JPH0512100A - セルの管理方法及びセル管理テーブル - Google Patents

セルの管理方法及びセル管理テーブル

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JPH0512100A
JPH0512100A JP16556591A JP16556591A JPH0512100A JP H0512100 A JPH0512100 A JP H0512100A JP 16556591 A JP16556591 A JP 16556591A JP 16556591 A JP16556591 A JP 16556591A JP H0512100 A JPH0512100 A JP H0512100A
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JP
Japan
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cell
management table
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cell management
unused
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JP16556591A
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Inventor
Norio Inoue
典生 井上
Yuzo Fujikawa
雄三 藤川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はメモリ領域内において確保されたセル
の中の使用のための貸し出しが行われていない未使用セ
ルを管理するための方法に関し、処理速度を大幅に低下
させることなく、セルが何からも指し示されずに浮き上
がった状態となることを防止することを目的とする。 【構成】セル管理テーブル11に、キューイングによっ
て繋がれる未使用セルCLの先頭を指し示すポインタC
Aと、当該セル管理テーブル11に繋がれる未使用セル
CLの個数NCを示す未使用数カウンタCCと、当該セ
ル管理テーブル11に繋がれた未使用セルCLの貸出処
理又は返却処理が行われたときに内容が変化する履歴表
示部HCとを設けておき、セルCLの貸出処理を実行す
る際に、当該貸出処理の開始時における履歴表示部HC
の内容と当該貸出処理の実行時における履歴表示部HC
の内容とを比較し、これらが同一の場合にのみ当該貸出
処理又は返却処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリ領域内において
確保されたセルの中の使用のための貸し出しが行われて
いない未使用セルを管理するための方法及びそれに用い
られるセル管理テーブルに関する。
【0002】コンピュータシステムにおいては、プログ
ラムの実行中に、メモリ領域内に追加の記憶域を必要と
する事態がしばしば発生する。このような場合には、メ
モリ領域の効率的利用を図るため、記憶域が必要になっ
た時点で動的に確保することが一般に行われている。
【0003】このような記憶域の確保及び開放は、通常
は監視プログラムにより行われるが、監視プログラムの
処理すべき負荷を軽減するため、監視プログラムによっ
て一度に確保する記憶域の大きさを大きくしておき、そ
れを一定の大きさの複数の小領域(セル)に分割して別
の制御プログラムによって管理することも行われてい
る。
【0004】そのための制御プログラムには、監視プロ
グラムによって記憶域として確保されてはいるが、未だ
貸し出されていないセル、つまり未だ使用されていない
セル(未使用セル)を管理するためのセル管理テーブル
が設けられている。
【0005】
【従来の技術】図5は従来におけるセルの管理方法を説
明するための図である。
【0006】図5において、セル管理テーブル51は、
キューイングによって繋がれる未使用のセルCLの先頭
を指し示すポインタであるセルキューアンカCA、及
び、当該セル管理テーブル51に繋がれるセルCLの個
数(未使用数)NCを示す未使用数カウンタCCとを有
している。
【0007】このセル管理テーブル51は、セル管理の
ための図示しない制御プログラム(セル管理機能)内に
設けられており、他の制御プログラム又は処理プログラ
ムからのセル獲得要求があると、制御プログラムによる
貸出処理によって、繋がれたセルCLの中の先頭のセル
CLを貸し出して割り当てる。
【0008】また、貸し出していたセルCLが使用済と
なって返却されてきた場合には、制御プログラムによる
返却処理によって、先頭のセルCLの前に繋がれる。
【0009】図5(A)は、セル管理テーブル51に、
3個の未使用のセルCL1,CL2,CL3が、この順
に繋がれた状態を示している。なお、セル管理テーブル
51及びセルCL内において、まるで囲んで示す数字
は、その数値の番号のセルCLを指し示すポインタアド
レスを表している。
【0010】図5(A)の状態において、セル獲得要求
があると、先頭のセルCL1を貸し出すための貸出処理
が行われる。この貸出処理は次のようにして行われる。
【0011】まず、貸出処理の実行によって更新される
べきセル管理テーブル51の内容、つまりセルCL1が
貸し出されてセルCL2が先頭に繋がれた状態のセル管
理テーブル51の内容、これは、セルキューアンカCA
がセルCL2を指し示し、未使用数NCが「2」である
が、これをCPUの図示しない更新状態用レジスタにセ
ットする(更新データローディングステップ)。
【0012】次に、セル管理テーブル51の内容を、更
新状態用レジスタの内容によって書き換える(テーブル
書き換えステップ)。
【0013】これによって、図5(B)に示すように、
セルCL1が貸し出されて使用中となり、セル管理テー
ブル51には2個の未使用のセルCL2,3がこの順に
繋がれた状態となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな貸出処理の実行中において、他の優先度の高いタス
クによって先にセルCLの貸出処理が行われてしまい、
且つ返却処理が行われてしまうことがある。
【0015】以降において、このように先の貸出処理の
実行途中に行われる別の貸出処理又は返却処理を優先貸
出処理又は優先返却処理ということがある。これに対し
て、先に実行しようとしていた貸出処理を定常貸出処理
ということがある。
【0016】つまり、上述の更新データローディングス
テップが終了した後、上述のテーブル書き換えステップ
が開始されない間において、例えば、セルCL1,2,
3の順に3個のセルCLの優先貸出処理が行われ、それ
に続いて、同じ3個のセルCLではあるが順序が一部入
れ代わり、セルCL1,3,2の順に優先返却処理が行
われたとする。
【0017】そうすると、図5(C)に示すように、セ
ル管理テーブル51に繋がれるセルCLの順序は異なる
が、未使用数NCは「3」であり、セルキューアンカC
AはセルCL1を指しているため、セル管理テーブル5
1の内容はこれらの優先処理が行われる以前の状態と同
じとなる。
【0018】そのため、テーブル書き換えステップの実
行時において、セル管理テーブル51の内容に変化がな
いが否かを照合してチェックを行った場合であっても、
このチェックによってはセル管理テーブル51に繋がれ
るセルCLの順序の相違までもチェックすることができ
ないため、テーブル書き換えステップは実行されてしま
うことになる。
【0019】そうすると、図5(D)に示すように、セ
ル管理テーブル51のセルキューアンカCAはセルキュ
ーアンカCA2を指し示すため、セルCL3は何からも
指し示されず、浮き上がった状態となってしまう。
【0020】そうなると、セルCL3は、セル管理テー
ブル51による管理が行われず、無駄な空白領域となっ
てその後の利用が全く不可能な状態となり、貴重な資源
が遊んでしまうことになる。
【0021】この問題を解消するために、貸出処理が開
始された後は、同じセル管理テーブル51についての他
の貸出処理又は返却処理が実行されないよう、関連する
タスクの処理を停止させるというロックを獲得する方法
が用いられているが、これによると、その間において他
の処理が停止するので処理速度が大幅に低下してしま
う。
【0022】本発明は、上述の問題に鑑み、処理速度を
大幅に低下させることなく、セルが何からも指し示され
ずに浮き上がった状態となることを防止することを目的
としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る方
法は、上述の課題を解決するため、図1〜図3に示すよ
うに、メモリ領域内において確保されたセルの中の使用
のための貸し出しが行われていない未使用セルをセル管
理テーブル11によって管理するための方法であって、
前記セル管理テーブル11には、キューイングによって
繋がれる未使用セルCLの先頭を指し示すポインタCA
と、当該セル管理テーブル11に繋がれる未使用セルC
Lの個数NCを示す未使用数カウンタCCと、当該セル
管理テーブル11に繋がれた未使用セルCLの貸出処理
又は返却処理が行われたときに内容が変化する履歴表示
部HCとを設けておき、セルCLの貸出処理を実行する
際に、当該貸出処理の開始時における前記履歴表示部H
Cの内容と当該貸出処理の実行時における前記履歴表示
部HCの内容とを比較し、これらが同一の場合にのみ当
該貸出処理又は返却処理を実行する。
【0024】請求項2の発明に係る方法は、セルの貸出
処理を、当該貸出処理の開始時における前記履歴表示部
HCの内容を取り出して元状態用レジスタR1にセット
する第1ステップと、当該貸出処理の実行によって更新
されるべきセル管理テーブル11の内容を更新状態用レ
ジスタR3にセットする第2ステップと、前記元状態用
レジスタR1の内容と前記セル管理テーブル11内の履
歴表示部HCの内容とを比較する第3ステップと、比較
した結果が同一である場合に前記セル管理テーブル11
の内容を前記更新状態用レジスタR3の内容によって書
き換える第4ステップとによって実行する。
【0025】請求項3の発明に係る方法は、第1ステッ
プにおいて、元状態用レジスタR1には貸出処理の開始
時におけるセル管理テーブル11の内容を取り出してセ
ットし、第3ステップにおいて、前記元状態用レジスタ
R1の内容とセル管理テーブル11の内容とを比較す
る。
【0026】請求項4の発明に係る方法は、前記履歴表
示部HCを、貸出処理又は返却処理のいずれか一方のみ
の処理の実行によって加算又は減算される履歴カウンタ
HCによって構成する。
【0027】請求項5の発明に係るセル管理テーブル1
1は、キューイングによって繋がれる未使用セルCLの
先頭を指し示すポインタCAと、当該セル管理テーブル
11に繋がれる未使用セルCLの個数NCを示す未使用
数カウンタCCと、当該セル管理テーブル11に繋がれ
た未使用セルCLの貸出処理又は返却処理が行われたと
きに内容が変化する履歴表示部HCとを有して構成され
る。
【0028】
【作用】履歴表示部HCは、貸出処理又は返却処理が行
われたときに内容が変化し、これらの処理が行われたか
否かの履歴を表示する。
【0029】セルCLの貸出処理を実行する際に、その
開始時(第1ステップ)における履歴表示部HCの内容
とその実行時(第3ステップ)における履歴表示部HC
の内容とが比較され(第3ステップ)、これらが同一の
場合にのみ貸出処理(第4ステップ)が実行される。
【0030】これによって、履歴表示部HCの内容が変
化していた場合には、貸出処理が実行されない。
【0031】
【実施例】図1及び図2は本発明に係るセルの管理方法
を説明するための図、図3は本発明に係る貸出処理の処
理状態を説明するための図、図4は本発明に係る貸出処
理の手順を示すフローチャートである。
【0032】これらの図において、図5において説明し
たものと同じ機能を有する部分には同じ符号を用い、説
明を省略し又は簡略化する。
【0033】図1及び図2において、セル管理テーブル
11は、セルキューアンカCA、未使用数NCを示す未
使用数カウンタCC、及び、当該セル管理テーブル11
に繋がれたセルCLの貸出処理が行われたときのみに1
つづつ減算される履歴カウンタHCを有している。つま
り、履歴カウンタHCは返却処理が行われても変化しな
い。
【0034】そして、セルCLの貸出処理を実行する際
に、当該貸出処理の開始時における履歴カウンタHCの
内容と当該貸出処理の実行時における履歴カウンタHC
の内容とを比較し、これらが同一の場合にのみ、当該貸
出処理を実行する。
【0035】図1(A)は、セル管理テーブル11に、
3個の未使用のセルCL1,CL2,CL3が、この順
に繋がれた状態を示しており、履歴カウンタHCの内容
は「A」である。
【0036】図1(A)の状態において、セル獲得要求
があると、先頭のセルCL1を貸し出すための貸出処理
が行われ、図1(B)に示す状態となる。この貸出処理
は次のようにして行われる。
【0037】図3(A)及び図4をも参照して、まず、
当該貸出処理の開始時におけるセル管理テーブル11の
内容を取り出し、CPUの元状態用レジスタR1にセッ
トする(ステップ#1)。
【0038】次に、貸出処理の実行によって更新される
べきセル管理テーブル11の内容、これは、セルキュー
アンカCAがセルCL2を指し示し、未使用数NCが
「2」であり、履歴カウンタHCの内容が「A−1」で
あるが、これをCPUの更新状態用レジスタR3にセッ
トする(ステップ#2)。
【0039】そして、ステップ#1でセットされた元状
態用レジスタR1の内容と、現在のセル管理テーブル1
1の内容とを比較する(ステップ#3)。
【0040】ステップ#3において比較した結果が同一
である場合に、セル管理テーブル11の内容を更新状態
用レジスタR3の内容によって書き換える(ステップ#
4)。
【0041】ここで、ステップ#1の処理が終了した後
でステップ#3の処理が未だ開始されていない間におい
て、他の優先度の高いタスクによって先にセルCL1〜
3の優先貸出処理が行われ、それに続いて、同じ3個の
セルCLではあるが順序が一部入れ代わり、セルCL
1,3,2の順に優先返却処理が行われた場合を説明す
る。
【0042】ステップ#1の処理が終了した時点では、
セル管理テーブル11の内容は図1(A)に示す通りで
あり、元状態用レジスタR1の内容も図3(A)に示す
通りである。
【0043】その図1(A)に示す状態から、優先貸出
処理によってセルCL1〜3が貸し出されると、図2
(C)に示すように、セル管理テーブル11の内容は、
セルキューアンカCAは何も指さず、未使用数NCは
「0」であり、履歴カウンタHCは3回の貸出処理の実
行によって「A−3」となる。
【0044】そして、セルCL1,3,2の順に返却処
理が行われると、図2(D)及び図3(B)に示すよう
に、セル管理テーブル11の内容は、セルキューアンカ
CAはセルCL1を指し示し、未使用数NCは「3」で
あり、履歴カウンタHCはその後の3回の返却処理によ
っては変化しないので「A−3」となる。
【0045】つまり、優先処理が行われた前後では、セ
ル管理テーブル11においては履歴カウンタHCの内容
が相違している。
【0046】そこで、ステップ#3において、元状態用
レジスタR1の内容と、現在のセル管理テーブル11の
内容とを比較すると、これらが一致しないので、ステッ
プ#4の処理が実行されない。したがって、セル管理テ
ーブル11の内容が更新されず、その結果、セルCL1
の貸出処理(通常貸出処理)が実行されないため、従来
のようにセルCL3が浮き上がってしまうことが起こら
ない。
【0047】したがって、従来のようにセル管理テーブ
ルによる管理が行われずに無駄な空白領域となってその
後の利用が全く不可能な状態となることが防止される。
【0048】しかも、貸出処理を行うために、他の貸出
処理又は返却処理の実行を停止する必要がないから、ロ
ックを獲得する方法を用いた場合のように処理速度が大
幅に低下してしまうことがない。
【0049】なお、上述のようにセル管理テーブル11
の内容が変更されていたために貸出処理が失敗した場合
には、例えば再度始めから貸出処理を実行するようにす
ればよい。
【0050】上述した貸出処理は、例えば、富士通社製
Mシリーズコンピュータで使用可能なアセンブラである
CDS(Compare Double andSwa
p)命令によって実行することができる。
【0051】CDS命令の書式は次で示される。 CDS R1,R3,D2
【0052】CDS命令が実行されると、まず、R1で
指定された汎用レジスタとこれに連続した汎用レジスタ
の倍長語の内容と、第2オペランド(D2)で指定され
たアドレスのメモリ領域の連続した倍長語の内容とが比
較される。
【0053】比較の結果が等しい場合には、R3で指定
された汎用レジスタとこれに連続した汎用レジスタの倍
長語の内容が、第2オペランド(D2)位置に格納され
る。また、第2オペランド位置の内容を読み出し、R3
部で指定された汎用レジスタの内容が第2オペランド位
置に格納されるまでの間、他のCPUは第2オペランド
位置をアクセスできない。
【0054】比較の結果が等しくない場合には、第2オ
ペランド位置の内容がR1部で指定された汎用レジスタ
に格納され、R3部で指定された汎用レジスタの内容は
第2オペランド位置へ格納されない。
【0055】したがって、CDS命令のR1部又はR3
部で指定される汎用レジスタをそれぞれ元状態用レジス
タR1又は更新状態用レジスタR3とし、第2オペラン
ドをセル管理テーブル11の内容が格納されたアドレス
を指定するようにしておけば、CDS命令の実行によっ
て上述の貸出処理が実行される。
【0056】また、返却処理においても、返却されたセ
ルCLが繋がれることによって更新された内容となるよ
うにセル管理テーブル11の内容を書き換えることであ
るから、上述と同様にCDS命令の実行によって返却処
理を実行できる。
【0057】また、上述したCDS命令に類似の命令に
より、又は複数の命令を組み合わせることにより、貸出
処理又は返却処理を実行することも可能である。
【0058】上述の実施例によると、履歴カウンタHC
の最大カウント値を大きくしておくことによって(例え
ば12〜16ビット)、優先処理が多数回に渡って実行
された場合でも同一の値となることを実際上完全に防止
できる。
【0059】上述の実施例においては、履歴カウンタH
Cが、セルCLの貸出処理が行われたときのみに1つづ
つ減算されるものであるとしたが、上述の説明から明ら
かなように、貸出処理又は返却処理が行われた場合にそ
の履歴を識別できるものであればよい。
【0060】したがって、例えば、セルCLの貸出処理
が行われたときのみに1つづつ加算されるもの、セルC
Lの返却処理が行われたときのみに1つづつ加算又は減
算されるものなど、種々のものとすることができる。な
お、このような履歴カウンタHCの加算又は減算動作は
プログラムによって容易に実現可能である。
【0061】なお、元状態用レジスタR1又は更新状態
用レジスタR3は、CPU内のレジスタではなく、適当
なメモリ上の領域であってもよい。
【0062】上述の実施例において、セル管理テーブル
11は1つのみについて説明したが、一般的には、同じ
大きさのセルCLを管理する複数のセル管理テーブルが
設けられており、また、大きさの異なるセルCLを管理
する別のセル管理テーブルグループが設けられている。
また、セル管理テーブル11に、他の種々の機能を追加
することも可能である。
【0063】本発明は、通信制御プログラムによってメ
モリ領域の確保が行われるコンピュータシステム、その
他の種々のプログラムを実行するコンピュータシステム
に適用することができる。
【0064】
【発明の効果】本発明によると、処理速度を大幅に低下
させることなく、セルが何からも指し示されずに浮き上
がった状態となることが防止される。
【0065】請求項3の発明によると、セルが浮き上が
った状態となることがより確実に防止される。
【0066】請求項4の発明によると、履歴カウンタの
最大カウント値を大きくしておくことによって、優先処
理が多数回に渡って実行された場合でも同一の値となる
ことを防止できる。
【0067】請求項5の発明によると、このセル管理テ
ーブルを用いることによって、処理速度を大幅に低下さ
せることなく、セルが何からも指し示されずに浮き上が
った状態となることを容易に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセルの管理方法を説明するための
図である。
【図2】本発明に係るセルの管理方法を説明するための
図である。
【図3】本発明に係る貸出処理の処理状態を説明するた
めの図である。
【図4】本発明に係る貸出処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図5】従来におけるセルの管理方法を説明するための
図である。
【符号の説明】
11 セル管理テーブル CA セルキューアンカ(ポインタ) CC 未使用数カウンタ NC 未使用数(個数) HC 履歴カウンタ(履歴表示部) R1 元状態用レジスタ R3 更新状態用レジスタ CL セル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリ領域内において確保されたセルの中
    の使用のための貸し出しが行われていない未使用セルを
    セル管理テーブル(11)によって管理するための方法
    であって、 前記セル管理テーブル(11)には、 キューイングによって繋がれる未使用セル(CL)の先
    頭を指し示すポインタ(CA)と、 当該セル管理テーブル(11)に繋がれる未使用セル
    (CL)の個数(NC)を示す未使用数カウンタ(C
    C)と、 当該セル管理テーブル(11)に繋がれた未使用セル
    (CL)の貸出処理又は返却処理が行われたときに内容
    が変化する履歴表示部(HC)とを設けておき、 セル(CL)の貸出処理を実行する際に、当該貸出処理
    の開始時における前記履歴表示部(HC)の内容と当該
    貸出処理の実行時における前記履歴表示部(HC)の内
    容とを比較し、これらが同一の場合にのみ当該貸出処理
    又は返却処理を実行することを特徴とするセルの管理方
    法。
  2. 【請求項2】メモリ領域内において確保されたセルの中
    の使用のための貸し出しが行われていない未使用セルを
    セル管理テーブル(11)によって管理するための方法
    であって、 前記セル管理テーブル(11)には、 キューイングによって繋がれる未使用セル(CL)の先
    頭を指し示すポインタ(CA)と、 当該セル管理テーブル(11)に繋がれる未使用セル
    (CL)の個数(NC)を示す未使用数カウンタ(C
    C)と、 当該セル管理テーブル(11)に繋がれた未使用セル
    (CL)の貸出処理又は返却処理が行われたときに内容
    が変化する履歴表示部(HC)とを設けておき、 セルの貸出処理を、 当該貸出処理の開始時における前記履歴表示部(HC)
    の内容を取り出して元状態用レジスタ(R1)にセット
    する第1ステップと、 当該貸出処理の実行によって更新されるべきセル管理テ
    ーブル(11)の内容を更新状態用レジスタ(R3)に
    セットする第2ステップと、 前記元状態用レジスタ(R1)の内容と前記セル管理テ
    ーブル(11)内の履歴表示部(HC)の内容とを比較
    する第3ステップと、 比較した結果が同一である場合に前記セル管理テーブル
    (11)の内容を前記更新状態用レジスタ(R3)の内
    容によって書き換える第4ステップとによって実行する
    ことを特徴とするセルの管理方法。
  3. 【請求項3】請求項3のセルの管理方法において、 第1ステップにおいて、元状態用レジスタ(R1)には
    貸出処理の開始時におけるセル管理テーブル(11)の
    内容を取り出してセットし、 第3ステップにおいて、前記元状態用レジスタ(R1)
    の内容とセル管理テーブル(11)の内容とを比較する
    ことを特徴とするセルの管理方法。
  4. 【請求項4】前記履歴表示部(HC)は、貸出処理又は
    返却処理のいずれか一方のみの処理の実行によって加算
    又は減算される履歴カウンタ(HC)であることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のいずれかの請求項に記載
    のセルの管理方法。
  5. 【請求項5】メモリ領域内において確保されたセルの中
    の使用のための貸し出しが行われていない未使用セルを
    管理するためのセル管理テーブル(11)であって、 キューイングによって繋がれる未使用セル(CL)の先
    頭を指し示すポインタ(CA)と、 当該セル管理テーブル(11)に繋がれる未使用セル
    (CL)の個数(NC)を示す未使用数カウンタ(C
    C)と、 当該セル管理テーブル(11)に繋がれた未使用セル
    (CL)の貸出処理又は返却処理が行われたときに内容
    が変化する履歴表示部(HC)とを有してなることを特
    徴とするセル管理テーブル。
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