JPH05125901A - スクロール型流体機械 - Google Patents

スクロール型流体機械

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Publication number
JPH05125901A
JPH05125901A JP31515791A JP31515791A JPH05125901A JP H05125901 A JPH05125901 A JP H05125901A JP 31515791 A JP31515791 A JP 31515791A JP 31515791 A JP31515791 A JP 31515791A JP H05125901 A JPH05125901 A JP H05125901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive bush
scroll
eccentric pin
tip
end plate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31515791A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Kato
昌司 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP31515791A priority Critical patent/JPH05125901A/ja
Publication of JPH05125901A publication Critical patent/JPH05125901A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 旋回スクロール14の傾転に基づくドライブブ
ッシュ21と旋回軸受23との間のこじれを防止する。 【構成】 偏心ピン25の先端を球体25a とし、これをド
ライブブッシュ21に形成された球面状凹所24a によって
抱持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧縮機、膨張機等として
用いられるスクロール型流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール型圧縮機の1例が図3
に示されている。図3において、1は密閉ハウジング
で、カップ状本体2とこれにボルト3によって締結され
たフロントエンドプレート4とこれにボルト5によって
締結された筒状部材6とからなる。この筒状部材6を貫
通する回転軸7はベアリング8及び9を介して筒状部材
6及びフロントエンドプレート4に回動自在に支持され
ている。密閉ハウジング1内には固定スクロール10及び
旋回スクロール14が配設されている。固定スクロール10
は端板11とその内面に立設されたうず巻状ラップ12とを
備え、この端板11はボルト13によってカップ状本体2に
締結されている。旋回スクロール14は端板15とその内面
に立設されたうず巻状ラップ16とを備え、このうず巻状
ラップ16は固定スクロール10のうず巻状ラップ12と実質
的に同一の形状を有している。
【0003】旋回スクロール14と固定スクロール10とは
相互に公転旋回半径だけ偏心し、かつ、 180°だけ角度
をずらせて図示のように噛み合わされ、うず巻状ラップ
12の先端面に埋設されたチップシール17は端板15の内面
に密接し、うず巻状ラップ16の先端面に埋設されたチッ
プシール18は端板11の内面に密接し、うず巻状ラップ12
と16の側面は互いに複数個所で密接する。かくして、う
ず巻の中心に対してほぼ点対称をなす複数の密閉小室19
が限界されている。
【0004】端板15の外面中央部に突設された円筒状の
ボス20の内部にはドライブブッシュ21が旋回軸受23を介
して回動自在に収容され、このドライブブッシュ21に穿
設された偏心孔24内には回転軸7の内端に突設された偏
心ピン25が回動自在に嵌合されている。また、端板15の
外面の外周縁とフロントエンドプレート4の内面との間
にはスラスト軸受を兼ねる自転阻止機構26が配置されて
いる。なお、27、32は回転軸7に取り付けられたバラン
スウェイトである。
【0005】しかして、回転軸7を回転させると、偏心
ピン25、ドライブブッシュ21、旋回軸受23、ボス20を介
して旋回スクロール14が駆動され、旋回スクロール14は
自転阻止機構26によってその自転を阻止されながら公転
旋回半径、即ち、回転軸7と偏心ピン25との偏心量を半
径とする円軌道上を公転旋回運動する。すると、うず巻
状ラップ12と16との線接触部が次第にうず巻の中心方向
へ移動し、この結果、密閉小室19が容積を減じながらう
ず巻の中心方向へ移動する。これに伴って、図示しない
吸入口を通って吸入室28へ流入したガスがうず巻状ラッ
プ12と16との外終端開口部から密閉小室19内に取り込ま
れて圧縮されながら中心部に至り、ここから固定スクロ
ール10の端板11に穿設された吐出ポート29を通って吐出
弁30を押し開いて端板11と密閉ハウジング1とによって
限界されたキャビティ31へ吐出され、そこから図示しな
い吐出口を経て流出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスクロール
型圧縮機においては、その運転時、旋回スクロール14に
作用する周方向負荷はボス20から旋回軸受23を介してド
ライブブッシュ21に負荷される。そして、旋回スクロー
ル14は片持支持されているため、その横振れが避けられ
ない。旋回スクロール14が横振れすると、旋回軸受23と
ドライブブッシュ21との間にこじれが生じ、これらの片
当りによる局部的異常面圧の上昇により旋回軸受23及び
ドライブブッシュ21にフレーキング等の損傷が生じると
いう不具合があった。これに対処するためには、旋回軸
受23及びドライブブッシュ21の寸法を増大させることが
提案されたが、これはスクロール型圧縮機の大巾な寸法
増大を招くという不具合があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、それぞれ端板の内面にうず巻状ラップを立設し
てなる固定スクロールと旋回スクロールとを噛み合せ、
上記旋回スクロールの端板の外面中央部から突出する円
筒状のボスの内部にドライブブッシュを旋回軸受を介し
て回動自在に収容し、上記ドライブブッシュに穿設され
た偏心孔に回転軸から突出する偏心ピンを嵌合してなる
スクロール型流体機械において、上記偏心ピンの先端を
球体とし、かつ、上記偏心孔を上記球体を抱持する球面
状凹所としたことを特徴とするスクロール型流体機械に
ある。
【0008】
【作用】本発明においては、上記構成を具えているた
め、旋回スクロールが横振れすると、球体が球面状凹所
内で回転して旋回軸受とドライブブッシュとの間にこじ
れが発生するのを防止する。
【0009】
【実施例】本発明の1実施例が図1に示されている。偏
心ピン25の先端は球体25a とされ、ドライブブッシュ21
にはこの球体25a を抱持する球面状凹所24a が形成され
ている。そして、ドライブブッシュ21はその軸方向に2
分割され、球面状凹所24a 内に球体25a を嵌合した後、
各分割片21a と21b とをボルト21cで締結することによ
って一体化されるようになっている。他の構成は図3に
示す従来のものと同様であり、対応する部材には同じ符
号が付されている。
【0010】しかして、このスクロール型圧縮機の運転
時、旋回スクロール14に作用する周方向負荷の旋回又は
変動によって旋回スクロール14が横振れすると、球体25
a が球面状凹所24a 内で回転し、回転軸7から駆動力の
方向と負荷の方向とのずれを解消する。かくして、ドラ
イブブッシュ21と旋回軸受23と片当りによる局部異常面
圧の上昇を吸収でき、これらがフレーキングによって損
傷するのを阻止できる。なお、図2に示すように、ドラ
イブブッシュ21を一体とし、その球面状凹所24a 内に球
体25a を挿入して凹所24a の周囲をカシメることによっ
て球体25a を抱持させることもできる。
【0011】
【発明の効果】本発明においては、偏心ピンの先端を球
体とし、これをドライブブッシュに形成された球面状凹
所に抱持せしめたため、旋回スクロールが横振れする
と、球体が球面状凹所内で回転して旋回軸受とドライブ
ブッシュとの間にこじれが発生するのを防止する。かく
して、旋回軸受とドライブブッシュとの間に片当りによ
る異常面圧上昇を阻止して、ドライブブッシュ及び旋回
軸受のフレーキングによる損傷を防止でき、この結果、
スクロール型流体機械の大巾な設計変更を要せずにその
信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すスクロール型流体
機械の縦断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図3】従来のスクロール型圧縮機の縦断面図である。
【符号の説明】
10 固定スクロール 11 端板 12 うず巻状ラップ 14 旋回スクロール 15 端板 16 うず巻状ラップ 20 ボス 21 ドライブブッシュ 23 旋回軸受 7 回転軸 25 偏心ピン 25a 球体 24a 球面状凹所

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ端板の内面にうず巻状ラップを
    立設してなる固定スクロールと旋回スクロールとを噛み
    合せ、上記旋回スクロールの端板の外面中央部から突出
    する円筒状のボスの内部にドライブブッシュを旋回軸受
    を介して回動自在に収容し、上記ドライブブッシュに穿
    設された偏心孔に回転軸から突出する偏心ピンを嵌合し
    てなるスクロール型流体機械において、上記偏心ピンの
    先端を球体とし、かつ、上記偏心孔を上記球体を抱持す
    る球面状凹所としたことを特徴とするスクロール型流体
    機械。
JP31515791A 1991-11-05 1991-11-05 スクロール型流体機械 Withdrawn JPH05125901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31515791A JPH05125901A (ja) 1991-11-05 1991-11-05 スクロール型流体機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31515791A JPH05125901A (ja) 1991-11-05 1991-11-05 スクロール型流体機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05125901A true JPH05125901A (ja) 1993-05-21

Family

ID=18062108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31515791A Withdrawn JPH05125901A (ja) 1991-11-05 1991-11-05 スクロール型流体機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05125901A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1052409A2 (en) * 1999-05-10 2000-11-15 Carrier Corporation Scroll compressor
US6663363B2 (en) * 2001-08-27 2003-12-16 Lg Electronics, Inc. Driving pin structure for scroll compressor

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1052409A2 (en) * 1999-05-10 2000-11-15 Carrier Corporation Scroll compressor
EP1052409A3 (en) * 1999-05-10 2002-03-20 Carrier Corporation Scroll compressor
US6663363B2 (en) * 2001-08-27 2003-12-16 Lg Electronics, Inc. Driving pin structure for scroll compressor

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990204