JPH0512323U - セミパンタグラフ式ワイパのピボツト構造 - Google Patents

セミパンタグラフ式ワイパのピボツト構造

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JPH0512323U
JPH0512323U JP6116791U JP6116791U JPH0512323U JP H0512323 U JPH0512323 U JP H0512323U JP 6116791 U JP6116791 U JP 6116791U JP 6116791 U JP6116791 U JP 6116791U JP H0512323 U JPH0512323 U JP H0512323U
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JP
Japan
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arm
wiper
semi
sub
pivot
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Application number
JP6116791U
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Inventor
泰三 山本
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイパブレードを支持するワイパアームがメ
インアームとサブアームとからなるセミパンタグラフ式
ワイパのピボット部の構造を簡素化して、該ピボットの
組み付け性と小型化を図る。 【構成】ワイパアーム2がメインアーム3とサブアーム
4とからなるセミパンタグラフ式ワイパ1のピボット軸
12に取り付けられる上記サブアームを枢支するベース
部材8の取付穴8bの対向する一部に平坦部を8cを形
成し、上記ピボット軸のホルダー13の筒部分13aの
外周形状を上記平坦面8cを有する取付穴8bと略同形
に形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ワイパブレードを支持するワイパアームがメインアームと該メイン アームに並設されたサブアームとからなるセミパンタグラフ式ワイパに関し、特 に、そのピボットの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車輛のワイパにおいては、ワイパブレードを支持するワイパアーム が、メインアームとこのメインアームに並設されたサブアームとからなるセミパ ンタグラフ構造に形成されたセミパンタグラフ式ワイパが知られている。
【0003】 このセミパンタグラフ式ワイパでは、サブアームの働きによりワイパブレード がピボット軸回りを揺動するとき、この動きに伴ってワイパブレードのメインア ームの枢着軸回りに適当な量だけ摺動して、ワイパブレードによる払拭領域の形 状が調整されるようになっている。
【0004】 また、上記サブアームはベース部材に支持されているが、該ベース部材が上記 ワイパの揺動に伴い一緒に回転しまったり、上記ワイパを車体に取付ける際の組 み付け誤差を防止するのに、上記ベース部材にピンを固定し、更に上記車体のボ ディーパネルに基準穴を設け、そのピンを該基準穴に挿入して位置決めと共に回 転止めを行っていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようなピボットの構造では、ベース部材の回転止めとピ ボット取付時の位置決めを行うのに、ボディーパネルとベース部材を加工してピ ンで連結していたので、構造が複雑で部品点数が多く、ピボットが大型になって しまうという不具合や、これらの構造よってピボット自体の組み付け時の作業性 が良くないといった問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案では、ワイパブレードを支持するワイパアームがメインアーム とこのメインアームに並設されたサブアームとからなるセミパンタグラフ構造の セミパンタグラフ式ワイパにおいて、上記ワイパアームのピボット軸が、先端部 に上記メインアームを取り付けられると共に中間部に上記サブアームのベース部 材を嵌装されるピボット軸本体と、上記ピボット軸本体の基部を車体パネルに枢 着すべく該ピボット軸本体を取り付けられたホルダーと、上記車体パネルの表面 と該ベース部材との間に介在するように該ホルダーの外周に装着されるカラーと からなり、上記ベース部材に形成される取付穴に平坦部を形成し、上記ホルダー の外周を上記平坦部を有する取付穴に嵌合するよう該取付穴と略同形に形成にし た。
【0007】
【作用】
上述したピボットの構造では、ベース部材の取付穴に平坦部を形成し、ホルダ ーの外周を該平坦部を有する取付穴の形状と略同形に形成し、両者を嵌合して該 ベース部材の回転止めと共に上記ワイパの車体取付け時の位置決めを行うので、 従来、ベース部材の位置決めや回転止めを行っていたピンと基準穴がなくても、 該ベース部材の位置決めと共に回転が規制される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例であるセミパンタグラフ式ワイパの構造についてを説 明する。図4において、符号1はセミパンタグラフ式のワイパを示し、このワイ パ1は、ワイパアーム2がメインアーム3とサブアーム4とからなり、ワイパブ レード5は一対のピン5aおよびピン5bによりメインアーム3とサブアーム4 に枢支されている。そして、ワイパアーム2は、サブアーム4の揺動中心とメイ ンアーム3の揺動中心とが異なる位置に設定されており、メインアーム3の揺動 (矢印a)に伴ってサブアーム4がワイパブレード5をピン5a回りに自転(矢 印b)されるようなリンク機構を形成している。また、符号6はフロントパネル 、10はウインドガラス、10aはウェザーストリップをそれぞれ示している。
【0009】 このようなワイパアーム2の基部2Aのピボット軸部分の構成を図1ないし図 3に示す。
【0010】 図2において、メインアーム3はその基部をピボット軸本体12のローレット 付テーパ軸部に直接嵌合され、このピボット軸本体12の上端に形成されたねじ 部20へナット21を螺合させることで取り付けられる。また、サブアーム4は ピボット軸本体12に取り付けられたベース部材であるサブアームベース8にピ ン25で枢着されている。さらに、メインアーム3の基部には、ねじ部20及び ナット21を覆うカバー11が装着される。
【0011】 このような構成のメインアーム3とサブアーム4とからなるワイパアーム2は 、サブアームベース8を含めた状態でワイパアーム2の組立体としてアセンブリ 化される。
【0012】 ここでサブアームベース8について説明する。サブアームベース8は、図3に 示すように、平面形状が滴状で、サブアーム4を枢着するピン25の嵌合する孔 8aとピボット軸本体12と嵌合する取付穴8bが形成されている。孔8aは円 形であるが、取付穴8bは円の対向する一部に平坦部8cを形成した、丁度、陸 上競技のトラックの様な形状をしており、この平坦部8cを有する取付穴8bが 後述するホルダーの筒部分の外周に嵌合する。
【0013】 ピボット軸本体12は、図1に示すように、その中間部をホルダー13に内挿 され枢支されており、スナップリング19によりホルダー13に対して軸方向に 位置決めされ、このホルダー13を通して車体パネル7に取付けられる。
【0014】 なお、ここでは、車体パネル7が外側パネルであるフロントパネル6とこの内 方の内側パネルであるダッシュリンフォースメント7とからなる二重構造に形成 されており、特に、ダッシュリンフォースメント7が強度メンバーになっている ので、ホルダー13及びピボット軸本体12は、このダッシュリンフォースメン ト7に取り付けられる。また、ピボット軸本体12の下端部12aは、アクチュ エータに接続されたリンク部材9に結合され、回転駆動されるようになっている 。 ホルダー13は、ダッシュリンフォースメント7の穴部7aとフロントパネ ル6の穴部6aとを貫通する筒部分13aとつば状部分13bを備えている。
【0015】 つば状部分13bには、ホルダー回転止めピン15が四方に突設されており、 これらのピン15は、ダッシュリンフォースメント7の小穴7bに嵌合してホル ダー13の回転を規制している。
【0016】 筒部分13aの外周には、2つのねじ部16a,16bと、この両者の間に上 述した取付穴8bが嵌合する嵌合部16cが形成されている。筒部分13aのね じ部16bにはこれを覆うカラー18のねじ部18aが螺合してホルダー13を ダッシュリンフォースメント7に強固に固定する。
【0017】 嵌合部16cはホルダー13の外周の対向する部位を切欠き、取付穴8bと略 同形になるように形成したものである。
【0018】 そして、この嵌合部16cにサブアームベース8の取付穴8bが嵌装され、こ のサブアームベース8はカラー18の上端面にナット17で押し付けられて締結 される。この時、取付穴8bの平坦面8cと嵌合部16cの切欠きによりサブア ームベース8のピボット軸本体12に対する方向が決められると共に、サブアー ムベース8の回転止めがなされる。さらに、ピボット軸本体12の上端にメイン アーム3の基部を嵌めてねじ部20にナット21を螺合諦着してメインアーム3 をピボット軸本体12に固定し、カバー11を装着する。
【0019】 サブアームベース8の取付穴8bとピボット軸の筒部分13aの加工で、サブ アームベース8の回転防止と車体へピボットを取り付ける際の位置決めを容易に 達成することができる。
【0020】 また、従来のピンによってサブアームベース8の回転止めとピボットの取付位 置を行っていたものよりも構造が簡略化でき、外観を小型にすることができ見栄 えの向上につながる。
【0021】 なお、図1中、符号22,23はいずれもシール用パッキンである。
【0022】
【考案の効果】
本考案によれば、ワイパアームのピボット軸に取り付けられるサブアームを枢 支するベース部材の取付部に平坦部を形成し、該ベース部材が取付けられるピボ ット軸のホルダーの一部を上記平坦部を有する取付穴と略同形に形成し、両者を 嵌合させたので、ベース部材の回転止めとピボット取付時の位置決めが行えるよ うになり、構造が簡単で部品点数が少なく、小型のピボットを提供することがで きる。
【0023】 また、ピボットの構成部品の減少によりピボット自体の組み付け時の作業性を 向上させることができ、製造コストの低減にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるセミパンタグラフ式ワ
イパのピボット部の構成を示す図4におけるA−A断面
の部分拡大図である。
【図2】図4に示す矢印B方向から見たピボット部の側
面図である。
【図3】本考案の主要部であるベース部材の平面図であ
る。
【図4】セミパンタグラフ式ワイパの構成を示す正面図
である。
【符号の説明】
1 セミパンタグラフ式ワイパ 2 ワイパアーム 2A ワイパアームの基部 3 メインアーム 4 サブアーム 5 ワイパブレード 6,7 車体パネル 8 ベース部材 8c 平坦部(平面) 11 カバー 12 ピボット軸本体 13 ホルダー 16c 嵌合部 18 カラー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイパブレードを支持するワイパアームが
    メインアームとこのメインアームに並設されたサブアー
    ムとからなるセミパンタグラフ構造のセミパンタグラフ
    式ワイパにおいて、 上記ワイパアームのピボット軸が、先端部に上記メイン
    アームを取り付けられると共に中間部に上記サブアーム
    のベース部材を嵌装されるピボット軸本体と、上記ピボ
    ット軸本体の基部を車体パネルに枢着すべく該ピボット
    軸本体を取り付けられたホルダーと、上記車体パネルの
    表面と該ベース部材との間に介在するように該ホルダー
    の外周に装着されるカラーとからなり、 上記ベース部材に形成される取付穴に平坦部を形成し、
    上記ホルダーの外周を上記平坦部を有する取付穴に嵌合
    するよう該取付穴と略同形に形成にしたことを特徴とす
    るセミパンタグラフ式ワイパのピボット構造。
JP6116791U 1991-08-02 1991-08-02 セミパンタグラフ式ワイパのピボツト構造 Withdrawn JPH0512323U (ja)

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Effective date: 19951102