JPH05119242A - 半導体レーザモジユール - Google Patents

半導体レーザモジユール

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JPH05119242A
JPH05119242A JP28243791A JP28243791A JPH05119242A JP H05119242 A JPH05119242 A JP H05119242A JP 28243791 A JP28243791 A JP 28243791A JP 28243791 A JP28243791 A JP 28243791A JP H05119242 A JPH05119242 A JP H05119242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
semiconductor laser
light
mode optical
laser module
Prior art date
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Pending
Application number
JP28243791A
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English (en)
Inventor
Kaoru Umeki
薫 梅木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】周囲温度が変化し半導体レーザの出射光の拡が
り角が変化しても光出力パワーが変化しない半導体レー
ザモジュールを提供する。 【構成】短尺単一モード光ファイバ4は、片端(光出射
端)が光軸10に垂直な面に対して傾斜させた平面状、
他端(光入射端)が先球テーパ状に形成されている。半
導体レーザ1から出射光は、最適位置に配置された短尺
単一モード光ファイバ4に入射し、光ファイバ3からの
出射光はレンズ2を介して光出力抑制のために最適位置
からずらされた光ファイバ3に入射する。半導体レーザ
1の出射光の拡がり角θ1が変化しても光ファイバ3へ
の入射光量の変化が小さく、半導体レーザモジュール全
体の総合効率の変化は小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体レーザと光ファイ
バとを光学的に結合した半導体レーザモジュールに関
し、特に光出力を抑制した低パワーの半導体レーザモジ
ュールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光出力を抑制した低パワーの半導
体レーザモジュールは、図2に示すように、半導体レー
ザ1とレンズ2との間の距離L1、又は、レンズ2と光
ファイバ3との間の距離L2を最適位置からずらせて半
導体レーザ1と光ファイバ3との結合効率を抑制するこ
とで、光出力を低下させていた。
【0003】ここで最適位置とは、半導体レーザ1から
の出射光パワーが光ファイバ3に最も効率よく入射され
る位置をあらわし、数1で示される最大結合効率ηmax
を与える位置をいう。
【0004】
【数1】
【0005】ここでω1x,ω1yは、半導体レーザ1の出
射ビームをガウシアンビームと仮定したときの、光軸1
0に垂直な2方向(X方向,Y方向:図示せず)のそれ
ぞれスポットサイズを示す。さらに、ここでは光ファイ
バ3のスポットサイズを軸対称なガウシアンビームと仮
定している。
【0006】図2において、レンズ2の焦点距離をfと
すると、図中のL1及びL2は、数2,数3で示され
る。
【0007】
【数2】
【0008】
【数3】
【0009】ここでω2 は光ファイバ3のスポットサイ
ズを示す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この従来の半導体レー
ザモジュールは、半導体レーザ1の周囲温度が変化する
と、半導体レーダ1の発振状態が変化し、図2中の光軸
10に対するレーザ光の拡がり角θが変化することによ
って、光ファイバ3と半導体レーザ1との結合効率が変
化するという問題点があった。すなわち、レーザ光の拡
がり角θが小さいと、レンズ2の収差の影響が少なく結
合効率が上がり、θが大きいと、収差の影響が大きくな
り結合効率が低下する。
【0011】従って、周期温度の変化により半導体レー
ザの発振状態が変化したとき、半導体レーザの後方光を
モニタして光出力を一定にするように配慮しても、半導
体レーザと光ファイバ間の結合効率が温度に依存して変
化するため、光ファイバからの光出力を一定に保つこと
が困難になるという問題点があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザモ
ジュールは、半導体レーザと光ファイバとを光学的に結
合した半導体レーザモジュールにおいて、一端が先球テ
ーパ状に形成され他端が光軸に垂直な面に対して傾いた
平面状に形成された単一モード光ファイバを備え、か
つ、この単一モード光ファイバの前記先球テーパ側が前
記半導体レーザの出射光に対しの光学的に最適な結合位
置に配置され、前記平面側がレンズを介して前記光ファ
イバと結合されている。
【0013】また、上記構成において、前記単一モード
光ファイバは、前記平面の前記光軸に垂直な面に対する
傾きが3゜以上かつ10゜以下であり、長さが数mmの
短尺単一モード光ファイバとすることもできる。
【0014】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0015】図1は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。短尺単一モード光ファイバ4には、光出射端である
平面部分43が光軸10に垂直な面に対して5°傾斜さ
せて研磨され、光入射端である先球部分40が先球テー
パ状に研磨された、長さ10mmの単一モード光ファイ
バを用いる。この短尺単一モード光ファイバ4と半導体
レーザ1とは、その間隔を最適結合位置dに調整後、同
一ブロック5上に固定されている。半導体レーザ1のブ
ロック5への固定にははんだを用い、短尺単一モード光
ファイバ4の固定には接着剤を用いる。この半導体レー
ザ1と短尺単一モード光ファイバ4とが一体となったユ
ニットと、光ファイバ3とをレンズ2を介して光学的に
結合させてモジュール化する。このとき、光ファイバ3
の端面の位置は光軸10方向に最適結合位置(距離L
3)よりずらして(距離ΔL3)光出力を抑制する。
【0016】次に短尺単一モード光ファイバ4について
詳細に説明する。
【0017】短尺単一モード光ファイバ4の先球部分4
0が曲率半径Rの微小レンズとなり、像変換が可能とな
る。図1において、半導体レーザ1と短尺単一モード光
ファイバ4の先球部分40との最適結合位置dは数4の
ようにあらわすことができる。
【0018】
【数4】
【0019】数4において、ω1x,ω1yは、半導体レー
ザ1の出射ビームをガウシアンビームと仮定したときの
光軸10に垂直な2方向(X方向,Y方向:図示せず)
それぞれのスポットサイズを示す。ω2 は短尺単一モー
ド光ファイバ4のスポットサイズを、λは半導体レーザ
1の発振波長を示す。
【0020】また、先球部分40の曲率半径Rを変えた
ときの短尺単一モード光ファイバ4の光ビームのスポッ
トサイズの変化を図3に示す。一般に半導体レーザと光
ファイバとを最適に結合するためには、それぞれのスポ
ットサイズを合わせる必要がある。図3より、半導体レ
ーザ1のスポットサイズを1μm(光軸に垂直な方向の
スポットサイズは等しいω1x=ω1yと仮定)とすると、
先球部分40の曲率半径Rは約5μmとなる。
【0021】平面部分43の光軸10に垂直な面に対す
る傾斜角度(研磨角度)は、反射光の抑制と光ファイバ
3との結合効率とを考慮して選択する必要がある。この
研磨角度が3゜を超えると、反射光の抑制効果があらわ
れてくる。例えば、波長1.31μm、スポットサイズ
1.0μmの場合、研磨角度0゜に比べて反射減衰量が
約6dB増加する。以降、研磨角度が3゜増加するに従
い反射減衰量が約10dB増加する。しかし、研磨角度
が大きくなると半導体レーザと光ファイバとの結合効率
が悪くなる。例えば、波長1.31μm、ファイバサイ
ズ5μmの場合、研磨角度0゜に比べて結合損失増加量
は、3゜のとき約0.4dB、5゜のとき約1.2d
B、8゜のとき約3dB、10゜のとき約5dBとな
る。
【0022】従って研磨角度は通常3゜から10゜の範
囲内で選択する。本実施例では5゜としている。
【0023】短尺単一モード光ファイバ4の長さは、機
能上は限定する必要はないが、構成部品を小さくして光
モジュール全体を小型化するためにできるだけ短く(数
mm)することが望ましい。本実施例では10mmとし
ている。
【0024】本構成においては、半導体レーザ1と短尺
単一モード光ファイバ4との間が光学的に最適な位置に
設定されているため、半導体レーザ1と、短尺単一モー
ダ光ファイバ4との係合効率は、半導体レーザ1の出射
光の拡がり角θ1が変化しても結合効率の変化は小さ
い。また、短尺単一モード光ファイバ4からの出射光の
拡がり角θ2は、光ファイバ4のコア41とクラッド4
2の屈折率差によって決まるので、周囲温度の変化に対
してのθ2の変化はない。
【0025】従って本発明の半導体レーザモジュールで
は半導体レーザ1の出射光の拡がり角θ1が変化して
も、光ファイバ3からの出射光の光パワーの変動を抑制
することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、半導体レ
ーザとレンズとの間に単一モード光ファイバを介するこ
とで、光ビームのレンズへの入射角を一定にすることが
できるので、半導体レーザの出射光の拡がり角が変化し
ても、半導体レーザと伝送路となる光フアイバとの間の
結合効率は変化しないという効果を有する。
【0027】また、単一モード光ファイバとして長さ数
mm程度の短尺単一モード光ファイバを使用すれば、モ
ジュール全体を大型にせずに上記の効果をもたせること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】従来例の原理を示す構成図である。
【図3】図1の短尺単一モード光ファイバの先球部分の
曲率半径と光ビームのスポットサイズとの関係を示す図
である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 レンズ 3 光ファイバ 4 短尺単一モード光ファイバ 5 ブロック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザと光ファイバとを光学的に
    結合した半導体レーザモジュールにおいて、一端が先球
    テーパ状に形成され他端が光軸に垂直な面に対して傾い
    た平面状に形成された単一モード光ファイバを備え、か
    つ、この単一モード光ファイバの前記先球テーパ側が前
    記半導体レーザの出射光に対し光学的に最適な結合位置
    に配置され、前記平面側がレンズを介して前記光ファイ
    バと結合されていることを特徴とする半導体レーザモジ
    ュール。
  2. 【請求項2】 前記単一モード光ファイバは、前記平面
    の前記光軸に垂直な面に対する傾きが3゜以上かつ10
    ゜以下であり、長さが数mmの短尺単一モード光ファイ
    バであることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ
    モジュール。
JP28243791A 1991-10-29 1991-10-29 半導体レーザモジユール Pending JPH05119242A (ja)

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JP28243791A JPH05119242A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 半導体レーザモジユール

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JPH05119242A true JPH05119242A (ja) 1993-05-18

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JP28243791A Pending JPH05119242A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 半導体レーザモジユール

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JP (1) JPH05119242A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013171112A (ja) * 2012-02-20 2013-09-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 光モジュール

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013171112A (ja) * 2012-02-20 2013-09-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 光モジュール

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