JPH05120882A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH05120882A
JPH05120882A JP3282682A JP28268291A JPH05120882A JP H05120882 A JPH05120882 A JP H05120882A JP 3282682 A JP3282682 A JP 3282682A JP 28268291 A JP28268291 A JP 28268291A JP H05120882 A JPH05120882 A JP H05120882A
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JP
Japan
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voltage
memory cell
circuit
operating potential
power supply
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JP3282682A
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English (en)
Inventor
Koichiro Ishibashi
孝一郎 石橋
Koichi Takasugi
恒一 高杉
Katsuro Sasaki
勝朗 佐々木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高集積かつ低消費電力かつ2V以下の低電圧動
作が可能なスタティックRAMを提供する。 【構成】低消費電力昇圧回路51を用いてワード線58
又はメモリセル給電線59の電圧を昇圧し、高抵抗型又
はTFT型のメモリセルの書き込み時の内部の電圧を大
きくする。 【効果】低消費電力昇圧回路を用いているのでSRAM
の特徴である待機時の低消費電力化が保たれる。高抵抗
型又はTFT型のメモリセルを用いているので高集積出
ある。さらに、書き込み時のセル内部の電圧を大きくす
るので読みだ時、ビット線対に表れる差信号が大きくな
り2V以下の低電圧動作が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置に係り、
特に低電圧で動作するスタティックRAMに好適な半導
体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スタティックRAMを低電圧で動
作させる技術に関しては、1990シンポジウム・オン
・ヴィエルエスアイ・サーキット、ダイジェスト・オブ
・テクニカル・ペーパズ(1990年)第53頁から第
54頁(1990 Symposium onVLSI Circuit, Digest of T
echnical Papers(1990) pp.53-54,以下第1の従来技術
と言う)に記載されている。
【0003】また、高集積スタティックSRAM技術に
関しては、1990アイ・イー・イー・イー・インターナシ
ョナル・ソリッドステート・サーキット・コンファラン
ス、ダイジェスト・オブ・テクニカル・ペーパズ(19
90年)第132頁から第133頁(1990 IEEE Interna
tional Solid-State Circuit Conference, Digest of T
echnical Papers(1990) pp.132-133,以下第2の従来技
術と言う)に記載されている。
【0004】また、後述するTFT型メモリセルを用い
たスタティックRAMの技術に関しては、1989シン
ポジウム・オン・ヴィエルエスアイ・サーキット、ダイ
ジェスト・オブ・テクニカル・ペーパズ(1989年)
第29頁から第30頁(1989Symposium on VLSI Circui
t, Digest of Technical Papers(1989) pp.29-30,以下
第3の従来技術と言う)に記載されている。
【0005】一方、低電力で、外部から供給される電圧
の範囲外の電源電圧を発生する回路(基板バイアス発生
回路、又は、昇圧回路)の技術に関しては、1988シ
ンポジウム・オン・ヴィエルエスアイ・サーキット、ダ
イジェスト・オブ・テクニカル・ペーパズ(1988
年)第51頁から第52頁(1988 Symposium on VLSI Ci
rcuit, Digest of Technical Papers(1988) pp.53-54,
以下第5の従来技術と言う)に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】スタティックRAMの
メモリセルの回路を、図2に示す。
【0007】上記第1の従来技術は、図2の上図に示す
ように、半導体基板平面上に、4つのNMOSFET
N1〜N4と2つのPMOSFET P1,P2とを集
積してなる、いわゆる完全CMOS型のメモリセルを用
いている。本従来技術では、1Vまでの低電圧動作を実
現しているが、同一平面上に6つのMOSFETを集積
してメモリセルを構成しなければならないため、メモリ
セルの面積が大きくなる問題に対して考慮されていなか
った。
【0008】一方、上記第2の従来技術は、図2の下図
に示すように、4つのNMOSFET N1〜N4の上
に高抵抗の負荷R1,R2を積層したいわゆる高抵抗型
メモリセルを用いている。完全CMOS型メモリセルと
異なり、高抵抗型のメモリセルは面積を小さくできるの
で、4Mビットの高集積メモリを実現できる。しかし、
電源電圧は3.3Vであり、それ以下の低電圧動作に関
しては考慮されていなかった。
【0009】一方、上記第3の従来技術は、図2の中図
に示すように4つのNMOSFETN1〜N4の上に薄
膜トランジスタ(TFT)であるT1,T2を積層した
TFT型メモリセルを用いている。本従来例では、高抵
抗型メモリセルとほぼ同等の面積でSRAMのメモリセ
ルを実現でき、また、TFTの電流により高抵抗セルよ
りも低電圧動作が可能であるが2Vまでが限界であっ
た。
【0010】以上述べたように上記3つの従来技術で
は、いずれも高集積でかつ2V以下の低電圧動作を同時
に実現することはできなかった。
【0011】低電圧動作に関する問題を明らかにするた
めに、本発明者等は、上記第1の従来例に用いられてい
る低電圧動作が可能な完全CMOS型のメモリセルと、
上記第2の従来例に用いられている低電圧動作ができな
い高抵抗型のメモリセルの動作の違いについて検討をお
こなった。
【0012】図3は、完全CMOS型のメモリセルと、
高抵抗型のメモリセルとにそれぞれデータを書き込んだ
ときのメモリセル内部の電圧波形をシミュレーションに
より求めたものである。いずれも電源電圧は1.2Vで
ある。
【0013】図3では、図2の上図および下図で転送M
OSFET N3を通して、左側のノードV1がローレ
ベル(以下”L”と略す)からハイレベル(以下”H”
と略す)へ書き込まれるようすをシミュレーションし
た。
【0014】図2の上図および下図のいずれのメモリセ
ルでもノードV1は、まず転送MOSFET N3を通
して書き込まれるが、転送MOSFETがNMOSFE
Tであるために、電源電圧Vccからしきい値電圧Vthだ
け小さい電圧Vcc−Vthがまず書き込まれることにな
る。その後、高抵抗型のメモリセルでは、負荷抵抗R1
の抵抗値が大きいために充電が行われず、書き込まれた
電圧は低い状態が続く。一方、完全CMOSセルの場合
は、PMOSFET P1が高速に充電を行うために、
V1が迅速に電源電圧にまで充電される。高抵抗型のメ
モリセルと完全CMOS型のメモリセルのノードV1の
電圧波形が、図3の下の二つの図に示されている。
【0015】図4は、ゲートとドレインとがクロスカッ
プル接続されたNチャンネルの駆動トランジスタN1、
N2とゲートがワード線に接続されたNチャンネルの転
送トランジスタN3、N4とからなるフリップフロップ
回路のメモリセルからデータを読み出す場合をシミュレ
ーションしたものである。
【0016】図4の右図に示すように読み出し動作の前
の電圧V1が十分大きい場合には、2本のビット線の電
位Vb1とVb2の電位差があり、これをセンスアンプ
によって増幅することによってデータを得ることが可能
である。しかしながら、図4の左図に示すように読み出
し動作の前の電圧V1が小さい場合には読み出し時にメ
モリセル内部の電圧V1とV2がほとんど同じ電圧にな
り、結果として、ビット線の電位差は極めて小さいもの
になってしまう。従って、ビット線の電位差をセンスア
ンプによって増幅してデータを読み出すことができな
い。
【0017】図3、図4で示したシミュレーション結果
によれば、以下の結論に達することができる。図2の上
図の完全CMOSセルの場合、データの書き込み時、ノ
ードの電圧がPMOSFETによって充電され電源電圧
に近い電圧になるために、その後の読み出しでビット線
に十分大きな電位差が得られこれを増幅してデータ読む
ことができる。一方、図2の下図の高抵抗負荷の場合に
は、負荷の抵抗が大きいために書き込まれた電圧が十分
大きくなく、その後の読み出し時にビット線に電位差が
表れないため、データを読むことができない。一方、先
に示した第3の従来例では、負荷にTFTを用いてメモ
リセル内のノードを充電し、書き込み中のメモリセル内
ノード電圧を大きくしていた。しかし、図2の中図のT
FT型メモリセルといえども電源電圧が2Vよりも小さ
い場合にはTFTの電流駆動能力が、完全CMOS型メ
モリセルのPMOSFETよりもはるかに小さくなって
しまう。従って、実質的には高抵抗型のメモリセルと同
じ問題でデータを読み出すことができなくなる。
【0018】本発明は従来例の以上の解析結果を基礎と
してなされたものであり、その目的とするところは、メ
モリセル面積が小さく、すなわち、高抵抗型又はTFT
型のメモリセルを用いながら、2V以下の低電圧動作を
達成することの可能なスタティック型の半導体記憶装置
を提供することにある。
【0019】この目的は、言うまでもなく低消費電力で
データを保持できるというSRAMの特徴を損なうこと
なしに達成されなければならない。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の実施形態
は、高抵抗型、又はTFT型のメモリセルにおいて、書
き込み時メモリセル内の”H”レベルの電圧を、駆動M
OSFETの基板バイアス効果を含めたしきい値電圧を
Vthとすると、Vcc−Vthよりも高い電圧にする手段を
具備することを特徴とするものである。
【0021】本発明の第2の実施形態は、高抵抗型、又
はTFT型のメモリセルを用いるSRAMで、電源電圧
よりも高い第二の電圧を発生する昇圧回路を用い、ここ
で発生する電圧をワードドライバ回路に供給しワード線
の”H”および”L”の電圧を、それぞれ第二の電源電
圧と接地電圧に割り当てる手段を具備することを特徴と
するものである。
【0022】本発明の第3の実施形態は、TFT型のメ
モリセルを用いるSRAMで、電源電圧よりも高い第二
の電圧を発生する昇圧回路を用い、ここで発生する電圧
をメモリセルの負荷であるTFTの給電線に供給する手
段を具備することを特徴とするものである。
【0023】本発明の第4の実施形態は、高抵抗型、又
はTFT型のメモリセルを用いるSRAMで、接地電位
よりも低い負の電圧を発生する負電圧発生回路を内蔵
し、ここで発生する電圧をワードドライバ回路に供給し
ワード線の”H”および”L”の電圧を、それぞれ電源
電圧と上記負の電圧に割り当てる一方、メモリセルの転
送MOSFETのしきい値電圧を駆動MOSFETのし
きい値電圧よりも小さくする手段を具備することを特徴
とするものである。
【0024】本発明の第5の実施形態は、コンデンサー
とスイッチを介して電流源が接続されたノードのと、ス
イッチを介してダイオード素子が接続されたノードとが
あって、これらのノード電圧を比較してその結果により
スイッチを制御することによってパルス電圧を発生さ
せ、このパルス電圧を用いて昇圧された電圧又は、負の
電圧を発生する電圧変換回路を半導体基板上に具備する
ことを特徴とするものである。
【0025】本発明の第6の実施形態は、上記第5の実
施形態のパルス電圧発生回路を待機時用パルス電圧発生
回路とし、上記パルスの周波数よりも大きな周波数のパ
ルスを発生する動作時用パルス電圧発生回路があり、半
導体記憶装置が動作状態の時には動作時用パルス電圧発
生回路を動作させ、半導体記憶装置が待機状態の時には
動作時用パルス電圧発生回路の動作を中止させる一方、
待機時用パルス電圧発生回路を動作させてパルス状電圧
を発生し、これらのパルス電圧を利用して、昇圧された
電圧又は、負の電圧を発生する電圧変換回路を半導体基
板上に具備することを特徴とするものである。
【0026】
【作用】上述した如く、SRAMの低電圧動作の為に
は、書き込み時のメモリセル内部の電圧を大きくすれば
よい。
【0027】従来、書き込み時のメモリセルの内部の電
圧はVcc−Vthであったが、本発明の第1の実施形態に
よれば、書き込み時のメモリセルの内部の電圧をVcc−
Vthよりも大きくできるので2V以下のSRAMの低電
圧動作を可能にする効果がある。
【0028】本発明の第2の実施形態によれば、昇圧回
路を用いることにより、ワード線が”H”の時の電圧を
電源電圧Vccよりも大きい電圧Vchにすることができ
る。従って、書き込み時のメモリセル内部の電圧をVcc
−Vthよりも大きい値であるVch−Vthにできるので2
V以下のSRAMの低電圧動作を可能にする効果があ
る。
【0029】TFT型メモリセルの負荷であるTFTは
低電圧においては電流駆動能力がなく、完全CMOS型
メモリセルのように書き込み時の短い時間内にメモリセ
ル内部の電圧を充電する能力がなかった。一方、本発明
の第3の実施形態によれば、昇圧回路を用い、その電圧
をTFTに供給してTFTの電流駆動能力を大きくす
る。従って、書き込み時のメモリセルの”H”の電圧を
TFTにより急速に充電して高くできるので、2V以下
のSRAMの低電圧動作を可能にする効果がある。
【0030】本発明の第4の実施形態によれば、メモリ
セルの転送MOSFETのしきい値電圧を小さくするの
で、書き込み時のメモリセル内部の電圧Vcc−VthのV
thを小さくすることになる。これにより、書き込み時の
メモリセル内部の電圧を大きくし、2V以下のSRAM
の低電圧動作を可能にする効果がある。通常、転送MO
SFETのしきい値電圧を下げると、ワード線の電圧が
0Vのときのリーク電流が増加する問題がある。しか
し、本発明の第4の実施形態によれば、ワード線のオフ
時の電圧を負の電圧にするので、転送MOSFETを完
全にオフ状態にでき、リーク電流が増加する問題を回避
できる。
【0031】一方、本発明の第2、第3、第4の実施形
態には昇圧回路又は負電圧発生回路を必要とする。本発
明の第5の実施形態によれば、パルス電圧を電流源に流
れる電流と比較回路に流れる電流だけで得ることができ
る。従って、この手段を用いて低消費電流で昇圧電圧又
は負電圧を発生し、第2、第3、第4の実施形態と組み
合わせることによって、低電圧動作のSRAMを低消費
電流で実現できる効果がある。
【0032】また、本発明の第6の実施形態によれば、
低消費電流である待機時用パルス電圧発生回路と高速な
動作時用パルス発生回路を用いる。そして、半導体記憶
装置が動作状態の時には動作時用パルス電圧発生回路を
動作させ、半導体記憶装置が待機状態の時には動作時用
パルス電圧発生回路の動作を中止させる一方、待機時用
パルス電圧発生回路を動作させてパルス状電圧を発生
し、これらのパルス電圧を利用して、昇圧された電圧又
は、負の電圧を発生する電圧変換回路を実現する。従っ
て、動作時には負荷の大きい昇圧電圧又は負電圧を発生
でき、待機時には低消費電流で昇圧電圧又は負電圧を発
生できる。従って、この手段を用いて待機時には低消費
電流で昇圧電圧又は負電圧を発生し、第二、第三、第4
の実施形態と組み合わせることによって、低電圧動作の
SRAMを待機時には低消費電流で実現できる効果があ
る。
【0033】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して、詳細
に説明する。
【0034】本発明の第一の実施例のSRAMのメモリ
セルの回路図と動作波形の概念図を、図1に示す。
【0035】図1において、N1、N2はNチャンネル
の駆動MOSFET、N3、N4はNチャンネルの転送
MOSFET、T1、T2はTFT、Vwはワード線、
Vmはメモリセルの給電線、Vb1、Vb2はビット線、1
1はYスイッチ、12は共通データ線、13はセンスア
ンプである。SRAMにおいてはよく知られているよう
に、メモリセル内部に蓄積されている情報に対応して、
ビット線Vb1、Vb2の間に電位差ΔVが発生し、これを
センスアンプで増幅してデータとして出力する。図1の
波形図において、従来例ではメモリセルに書き込まれた
電圧V1は、このノードが転送MOSFET N3を通
して書き込まれる。つまり、給電線Vmの外部電源電圧
Vccと同じワード線の電圧から転送MOSFETのしき
い値電圧Vthを引いた電圧すなわち、Vcc−Vthの電圧
が書き込まれる。従って、電源電圧Vccが小さくなる
と、書き込まれる電圧もそれに伴い小さくなることにな
る。次に読み出しの動作が行われる時、MOSFET
N2のゲート電圧はV1に書き込まれた電圧がそのまま
印加されていることになる。従って、従来例のようにV
1に書き込まれた電圧がMOSFET N2のしきい値
電圧より小さくなるか、もしくは同じ程度になってしま
う場合には、ワード線が”H”になってもMOSFET
N2には電流が流れないか、もしくは流れても極めて
小さい電流になる。その結果、ビット線に現われる電位
差ΔVはきわめて小さいものになってしまうので、その
後この電位差ΔVをセンスアンプ13で増幅してデータ
として取りだすことができない。
【0036】一方本発明は、書き込み時のV1の電圧を
Vcc−Vthより大きくする機能を備えるものであるが、
この場合には読み出し動作を行った場合MOSFET
N2のゲート電極には十分大きな電圧が印加されている
ためにそこに電流が流れる。その結果、十分大きなビッ
ト線電位差ΔVを得ることができる。従って、この電位
差をセンスアンプ13で増幅してデータとして取りだす
ことが可能である。
【0037】従来例では上記に述べた書き込み時に書か
れるV1の電圧が小さいために2V以上の電圧でしか動
作させることができなかった。しかしながら、本発明の
第一の実施例においては、書き込み時のV1の電圧を従
来例の場合より大きくするので2V以下の低電圧動作を
可能にする効果がある。
【0038】本発明の第二の実施例のブロック図と内部
波形のシミュレーション結果を図5に示す。
【0039】図5において、51は昇圧回路、52はワ
ードドライバ、53は負荷MOSFET、54、55、
56は高抵抗型または、TFT型のメモリセル、57は
昇圧回路51により電源電圧Vccよりも大きな電圧Vch
に昇圧された電源端子、58はメモリセル給電線、59
はワード線である。本実施例では、昇圧回路51により
電源電圧Vccより大きな電圧Vchを発生し、これをワー
ドドライバ52に供給することによって、ワード線の”
H”の電圧を電源電圧Vccよりも大きな電圧Vchにする
ものである。本実施例では、これらの構成要素が同一半
導体基体上に形成され、一つの半導体記憶装置を形成す
るものである。
【0040】図5の実施例の波形図はVccが1.2V,
Vchが1.8Vの時のシミュレーション波形を示したも
のである。上の波形図に示すように、ワード線が”H”
の時の電圧を従来技術のVccを使うかわりに昇圧回路5
1により昇圧された電圧Vchを用いる。このことによ
り、書き込み時のメモリセル内部電圧を従来の場合より
も十分に大きな値にすることができる。従って、読み出
し時ビット線に十分大きな差動信号(ΔV)を取り出す
ことができ、センスアンプで十分増幅できる。
【0041】図6は、図5に示した本発明の第二の実施
例の効果を定量的に示した図であり、Vccが1.2Vの
時ワード線の”H”の時の電圧に対するビット線電位差
ΔVを示したものである。図6に示すようにビット線の
電位差はワード線の”H”の時の電圧が1.5Vまでは
ほとんど0である。しかしながら、ワード線の”H”の
時の電圧が1.5V以上の場合には徐々にビット線の電
位差が現われるようになる。従って、本実施例の場合、
ワード線の電圧を1.5V以上に昇圧することによって
初めてその効果が現われることになる。
【0042】本発明の第二の実施例のワードドライバー
の回路図とデバイスの断面構造を図7に示す。
【0043】図7の回路図で、71はXデコータ、70
はXデコーダの出力電圧端子、72、73、74はPM
OSFET、75、76、77はNMOSFET、78
はワード線、79はメモリセルアレーである。ワードド
ライバは75,76,72,73からなるNAND回路
と、74,77からなるインバータ回路から構成され
る。また、図7の断面図では80はP型の半導体基板、
81、83、85、86はN型のウェル、82、84は
P型のウェル、87、89はPチャンネルMOSFE
T、88、90はNチャンネルMOSFET、91は深
いN型のウェル、92は浅いP型のウェルである。本発
明では本図に示すようにXデコーダには外部電源電圧V
ccが直接給電される。一方、ワードドライバのPMOS
FETには電源電圧Vcc以上に昇圧された電圧Vchが印
加される。このような回路構成とすることでワード線
の”H”の電圧をVchに、”L”の電圧を接地電位Vss
にすることができる。また、Xデコーダの出力端子70
がVssの電位の時、ワード線が非選択状態”L”にある
が、このようなときにワードドライバの内部で貫通電流
が流れることはない。
【0044】一方、断面図においては、Xデコーダ中の
回路はVccの電位に固定されたNウェル81中に形成さ
れたMOSFET87と、Vssの電位に固定されたPウ
ェル82に形成されたMOSFET88から構成され
る。また、ワードドライバ中の回路はVccより高い電圧
Vchを用いるのでNウェル81とは電気的の絶縁され、
Vchの電位に固定されたNウェル83に形成されたPM
OSFET89とPウェル84に形成されたNMOSF
ET93から構成される。このようにして二つの異なっ
た電源電圧を用いてワードドライバを形成することが可
能である。また、メモリセルに用いられるN型のMOS
FETは深いN型ウェル91に囲まれた浅いP型ウェル
92の中に作ることによって、基板80と電気的に絶縁
を行い、メモリセルのデータを基板からのノイズから保
護するようにしている。
【0045】本発明の第三の実施例のブロック図と内部
波形のシミュレーション結果を図8に示す。
【0046】図8において、51は昇圧回路、52はワ
ードドライバ、53は負荷MOSFET、54、55、
56は、TFT型のメモリセル、57は昇圧回路51に
より電源電圧Vccよりも大きな電圧Vchに昇圧された電
源端子、58はメモリセル給電線、59はワード線であ
る。本実施例は、昇圧回路により電源電圧Vcc以上に昇
圧された電圧Vchをメモリセル給電線58すなわちメモ
リセルの負荷素子の一方の電極に直接印加するものであ
る。本実施例は、これらの構成要素が同一半導体基体上
に形成され、一つの半導体記憶装置を形成するものであ
る。
【0047】図8の実施例の波形図はVccが1.2V、
Vchが1.8Vの時のシミュレーション波形を示したも
のである。波形図に示すように、書き込み時にはメモリ
セル内部のノードV1はVcc−Vthの電圧が書き込まれ
る。その後、電源電圧を大きくしたことにより電流駆動
能力が高められた負荷素子のTFTの作用により、V1
が充電されVcc−Vthよりも高い電圧になる。従って、
読み出し動作に入る前にはメモリセルノードV1は十分
高い電圧になっており、結果として読み出し時ビット線
に十分大きな差動信号(ΔV)を取り出すことができ、
センスアンプで十分この電圧を増幅できることになる。
【0048】図9は、本発明の第三の実施例の効果を定
量的に示した図で、Vccが1.2Vの時メモリセル給電
線電圧Vmに対する読み出し時のビット線電位差ΔVを
示したものである。
【0049】図9に示すようにビット線の電位差はメモ
リセル給電線電圧Vmが1.5Vまではほとんど0であ
る。しかしながら、メモリセル給電線電圧Vmが1.5
V以上の場合には徐々にビット線の電位差が現われるよ
うになる。従って、本実施例の場合、メモリセル給電線
電圧Vmの電圧を1.5V以上に昇圧することによって
初めてその効果が現われることになる。
【0050】本発明の第四の実施例のブロック図と内部
波形のシミュレーション結果を図10に示す。
【0051】図10において、101は負電圧発生回
路、52はワードドライバ、53は負荷MOSFET、
54、55、56は、高抵抗型又はTFT型のメモリセ
ル、107は負電圧発生回路101により接地電位Vss
よりも低い電圧Vbbを出力する電源端子、58はメモリ
セル給電線、59はワード線である。本実施例では、負
電圧発生回路101により発生された電圧Vbbをワード
ドライバ52に給電し、ワード線59の”L”の電圧を
Vssよりも小さい負の電圧にする。その一方、メモリセ
ルの転送MOSFETのしきい値電圧を駆動MOSFE
Tのしきい値電圧よりも小さくする方法である。本実施
例は、これらの構成要素が同一半導体基体上に形成さ
れ、一つの半導体記憶装置を形成するものである。
【0052】図10の実施例の波形図はVccが1.2
V、転送MOSFETのしきい値電圧0.1V、駆動M
OSFETのしきい値電圧0.7Vでシミュレーション
を行ったものである。書き込み時にはメモリセル内部の
ノードV1はVcc−Vthの電圧が書き込まれるが、転送
MOSFETのしきい値電圧Vthを小さくしてあるの
で、結果的にメモリセル内部のノードV1の電圧はVcc
付近まで高くできる。従って、その後読み出し動作に入
った場合ビット線に十分大きな差動信号(ΔV)を取り
出すことができ、センスアンプで十分この電圧を増幅で
きることになる。
【0053】図11は、図10に示した本発明の第四の
実施例の効果を定量的に示した図で、Vccが1.2Vの
時転送MOSFETのしきい値電圧に対するビット線の
電位差ΔVを示したものである。なお、通常メモリセル
内のしきい値電圧は0.7Vである。
【0054】図11に示すように転送MOSFETのし
きい値電圧が0.7Vの時にはビット線の電位差ΔVは
ほとんど0である。しかしながら、転送MOSFETの
しきい値電圧が0.5V以下になると徐々にビット線の
電位差が大きくなる。従って、本実施例の場合、メモリ
セルの転送MOSFETのしきい値電圧を0.5V以下
にすることによって、その効果が現われる。すなわち、
小さいしきい値電圧であるほど大きなビット線電位差Δ
Vが得られ、その効果が大きい。
【0055】一方、本実施例においてはメモリセルの転
送MOSFETのしきい値電圧を低くするために、通常
のワードドライバで行うように、ワード線が”L”状態
のときの電圧をVssにした場合、転送MOSFETを通
してリーク電流が流れてしまう。これは、SRAMのス
タンドバイ電流を増加させることになる。そこで、負電
圧発生回路101により発生した電圧を用いて、ワード
線の”L”の電圧を負の電圧にすることによって、この
リーク電流を小さくすることができる。図12にワード
線の”L”の電圧に対する1セル当りのリーク電流を示
す。
【0056】図12に示すように、ワード線の”L”の
電圧を−0.4V以下にすることによって、ワード線
が”L”の時のスタンドバイ電流を減らすことが可能に
なる。本発明の第四の実施例のワードドライバーの回路
図とデバイスの断面構造を図13に示す。
【0057】本発明の第四の実施例では図13に示すよ
うにXデコーダ71及びワードドライバには外部電源電
圧Vccと電源電圧Vccよりも高い電圧Vchとが直接給電
される。ワードドライバNAND回路のNMOSFET
には接地電位Vssが印加される一方、ワードドライバの
インバータ回路のNMOSFETには接地電位Vssより
も低い電圧Vbbの電圧を印加する。このような回路構成
とすることでワード線78の”H”の電圧をVchに、”
L”の電圧をVbbにすることができる。Xデコーダ71
の出力端子70はVssの時、NAND回路の出力はVc
c、ワード線が接地電位Vssよりも低い電圧Vbbである
非選択状態”L”にあるが、このようなときにワードド
ライバの内部で貫通電流が流れることはない。
【0058】一方、図13の断面図においては、Xデコ
ーダ中の回路はVccの電位に固定されたNウェル81中
に形成されたMOSFET87と、Vssの電位に固定さ
れたPウェル82に形成されたMOSFET88から構
成される。また、ワードドライバ中の回路はVssより低
い電圧Vbbを用いるので、基板とは深いNウェルで電気
的に絶縁されVbbの電位に固定されたPウェル84に作
られたNMOSFET93とNウェル83に作られたP
MOSFET89によって構成される。また、メモリセ
ルに関しては本発明の第二の実施例と同様深いN型ウェ
ル91に囲まれた浅いP型ウェル92の中に作ることに
よって、基板80と電気的に絶縁を行い、メモリセルの
データを基板からのノイズから保護するようにしてい
る。
【0059】本発明の第二、第三、第四の実施例では、
昇圧回路51または負電圧発生回路101を用いている
が、これらの回路でもし電流を多く消費する場合、低電
流でデータを保持できるSRAMの特徴が失われてしま
う。そこで、低消費電流で昇圧電圧又は負電圧を発生す
るための発明を以下に示す。
【0060】図14は、本発明の第五の実施例のブロッ
ク図である。
【0061】図14において、141は動作時用パルス
発生回路、142は待機時用パルス発生回路、143、
144はポンピング回路、145は昇圧回路、146は
昇圧回路の出力端子Vchである。本実施例では、大きな
消費電流を必要とするが高速なパルスを発生する動作時
用パルス発生回路141と、小さい消費電流しか必要と
しないが発生するパルスの周波数は速くない待機時用パ
ルス発生回路142を用いる。
【0062】SRAMが動作状態の時、動作時用パルス
発生回路141はチップセレクト信号”CS信号”によ
り活性状態になり比較的大きな電流を消費して高速のパ
ルスを発生する。ポンピング回路143はこのパルスを
利用して、Vccよりも大きな電圧Vchを発生するが、S
RAMが動作状態にありVchの負荷電流が大きい場合で
もパルスが高速なのでこれに耐えることができる。
【0063】一方、待機時にはCS信号により動作時用
パルス信号で消費する電流を切るが、常時動作している
待機時用パルス発生回路142が発生するパルスを利用
してVchをポンピング回路144で発生して電圧を保持
する。従って、本実施例においては、昇圧回路145の
待機時の消費電流は待機時用パルス発生回路142で消
費する電流で決まるので、この電流を小さくすることに
よって、低消費電流で低電圧動作が可能なSRAMを実
現できる。また、本実施例ブロック図によって、ポンピ
ング回路中の接続を変えることにより、低消費電力で負
の電圧を発生する回路を実現できる。
【0064】図15は本発明の第六の実施例のブロック
図で、先に述べた本発明の第五の実施例の考え方を発展
させたものである。
【0065】図15の本実施例においては、第五の実施
例のブロック図の実施例に加えて、Vchディテクタ15
1が必要になる。本実施例においては、Vchディテクタ
151により発生する信号152により待機時用パルス
発生回路142を制御する。すなわち、Vchの電圧が下
がった場合に待機時用パルス発生回路から発生するパル
スの周波数が高くなり、ポンピング回路144により供
給するVchの電圧が大きくなるようにする。このような
フィードバックを用いることにより、必要なときにだけ
待機時用パルス発生回路142の消費電力を消費するよ
うになる。従って、本実施例においては、待機時の昇圧
回路で消費する電流を本発明の第五の実施例に比べてさ
らに小さくできる効果がある。
【0066】図16は、本発明の第七の実施例の回路図
と動作波形を模式的にを示したもので、極めて低電力で
もパルスを発生できる待機時用パルス発生回路の実施例
である。
【0067】図16において、161は差動増幅器、1
62、163、165は電流源、164、166はダイ
オード、167はコンデンサ、168、169、170
はノード、171はポンプ回路、172はポンプ回路1
71の出力で昇圧された電圧、173、174はNMO
SFETである。本実施例においては、ノード168に
おいてパルスを発生し、このパルスを用いてポンプ回路
で昇圧を行い、昇圧された電圧Vchを得る。図の波形の
模式図によって本実施例においてパルスが発生する機構
を以下に説明する。図16の時間において、差動増幅
器161の出力電圧Voが”L”状態、すなわち、MO
SFET173、174はオフ状態にあるとする。する
と、ノード169の電圧はVccからダイオード166の
電位降下2ΔV引いた値、すなわちVcc−2ΔVの電圧
が現れる。一方、コンデンサ167に蓄積されていた電
荷は、電流源163によって放電され、ノード170の
電圧は徐々に低下する。やがて、時間ようにノード1
70の電圧がノード169の電圧と同じになった時、差
動増幅器161の働きで差動増幅器の出力電圧Voが”
H”状態に反転する。その結果、MOSFET173、
174が導通状態になる。すると、ノード169の電圧
がVccからダイオード164の電位降下分ΔVを引いた
値に上昇する。一方、コンデンサ167には電流源16
2の電流2Iによる充電と電流源163の電流Iによる
放電の引き合いで結果的には電流Iによる充電がおこな
われる。従って、ノード170の電圧が上昇し始める。
その後時間になると、ノード170の電圧とノード1
69の電圧が同じになり、差動増幅器161の出力が反
転し”L”状態になり、時間の状態に戻ることにな
る。このような動作が交互に繰り返されることにより、
差動増幅器161の出力電圧Voにはパルス状の電圧が
発生することになる。このときパルスの周期fはコンデ
ンサ167の容量をCとすると、 f=I/2CΔV で与えられる。また、ここで必要な消費電流は163、
165の電流源に流れる電流と差動増幅器161に必要
な電流のみである。通常半導体集積回路において周期的
なパルス電圧を得るにはリングオシレータが用いられて
きたが、リングオシレータの場合動作中の各段の貫通電
流が大きくなり、低電力化が困難であった。しかしなが
ら、本実施例においては、電流源の電流Iさえ小さくす
れば非常に低消費電力でパルス状の電圧を発生すること
が可能である。従って、本発明の第二、第三の実施例の
中で、本実施例のパルス電圧発生回路を用いた昇圧回路
を用いることにより、低消費電力で低電圧動作が可能な
SRAMを提供することが可能である。
【0068】図17は本発明の第八の実施例の回路図
で、図14の本発明の第五の実施例のブロック図を実現
する具体的な回路を示したものである。
【0069】図17において171は動作時用パルス発
生回路、172はパルスを増幅するための回路、173
は動作時用のポンピング回路、174は待機時用のポン
ピング回路、175は図16の本発明の第七の実施例で
説明した待機時用のパルス発生回路、176は電流源回
路である。
【0070】本実施例で用いている電流源回路176
は、発明者が平成1年9月8日の出願に係る特願平1−
231569号を優先権主張の基礎とした平成2年8月
29日の特願平2−225041号「定電流定電圧回
路」を用いたもので、この回路を用いることにより、1
00nA以下の低電流電流源を得ることができる。従っ
て、この電流源176を待機時用ポンピング回路174
に用いて極めて消費電力の小さい昇圧回路を実現するこ
とが可能になる。また、動作時用のパルス発生回路17
1にはリングオシレータを用いており、リングの途中に
NANDゲートを入れ、そこにCS信号を入れることに
より待機時にリングオシレータが発振するのを止め、こ
こで消費する電流を零にしている。従って、本実施例の
回路により、動作時にはリングオシレータ171を利用
した高速なパルスにより負荷電流が大きくても十分な駆
動能力を持つ昇圧電圧を発生する一方、待機時にはリン
グオシレータ171を切り、極めて低消費電力であるパ
ルス発生回路175を用いて昇圧電圧を発生することが
できる。従って、本発明の第二、第三の実施例の中で、
本実施例のパルス電圧発生回路を用いた昇圧回路を用い
ることにより、低消費電力で低電圧動作が可能なSRA
Mを提供することが可能である。
【0071】図18は、図17の本発明の第八の実施例
の待機時のシミュレーション波形を示したものである。
この時のVccは1.2Vである。図18に示すように図
16の本発明の第七の実施例の波形図と同様の動作が起
こっており、またこの時の回路全体の平均消費電流は約
0.4μA以下と極めて小さく抑えられていることがわ
かる。また、Vchの電圧は昇圧され、1.9Vに達して
いる。従って、本発明の第二、第三の実施例で、本実施
例の昇圧回路を用いることにより、低消費電力で低電圧
動作が可能なSRAMを提供することが可能であること
が、シミュレーションで実証できる。
【0072】図19は本発明の第九の実施例の回路図
で、接地電圧よりも低い負の電圧を発生する回路の実施
例を示したものである。
【0073】図19において191は動作時用パルス発
生回路、192はパルスを増幅するための回路、193
は動作時用のポンピング回路、194は待機時用のポン
ピング回路、195は待機時用のパルス発生回路、19
6は電流源回路である。本実施例のパルス発生回路の原
理は、図18の本発明の第八の実施例と同じであり、ま
た、本実施例で用いている電流源回路は、本発明の第八
の実施例の電流源と同じである。従って、本実施例の待
機時用のパルス発生回路195では、極めて小さい消費
電力でパルス状の電圧を発生することが可能になる。ま
た、第八の実施例と同様動作時用のパルス発生回路19
1にはリングオシレータを用いており、リングの途中に
NANDゲートを入れ、そこにCS信号を入れることに
より待機時にリングオシレータが発振するのを止め、こ
こで消費する電流を零にしている。従って、本実施例の
回路により、動作時にはリングオシレータを利用した高
速なパルスにより負荷電流が大きくても十分な駆動能力
を持つ負電圧を発生する一方、待機時にはリングオシレ
ータを切り、極めて低消費電力であるパルス発生回路を
用いて負電圧を発生することができる。従って、図9の
本発明の第四の実施例の中で、本実施例のパルス電圧発
生回路を用いた負電圧発生回路を用いることにより、低
消費電力で低電圧動作が可能なSRAMを提供すること
が可能である。
【0074】図20は、本発明の第10の実施例の回路
図と波形図を示したものである。本実施例は図5の本発
明の第2の実施例の問題点を改善したもので、本発明の
第2の実施例よりもより小さな電圧で動作させることが
可能である。本発明の第2の実施例は、ワード線の電圧
を昇圧してメモリセルに書き込む電圧を大きくして低電
圧動作を達成しようとするものであった。メモリセルに
書き込める電圧はVcc以上にはできないが、この電圧が
Vw−Vthよりも小さいに電圧になると読み出し時に情
報が破壊されることがアイイーイーイー、ジャーナル・
オブ・ソリッド・ステート・サーキッツ、ボリューム・
エス・シー20、ナンバー1第383頁から第390頁
(IEEE Journal Of Solid-State Circuits、 VOL.SC-20,
No.1 February 1985、 pp.383-390)に記載されている。
従って、本発明の第2の実施例では例えばVccが1Vほ
どと極めて小さい場合、ワード線の電圧を電源電圧より
しきい値電圧大きい値の1.7V以上にすることが困難
であることを示している。
【0075】図20において、201はワードドライ
バ、Vccは電源電圧、Vchは電源電圧Vcc以上に昇圧さ
れた電源、Фchはワード線昇圧用パルス、202は負荷
MOS制御回路、ФLDは負荷MOS制御信号、203は
負荷MOS、204は共通データ線の負荷MOS、Фx
はワード線活性化信号、Vwはワード線、VN1、VN2は
メモリセル内蓄積ノードの電圧、VB1、VB2はビット
線、206はYスイッチ、ФYはYスイッチ制御信号、
207は共通データ線、208はセンスアンプ、209
はライトアンプ、M1は小さなしきい値電圧V'thを持
つNMOSFET、M2はPMOSFETである。
【0076】図20の実施例においては、以下に述べる
ような回路動作を行なう。すなわち、Фxによりワード
線VwがNMOSFET M1を通してVcc−V'thの電
圧になる。その後に、ワード線昇圧パルスФchが”H”
になるとPMOSFET M2が導通し、ワード線の電
圧が電源電圧Vccより大きな電圧Vchに充電される。そ
の後Фchが”L”になると、ワード線の電圧VwはVcc
−V'thの電圧にもどる。一方、ビット線の負荷MOS
203と共通データ線の負荷204は、負荷MOS制御
信号ФLDにより制御されるが、この信号ФLDは、上記に
述べたワード線が一度Vchの電圧にまで上昇してから再
びVcc−V'thの電圧になったあとで初めて”L”の状
態になり負荷MOSが導通する。すなわち、それ迄は、
データ線および共通データ線は負荷から切り離された状
態にあることになる。
【0077】従来例ではワード線がVccまでしか上がら
ないためにセル内部のノード電圧VN1、VN2がVcc−V
thまでしか上がらず、その後の読み出し動作においてメ
モリセルの電流を流すことができなくなるので十分なビ
ット線の電位差ΔVが現れず、メモリセルの情報を読む
ことができなかった。それに対して本実施例ではワード
線の電圧がФchが”H”のときVchになるので、この時
にメモリセル内部のノード電圧VN1、VN2のいずれか一
方をVccに近い電圧にまで充電することができる。従っ
て、本実施例においても、他の実施例と同様、次の読み
出し動作の時にメモリセルに十分大きな電流が流れるの
で、ビット線に大きな電位差ΔVが現れてセンスアンプ
で十分に信号を増幅することができる。また、本実施例
では最初の状態において負荷MOSがオフになり、デー
タ線と共通データ線が負荷から切り離された状態になっ
ているが、読み出し時には、この状態でビット線の”
L”側の電荷がメモリセルに流れる電流によって放電さ
れて小さな電圧あるいは完全に接地電圧にすることがで
きる。その後ワード線の電圧が上昇してVchになって
も、”L”側のビット線の電圧が小さいか又は0である
のでデータが反転してしまうことはない。従って、本実
施例によれば、本発明の第2の実施例よりも低電圧動作
の効果がさらに大きく、少なくとも1V以下の低電圧動
作が可能となる。図21は本発明の第11の実施例でワ
ード線の電圧波形を示したものである。図20に示した
本発明の第10の実施例ではワード線の電圧波形が図2
1(a)のように3段階になっており、2段目の電圧が
大きい間に書き込みを行うが、これを図21(b)の実
施例に示す如くワード線の電圧波形2段階で2段目の電
圧が大きい間に書き込みをおこなう、図21(c)のよ
うに低い電圧と高い電圧の2つのパルスに分け、2つめ
の高い電圧の間に書き込みを行う、図21(d)のよう
に徐々に電圧が高くなるようにし、後半の時間に書き込
みを行うことによってメモリセル内の蓄積ノードに高い
電圧を書き込むことができる。従って、本実施例によれ
ば、図20の本発明の第10の実施例と同様、少なくと
も1V以下の低電圧動作が可能となる。
【0078】
【発明の効果】以上実施例で述べたごとく、本発明によ
れば低電力でかつ2V以下の低電圧動作が可能なSRA
Mを実現する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例のSRAMのメモリセル
の回路図と動作波形図である。
【図2】従来のスタティックRAMのメモリセルの回路
図である。
【図3】従来の完全CMOS型のメモリセルと、従来の
高抵抗型のメモリセルにそれぞれデータを書き込んだと
きのメモリセル内部のシミュレーション波形図である。
【図4】メモリセルからデータを読み出す場合のシミュ
レーション波形図。
【図5】本発明の第二の実施例のブロック図とシミュレ
ーション波形図である。
【図6】本発明の第二の実施例の効果を定量的に示した
図である。
【図7】本発明の第二の実施例のワードドライバーの回
路図とデバイスの断面構造を示す図である。
【図8】本発明の第三の実施例のブロック図とシミュレ
ーション波形図である。
【図9】本発明の第三の実施例の効果を定量的に示した
図である。
【図10】本発明の第四の実施例のブロック図とシミュ
レーション波形図である。
【図11】本発明の第四の実施例の効果を定量的に示し
た図である。
【図12】ワード線の”L”の電圧に対する1セル当た
りのリーク電流を示す図である。
【図13】本発明の第四の実施例のワードドライバーの
回路図とデバイスの断面構造を示す図である。
【図14】本発明の第五の実施例のブロック図である。
【図15】本発明の第六の実施例のブロック図である。
【図16】本発明の第七の実施例の回路図と動作波形を
模式的に示した図である。
【図17】本発明の第八の実施例の回路図である。
【図18】本発明の第八の実施例の待機時のシミュレー
ション波形図である。
【図19】本発明の第九の実施例の回路図である。
【図20】本発明の第10の実施例の回路図と波形図で
ある。
【図21】本発明の第11の実施例のワード線の波形図
である。
【符号の説明】
51…昇圧回路、52…ワードドライバ、53…ワード
線、58…メモリセル給電線、54、55、56…メモ
リセル、71…Xデコーダ、101…負電圧発生回路、
141…動作時用パルス発生回路、142…待機時用パ
ルス発生回路、143、144…ポンピング回路、15
1…Vccディテクタ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一導電型の2つの駆動MOSFET及び
    2つの転送MOSFETと、2つの抵抗又は薄膜トラン
    ジスタからなる負荷素子とにより構成されたスタティッ
    ク型のメモリセルが半導体基体上にアレー状に形成さ
    れ、上記駆動MOSFETのソース電極が第1動作電位
    点に接続され、上記負荷素子の一方の電極が第2動作電
    位点に接続された半導体記憶装置であって、 上記第1動作電位点と上記第2動作電位点との間の電源
    電圧をVcc、上記駆動MOSFETのしきい値電圧をV
    thとしたとき、上記メモリセルに情報を書き込む動作の
    間に、上記メモリセル内の2つのノードのうちの1つの
    ノードの電圧をVcc−Vthより大きい電圧とすることを
    特徴とした半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】第一導電型の2つの駆動MOSFET及び
    2つの転送MOSFETと、2つの抵抗又は薄膜トラン
    ジスタからなる負荷素子とにより構成されたスタティッ
    ク型のメモリセルが半導体基体上にアレー状に形成さ
    れ、上記駆動MOSFETのソース電極が第1動作電位
    点に接続され、上記負荷素子の一方の電極が第2動作電
    位点に接続された半導体記憶装置であって、 上記半導体基体上には少なくとも上記転送MOSFET
    のゲート電極に接続されたワード線を駆動するためのワ
    ードドライバと、上記第1動作電位点と上記第2動作電
    位点との間の電源電圧よりも大きい電圧の第一の電圧を
    発生する第一の電圧発生回路を具備し、 上記第一の電圧が、上記ワードドライバ回路に供給さ
    れ、上記ワード線のローレヘルおよびハイレベルの電圧
    をそれぞれ上記第1動作電位点の電圧と上記第一の電圧
    とすることを特徴とした半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】第一導電型の2つの駆動MOSFET及び
    2つの転送MOSFETと、薄膜トランジスタからなる
    負荷素子とにより構成されたスタティック型のメモリセ
    ルが半導体基体上にアレー状に形成され、上記駆動MO
    SFETのソース電極が第1動作電位点に接続され、上
    記負荷素子の一方の電極が第2動作電位点に接続された
    半導体記憶装置であって、 上記第1動作電位点と上記第2動作電位点との間の電源
    電圧よりも大きい電圧の第一の電圧を発生する第一の電
    圧発生回路を具備し、 上記第一電圧を、上記メモリセルアレーの電源に供給す
    ることを特徴とした半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】第一導電型の2つの駆動MOSFET及び
    2つの転送MOSFETと、2つの抵抗又は薄膜トラン
    ジスタからなる負荷素子とにより構成されたスタティッ
    ク型のメモリセルが半導体基体上にアレー状に形成さ
    れ、上記駆動MOSFETのソース電極が第1動作電位
    点に接続され、上記負荷素子の一方の電極が第2動作電
    位点に接続された半導体記憶装置であって、 上記半導体基体上には少なくとも上記転送MOSFET
    のゲート電極であるワード線を駆動するためのワードド
    ライバと、上記第2動作電位点の電圧よりも低い電圧の
    第二の電圧を発生する第二の電圧発生回路を具備し、 上記第二の電源電圧が、上記ワードドライバ回路に供給
    され、上記ワード線のローおよびハイの電圧がそれぞれ
    上記第二の電圧と、外部から供給される電源電圧であ
    り、 上記メモリセルの転送MOSFETのしきい値電圧を駆
    動MOSFETのしきい値電圧より小さくしたことを特
    徴とした半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】コンデンサーと接続されるとともに、少な
    くとも第一のスイッチを介して第一の電流源が接続され
    た第一のノードと、 第二の電流源および第一のダイオードと接続されるとと
    もに、少なくとも第二のスイッチを介して第二のダイオ
    ード素子が接続された第二のノードと、 上記第一のノードと第二のノードの電圧を比較してその
    結果を上記第一及び第二のスイッチを制御する手段を用
    いて第一のパルス状の電圧を発生する第一のパルス電圧
    発生回路を具備し、 上記第一のパルス状電圧を利用して、電源電圧よりも高
    い電圧又は接地電圧よりも低い電圧を得る手段を半導体
    基体上に集積したことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の上記第一のパルス電圧発
    生回路と、上記第一のパルス状電圧の周波数よりも大き
    な周波数の第二のパルス状電圧を発生する第二のパルス
    電圧発生回路を具備し、半導体記憶装置が動作状態の時
    には上記第二のパルス電圧発生回路を動作させ、半導体
    記憶装置が待機状態の時には上記第二のパルス電圧発生
    回路の動作を中止させる一方、上記第一のパルス電圧発
    生回路を動作させてパルス状電圧を発生し、 上記第一のパルス状電圧を利用して、電源電圧よりも大
    きい電圧又は接地電圧よりも小さい電圧を得る手段を半
    導体基体上に集積したことを特徴とする半導体記憶装
    置。
  7. 【請求項7】第一導電型の2つの駆動MOSFET及び
    2つの転送MOSFETと、2つの抵抗又は薄膜トラン
    ジスタからなる負荷素子、により構成されたスタティッ
    ク型のメモリセルが半導体基体上にアレー状に形成さ
    れ、上記駆動MOSFETのソース電極が第1動作電位
    点に接続され、上記負荷素子の一方の電極が第2動作電
    位点に接続された半導体記憶装置であって、 上記半導体基体上には少なくとも上記転送MOSFET
    のゲート電極に接続されたワード線を駆動するためのワ
    ードドライバと、上記2つの転送MOSFETにそれぞ
    れ接続された一対のビット線と、上記ビット線の負荷素
    子と、外部から供給される電源電圧よりも高い電圧の第
    一の電圧を発生する第一の電圧発生回路を具備し、 上記第一の電圧が、上記ワードドライバ回路に供給さ
    れ、 上記ワード線の電圧が第一の時間に上記外部から供給さ
    れる電源電圧と同じあるいはそれよりも低い電圧に設定
    され、 上記ワード線の電圧が上記第一の時間よりも後の第二の
    時間に上記第一の電圧となることを特徴とした半導体記
    憶装置。
  8. 【請求項8】上記ビット線負荷を上記第二の時間の前に
    非導通状態にし、上記メモリセルに上記ビット線を介し
    て情報を書き込むのは少なくとも上記ワード線の電圧が
    上記第一の電圧に設定されている時間を含むことを特徴
    とした請求項7に記載の半導体記憶装置。
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