JPH05123373A - 按摩装置 - Google Patents

按摩装置

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JPH05123373A
JPH05123373A JP29322391A JP29322391A JPH05123373A JP H05123373 A JPH05123373 A JP H05123373A JP 29322391 A JP29322391 A JP 29322391A JP 29322391 A JP29322391 A JP 29322391A JP H05123373 A JPH05123373 A JP H05123373A
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vibrator
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variable resistor
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Koichi Abe
功一 阿部
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Toshiba TEC Corp
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Tokyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、振動子の振動パターンを連続
的に変化でき、使用者の好みに、より細かに対応でき使
い勝手の良い按摩装置を得ることにある。 【構成】モータ及びその動力により動かされる振動子を
有した振動式按摩器と、モータの運転を位相制御する位
相制御部と、操作部に設けられた可変抵抗器と、この抵
抗器の可変端子に接続されたA/D変換器と、この変換
器の出力端に接続され可変抵抗の抵抗値に応じた出力電
圧に対応するデジタル値を関数の独立変数として、振動
子の振動時間と、振動子が停止する振動休止時間とを決
める演算を行う演算部と、交流を直流に変換する整流ス
タックからの整流出力の整流波形と同周期の動作信号を
形成する周期信号発生部と、動作信号と演算部の演算出
力に基づいて、振動休止時間の経過ごとに振動時間の間
だけ振動子を振動させる駆動信号を前記位相制御部に供
給する駆動信号供給部とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動式按摩器を備え
て、その振動子の振動により身体の足裏や腰などをマッ
サージする按摩装置に関する。
【0002】
【従来の技術】按摩装置に使用される振動式按摩器は、
モータの回転で偏心重りを回転させることによって、こ
の重りを収納した振動子を回転させる構成である。この
振動子によるマッサージにおいて、その振動のパターン
を使用者の好みに応じて選択できるようにしたものは従
来提供されている。
【0003】そのために、従来は、モータの制御回路を
なすマイクロコンピュータに予め幾通りかのプログラム
を組んで置き、そのうちの一つを選択ボタン等で選択す
ることにより、選択されたプログラムにしたがってモー
タの運転を制御して、選択された振動パターンで振動子
を振動させるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のように従来にお
いては、選択すべき振動パターンが数種類に決まってい
るため、ある振動パターンと次の振動パターンとの間の
中間的な振動パターンを得ることはできなかった。した
がって、きめ細かに振動パターンを変更することはでき
ないから、振動パターンを得る選択の幅が狭いという問
題があり、使用者の好みに十分に対応できるものではな
かった。なお、この問題は、マイクロコンピュータのプ
ログラム数を増やすことで改善できるが、そのようにす
る場合には、プログラムソフトの開発に多額の費用を要
するため、コスト高になり、したがって、実際的な対策
ではない。本発明の目的は、振動子の振動パターンを連
続的に変化でき、使用者の好みに、より細かに対応でき
使い勝手の良い按摩装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の按摩装置は、モータおよびその動力により
動かされて被マッサージ部に接触する振動子を有した振
動式按摩器と、前記モータの運転を位相制御する位相制
御部と、操作部に設けられた可変抵抗器と、この可変抵
抗器の可変端子に接続されたA/D変換器と、この変換
器の出力端に接続され前記可変抵抗器の抵抗値に応じた
出力電圧に対応するデジタル値を関数の独立変数とし
て、前記振動子の振動時間と、前記振動子が停止する振
動休止時間とを決める演算を行う演算部と、商用交流電
源から供給された交流を直流に変換する整流スタックか
らの整流出力の整流波形と同周期の動作信号を形成する
周期信号発生部と、前記動作信号と前記演算部の演算出
力に基づいて、前記振動休止時間の経過ごとに前記振動
時間の間だけ前記振動子を振動させる駆動信号を前記位
相制御部に供給する駆動信号供給部とを具備したもので
ある。
【0006】
【作用】この構成において、可変抵抗器の抵抗値は操作
部において使用者により任意に調節され、その抵抗値に
応じた出力電圧をA/D変換器がデジタル値に変換す
る。このデジタル値は演算部に定められた関数の独立変
数として使用され、したがって演算部は前記抵抗値に応
じた振動式按摩器の振動子の振動時間と振動休止時間と
を演算する。周期信号発生部は、交流をもとに得られる
整流出力の整流波形と同周期の動作信号を形成する。ま
た、駆動信号供給部は、前記動作信号と演算出力とに基
づいて駆動信号を位相制御部に出力し、位相制御部は前
記按摩器のモータの運転を位相制御する。そのため、前
記位相制御によるモータへの通電期間において、モータ
は前記休止時間のインターバルをおいて前記振動時間の
間だけ駆動されて、振動子を振動させる。既述のように
振動子の振動時間および振動休止時間は可変抵抗器の抵
抗値の調節に基づく演算部での関数演算により決められ
るから、前記抵抗値の連続的変化に応じて振動子の振動
時間および振動休止時間を連続的に変化させて、振動子
を駆動できる。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図14を参照して本発明の一実
施例を説明する。
【0008】図11〜図13において符号1は略直方体
状をなすケーシングで、底板2と、この底板2で下端開
口を塞がれるケーシング本体3とを連結して形成されて
いる。ケーシング1は図示しないが操作パネルを持って
いる。ケーシング本体3の上壁には、長方形の開口3a
が形成されているとともに、この開口3a内に位置する
スイッチ板4が設けられている。
【0009】スイッチ板4は、図12に示すように開口
3aの長辺に沿う基部4aの両端部に突部4bを設ける
とともに、中間部にも突部4cを設けて略E字形状をな
している。このスイッチ板4は開口3aの縁部に設けた
一対の取付け部5(図13の一つのみ図示)に板ばね6
を介して取付けられている。板ばね6はスイッチ板4を
前記上壁と面一となるように常に上向きに付勢してい
る。スイッチ板4はその長さ方向両端に掛合片4dを夫
々有しており、これら掛合片4dは開口3aの短い方の
縁部下面に掛合され、それによりスイッチ板4を水平状
に保持するようになっている。
【0010】図11に示すように底板2には二つの上向
き支え突部11が突設され、これら突部11は互いに逆
方向に傾斜した取付け面11aを有している。そして、
これら取付け面11aに接して第1,第2の按摩器12
A,12Bが夫々別々に支え突部11に固定されてい
る。すなわち、按摩器12A,12Bはケーシング1に
その長さ方向に所定間隔をもって並設されているととも
に、前記傾斜した取付け面11aによって図11に示す
ようにケーシング1の正面から見てハの字配置に設けら
れている。しかも、以上の配置にあって後述する振動子
相互の間隔は、これら二つの振動子に夫々別々に足裏を
のせた時に両足が競り合うことがない寸法に定められて
いる。
【0011】2個の独立した按摩器12A,12Bの構
成は図14に示されている。すなわち、符号13は、モ
ータ14が内蔵されるとともに一端部に筒部13aを有
した按摩器本体で、15は中空の球状をなし、その外面
に筒部15aを有した硬質の振動子である。振動子15
には偏心重り16が内蔵されており、その軸16aは筒
部15aに軸受け17を介して回転自在に支持されてい
る。モータ14の回転軸14aは筒部13aに挿入さ
れ、この軸14aと軸16aとは、これらに両端部を嵌
着して設けられた湾曲可能なコイルバネ18を介して連
結されている。そして、コイルバネ18は可撓性材料か
らなる蛇腹管19に収納されており、この管19の両端
部は夫々筒部13a,15aに嵌着されている。
【0012】このような構成の按摩器12A,12Bは
既述のように斜めに取付けられ、それによって振動子1
5がスイッチ板4の突部4b,4c間に位置してケーシ
ング1の開口3aに露出されている。なお、図11〜図
13において符号23は柔軟性を有する布状のカバーで
あって、前記操作パネルを露出させてケーシング本体3
の外面を覆って設けられている。
【0013】ケーシング1内には底板2から起立した取
付け板20を介して起動スイッチ21が設けられてい
る。このスイッチ21には常開形のマイクロスイッチが
使用されている。起動スイッチ21のアクチュエータ2
1aと前記突部4cとの間には連結糸22が張り渡され
ている。この糸22を介してスイッチ板4は前記板ばね
6の力でアクチュエータ21aを常に引き上げている。
したがって、起動スイッチ21はこの按摩装置の非使用
時においてオフ状態を保持するものである。
【0014】また、ケーシング1内には2個の按摩器1
2A,12Bの運転を制御する制御回路25が収納され
ている。この制御回路25の構成は図1に示され、モー
タ14を位相制御をする位相制御部31と、周期信号発
生部32と、可変抵抗器33と、A/D変換器34と、
マイクロコンピュータからなる制御部35とを具備して
形成されている。
【0015】位相制御部31は、モータ14に直列接続
された双方向性サイリスタ41と、このサイリスタ41
の主電極間を接続したフォト・カプラ42の受光素子4
2aおよび抵抗43の直列回路と、抵抗44およびフォ
ト・カプラ42の発光ダイオード42bの直列回路とか
ら形成されている。抵抗44はプラスVccの電源端子に
接続され、かつ、発光ダイオード42bのカソードは制
御部35の出力端子Otに接続されている。
【0016】この位相制御部31は、制御部35の出力
端子Otから供給される駆動信号eに基づいて、交流 1
00Vと直流とを分離しているフォト・カプラ42での光
電変換により発生する小電流を、双方向性サイリスタ4
1のゲートに与え、このサイリスタ41を導通させてモ
ータ14への通電を可能にして、このモータ14の運転
を位相制御する。
【0017】周期信号発生部32は、図4に示されるよ
うに電源回路49と、信号発生回路50とから形成され
ている。電源回路49は、 100Vの商用交流電源を降圧
するトランス51と、このトランス51の二次巻線に接
続された整流スタック52と、このスタック52の出力
端に接続された安定化回路とを備えている。安定化回路
は、ダイオード53と、コンデンサ54と、電解コンデ
ンサ55と、三端子レギュレータ56と、コンデンサ5
7と、電解コンデンサ58とで形成されている。
【0018】この電源回路49は、トランス51により
降圧された交流を整流スタック52により直流に変換し
て、この直流を安定化回路で平滑にするとともに安定さ
せて、プラス5Vの直流出力を形成するものである。整
流スタック52は商用交流電源の電源周波数の1/2の
周期の整流出力aを出し、その整流波形は図5に示され
ている。
【0019】信号発生回路50は、整流スタック52の
プラス出力端およびグランドの間に接続された抵抗5
9,60の直流分圧回路と、プラス5Vの電源端子およ
びグランドの間に接続された抵抗61とトランジスタ6
2のコレクタ・エミッタ間との直列回路とからなり、ト
ランジスタ62のベースは抵抗59,60の相互接続点
に接続されている。トランジスタ62の動作電圧は例え
ば 0.6Vである。
【0020】この信号発生回路50は、前記整流出力a
が供給されることにより、その整流波形の周期と同周期
のパルスを含む基準信号bを出力する。すなわち、図5
により説明すれば、整流波形の電圧変動に基づいてトラ
ンジスタ62のベースに動作電圧( 0.6V)より小さい
値の電圧が印加されている期間Aは、トランジスタ62
がオフされるから、そのコレクタ電位は高くなり、逆に
前記動作電圧より大きい値の電圧が印加されている期間
Bは、トランジスタ62がオンされるから、そのコレク
タ電位は低くなる。したがって、前記信号発生回路50
は、(A+B)の周期でA期間の長さのパルス幅を有し
たパルスを形成して、それをトランジスタ62のコレク
タと抵抗61との間から出力する。
【0021】可変抵抗器33は、プラスVccとグランド
との間に設けられ、振動子15の振動パターンを切換え
るための入力手段として用いられる。この可変抵抗器3
3はケーシング1の外部に臨んだ前記操作パネルに配置
されている。すなわち、図2に示されるように操作パネ
ルにおいては、可変抵抗器33の摘み、換言すれば振動
パターン調節摘み33aが、スライド溝65を案内とし
て移動可能に設けられている。そして、スライド溝65
の近傍には調節の目安となる印刷表示が設けられてい
る。この印刷表示は、例えば第1〜第3の主表示66〜
68と、主表示66,67間の副表示69と、主表示6
7,78間の副表示70で形成されている。
【0022】前記摘み3aを第1の主表示66に合わせ
た時の振動パターンは図10(A)に示され、同じく第
2の主表示67に合わせた時の振動パターンは図10
(C)に示され、同じく第3の主表示68に合わせた時
の振動パターンは図10(E)に示される。また、前記
摘み3aを副表示69に合わせた時の振動パターンは図
10(B)に代表して示され、同じく副表示70に合わ
せた時の振動パターンは図10(D)に代表して示され
る。なお、図10(A)〜(E)は振動部15の振動を
模式的に示すものである。
【0023】A/D変換器34はその入力端子を可変抵
抗器33の可変端子に接続して設けられている。この変
換器34は、可変抵抗器33の可変端子から出力される
出力電圧Vを、その電圧値に応じた値のデジタル信号に
変換するものである。
【0024】制御部35は、図3に示されるように入力
部71と、演算部72と、駆動信号供給部73とで形成
されている。入力部71は、A/D変換器34から出力
されたデジタル信号を、演算部72の処理速度に合わせ
て、この演算部72に供給するものである。
【0025】演算部72は前記デジタル信号の値(デジ
タル値)を関数の独立変数として関数演算を行うもので
ある。詳しくは、演算部72は例えば3つの演算式を有
している。第1の演算式は、振動子15の振動時間t1を
決めるためのものであって、ti=f(V)である。第2
の演算式は、振動子15が停止する振動休止時間t2を決
めるためのものであって、t2=g(V)である。第3の
演算式は、振動子15の振動の強さが変化する振動強さ
可変時間t3を決めるためのものであって、t3=h(V)
である。これら第1〜第3の演算式において、f,g,
hは夫々定数である。
【0026】第1演算式ti=f(V)においては、その
独立変数V(つまり可変抵抗器33により連続して調節
される抵抗値に応じた出力電圧に対応する前記デジタル
値)の変化に伴い、従属変数としての振動時間t1は図6
に示すように変化する。同様に、第2演算式t2=g
(V)においては、その独立変数Vの変化に伴い従属変
数としての振動時間t1は図7に示すように変化し、第3
演算式t3=h(V)においては、その独立変数Vの変化
に伴い従属変数としての振動時間t1は図8に示すように
変化するようになっている。
【0027】駆動信号供給部73は、前記動作信号bと
前記演算部72の演算出力(つまり、t1,t2,t3)に基
づいて、前記振動休止時間t2の経過ごとに前記振動時間
t1の間だけ前記振動子15を振動させる駆動信号eを前
記位相制御部31に供給するもので、t1タイマ75,t2
タイマ76,t3タイマ77,振動強さ制御信号発生部7
8,駆動信号発生部79,およびアンドゲート80とで
形成されている。
【0028】各タイマt1〜t3は夫々演算部72に接続さ
れており、t1タイマ75には、演算部72で振動時間t1
が決められるごとに、その時間t1が設定される。同様
に、演算部72で振動休止時間t2が決められるごとに、
その時間t2がt2タイマ76に設定され、演算部72で振
動強さ可変時間t3が決められるごとに、その時間t3がt3
タイマ77に設定される。
【0029】t1タイマ75のタイムアップと同時にタイ
ムアップ信号を出力する出力端子o1は、t2タイマ76の
スタートトリガ端子stに接続され、前記タイムアップ信
号はt2タイマ76をスタートさせるトリガ信号として使
用されるようになっている。t2タイマ76のタイムアッ
プと同時にタイムアップ信号を出力する出力端子0は、
t1タイマ75のスタートトリガ端子stおよびt3タイマ7
7のスタートトリガ端子stに夫々接続され、前記タイム
アップ信号はt1タイマ76およびt3タイマ77を同時に
スタートさせるトリガ信号として使用されるようになっ
ている。
【0030】t1タイマ75の他の出力端子o2はアンドゲ
ート80の一方の入力端子に接続されているとともに、
t3タイマ77の出力端子Oは振動強さ制御信号発生部7
8に接続されている。この発生部78は、t3タイマ77
の動作中に振動子15の振動の強さを図10(D)
(E)の振動パターンに示されるように漸増または漸減
するための制御信号cを形成するものである。
【0031】この振動強さ制御信号発生部78の出力端
子は駆動信号発生部79の一方の入力端子に接続されて
いる。そして、駆動信号発生部79の他方の入力端子は
前記信号発生回路50の出力端子に接続されているとと
もに、この発生部79の出力端子はアンドゲート80の
他方の入力端子に接続されている。この駆動信号発生部
78は、前記動作信号bおよび制御信号cにより、前記
位相制御部31の点弧角を変調する駆動信号eを形成す
るものである。この駆動信号eはアンドゲート80にt1
タイマ75の動作信号dが与えられている時にだけ、こ
のアンドゲート80を通って前記位相制御部31に供給
される。
【0032】前記構成の按摩装置は、例えば床に置いた
状態で上面に両足を載せたり、腰部や背中を載せたりし
て使用される。そして、例えば両足を載せることによっ
て、その重さでスイッチ板4が板ばね6を中心に回動し
て押し下げられるから、足裏がカバー23を介して按摩
器12A,12Bの振動子15に支持されるとともに、
連結糸22が緩んで起動スイッチ21が自動的に閉じら
れる。また、この按摩装置の上面から両足を外すと、ス
イッチ板5が板ばね6の力で元の位置に戻されるため、
起動スイッチ21がオフされて、運転が自動的に停止す
る。
【0033】前記起動スイッチ21の投入により、電源
回路49がプラス5Vの直流を作るとともに、その整流
スタック52からの整流出力aが供給される信号発生回
路50では、そのトランジスタ62がオン・オフされ、
動作信号bを形成して出力する。このようにして周期信
号発生部32は、商用交流電源から供給された交流を直
流に変換する整流スタック52からの整流出力aの整流
波形と同周期の動作信号bを、制御部34の駆動信号発
生部79に供給する。
【0034】一方、起動スイッチ21が閉じられること
に伴い図9に示すタイムチャートにしたがってマッサー
ジ動作が行われる。すなわち、ステップ1によりA/D
変換器33のデジタル値が演算部72に入力されたかど
うかが判断される。その判断がNOの場合にはYESに
なるまで判断が繰返され、YESの判断になるとステッ
プ2で示す演算部72での関数演算が実行される。
【0035】この演算処理は、可変抵抗器33の抵抗値
に応じた出力電圧に対応するデジタル値を、演算式ti=
f(V)、t2=g(V)、t3=h(V)の夫々の(V)
部分に代入して行われる。それによる演算式ti=f
(V)での演算で振動子15の振動時間t1が決められ、
演算式t2=g(V)により振動子15が停止する振動休
止時間t2が決められ、演算式t3=h(V)により振動子
15の振動の強さが変化する振動強さ可変時間t3が決め
られる。
【0036】ステップ3では、t1,t3の両タイマ75,
77にトリガ信号を与えて、これらを同時にスタートさ
せ、次のステップ4では、振動強さ可変時間t3が零であ
るかどうかの判断を行い、その判断がNOの場合には、
駆動信号供給部73での処理により振動子15の振動の
強さを漸増させるステップ5が行される。
【0037】このステップ5では、t3タイマ77の動作
信号を受けて同期して動作される振動強さ制御信号発生
部78が制御信号cを形成して、それを駆動信号発生部
79に供給することに伴い、前記制御信号cに応じた駆
動信号eが形成されて、この信号eが前記t1タイマ75
の動作時間内においてアンドゲート80を通して位相制
御部31に供給される。そのため、動作信号bに対する
点弧出力の位相が変化されるから、按摩器12A,12
Bのモータ14への通電時間が次第に増加されて、その
振動子15の振動の強さを次第に大きくできるものであ
る。
【0038】次のステップ6ではt3タイマ77に設定さ
れたt3時間が経過したかどうかが判断される。この判断
がNOの場合にはステップ5に戻り、判断がYESにな
るまで繰返される。そして、ステップ6での判断がYE
Sになると、振動子15の振動の強さを一定に保持する
ステップ7が実行される。ステップ7が終わると、ステ
ップ8での判断、つまり、t1タイマ75に設定されたt1
時間から前記振動強さの漸増時間t3を引算した時間Tに
達したかどうかの判断を行う。この判断がNOの場合に
はステップ7に戻り、判断がYESになるまで繰返され
る。
【0039】ステップ8での判断がYESになると、ス
テップ9に進んで再びt3タイマ77にトリガ振動を与え
て、このタイマ77をスタートさせる。次ぎに、前記振
動強さの漸増とは逆に、t3時間の間前記駆動信号供給部
73での処理により、モータ14の回転を次第に弱くし
て振動子15の振動の強さを漸減するステップ10が実
行される。次のステップ11では、t1,t3タイマ75,
77に設定されたt1,t3時間が夫々経過したかどうかが
判断される。この判断がNOの場合にはステップ11に
戻り、判断がYESになるまで繰返される。
【0040】ステップ11での判断がYESになると、
t1タイマ75から出力されたタイムアップ信号がt2タイ
マ76に供給されるから、このタイマ76がスタートす
るステップ12が実行される。このステップ12の実行
により、モータ14の駆動が停止されるととともに、そ
の振動子15の振動が休止される。次のステップ13で
はt2タイマ76に設定されたt2時間が経過したかどうか
が判断される。この判断がNOの場合にはステップ12
に戻り、判断がYESになるまで繰返される。そして、
ステップ13での判断がYESになると、t2タイマ76
から出力されたタイムアップ信号がt1,t3タイマ75,
77に夫々にトリガ信号として供給されるとともに、ス
テップ1に戻り、再び前記ステップ1〜13が繰返され
る。
【0041】また、t3タイマのt3時間が零であってステ
ップ4での判断がYESとなった場合には、ステップ1
1が実行され、次にステップ12,13が次々に実行さ
れた後、再びステップ1に戻り、前記ステップ1〜4,
11〜13が繰返される。
【0042】前記動作において、本実施例の場合では可
変抵抗器33の出力電圧が2Vまでは図8から明らかな
ようにt3タイマ77の設定時間が零であるので、ステッ
プ1〜4,11〜13が繰返されて按摩器12A,12
Bが動作される。そして、可変抵抗器33の出力電圧が
最小(1V)に調節されると、図6および図7から明ら
かなように演算式ti=f(1)での演算で決められた振
動子15の振動時間t1、および演算式t2=g(1)での
演算で決められ振動子15が停止する振動休止時間t2
が、夫々最小の値となるから、図10(A)の振動パタ
ーンに示すように最小の振動休止時間t2のインターバル
をおいて最小の振動時間t1の間だけモータ14が駆動さ
れる。そのため、振動子15を単発的に振動させること
ができる。
【0043】そして、可変抵抗器33の出力電圧が2V
に調節されると、演算式ti=f(2)での演算で決めら
れた振動子15の振動時間t1および、演算式t2=g
(2)での演算で決められ振動子15が停止する振動休
止時間t2が、夫々最小値より大きくなるから、図10
(C)の振動パターンに示すように前記最小の振動休止
時間t2よりも長い最大の振動休止時間t2のインターバル
をおいて、前記最小の振動時間t1よりも長い中間的な振
動時間t1の間だけモータ14が駆動される。そのため、
振動子15を間欠的に振動させることができる。
【0044】したがって、可変抵抗器33の出力電圧が
1Vと2Vとの間に調節された場合には、その調節電圧
値に応じて図10(B)に示す振動パターン、すなわち
前記図10(A)と図10(C)に夫々示された振動パ
ターンの中間の振動パターンで、振動子15を間欠的に
振動させることができる。
【0045】また、可変抵抗器33の出力電圧が2V以
上に調節されると、図8から明らかなようにt3タイマ7
7の設定時間が零より大きくなるので、ステップ1〜1
3が繰返されて按摩器12A,12Bが動作される。そ
して、可変抵抗器33の出力電圧が最大(3V)に調節
されると、演算式ti=f(3)での演算で決められた振
動子15の振動時間t1、演算式t2=g(3)での演算で
決められた振動休止時間t2が、および、演算式t3=h
(3)での演算で決められ振動子15の振動強さ可変時
間t3が夫々最大の値に設定される。そのため、図10
(E)の振動パターンに示すように最大の振動休止時間
t2のインターバルをおいて最大の振動時間t1の間だけモ
ータ14が駆動されるとともに、振動時間t1の所期と終
期には振動の強さが漸増および漸減される振動パターン
で、振動子15を間欠的に振動させることができる。
【0046】そして、可変抵抗器33の出力電圧が2V
と3Vとの間に調節された場合には、その調節電圧値に
応じて図10(D)に示す振動パターン、すなわち前記
図10(C)と図10(E)に夫々示された振動パター
ンの中間の振動パターンを得ることができる。
【0047】なお、図10(D)(E)に示された振動
パターンの場合には、振動時間t1は夫々長いにも拘ら
ず、その初期と終期には振動の強さが漸増および漸減さ
れるので、被マッサージ部に対する当たりが柔らかく始
まって柔らかく終わるものであり、被マッサージ部への
刺激が強すぎるような不都合を生じることがない。
【0048】なお、本発明は前記一実施例には制約され
ない。例えば、振動時間t1の初期と終期には振動の強さ
が漸増および漸減させるためのt3タイマ77、および振
動強さ制御信号発生部78は省略して実施しても良い。
【0049】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の按摩装置に
おいては、可変抵抗器の抵抗値の連続的変化に応じて振
動子の振動時間および振動休止時間の組合わせが異なる
振動子の振動パターンを連続的に変化できるから、予め
決められた振動パターンの中から選択する従来のものと
異なり、より細かに使用者の好みに対応でき使い勝手を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る按摩装置全体の制御回
路の構成を示す図。
【図2】同一実施例に係る可変抵抗器の振動パターン調
節摘みとその印刷表示との関係を示す図。
【図3】同一実施例に係る制御部の構成を示すブロック
図。
【図4】同一実施例に係る周期信号発生部の構成を示す
回路図。
【図5】図4に示された実施例に係る周期信号発生部の
作用を説明するためのタイムチャート。
【図6】同一実施例に係る可変抵抗器の出力電圧と振動
子の振動時間との関係を示す図。
【図7】同一実施例に係る可変抵抗器の出力電圧と振動
子の振動休止時間との関係を示す図。
【図8】同一実施例に係る可変抵抗器の出力電圧と振動
子の振動強さ可変時間との関係を示す図。
【図9】同一実施例に係る按摩装置の作用を説明するた
めのタイムチャート。
【図10】(A)は同一実施例に係る按摩装置の振動パ
ターン調節摘みを第1主表示に合わせた時の振動子の振
動パターンを示す図。 (B)は同一実施例に係る按摩装置の振動パターン調節
摘みを第1主表示と第2主表示との間の副表示に合わせ
た時の振動子の振動パターンを示す図。 (C)は同一実施例に係る按摩装置の振動パターン調節
摘みを第2主表示に合わせた時の振動子の振動パターン
を示す図。 (D)は同一実施例に係る按摩装置の振動パターン調節
摘みを第2主表示と第3主表示との間の副表示に合わせ
た時の振動子の振動パターンを示す図。 (E)は同一実施例に係る按摩装置の振動パターン調節
摘みを第3主表示に合わせた時の振動子の振動パターン
を示す図。
【図11】同一実施例に係る按摩装置を図12中Z−Z
線に沿って示す断面図。
【図12】同一実施例に係る按摩装置をそのカバーの一
部を省略して示す平面図。
【図13】同一実施例に係る按摩装置を図12中Y−Y
線に沿って示す断面図。
【図14】同一実施例に係る按摩装置で使用する振動式
按摩器を示す縦断側面図。
【符号の説明】
12A,12B…按摩器、15…振動子、14…モー
タ、25…制御回路、31…位相制御部、32…周期信
号発生部、33…可変抵抗器、33a…振動パターン調
節摘み、34…A/D変換器、35…制御部、72…演
算部、73…駆動信号供給部、75…t1タイマ、76…
t2タイマ、77…t3タイマ、78…振動強さ制御信号発
生部、79…駆動信号発生部、80…アンドゲート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータおよびその動力により動かされて
    被マッサージ部に接触する振動子を有した振動式按摩器
    と、 前記モータの運転を位相制御する位相制御部と、 操作部に設けられた可変抵抗器と、 この可変抵抗器の可変端子に接続されたA/D変換器
    と、 この変換器の出力端に接続され前記可変抵抗器の抵抗値
    に応じた出力電圧に対応するデジタル値を関数の独立変
    数として、前記振動子の振動時間と、前記振動子が停止
    する振動休止時間とを決める演算を行う演算部と、 商用交流電源から供給された交流を直流に変換する整流
    スタックからの整流出力の整流波形と同周期の動作信号
    を形成する周期信号発生部と、 前記動作信号と前記演算部の演算出力に基づいて、前記
    振動休止時間の経過ごとに前記振動時間の間だけ前記振
    動子を振動させる駆動信号を前記位相制御部に供給する
    駆動信号供給部とを具備したことを特徴とする按摩装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008119268A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Yoichi Endo 振動誘発皮膚反射制御システム
US7582066B2 (en) 2007-05-02 2009-09-01 Yoshio Shimotori Neurological disease prevention apparatus through sound wave vibration

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