のペンダントやブローチやコ
イン等の装飾品を簡易に作製出来るようにすることを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、金属粉末を含有する金属粘土にスタンプで押
印することにより表面に凹凸の絵柄をつけて造形し、こ
の造形品を加熱手段で加熱して焼成するとともに、この
焼成品を研磨して仕上げるようにした。
【0006】このように、スタンプで押印することによ
り凹凸の絵柄をつけるようにすれば、簡単な操作で正確
な絵柄をつけることが出来るが、例えば所定量の金属粘
土を型内に投入し、型で周囲を拘束しながらスタンプの
印面を押し付けることにより、周囲の形状と表面の絵柄
を同時に造形するようにすれば好ましい。因みに、スタ
ンプに表現される絵柄等は任意であるが、人の顔や自然
物や景色や建造物等が好適であり、例えば金属製のペン
ダントやブローチやコインや指輪やネクタイピン等の装
飾品に適用可能である。そしてこのような造形品を焼成
することにより、金属粉末を融着させてバインダーを焼
失させ、その後、焼成品を研磨することにより光沢度を
上げる。
【0007】ここで、金属粘土の金属粉末としては、
金、銀、白金等の貴金属のみならず、銅、ニッケル、ア
ルミ等任意の金属粉末が適用可能であり、また、加熱手
段としては、例えば窯や電子レンジ等が適用可能であ
る。また研磨手段としては、例えばグラインダーや金属
ブラシやバフ研磨や紙やすり等が好適である。
【0008】また請求項2では、金属粉末を含有する金
属粘土にスタンプで押印することにより表面に凹凸の絵
柄をつけて造形する工程を二回繰り返して二枚の造形品
を造形し、各造形品の裏側同士を重ね合わせた状態にし
て加熱手段で焼成することにより二枚を結合一体化する
とともに、この焼成品を研磨して仕上げるようにした。
【0009】このように二枚の造形品を重ねて焼成すれ
ば、金属粉末同士が融着して結合一体化されるが、この
ように一体化することにより、表裏面に絵柄が表現さ
れ、一層面白みが増す。ここで、表裏面の絵柄は同じ絵
柄であっても良く、また異なっても良い。
【0010】また請求項3では、前記スタンプで押印さ
れる絵柄を人の顔であるようにした。
【0011】このように人の顔を表現した装飾品が簡易
に作製できれば一層興味を引くことが出来ると思われる
が、この際、人の顔をビデオ静止画像やスキャナー画像
等に基づいて機械的にスタンプに彫り込む技術は既に知
られており、そのような技術を採用すれば好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
金属装飾品の製造方法の説明図、図2はスタンプで押印
するプレス機の一例の説明図、図3はダブル型の説明
図、図4は二枚の造形品を接合して表裏面に絵柄をつけ
る方法の一例の説明図である。
【0013】本発明に係る金属装飾品の製造方法は、金
属粘土を使用して、例えば有名人の顔や自分の顔や有名
な景色や建造物等の絵柄を簡単に且つ忠実に金属製の装
飾品に表現できるようにされ、例えばペンダントやブロ
ーチやコインや指輪やネクタイピン等の装飾品に好適で
ある。
【0014】すなわち、人の顔を図柄にする場合を例に
とって説明すると、図1(a)に示すように、ビデオ静
止画像やスキャナー画像等に基づいて顔印を彫刻する。
この際、印材としては、例えば木、ゴム、石、角、牙、
プラスチック、金属等任意であるが、比較的彫りやすい
柘植等の木製材が好適である。また彫刻方法について
も、例えば手彫りや機械彫りやレーザー彫り等任意であ
るが、機械彫りやレーザー彫り等によって自動化すれば
好ましい。
【0015】そして図1(b)に示すようなスタンプ1
が作製されると、図1(c)に示すような型2の凹部内
に金属粘土を入れて、スタンプ1の印面を押し付けて顔
の絵柄を金属粘土に転写して造形品3を作製する。この
際、スタンプ1の外形形状と型2の凹部形状を合わせて
おくことにより、スタンプ1を押すだけで金属粘土の外
形形状も一定に成形されるようにしておけば好ましい。
【0016】ここで、金属粘土としては、例えば50μ
m程度以下の粒径の金属粉末にセルローズ系水溶性バイ
ンダーと界面活性剤を添加し、粘土状にしたものであ
り、金属粉末としては、例えば金や銀や白金や銅やニッ
ケルやアルミ等の任意の材料が適用可能である。
【0017】次いで、図1(d)に示すように、造形品
3の焼成を行う。この焼成は、例えば電子レンジや焼成
窯等を用いて600〜800℃程度で数分加熱し、造形
品3を固化させる。この際、焼成前に必要に応じて留め
金具4等を粘土の中に差込んで焼成すれば、強固に接合
一体化される。
【0018】造形品の焼成が終えると、図1(e)に示
すように、焼成品3sをグラインダーや金属ブラシやバ
フ研磨や紙やすり等の任意の手段で研磨する。そして必
要に応じて、図1(f)に示すように、留め金具4に鎖
5等を付けてペンダント等の装飾品として仕上げる。
【0019】以上のような作製方法により、従来にない
斬新なデザインの装飾品が簡易に作製出来、しかも有名
人の顔や自分の顔等を忠実に再現できれば、ユニークな
装飾品として人気を呼ぶものと思われる。
【0020】次に、図2、図3に基づき表面側だけでな
く、裏面側にも凹凸の絵柄をつける場合の作製例につい
て説明する。
【0021】前記要領でスタンプ1を作製した後、この
スタンプ1を、例えば図2に示すようなプレス機6にセ
ットし、またこのスタンプ1の下方のプレス機6には、
図3に示すようなダブル型7をクランプする。このダブ
ル型7は、例えばフランジ付き筒部材8が隔壁板9を介
して上下対称形に設けられており、隔壁板9とフランジ
付き筒部材8はヒンジ10を介して相対回転可能に取り
付けられている。
【0022】そして図4(a)に示すように、一方側の
フランジ付き筒部材8の中に金属粘土を入れて、プレス
機6によりスタンプ1を押圧することで1枚目の造形品
を作製し、その後、ダブル型7を裏返して、他方側のフ
ランジ付き筒部材8の中に金属粘土を入れて、プレス機
6によりスタンプ1を押圧することで2枚目の造形品を
作製するとともに、その後、図4(b)に示すように、
隔壁板9を回転させて2枚の造形品の裏側同士を重ね合
わせ(図4(c))、必要に応じて留め金具4等を挟ん
だ後、焼成する。
【0023】すると、2枚の焼成品3sは焼成過程にお
いて強固に接合一体化され、留め金具4も一体化され
る。その後の研磨等の仕上げ要領は前記例と同様であ
る。
【0024】以上のような作製方法により、表裏面に絵
柄を形成した装飾品が出来上がり、これも従来にないユ
ニークな装飾品にすることが出来る。因みに、表裏面の
絵柄を変えるようにしても良いことはいうまでもない。
【0025】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えば図柄
は顔に限られるものではなく、また、2枚の造形品を作
製するためのダブル型7等は一例である。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明に係る金属装飾品の
製造方法は、金属粉末を含有する金属粘土にスタンプで
押印することにより表面に凹凸の絵柄をつけて造形し、
この造形品を加熱手段で加熱して焼成するとともに、こ
の焼成品を研磨して仕上げるようにしたため、簡単でし
かも正確な絵柄をつけることが出来、従来にない斬新で
ユニークな装飾品を作製出来る。また請求項2のように
表裏面に絵柄をつけるようにすれば、一層面白みが増
す。そして請求項3ように、絵柄を人の顔にすれば好適
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金属装飾品の製造方法の説明図
【図2】スタンプで押印するプレス機の一例の説明図
【図3】ダブル型の説明図で(a)は斜視図、(b)は
断面図
【図4】二枚の造形品を接合して表裏面に絵柄をつける
方法の一例の説明図
【符号の説明】
1…スタンプ、2…型、6…プレス機。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属粉末を含有する金属粘土にスタンプ
    で押印することにより表面に凹凸の絵柄をつけて造形す
    る工程と、この造形品を加熱手段で加熱して焼成する工
    程と、この焼成品を研磨して仕上げる工程を備えたこと
    を特徴とする金属装飾品の製造方法。
  2. 【請求項2】 金属粉末を含有する金属粘土にスタンプ
    で押印することにより表面に凹凸の絵柄をつけて造形す
    る工程を二回繰り返して二枚の造形品を造形する工程
    と、各造形品の裏側同士を重ね合わせた状態にして加熱
    手段で焼成することにより二枚を結合一体化する工程
    と、この焼成品を研磨して仕上げる工程を備えたことを
    特徴とする金属装飾品の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の金属装飾
    品の製造方法において、前記スタンプで押印される絵柄
    は人の顔であることを特徴とする金属装飾品の製造方
    法。
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