JPH05121999A - 弾性表面波装置 - Google Patents

弾性表面波装置

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JPH05121999A
JPH05121999A JP3311893A JP31189391A JPH05121999A JP H05121999 A JPH05121999 A JP H05121999A JP 3311893 A JP3311893 A JP 3311893A JP 31189391 A JP31189391 A JP 31189391A JP H05121999 A JPH05121999 A JP H05121999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acoustic wave
surface acoustic
cap
stem
wave device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3311893A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Morioka
嘉一 森岡
Hiromichi Yamada
弘通 山田
Toshiaki Ikeda
利昭 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05121999A publication Critical patent/JPH05121999A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導電性異物が弾性表面波素子のくし歯状電極
上に付着してくし歯状電極を構成する電極指間を短絡さ
せることを防止する。 【構成】 ステム3上に載置された弾性表面波素子2と
キャップ6との間にシート状部材9を配設して弾性表面
波素子2を覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、弾性表面波装置に関
し、詳しくは、キャップを施すことにより弾性表面波素
子を封止してなる弾性表面波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の弾性表面波装置は、通常、図5に
示すような構造を有している。すなわち、この弾性表面
波装置Eにおいては、弾性表面波基板21の一方の主面
21aにくし歯状電極(IDT)などの電極(図示せ
ず)を配設してなる弾性表面波素子22がステム23上
に載置され、ボンディング剤24によりステム23に固
定されている。また、弾性表面波素子22の電極はボン
ディングワイヤ27により端子25に電気的に接続され
ている。そして、この弾性表面波素子22を覆うように
金属製のキャップ26を施し、これをステム23に溶接
することにより、弾性表面波素子22がステム23とキ
ャップ26により形成される空間内に気密封止されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような気密構造
を有する弾性表面波装置Eにおいて用いられているキャ
ップ26は、通常、抵抗溶接によりステムに溶接されて
おり、金属製のキャップが素地のまま用いられたり、あ
るいは、メッキを施して用いられている。
【0004】そして、このような金属製のキャップ26
には、加工工程やメッキ工程などにおいて、大きさ(長
さ)が数μm〜数十μmの削り屑やメッキ屑などの金属細
片(導電性異物)28が付着しており、この導電性異物
28が、衝撃により弾性表面波素子22上に落下して、
くし歯状電極を構成する微細な間隔をおいて多数配設さ
れたくし歯電極(電極指)にまたがって付着し、電極指
間を短絡させて製品不良を発生させるという問題点があ
る。また、キャップ26をステム23に抵抗溶接する際
に、溶接火花のスプラッシュにより、弾性表面波素子2
2上にNiなどの溶融金属(導電性異物)が付着し、上
記と同様に、電極指間を短絡させるという問題点があ
る。
【0005】この発明は、上記の問題点を解決するもの
であり、導電性異物が弾性表面波素子のくし歯状電極に
付着して電極指間を短絡させることを防止した、信頼性
の高い弾性表面波装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の弾性表面波装置は、弾性表面波基板にく
し歯状電極などを配設してなる弾性表面波素子をステム
上に載置し、その上から金属製のキャップを施すことに
より前記弾性表面波素子を封止した弾性表面波装置にお
いて、前記弾性表面波素子と前記キャップとの間に、少
なくとも前記弾性表面波素子のくし歯状電極をこれと接
触することなく覆うシート状部材を配設したことを特徴
とする。
【0007】
【作用】弾性表面波素子と金属製のキャップとの間に配
設されたシート状部材が、弾性表面波素子のくし歯状電
極をこれと接触することなく覆い、加工工程やメッキ工
程での削り屑やメッキ屑などの金属細片や、キャップの
抵抗溶接時の溶融金属のスプラッシュなどの導電性異物
が弾性表面波素子のくし歯状電極上に落下しあるいは付
着することを阻止し、くし歯状電極を構成する電極指間
の短絡を防止して、信頼性を向上させる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1はこの発明の一実施例にかかる弾性表面波装
置の構造を示す断面図である。
【0009】この実施例の弾性表面波装置Aにおいて
は、弾性表面波基板1の一方の主面1aにくし歯状電極
(IDT)などの電極(図示せず)を配設することによ
り形成された弾性表面波素子2が、くし歯状電極などの
電極が形成された方の主面1aを上にして金属製のステ
ム3上に載置され、ボンディング剤4によってステム3
に固定されている。また、弾性表面波素子2の電極はボ
ンディングワイヤ7により端子5に電気的に接続されて
いる。そして、この弾性表面波素子2を覆うように金属
製のキャップ6が施されており、このキャップ6が抵抗
溶接によってステム3に溶接されることにより、弾性表
面波素子2がステム3とキャップ6により形成される空
間内に気密封止されている。さらに、ステム3は、その
上面側の外周部が上方に突起した形状(凹形状)を有し
ており、この突起部3aに、シート状部材(熱圧着テー
プ)9の周辺部を熱圧着することにより、シート状部材
9がキャップ6と弾性表面波素子2の間に配設されてい
る。
【0010】上記のように構成された弾性表面波装置A
においては、シート状部材9がキャップ6に付着した削
り屑やメッキ屑などの金属細片や抵抗溶接時の溶融金属
などの導電性異物が弾性表面波素子2上に落下しあるい
は付着することを阻止して、くし歯状電極を構成する電
極指間の短絡を確実に防止する。
【0011】また、図2,図3及び図4は、それぞれこ
の発明の他の実施例にかかる弾性表面波装置B,C,D
を示している。
【0012】図2に示す弾性表面波装置Bは、キャップ
6の、弾性表面波素子2の一方の主面1aと対向する面
(天井面)に、シート状部材(この実施例では、熱圧着
テープ)9を貼り付けることにより、キャップに付着し
た導電性異物が弾性表面波素子2上に落下することを防
止するように構成したものである。この実施例の弾性表
面波装置Bにおいても上記実施例の弾性表面波装置Aと
同様の効果を得ることが可能である。
【0013】また、図3に示す弾性表面波装置Cは、キ
ャップ6の内側の天井面のみでなく、筒状部の内周面を
もシート状部材(熱圧着テープ)9で被覆したものであ
り、ステム3の形状に対応した形状に成形した熱圧着テ
ープをシート状部材9として用い、これをキャップ6の
内面に熱圧着したものである。この実施例の弾性表面波
装置Cにおいては、キャップ6の筒状部の内周面もシー
ト状部材9によって被覆されているため、より確実に導
電性異物が弾性表面波素子2のくし歯状電極上に落下す
ることを防止することができる。
【0014】さらに、図4に示す弾性表面波装置Dは、
湾曲させたシート状部材(熱圧着テープ)9の両端側を
ステム3に熱圧着し、弾性表面波素子2の上面を覆うよ
うに構成したものである。この実施例の弾性表面波装置
Dにおいても、上記実施例の弾性表面波装置Aと同様の
効果を得ることができる。
【0015】上記実施例においては、シート状部材とし
て熱圧着テープを用いた場合について説明したが、この
発明の弾性表面波装置においては、熱圧着テープに限ら
ず、シート状あるいは薄膜状の材料をシート状部材とし
て用い、接着剤によりキャップやステムなどに接着する
ように構成することも可能である。
【0016】
【発明の効果】上述のように、この発明の弾性表面波装
置は、弾性表面波素子とキャップとの間にシート状部材
を配設しているので、このシート状部材が、加工工程や
メッキ工程での削り屑やメッキ屑などの金属細片や抵抗
溶接時のスプラッシュなどの導電性異物が弾性表面波素
子のくし歯状電極上に落下しあるいは付着することを阻
止し、くし歯状電極を構成する電極指間の短絡を防止し
て、信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる弾性表面波装置を
示す断面図である。
【図2】この発明の他の実施例にかかる弾性表面波装置
を示す断面図である。
【図3】この発明のさらに他の実施例にかかる弾性表面
波装置を示す断面図である。
【図4】この発明のさらに他の実施例にかかる弾性表面
波装置を示す斜視図である。
【図5】従来の弾性表面波装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 弾性表面波基板 2 弾性表面波素子 3 ステム 6 キャップ 9 シート状部材(熱圧着テープ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性表面波基板にくし歯状電極などを配
    設してなる弾性表面波素子をステム上に載置し、その上
    から金属製のキャップを施すことにより前記弾性表面波
    素子を封止した弾性表面波装置において、前記弾性表面
    波素子と前記キャップとの間に、少なくとも前記弾性表
    面波素子のくし歯状電極をこれと接触することなく覆う
    シート状部材を配設したことを特徴とする弾性表面波装
    置。
JP3311893A 1991-10-29 1991-10-29 弾性表面波装置 Withdrawn JPH05121999A (ja)

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JP3311893A JPH05121999A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 弾性表面波装置

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JP3311893A JPH05121999A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 弾性表面波装置

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JPH05121999A true JPH05121999A (ja) 1993-05-18

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ID=18022684

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JP3311893A Withdrawn JPH05121999A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 弾性表面波装置

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Legal Events

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Effective date: 19990107