JPH0512398B2 - - Google Patents

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JPH0512398B2
JPH0512398B2 JP6655388A JP6655388A JPH0512398B2 JP H0512398 B2 JPH0512398 B2 JP H0512398B2 JP 6655388 A JP6655388 A JP 6655388A JP 6655388 A JP6655388 A JP 6655388A JP H0512398 B2 JPH0512398 B2 JP H0512398B2
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JP
Japan
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pitch
carbon
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raw material
pitches
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JP6655388A
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JPH01240595A (ja
Inventor
Yasuo Okuyama
Norio Isoo
Ichiro Ueno
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/515Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics
    • C04B35/52Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on carbon, e.g. graphite

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Working-Up Tar And Pitch (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この発明は、改質ピツチの製造方法に係り、特
には、高級炭素材料の原料として用いて好適なピ
ツチの製造方法に関する。 [従来の技術] ほとんどの炭素材料は、石油コークス、ピツチ
コークス、炭素繊維等の補強材にバインダーピツ
チを加えて成形し、炭素化処理および黒鉛化処理
をおこなうことによつて製造されている。こうし
て得られた炭素材料をさらに高密度化・高強度化
するために、これに含浸用ピツチで含浸しさらに
焼成するという工程を繰返すこともある。 これらバインダーピツチおよび含浸用ピツチ
は、最終炭素製品の種類によつても異なるが、一
般には、炭化歩留りが高いこと、および軟化点が
低いこと等が要求される。 一般に、これらピツチは、石炭・石油化学プロ
セスから副生するタール、残渣油、アスフアル
ト、ピツチ等を改質することによつて製造されて
おり、その改質方法として、以下に示すものが知
られている。 (1) ピツチの熱処理、蒸留、溶剤分別等による軽
質分除去および/または重縮合による改質(特
開昭47−23416号公報等)。 (2) カーボンブラツクやキノリン不溶分等のピツ
チへの添加による改質(特開昭56−79190号公
報、特開昭49−72191号公報等)。 しかしながら、これらの方法により調製された
改質ピツチを原料として炭素材料を製造した場
合、以下のような問題点がある。 (1) これらピツチの炭化歩留りはせいぜい50〜65
%であるため、揮発分が多く残り、これが焼成
時揮散して、得られる炭素材料の密度を低下さ
せる。それ故、得られた炭素材料を高密度化、
高強度化するためには、上述の含浸−焼成工程
を繰返す必要があり、製造プロセスが煩雑とな
り、製造コストが大幅に高くなる。 (2) これらピツチは易黒鉛化性であるため、偏光
顕微鏡下で観察される炭化後の光学組織が異方
性を有し、またその組織サイズも大小様々であ
り、得られる炭素材料が不均質となり、また強
度等の諸物性のバラツキが大きくなる。 (3) 上記したように、炭素材料のマトリツクス炭
素が大きな異方性を有するので、炭素材料を焼
成、黒鉛化する際、異方性の流れ方向と垂直方
向とでマトリツクス炭素の収縮率が異なる。そ
れ故、マトリツクスの亀裂、あるいは石油コー
クス、炭素繊維等の補強材とマトリツクス炭素
との剥離等が起こりやすく、目的とする炭素材
料の強度等諸物性を達成することが困難とな
る。 このようなピツチでは、自動車、航空機等の
ブレーキ材、ロケツト用ノズル等に使用される
炭素/炭素複合材料、放電加工用電極、原子炉
用炭素(黒鉛)材、電気・機械用炭素(黒鉛)
材等に使用される等方性高密度炭素材など高級
炭素材料の原料として使用するのは適さない。 [発明が解決しようとする課題] したがつて、この発明は、上記従来の欠点を解
決して、高級炭素材料の原料として用いて好適な
ピツチの製造方法を提供することを課題とする。 [課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、この発明は、原料
ピツチにフエノール樹脂を配合し高温で混合処理
する。その時、フエノール樹脂の配合量は全体量
の10〜70重量%(いわゆる内割で)とする。 この発明において使用する原料ピツチとして
は、石炭・石油化学プロセスで副生するコールタ
ール、コールタールピツチ、エチレンタールピツ
チ、減圧残渣油、アスフアルト等の瀝青物があ
る。この原料ピツチに配合するフエノール樹脂
は、フエノール、クレゾール等水酸基を有する芳
香族化合物を主骨格とする合成樹脂であり、各種
のものが市販されているが、熱可塑性であること
が好ましい。すなわち、熱硬化性樹脂の場合、高
温混合処理前あるいは途中に硬化してしまい、原
料ピツチとの混合が不充分となるおそれがある。
このフエノール樹脂は単独で原料ピツチと配合し
てもよいし、あるいは他の有機化合物、合成樹脂
と共に用いてもよい。その場合、前記理由により
熱可塑性であることが好ましい。 上記混合処理は、高温下、好ましくは、250℃
ないし500℃の温度でおこなわれる。このような
高温条件で原料ピツチとフエノール樹脂は、熱分
解および/または重縮合し、相互に反応し、初め
て均一に混合できるのである。この場合、混合処
理は、不活性ガス(例えば、窒素、アルゴン、ヘ
リウム等)雰囲気中でおこなうことが好ましい。
空気、酸素等の酸化性ガス雰囲気下で混合処理を
おこなうこともできるが、混合処理中燃焼するお
それがあること、生成するピツチが不均質になる
等の問題があり、あまり好ましくない。この混合
処理を、撹拌羽根等を用いた高速撹拌下
(100rpm以上)でおこなうとさらに均質な改質ピ
ツチを製造することができる。 以上説明したこの発明の方法により、以下の特
徴を有する改質ピツチが得られる。 (1) 炭素化収率が高い。 (2) 炭素化後の光学組織が均質であり、その組織
サイズは原料ピツチとフエノール樹脂との混合
比を上記範囲内で選択することにより自由に制
御できる。 (3) 高温混合処理していることから、揮発成分
量、軟化点等を自由に制御できる。絵 したがつて、この発明により製造された改質ピ
ツチを炭素/炭素複合材料、等方性高密度炭素材
料等の高級炭素材料の原料として好適に用いるこ
とができ、得られる炭素材料は、高強度、高密度
であり、均質かつ緻密である。 [実施例] 以下、この発明の実施例を説明する。 実施例 1 (A) 下記表1に示す性状を有するコールタールピ
ツチ(ピツチA)240gに市販のノボラツク型
フエノール樹脂160g(全体量の40%)を添加
した。この混合物を1のステンレス製反応容
器に仕込み、窒素雰囲気中で、撹拌羽根により
高速(500rpm)撹拌しながら、400℃で2時間
混合処理して、ピツチBを得た。ピツチBの性
状を表1に併記する。 (B) このピツチB240gを、開繊したピツチ系汎
用短繊維(長さ15mm、引張強度60Kg/mm2)80g
とともに充分に混合した。この混合物を、
100mmx100mmのモールドに充填し、500℃の温
度、100Kg/cm2の圧力で高温成型した後、1000
℃で焼成した。しかる後、常法に従つてピツチ
Aの含浸−焼成を3回繰返し、炭素/炭素複合
材料を得た。 得られた複合材料の気孔率は14.2%、曲げ強
度は760Kgf/cm2、曲げ弾性率は1.52x105Kg
f/cm2であつた。また、顕微鏡で観察した結
果、マトリツクス炭素の亀裂はわずかであつ
た。 実施例 2 (A) 実施例1(A)と同様に、ピツチA160gおよび
市販のノボラツク型フエノール樹脂240g(全
体量の60%)を1のステンレス製反応容器に
仕込み、窒素雰囲気中で、撹拌羽根により高速
(500rpm)撹拌しながら、400℃で1.5時間混合
処理して、ピツチCを得た。ピツチCの性状を
表1に併記する。 (B) このピツチC240gと、開繊したピツチ系汎
用短繊維(長さ15mm、引張強度60Kg/mm2)80g
を用い、実施例1(B)と全く同様にして炭素/炭
素複合材料を得た。 得られた複合材料の気孔率は15%、曲げ強度
は690Kg/cm2、曲げ弾性率は1.18x105Kg/cm2
あつた。また、顕微鏡で観察した結果、マトリ
ツクス炭素の亀裂はほとんどなかつた。 実施例 3 (A) 混合処理を0.5時間とした以外は、実施例1
と全く同じにして、ピツチDを得た。このピツ
チDの性状を表1に併記する。 (B) 市販のコークスをボールミルで粉砕し、平均
粒径10μmとし、これにピツチDを40重量%の
割合で添加し、混練後、直径20mmの金型に充填
し2トン/cm2の圧力でホツトプレス成型した。 この成型体をコークスブリーズ中に埋め、窒
素雰囲気下、昇温速度6℃/時で1000℃までの
焼成をおこなつた。この焼成体を2500℃で熱し
て黒鉛化した。得られた黒鉛は、等方性を示
し、その気孔率は10.3%、曲げ強度は650Kg
f/cm2、弾性率は1.12x105Kgf/cm2、電気比抵
抗の異方性比は1.04であつた。 比較例 1 表1に示す性状を有するコールタールピツチ
(ピツチE)240gと開繊したピツチ系短繊維80g
を充分に混合し、500℃の温度、5トンの圧力で
高温成型した後、1000℃で焼成した。しかる後、
常法に従つてピツチEの含浸−焼成を3回繰返
し、炭素/炭素複合材料を得た。 得られた複合材料の気孔率は18.1%、曲げ強度
は485Kgf/cm2、弾性率は8.25x104Kgf/cm2であ
つた。また、顕微鏡で観察した結果、マトリツク
ス炭素の亀裂および炭素繊維との剥離が多数観察
された。 比較例 2 (A) ピツチEを常法により430℃の熱処理し、ピ
ツチFを得た。このピツチFの性状を表1に併
記する。 (B) このピツチF240gを、開繊したピツチ系汎
用短繊維(長さ15mm、引張強度60Kg/mm2)80g
とともに充分に混合し、比較例1と同様な成
型、焼成および3回のピツチ含浸−焼成をおこ
なつた。 得られた炭素/炭素複合材料の気孔率は17.2
%、曲げ強度は490Kgf/cm2、弾性率は
8.09x104Kgf/cm2であつた。また、顕微鏡で観
察した結果、マトリツクス炭素の亀裂および炭
素繊維との剥離が多数観察された。 比較例 3 市販のコークスをボールミルで粉砕し、平均粒
径10μmとし、これにピツチEを40重量%の割合
で添加し、混練後、直径20mmの金型に充填し2ト
ン/cm2の圧力でホツトプレス成型した。この成型
体を、実施例3(B)と同様にして焼成および黒鉛化
し、等方性黒鉛を得た。この黒鉛の気孔率は13.5
%、曲げ強度は495Kgf/cm2、弾性率は9.65x104
Kgf/cm2、電気比抵抗の異方性比は1.13であつ
た。
【表】
【表】 [発明の効果] 以上述べたように、この発明によれば、高炭化
収率でしかも炭素化後の光学組織が均質でありか
つその組織サイズも自由に選択できるという従来
のピツチにない特性を有するピツチを製造でき
る。この発明により得られたピツチを各種炭素材
料、黒鉛材料の原料とすれば、得られる製品は等
方的で、均質かつ緻密であり、高強度のものとな
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原料ピツチに、フエノール樹脂を全体合計量
    の10ないし70重量%の割合で配合し、これを高温
    下で混合処理することを特徴とする改質ピツチの
    製造方法。 2 混合処理を250ないし500℃の温度でおこなう
    請求項1記載のピツチの製造方法。
JP6655388A 1988-03-18 1988-03-18 改質ピッチの製造方法 Granted JPH01240595A (ja)

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US9034093B2 (en) * 2008-07-23 2015-05-19 Baker Hughes Incorporated Process for improving the transfer properties of bitumen
CN115260776B (zh) * 2022-07-01 2023-09-12 北京东方雨虹防水技术股份有限公司 改性沥青、制备方法及应用和预铺改性沥青防水卷材

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