JPH05125950A - ターボチヤージヤのコンプレツサハウジング - Google Patents
ターボチヤージヤのコンプレツサハウジングInfo
- Publication number
- JPH05125950A JPH05125950A JP30981591A JP30981591A JPH05125950A JP H05125950 A JPH05125950 A JP H05125950A JP 30981591 A JP30981591 A JP 30981591A JP 30981591 A JP30981591 A JP 30981591A JP H05125950 A JPH05125950 A JP H05125950A
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- JP
- Japan
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- compressor
- compressor housing
- housing
- turbocharger
- compressor impeller
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンプレッサハウジングを取り外すことなく
コンプレッサインペラの交換ができ、コンプレッサイン
ペラの形状変更による流量調整などにも簡単に対応する
ことができるようにする。 【構成】 コンプレッサハウジング31の内径部31a
をコンプレッサインペラ7の外径Dc より大きくし、こ
の内径部31aにコンプレッサインペラ7との隙間や空
気通路を形成する静止部材32を着脱する。この静止部
材32の着脱によってコンプレッサハウジング31を取
り外すこと無くコンプレッサインペラ7の交換ができ
る。また、コンプレッサインペラ7の形状を変えて流量
調整などを行う場合にも、同一形状のコンプレッサハウ
ジング31を用い、静止部材32のみの形状変更で簡単
に対応できる。
コンプレッサインペラの交換ができ、コンプレッサイン
ペラの形状変更による流量調整などにも簡単に対応する
ことができるようにする。 【構成】 コンプレッサハウジング31の内径部31a
をコンプレッサインペラ7の外径Dc より大きくし、こ
の内径部31aにコンプレッサインペラ7との隙間や空
気通路を形成する静止部材32を着脱する。この静止部
材32の着脱によってコンプレッサハウジング31を取
り外すこと無くコンプレッサインペラ7の交換ができ
る。また、コンプレッサインペラ7の形状を変えて流量
調整などを行う場合にも、同一形状のコンプレッサハウ
ジング31を用い、静止部材32のみの形状変更で簡単
に対応できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ターボチャージャの
コンプレッサハウジングの改良に関し、コンプレッサハ
ウジングを取外すこと無く、コンプレッサインペラの交
換を容易としたり、異なる形状のコンプレッサインペラ
による流量調整が簡単にできるようにしたものである。
コンプレッサハウジングの改良に関し、コンプレッサハ
ウジングを取外すこと無く、コンプレッサインペラの交
換を容易としたり、異なる形状のコンプレッサインペラ
による流量調整が簡単にできるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】ターボチャージャ(排気タービン過給
機)は、エンジンの排気ガスのエネルギを利用してター
ビンを回転し、タービン軸に取付けられたコンプレッサ
を駆動して吸気を過給することで、エンジンの出力性能
の向上をはかるのに利用されている。
機)は、エンジンの排気ガスのエネルギを利用してター
ビンを回転し、タービン軸に取付けられたコンプレッサ
を駆動して吸気を過給することで、エンジンの出力性能
の向上をはかるのに利用されている。
【0003】このターボチャージャには、種々の形式の
ものがあるが、一般的な自動車用のターボチャージャ
は、タービン軸の中央部を軸受で支持し、タービン軸の
両端部にタービンとコンプレッサを配置するようにして
おり、たとえば図3に示すように構成されている。
ものがあるが、一般的な自動車用のターボチャージャ
は、タービン軸の中央部を軸受で支持し、タービン軸の
両端部にタービンとコンプレッサを配置するようにして
おり、たとえば図3に示すように構成されている。
【0004】このターボチャージャ1は3つのハウジン
グ2,3,4を備えており、タービンハウジング2内の
タービン軸5の一端部にタービンインペラ6を配置する
とともに、タービン軸5のコンプレッサハウジング4内
の他端部にコンプレッサインペラ7を配置し、中間部の
軸受ハウジング3の軸受部8でタービン軸5の中央部が
回転可能に支持されている。
グ2,3,4を備えており、タービンハウジング2内の
タービン軸5の一端部にタービンインペラ6を配置する
とともに、タービン軸5のコンプレッサハウジング4内
の他端部にコンプレッサインペラ7を配置し、中間部の
軸受ハウジング3の軸受部8でタービン軸5の中央部が
回転可能に支持されている。
【0005】この軸受ハウジング3の軸受部8は、たと
えば2つのジャーナル用のフローティングメタル9,1
0をタービン側とコンプレッサ側に配置し、さらにコン
プレッサ側にスラストメタル11を設けて構成される。
そして、軸受部8の潤滑のため、軸受ハウジング3上部
に給油口12が形成され、油路13によってそれぞれの
メタル9〜11に潤滑油を供給し、軸受ハウジング3の
下部の排油孔14及び排油口15からターボチャージャ
1外に回収するようになっている。また、このターボチ
ャージャ1には、軸受部8を潤滑するための潤滑油をシ
ールする必要からオイルシール構造16が設けられ、タ
ービン軸5に油きり17を嵌合し、その外周に設けた溝
にピストンリング18,19を装着する一方、軸受ハウ
ジング3にシールプレート20を固設し、シールプレー
ト20の内周面にピストンリング18,19を摺接させ
るようになっている。
えば2つのジャーナル用のフローティングメタル9,1
0をタービン側とコンプレッサ側に配置し、さらにコン
プレッサ側にスラストメタル11を設けて構成される。
そして、軸受部8の潤滑のため、軸受ハウジング3上部
に給油口12が形成され、油路13によってそれぞれの
メタル9〜11に潤滑油を供給し、軸受ハウジング3の
下部の排油孔14及び排油口15からターボチャージャ
1外に回収するようになっている。また、このターボチ
ャージャ1には、軸受部8を潤滑するための潤滑油をシ
ールする必要からオイルシール構造16が設けられ、タ
ービン軸5に油きり17を嵌合し、その外周に設けた溝
にピストンリング18,19を装着する一方、軸受ハウ
ジング3にシールプレート20を固設し、シールプレー
ト20の内周面にピストンリング18,19を摺接させ
るようになっている。
【0006】このようなターボチャージャ1では、コン
プレッサハウジング4の中心部外側に形成した空気入口
4aから吸入された空気が回転するコンプレッサインペ
ラ7によって加圧され、コンプレッサハウジング4の空
気出口4bからエンジンに供給されるが、コンプレッサ
インペラ7で効率良く吸入された空気を加圧するように
するためには、コンプレッサインペラ7の外周とコンプ
レッサハウジング4の内周の隙間δを小さくする必要が
ある。
プレッサハウジング4の中心部外側に形成した空気入口
4aから吸入された空気が回転するコンプレッサインペ
ラ7によって加圧され、コンプレッサハウジング4の空
気出口4bからエンジンに供給されるが、コンプレッサ
インペラ7で効率良く吸入された空気を加圧するように
するためには、コンプレッサインペラ7の外周とコンプ
レッサハウジング4の内周の隙間δを小さくする必要が
ある。
【0007】このため、コンプレッサハウジング4の内
径部をコンプレッサインペラ7の形状に対応する形状に
し、組立てに当たっては、タービン軸5にコンプレッサ
インペラ7を取付けた後、外側を覆うようにコンプレッ
サハウジング4を軸受ハウジング3に締め付けるように
している。
径部をコンプレッサインペラ7の形状に対応する形状に
し、組立てに当たっては、タービン軸5にコンプレッサ
インペラ7を取付けた後、外側を覆うようにコンプレッ
サハウジング4を軸受ハウジング3に締め付けるように
している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなコンプレッ
サハウジング4の構造では、タービン軸5の端部に取付
けてあるコンプレッサインペラ7を交換しようとして
も、コンプレッサハウジング4を軸受ハウジング3から
取外さないとコンプレッサインペラ7を取外すことがで
きないという問題がある。
サハウジング4の構造では、タービン軸5の端部に取付
けてあるコンプレッサインペラ7を交換しようとして
も、コンプレッサハウジング4を軸受ハウジング3から
取外さないとコンプレッサインペラ7を取外すことがで
きないという問題がある。
【0009】また、ターボチャージャ1の流量調整を行
う場合やマッチング試験などを行なう場合など、コンプ
レッサインペラ7の形状の異なるものを多数用意しよう
とすると、コンプレッサインペラ7の形状に応じてコン
プレッサハウジング4も多数用意しなければならず、用
意できる数におのずと限界がある。
う場合やマッチング試験などを行なう場合など、コンプ
レッサインペラ7の形状の異なるものを多数用意しよう
とすると、コンプレッサインペラ7の形状に応じてコン
プレッサハウジング4も多数用意しなければならず、用
意できる数におのずと限界がある。
【0010】この発明は、かかる従来技術の課題に鑑み
てなされたもので、コンプレッサハウジングを取り外す
ことなくコンプレッサインペラの交換ができ、コンプレ
ッサインペラの形状変更による流量調整などにも簡単に
対応することができるターボチャージャのコンプレッサ
ハウジングを提供しようとするものである。
てなされたもので、コンプレッサハウジングを取り外す
ことなくコンプレッサインペラの交換ができ、コンプレ
ッサインペラの形状変更による流量調整などにも簡単に
対応することができるターボチャージャのコンプレッサ
ハウジングを提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この発明のターボチャージャのコンプレッサハウジング
は、タービン軸の端部にコンプレッサインペラが取付け
られるターボチャージャのコンプレッサハウジングにお
いて、このコンプレッサハウジングのコンプレッサイン
ペラが装着される内径部をコンプレッサインペラ外径よ
り大きく形成する一方、このコンプレッサハウジングの
内径部にコンプレッサインペラとの隙間を規制するとと
もに空気通路を形成する静止部材を着脱可能に装着した
ことを特徴とするものである。
この発明のターボチャージャのコンプレッサハウジング
は、タービン軸の端部にコンプレッサインペラが取付け
られるターボチャージャのコンプレッサハウジングにお
いて、このコンプレッサハウジングのコンプレッサイン
ペラが装着される内径部をコンプレッサインペラ外径よ
り大きく形成する一方、このコンプレッサハウジングの
内径部にコンプレッサインペラとの隙間を規制するとと
もに空気通路を形成する静止部材を着脱可能に装着した
ことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】このターボチャージャのコンプレッサハウジン
グによれば、コンプレッサハウジングの内径部をコンプ
レッサインペラの外径より大きくしておき、このコンプ
レッサハウジングの内径部に、コンプレッサインペラと
の隙間や空気通路を形成する静止部材を着脱するように
しており、この静止部材の着脱によってコンプレッサハ
ウジングを取り外すこと無くコンプレッサインペラの交
換ができる。
グによれば、コンプレッサハウジングの内径部をコンプ
レッサインペラの外径より大きくしておき、このコンプ
レッサハウジングの内径部に、コンプレッサインペラと
の隙間や空気通路を形成する静止部材を着脱するように
しており、この静止部材の着脱によってコンプレッサハ
ウジングを取り外すこと無くコンプレッサインペラの交
換ができる。
【0013】また、コンプレッサインペラの形状を変え
て流量調整などを行う場合にも、同一形状のコンプレッ
サハウジングを用い、静止部材のみの形状変更で簡単に
対応することができるようにしている。
て流量調整などを行う場合にも、同一形状のコンプレッ
サハウジングを用い、静止部材のみの形状変更で簡単に
対応することができるようにしている。
【0014】したがって、ターボチャージャへの異物混
入などによってコンプレッサインペラを交換する場合、
その作業が容易となり、流量特性の違うターボチャージ
ャについて数多くの実験などを簡単に行うことができ
る。
入などによってコンプレッサインペラを交換する場合、
その作業が容易となり、流量特性の違うターボチャージ
ャについて数多くの実験などを簡単に行うことができ
る。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図1はこの発明のターボチャージャのコ
ンプレッサハウジングの一実施例にかかる主要部の縦断
面図である。なお、図3で説明したターボチャージャと
同一部分には、1〜20の同一番号を記してある。
細に説明する。図1はこの発明のターボチャージャのコ
ンプレッサハウジングの一実施例にかかる主要部の縦断
面図である。なお、図3で説明したターボチャージャと
同一部分には、1〜20の同一番号を記してある。
【0016】このターボチャージャのコンプレッサハウ
ジング30では、図1に示すように、コンプレッサイン
ペラ7が装着されるコンプレッサハウジング31の内径
部31aの内径Dh がコンプレッサインペラ7の外径D
c より大きく形成してある。
ジング30では、図1に示すように、コンプレッサイン
ペラ7が装着されるコンプレッサハウジング31の内径
部31aの内径Dh がコンプレッサインペラ7の外径D
c より大きく形成してある。
【0017】また、内径部31aの端部に形成される空
気入口31bの内径はコンプレッサインペラ7の外形D
c より大きく、この実施例では、内径部31aの内径D
h より僅かに大きな内径としてあり、内径部31aと空
気入口31bとの間に段差部31cが形成されている。
気入口31bの内径はコンプレッサインペラ7の外形D
c より大きく、この実施例では、内径部31aの内径D
h より僅かに大きな内径としてあり、内径部31aと空
気入口31bとの間に段差部31cが形成されている。
【0018】このコンプレッサハウジング31によりタ
ービン軸5の端部に取付けるコンプレッサインペラ7は
コンプレッサハウジング31を軸受ハウジング3に取付
けた後もコンプレッサハウジング31の空気入口31b
及び内径部31aを介して着脱することができる。
ービン軸5の端部に取付けるコンプレッサインペラ7は
コンプレッサハウジング31を軸受ハウジング3に取付
けた後もコンプレッサハウジング31の空気入口31b
及び内径部31aを介して着脱することができる。
【0019】このような構造のコンプレッサハウジング
31では、コンプレッサインペラ7との間に大きな隙間
が形成され、空気入口31bから流入する空気や加圧さ
れた空気がスムーズに流れなくなることから、コンプレ
ッサハウジング31の内径部31aにコンプレッサイン
ペラ7との隙間を規制するとともに、空気通路を形成す
る静止部材32が装着される。
31では、コンプレッサインペラ7との間に大きな隙間
が形成され、空気入口31bから流入する空気や加圧さ
れた空気がスムーズに流れなくなることから、コンプレ
ッサハウジング31の内径部31aにコンプレッサイン
ペラ7との隙間を規制するとともに、空気通路を形成す
る静止部材32が装着される。
【0020】この静止部材32は、図3で説明した従来
構造のコンプレッサハウジング4のコンプレッサインペ
ラ7との隙間を規制し、空気通路を形成するようにコン
プレッサハウジング4と一体に形成されている内径部分
の形状と同一の内周の形状とされている。そして、静止
部材32の外周の形状はコンプレッサハウジング31の
内径部31aに当てられる内側当接部32aと空気入口
31bの内側及び段差部31cに当てられる外側当接部
32bとが形成され、これら内側当接部32aと外側当
接部32bとの間に凹部が形成されてコンプレッサハウ
ジング31の内径部31aとの間に中空部32cが形成
されるようになっている。
構造のコンプレッサハウジング4のコンプレッサインペ
ラ7との隙間を規制し、空気通路を形成するようにコン
プレッサハウジング4と一体に形成されている内径部分
の形状と同一の内周の形状とされている。そして、静止
部材32の外周の形状はコンプレッサハウジング31の
内径部31aに当てられる内側当接部32aと空気入口
31bの内側及び段差部31cに当てられる外側当接部
32bとが形成され、これら内側当接部32aと外側当
接部32bとの間に凹部が形成されてコンプレッサハウ
ジング31の内径部31aとの間に中空部32cが形成
されるようになっている。
【0021】このような静止部材32のコンプレッサハ
ウジング31への固定は、図2に示すような種々の方法
が採用される。同図(a)では、内側当接部31aまた
は外側当接部32bに締め代を形成して圧入または焼嵌
めを行って固定するようにしており、(b)では、外側
当接部32bにねじを形成するとともに、コンプレッサ
ハウジング31にねじを形成することでねじ込んで固定
するようにしている。
ウジング31への固定は、図2に示すような種々の方法
が採用される。同図(a)では、内側当接部31aまた
は外側当接部32bに締め代を形成して圧入または焼嵌
めを行って固定するようにしており、(b)では、外側
当接部32bにねじを形成するとともに、コンプレッサ
ハウジング31にねじを形成することでねじ込んで固定
するようにしている。
【0022】また、同図(c)及び(d)では、スナッ
プリング33を用いて固定するものであり、コンプレッ
サハウジング31にリング溝31dを形成しておき、こ
のリング溝31dにスナップリング33を装着するよう
にしており、(c)ではテーパ付きのスナップリング3
3を用いるようにしている。
プリング33を用いて固定するものであり、コンプレッ
サハウジング31にリング溝31dを形成しておき、こ
のリング溝31dにスナップリング33を装着するよう
にしており、(c)ではテーパ付きのスナップリング3
3を用いるようにしている。
【0023】さらに、同図(e)及び(f)は、ボルト
で固定するようにしており、(e)では空気入口31b
の外側から締め付けるようにし、(f)では、静止部材
32と空気入口31bを一体に形成して締め付けるよう
にしている。
で固定するようにしており、(e)では空気入口31b
の外側から締め付けるようにし、(f)では、静止部材
32と空気入口31bを一体に形成して締め付けるよう
にしている。
【0024】また、この実施例の静止部材32には、図
1に示すように、静止部材32の内周部分と中空部32
cとを連通して2つの連通孔34aと34bあるいは連
通孔34aと34cを形成するようにし、これにより加
圧された空気を循環するようにしてサージングの発生を
抑えるようにしてある。
1に示すように、静止部材32の内周部分と中空部32
cとを連通して2つの連通孔34aと34bあるいは連
通孔34aと34cを形成するようにし、これにより加
圧された空気を循環するようにしてサージングの発生を
抑えるようにしてある。
【0025】このようなターボチャージャのコンプレッ
サハウジング30によれば、コンプレッサハウジング3
1を軸受ハウジング3に取付けた状態で、静止部材32
を取り外すことで、コンプレッサインペラ7を交換する
ことができる。
サハウジング30によれば、コンプレッサハウジング3
1を軸受ハウジング3に取付けた状態で、静止部材32
を取り外すことで、コンプレッサインペラ7を交換する
ことができる。
【0026】これによりコンプレッサインペラ7に異物
が混入して損傷した場合などの交換が簡単にでき、作業
性が向上する。
が混入して損傷した場合などの交換が簡単にでき、作業
性が向上する。
【0027】また、コンプレッサインペラ7の形状を変
えて流量調整を行う場合にも、コンプレッサハウジング
31を何等変更すること無く、静止部材32をコンプレ
ッサインペラ7の形状に対応したものと交換するだけで
すみ、簡単に流量調整を行うことができる。
えて流量調整を行う場合にも、コンプレッサハウジング
31を何等変更すること無く、静止部材32をコンプレ
ッサインペラ7の形状に対応したものと交換するだけで
すみ、簡単に流量調整を行うことができる。
【0028】さらに、従来のコンプレッサハウジング4
に相当する部分がコンプレッサハウジング31と静止部
材32とで構成されるので、サージング防止用の連通孔
34aと34bまたは34cの形成が簡単にできる。
に相当する部分がコンプレッサハウジング31と静止部
材32とで構成されるので、サージング防止用の連通孔
34aと34bまたは34cの形成が簡単にできる。
【0029】さらに、静止部材32に空気入口31bを
形成するようにすれば、静止部材32を取り外すことに
よって空気入口31bを取り外すことができるので、空
気入口31bの内径をコンプレッサインペラ7の外径に
拘らず自由に設計することができる。
形成するようにすれば、静止部材32を取り外すことに
よって空気入口31bを取り外すことができるので、空
気入口31bの内径をコンプレッサインペラ7の外径に
拘らず自由に設計することができる。
【0030】なお、上記実施例では、自動車用のターボ
チャージャを例に説明したが、これに限らず他のターボ
チャージのコンプレッサハウジングとしても広く適用で
きるものである。
チャージャを例に説明したが、これに限らず他のターボ
チャージのコンプレッサハウジングとしても広く適用で
きるものである。
【0031】また、この発明の要旨を変更しない範囲で
各構成要素に変更を加えるようにしても良い。
各構成要素に変更を加えるようにしても良い。
【0032】
【発明の効果】以上、一実施例とともに具体的に説明し
たようにこの発明のターボチャージャのコンプレッサハ
ウジングによれば、コンプレッサハウジングの内径部を
コンプレッサインペラの外径より大きくし、このコンプ
レッサハウジングの内径部に、コンプレッサインペラと
の隙間や空気通路を形成する静止部材を着脱するように
したので、この静止部材の着脱によってコンプレッサハ
ウジングを取り外すこと無くコンプレッサインペラの交
換ができる。
たようにこの発明のターボチャージャのコンプレッサハ
ウジングによれば、コンプレッサハウジングの内径部を
コンプレッサインペラの外径より大きくし、このコンプ
レッサハウジングの内径部に、コンプレッサインペラと
の隙間や空気通路を形成する静止部材を着脱するように
したので、この静止部材の着脱によってコンプレッサハ
ウジングを取り外すこと無くコンプレッサインペラの交
換ができる。
【0033】また、コンプレッサインペラの形状を変え
て流量調整などを行う場合にも、同一形状のコンプレッ
サハウジングを用い、静止部材のみの形状変更で簡単に
対応することができる。
て流量調整などを行う場合にも、同一形状のコンプレッ
サハウジングを用い、静止部材のみの形状変更で簡単に
対応することができる。
【0034】したがって、ターボチャージャへの異物混
入などによってコンプレッサインペラを交換する場合、
作業が容易となり、流量特性の違うターボチャージャに
ついて数多くの実験などを簡単に行うことができる。
入などによってコンプレッサインペラを交換する場合、
作業が容易となり、流量特性の違うターボチャージャに
ついて数多くの実験などを簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のターボチャージャのコンプレッサハ
ウジングの一実施例にかかる主要部の縦断面図である。
ウジングの一実施例にかかる主要部の縦断面図である。
【図2】この発明のターボチャージャのコンプレッサハ
ウジングの一実施例にかかる静止部材の固定方法の説明
図である。
ウジングの一実施例にかかる静止部材の固定方法の説明
図である。
【図3】従来のターボチャージャの縦断面図である。
1 ターボチャージャ 2 タービンハウジング 3 軸受ハウジング 5 タービン軸 6 タービンインペラ 7 コンプレッサインペラ 8 軸受部 9,10 フローティングメタル 11 スラストメタル 12 給油口 13 油路 14 排油孔 15 排油口 30 ターボチャージャのコンプレッサハウジング 31 コンプレッサハウジング 32 静止部材 Dc コンプレッサインペラ外径 Dh コンプレッサハウジング内径
Claims (1)
- 【請求項1】 タービン軸の端部にコンプレッサインペ
ラが取付けられるターボチャージャのコンプレッサハウ
ジングにおいて、このコンプレッサハウジングのコンプ
レッサインペラが装着される内径部をコンプレッサイン
ペラ外径より大きく形成する一方、このコンプレッサハ
ウジングの内径部にコンプレッサインペラとの隙間を規
制するとともに空気通路を形成する静止部材を着脱可能
に装着したことを特徴とするターボチャージャのコンプ
レッサハウジング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30981591A JPH05125950A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | ターボチヤージヤのコンプレツサハウジング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30981591A JPH05125950A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | ターボチヤージヤのコンプレツサハウジング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05125950A true JPH05125950A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17997585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30981591A Pending JPH05125950A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | ターボチヤージヤのコンプレツサハウジング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05125950A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000502158A (ja) * | 1995-12-14 | 2000-02-22 | ウアーマン インターナショナル リミテッド | 遠心ポンプ |
JP2004506142A (ja) * | 2000-08-07 | 2004-02-26 | アーベーベー ターボ システムズ アクチエンゲゼルシャフト | ターボ過給機のケーシング部品の連結装置 |
JP2011021545A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Ihi Corp | ターボチャージャのコンプレッサ構造 |
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