JPH0512306U - エアバツグ装置 - Google Patents
エアバツグ装置Info
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- JPH0512306U JPH0512306U JP060560U JP6056091U JPH0512306U JP H0512306 U JPH0512306 U JP H0512306U JP 060560 U JP060560 U JP 060560U JP 6056091 U JP6056091 U JP 6056091U JP H0512306 U JPH0512306 U JP H0512306U
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- base plate
- wall portion
- mounting wall
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エアバッグを覆うカバー体をベースプレート
に補強プレートを用いて容易にかつ強固に結合できる。 【構成】 ベースプレート1の固定壁部2にカバー体10
に形成された取付け壁部15を補強プレート20を当接して
固着する。補強プレート20に筒状の係止突部21を間隔を
もって突設する。カバー体10の取付け壁部15には係止突
部21をそれぞれ挿通する挿通孔16を形成するとともにこ
の各挿通孔16の間に係合突部17を突設する。ベースプレ
ート1の固定壁部2には固着孔3と係合突部17を挿通す
る係合孔4とを形成する。 【効果】 係合突部17と係止突部21とにて、ベースプレ
ート1、カバー体10および補強プレート20の位置合わせ
が容易となる。係合突部を17をベースプレート1の係合
孔4に挿通することによりリベットなどの固着手段の数
を低減できる。
に補強プレートを用いて容易にかつ強固に結合できる。 【構成】 ベースプレート1の固定壁部2にカバー体10
に形成された取付け壁部15を補強プレート20を当接して
固着する。補強プレート20に筒状の係止突部21を間隔を
もって突設する。カバー体10の取付け壁部15には係止突
部21をそれぞれ挿通する挿通孔16を形成するとともにこ
の各挿通孔16の間に係合突部17を突設する。ベースプレ
ート1の固定壁部2には固着孔3と係合突部17を挿通す
る係合孔4とを形成する。 【効果】 係合突部17と係止突部21とにて、ベースプレ
ート1、カバー体10および補強プレート20の位置合わせ
が容易となる。係合突部を17をベースプレート1の係合
孔4に挿通することによりリベットなどの固着手段の数
を低減できる。
Description
【0001】
本考案は、自動車等において、乗員を衝突等の衝撃から保護するエアバッグ装 置に関する。
【0002】
自動車などにおいて、乗員を衝突などの衝撃から保護するエアバッグ装置とし ては、例えば、特開平1ー109146号公報に記載の構造が知られている。
【0003】 このエアバッグ装置は、折り畳まれた状態でベースプレートに取付けられてい るエアバッグをカバー体で覆い、エアバッグにガスを流入して膨張させるととも に、この膨張途中でカバー体を破断し、エアバッグをカバー体から突出させて膨 張させることにより、運転者が、ステアリングホイールのリム部や前方のガラス に衝突するのを防止するとともに、衝突の際に運転者に加わる衝撃を吸収してい る。そして、カバー体は、取付け壁部をベースプレートの固定壁部に嵌合してリ ング状のプレートを圧入することにより、エアバッグが展開する時の膨張圧によ り、カバー体がベースプレートから外れることがないようにした構造が採られて いる。
【0004】
上記従来の構造のエアバッグ装置は、ベースプレートとカバー体とリング状の プレートとの摺動抵抗で保持しており、かつ、エアバッグの展開時には、ベース プレートとカバー体とリング状のプレートとの結合部には強大な力が加わり、ベ ースプレートとリング状のプレートにきわめて剛性の高い材質を設定しない限り 、ガスの突出スピードが高速となる高温下においては、カバー体をベースプレー トに結合状態を保持することが困難である問題があった。さらに、ベースプレー トおよびリング状のプレートの剛性を増すために、例えば、金属で製作した場合 、重量が増し、エアバッグ装置全体の重量が増し、ステアリングホイールの慣性 モーメントの増大などの悪影響を及ぼす問題がある。
【0005】 また、前記特開平1ー109146号公報に記載されているように、カバー体 の取付け壁部の端縁に沿って突部を形成し、この突部にカバー体の取付け壁部の 内外面に当接したベースプレートの固定壁部とリング状のプレートとの端縁を係 合し、リング状のプレート、カバー体の取付け壁部およびベースプレートの固定 壁部をリベットにて固着する構造が提案されているが、カバー体の取付け壁部の 端部に突部によるアンダーカット部が形成されることになり、成型性が悪く、さ らに、リベットをリング状のプレート、カバー体の取付け壁部およびベースプレ ートに打ち込むための位置合わせが困難である問題を有している。
【0006】 本考案は、上記問題点に鑑みなされたもので、カバー体をベースプレートに補 強プレートを用いて容易に位置決め保持でき、かつ、カバー体を補強プレートを 用いてベースプレートに容易に取付けることのできるエアバッグ装置を提供する ことにある。
【0007】
本考案のエアバッグ装置は、ガスの流入により膨張し常時は折り畳まれた状態 のエアバッグを配設したベースプレートと、このベースプレートに取付けられ前 記エアバッグを覆いこのエアバッグの膨張に伴い破断するカバー体とを備え、前 記ベースプレートの周縁部に形成された固定壁部に前記カバー体の開口縁部の近 傍に形成された取付け壁部を補強プレートを当接して固着するエアバッグ装置に おいて、前記補強プレートには筒状の係止突部を間隔をもって突設し、また、前 記カバー体の取付け壁部には前記係止突部をそれぞれ挿通する挿通孔を形成する とともにこの各挿通孔の間に係合突部を突設し、さらに、前記ベースプレートの 固定壁部には少くとも前記係合突部を挿通する係合孔を形成し、前記ベースプレ ートの固定壁部に形成した係合孔に前記カバー体の取付け壁部に突設した係合突 部を挿通係合するとともに、前記カバー体の取付け壁部に補強プレートの係止突 部を挿通して前記カバー体をベースプレートに位置決め保持し、前記カバー体の 取付壁部とベースプレートの固定壁部および補強プレートを固着手段で結合した ものである。
【0008】
本考案のエアバッグ装置は、カバー体の開口縁部の近傍に形成した取付け壁部 の内面にベースプレートの固定壁部を当接し、取付け壁部の係合突部を固定壁部 の係合孔に係合することにより、カバー体はベースプレートに位置決めされる。 さらに、カバー体の取付け壁部の外面に補強プレートを当接し、補強プレートの 係止突部をカバー体の取付け壁部に形成した挿通孔に挿通し、さらに、この状態 でベースプレート、カバー体および補強プレートは位置決めされ、この状態で適 宜の固着手段でカバー体、ベースプレートおよび補強プレートを固着する。そし て、カバー体の取付け壁部に補強プレートの係止突部をそれぞれ挿通する挿通孔 を形成し、この挿通孔の間に係合突部を突設し、この係合突部をベースプレート の固定壁部の係合孔に挿通することにより固着手段による固着個所を低減できる 。
【0009】
本考案の一実施例の構成を図1乃至図6に基づいて説明する。
【0010】 図1および図2において、1はベースプレートで、このベースプレート1は、 端縁部を下方に折曲した固定壁部2が形成され、この固定壁部2には固着孔3が 所定間隔ごとに形成され、この各固着孔3間に1乃至数個の係合孔4が形成され 、このベースプレート1は図3および図4に示すステアリングホイール本体5に 固定されている。
【0011】 さらに、このベースプレート1には、図4に示すように、ガス発生器6が配置 されるケース部6aを有し、このケース部6aの周辺部には、エアバッグ7の開口部 の周辺部が固定されている。そして、このエアバッグ7は、前記ガス発生器6を 内部にして常時は折り畳まれた状態で配置され、このガス発生器6から発生した ガスの流入に伴い膨張するようになっている。
【0012】 また、図1および図2に示すように、10は略正方形状のカバー体で、このカバ ー体10は、コア体11とこのコア体11の外面の表皮層12とからなり、下面が開口し た略箱状に形成されている。そして、このカバー体10の上面には、前記エアバッ グの膨張に伴い破断される破断部としての破断線部13が例えば略H字状に形成さ れている。
【0013】 このコア体11は、例えばJISーA硬度が85以上の硬質のオレフィン系熱可 塑性エラストマーからなり、開口縁部14の近傍の内側に取付け壁部15が下向きに 形成され、この取付け壁部15は、前記ベースプレート1の固定壁部2の外側に当 接されるようになっている。そして、この取付け壁部15には前記ベースプレート 1の固着孔3に対向する位置に挿通孔16が形成され、係合孔4に対向する位置に 内方に向って突出する円柱状の係合突部17がそれぞれ形成されている。そして、 この係合突部17の先端面は挿入案内する傾斜面18が形成されている。
【0014】 さらに、前記表皮層12は、例えばJISーA硬度が36〜40の軟質スチレン 系熱可塑性エラストマーからなり、図4に示すように、前記コア体11の上部を覆 うようにコア体11の外面に被着される。
【0015】 また、図1および図2に示すように、20は補強プレートで、この補強プレート 20には、前記カバー体10の取付け壁部15の挿通孔16に対向して内側に向って突出 する筒状の係止突部21が間隔をもって突設され、また、この係止突部21間には結 合強度を高める絞り部22が形成されている。
【0016】 そして、前記ベースプレート1の固定壁部2に形成した係合孔4に前記カバー 体10の取付け壁部15に突設した係合突部17を挿通係合するとともに、前記カバー 体10の取付け壁部15の挿通孔16に補強プレート20の係止突部21を挿通し、前記ベ ースプレート1の固定壁部2に形成した固着孔3に補強プレート20の筒状の係止 突部21の中心貫通孔24に挿通した固着手段となるリベット23を挿通し、このリベ ット23をかしめ固着する。
【0017】 次に、この実施例の作用について説明する。 自動車などの衝突の衝撃により、ガス発生器6よりガスが急激に発生し、この ガスがエアバッグ7の内部に流入し、エアバッグ7が急速に展開され、このエア バッグ7の展開の途中で、その膨張圧により前記カバー体10の破断線部13が破断 されて、エアバッグ7は展開する。
【0018】 そして、組立てに際しては、図6に示すように、カバー体10の開口縁部14の近 傍に形成した取付け壁部15の内面にベースプレート1の固定壁部2を当接し、取 付け壁部15の係合突部17を固定壁部2の係合孔4に係合することにより、カバー 体10はベースプレート1に位置決めされる。この状態でさらに、図5に示すよう に、カバー体10の取付け壁部15の外面に補強プレート20を当接し、補強プレート 20の係止突部21をカバー体10の取付け壁部15に形成した挿通孔16に挿通して補強 プレート20を位置決め保持する。そして、補強プレート20の係止突部21に形成さ れている貫通孔24に挿通したリベット23をベースプレート1の固定壁部2に形成 した固着孔3に挿通し、このリベット23で補強プレート20とベースプレート1と を挟着するようにかしめ固着する。
【0019】 また、カバー体10の取付け壁部15に補強プレート20の係止突部21をそれぞれ挿 通する挿通孔16の間に係合突部17を突設したので、この係合突部17をベースプレ ート1の固定壁部2の係合孔4に挿通することによりリベット23などの固着手段 数を低減できる。
【0020】 前記実施例では、ベースプレート1、カバー体10および補強プレート20をリベ ット23にて結合する固着手段を採用したが、図7に示すように、補強プレート20 の係止突部21の先端をベースプレート1の固定壁部2の固着孔3を挿通してかし めることにより、ベースプレート1、カバー体10および補強プレート20を結合す る固着手段とすることもできる。
【0021】
本考案によれば、カバー体を補強プレートを用いてベースプレートに結合する に際し、カバー体の開口縁部の近傍に形成した取付け壁部の内面にベースプレー トの固定壁部を当接することにより、取付け壁部の係合突部が固定壁部の係合孔 に係合され、カバー体はベースプレートに位置決めされ、さらに、カバー体の取 付け壁部の外面に補強プレートを当接することにより、補強プレートの係止突部 がカバー体の取付け壁部に形成した挿通孔に挿通され、さらに、カバー体、補強 プレートおよびベースプレートとの相互の位置合わせが容易となり、さらに、カ バー体の取付け壁部に補強プレートの係止突部をそれぞれ挿通する挿通孔の間に 係合突部を突設したので、この係合突部をベースプレートの固定壁部の係合孔に 挿通することによりリベットなどの固着手段の数を低減でき、組立て工程が低減 化できる。
【図1】本考案の一実施例を示すエアバッグ装置の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図2】同上裏面側からの斜視図である。
【図3】同上エアバッグ装置を装着したステアリングホ
イールの正面図である。
イールの正面図である。
【図4】同上縦断面図である。
【図5】同上エアバッグ装置の係止突部位置の断面図で
ある。
ある。
【図6】同上エアバッグ装置の係合突部位置の断面図で
ある。
ある。
【図7】他の実施例を示すエアバッグ装置の係止突部位
置の断面図である。
置の断面図である。
1 ベースプレート 2 固定壁部 3 固着孔 4 係合孔 7 エアバッグ 10 カバー体 15 取付け壁部 16 挿通孔 17 係合突部 20 補強プレート 21 係止突部 23 固着手段のリベット
Claims (1)
- 【請求項1】 ガスの流入により膨張し常時は折り畳ま
れた状態のエアバッグを配設したベースプレートと、こ
のベースプレートに取付けられ前記エアバッグを覆いこ
のエアバッグの膨張に伴い破断するカバー体とを備え、
前記ベースプレートの周縁部に形成された固定壁部に前
記カバー体の開口縁部の近傍に形成された取付け壁部を
補強プレートを当接して固着するエアバッグ装置におい
て、 前記補強プレートには筒状の係止突部を間隔をもって突
設し、 前記カバー体の取付け壁部には前記係止突部をそれぞれ
挿通する挿通孔を形成するとともにこの各挿通孔の間に
係合突部を突設し、 前記ベースプレートの固定壁部には少くとも前記係合突
部を挿通する係合孔を形成し、 前記ベースプレートの固定壁部に形成した係合孔に前記
カバー体の取付け壁部に突設した係合突部を挿通係合す
るとともに、前記カバー体の取付け壁部の挿通孔に補強
プレートの係止突部を挿通して前記カバー体をベースプ
レートに位置決め保持し、前記カバー体の取付け壁部と
ベースプレートの固定壁部および補強プレートを固着手
段で結合したことを特徴とするエアバッグ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP060560U JPH0512306U (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | エアバツグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP060560U JPH0512306U (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | エアバツグ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0512306U true JPH0512306U (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=13145780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP060560U Pending JPH0512306U (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | エアバツグ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0512306U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4115968B2 (ja) * | 2004-05-31 | 2008-07-09 | 京セラ株式会社 | ディジタル放送受信装置、およびプログラム |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP060560U patent/JPH0512306U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4115968B2 (ja) * | 2004-05-31 | 2008-07-09 | 京セラ株式会社 | ディジタル放送受信装置、およびプログラム |
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