JPH05126307A - 給水加熱器の加熱管の支持装置 - Google Patents

給水加熱器の加熱管の支持装置

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JPH05126307A
JPH05126307A JP31403591A JP31403591A JPH05126307A JP H05126307 A JPH05126307 A JP H05126307A JP 31403591 A JP31403591 A JP 31403591A JP 31403591 A JP31403591 A JP 31403591A JP H05126307 A JPH05126307 A JP H05126307A
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JP31403591A
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Koji Inuma
孝司 井沼
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】剛性が強く、かつ製作が容易な給水加熱器の加
熱管の支持装置を得る。 【構成】環状の帯板12と、帯板12の両側の縁部に沿
って配置された環状の角棒16とからなる外枠17と、
外枠17に両端を固定され、帯板12と略同じ幅を有
し、複数の等間隔の切込み18aを備え、互いに交差す
る第1の格子板18と、第1の格子板18の略半分の幅
を有し、切込み18aに挿入され互いに筋違いに走る複
数の第2の格子板19とから支え板11を構成し、第1
の格子板18の幅を広くしたので剛性が強く、かつ溶接
を少なくして製作を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、火力発電所のボイラ
への給水を加熱する給水加熱器の加熱管を支持するため
の加熱管の支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給水加熱器は、ボイラへの給水を加熱す
るものであり、一般にタービンの膨張過程の途中から抽
気した蒸気を熱源として用いる。給水加熱器のうち、多
管式の熱交換器のように伝熱面を介して管外に蒸気,管
内に給水を流して加熱するものを表面形給水加熱器とい
う。図2は従来の給水加熱器の縦断面図である。図2に
おいて、直管部3aと直管部3aに連なりU字状に曲げ
られた曲管部3bとからなる複数の加熱管3は、支え板
11を貫通して胴体2の中に収容されている。胴体2に
は管側ヘッド9が結合されており、管側ヘッド9内は上
部水室9bと下部水室9aとに区分されている。4は管
板、10は胴側ヘッドである。細い矢印は蒸気の流れ方
向を示し、太い矢印は給水の流れ方向を示す。タービン
から抽気された蒸気は、胴体上部の胴側入口ノズル5か
ら胴体2内に供給され、加熱管3と接触して復水され、
胴体出口ノズル6から排出される。一方給水は管側ヘッ
ド9の下方の管側入口ノズルから下部水室9aに入り、
加熱管3を通って蒸気の熱と熱交換して加熱され上部水
室9bに達し、上部水室9bから管側出口ノズル8を経
て、ポンプによりボイラへ給水される。加熱管3には、
タービンからの抽気蒸気が直接接触するため、加熱管3
が振動する恐れがある。加熱管3の振動防止のため、加
熱管3の直管部3aに支え板11を垂直に等間隔に設置
し、加熱管3を支え板11に貫通させて、加熱管3の振
動を防止している。
【0003】図3は従来の支え板の構成を示す断面図
で、(A)はX方向の格子板を備えた支え板の断面図、
(B)はY方向の格子板を備えた支え板の断面図、
(C)はZ方向の格子板を備えた支え板の断面図であ
る。先ず帯板12を環状に折り曲げて外枠を形成し、こ
の帯板12に格子板13を図示のごとく斜めにX方向に
複数本平行に渡して両端を溶接して図3(A)のごとく
支え板11を作る。同様に帯板12を環状に折り曲げて
外枠を形成し、この帯板12に格子板14を図示のごと
く水平方向に複数本平行に渡して両端を溶接して図3
(B)のごとく支え板11を作る。さらに帯板12を環
状に折り曲げて外枠を形成し、この帯板12に斜めに格
子板15をZ方向に複数本平行に渡して両端を溶接し、
図3(C)のごとく支え板11を作る。3種類の支え板
11を胴体2内に加熱管3の軸方向に順番に繰り返し設
置し、加熱管3を胴体2の軸方向からみて格子を形成し
て、支え板11により加熱管3を支持するものである。
【0004】図4は他の従来例による支え板の構成を示
す断面図である。図4の例は、帯板12を環状に折り曲
げて外枠を形成し、この帯板12に先ず斜めにX方向に
複数の格子板13を平行に渡して両端を帯板12に溶接
する。次いでこの格子板13に交差するように斜めにZ
方向に複数の格子板15を平行に渡す。このときZ方向
の格子板15がX方向の格子板13と交差する箇所は、
格子板15を切断して交差箇所をそれぞれ溶接し、格子
を形成する。このように構成した支え板11を胴体2の
中に垂直に複数配置し、支え板11の格子の間に加熱管
3を通して加熱管3を支持する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の支え板には以下のような欠点があった。図3の構
造では、加熱管3の本数が増えると、多数の加熱管の重
量がそれぞれの格子板に加わるため、格子板の剛性がな
くなり、格子板が曲がるという問題がある。また、図4
の構造では、格子板相互の交差点を溶接する箇所が増加
し、溶接による歪みが発生する恐れがあり、さらに格子
板を直線的に溶接する上に製作上の困難がある。
【0006】この発明は、剛性が強く、かつ製作が容易
な給水加熱器の加熱管の支持装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】ボイラへの給水を加熱す
る給水加熱器の胴体内に垂直に配置され、複数の加熱管
を支持する支え板を備えた給水加熱器の加熱管の支持装
置において、環状の帯板とこの環状の帯板の両側の縁部
に沿って配置された環状の角棒しからなる外枠と、この
外枠に両端を固定され前記帯板とほぼ同じ幅を有し、複
数の等間隔の切込みを備え、互いに交差する第1の格子
板と、前記外枠に両端を固定され、前記第1の格子板の
ほぼ半分の幅を有し、前記切込みに挿入され、互いに筋
違いに走る複数の第2の格子板とから前記支え板を構成
したことによって、上記目的を達成する。
【0008】
【作用】この発明においては、帯板とほぼ同じ幅を有し
複数の等間隔の切込みを備えた第1の格子板と、この第
1の格子板のほぼ半分の幅を有し、切込みに挿入されて
互いに筋違いに走る複数の第2の格子板とを組み合わせ
るとともに、第1の格子板と第2の格子板の両端を外枠
に固定して支え板を構成したので、格子板を組み合わせ
るための中間の溶接箇所が少ない。しかも、第1の格子
板の幅を広くし、第2の格子板の中間を第1の格子板で
支持するとともに、それぞれの格子板の両端を外枠に溶
接したので、この発明による支え板は剛性が強くなる。
【0009】
【実施例】図1はこの発明の実施例による支え板の斜視
図である。図1において図3および図4と同じ部位は同
じ符号を付してある。この発明においては、支え板11
を下記のごとく構成する。先ず帯板12とほぼ同じ幅を
有し、互いに交差し、複数の等間隔の切込み18aを備
えた第1の格子板18と、第1の格子板18のほぼ半分
の幅を有する第2の格子板19とを用意する。ついで、
第1の格子板18の切込み18aに第2の格子板19を
挿入し、第2の格子板19の半数は上面を走り、残り半
数は下面を走るように配置するので、第2の格子板19
は互いにぶつかることなく交差し、格子を形成する。こ
れらの第1の格子板18と第2の格子板19の外側に、
環状の帯板12とこの帯板12の両側の縁部に沿って配
置された環状の角棒16とからなる外枠17を取り付
け、第1の格子板18及び第2の格子板19のそれぞれ
両端を外枠17に溶接する。このように構成した支え板
11を胴体2の中に垂直に複数配置し、支え板11の格
子の間に加熱管3を通して加熱管3を支持する。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、帯板とほぼ同じ幅を
有し、複数の等間隔の切込みを備えた第1の格子板と、
この第1の格子板のほぼ半分の幅を有し、切込みに挿入
されて互いに筋違いに走る複数の第2の格子板とを組み
合わせて、支え板を構成し、第1の格子板の幅を広く
し、第2の格子板の中間を第1の格子板で支持するとと
もに、帯板を角棒で補強し、それぞれの格子板の両端を
外枠に溶接したので、支え板の剛性が増加する。しか
も、第1の格子板と第2の格子板とを切込みで噛み合わ
せるので、溶接部が少なく、支え板の製作が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例による支え板の斜視図であ
る。
【図2】従来の給水加熱器の縦断面図である。
【図3】従来の支え板の構成を示す断面図で、(A)は
X方向の格子板を備えた支え板の断面図、(B)はY方
向の格子板を備えた支え板の断面図、(C)はZ方向の
格子板を備えた支え板の断面図である。
【図4】他の従来例による支え板の構成を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 給水加熱器 2 胴体 3 加熱管 11 支持装置としての支え板 12 帯板 16 角棒 17 外枠 18 第1の格子板 18a 切込み 19 第2の格子板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボイラへの給水を加熱する給水加熱器の胴
    体内に垂直に配置され、複数の加熱管を支持する支え板
    を備えた給水加熱器の加熱管の支持装置において、環状
    の帯板とこの環状の帯板の両側の縁部に沿って配置され
    た環状の角棒しからなる外枠と、この外枠に両端を固定
    され前記帯板とほぼ同じ幅を有し、複数の等間隔の切込
    みを備え、互いに交差する第1の格子板と、前記外枠に
    両端を固定され、前記第1の格子板のほぼ半分の幅を有
    し、前記切込みに挿入され、互いに筋違いに走る複数の
    第2の格子板とから前記支え板を構成したこと特徴とす
    る給水加熱器の加熱管の支持装置。
JP31403591A 1991-10-31 1991-10-31 給水加熱器の加熱管の支持装置 Expired - Lifetime JP2870267B2 (ja)

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