JPH0512357U - テレスコピツクステアリングコラム - Google Patents

テレスコピツクステアリングコラム

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JPH0512357U
JPH0512357U JP5971491U JP5971491U JPH0512357U JP H0512357 U JPH0512357 U JP H0512357U JP 5971491 U JP5971491 U JP 5971491U JP 5971491 U JP5971491 U JP 5971491U JP H0512357 U JPH0512357 U JP H0512357U
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JP
Japan
Prior art keywords
telescopic
jacket
axial direction
steering column
tops
Prior art date
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Pending
Application number
JP5971491U
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English (en)
Inventor
里志 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Kiko Co Ltd
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一対のコマがテレスコジャケットに摺接して
近接離反可能にガイド部材に係合してテレスコジャケッ
トをアッパージャケットに押圧するテレスコピックステ
アリングコラムのテレスコロック構造の改良をする。 【構成】 ステアリングシャフト9を回転可能に支承す
るテレスコジャケット2がアッパージャケット1に軸方
向へ伸縮可能に支持され、かつ、テレスコジャケット2
に摺接する一対のコマ25,26が互いに近接離反可能
に係合するガイド部材18をアッパージャケット1に固
定してなるテレスコピックステアリングコラムにおい
て、前記テレスコジャケット2に軸方向へ開設した長孔
35と係合するストッパー36及びテレスコジャケット
2の外周面に摺接する弧面37,37並びに前記コマ2
5,26のテーパー面27a,28aと摺接するテーパ
ー面31,32を設けたシート部材33をアッパージャ
ケット1の窓孔34に遊嵌して構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のステアリングホイールを乗員側へ進退調節できるように したテレスコピックステアリングコラム、特にそのテレスコロック保持力の安定 化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車乗員の最適運転姿勢を確保できるように、ステアリングホイールの位置 を乗員側へ進退調節できるようにしたテレスコピックステアリングコラムが公知 である。従来のテレスコピックステアリングコラムにおけるテレスコロック構造 は、軸方向へ伸縮可能なコラムジャケットの伸縮部に対して、コラムジャケット の外方から近接離反可能にコマを挿入し、該コマにテーパー面を形成するととも に、該テーパー面と摺接するテーパー面を備えたガイド部材をコラムジャケット に固定し、コマをガイド部材のテーパー面に沿って移動させることにより、テレ スコジャケットをアッパージャケット側へ押圧し、軸方向の保持をさせていた( 実開平1−131678号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公開された従来のテレスコロック構造によると、テレスコ ジャケットとコマの摺接は、テレスコジャケットの断面円形の外周面に対応して コマも円弧面であるため、各部寸法のバラツキでコマとテレスコジャケット外周 との接触位置が一定せず、テレスコ軸方向の保持力が安定しないという欠点があ った。
【0004】 そこで、この考案は上記テレスコピックステアリングコラムにおけるテレスコ ロック構造の改良を目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この考案に係るテレスコピックステアリングコラムは、ステアリングシャフト を回転可能に支承するテレスコジャケットがアッパージャケットに軸方向へ伸縮 可能に支持され、かつ、テレスコジャケットに摺接するテーパー面を有する一対 のコマが互いに近接離反可能に係合するガイド部材をアッパージャケットに固定 してなるテレスコピックステアリングコラムにおいて、前記テレスコジャケット に軸方向へ開設した長孔と係合するテレスコストッパー及びテレスコジャケット の外周面と摺接する弧面並びに前記コマに摺接するテーパー面を設けたシート部 材をアッパージャケットに遊嵌してなることを特徴とする。
【0006】
【作用】
上記構成に係るこの考案によれば、コマのロック解除操作をしてステアリング ホイールを引き又は押せば、アッパージャケットからテレスコジャケットが、シ ート部材のテレスコストッパーが係合する長孔の範囲内で伸縮する。シート部材 とテレスコジャケットとは弧面を介して全面的に摺接できるからテレスコ軸方向 の保持力が安定し、また、シート部材と一体形成されたテレスコストッパーがテ レスコジャケットの長孔に係合しているので、格別のテレスコストッパーを設け る必要がない。
【0007】
【実施例】
次に、この考案の実施例を図面に基づき説明する。図1に示したように、アッ パージャケット1の一端部にテレスコジャケット2が、他端部にロアージャケッ ト3がそれぞれ嵌挿されている。テレスコジャケット2は軸方向へ移動自在であ るが、ロアージャケット3はアッパージャケット1に周方向へ一定間隔で形成さ れた凹部5に押圧されて係合し、所定以上の軸方向荷重の入力により初めてアッ パージャケット1を軸方向へ移動案内する。アッパージャケット1は車体に固定 される固定ブラケット6とそのブラケット6に介在するエネルギー吸収部材7を 介して車体に支持され、ロアージャケット3はクランプ8を介して車体に固定さ れる。エネルギー吸収部材7は、乗員の荷重がステアリングホイールに入力され 、アッパージャケット1がロアージャケット3に向けて移動するとカーリング( Curling)とリッピング(Ripping)をすることによって衝撃を吸 収する周知の部材である。
【0008】 テレスコジャケット2とアッパージャケット1を貫通してステアリングシャフ ト9が軸受10,11を介して回転可能に支承され、ステアリングシャフト9の 一端部にはセレーション12を介してステアリングホイール(図示略)が連結さ れ、他端部にスプライン13が形成され、そのスプライン13と係合するスプラ イン14を有するロアーシャフト15が軸方向移動可能及びステアリングシャフ ト9と一体で回転可能に係合している。アッパージャケット1の一端部に弾性体 からなるブッシュ16が取り付けられ、そのブッシュ16に衝接するアリビエー ター17がテレスコジャケット2に固定されている。アリビエーター17は弾性 体からなり、テレスコジャケット2の押し込み限度を規制するストッパーである 。
【0009】 そして、アッパージャケット1の一端部近傍に、環状をした2枚の環状体を一 体的に連結してなるガイド部材18が嵌合固定されている。このガイド部材18 はその連結部に後記のコマ25,26をロックレバー19の回動操作により近接 離反させるためのテーパー面29,30を有する。すなわち、図3に示したよう に、ボルト21をガイド部材18の2枚の環状体間に挿入し、そのボルト21に 右ねじ部22と左ねじ部23を設け、それらのねじ部22,23にそれぞれ螺合 するコマ25,26の下部のテーパー面27,28をそれぞれテーパー面29, 30に摺接させてある。そして、ボルト21の略中央部にセレーション21aが 形成され、そのセレーション21aと係合するセレーション19aを形成したロ ックレバー19がナット20にてボルト21に固定されている。
【0010】 コマ25,26はそれぞれ断面が台形で左右対称的に配置され、その上部のテ ーパー面27a,28aにそれぞれ摺接するテーパー面31,32を設けたシー ト部材33がアッパージャケット1に開設した窓孔34に遊嵌されている。シー ト部材33はテレスコジャケット2に軸方向へ開設した所定長さの長孔35に係 合する平面長円形のテレスコストッパー36が中央部に形成され、その左右両側 に弧面37,37が形成されている。弧面37,37はテレスコジャケット2の 外周面と同じ曲率で形成されている。
【0011】 なお、図1及び図2において、38はコラムジャケット1を車体に揺動可能に 支持させる部材、すなわち、チルト機構の1つをなすディスタンスブラケットで 、該ディスタンスブラケット38はこれを貫通して配設される締め付けボルト3 9が、車体に固定される固定ブラケット6に挟持されてその縦方向に穿設された 長穴40と係合し、締め付けボルト39をチルトレバー41とともに回動するナ ット42を回動して緊締・弛緩することにより、ディスタンスブラケット38を 固定ブラケット6に対し所望の上下動位置に固定できるようにしてある。したが って、上記ステアリング装置は、いわゆる足元チルト式のステアリング装置を構 成するものである。
【0012】 次に上記実施例の作用について説明する。ステアリングシャフト9の伸縮調整 (テレスコ操作)をするには、図1仮想線図示のように、ロックレバー19をボ ルト21を中心として回動してコマ25,26のテーパー面27,28がガイド 部材18のテーパー面29,30に沿って互いに離れるように摺動させ、これに よりシート部材33が下降してテレスコジャケット2から離れる方向へ移動し圧 接が解除される。シート部材33がテレスコジャケット2から離れると、テレス コストッパー36が係合する長孔35の長さ範囲内でスプライン部13,14を 介しステアリングシャフト9及びテレスコジャケット2は一体として軸方向へ正 逆移動可能な状態となる。
【0013】 そこで、ステアリングホイールを運転者の手前に引き又は押込んで所望の位置 を定め、位置決めが終わると、ロックレバー19を前記回動方向とは逆の方向へ 回動させる。これにより、コマ25,26は互いに近接してシート部材33とそ れぞれ圧接し、シート部材33が上昇してテレスコジャケット2に圧接し、テレ スコジャケット2はアッパージャケット1の外径から凹入された内壁1aに強く 押付けられて摩擦係合にて固定され、テレスコジャケット2及びステアリングシ ャフト9は軸方向へ移動できなくなる。したがって、コマ25,26、テレスコ ジャケット2の寸法バラツキにより、コマ25,26の位置がばらついても、シ ート部材33とテレスコジャケット2の外周面との接触位置が一定となるため、 保持力が安定するのである。
【0014】 上記テレスコ調整において、テレスコジャケット2を最大限でアッパージャケ ット1内から引き出したとき、シート部材33のテレスコストッパー36はテレ スコジャケット2の長孔の端部に衝突する。しかしながら、テレスコストッパー 36はコマ25,26を介してガイド部材18に支持されているので、テレスコ ジャケット2の長孔35から脱落することはない。したがって、テレスコストッ パー36がテレスコジャケット2及びそれと一体のステアリングシャフト9及び ステアリングホイールの抜け止めをする。なお、テレスコジャケット2をアッパ ージャケット1内に最大限度で押し込んだときは、ブッシュ16がアリビエータ ー17に衝突し、その衝突による衝撃は吸収され、異音の発生やショックがステ アリングホイールに伝達されるのを防止する。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したこの考案によれば、テレスコジャケットの摺動範囲を規制するテ レスコストッパーを設けたシート部材をテレスコジャケットとコマの間に介在さ せているため、コマの位置がばらついてもテレスコ軸方向の保持力が安定する。 シート部材はテレスコジャケットの回転方向及び軸方向の位置決めの機能を有す るため、特別のテレスコストッパーを設ける必要がない、等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す半断面側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【符号の説明】
1…コラムジャケット、2…テレスコジャケット、1
3,14…スプライン、18…ガイド部材、19…ロッ
クレバー、21…ボルト、22…右ねじ、23…左ね
じ、25,26…コマ、27,27a,28,28a,
29,30,31,32…テーパー面、33…シート部
材、34…窓孔、35…長孔、36…テレスコストッパ
ー、37…弧面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフトを回転可能に支承
    するテレスコジャケットがアッパージャケットに軸方向
    へ伸縮可能に支持され、かつ、テレスコジャケットに摺
    接する一対のコマが互いに近接離反可能に係合したガイ
    ド部材をアッパージャケットに固定してなるテレスコピ
    ックステアリングコラムにおいて、前記テレスコジャケ
    ットに軸方向へ開設した長孔と係合するストッパー及び
    テレスコジャケットの外周面に摺接する弧面並びに前記
    コマと摺接するテーパー面を設けたシート部材をアッパ
    ージャケットに遊嵌してなることを特徴とするテレスコ
    ピックステアリングコラム。
JP5971491U 1991-07-30 1991-07-30 テレスコピツクステアリングコラム Pending JPH0512357U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002120731A (ja) * 2000-10-12 2002-04-23 Nsk Ltd 車両用ステアリング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002120731A (ja) * 2000-10-12 2002-04-23 Nsk Ltd 車両用ステアリング装置

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