JPH05123622A - コーテイング装置 - Google Patents

コーテイング装置

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Publication number
JPH05123622A
JPH05123622A JP31303691A JP31303691A JPH05123622A JP H05123622 A JPH05123622 A JP H05123622A JP 31303691 A JP31303691 A JP 31303691A JP 31303691 A JP31303691 A JP 31303691A JP H05123622 A JPH05123622 A JP H05123622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaped roller
disk
transfer member
blank plate
disposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31303691A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Umehara
秀夫 梅原
Tsutomu Sawada
勉 澤田
Kiyotoyo Kawamoto
清豊 川元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP31303691A priority Critical patent/JPH05123622A/ja
Publication of JPH05123622A publication Critical patent/JPH05123622A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙箱自体に鋸刃状のカッター部分を一体形成
してなるラップカートンにおいて、該カッター部分の硬
化剤塗布を効率的に行う。 【構成】 周囲に段部13aを有し水平軸12を中心と
して回転する円盤状ローラー13と、円盤状ローラー1
3の段部13aに向き合って配設されたドクター14
と、円盤状ローラー13の上方に近接して配設され垂直
軸18の回りに回転する転移部材15と備えた構成と
し、ブランク板Bをその硬化領域2が段部13aと転移
部材15の隙間を通るようにして送り込み、インキパン
内の硬化剤液16をブランク板Bの硬化領域2に塗布す
る。カートンの製函工程と同じライン内に配設すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラップカートンを形成
するブランク板のカッター部分に硬化剤を塗布するのに
使用されるコーティング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品等を包むアルミ箔等の包装用シート
は、通常、紙筒にロール状に巻かれた状態で板紙製のカ
ートン内に収納されている。このようなカートンのう
ち、金属製カッターの使用を避けるため、紙箱自体に鋸
刃状のカッター部分を一体形成し、このカッター部分を
含む領域に硬化剤を含浸或いは塗布して硬化するように
したものが知られている(例えば、実開昭51−150
938号公報、実開昭53−90532号公報参照)。
【0003】図1にこのタイプのカートンの一例を示し
ている。このカートンCは、図2に示すブランク板Bを
サック貼り状態で製函し、包装用シートを収納する工程
で起函するものであるが、原反を打ち抜いてブランク板
Bとされた後で、図2の鋸刃状部分1を含む硬化領域2
に硬化剤を含浸或いは塗布して硬化せしめるものであ
る。そして、この硬化剤を含浸塗布させるに際して、従
来は、硬化剤液に浸漬するか或いは硬化剤を上下両面か
らの印刷方式により塗布するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、硬化剤
液に浸漬する方法では、ブランク板を横向きから縦向き
として浸漬するため工程が非常に複雑で専用ラインとな
ってしまい、さらに、硬化剤液の塗布量を調整できない
ので硬化に長時間を要するという問題点があり、上下両
面に塗布する方法では、上タンクからのローラー塗布に
よる液垂れの危険性が非常に高く、また、ブランク板の
カッター部分の断面に硬化剤が塗布しきれないという問
題点があった。
【0005】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、ラップカ
ートンのカッター部分に対する硬化剤の含浸塗布が効率
的かつ精度良く、しかも、複雑な専用ラインを必要とせ
ず従来の製函工程を利用して簡単に行えるコーティング
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコーティング装置は、周囲に段部を有し水
平軸を中心として回転する円盤状ローラーと、この円盤
状ローラーの段部に向き合うようにして円盤状ローラー
の側方に配設されたドクターと、前記円盤状ローラーの
上方に近接して配設され垂直軸を中心として回転する転
移部材とを備え、前記円盤状ローラーがその下部でタン
ク内の硬化剤液に浸漬していることを特徴としている。
【0007】
【作用】円盤状ローラーは回転に伴ってタンク内の硬化
剤液を引き連れて上昇し、側方位置でドクターにより余
分な硬化剤液が掻き落とされる。そして、この状態で円
盤状ローラーが回転しかつ転移部材が回転している時
に、円盤状ローラー外周の段部内側と転移部材の下面と
の隙間に鋸刃状部分を含む硬化領域が進入するようにし
てブランク板が送り込まれる。ブランク板が隙間を通過
する間に、円盤状ローラー外周の段部内の硬化剤液がブ
ランク板の硬化領域下側に転移すると同時に、段部内か
ら溢れた硬化剤液と段部外側の硬化剤液とが転移部材の
回転により硬化領域の上側に塗布される。また、切断面
である鋸刃状部分の端縁にも硬化剤液が塗布される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図3は本発明に係るコーティング装置の斜
視図を示している。同図に示すようにコーティング装置
11は、水平軸12を中心として回転する円盤状ローラ
ー13、この円盤状ローラー13の側方に配設されたド
クター14及び上方に配設された転移部材15とを備え
ており、円盤状ローラー13はその下部でタンク(図示
せず)内の硬化剤液16に浸漬した状態となっている。
円盤状ローラー13は周囲に段部13aを有しており、
ドクター14は円盤状ローラー13の外周及び外周付近
を若干の隙間を置いて取り囲む形状となっている。ま
た、転移部材15は回転数が可変のモーター17により
駆動されて垂直軸18の回りで回転するようになってお
り、この転移部材15の下面は円盤状ローラー13と殆
ど隙間のない状態で配設されている。
【0010】ドクター14は、図4に示すように、矢印
Y方向に移動可能に配設された外側部材14aと、この
外側部材14aに対して矢印Y方向に移動可能な状態で
取り付けられた内側部材14bとで構成されている。す
なわち、厚さが略半分の内側部材14bが、外側部材1
4aに形成された溝14c内にスライド可能に挿入さ
れ、ネジ等によって適宜固定される構成をしており、こ
れにより両部材14a,14bは個々にローラー13と
の間隔α,βを調整できるようになっている。なお、こ
の両部材14a,14bの取り付け方は上記の構成に限
るものではなく、ローラー13との間隔を個々に調整で
きるようであればどのような構成を採ってもよいもので
ある。
【0011】上記構成のコーティング装置11において
は、円盤状ローラー13が回転するに伴いその外周及び
側面外周寄りにタンク内の硬化剤液16を引き連れて上
昇し、側方位置でドクター14により余分な硬化剤液1
6が掻き落とされる。そして、このように円盤状ローラ
ー13が回転しかつ転移部材15が回転している作動状
態でブランク板Bが図3の左下方から水平に送り込まれ
矢印X方向に向けて排出される。すなわち、ブランク板
Bは、図5及び図6に示すように、その鋸刃状部分1を
含む硬化領域2が、円盤状ローラー13外周の段部13
aと転移部材15の下面との隙間を通過するようにして
コーティング装置11に送り込まれる。そして、ブラン
ク板Bがコーティング装置11を通過する時点では、円
盤状ローラー13外周の段部13a内の硬化剤液16が
硬化領域2の下側に転移すると同時に、段部13a内の
液溜まり16aから溢れた硬化剤液16と段部13a外
側の硬化剤液とが転移部材15の回転により硬化領域2
の上側に塗布される。また、切断面である鋸刃状部分1
の端縁にも硬化剤液16が塗布される。ここで、円盤状
ローラー13及び転移部材15の回転数を変えることに
より塗布量をコントロールすることができる。
【0012】上記硬化剤液16としては、珪酸ソーダ、
エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、酢酸
ビニル樹脂、酢酸ビニル−塩化ビニルエマルジョン共重
合樹脂、紫外線硬化樹脂等の塗料が使用できる。
【0013】乾燥装置の一例を図7及び図8に示してい
る。この乾燥装置21では、硬化剤液の塗布を終えたブ
ランク板Bが、その硬化領域2が乾燥装置21のチャン
バー22に設けられた横溝部23を通過するようにして
図6の矢印Z方向に搬送される。乾燥装置21内におい
ては、ドライヤーからの熱風がダクト24からノズル板
25により流速を高められてブランク板Bの硬化領域2
上面に当たると共に端縁を越えて下側に流れた熱風は下
方のターンガイド26により反転させられて裏面をも効
率的に乾燥するようになっている。そして、乾燥を終え
た熱風はブロワーに通ずるダクト27から排出されるも
のである。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコーティ
ング装置は、周囲に段部を有し水平軸を中心として回転
する円盤状ローラーと、この円盤状ローラーの段部に向
き合うようにして円盤状ローラーの側方に配設されたド
クターと、前記円盤状ローラーの上方に近接して配設さ
れ垂直軸を中心として回転する転移部材とを備えた構成
としたので、これによりインキパン内の硬化剤液をブラ
ンク板の硬化領域における両面及び端面に万遍なく塗布
することが可能なことから、硬化領域を全体にわたって
確実に硬化させることができる。また、硬化剤液を上下
タンクに分けることなく1つのタンクでコーティングを
行えるため、粘度の一定化が図れ、液補給も簡略化でき
る。
【0015】また、ブランク板を送りながら硬化剤液の
塗布を行うようになっているので、製函工程と同じライ
ン内に配置して使用することにより、ラップカートンの
製造工程を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙箱自体に鋸刃状のカッター部分を一体形成し
てなるラップカートンの斜視図である。
【図2】図1のラップカートンを形成するブランク板の
展開図である。
【図3】本発明に係るコーティング装置の一実施例を示
す斜視図である。
【図4】ドクター付近を拡大して示す平面図である。
【図5】コーティングの様子を示す一部側面図である。
【図6】同じく一部正面図である。
【図7】乾燥装置の一例を示す斜視図である。
【図8】図6のI−I断面図である。
【符号の説明】
11 コーティング装置 12 水平軸 13 円盤状ローラー 13a 段部 14 ドクター 15 転移部材 16 硬化剤液

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に段部を有し水平軸を中心として回
    転する円盤状ローラーと、この円盤状ローラーの段部に
    向き合うようにして円盤状ローラーの側方に配設された
    ドクターと、前記円盤状ローラーの上方に近接して配設
    され垂直軸を中心として回転する転移部材とを備え、前
    記円盤状ローラーがその下部でタンク内の硬化剤液に浸
    漬していることを特徴とするコーティング装置。
JP31303691A 1991-11-02 1991-11-02 コーテイング装置 Pending JPH05123622A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31303691A JPH05123622A (ja) 1991-11-02 1991-11-02 コーテイング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31303691A JPH05123622A (ja) 1991-11-02 1991-11-02 コーテイング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05123622A true JPH05123622A (ja) 1993-05-21

Family

ID=18036437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31303691A Pending JPH05123622A (ja) 1991-11-02 1991-11-02 コーテイング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05123622A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007640A (ja) * 2005-06-03 2007-01-18 Murata Mfg Co Ltd ペースト塗布装置及びチップ型電子部品の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007640A (ja) * 2005-06-03 2007-01-18 Murata Mfg Co Ltd ペースト塗布装置及びチップ型電子部品の製造方法

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