JPH05125702A - バラスト振るい分け装置 - Google Patents

バラスト振るい分け装置

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Publication number
JPH05125702A
JPH05125702A JP28602591A JP28602591A JPH05125702A JP H05125702 A JPH05125702 A JP H05125702A JP 28602591 A JP28602591 A JP 28602591A JP 28602591 A JP28602591 A JP 28602591A JP H05125702 A JPH05125702 A JP H05125702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ballast
track
hopper
belt conveyor
sieving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28602591A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Totsuka
戸塚勝廣
Kimihisa Sugano
菅野公久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
East Japan Railway Co
Senken Kogyo Co Ltd
Original Assignee
East Japan Railway Co
Senken Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by East Japan Railway Co, Senken Kogyo Co Ltd filed Critical East Japan Railway Co
Priority to JP28602591A priority Critical patent/JPH05125702A/ja
Publication of JPH05125702A publication Critical patent/JPH05125702A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 道床バラストのふるい分けを能率よく、かつ
人手を最小限に抑えて行う。 【構成】 軌道上を走行可能な台車に車輪を付けた振る
い網を傾斜させてレール上に設置するとともに、振るい
網の一端をギアモータに連結し、ギアモータの駆動によ
り振るい網をレール上で揺動させ、振るい分けられて振
るい網から落下する土砂をベルトコンベアで搬送し、一
方、振るい網を下流側に流下する再利用可能なバラスト
を180°回動可能な搬出用ベルトコンベアで受けて軌
道内、または軌道外へ散布し、軌道上を走行しながら連
続的にバラストの振るい分け作業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は道床バラストから土砂を
取り除き、再使用するためのバラスト振るい分け装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、道床バラストは期間の経過とと
もに砕かれて小石化し、また雨水等の浸入により路盤か
らの土砂が混入したり、雨水とともに上流から土砂が流
れ込むために、エネルギ吸収機能が落ちてしまう。その
ため、土砂が混入してエネルギ吸収機能が落ちてしまっ
た道床バラストから土砂や小石を取り除く必要がある。
従来、道床バラストから土砂や小石を取り除くために、
人の力で道床を掘り起こし、人力でふるい分け器を持ち
上げ道床を土砂と再利用バラストとにふるい分けする手
ぶるいを行っていた。
【0003】また、道床バラストの撤去を行う場合にも
使用可能なバラストはふるい分けして再利用するのが好
ましく、この場合にも人力でふるい分けを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の道床
バラストのふるい分けは、全て人力によっていたため
に、多大な労力と時間がかかってしまうとともに、過酷
な作業であるために保線区員の健康上も問題があり、ま
た多くの作業員を必要としてきた。今後、作業員の確
保、高齢化の進む中で、かねてより早急な機械化が望ま
れている。本発明は上記課題を解決するためのもので、
道床バラストのふるい分けを能率よく、かつ人手を最小
限に抑えて行うことができる道床ふるい分け装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、道床バラスト
を積み込む軌道上走行可能な台車上の支持台に一端を支
持されて傾斜してレール上に設置され、ギアモータによ
って駆動されてレール上を前後に揺動可能な網目構造を
有する振るい網装置と、振るい網装置に沿ってその下部
に設けられた土砂排出用ホッパーと、土砂排出用ホッパ
ーの下方に設けられて落下する土砂を搬送するコンベア
と、振るい網装置の下端に設けられ、振るい網を流下し
た再利用可能なバラストを取り出すバラスト用ホッパー
と、バラスト用ホッパーから排出されるバラストが投入
され、回動可能に設置された搬出用ベルトコンベアとを
備えたことを特徴とする。また、本発明は搬出用ベルト
コンベアは台車上に設置された回転台上に支持されてい
ること、振るい網装置を支持するレールは一端が支持台
に支持されて傾斜して設置されるとともに、突起部が設
けられていることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は、軌道上を走行可能な台車に車輪を付
けた振るい網を傾斜させてレール上に設置するととも
に、振るい網の一端をギアモータに連結し、ギアモータ
の駆動により振るい網をレール上で揺動させ、振るい分
けられて振るい網から落下する土砂をベルトコンベアで
搬送し、一方、振るい網を下流側に流下する再利用可能
なバラストを180°回動可能な搬出用ベルトコンベア
で受けて軌道内、または軌道外へ散布する。このような
振るい分け装置を載せた台車はベルトコンベア台車、ホ
ッパー台車、モータカーに順次接続され、振るい分け装
置の台車の後部にはバラスト作業車を連結し、走行しな
がらバラスト作業車から投入されるバラストを振るい分
けて再利用可能なバラストを軌道内または軌道外に散布
するとともに、発生した土砂をベルトコンベア台車から
ホッパー台車へ搬送して、軌道上を走行しながら連続的
にバラストの振るい分けを行う。
【0007】
【実施例】図1は本発明のバラスト振るい分け装置を説
明するための図で、同図(a)は平面図、同図(b)は
側面図、同図(c)は正面図、図2は振るい網のメッシ
ュ構造を説明する図で同図(a)は正面図、同図(b)
は平面図、図3は振るい網滑り装置を示す図で、同図
(a)は断面図、同図(b)は平面図、図4はレールに
設けられた突起部を説明する図で同図(a)は縦断面
図、同図(b)横断面図、図5は搬出ベルトコンベアを
示す図、図6はバラスト振るい分け作業を説明するため
の図である。図中、1は軌道、2は台車、3は車輪、1
0はバラスト振るい分け装置、11は支持台、12はギ
アモータ、13は回転ロッド、14は振るい網、15は
振るい網滑り装置、16はレール、17は振るい網下部
ホッパー、18はバラスト排ホッパー、19はバラスト
搬出ベルトコンベア、20は支持装置、21は回転テー
ブル、22は補強用の受け、23はベルトコンベア、2
4は突起部、30はバラスト作業車、40はベルトコン
ベア台車、50はホッパー台車、60はモータカーであ
る。
【0008】図1(a)、図1(b)に示すように、バ
ラスト振るい分け装置10はレール1上を車輪3によっ
て走行する台車2の上に設置される。すなわち、台車2
上に設けられた支持台11に前端を、後端を支持装置2
0で支持された振るい網14が傾斜して設けられ、支持
台11に設置したギアモータ12と振るい網14の一端
とが回転ロッド13で連結されている。振るい網14に
は車輪からなる2つの振るい網滑り装置15が設けられ
て左右に2つの突起部24が設けられたレール16上を
前後に走行できるようになっている。
【0009】振るい網14は、図2に示すように、35
×35mm間隔の鉄筋を平織りしたメッシュからなり、
再利用バラストの最小粒径が確保可能になっている。振
るい網滑り装置は、図3に示すように、振るい網を支持
するコの字型の支持脚15aをスピンドル15b、ロー
ル15cで支持してレール16上を走行する構造のもの
であり、ギアモータ12の駆動により回転ロッド13を
介して振るい網14を揺動させることによりレール16
上を往復動するようになっている。なお、図3(b)の
16aはレールの補強材である。
【0010】また、振るい網の滑り装置には軌道用低床
ローラーを使用し、図1に示すように、レール部にはロ
ーラが踏む位置に突起部24を取り付けてある。突起部
24は、図4に示すように、レール面にプレート24a
を溶接で取付けたものであり、溶接3層24c、溶接盛
金24bにより滑らかな面にして騒音対策に配慮してあ
る。このような突起部により、ギアモーターによる振る
い網の水平方向(レール長手方向)の振動の外に、垂直
方向(レール面に垂直方向)の振動が加えられ、振るい
分け効果が更に高められ、振るい網の目詰まりは垂直方
向の振動により効果的に除去することができる。
【0011】また、振るい網の下側には、図1(b)、
図1(c)に示すように、振るい網下部ホッパー17が
設けられ、振るい分けられて発生した土砂等がホッパー
17を通してベルトコンベア21上に落下させられるよ
うになっている。一方、振るい分けられた再利用可能な
バラストは振るい網上を下流側へ流下し、バラスト排出
ホッパー18を通して回転式の搬出ベルトコンベア19
上に搬出される。
【0012】搬出ベルトコンベア19は補強用の受け2
2で支持されるとともに、台車上に設けられたターンテ
ーブル21で180°回転可能になっており、希望する
位置にバラストを排出することができるように構成され
ており、図5に示すように端部断面がL字形の補強用の
受け22の端部に搬出ベルトコンベアのロール19aが
係合して180°回動し、バラストを軌道内または軌道
の左右に散布できるようになっている。
【0013】このような構成において、バラストの振る
い分けを行う時には、図6の作業車30より、振るい網
14上にバラストを投入し、ギアモータ12で振るい網
を上下に走行させて揺動し、最小粒径が35×35mm
以下の土砂等はホッパー17を通してベルトコンベア2
1に落下させ、再利用可能なバラストは振るい網の下流
側から排出ホッパー18より搬出ベルトコンベア19上
に排出させ、搬出ベルトコンベアを適宜回転させながら
軌道上、あるいは軌道外の適当な位置に散布させること
によりバラストの振るい分けを行う。
【0014】実際のバラスト振るい分け作業は、図6に
示すように、モータカー60、ホッパー台車50、ベル
トコンベア台車40、バラスト振るい装置10、バラス
ト作業車30をこの順に連結し、バラスト作業車30で
バラスト堀起こし撤去作業を行いながら、バラスト振る
い分け装置10に撤去したバラストを投入し、ここで、
振るい分けしながら再利用可能なバラストを搬出ベルト
コンベアで軌道内あるいは軌道の左右に散布すると共
に、利用できない土砂等をベルトコンベア23によりベ
ルトコンベア台車40に搬送し、さらにベルトコンベア
台車40からホッパー台車50に積込み、モーターカー
60で全体を牽引しながらバラストの振るい分け作業を
行っていき、実際の装置では作業能力としては40m/
Hの能力が得られている。
【0015】
【発明の効果】過去に営業線として使用されていた軌道
では、列車が運転されていた当時、保線管理上多くのバ
ラストが補充散布されており、かなりの再利用可能なバ
ラストが含まれており、本発明の装置により撤去したバ
ラストを振るい分け後再利用することにより、発生土砂
の処理、新バラスト製作及び運搬の経費削減が可能とな
るほか、道床バラスト振るい分け作業の効率化、改軌工
事のスピードアップ化、作業要員の省力化が図られ全体
工事経費が大幅に削減可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のバラスト振るい分け装置を説明する
ための図である。
【図2】 振るい網のメッシュ構造を説明する図であ
る。
【図3】 振るい網滑り装置を示す図である。
【図4】 レールに設けられた突起部を説明する図であ
る。
【図5】 搬出ベルトコンベアを示す図である。
【図6】 バラスト振るい分け作業を説明するための図
である。
【符号の説明】
1…軌道、2…台車、3…車輪、10…バラスト振るい
分け装置、11…支持台、12…ギアモータ、13…ロ
ッド、14…振るい網、15…振るい網滑り装置、16
…レール、17…振るい網下部ホッパー、18…バラス
ト排ホッパー、19…バラスト搬出ベルトコンベア、2
0…支持装置、21…回転テーブル、22…補強用の受
け、23…ベルトコンベア、30…バラスト作業車、4
0…ベルトコンベア台車、50…ホッパー台車、60…
モータカー。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道床バラストを積み込む軌道上走行可能
    な台車上の支持台に一端を支持されて傾斜してレール上
    に設置され、ギアモータによって駆動されてレール上を
    前後に揺動可能な網目構造を有する振るい網装置と、振
    るい網装置に沿ってその下部に設けられた土砂排出用ホ
    ッパーと、土砂排出用ホッパーの下方に設けられて落下
    する土砂を搬送するコンベアと、振るい網装置の下端に
    設けられ、振るい網を流下した再利用可能なバラストを
    取り出すバラスト用ホッパーと、バラスト用ホッパーか
    ら排出されるバラストが投入され、回動可能に設置され
    た搬出用ベルトコンベアとを備えたバラスト振るい分け
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、前記搬出
    用ベルトコンベアは、台車上に設置された回転台上に支
    持されていることを特徴とするバラスト振るい分け装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、前記レー
    ルは一端が支持台に支持されて傾斜して設置されるとと
    もに、突起部が設けられていることを特徴とする。
JP28602591A 1991-10-31 1991-10-31 バラスト振るい分け装置 Pending JPH05125702A (ja)

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ID=17699005

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