JP3192106B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP3192106B2
JP3192106B2 JP03738797A JP3738797A JP3192106B2 JP 3192106 B2 JP3192106 B2 JP 3192106B2 JP 03738797 A JP03738797 A JP 03738797A JP 3738797 A JP3738797 A JP 3738797A JP 3192106 B2 JP3192106 B2 JP 3192106B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は微細MOSトランジスタ
で構成された半導体集積回路に係り、特に高速・低電力
動作に適した回路に関する。
【0002】
【従来の技術】1989 インターナショナル シンポ
ジウム オン ブイ・エル・エス・アイ テクノロジ
ー,システムズ アンド アプリケーションズ、プロシ
ーディングズ オブ テクニカル ペーパーズ(198
9年5月)第188頁から第192頁(1989 In
ternational Symposium on
VLSI Technology, Systems
and Applications, Proceed
ings of Technical Papers,
pp.188−192 (May 1989))に述
べられているように、MOSトランジスタが微細化され
るにつれてその耐圧が低下するために、その動作電圧を
低くせざるを得ない。
【0003】この場合に、高速動作を維持するために
は、動作電圧の低下に見合ってMOSトランジスタのし
きい電圧(VT)も低下させる必要がある。これは、動
作速度は、MOSトランジスタの実効ゲート電圧、すな
わち動作電圧からVTを差し引いた値で支配され、この
値が大きいほど高速だからである。
【0004】例えば、実効チャネル長が0.15μm以
下、チップ内部の標準的動作電圧が1V、昇圧されたワ
ード線の電圧が1.75V程度と予想される16ギガビ
ットDRAMでは、トランジスタのVT(チャネル幅μ
m,ドレイン電流10nAで定義、接合温度25℃の標
準条件、簡単のためにPMOSトランジスタのVTは符
号を反転させて示す)は−0.04Vともなる。
【0005】しかし、動作電圧が2V程度以下になり、
VTを0.4V程度以下にせざるを得なくなると、以下
に述べるように、MOSトランジスタのサブスレッショ
ルド特性(テーリング特性)によって、トランジスタを
完全にオフすることはもはやできなくなり、直流電流が
流れるという現象が生ずる。
【0006】図6に示す従来のCMOSインバータにつ
いて説明する。理想的には、入力信号INが低レベル
(=VSS)の時はNチャネルMOSトランジスタMN
がオフ、INが高レベル(=VCC)の時はPチャネル
MOSトランジスタMPがオフになり、いずれにしても
出力電圧が確定した状態では電流が流れることはない。
しかし、MOSトランジスタのVTが低くなると、サブ
スレッショルド特性を無視することができなくなる。
【0007】図7に示すように、サブスレッショルド領
域におけるドレイン電流IDSは、ゲート・ソース間電
圧VGSの指数関数に比例し、次式で表される。
【0008】
【数1】
【0009】ただし、WはMOSトランジスタのチャネ
ル幅、I0、W0はVTを定義する際の電流値およびチ
ャネル幅、Sはテーリング係数(VGS−log ID
S特性の傾きの逆数)である。したがって、VGS=0
でもサブスレッショルド電流
【0010】
【数2】
【0011】が流れる。図6のCMOSインバータでオ
フ状態のトランジスタはVGS=0であるから、非動作
時において高電源電圧VCCから接地電位である低電源
電圧VSSに向かって上記の電流ILが流れることにな
る。
【0012】このサブスレッショルド電流は、図7に示
すように、しきい電圧をVTからVT’に低下させる
と、ILからIL’に指数関数的に大きくなる。
【0013】数2の上式から明らかなように、サブスレ
ッショルド電流を低減するためには、VTを大きくする
かSを小さくすればよい。しかし、前者は実効ゲート電
圧の低下による速度の低下を招く。特に、耐圧の点から
微細化とともに動作電圧を低くしていくと、速度低下は
顕著になり、微細化の利点を生かせなくなるので好まし
くない。また後者は、室温動作を前提とする限り、次の
理由により困難である。
【0014】テーリング係数Sは、ゲート絶縁膜の容量
COXとゲート下の空乏層の容量CDにより、次のよう
に表される。
【0015】
【数3】
【0016】ここで、kはボルツマン定数、Tは絶対温
度、qは素電荷である。上式から明らかなように、CO
XおよびCDの如何にかからわずS≧kT ln 10
/qであり、室温では60mV以下にすることは困難で
ある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた現象のため
に、多数のMOSトランジスタで構成された半導体集積
回路の実質的な直流電流は著しく増大してしまう。特に
高温動作時には、VTが低くSが大きくなるため、この
問題はさらに深刻になる。低電圧動作・低電力化が重要
である今後のコンピュータ等のダウンサイジング時代に
おいては、あるいは携帯用機器に必須である電池動作の
時代においては、このサブスレッショルド電流の増大は
本質的な問題である。
【0018】この問題を、代表的な半導体集積回路であ
るメモリを用いてさらに説明する。メモリLSI、例え
ばダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRA
M)では図8に示すように、メモリアレーMA内の任意
のメモリセルMCを選択するために、行線(ワード線W
L)を選択・駆動するためのXデコーダ(XDEC)と
ワードドライバ(WD)ならびに列線(データ線D)の
信号を増幅するセンスアンプ(SA)とセンスアンプを
駆動するセンスアンプ駆動回路(SAD)および列線を
選択するYデコーダ(YDEC)から構成される。さら
にこれらの回路を制御するための周辺回路(PR)が内
蔵されている。これらの回路の主要部は、動作時や待機
時あるいは電池バックアップ時などでの低消費電力化の
ために、上述のCMOS論理回路を基本にした回路構成
になっている。しかし、トランジスタのしきい値電圧V
T(以下、簡単のためにPMOSトランジスタとNMO
Sトランジスタの絶対値は等しく、VTと仮定する。)
が低下してくると、上述の理由で貫通電流が激増してく
る。特にデコーダとドライバあるいは周辺回路部でそれ
が顕著になる。これらを構成する回路数が圧倒的に多
く、しかも特殊な機能をもつためである。
【0019】例えば、デコーダやドライバについてみる
と、アドレス信号によって多数の同じ形式の回路の中か
ら少数の特定の回路を選択し駆動する。VTが十分大き
ければ、多数の非選択回路は完全にカットして、すなわ
ち貫通電流を実質的に零にしたまま、この選択・駆動が
なされる。一般にメモリの記憶容量が増加すると、この
デコーダやドライバの数は増えるが、非選択回路に貫通
電流が流れない限り、記憶容量が増大しても全体の電流
が増えることはない。しかし、これが可能なのはVTが
大きい場合だけで、上述のように低くなると貫通電流は
激増する。同様にチップ全体が非選択(待機状態)の場
合、従来はチップ内のほとんどの回路をオフにして、電
源電流を極力小さくできていたが、もはやこれは不可能
となる。この問題はメモリLSIに限らず、メモリを内
蔵するCMOS論理回路を基本にした全ての半導体集積
回路で共通である。
【0020】従って本発明の目的とするところは、MO
Sトランジスタを微細化しても高速・低電力の半導体集
積回路装置を提供すること、特にメモリあるいはメモリ
を内蔵する半導体集積回路装置において問題となるワー
ドドライバ,デコーダなどの貫通電流を低減することに
ある。
【0021】なお、貫通電流に関する特許出願として
は、特開昭60―167523号、特開平5―1081
94号、特開平5―210976号、特開平6―298
34号、特開平5―268065号、特開平5―291
929号、特開平5―347550号、特開平6―53
496号、特開平6―120439、特開平6―203
558等がある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、多数の同種の回路から構成されており、所望の時間
帯には少数の回路だけが選択的に動作し、残りは非選択
状態を保つような半導体集積回路において、上記多数の
回路を少なくとも1個以上のブロックとし、該ブロック
に対応して給電線を設け、この給電線に選択的に所望の
動作電圧を与える。その選択機能は、アドレス信号、活
性時と待機時などの動作モードを指定する信号あるいは
活性時間帯内でのある特定時間帯を指定する信号、もし
くはそれらの組み合わせ信号により実現される。
【0023】
【作用】トランジスタのしきい値電圧が低くても、非選
択回路に流れる貫通電流を最小化できる。
【0024】
【実施例】まず、本発明をDRAMのワードドライバ
(図8中WD)に適用した例について説明する。ワード
線が選択され所要のワード電圧VCHがワード線に印加
された後の状態を例にとると、図9に示す従来の構成で
は、VTが十分高くありさえすれば、すべてのCMOS
ドライバには貫通電流が流れない。しかし、VTが0.
4V程度以下と低くなると、ワードドライバに貫通電流
が流れるようになり、大容量化しワードドライバ数
(r)が増加すると共にこの大きさは無視できなくな
る。この貫通電流の合計IAは、
【0025】
【数4】
【0026】と表せる。ここで、図2に示すようにVT
は電流値I0で定義したしきい値電圧、Sはテーリング
係数である。ワードドライバ電源VCHは通常、外部電
源をチップ内部で昇圧して供給されるので、電流駆動能
力には限界があり、IAが大きくなると処理できなくな
る。
【0027】これを解決する方法として、(1)ワード
ドライバの給電線に所要の電圧を所望の期間だけ印加す
る方法、(2)ワードドライバ群を複数のドライバから
なる多数のブロックに分けて、所要の電圧を選択したい
特定ブロックにのみ印加する方法、(3)両者を組み合
わせた方法、がある。
【0028】図10は、ワードドライバの給電線に所要
の電圧を所望の期間だけ印加し、サブスレッショルド電
流が流れる時間を限定した実施例である。ドライバの論
理入力が確定した後にブロックの共通給電線に所要のワ
ード電圧を供給することに特長がある。図11に示す動
作タイミングに従い、ワードドライバを構成するPMO
Sトランジスタの電圧関係に着目して、動作を説明す
る。NMOSトランジスタとキャパシタ(蓄積容量)か
らなる周知のDRAM用メモリセルの場合、非選択状態
のすべてのワード線の電圧はVSS(0V)でなければ
ならないために、選択しようとするワードドライバを含
む全てのワードドライバ内の該PMOSトランジスタの
ゲート電圧はVCHである。次に選択動作が始まると選
択ドライバ(#1)のPMOSトランジスタのゲートN
X1だけが0Vとなる。このとき、その他のワードドラ
イバ(#2〜#r)ではVCHのままであり、これです
べてのワードドライバのPMOSトランジスタのゲート
電圧が確定する。今、PMOSトランジスタのソースが
接続された共通給電線PBの電圧を、上述したPMOS
トランジスタのゲート電圧が確定する前までは、該PM
OSトランジスタのサブスレッショルド電流が無視でき
る程度に、VCHよりも低いある電圧以下、極端な場合
には0Vに設定しておく。ここで、ある電圧とは、PM
OSトランジスタのVTに対して、VCH−(0.4V
−VT)程度である。なぜなら、PMOSトランジスタ
のサブスレッショルド電流を無視できる程度に小さくす
るためには、ゲート−ソース間の電圧からVTを引いた
実効ゲート電圧が、前述したように0.4V程度必要だ
からである。例えば、16ギガビットDRAMでは、前
述したようにVCH=1.75V,VT=−0.04V
程度なので、ここでいうある電圧は、1.31V程度で
ある。ゲート電圧確定後に共通給電線PBをVCHに上
げると、選択ワード線には対応したPMOSトランジス
タからVCHの電圧が印加される。所望の期間印加した
後、すべてのワードドライバでPMOSトランジスタの
ゲート電圧をVCHにすると、選択ワード線は対応する
NMOSトランジスタによって0Vに放電する。その後
に、共通給電線PBの電圧を再び上述したある電圧以下
に降下させる。このような駆動法によって、共通駆動線
にVCHが印加されている期間中には非選択ワードドラ
イバのPMOSトランジスタにはサブスレッショルド電
流は依然として流れ続けるという問題点があるが、それ
以外の時間帯には外電流が流れることはない。なお、共
通給電線に所要のワード電圧を印加した後にドライバの
論理入力が確定しても、ワード線には正常な電圧が得ら
れる。この場合には、給電線にワード電圧を印加してか
らドライバの論理入力が確定するまでの期間は、すべて
のワードドライバにサブスレッショルド電流が無駄に流
れる。これに対して、論理入力が確定してから共通給電
線にワード電圧を印加する方法では、この期間の無駄な
電流は削減できる。ただし、やや低速な動作となる。共
通給電線の寄生容量が大きいために、この部分での立ち
上がり時間が長く必要となり、その分だけアクセス時間
が遅くなるためである。
【0029】図12ならびに図13は、上述した問題点
を解決する概念的実施例で、ワードドライバ群を複数の
ドライバからなる多数のブロックに分割し、サブスレッ
ショルド電流を選択されたブロックだけに限定したこと
に特長がある。すなわち、分割数に逆比例して該電流を
低減できる。図12は、n個のワードドライバからなる
ブロックm個を1次元配置したもの(ただし、m・n=
r)で、図10に示した実施例に比べて1/mだけサブ
スレッショルド電流を小さくできる。図13は、l(小
文字のエル)個のワードドライバからなるブロックをk
(以下ではボルツマン定数ではない)個だけ行方向に、
またj個だけ列方向に2次元(マトリクス)配置したも
の(ただし、j・k・l=r)である。この構成では、
図10に示した実施例に比べて1/(j・k)だけサブ
スレッショルド電流を小さくできる。図12の1次元配
置は図13の2次元配置についての説明から自明となる
ので、以下では2次元配置を例にさらにいくつかの実施
例をもとに詳細に説明する。
【0030】図14は2次元配置の代表的選択方式の実
施例で、図15はその動作タイミング図である。選択し
たいブロック、例えばB1,1に対応する行線(PS
1)に所要のワード電圧VCHを印加し、対応する列線
(ΦB1)には0Vを印加する。ブロック選択PMOS
トランジスタQ1,1はオンとなり、B1,1に属する
給電線(P1,1)はVCHに充電される。B1,1に
属するワードドライバを構成するPMOSトランジスタ
のゲート電圧は既に確定しているので、それに応じて選
択されたワード線にVCHが印加される。もちろん前述
したように、P1,1にVCHを印加した後に上述のゲ
ート電圧が確定してもワード線を正常に駆動できる。所
望の期間だけ印加した後、P11はそれに接続されてい
るNMOSトランジスタで0Vに放電される。非選択ブ
ロックに属する給電線は0Vのままである。ここで簡単
のために、ブロック選択PMOSトランジスタならびに
給電線放電用NMOSトランジスタのVTを充分高く
(0.4V程度)選んだ場合を考える。非選択ブロック
の給電線は常に0Vなので、非選択ブロック中のワード
ドライバにはサブスレッショルド電流は流れない。した
がって、全体の貫通電流を、ほぼ選択ブロック内のl個
のワードドライバの貫通電流だけと大幅に低減できる。
また、給電線が分割され、分割された寄生容量の小さい
給電線を駆動すれば良いので、図10に示した実施例に
比べて高速に動作できる。
【0031】図1は、2次元配置の選択方式の他の実施
例である。図14に示した実施例と同様に、行の給電線
(例えばPS1)と列の制御線(例えばΦB1)で交点
のブロックだけを選択する。図4に示した実施例と異な
る点は以下の通りである。図4では、選択されていない
状態における各ブロックの給電線の電圧は0Vで、ブロ
ックの選択動作が開始されてからも非選択ブロックの給
電線は全て0Vである。いずれかひとつのブロックを選
択するとき、その給電線の電圧を0VからVCHまで充
電しなければならないため、低速でかつ過渡電流が大き
くなる欠点がある。これを解決するためには、あるブロ
ックが非選択状態から選択状態になるとき、その給電線
の電圧変化ができるだけ小さく、なおかつ他の非選択ブ
ロックのサブスレッショルド電流が無視できるほど小さ
く抑えられていることが望ましい。
【0032】図1に示す実施例は、これを実現するもの
で、以下の二つの特長を持つ。
【0033】(1)ドライバをブロックに分けた階層型
給電線:それぞれl個のワードドライバからなるブロッ
クをj・k個設けて、マトリクス状に配置する。それら
をk個ずつに分け、j個のセクタとする。各ブロックの
給電線PB1〜PBkを、ブロック選択トランジスタQ
B1〜QBkを介して、セクタの給電線(例えばPS
1)に接続する。また、各セクタの給電線PS1〜PS
jを、セクタ選択トランジスタQS1〜QSjを介し
て、給電線Pに接続する。さらに、Pを動作モードと待
機モードを選択するトランジスタQを介して、ワード電
圧VCHの給電線に接続する。
【0034】(2)階層的なゲート幅の設定:ブロック
選択トランジスタのゲート幅(d・W)を、ブロック内
のワードドライバトランジスタのゲート幅の合計(l・
W)よりも十分小さく選んでおく(d≪l)。また、セ
クタ選択トランジスタのゲート幅(e・W)を、セクタ
内のブロック選択トランジスタのゲート幅の合計(k・
d・W)よりも十分小さく選んでおく(e≪k・d)。
さらに、Qのゲート幅(f・W)を、全セクタ選択トラ
ンジスタのゲート幅の合計(j・e・W)よりも十分小
さく選んでおく(f≪j・e)。
【0035】動作時には、QとQS1及びQB1をオン
にして、選択ワードドライバ(#1)を含むブロックB
1及びB1を含むセクタS1に対応した給電線PB1及
びPS1にVCHを供給する。ここで、すべてのトラン
ジスタのVTは、同じ低い値と仮定する。
【0036】この構成により、非選択セクタ(S2〜S
j)のそれぞれ全体の貫通電流は、対応したセクタ選択
トランジスタ(QS2〜QSj)1個のサブスレッショ
ルド電流に等しくなる。また、選択セクタ(S1)内の
非選択ブロック(B2〜Bk)の各々の貫通電流は、対
応したブロック選択トランジスタ(QB2〜QBk)1
個のサブスレッショルド電流に等しくなる。なぜなら、
サブスレッショルド電流はトランジスタのゲート幅に比
例するから、例えばS1内の非選択ブロックで仮にl・
iの電流が流れようとしても、結局は全体の貫通電流
は、ブロック選択トランジスタのサブスレッショルド電
流(d・i)に制限されるためである。したがって、全
貫通電流IAは、表1に示すようにほぼ(l+k・d+
j・e)iとなる。IAを小さくするためには、lと
(k・d)及び(j・e)を同程度の値に設定するのが
よい。ここで、d,e,fを4程度にしておけば、直列
トランジスタ(Q,QS1,QB1)の速度並びにチッ
プ面積に与える影響は小さくできる。
【0037】例えば待機時には、Q,Q1〜Qkをすべ
てほとんどオフの状態にする。全体の貫通電流ISはQ
のサブスレッショルド電流と等しくなり、従来に比べf
/j・k・lだけ小さくできる。なお、ブロックの給電
線の電圧は、j・k・l・Wとf・Wの比とテーリング
係数によって定まるΔVだけVCHから下がり、図2に
示すようになる。
【0038】表1には、数値例として16ギガビットD
RAMを想定して得られた電流値も示している。そこで
用いたパラメータは、ゲート幅5μmで電流10nAが
流れる電圧で定義したしきい値電圧VTが−0.12
V,テーリング係数Sが97mV/dec.,接合温度
Tが75℃,実効ゲート長Leffが0.15μm,ゲ
ート酸化膜厚TOXが4nm,ワード電圧VCHが1.
75V,電源電圧VCCが1Vである。本発明により、
サブスレッショルド電流が従来の約700mAから、動
作時では約350分の1の約2mAに、待機時では約3
3000分の1の約20μAに低減できる。
【0039】
【表1】
【0040】図3は、動作波形の模式図である。待機時
(Φ,ΦS1〜ΦSj,ΦB1〜ΦBk:VCH)に
は、QとQS1〜QSj及びQB1〜QBkがほとんど
オフになっているので、PはVCHよりも低い電圧VC
H−ΔV”になっており、PS1〜PSjはより低い電
圧VCH−ΔV’に、PB1〜PBkはそれよりもさら
に低い電圧VCH−ΔVになっている。すべてのワード
線は、PB1〜PBkの電圧と無関係にVSSに固定さ
れている。外部クロック信号/RAS(ここで「/」は
バー信号を示す)がオンになると、まずΦでQがオンに
なり、Pの寄生容量Cをt1時間充電しVCHにする。
次に、ΦS1でQS1がオンになり、PS1の寄生容量
CS1をt2時間充電しVCHにする。また、ΦB1で
QB1がオンになり、PB1の寄生容量CB1をt3時
間充電しVCHにする。このとき、QS2〜QSj及び
QB2〜QBkはほとんどオフのままである。その後、
Xデコーダ出力信号X1によりワードドライバ#1が選
択され、ワード線が駆動される。/RASがオフになる
と、QとQS1及びQB1はオフになる。P,PS1,
PB1は、長時間が経過すると、それぞれVCH−Δ
V”,VCH−ΔV’,VCH−ΔVとなる。ここで、
アクセス時間を損なうことなく、給電線(P,P1)を
VCHに充電できる。なぜなら、Cが大きくてもΔV”
は数百mV程度と小さく、しかも/RASがオンした直
後からPの充電時間(t1)を十分とれるからである。
また、セクタやブロックに分割されているのでCS1,
CB1が比較的小さいため、PS1,PB1の充電時間
(t2,t3)は短くできるからである。
【0041】以上の説明では、トランジスタのサブスト
レート(基板)の接続に触れなかったが、PMOSトラ
ンジスタのサブストレートを全てVCHに接続するのが
望ましい。その方が、ドレインを接続する給電線にサブ
ストレートも接続するよりも、給電線の充電に要する電
荷が小さく充電時間が短くなる。前述のように非選択ブ
ロックの給電線はVCHからΔVだけ低下したときに、
基板バイアス効果により非選択ブロック内のPMOSト
ランジスタのしきい電圧が高くなるためである。ソース
がゲートよりも低い電圧になる上に、しきい電圧が高く
なることによって、サブストレートがドレインと同じ電
圧の場合に比べ、小さなΔVで同じ電流低減効果が得ら
れる。
【0042】なお、ワード電圧VCHは電源電圧VCC
から昇圧されているので、ワードドライバのMOSトラ
ンジスタには他の回路よりも大きな振幅の電圧がゲート
に入力される。そこで、その分だけVTを高くしてさら
に低電流化することもできる。ただし、動作速度がやや
遅くなるという欠点がある。
【0043】この欠点は、ワードドライバ内のトランジ
スタのしきい電圧を低くし、スイッチとして用いるトラ
ンジスタのしきい電圧をそれよりも高くすることによ
り、緩和される。例えば、図1のQとQS1〜QSj及
びQB1〜QBkのしきい電圧をワードドライバ内のト
ランジスタよりも高くし、d,e,fを大きく設定する
ことにより、スイッチのオン抵抗による動作速度の劣化
は防止しながら、貫通電流をさらに低減できる。オフで
のサブスレッショルド電流には指数関数的に影響するの
に対し、オン抵抗には1次関数でしか影響しないためで
ある。ゲート幅に伴いゲート容量が大きくなっても、図
3での充電時間t1,t2,t3が確保できれば、動作
速度の点で問題ない。したがって、動作速度を劣化させ
ることなく貫通電流をさらに低減できる。レイアウト面
積の点でも、比較的個数が少ないため問題ない。場合に
よっては、Qだけにしきい電圧の高いトランジスタを用
いても、待機電流の低減に有効である。
【0044】本実施例では、スイッチとして1個のPM
OSトランジスタを用いているが、その他にも次の二つ
の条件を満たす範囲で種々の素子もしくは回路が考えら
れる。(1)スイッチが選択された場合:該スイッチを
短絡したと仮定したときに該スイッチの負荷(例えばブ
ロック選択用スイッチでは、l個のワードドライバ)で
流れる動作電流(サブスレッショルド電流及び選択され
たワード線の充電電流)よりも、該スイッチの電流駆動
能力が大きい。(2)スイッチが非選択の場合:該スイ
ッチを短絡したと仮定したときに負荷で流れる待機電流
(サブスレッショルド電流)よりも、該スイッチの電流
供給能力が小さい。この二つの条件を満たすように、選
択時と非選択時とでインピーダンスをそれぞれ小と大と
いうように可変にできればよい。
【0045】図3に示した動作では、/RASが0Vと
なっている活性期間中は、Φ,ΦS1,ΦB1を下げた
ままにして、Q,QS1,QB1をオンに保っていた。
これは、/RASにより発生される活性時と待機時の動
作モードを指定する信号によりΦを制御し、その信号と
アドレス信号との組み合わせ信号によりΦS1,ΦB1
を制御することにより実現される。さらに、/RASの
立ち下がりからワード線の駆動が終了するまでの期間を
指定する信号を用いて、ワード線駆動後はΦ,ΦS1,
ΦB1をVCHにしてQ,QS1,QB1をオフにする
ことも可能である。これによりワード線駆動後の貫通電
流を、活性時であっても待機電流ISと同程度に低減で
きる。この効果は、/RASが0Vとなっている活性期
間が長いほど大きい。ただし、この場合、メモリセルの
再書込みのために、/RASの立上りから一定期間、
Φ,ΦS1,ΦB1を下げてQ,QS1,QB1をオン
にする必要がある。
【0046】図4は、512個のワードドライバを4個
のブロックに分けた例である。データ線対あたり512
個のメモリセル(MC1〜MC512)が設けられ、5
12本のワード線により選択される。メモリセルを高密
度に配置するために、このワード線の線幅と間隔は最小
加工寸法と同程度である。そのため、ワードドライバを
ワード線と同ピッチでレイアウトすることはできず、一
般に4段程度に分けてレイアウトされる。レイアウト上
の各段をそのままワードドライバのブロック(B1〜B
4)としたのが図4であり、各ブロックの給電線を別に
することにより、レイアウト面積が増加することはな
い。このように、lの値を、データ対線あたりのメモリ
セル数よりも小さくできる。逆に大きくすることが可能
なのは自明であり、lの値の自由度は大きい。したがっ
て、動作時の貫通電流IAが最も小さくなるようにlと
(k・d)及び(j・e)を設定することができる。
【0047】以上本発明をワードドライバに適用した実
施例を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しないかぎり、
これに限定されるものではない。以下に示すような変形
も可能である。
【0048】図5に、図1の階層型給電線方式をデコー
ダに適用した例を示す。NAND回路とインバータのC
MOS論理回路2段で構成されたAND回路で構成した
例で、VCCとVSSの両側に階層型給電線を用いるこ
とが特徴である。NAND回路は、待機時ではすべてV
CCを出力し、動作時に少数が0Vを出力する。貫通電
流はVSS側のNMOSトランジスタで定まるので、V
SS側に階層型給電線を用いる。反対に、インバータ
は、待機時ではすべて0Vを出力し、動作時に少数がV
CCを出力する。貫通電流はPMOSトランジスタで定
まるので、VCC側に階層型給電線を用いる。このよう
に、VCCとVSSの両側に階層型給電線を用いること
により、多段の論理回路であっても、動作を不安定にす
ること無く、貫通電流を低減できる。なお、図10から
図15に示したような方式のいずれも、同様にデコーダ
などの多段の回路に適用できる。
【0049】センスアンプ駆動回路のようにVCC/2
を中心に動作を行う回路でも、VCCとVSSの両側に
本発明を適用することにより、貫通電流を低減できる。
待機時に同じ電圧を出力し、動作時に少数が動作する回
路群であれば、本発明を適用できる。そのとき、全ての
回路が同一のトランジスタサイズである必要はなく、構
成が異なっていても良い。また、ブロック内の回路数や
セクタ内のブロック数が異なっていても良い。
【0050】複数の回路が同時に動作する場合、1個の
ブロック内で複数の回路を動作させるか、複数のブロッ
クを同時に選択すればよい。また、スイッチとして動作
するトランジスタは複数に分割して配置しても良い。そ
の場合、給電線を短くして配線抵抗の影響を軽減でき、
選択ブロックの給電線を短時間で充電できる。
【0051】本発明は、DRAMだけでなく、スタティ
ック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)やリー
ド・オンリー・メモリ(ROM)あるいはフラッシュメ
モリなどのメモリおよびメモリ内蔵論理LSIにも適用
できる。また、NMOS論理回路などのCMOS以外の
論理回路にも適用できる。本発明は、しきい電圧が小さ
くなるほど効果が大きく、動作電流において貫通電流が
支配的となってくるしきい電圧0.4V程度以下のLS
Iでは、効果が著しい。特に、動作電圧2V程度以下で
は動作速度の点から0.2V程度のしきい電圧が必要に
なり、あるいはゲート長0.2μm程度以下ではスケー
リング則により0.2V程度のしきい電圧となるので、
そのようなLSIでは非常に効果が大きく、電池動作な
ども始めて可能となる。
【0052】
【発明の効果】以上に述べた実施例で明らかなように、
本発明により、動作速度を損なうことなく貫通電流を低
減でき、低消費電力で高速動作を行う半導体装置を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワードドライバに適用した実施例を示す図であ
る。
【図2】ワードドライバのPMOSトランジスタの動作
点を示す図である。
【図3】図1に示した実施例の動作タイミング図であ
る。
【図4】512個のワードドライバを4個のブロックに
分けた例を示す図である。
【図5】デコーダに適用した実施例である。
【図6】従来のCMOSインバータの回路図である。
【図7】トランジスタのサブスレッショルド特性を示す
図である。
【図8】メモリのブロック図である。
【図9】ワードドライバの従来の給電線を示す図であ
る。
【図10】サブスレッショルド電流の流れる時間を限定
した実施例を示す図である。
【図11】図10に示した実施例の制御タイミング図で
ある。
【図12】ブロックを1次元配置した実施例を示す図で
ある。
【図13】ブロックを2次元配置した実施例を示す図で
ある。
【図14】2次元配置の代表的選択方式の実施例であ
る。
【図15】図14に示した実施例の制御タイミング図で
ある。
【符号の説明】
WD…ワードドライバ、WL…ワード線、XDEC…X
デコーダ、D…データ線、SA…センスアンプ、YDE
C…Yデコーダ、SAD…センスアンプ駆動回路、MC
…メモリセル、MA…メモリアレー、PR…周辺回路、
VCH…ワード電圧、VCC…電源電圧、VSS…接地
電圧(0V)、S1〜Sj…セクタ、B1〜Bk…ブロ
ック、j…セクタ数、k…セクタ1個あたりのブロック
数、l…ブロック1個あたりの回路数、P…給電線、Q
…動作モードと待機モードを選択するトランジスタ、P
S1〜PSk…セクタの給電線、QS1〜QSj…セク
タ選択トランジスタ、PB1〜PBk…ブロックの給電
線、QB1〜QBk…ブロック選択トランジスタ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H03K 19/0948 H03K 19/094 B (56)参考文献 特開 平6−29834(JP,A) 特開 平6−203558(JP,A) 特開 平5−110392(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/4074

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の行線と、 上記複数の行線と交差する複数の列線と、 上記複数の行線と上記複数の列線の所望の交点に配置さ
    れた複数のメモリセルと、上記メモリセルを選択するた
    めの選択回路とを有する半導体集積回路において、 上記選択回路は、 第1の動作電圧が供給される第1動作電位点と、 第2の動作電圧が供給される第2動作電位点と、 上記第1の動作電圧を供給する第1給電線と、 上記第2の動作電圧を供給する第2給電線と、 上記第1乃至第4主電流制限手段と、 上記第1主電流制限手段を介して上記第1給電線と接続
    される第1ノードと、 上記第2主電流制限手段を介して上記第2給電線と接続
    される第2ノードと、 上記第3主電流制限手段を介して上記第1給電線と接続
    される第3ノードと、 上記第4主電流制限手段を介して上記第2給電線と接続
    される第4ノードと、 第1乃至第8電流制限手段と、 上記第1電流制限手段を介して上記第1ノードと接続さ
    れる第5ノードと、 上記第2電流制限手段を介して上記第2ノードと接続さ
    れる第6ノードと、 上記第3電流制限手段を介して上記第1ノードと接続さ
    れる第7ノードと、 上記第4電流制限手段を介して上記第2ノードと接続さ
    れる第8ノードと、 上記第5電流制限手段を介して上記第3ノードと接続さ
    れる第9ノードと、 上記第6電流制限手段を介して上記第4ノードと接続さ
    れる第10ノードと、 上記第7電流制限手段を介して上記第3ノードと接続さ
    れる第11ノードと、 上記第8電流制限手段を介して上記第4ノードと接続さ
    れる第12ノードと、 上記第1動作電位点と上記第6ノードとの間に接続され
    る第1論理ゲート群と、 上記第2動作電位点と上記第
    5ノードとの間に接続される第2論理ゲート群と、 上
    記第1動作電位点と上記第8ノードとの間に接続される
    第3論理ゲート群と、 上記第2動作電位点と上記第7
    ノードとの間に接続される第4論理ゲート群と、 上記
    第1動作電位点と上記第10ノードとの間に接続される
    第5論理ゲート群と、 上記第2動作電位点と上記第9ノードとの間に接続され
    る第6論理ゲート群と、 上記第1動作電位点と上記第
    12ノードとの間に接続される第7論理ゲート群と、 上記第2動作電位点と上記第11ノードとの間に接続さ
    れる第8論理ゲート群とを有し、 上記第1論理ゲート群の各出力は、上記第2論理ゲート
    群の各入力にそれぞれ接続され、 上記第3論理ゲート群の各出力は、上記第4論理ゲート
    群の各入力にそれぞれ接続され、 上記第5論理ゲート群の各出力は、上記第6論理ゲート
    群の各入力にそれぞれ接続され、 上記第7論理ゲート群の各出力は、上記第8論理ゲート
    群の各入力にそれぞれ接続されることを特徴とする半導
    体集積回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体集積回路におい
    て、 上記第1主電流制限手段を制御する第1制御線と、 上記第2主電流制限手段を制御する第2制御線と、 上記第3主電流制限手段を制御する第3制御線と、 上記第4主電流制限手段を制御する第4制御線と、 上記第1電流制限手段及び上記第5電流制限手段を制御
    する第5制御線と、 上記第2電流制限手段及び上記第6電流制限手段を制御
    する第6制御線と、 上記第3電流制限手段及び上記第7電流制限手段を制御
    する第7制御線と、 上記第4電流制限手段及び上記第8電流制限手段を制御
    する第8制御線とを有することを特徴とする半導体集積
    回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の半導体集積回路
    において、 上記第1乃至第8論理ゲート群のそれぞれはCMOS論
    理ゲートで構成され、 第1状態においては、 上記第1主電流制限手段を介して、上記第1給電線と上
    記第2動作電位点との間に上記第2及び第4論理ゲート
    群を流れるサブスレッショルド電流を第1の絶対値に制
    限し、 上記第2主電流制限手段を介して、上記第1動作電位点
    と上記第2給電線との間に上記第1及び第3論理ゲート
    群を流れるサブスレッショルド電流を第2の絶対値に制
    限し、 上記第3主電流制限手段を介して、上記第1給電線と上
    記第2動作電位点との間に上記第6及び第8論理ゲート
    群を流れるサブスレッショルド電流を第3の絶対値に制
    限し、 上記第4主電流制限手段を介して、上記第1動作電位点
    と上記第2給電線との間に上記第5及び第7論理ゲート
    群を流れるサブスレッショルド電流を第4の絶対値に制
    限し、 第2状態においては、 上記第1主電流制限手段及び上記第1電流制限手段を介
    して、上記第1給電線と上記第2動作電位点との間に上
    記第2論理ゲート群のいずれかを貫通電流が流れること
    を許容し、 上記第2主電流制限手段及び上記第2電流制限手段を介
    して、上記第1動作電位点と上記第2給電線との間に上
    記第1論理ゲート群のいずれかを貫通電流が流れること
    を許容し、 上記第3電流制限手段を介して、上記第1ノードと上記
    第2動作電位点との間に上記第4論理ゲート群を流れる
    サブスレッショルド電流を第5の絶対値に制限し、上記
    第4電流制限手段を介して、上記第1動作電位点と上記
    第2ノードとの間に上記第3論理ゲート群を流れるサブ
    スレッショルド電流を第6の絶対値に制限し、上記第3
    主電流制限手段を介して、上記第1給電線と上記第2動
    作電位点との間に上記第6及び第8論理ゲート群を流れ
    るサブスレッショルド電流を上記第3の絶対値に制限
    し、 上記第4主電流制限手段を介して、上記第1動作電位点
    と上記第2給電線との間に上記第5及び第7論理ゲート
    群を流れるサブスレッショルド電流を上記第4の絶対値
    に制限することを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れかに記載の半導体集
    積回路において、 上記第1の電流制限手段は、ソースが上記第1給電線
    に、ドレインが上記第1ノードに接続された第1のMO
    Sトランジスタを有し、 上記第2の電流制限手段は、ソースが上記第2給電線
    に、ドレインが上記第2ノードに接続された第2のMO
    Sトランジスタを有し、上記第3の主電流制限手段は、ソースが上記第1給電線
    に、ドレインが上記第3ノードに接続された第3のMO
    Sトランジスタを有し、 上記第4の主電流制限手段は、ソースが上記第2給電線
    に、ドレインが上記第4ノードに接続された第4のMO
    Sトランジスタを有し、 上記第1の電流制限手段は、ソースが上記第1ノード
    に、ドレインが上記第5ノードに接続された第5のMO
    Sトランジスタを有し、 上記第2の電流制限手段は、ソースが上記第2ノード
    に、ドレインが上記第6ノードに接続された第6のMO
    Sトランジスタを有し、 上記第3の電流制限手段は、ソースが上記第1ノード
    に、ドレインが上記第7ノードに接続された第7のMO
    Sトランジスタを有し、 上記第4の電流制限手段は、ソースが上記第2ノード
    に、ドレインが上記第8ノードに接続された第8のMO
    Sトランジスタを有し、 上記第5の電流制限手段は、ソースが上記第3ノード
    に、ドレインが上記第9ノードに接続された第9のMO
    Sトランジスタを有し、 上記第6の電流制限手段は、ソースが上記第4ノード
    に、ドレインが上記第10ノードに接続された第10の
    MOSトランジスタを有し、 上記第7の電流制限手段は、ソースが上記第3ノード
    に、ドレインが上記第11ノードに接続された第11の
    MOSトランジスタを有し、 上記第8の電流制限手段は、ソースが上記第4ノード
    に、ドレインが上記第12ノードに接続された第12の
    MOSトランジスタを有 することを特徴とする半導体集
    積回路。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の半導体集積回路におい
    て、 上記第のMOSトランジスタのしきい値電圧の絶対値
    と上記第のMOSトランジスタのしきい値電圧の絶対
    値は、上記第1及び第2の論理ゲート群の各々に含まれ
    るMOSトランジスタのしきい値電圧の絶対値よりも大
    きく、 ここで、上記しきい値電圧は、ゲート幅と実効ゲート長
    の比が5/0.15のときに10nAのドレイン電流が流れる
    ゲート−ソース間電圧で定義した定電流しきい値電圧で
    あることを特徴とする半導体集積回路。
  6. 【請求項6】請求項4又は5の何れかに記載の半導体集
    積回路において、 上記第のMOSトランジスタと上記第のMOSトラ
    ンジスタとは、相補な極性であり、 上記第1のMOSトランジスタと上記第5のMOSトラ
    ンジスタとは同じ極性であり、 上記第2のMOSトランジスタと上記第6のMOSトラ
    ンジスタとは同じ極性である ことを特徴とする半導体集
    積回路。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の半導体
    集積回路において、 上記第1、第3、第5及び第7論理ゲート群のそれぞれ
    は多入力一出力であることを特徴とする半導体集積回
    路。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の半導体集積回路におい
    て、 上記第1、第3、第5及び第7論理ゲート群のそれぞれ
    はNANDゲートであることを特徴とする半導体集積回
    路。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8の何れかに記載の半導体集
    積回路において、 上記第2、第4、第6及び第8論理ゲート群のそれぞれ
    はインバータであることを特徴とする半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9の何れかに記載の半導体
    集積回路において、 上記第1乃至第8論理ゲート群のそれぞれは、 ゲート電圧が第1の電圧から第2の電圧までの電圧を取
    り、上記ゲート電圧が上記第1の電圧であるときよりも
    上記ゲート電圧が上記第2の電圧であるときにそのドレ
    イン電流が大きくなり、ゲート電圧が上記第1の電圧で
    あるときでもドレインとソース間にサブスレッショルド
    電流が流れるMOSトランジスタを含むことを特徴とす
    る半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の半導体集積回路にお
    いて、 上記第1乃至第8論理ゲート群のそれぞれの上記MOS
    トランジスタのしきい値電圧は、0.2V以下であり、 ここで、上記しきい値電圧は、ゲート幅と実効ゲート長
    の比が5/0.15のときに10nAのドレイン電流が流れる
    ゲート−ソース間電圧で定義したしきい値電圧であるこ
    とを特徴とする半導体集積回路。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11の何れかに記載の半
    導体集積回路において、 上記第1乃至第8論理ゲート群のそれぞれの上記MOS
    トランジスタのゲート酸化膜厚は、4nmであることを
    特徴とする半導体集積回路。
  13. 【請求項13】 請求項10乃至13の何れかに記載の半
    導体集積回路において、 上記第1乃至第8論理ゲート群のそれぞれの上記MOS
    トランジスタのゲート長は、0.2μm以下であること
    を特徴とする半導体集積回路。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13の何れかに記載の半導
    体集積回路において、 外部から印加される電源電圧の絶対値は2ボルト以下で
    あることを特徴とする半導体集積回路。
  15. 【請求項15】 請求項10に記載の半導体集積回路にお
    いて、 上記第1の電圧と上記第2の電圧の電圧差は2ボルト以
    下であることを特徴とする半導体集積回路。
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