JPH0512155A - 誘導電動機の制御装置 - Google Patents

誘導電動機の制御装置

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JPH0512155A
JPH0512155A JP3164508A JP16450891A JPH0512155A JP H0512155 A JPH0512155 A JP H0512155A JP 3164508 A JP3164508 A JP 3164508A JP 16450891 A JP16450891 A JP 16450891A JP H0512155 A JPH0512155 A JP H0512155A
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magnetic flux
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induction motor
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JP3164508A
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Susumu Tadakuma
進 多田隈
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Abstract

(57)【要約】 【目的】負荷変動に伴う磁気飽和、回転速度の変動、あ
るいは温度変化に伴う2次抵抗の変化に強く、所定のト
ルクを得ることができる装置を提供するもの。 【構成】誘導電動機2の電圧、電流のいずれか、あるい
は、これらと等価な信号により誘導電動機2の実際の磁
束、実際のトルク電流のいずれか、あるいは実際の磁束
と二次磁束指令の変化率を求める演算器49,43,4
4と、二次磁束指令と前記実際の磁束、トルク指令と実
際のトルク電流、あるいは、実際の磁束の変化率と二次
磁束指令の変化率をそれぞれ比較し(45,46,4
7)、各偏差が十分小さくなるように、磁化電流演算器
28、すべり周波数演算器36に予めプリセットされて
いる相互インダクタンスおよび二次抵抗を、ファジイロ
ック48を通して修正するようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘導電動機をベクトル制
御により可変速制御するための誘導機の制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】誘導電動機は、従来、定速度電動機とし
て使用されることが多かったが、近年電力半導体素子の
進歩によってインバータやサイクロコンバータ等の電力
変換器が容易に構成できるようになったことに伴い、可
変速電動機としての用途が著しく拡大してきた。
【0003】誘導電動機の可変速制御方式としては優れ
た応答特性が得られることから、ベクトル制御方式が採
用されることが多い。このベクトル制御方式としては、
二次磁束をベクトル量として検出し一次電流の制御信号
に用いる磁束検出型ベクトル制御方式と、磁束ベクトル
を電動機定数に基づいて演算制御するすべり周波数型ベ
クトル制御方式とが知られている。
【0004】従来のすべり周波数形ベクトル制御装置
は、誘導電動機2を所定の速度およびトルクで運転する
ために、図4に例示するように、二次磁束指令Φ2 *
発生するトルク指令をτ* を入力して一次電流指令I1
* を出力するベクトル制御指令演算回路10と、このベ
クトル制御指令演算回路10によって演算された一次電
流指令I1 * に基づいて誘導電動機2の一次電流I1
制御する電力変換器3と、誘導電動機2の回転周波数ω
r を検出する速度検出器4とを備えている。
【0005】ベクトル制御指令演算回路10は、二次磁
束指令Φ2 * とトルク指令τ* とを誘導電動機2の伝達
特性に応じて所定の演算を行い、 一次電流の実数成分
指令i1R * と虚数成分指令i1I * およびすべり周波数指
令ωS * を算出するために定数要素11,12,13,
14、除算要素15,16、微分要素17、加算器18
を備えている。定数要素11には誘導電動機2の相互イ
ンダクタンスM* の逆数1/M* が事前に設定され、同
様に定数要素12には二次側自己インダクタンスL2 *
と二次抵抗値R2 * との比L2 * /R2 * が設定され、
定数要素13には二次側自己インダクタンスL2 *
相互インダクタンスM* との比L2 * /M* が設定さ
れ、定数要素14には二次抵抗値R2 * が設定されてい
る。
【0006】以上の回路要素によって求められた一次電
流の実数成分指令i1R * と虚数成分指令i1I * とがベク
トル加算器19によりベクトル加算されて一次電流指令
絶対値ii * が求められる。一方、すべり周波数指令ω
S * は速度検出器4から回転周波数ωr とともに加算器
20に導かれて加算されて一次周波数指令ω1 * に変換
された後、ベクトルジェネレータ21によって二次磁束
の予測位置を示す単位ベクトルに変換される。この単位
ベクトルと、一次電流指令絶対値i1 * とを乗算器22
により乗算して得られた一次電流指令I1 * に従って電
力変換器3が制御される。
【0007】一次電流の各成分指令i1R * ,i1I * およ
びすべり周波数指令ωS * を演算する場合には、二次抵
抗R2 * および相互インダクタンスM* が直接関与する
が、従来のすべり周波数型ベクトル制御装置では、この
二次抵抗R2 * および相互インダクタンスM* を一定と
みなして制御を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図4に示すすべり周波
数型ベクトル制御装置においては、温度によって二次抵
抗が変化するとすべり周波数指令ωS * の計算に大きな
誤差を生じる。 また、すべり周波数指令ωS * の影響
は励磁電流にも影響を与え、相互インダクタンスM*
変化することになる。その結果として所定のトルクが得
られないことになる。
【0009】本発明は負荷変動に伴う磁気飽和、回転速
度の変動、あるいは温度変化に伴う2次抵抗の変化に強
く、所定のトルクを得ることができる誘導電動機の制御
装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、誘導電動機に交流電力が供給される電力変換
器と、二次磁束指令およびトルク指令ならびに少くとも
予めプリセットされる二次抵抗および相互インダクタン
スに基づいてすべり周波数を演算するすべり周波数演算
手段と、このすべり周波数演算手段によって演算された
すべり周波数および実際の回転周波数の和として求めら
れる一次周波数指令を積分して一次電流位相角を演算す
る位相角演算手段と、前記二次磁束指令、ならびに、少
くとも予めプリセットされる二次抵抗および相互インダ
クタンスに基づいて求められる磁化電流と前記トルク指
令を入力して一次電流指令絶対値ならびにその位相角を
演算する電流指令演算手段と、前記一次電流指令絶対値
ならびにその位相角および一次周波数指令に基づいて前
記電力変換器から前記誘導電動機に供給される一次電流
を制御する一次電流制御手段からなる誘導電動機の駆動
システムにおいて、前記誘導電動機の電圧、電流のいず
れか、あるいは、これらと等価な信号により誘導電動機
の実際の磁束、実際のトルク電流のいずれか、あるいは
前記実際の磁束と前記二次磁束指令の変化率を求める演
算器と、前記二次磁束指令と前記実際の磁束、前記トル
ク指令と前記実際のトルク電流、あるいは、前記実際の
磁束の変化率と前記二次磁束指令の変化率をそれぞれ比
較し、各偏差が十分小さくなるように前記相互インダク
タンスおよび二次抵抗を修正する修正手段とを具備した
ものである。
【0011】
【作用】本制御装置によれば、基本は稼動前に測定され
た諸定数を用いて誘導電動機に与える電流と周波数を決
定するが、稼動中に温度上昇等により最も影響を受ける
2次抵抗R2 * と相互インダクタンスM* については、
状態量をフィードバックして適宜修正を加える。このこ
とから特徴は次のように言える。 (1)稼動前に測定された諸定数が多少正確さを欠いて
いても稼動状態に修正される。
【0012】(2)補正を必要とするパラメータが複雑
に絡み合い修正量を解析的に導出する事はできないが、
ルール形の制御を用いると人間の経験を加味しながら修
正することができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すものである。
ここで、図4と同一の符号は同一の回路要素ないし同一
信号を示している。
【0014】本発明の制御装置は、すべり周波数型ベク
トル制御を基本とし、磁束指令およびその変化率の指令
値、トルク電流指令を別に設置された観測器に於いて求
めた動作状態量、すなわち磁束およびその変化率、トル
ク電流と比較し、相互インダクタンスM* とすべり周波
数指令ωS * に大きな影響を与える2次抵抗R2 * の誤
差を推定し、プリセットされたそれらの値を修正しよう
とするものである。ただし、状態量を導出する過程に於
いては、磁束であれ電流であれM* やR2 * などが複雑
に関係しており、簡単な制御法則が見いだせないのが問
題である。このような場合プラントの調整員は経験と感
も活用しやり遂げるのが常であり、実際の制御装置にも
人間的な判断能力が期待される。従って、M* やR2 *
の修正量を決めるにあたっては数理的制御ではなくルー
ル形制御を導入している。
【0015】この実施例に於けるベクトル制御指令演算
回路10へ導入される二次磁束指令Φ2 * は磁化電流演
算器28において磁化電流指令id1 * に変換され、また
トルク指令τ* は磁束指令Φ2 * の助けをかりてトルク
電流演算器29においてトルク電流指令iq1 * へ変換さ
れる。磁化電流指令id1 * とトルク電流指令iq1 * ベク
トル変換器35によって回転磁束座標軸(d,q軸)上
での一次電流i1 * および位相角θ* に変換される。
【0016】一方、トルク電流指令iq1 * と二次磁束指
令Φ2 * を用いすべり周波数演算器36においてすべり
周波数指令ωS * を作り、加算器37により回転周波数
ωrω の和すなわち一次周波数指令ω1 * を作
る。 さらに、一次周波数指令ω1 * を積分器38によ
って積分し、回転座標軸の位相角φを求め前記dq軸上
での位相角θ* との和、即ちθ1 * =θ* +φを求める
と、このθ1 * は静止軸上で見た電流の位相である。
【0017】一次電流の絶対値i1 * は磁化電流指令i
d1 * とトルク電流指令iq1 * の合成電流であり、位相角
θ1 * はその静止2軸上での位相角を示す。従って、こ
の絶対値i1 * と位相角θ1 * を2−3相変換器39に
より2相−3相変換して3相電流ia1 * ,ib1 * ,ic1
* を作り、偏差演算器32,33,34において電力変
換器3の出力電力、 すなわち、 誘導電動機2の一次
電流ia1 * ,ib1 * ,ic1 * と各相別に比較し、その偏
差を零とするように電流制御が行われる。基本的には以
上述べたすべり周波数型制御方式によりベクトル制御が
可能であるが、すべり周波数指令ωS * を演算すると
き、 ωS * =(M* 2 * /L2 )×iq1 * /φ2 * (1) に従って計算する。
【0018】但し、R2 は二次抵抗、L2 は二次自己イ
ンダクタンス、M* は一次二次間相互インダクタンスで
ある。ここで二次抵抗R2 * が温度によって変化する
と、すべり周波数指令に誤差が含まれることになる。
その結果として、 一次周波数ω1 * も誤差を含み、一
次電流の位相角θ1 * も誤差を含むことになる。したが
って、磁化電流とトルク電流の直交関係も維持できなく
なり、ベクトル制御特性が低下する。一方、磁化電流演
算器28において次の計算が行われる。
【0019】 id1 * =(Φ2 * /M* )+(L2 /M* 2 * )×(dΦ2 * /dt) (2) (2) 式の右辺第1項は定常の磁束を得るための磁化電
流を与え、第2項は磁束を変更する速さをきめる磁化電
流である。この演算において特性も最も影響を与えるも
のは、磁気飽和による相互インダクタンスMの減少であ
る。周知のように誘導電動機2においては、すべり周波
数が大きくなると磁化電流id1 * が大きくなり、飽和が
進行し、相互インダクタンスM* が小さくなる。磁化電
流演算器28において、使われる相互インダクタンスM
* の大きさがプリセットされたものと違ってくると、演
算器28の出力すなわち、磁化電流指令値id1 * は当然
のことながら誤差を含むことになる。正しい磁化電流i
d1 * があたえられなければ、必要な二次磁束Φ2 を得る
ことはできない。(2) 式の第2項を見れば、MやR2
磁束を変更するときには影響を与えるが、変化率が同じ
であるか違っているかは、定常時の適用する対象によっ
て許容されることがある。しかし、定常時の磁化電流と
すべり周波数が正しいか、否かは、トルク電流対発生ト
ルクの直線性に大きな影響を与える。従って、稼動状態
においては状態変化を適宜推定し、プリセットされたM
やR2 をできる限り真値に修正していくことが必要であ
る。このようなことから、本発明は状態変化の推定およ
び修正法を以下のように行う。
【0020】状態変化を推定する最も簡単な方法は、図
1の実施例に示すように誘導電動機2の等価回路49に
よる方法である。この一相分の等価回路49は具体的に
は、図2に示すように2次回路にインダクタンス成分を
含まないように作られており、変換係数αは次のように
表わされる。 α=Xm ÷(X2 +Xm ) (3) (3)式はリアクタンス表示であり、Xm はωM、X2
はωl2 (l2 は2次もれインダクタンス)に相当して
いる。
【0021】等価回路49に与える相電圧v1 と線電流
1 は誘導電動機2の相電圧と線電流を意味する。これ
らは実測値を使うこともできるが、図1に実施例におい
てはその指令値を用いている。
【0022】電流指令ia1 * ,ib1 * ,ic1 * を受けて
偏差演算器32,33,34において電流検出器23,
24,25により検出された実電流ia1 * ,ib1 * ,i
c1 * と比較し、増幅器50,51,52によって電圧指
令に変換され、その電圧指令に基づいて電力変換器3は
誘導電動機2の電流を制御する。等価回路49には必要
に応じて回転角周波数ωr 、すべり周波数指令ωS *
導かれる。従って、実際の電圧、電流を取り込んでもそ
の指令値をとりこんでも実質上同じ事である。
【0023】等価回路49の動作は図3に示される。図
2の相電圧v1 より1次の抵抗、インダクタンスによる
電圧降下を減算した電圧eは内部誘起電圧であり、内部
誘起電圧eの積分値が磁束φを与える。励磁電流i0
励磁損失がないとすればφと同相である。また、2次電
流i2 ′は誘導電動機2に有効電力を与える電流であ
る。
【0024】図1の実施例におけるトルク指令τ* と2
次磁束指令φ2 * は等価直流機としての大きさであり、
等価回路49は一相分に対する交流量で、両者は電力関
係から換算される。
【0025】既に述べたように励磁電流i0 により磁束
を発生するが一相分の磁束はeの積分値であるが、三相
で励磁されると合成磁束Φ′の大きさはその3/2倍と
して観測され、これが前記Φ2 * に対応する。また、2
次入力は3ei2 ′であり2次銅損を減じてそれを回転
周波数ωr で割り算すればトルクが得られる。これがト
ルク指令τ* と対比される。一般には、2次銅損は非常
に小さいのでほぼトルクはi2 ′に比例する。
【0026】図1の実施例においては、これらの換算を
経て比較器45,46,47へ導かれる。比較器45に
おいてはΦ2 * とΦ′の偏差ε1 、 比較器47におい
てはiq1 * とi2 ′の偏差ε2 、 比較器46におい
ては微分器43により求めたΦ2 * の変化率と微分器4
4により求めたΦ′の変化率の偏差ε3 を求め、ファジ
イロジック48へ送る。
【0027】ε1 ,ε2 ,ε3 が指令値どおりにあって
いるとすれば、磁化電流演算、トルク電流演算、すべり
周波数演算に用いられた誘導電動機2の定数が誘導電動
機2のそれと一致していることを意味する。逆に、誘導
電動機2の電圧電流より逆算された磁束やトルク電流が
指令値と異なるということは、指令値の演算回路にプリ
セットされた誘導電動機2の定数とくに2次抵抗R2 *
と相互インダクタンスM* が実際値と異るために起こ
る。
【0028】従って、偏差ε1 ,ε2 ,ε3 が、十分小
さくなるように、2次抵抗R2 * と相互インダクタンス
* を修正するが、パラメータの修正量は解析的に求め
られるものではなく、多分に調整員の経験によるところ
が多い。その意味で本発明においてはファジイロック4
8を使用している。このロジック48の作り方は概略次
のようになるう。 1)等価回路46においてv1 ,i1 を与えて電圧eを
計算する。 2)磁束をeの積分により求め、磁束指令と比較する。 3)ε1 の大きさを見ながらプリセットされた相互イン
ダクタンスM* を修正する。
【0029】4)等価回路49において、2次電流を求
めトルク電流指令iq1に等価になるようにR2 /sを調
整する。この場合、R2 とsは独立ではないので、
(2)式の関係を考慮する。 5)i0 とi2 ′の合成電流がi1 に等しいかどうかを
確認する。概略以上の論理の繰り返しでR2 とMを真値
に追い込む。なお、磁束の変化率を求める微分器43,
44は、界磁を調整するときなどに必要であるが、常に
必要になるものではない。
【0030】以上述べた実施例によれば、磁化電流演算
器28において、磁化電流を演算する過程やすべり周波
数演算器36における演算過程に含まれるパラメータ変
動の影響を、等価回路49のような状態量観測器によっ
て推定し、演算器28,36にそれぞれプリセットされ
た2次抵抗R2 * および相互インダクタンスM* を修正
し、指令値通りの2次磁束及びトルクを発生させること
ができる。従って、負荷変動に伴う磁気飽和、回転速度
の変動、あるいは温度変化に伴う2次抵抗の変化に強い
制御システムを実現することができる。前述の実施例で
は、誘導電動機2の稼動状態を一相分の等価回路で求め
たが、これに限らず磁束演算器、磁束観測器などを使用
してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上述べた本発明の誘導電動機の制御装
置によれば、負荷変動に伴う磁気飽和、回転速度の変
動、あるいは温度変化に伴う2次抵抗の変化に強く、所
定のトルクを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誘導電動機の制御装置の一実施例を示
すブロック図。
【図2】図1の等価回路を示す図。
【図3】図1の動作を説明するための波形図。
【図4】従来の誘導電動機の制御装置の一例を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
2…誘導電動機、3…電力変換器、4…速度検出器、1
0…ベクトル制御指令演算回路、28…磁化電流演算
器、29…トルク電流演算器、35…ベクトル変換器、
36…すべり周波数制御回路、38…積分器、39…2
相−3相変換器、43,44…微分器、48…ファジイ
ロジック、49…等価回路、23,24,25…電流検
出器、37,41…加算器、32,33,34,45,
46,47…比較器、50,51,52…増幅器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導電動機に交流電力が供給される電力
    変換器と、 二次磁束指令およびトルク指令ならびに少くとも予めプ
    リセットされる二次抵抗および相互インダクタンスに基
    づいてすべり周波数を演算するすべり周波数演算手段
    と、 このすべり周波数演算手段によって演算されたすべり周
    波数および実際の回転周波数の和として求められる一次
    周波数指令を積分して一次電流位相角を演算する位相角
    演算手段と、 前記二次磁束指令、ならびに、少くとも予めプリセット
    される二次抵抗および相互インダクタンスに基づいて求
    められる磁化電流と前記トルク指令を入力して一次電流
    指令絶対値ならびにその位相角を演算する電流指令演算
    手段と、 前記一次電流指令絶対値ならびにその位相角および一次
    周波数指令に基づいて前記電力変換器から前記誘導電動
    機に供給される一次電流を制御する一次電流制御手段か
    らなる誘導電動機の駆動システムにおいて、 前記誘導電動機の電圧、電流のいずれか、あるいは、こ
    れらと等価な信号により誘導電動機の実際の磁束、実際
    のトルク電流のいずれか、あるいは前記実際の磁束と前
    記二次磁束指令の変化率を求める演算器と、 前記二次磁束指令と前記実際の磁束、前記トルク指令と
    前記実際のトルク電流、あるいは、前記実際の磁束の変
    化率と前記二次磁束指令の変化率をそれぞれ比較し、各
    偏差が十分小さくなるように前記相互インダクタンスお
    よび二次抵抗を修正する修正手段と、 を具備した誘導電動機の制御装置。
  2. 【請求項2】 修正手段は、誘導電動機の稼動状態を一
    相分の等価回路によって求め、回転座標系と静止座標系
    の等価性を考慮して相互インダクタンスおよび二次抵抗
    が修正されるように構成した請求項1記載の誘導電動機
    の制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0833138A1 (fr) * 1996-09-27 1998-04-01 Jouan Dispositif de détermination du couple résistant d'un équipement en rotation, système de surveillance d'un moteur électrique et système de régulation de paramètres d'un centrifugeur associé
CN113939993A (zh) * 2019-12-13 2022-01-14 株式会社日立产机系统 电力转换装置

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