JPH05121256A - チヨークコイル - Google Patents

チヨークコイル

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Publication number
JPH05121256A
JPH05121256A JP31176991A JP31176991A JPH05121256A JP H05121256 A JPH05121256 A JP H05121256A JP 31176991 A JP31176991 A JP 31176991A JP 31176991 A JP31176991 A JP 31176991A JP H05121256 A JPH05121256 A JP H05121256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
resin
choke coil
special resin
insulating case
Prior art date
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Pending
Application number
JP31176991A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Matsuoka
進 松岡
Mitsuhiro Sato
光弘 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP31176991A priority Critical patent/JPH05121256A/ja
Publication of JPH05121256A publication Critical patent/JPH05121256A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 軟磁性材の環状コアを樹脂ケースに封入し、
樹脂ケースの外周に銅線を巻回し形成するチョークコイ
ルにおいて、特殊樹脂の適用と二種類の樹脂を用いる成
形技術の適用とインサート成形技術の適用とにより、電
線を使わずに形成するチョークコイルを提供する。 【構成】 鍍金付着性を有する特殊樹脂を用い、軟磁性
材からなる環状コア1を埋設した端子部を有するコア絶
縁ケース8、又は端子部7及び台板部10を有するコア
絶縁ケース8を形成し、かつ特殊樹脂を巻線2,3の形
状及びリード線の角棒6の形状と端子部7の表面とに連
続的に露出して特殊樹脂の表面に無電解鍍金を施してチ
ョークコイルを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高い比透磁率特性を有
する環状コアを用いたチョークコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、環状コア(以下コアと称す)を用
いたチョークコイルは、環状コアに電気絶縁処理をして
から電線を巻き回して作られており、電磁雑音を防止す
るための素子として大量に使われている。電気絶縁処理
としては、コア表面に電気絶縁特性を有する塗膜を施す
か、電気絶縁特性を有する樹脂製の分割型コア絶縁ケー
スを用い収納して行われていた。この種のチョークコイ
ルを配線基板に装着する場合、細い電線のコイルはピン
端子付台板に固着してから電線の端部、即ち巻線のリー
ド線をピン端子にからげて半田で固着しており、太い電
線のコイルの時は、横置き(コアの軸方向が基板に垂直
である)では巻線のリード線を所用の向きに単に引き出
してピン端子の代用とし、縦置き(コアの軸方向が基板
面と平行である)では台板に固着してから巻線のリード
線を台板の貫通孔に通して引き出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】環状コアを用いた従来
のチョークコイルは、上述したように多くの手順で作ら
れており、殊に電線の巻き回し作業は面倒であり、自動
化装置を適用できる手順が少なく、生産性に乏しいもの
であった。本発明は、鍍金付着性を持つ特殊樹脂の適用
と従来使用していた電気絶縁特性を有する二種類の樹脂
を使う成形技術の適用とインサート成形技術の適用によ
り、電線を使わないチョークコイルを提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】鍍金付着性を持つ特殊樹
脂と通常の絶縁樹脂とで、環状コアを埋設してピン端子
部付のコア絶縁ケース(単なる絶縁ケース又は更に台板
部付の絶縁ケースであってよい)を成形し、成形の際、
特殊樹脂を巻線の形状及びリード線の形状とピン端子部
の表面に連続して露出しておき、この露出面に無電解鍍
金を施すことでチョークコイルを得る。
【0005】即ち本発明は、鍍金付着性を有する特殊樹
脂と通常の樹脂とを用い、軟磁性材からなる環状コアを
埋設した端子部を有するコア絶縁ケース、又は端子部及
び台板部を有するコア絶縁ケースを成形し、かつ前記特
殊樹脂を巻線の形状及びリード線の形状と端子の表面と
に連続的に露出して、前記特殊樹脂の露出面に無電解鍍
金を施してなるチョークコイルである。
【0006】
【作用】特殊樹脂は通常の樹脂と一緒に環状コアを外部
から絶縁する。又、特殊樹脂は巻線とそのリード線とピ
ン端子を連ねて連続する導体を保持する。
【0007】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。図1は本発明によるチョークコイルの第一
の実施例を示す図で、図1の(a)は外観斜視図、図1
の(b)は縦断正面図である。この縦置きのピン端子付
ノーマルモードチョークコイルを形成する時、ポリフェ
ニレンサルファイド(Polyphenylenesulfide)又は液晶
ポリマー(Liquid Crystalline Polyester)等の鍍金
付着性を持つ触媒入り特殊樹脂により、環状コア1の片
方の端面、即ち図1の(a)では手前で半径方向に延び
る帯2を形成し、内周面では軸方向と平行に延びる帯3
を形成し、他方の端面では内周面への接線に似た向きに
延びる帯4(図示しない)を形成し、外周面では軸方向
と平行に延びる帯5を形成し、隣の帯2,3,4,5と
繰り返し(図では4回)、帯2,3,4で終わる巻線形
を所用の幅と厚さでコア1の表面に成形し、巻線形の始
まりと終わりに続けて横棒の両端に棒を短く垂直と水平
に設けた形の中空に延びるリード線に角棒6(図1の
(a)では1個を図示)と垂下する丸棒のピン端子部7
を成形して、次に普通の絶縁樹脂でコア1の表面を帯
2,3,4,5と同じ厚さで覆うと共に、連結柱9と台
板部10とを普通の絶縁樹脂で一体に成形している。絶
縁樹脂は特殊樹脂と継目なく成形できる材質を選定する
ことで、環状コア1を確実に外部から絶縁できる。角棒
6は連結柱9の側稜と底縁に沿い、かつ台板部10の上
面と面一に露出される。又、ピン端子部7の上端部は、
台板部10に同心に半円環形の透孔11を角棒6と反対
側に形成して、角棒6の露出面に連続して露出されてい
る。このようにして、環状コア1を埋め込んで成形した
コア絶縁ケースに銅を主成分とする無電解鍍金を行うこ
とで、露出している特殊樹脂上に最大厚さ約250μm
程の導体(図示しない)がピン端子部7からリード線、
巻線、他方へのリード線、ピン端子部7へとつながって
形成されている。ピン端子部7をブロック形の端子部に
すれば、表面装着用チョークコイルになる。なお、環状
コア1の表面に絶縁樹脂を成形してから必要導体形成部
分に特殊樹脂を成形して環状コア1を埋め込んでコア絶
縁ケース8を作ることもできる。
【0008】図2は本発明のチョークコイルの第2の実
施例を示す。この横置きのピン端子付ノーマルモードチ
ョークコイルは、特殊樹脂で巻線形の帯5,2,3,4
(図示せず)とピン端子部12を成形し、絶縁樹脂で環
状コア(図1の(b)に示す)の残りの表面を一体的に
覆い、特殊樹脂の露出面に無電解鍍金による導体を設け
たコア絶縁ケース8によるものである。ピン端子部12
は巻線形の始めと終わりに直結し、外周面に沿って垂下
しており、絶縁樹脂の突起13をピン端子部12の補強
のために設けてある。
【0009】図3は本発明のチョークコイルの第3の実
施例である横置きのピン端子付コモンモードチョークコ
イルを示す。図2の場合と同様のピン端子部12を持つ
2個の巻線がコア絶縁ケース8に形成されており、巻線
間を絶縁する仕切14を環状コアの両端面と内周面に連
続させて絶縁樹脂で設けてある。
【0010】図4は本発明による第4の実施例である。
縦置きのピン端子付コモンモードチョークコイルであ
り、背面側からの外観斜視図である。環状コア1を埋設
したコア絶縁ケース8に2個の巻線が無電解鍍金により
形成されており、その背面側のリード線形はコア絶縁ケ
ースに収められた環状コアの直径方向に、かつ連結柱9
及び台板部10まで伸びる幅広の仕切15の側面を経
て、透孔11による露出部でピン端子部7に接続されて
いる。なお、巻線間絶縁の仕切14は、正面側から内周
面に連続して仕切15に達している。
【0011】
【発明の効果】軟磁性材からなる環状コアを埋設して巻
線を形成する鍍金付着性を有する特殊樹脂と、普通の絶
縁樹脂の二種類の樹脂で端子部、又は端子部及び台板部
と一体のコア絶縁ケースを作り、無電解鍍金でリード線
を含む巻線とピン端子の導体を作るチョークコイルであ
るから、全工程に自動化装置を適用することが容易であ
り、高品質のチョークコイルを大量に安価に提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるチョークコイルの一実施例を示す
図で、図1の(a)は外観斜視図、図1の(b)は図1
の(a)の縦断正面図。
【図2】本発明によるチョークコイルの他の実施例を示
す外観斜視図。
【図3】本発明によるチョークコイルの第3の実施例を
示す外観斜視図。
【図4】本発明によるチョークコイルの第4の実施例を
示す外観斜視図。
【符号の説明】
1 環状コア 2,3,4,5 帯(巻線) 6 角棒 7,12 端子部 8 コア絶縁ケース 9 連結柱 10 台板部 11 透孔 13 突起 14,15 仕切

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍍金付着性を有する特殊樹脂と通常の樹
    脂とを用い、軟磁性材からなる環状コアを埋設した端子
    部を有するコア絶縁ケース、又は端子部及び台板部を有
    するコア絶縁ケースを成形し、かつ前記特殊樹脂を巻線
    の形状及びリード線の形状と端子の表面とに連続的に露
    出して、前記特殊樹脂の露出面に無電解鍍金を施してな
    るチョークコイル。
JP31176991A 1991-10-29 1991-10-29 チヨークコイル Pending JPH05121256A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31176991A JPH05121256A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 チヨークコイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31176991A JPH05121256A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 チヨークコイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05121256A true JPH05121256A (ja) 1993-05-18

Family

ID=18021259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31176991A Pending JPH05121256A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 チヨークコイル

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JP (1) JPH05121256A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013169075A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Denso Corp 電力変換装置
US11875930B2 (en) 2019-09-19 2024-01-16 Murata Manufacturing Co., Ltd. Inductor component and method of manufacturing inductor component

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013169075A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Denso Corp 電力変換装置
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