JPH0512316Y2 - - Google Patents

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JPH0512316Y2
JPH0512316Y2 JP1989097803U JP9780389U JPH0512316Y2 JP H0512316 Y2 JPH0512316 Y2 JP H0512316Y2 JP 1989097803 U JP1989097803 U JP 1989097803U JP 9780389 U JP9780389 U JP 9780389U JP H0512316 Y2 JPH0512316 Y2 JP H0512316Y2
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cheese
plate
holding
receiving plate
cheese holding
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06BTREATING TEXTILE MATERIALS USING LIQUIDS, GASES OR VAPOURS
    • D06B5/00Forcing liquids, gases or vapours through textile materials to effect treatment, e.g. washing, dyeing, bleaching, sizing impregnating
    • D06B5/12Forcing liquids, gases or vapours through textile materials to effect treatment, e.g. washing, dyeing, bleaching, sizing impregnating through materials of definite length
    • D06B5/16Forcing liquids, gases or vapours through textile materials to effect treatment, e.g. washing, dyeing, bleaching, sizing impregnating through materials of definite length through yarns, threads or filaments

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、チーズやロール状ガーゼ等を晒しや
染色、脱水および乾燥と云つた処理上一まとめに
して取扱うためのチーズキヤリアに関するもので
ある。 (従来の技術) チーズキヤリアは下面中央に染液や晒し液
(水)、乾燥用熱風と云つた処理流体の流体導入口
を持つた中空の受盤の上面に、チーズ保持杆を多
数立設したもので、このチーズ保持杆は処理流体
を縦通させ積重装備したチーズの内側から外側へ
浸み出させる通液性のもので、例えば十字形と云
つた放射状壁を持つた横断面をなし、受盤の上面
に開設された流体通孔に基部を嵌め込んで溶接な
どで結合したものとされ、各チーズ保持杆に嵌め
合せて積み重ね状態に保持されたチーズは、その
芯管であるボビンやコーンが接続状態につなが
り、前記受盤上面の流体通孔に連通する状態とな
る。そして各流体通孔は受盤下面の流体導入口と
受盤内のマニホールドを通じて連通している。 前記のように各チーズ保持杆で多数のチーズを
保持したチーズキヤリアは、処理釜内に収容した
とき、流体導入口が処理釜の内底部に臨む処理流
体供給口と接続され、供給口から供給される処理
流体は、流体導入口、マニホールド、流体通孔を
通じて接続状態にあるボビンやコーン内に入り、
ボビンやコーンの上端が蓋板で閉じられているこ
とによつてボビンやコーン内に充満しながら、ボ
ビンやコーンを通じて糸層の内側から外側に抜け
ていき、チーズを染色し、あるいは晒し、また染
色や晒しの後の乾燥を行う。 糸層を抜けた処理流体は、処理釜に別に設けら
れている出口から流出する。染液等の流出流体は
必要に応じ循環させて繰返し用いられる。 チーズを染色ないし晒し処理した後、液分を含
んだチーズを乾燥するにも、前記処理釜内か別の
乾燥用釜内でチーズキヤリアを通じてそのまま行
える。 ところが、染色ないし晒し処理したままのチー
ズには多量の液分が含まれていて、圧力ないし風
力脱水しても、乾燥に長時間掛かつて不経済であ
るし、その長時間の間チーズは熱風に曝されるた
め糸が傷みやすい。 そこで従来、特公昭60−10142号公報や特公昭
60−10143号公報で知られているように、チーズ
キヤリアそのものを、染色ないし晒しに供したチ
ーズを保持したまま別の遠心脱水機に掛けて含液
率を極端に落とし、それをそのままさらにチーズ
キヤリアを通じて行う乾燥に掛けることにより、
チーズをチーズキヤリアに保持したまま取扱う方
式を踏襲した上で、染色ないし晒し処理した後の
チーズを短時間で乾燥できるようにしたものがあ
る。 このものは、遠心分離機に掛けられる回転体と
するために、前記したような在来のチーズキヤリ
アとは異なる新規なチーズキヤリアであり、また
それを用いるものである。これについて説明する
と、受盤の下面流体導入口に遠心脱水機の脱水室
内底部に臨んでいる新型駆動部との連結部を設け
て、染色ないし晒しを行い、また乾燥を行う処理
釜ではその底部の供給口に流体導入口が連結部の
干渉なく接続することができ、遠心脱水機ではそ
の底部の駆動部に前記連結部が流体導入口の干渉
なく連結することができるようになつている。 また、受盤の中央に立設した連通管の上端部
は、遠心脱水機上部に新設された本体カバー付き
のスイングアームに有するセンターホルダーと連
結して支持される被支持連結部を設けてあり、遠
心脱水時受盤上に立設された各チーズ保持杆の上
端にはセンターホルダーと同体に上下される支持
板の保持孔が嵌め合され、遠心脱水におけるチー
ズキヤリアの回転時にチーズ保持杆が振れるのを
防止している。 (考案が解決しようとする課題) しかし、チーズキヤリアそのものを遠心脱水機
に掛ける回転体として使用するために、チーズキ
ヤリアおよび遠心脱水機はチーズキヤリアの上下
2点支持による回転駆動方式上構造が複雑化する
し、処理釜、遠心脱水機も新規なものを必要とす
る。そのうえ脱水機の上部まわりに設けられるセ
ンターホルダー等を装備したスイングアームおよ
びその支持構造が大型かつ繁雑なものとなり、全
体でかなり高価につく。 にもかかわらず従来装置では、チーズキヤリア
の上端支持を片持ちのスイングアームによつて支
持する型式上、その支持力を充分なものにするの
が困難なため、チーズキヤリアの上部振れを抑え
切れず振動的なガタツキやそれによる騒音が発生
し、高速脱水が実現し難い。 しかも従来のチーズキヤリアは各チーズ保持杆
にそれぞれ単独のチーズ押え板を持ち、個々に着
脱しなげばならないもので、脱水機用の支持板と
の嵌め替えが必要なことと相俟ち作業性が悪い。 ところで、実開昭63−42396号公報は、チーズ
保持管の全てに1枚のチーズ押え板を施すものを
開示している。 しかし多数あるチーズ保持管の各々との間で締
結手段により締結して安定させ、各チーズ保持管
に保持されたチーズを押え込むようになつてい
る。 このためチーズ押え板は1枚であつてもこれの
着脱工数は個々のチーズ押え板を用いるものと余
り変わらず、問題は解消されない。 またチーズ保持管の振れ、特に中央が外側に湾
曲するような振れは止まらず、これによる問題も
解消していない。 一方、実開昭63−24294号公報は、チーズキヤ
リアのチーズ保持管に被さる多孔管を基板上に立
設してこれをチーズキヤリアの受盤上に載せ、チ
ーズキヤリアの代わりに多孔管にてチーズを保持
するチーズキヤリア用アタツチメントを開示して
いる。 これによると、チーズの取扱いに便利である
し、チーズキヤリアのチーズ保持管とチーズキヤ
リア用アタツチメントの多孔管とによる二重のチ
ーズ保持構造が得られることにより、脱水時の振
れやこれによる騒音、ガタツキを防止することは
できる。 しかしチーズキヤリアとチーズキヤリア用アタ
ツチメントとの二重構造形式は、構造の複雑化を
招き大幅なコスト高となつてしまう。 そこで以上のような各問題のないチーズキヤリ
アが望まれている。 (課題を解決するための手段) 本考案は前記のような課題を解決するために、
中央が上下に開口した中空の受盤の中央上部開口
にこれと連通する中央連通管を立設するととも
に、この中央連通管のまわりに中空で上端が閉塞
したチーズ保持杆を配設して受盤上に下端部で受
盤内と連通するように立設し、中央連通管および
チーズ保持管の上端部に着脱自在に嵌合される嵌
合孔を持つたチーズ押え板と受盤との円周方向適
数位置に、これらを上下に貫通する通孔を相対向
する位置関係にて設けるとともに、受盤の通孔部
内に液通路を残すようにして基部を支持したステ
ーを立設し、チーズ押え板の通孔内に液通路を残
して前記ステーの上端部を受け入れてこれとチー
ズ押え板とを締結手段により締結するための取付
け孔を設け、チーズ押え板のチーズ保持管との嵌
合孔の開口部下面にはチーズ押え板に対し下方に
ばね付勢して支持されかつチーズ保持管と嵌まり
あつてこのチーズ保持管に保持されたチーズの最
上端を塞ぐ蓋板を設け、各チーズ保持管内に受盤
の中心位置からの放射状方向に向く補強ブレード
を設けたことを特徴とするものである。 (作用) 本考案の上記構成によれば、処理タンク内に供
給される処理液は、受盤の下面開口から受盤内に
入り、受盤から中央連通管を通じて上層の受盤内
に流入し、各受盤からこれに基部が通じている各
チーズ保持管を通じてこれが保持している各チー
ズに内面より外面に浸透していき、チーズ上端は
チーズ押え板によつて閉塞されているので処理液
は上方への漏れだしなく全てチーズを通過してこ
れを染める。 チーズを通過した後の処理液が、一旦外部に出
て再度処理タンク内の受盤を通じて処理に供する
ために処理タンクの下部に集められるのに、受盤
およびチーズ押え板に設けらてれいる通孔がなす
バイパス路によつて処理液が処理タンクの下部に
スムーズに集められ、チーズキヤリアを着脱可能
に出し入れできる最小限の大きさの処理タンクに
て処理液の供給と還流とのバランスを充分にとれ
るようにすることができる。 またステーは、これが立設され、またこれと締
結される位置にある受盤およびチーズ押え板の通
孔とともに、受盤のチーズ保持管の立設位置を避
けたデツドスペースに位置することにより、全体
の大きさに影響することなしに、受盤およびチー
ズ押え板間に多数の棒材を渡すことになり全体の
剛性を高めるとともに、中空の各チーズ保持杆内
には受盤の中心位置からの放射状方向に向く補強
ブレードが設けられていることによつて、遠心分
離処理時にチーズ保持杆にこれに保持しているチ
ーズの遠心力が働いてもこれによく耐えうる剛性
を持たせるので、全体の振れやガタツキ、騒音の
発生を抑制することができる。 しかもチーズ押え板は、前記のようにチーズキ
ヤリア全体の剛性が高くなる分だけ限られた数の
少ないステーとの締結によつて受盤との間の必要
な連結を満足することができるし、各チーズ保持
杆に保持されているチーズに対してはこれらに対
向してチーズ押え板に設けられた蓋板がばねの付
勢によつて圧接し最上端のチーズの閉塞を行うの
で、この閉塞のための特別な作業を省略すること
ができる。 (実施例) 第1図から第6図に示す実施例について説明す
れば、第1図に示すようにチーズキヤリア1は中
空の受盤3の中央に連通管4を立設し、そのまわ
りに多孔管よりなるチーズ保持杆6を多数立設さ
せてある。受盤3は下面中央に処理流体導入口5
が開設され、天面には連通管4の立設基部と通じ
る取付口2およびチーズ保持杆6の立設基部と通
じる取付口7がそれぞれ開設されている。流体導
入口5と各取付口7および2とは受盤3内のマニ
ホールド24によつて連通させられ、流体導入口
5に与えられる処理流体は各取付口2および7を
通じ連通管4および各チーズ保持杆6に分流し、
チーズ保持杆6の上端が閉塞されていることによ
り、分流してきた処理液は、チーズ保持杆6内か
らこれに保持されたチーズ8の内側から外側に通
過してこれを処理する。 チーズ保持杆6内には、チーズキヤリア1にお
ける中心からの放射条方向に向く補強ブレード1
1を縦通させ適所をシーム溶接して固着してあ
る。 また、チーズキヤリア1は連通管4の上端に流
体導入口5を接続する状態で積重ねることで、第
7図に示すような1つの処理釜25内での積み重
ね同時使用が可能である。 以上のようなチーズキヤリア1に、第1図に示
すような一枚もののチーズ押え板12が組合せ使
用される。チーズ押え板12は前記連通管4およ
びそのまわりのチーズ保持杆6の各上端部に嵌合
される嵌合孔13および14を有している。各嵌
合孔13および14は筒状に形成して連通管4お
よびチーズ保持杆6との軸線方向の嵌合代を大き
くし、相互の姿勢保持性を向上し、チーズ保持杆
6の遠心力による撓みを抑える把持力を発揮する
ようにしている。そして少なくとも筒状嵌合孔1
4の上端にはそれと嵌合うチーズ保持杆6との間
をシールするOリング15を設け、チーズ保持杆
6から流出する処理液がチーズ押え板12上にバ
イパスするのを防止し、処理流体のチーズ等との
有効接触を計つている。チーズ押え板12の上面
には放射状および円周方向に走る補強リブ34が
設けられている。 受盤3およびチーズ押え板12の相対向する円
周上等間隔の位置、具体的にはチーズ保持杆6の
各配列部間の位置に、上面から下面への通孔1
6,17を設けてある。受盤3の通孔16は筒状
に形成して受盤3内と通じないようにし、放射状
に固設した縦リブ18によつて通孔16を潰さな
いようにステー19を立設してある。ステー19
の上端にはねじ部19aが設けられている。チー
ズ押え板12の通孔17の中央部には縦リブ20
によつて通孔17を潰さないように取付孔21が
形成され、この取付孔21をステー19のねじ部
19aに嵌合せて上下からナツト22,23によ
り締結することでチーズ押え板12を連通管4お
よびチーズ保持杆6との嵌合い状態に固定するこ
とができる。 連通管4の上端外周には吊持用のフツク26が
溶接等して固定され、このフツク26との嵌合い
部27をチーズ押え板12の内周に設け、チーズ
押え板12の位置決めおよび回り止めとしてい
る。もつともフツク26が設けられないときはそ
れに代る位置決め突部を設ける等すればよい。チ
ーズ押え板12の上面の円周方向の補強リブ34
を設けた部分の数箇所に吊持用のフツク28(第
2図、第4図)を設けてあり、チーズキヤリア1
全体ごと吊持して持運ぶ場合の耐吊持強度も充分
得られる。 チーズ押え板12を取付けた状態で各種処理を
行うのに、その処理の進行度合いをサンプリング
によつて確認したいことがある。このためチーズ
押え板12の嵌合孔14の1ないし適数のもの
を、第2図、第5図、第6図に示すようなサンプ
リングカバー29に形成し、このサンプリングカ
バー29は通常チーズ押え板12のサンプリング
窓30に当てがつてスタツドボルト31とアイナ
ツト32とによつて取外し自在に取付けておいて
チーズ保持杆6の上端部を嵌合孔14で保持して
いるが、サンプリング時は取外してサンプリング
窓30よりサンプルを抜出せるようにしてある。 チーズ押え板12とサンプリングカバー29と
には位置決め用の嵌合い部33が設けられてい
る。 チーズ押え板12の各嵌合孔14の開設部裏面
には、チーズ保持杆6と嵌合う蓋板51がコイル
ばね52を介し連結してあり、チーズ押え板12
をチーズキヤリア1に固定したとき、蓋板51が
チーズ保持杆6に嵌付けられているチーズ8の最
上面にコイルばね52によつて押付けられ、チー
ズ8の天面を塞いで処理液の漏れを抑えるように
してある。もつとも蓋板51はチーズ押え板12
から独立のものとして取扱うこともできる。 以下各種処理手順につき具体的に説明する。 チーズキヤリア1の各チーズ保持杆6に第1図
の如くチーズ8を順に嵌め付けていく。チーズ8
はストレート形状のものを示し端板を当てがわず
直接積み重ねる。これにより端板の影響による処
理むら、染めむらが生じない。 次にチーズ押え板12を嵌付けて固定し、各チ
ーズ保持杆6に嵌付けられたチーズ8の最上端に
蓋板51を押付けた状態として第1図の処理可能
な状態にする。 処理釜25には第1図のように上下2段に積重
ねて装填し処理することもできるがそれに限らな
い。2段重ねの場合公知のように下段チーズキヤ
リア1の中央に連通管4の上に上段チーズキヤリ
ア1の受盤3の流体導入口5を接続する状態とさ
れる。この状態は処理釜25の流体導入口56部
からそれを潰さないように立設された中央ステー
53の上端ねじ部53aに上段チーズキヤリア1
の連通管4上端に当てがつた蓋板54をハンドル
55a付きのボルト55により締付けることで確
固に保持される。 第7図のように装填終了状態で処理釜25を閉
じ、下段チーズキヤリア1の流体導入口5に処理
流体を供給する。この流体は連通管4を通じて上
段チーズキヤリア1にも同様に供給される。上下
段各チーズキヤリア1に供給される処理流体は、
受盤3内のマニホールド25を通じ各取付口7か
ら各チーズ保持杆6内に流れ、各チーズ保持杆6
に嵌め付けたチーズ8の内周側から外周側に通り
抜ける。これによつて各チーズ8の全てはその
隅々にまで処理流体にさらされ、染色、晒し、乾
燥と云つた処理を受ける。 染色または晒し処理が終了すると、処理釜25
を開けて蓋板54を取外した後、第7図の状態の
ままのチーズキヤリア1を1台づつ第8図の如き
脱水機61まで持運び第9図のように装填する。
このとき受盤3および連通管4が脱水機61の回
転受台62に有する中央支柱63に嵌り合い、各
チーズ保持杆6にチーズ8を嵌付けた状態の一処
理単位のチーズブロツク71をその中心部で確固
に保持され受台62上に同心状態に正確に位置決
めされる。 これによつてそのチーズブロツク71は脱水機
61の駆動時その回転受台62と共に駆動され、
部分的にも全体的にも振れやガタツキなく静かに
安定して回転される。 したがつて小馬力で所定遠心力を得、効率よく
高い脱水率を達成することができる。これによつ
て後の乾燥処理が低温度で短時間に行えることに
なる。 脱水後のチーズ8を乾燥等の後処理に供するに
も、前記チーズブロツク71のまま取扱うことが
でき、処理釜25を利用するときは処理釜25に
戻せばよい。 実験によると遠心脱水中の脱水機61内はミス
トが充満した状態になり、それがなかなか引かな
いことが確認される。これはチーズ8からの遠心
脱水効果がよく、排水性を上回つていることを意
味すると考えられ、充分な排水がないとミストが
再度チーズ8に吸収されてしまい、回転数を上げ
る割には一定の脱水まで時間が掛かる。 これを実験データ例で見ると、綿紙T/C
(65/35)のチーズを5段積みした場合、回転数
450r.p.mで20分脱水したところ、脱水後の含水率
は表1の通りである。
【表】 これに対し回転数405r.p.m、30分の脱水では表
2の通りとなつた。
【表】 したがつて、回転数を上げるよりは時間を少し
長くして、チーズキヤリア1の耐久性を充分にし
た方が得策と云える。 しかし脱水機61での排水を促進すると、脱水
効率はさらに向上することになる。そのために
は、前記第8図、第9図の遠心脱水機61のよう
に胴部61aに下方に大きくなるテーパを持たせ
ることで、遠心脱水により脱水機61内に生じる
旋回流を下方へ案内し、排水を促すとか、第8図
に一点鎖線や二点鎖線で示すように脱水機61の
排水口64から吸引ポンプ65で引くとか、脱水
機61内をブロワ66で加圧して排水口64への
排水を積極的にすればよい。 (考案の効果) 本考案によれば、受盤、チーズ保持杆を通じチ
ーズの内側から外側に通過した後の処理液が、一
旦処理タンク外に出て再度処理タンク内の受盤を
通じて処理に供するために処理タンクの下部に集
められるとき、受盤およびチーズ押え板に設けた
通孔がなすバイパス路によつて処理液をスムーズ
に通過させ、チーズキヤリアを着脱可能に出し入
れできる最小限の大きさの処理タンクにて処理液
の供給と還流とのバランスを充分にとれるように
するので、処理液を無理や無駄なく充分な速度に
て循環させてムラのない処理を効率よく達成する
そとができる。 またステーが、これが立設されまたこれと締結
される位置にある通孔とともに、受盤のチーズ保
持管の立設位置を避けたデツドスペースに位置す
ることにより、前記全体の大きさに影響すること
なく、受盤およびチーズ押え板間に多数の棒材を
渡して全体の剛性を高め、また中空の各チーズ保
持杆内に受盤の中心位置からの放射状方向に向く
補強ブレードがあつて、遠心分離処理時にチーズ
保持杆にこれに保持しているチーズの遠心力が働
いてもこれによく耐えうる剛性を持たせるので、
全体の振れやガタツキ、騒音の発生を抑制するこ
とができる。 しかもチーズ押え板は、前記のようにチーズキ
ヤリア全体の剛性が高くなる分だけ限られた数の
少ないステーとの締結によつて受盤との間に必要
な連結を満足し、各チーズ保持杆に保持されてい
るチーズはこれらに対向してチーズ押え板に設け
られた蓋板がばねの付勢によつて圧接して最上端
を閉塞されるので、チーズ押え板の取付けとこれ
による各チーズの上端の閉塞のための作業工数が
格段に少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すチーズキヤリ
アの縦断面図、第2図はチーズ押え板の平面図、
第3図は第2図−線断面図、第4図は第2図
−線断面図、第5図は第2図−線断面
図、第6図は第5図の平面図、第7図は処理釜へ
の装填状態を示す断面図、第8図は遠心脱水機の
一例を示す側面図、第9図はチーズのチーズキヤ
リアごとの脱水状態を示す半部を断面して見た拡
大側面図である。 1……チーズキヤリア、3……受盤、4……中
央連通杆、6……チーズ保持杆、8……チーズ、
11……補強ブレード、12……チーズ押え板、
13,14……嵌合孔、16,17……通孔、1
9……ステー、21……取付け孔、22,23…
…ナツト、51……蓋板、52……ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央が上下に開口した中空の受盤の中央上部開
    口にこれと連通する中央連通管を立設するととも
    に、この中央連通管のまわりに中空で上端が閉塞
    したチーズ保持杆を配設して受盤上に下端部で受
    盤内と連通するように立設し、中央連通管および
    チーズ保持管の上端部に着脱自在に嵌合される嵌
    合孔を持つたチーズ押え板と受盤との円周方向適
    数位置に、これらを上下に貫通する通孔を相対向
    する位置関係にて設けるとともに、受盤の通孔部
    内に液通路を残すようにして基部を支持したステ
    ーを立設し、チーズ押え板の通孔内に液通路を残
    して前記ステーの上端部を受け入れてこれとチー
    ズ押え板とを締結手段により締結するための取付
    け孔を設け、チーズ押え板のチーズ保持管との嵌
    合孔の開口部下面にはチーズ押え板に対し下方に
    ばね付勢して支持されかつチーズ保持管と嵌まり
    あつてこのチーズ保持管に保持されたチーズの最
    上端を塞ぐ蓋板を設け、各チーズ保持管内に受盤
    の中心位置からの放射状方向に向く補強ブレード
    を設けたことを特徴とするチーズキヤリア。
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JPS6342396B2 (ja) * 1980-03-19 1988-08-23 Sanyo Electric Co
JPS6324294B2 (ja) * 1981-04-22 1988-05-20 Mitsubishi Electric Corp

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JPH0338392U (ja) 1991-04-12

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