JPH0512624A - ボンデイングパツドの形成方法 - Google Patents

ボンデイングパツドの形成方法

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JPH0512624A
JPH0512624A JP875191A JP875191A JPH0512624A JP H0512624 A JPH0512624 A JP H0512624A JP 875191 A JP875191 A JP 875191A JP 875191 A JP875191 A JP 875191A JP H0512624 A JPH0512624 A JP H0512624A
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JP
Japan
Prior art keywords
lower terminal
terminal
resist layer
bonding pad
forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP875191A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Ikegami
正克 池上
Hideyuki Hashimoto
秀幸 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
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Publication of JPH0512624A publication Critical patent/JPH0512624A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 形成する端子の高さよりも厚くレジスト層を
形成し、導体を析出して端子を形成し、レジスト層を取
り除いた後に保護膜を成膜し、上面を研摩して端子を所
定量露出させてボンディングパッドを形成する。 【効果】 端子が柱状に形成されるとともに、その大き
さが規定できるので、保護膜の成膜状態が良く、端子が
不必要に大きくなることもなく、露出面積を一定に保ち
易い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄膜磁気ヘッドなどに用
いられているボンディングパッドの形成方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】薄膜磁気ヘッドは半導体製造プロセスに
使用される薄膜技術を利用して製造される磁気ヘッドで
あって、半導体プロセスレベルのパターン精度で製造さ
れるので、記録密度を格段に高くできる特徴をもってい
る。
【0003】このような薄膜磁気ヘッドの一例を図5に
示す。薄膜磁気ヘッド10はその本体を形成するスライ
ダ12と、このスライダ12の下方側に長手方向に形成
された突起状の2つの浮上レール14,16とを有して
いる。浮上レール14,16は、例えば磁気ディスクの
ような回転する磁気記録媒体(図示せず)に対向し、記録
再生時には浮上関係になるようになっている。またスラ
イダ12の一側面には電磁変換素子18,20が形成さ
れている。そして電磁変換素子18,20から導出され
た各引出端子22,24,26,28は同一平面上に形成
された複数のワイヤ接続部すなわちボンディングパッド
32,34,36,38に接続されている。尚、電磁変換
素子18,20とボンディングパッド32,34,36,3
8はスライダ12の同一側面に形成され、この側面の中
央を境として左右対象に配置された構成となっている。
【0004】このように構成された薄膜磁気ヘッドにあ
っては、例えば各引出端子22,24,26,28を導通
させて電磁変換素子18,20の先端から発生する磁界
によって磁気記録媒体に情報の記録を行い、また磁気記
録媒体から発生する磁界を電磁変換素子18,20で拾
いあげ、情報の再生が行なわれる。またこの時の情報は
電磁変換素子18,20から各引出端子22,24,26,
28を経てボンディングパッド32,34,36,38に
通じ、さらにボンディングパッド32,34,36,38
から外部回路にリード線等で送られる。
【0005】さらにこの種の薄膜磁気ヘッドに用いられ
ているボンディングパッドの断面図を図6に示す。図6
に示すボンディングパッドは下部端子40とその上に形
成された上部端子42から概略構成され、下部端子40
は、基板30上に積層された第1保護膜44上で、電磁
変換素子18から導出されている引出端子22上に形成
され、かつ第2保護膜46に囲まれている。また引出端
子22と下部端子40の間には下地膜50が、下部端子
40と上部端子42の間にも下地膜52が形成されてい
る。そして上部端子42にリード線48が接続され、こ
れが外部回路につながっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記ボンディングパッ
ドの形成方法を図7ないし図10を用いて説明する。下
地膜50上に、下部端子部56を最終的に形成される下
部端子40よりも一回り小さくなるようにレジスト層5
4(膜厚約5μm)をパターニングする。その後、下部端
子部56に、下部端子部56からあふれるように銅メッ
キを行い、これが下部端子40となる。(図7)
【0007】そしてレジスト層54を除去し(図8)、新
たに第2保護膜46をスパッタ等で成膜し(図9)、その
上面を研摩して図10に示すように下部端子40が所定
量露出するようにする。この後、下地膜52と上部端子
42を形成してボンディングパッドが構成される。
【0008】しかしながら上記方法では、下部端子40
の周縁部の下側の部位58等のステップカバレッジが悪
く、第2保護膜46が良好に形成されず、空洞等ができ
てしまい、ヘッドの信頼性が劣るものであった。
【0009】また下部端子40の幅が大きく、ボンディ
ングパッドの形成されるスライダ12の小型化を妨げる
ものであった。
【0010】さらに第2保護膜46を研摩して下部端子
40を露出させる際、下部端子40の横断面積が一定で
はなく、下部端子40の露出面積を一定にすることが困
難で、ワイヤーボンディングが不安定になるおそれがあ
った。
【0011】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、下部端子よりもレジスト層を厚く形成するこ
とで、下部端子を柱状に形成し、周囲に形成される保護
膜のステップカバレッジを良好にするともに、下部端子
の大きさを規定し得るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のボンディングパ
ッドの形成方法は、保護膜に囲まれてリード線を接続す
る端子を下地上に有したボンディングパッドの形成方法
において、下地上にレジスト層を前記端子の形成部分を
除き、かつ形成される端子の膜厚よりも厚く形成し、上
記下地上のレジスト層を形成していない部分に導電体か
らなる端子を形成し、前記レジスト層を取り除いた後に
保護膜を成膜し、次いでこの保護膜の上面を研摩して前
記端子を所定量露出することを特徴とするものである。
【0013】
【作用】本発明のレジスト層の膜厚を厚くした形成方法
によれば、導電体をメッキして端子を形成する際に、導
電体をレジスト層で囲まれるパターン部分からあふれさ
せるものではなく、端子の膜厚よりも厚いレジスト層を
形成し、そのレジスト層に囲まれるパターン部分にのみ
に端子を形成するものなので、端子を柱状に形成するこ
とができる。
【0014】このことにより、レジスト層を取り除いて
も端子の下部に空洞が形成されることはなく、その後に
成膜する保護膜のステップカバレッジを良好にすること
ができる。さらに端子の幅はレジスト層で規定されるの
で、端子の大きさを制限しやすい。さらにまた、端子は
柱状であるために、端子の横断面積は一定で端子の上面
への露出面積を一定に保つことができる。
【0015】
【実施例】本実施例のボンディングパッドの形成方法を
図1ないし図4を用いて説明する。下地51上の下部端
子41の形成される位置を除いてレジスト層55をパタ
ーニングする。この時、レジスト層55は下部端子41
の最終的な高さ(本実施例では約60μm)よりも厚くす
ることが必要である。即ちレジスト層55の膜厚は70
〜80μmが好ましい。またレジストには感光性ドライ
フィルムレジスト(オーディル:SE238(東京応化工
業(株)))等が適用できる。またレジスト層の厚みが1層
では上記条件に対して不足の場合には、複数回の重ね塗
りをしてもかまわない。
【0016】その後、硫酸銅浴中で電解メッキにて銅を
析出させて図1に示すように下部端子41をレジスト層
55の間に形成する。
【0017】そしてレジスト層55を溶剤で溶かして除
去し、図2のように柱状の下部端子41を形成する。さ
らにアルミナなどをスパッタして第2保護膜46を成膜
する。(図3)その後、上面を研摩して図4のように下部
端子41を所定量露出させるとともに上面を平坦化す
る。
【0018】本実施例の形成方法によれば、下部端子4
1の下部周縁に従来の部位58のような凹部などがない
ので、第2保護膜46をスパッタした場合に下部端子4
1の周縁下方に空洞が生じることがなく、第2保護膜4
6のステップカバレッジを良好にすることができ、ヘッ
ドの信頼性が高いものである。
【0019】また下部端子41の幅が一定になっている
ために、必要以上に下部端子41の幅が広がることはな
く、ボンディングパッドが複数形成された場合の各ボン
ディングパッド間の距離を狭めることが可能となり、ボ
ンディングパッドの形成されるスライダひいては薄膜磁
気ヘッドの小型化を実現できる。
【0020】さらに下地膜50に平行な下部端子41の
横断面は下部端子41の高さに拘わらず一定であるため
に、下部端子41の表面への露出面積を一定にすること
が容易であり、ワイヤとの接触面積を十分に確保するこ
とができるので、ワイヤボンディングをより安定化でき
る。
【0021】尚、本実施例では薄膜磁気ヘッドに形成さ
れるボンディングパッドに適用したが、LSI等の他の
電子機器等にも適用できることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】本発明のボンディングパッドの形成方法
は、レジスト層を端子の形成部分を除いて、かつ形成さ
れる端子の膜厚よりも厚く形成し、端子の形成部分に導
電体を析出して端子を形成し、レジスト層を取り除いた
後に保護膜を成膜し、上面を研摩して前記端子を所定量
露出するものなので、端子は柱状に形成され、レジスト
層を取り除いた際に、端子の下部に空洞が形成されるこ
とはなく、その後に成膜する保護膜のステップカバレッ
ジを良好にすることができ、成膜状態が優れるものであ
る。
【0023】さらに端子の幅はレジスト層で規定されて
いるので、端子の大きさを制限しやすく、ボンディング
パッドが複数形成される場合にも各ボンディングパッド
間の距離を狭めることができ、ボンディングパッドの形
成される装置を小型化することができるものである。
【0024】さらにまた、端子は柱状であるために、上
面を研摩して端子を露出する際の上面への露出面積を一
定に保つことができ、ワイヤーボンディングを安定化す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のボンディングパッドの形成方法を説
明するための断面図である。
【図2】本実施例のボンディングパッドの形成方法を説
明するための断面図である。
【図3】本実施例のボンディングパッドの形成方法を説
明するための断面図である。
【図4】本実施例のボンディングパッドの形成方法を説
明するための断面図である。
【図5】薄膜磁気ヘッドの斜視図である。
【図6】従来例のボンディングパッドの断面図である。
【図7】従来例のボンディングパッドの形成方法を説明
するための断面図である。
【図8】従来例のボンディングパッドの形成方法を説明
するための断面図である。
【図9】従来例のボンディングパッドの形成方法を説明
するための断面図である。
【図10】従来例のボンディングパッドの形成方法を説
明するための断面図である。
【符号の説明】
32 ボンディングパッド 34 ボンディングパッド 36 ボンディングパッド 38 ボンディングパッド 40 下部端子 41 下部端子 46 第2保護膜 48 リード線 51 下地 54 レジスト層 55 レジスト層

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 保護膜に囲まれてリード線を接続する端
    子を下地上に有したボンディングパッドの形成方法にお
    いて、下地上にレジスト層を前記端子の形成部分を除
    き、かつ形成される端子の膜厚よりも厚く形成し、上記
    下地上のレジスト層を形成していない部分に導電体から
    なる端子を形成し、前記レジスト層を取り除いた後に保
    護膜を成膜し、次いでこの保護膜の上面を研摩して前記
    端子を所定量露出することを特徴とするボンディングパ
    ッドの形成方法。
JP875191A 1991-01-28 1991-01-28 ボンデイングパツドの形成方法 Pending JPH0512624A (ja)

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JP875191A JPH0512624A (ja) 1991-01-28 1991-01-28 ボンデイングパツドの形成方法

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JP875191A JPH0512624A (ja) 1991-01-28 1991-01-28 ボンデイングパツドの形成方法

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JPH0512624A true JPH0512624A (ja) 1993-01-22

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JP875191A Pending JPH0512624A (ja) 1991-01-28 1991-01-28 ボンデイングパツドの形成方法

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63127411A (ja) * 1986-11-14 1988-05-31 Alps Electric Co Ltd 薄膜磁気ヘツドのリ−ド端子形成方法
JPH03154214A (ja) * 1989-11-10 1991-07-02 Fujitsu Ltd 導体パターン形成方法と磁気ヘッドの製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63127411A (ja) * 1986-11-14 1988-05-31 Alps Electric Co Ltd 薄膜磁気ヘツドのリ−ド端子形成方法
JPH03154214A (ja) * 1989-11-10 1991-07-02 Fujitsu Ltd 導体パターン形成方法と磁気ヘッドの製造方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980106