JPH05122991A - モータ駆動装置 - Google Patents
モータ駆動装置Info
- Publication number
- JPH05122991A JPH05122991A JP3282576A JP28257691A JPH05122991A JP H05122991 A JPH05122991 A JP H05122991A JP 3282576 A JP3282576 A JP 3282576A JP 28257691 A JP28257691 A JP 28257691A JP H05122991 A JPH05122991 A JP H05122991A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- motor
- operational amplifier
- comparator
- sawtooth wave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 比較器のもつ休止時間によるモータ電流の不
感帯発生をなくし、制御性のよいモータ駆動制御装置の
提供。 【構成】 A点のモータ制御入力信号を入力抵抗1、帰
還抵抗3,10、オペアンプ2、ダイオード11,12
からなる演算増幅器13により増幅し、その出力と鋸波
発生回路5の出力とを比較器6で比較し、スイッチング
トランジスタ7をスイッチングし、その出力でモータ9
をドライブする。 【効果】 演算増幅器の帰還部にダイオードを配したこ
とによりゼロクロス近傍でのゲインが極大となり、比較
器6のもつ休止時間によるモータ電流の不感帯をなく
し、位置決め精度がよく、かつ制御性のよいものとし
た。
感帯発生をなくし、制御性のよいモータ駆動制御装置の
提供。 【構成】 A点のモータ制御入力信号を入力抵抗1、帰
還抵抗3,10、オペアンプ2、ダイオード11,12
からなる演算増幅器13により増幅し、その出力と鋸波
発生回路5の出力とを比較器6で比較し、スイッチング
トランジスタ7をスイッチングし、その出力でモータ9
をドライブする。 【効果】 演算増幅器の帰還部にダイオードを配したこ
とによりゼロクロス近傍でのゲインが極大となり、比較
器6のもつ休止時間によるモータ電流の不感帯をなく
し、位置決め精度がよく、かつ制御性のよいものとし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータのパルス幅変
調(以下、PWMと略称する。)制御方式のモータ駆動
装置に関するものである。
調(以下、PWMと略称する。)制御方式のモータ駆動
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のモータ駆動装置は、図3
に示す様に入力抵抗1とオペアンプ2と帰還抵抗3とを
使った演算増幅器4の出力と鋸波発生回路5の出力とを
比較器6で比較し、その出力信号で電界効果トランジス
タを使ったスイッチングトランジスタ7からなる開閉器
8をオンオフして電流制御することでモータ9を制動す
るものである。
に示す様に入力抵抗1とオペアンプ2と帰還抵抗3とを
使った演算増幅器4の出力と鋸波発生回路5の出力とを
比較器6で比較し、その出力信号で電界効果トランジス
タを使ったスイッチングトランジスタ7からなる開閉器
8をオンオフして電流制御することでモータ9を制動す
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来のモータ駆動
装置においては、スイッチングトランジスタ7のクロス
カレントを防止するために、比較器6に休止時間が設け
られている。
装置においては、スイッチングトランジスタ7のクロス
カレントを防止するために、比較器6に休止時間が設け
られている。
【0004】この休止時間の影響と演算増幅器4のB点
の出力のゼロクロス近傍における傾きが緩やかであるた
めに、スイッチングトランジスタ7がOFFになったと
き電流が0に戻り易く、ゼロクロス近傍におけるモータ
9に流れる電流の傾きが緩やかとなり、ゼロクロス近傍
においてモータ9を制止させた状態ではモータ9に流れ
る電流が多少変化してもモータ9を回転させるトルクが
発生しない。そのため、モータ9のC点の電流に不感帯
が生じるという欠点がある(図4参照)。
の出力のゼロクロス近傍における傾きが緩やかであるた
めに、スイッチングトランジスタ7がOFFになったと
き電流が0に戻り易く、ゼロクロス近傍におけるモータ
9に流れる電流の傾きが緩やかとなり、ゼロクロス近傍
においてモータ9を制止させた状態ではモータ9に流れ
る電流が多少変化してもモータ9を回転させるトルクが
発生しない。そのため、モータ9のC点の電流に不感帯
が生じるという欠点がある(図4参照)。
【0005】本発明の課題は、従来の欠点を解消し、モ
ータの駆動電流の不感帯を無くしたモータ駆動装置を提
供することにある。
ータの駆動電流の不感帯を無くしたモータ駆動装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明は、モータ制御入力信号を抵抗を介して入力さ
せたオペアンプの出力端子と入力端子との間に高抵抗の
帰還抵抗を接続するとともに、前記帰還抵抗とは別の帰
還抵抗を逆方向のダイオードを介し並列に接続した演算
増幅器と、PWM制御の基準となる鋸波を出力する鋸波
発生回路と、前記演算増幅器の出力信号と鋸波発生回路
の鋸波出力とを比較してパルス信号を出力する比較器
と、前記比較器から出力されるパルス信号でスイッチン
グトランジスタを作動させてモータ駆動電流を開閉制御
する開閉器とを備えた。
め本発明は、モータ制御入力信号を抵抗を介して入力さ
せたオペアンプの出力端子と入力端子との間に高抵抗の
帰還抵抗を接続するとともに、前記帰還抵抗とは別の帰
還抵抗を逆方向のダイオードを介し並列に接続した演算
増幅器と、PWM制御の基準となる鋸波を出力する鋸波
発生回路と、前記演算増幅器の出力信号と鋸波発生回路
の鋸波出力とを比較してパルス信号を出力する比較器
と、前記比較器から出力されるパルス信号でスイッチン
グトランジスタを作動させてモータ駆動電流を開閉制御
する開閉器とを備えた。
【0007】
【作用】本発明では、上記構成により演算増幅器の出力
がゼロクロス近傍ではダイオードが導通しなければ高抵
抗値の帰還抵抗が働いて高いゲインを得るので、ゼロク
ロス近傍では鋭い立ち上りの出力となり、入力信号が高
い値であればオペアンプ出力も高く、ダイオードにはオ
ン電圧以上印加され導通状態となり、演算増幅器のゲイ
ンは二つの帰還抵抗の並列抵抗値となり、ゼロクロス程
高くないゲインが得られ、出力電圧は立ち上り・立ち下
りが鋭い休止時間のないパルス信号となる。
がゼロクロス近傍ではダイオードが導通しなければ高抵
抗値の帰還抵抗が働いて高いゲインを得るので、ゼロク
ロス近傍では鋭い立ち上りの出力となり、入力信号が高
い値であればオペアンプ出力も高く、ダイオードにはオ
ン電圧以上印加され導通状態となり、演算増幅器のゲイ
ンは二つの帰還抵抗の並列抵抗値となり、ゼロクロス程
高くないゲインが得られ、出力電圧は立ち上り・立ち下
りが鋭い休止時間のないパルス信号となる。
【0008】
【実施例】以下、実施例を図面を参照して説明する。こ
こで、従来と同じ構成については同一符号を用いる。
こで、従来と同じ構成については同一符号を用いる。
【0009】図1において、1はモータ制御入力信号が
入力される入力抵抗、3,10は制御入力に対するゲイ
ン決定用の帰還抵抗、11,12は帰還抵抗10とオペ
アンプ2の出力に直列にて接続されるダイオードで、こ
れらから演算増幅器13が構成されている。5はPWM
制御の基準となる鋸波発生回路、6は演算増幅器13の
出力と鋸波発生回路5の出力を比較してPWM信号を形
成する比較器、8はPWM信号によってモータ9をドラ
イブするための電界効果トランジスタを使ったスイッチ
ングトランジスタ7からなる開閉器である。
入力される入力抵抗、3,10は制御入力に対するゲイ
ン決定用の帰還抵抗、11,12は帰還抵抗10とオペ
アンプ2の出力に直列にて接続されるダイオードで、こ
れらから演算増幅器13が構成されている。5はPWM
制御の基準となる鋸波発生回路、6は演算増幅器13の
出力と鋸波発生回路5の出力を比較してPWM信号を形
成する比較器、8はPWM信号によってモータ9をドラ
イブするための電界効果トランジスタを使ったスイッチ
ングトランジスタ7からなる開閉器である。
【0010】このような構成において、各部の信号波形
を図2に示す。まず、A点にモータ制御入力信号が入力
されると、モータ制御入力信号のゼロクロス近傍ではダ
イオード11,12が不導通であるので、ダイオード1
1,12の抵抗値は無限大となり、オペアンプ2と帰還
抵抗3,10とダイオード11,12と入力抵抗1で構
成される演算増幅器13のゲインは高抵抗の帰還抵抗3
によって決定され、最大となる。
を図2に示す。まず、A点にモータ制御入力信号が入力
されると、モータ制御入力信号のゼロクロス近傍ではダ
イオード11,12が不導通であるので、ダイオード1
1,12の抵抗値は無限大となり、オペアンプ2と帰還
抵抗3,10とダイオード11,12と入力抵抗1で構
成される演算増幅器13のゲインは高抵抗の帰還抵抗3
によって決定され、最大となる。
【0011】また、モータ制御入力信号がダイオード1
1,12のオン電圧を超えたとき、ダイオード11,1
2は導通状態となるので、前述のゲインは入力抵抗1と
帰還抵抗3,10によって決定される。従って、図2に
示すような演算増幅器13の出力のB点の電圧波形が現
われる。
1,12のオン電圧を超えたとき、ダイオード11,1
2は導通状態となるので、前述のゲインは入力抵抗1と
帰還抵抗3,10によって決定される。従って、図2に
示すような演算増幅器13の出力のB点の電圧波形が現
われる。
【0012】そして、比較器6でPWM信号に変換され
た後、モータ9の電流はB点の制御出力のゼロクロス近
傍における時間的な電流値の変化を大きくすることで、
トランジスタ8のスイッチングがOFFになっても誘導
性負荷のもつ電気的特定数が大きいので電流が0に戻り
にくく、モータ制御入力信号と近似的でゼロクロス近傍
の傾きが急峻なモータ駆動電流が流れる。
た後、モータ9の電流はB点の制御出力のゼロクロス近
傍における時間的な電流値の変化を大きくすることで、
トランジスタ8のスイッチングがOFFになっても誘導
性負荷のもつ電気的特定数が大きいので電流が0に戻り
にくく、モータ制御入力信号と近似的でゼロクロス近傍
の傾きが急峻なモータ駆動電流が流れる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、比
較器の休止時間によるモータ電流の不感帯を無くしたこ
とで、位置決め精度が良く、かつ制御性の良いモータ駆
動装置を提供できる。
較器の休止時間によるモータ電流の不感帯を無くしたこ
とで、位置決め精度が良く、かつ制御性の良いモータ駆
動装置を提供できる。
【図1】本発明の一実施例におけるモータ駆動装置の回
路図
路図
【図2】本発明の一実施例におけるモータ駆動装置の入
出力波形図
出力波形図
【図3】従来のモータ駆動装置の回路図
【図4】従来のモータ駆動装置の入出力波形図
1 入力抵抗 2 オペアンプ 3 帰還抵抗 5 鋸波発生回路 6 比較器 7 スイッチングトランジスタ 8 開閉器 9 モータ 10 帰還抵抗 11 ダイオード 12 ダイオード 13 演算増幅器
Claims (1)
- 【請求項1】モータ制御入力信号を入力させたオペアン
プの出力端子と入力端子との間に帰還抵抗を接続すると
ともに、前記帰還抵抗とは別の帰還抵抗を逆方向のダイ
オードを介し並列に接続した演算増幅器と、パルス幅変
調制御の基準となる鋸波を出力する鋸波発生回路と、前
記演算増幅器の出力信号と前記鋸波発生回路の鋸波出力
とを比較してパルス信号を出力する比較器と、前記比較
器から出力されるパルス信号でスイッチングトランジス
タを作動させてモータ駆動電流を開閉制御する開閉器と
からなるモータ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3282576A JPH05122991A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | モータ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3282576A JPH05122991A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | モータ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05122991A true JPH05122991A (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=17654292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3282576A Pending JPH05122991A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | モータ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05122991A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012074076A (ja) * | 1995-11-30 | 2012-04-12 | Immersion Corp | 触覚感覚を与えるための装置、システム、及び方法 |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP3282576A patent/JPH05122991A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012074076A (ja) * | 1995-11-30 | 2012-04-12 | Immersion Corp | 触覚感覚を与えるための装置、システム、及び方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5457366A (en) | Electronic control device for an electronically commutative motor | |
KR100278015B1 (ko) | 모터 및 유도성 부하를 통하는 전류를 제어하기 위한 회로 및 장치 | |
US4121141A (en) | D.C. motor speed control circuitry | |
US3932770A (en) | Control circuit for switching triacs | |
US5289560A (en) | DC motor control using frequency and pulsewidth modulation | |
US4162436A (en) | Motor speed controller | |
US4119898A (en) | Pulse controllers | |
GB2029136A (en) | Speed control circuit for a direct current motor having armature control | |
US6548983B2 (en) | PWM-pulse control system | |
JPH05122991A (ja) | モータ駆動装置 | |
US4066934A (en) | Motor speed controller | |
US3581175A (en) | Speed control circuit with two voltage sources to enable precise speed control over a large speed range | |
US5086492A (en) | Switching current regulator for motor control | |
US4891532A (en) | Darlington connected switch having base drive with active turn-off | |
JP3063407B2 (ja) | 誘導性負荷の駆動回路 | |
KR101186160B1 (ko) | 유니버설 모터 제어 장치 | |
JP2739166B2 (ja) | モーター駆動装置の制御方法 | |
KR100209309B1 (ko) | 전동지게차의 플러그 신호 감지장치 및 제동속도제어방법 | |
JP2537804B2 (ja) | モ−タの過電流保護回路 | |
JPS63173765A (ja) | 電動式パワ−ステアリングのモ−タ駆動装置 | |
JPH0116396Y2 (ja) | ||
JP2929826B2 (ja) | Gtoサイリスタゲート駆動回路 | |
JPH11341877A (ja) | 電動モータ速度制御装置 | |
JPH053681A (ja) | 電圧検出装置 | |
JPH09331629A (ja) | Dcチョッパ回路によるモータ制御時の電流制限構造 |