JPH05119134A - 光センサ - Google Patents

光センサ

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JPH05119134A
JPH05119134A JP3249035A JP24903591A JPH05119134A JP H05119134 A JPH05119134 A JP H05119134A JP 3249035 A JP3249035 A JP 3249035A JP 24903591 A JP24903591 A JP 24903591A JP H05119134 A JPH05119134 A JP H05119134A
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JP
Japan
Prior art keywords
light
component
light emitting
optical
magnetic field
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Pending
Application number
JP3249035A
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English (en)
Inventor
Naoteru Ochi
直輝 越智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁界,電界等の物理量を光学的に検出する光
センサにおいて、光の減衰量の変動が速い場合にも、そ
の変動量を十分に補償して精度の高い測定を行う。 【構成】 光伝送路の両端に設けられた発光素子1a,
1bから磁界検出部3に夫々光を入射しこの磁界検出部
から出射された光の強度を反対側端の受光素子8a,8
bで検出し、各検出光の強度をAC−DC弁別器9a,
9bにより夫々第1の直流成分と第1の交流成分、第2
の直流成分と第1の交流成分に分離し、第1の直流成分
と第2の直流成分に基づいて発光素子1aと1bの発光
強度を制御し、演算処理手段15で第1の交流成分と第
2の交流成分とを減算して物理量を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば磁界,電界等
の物理量を光学的に検出する光センサ、特に光の減衰量
の変動が速い場合にもその変動分を十分に補償できる光
センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光を利用して磁界や電界等の特定
の物理量を検出するものとしては、ファラデー効果、つ
まり磁界強度に応じて光の偏光面が回転する現象を利用
して磁界を検出する光センサ、又はポッケルス効果、つ
まり電界強度に応じて屈折率が変化する現象を利用して
電界を検出する光センサ等が知られている。
【0003】図4は、例えば平成2年電気学会全国大会
「1153 光CTを用いた配電線地絡事故検出器」に
示されたような、従来の光センサの構成を示すブロック
図である。発光素子1から出力された光は、光ファイバ
2を経てセンサ素子すなわち磁界検出部3内に入射され
る。この磁界検出部3は、入射された光を直線偏光にす
る偏光子4、印加磁界の強度に応じて光の偏光面を回転
させるファラデー素子5、および偏光面の回転角度を光
の強度に変調する検光子6をこの順に光学的に結合した
ものである。
【0004】磁界検出部3内の偏光子4に入射された光
は直線偏光され、ファラデー素子5を通過する間にファ
ラデー素子5に印加される磁界に比例してその偏光面が
回転し、更に検光子6を通過することによりこの偏光面
の回転角度に比例した強度変調を受ける。そして、この
強度変調された光は光ファイバ7を経て受光素子8にて
電気信号に変換される。受光素子8からの電気信号はA
C−DC弁別器9により直流成分と交流成分に分離さ
れ、直流成分DCは発光素子1の前段の発光素子駆動回
路10にフィードバックされ、リファレンス電圧11と
の差に基づいて発光素子1の発光強度が制御される。一
方、交流成分ACは後段のアンプ12により増幅され、
この値に基づいて印加磁界の大きさが検出される。
【0005】ここで、直流成分DCを発光素子駆動回路
10にフィードバックしているのは、発光素子1や光フ
ァイバ2,7における光の減衰量の変動を補正するため
である。つまり発光素子1や光ファイバ2,7において
光の減衰量が変動すると、AC−DC弁別器9より出力
される交流成分ACも変動し、これが磁界の大きさを検
出する際の測定誤差となる。そしてこの光の減衰量の変
動は、直流成分DCおよび交流成分ACにおいて同一の
比率で受けるので、直流成分DCを発光素子駆動回路1
0にフィードバックし、リファレンス電圧11と比較す
ることにより、光の減衰量の変動を検知し、この減衰量
を補償する方向に発光素子1の発光強度を制御して前述
した測定誤差を小さくしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の光センサは上述
したように構成されているので、AC−DC弁別器9の
直流成分DCを検出するための時定数をある程度大き
く、例えば数秒程度の大きさにする必要がある。従っ
て、発光素子1の光の減衰量のように、その変動が遅い
場合には十分な補正を行うことができるが、光ファイバ
2,7が機械的に振動した場合等に生じるような減衰量
の変動が速い場合には、十分な補正を行うことができな
いという問題点があった。
【0007】この発明は、上述したような問題点を解決
するためになされたもので、光ファイバが機械的に振動
したとき等に生じるような光の減衰量の変動が速い場合
にも、その変動分を十分に補償することができる光セン
サを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光センサ
は、光伝送路の一端に設けられこの光伝送路に光を入射
する第1の発光手段、および前記光伝送路の他端に設け
られ前述光伝送路の途中に設けられたセンサ素子からの
出射光を検出する第1の受光手段と、前記光伝送路の他
端に設けられ前記光伝送路に光を入射する第2の発光手
段、および前記光伝送路の一端に設けられ前記センサ素
子からの出射光を検出する第2の受光手段と、前記第1
の受光手段で検出された光の強度を第1の直流成分と第
1の交流成分に分離する第1の弁別手段、および前記第
2の受光手段で検出された光の強度を第2の直流成分と
第2の交流成分に分離する第2の弁別手段と、前記第1
の直流成分に基づいて前記第1の発光手段を制御する第
1の駆動回路、および前記第2の直流成分に基づいて前
記第2の発光手段を制御する第2の駆動回路と、前記第
1の交流成分と前記第2の交流成分を互いに減算して前
記物理量を検出する演算処理手段とを備えたものであ
る。
【0009】
【作用】この発明の第1の弁別手段から得られる第1の
交流成分と第2の弁別手段から得られる第2の交流成分
は互いに位相が異なる。一方光の減衰量の変動は各交流
成分に同相として現われる。従って演算処理手段により
第1の交流成分と第2の交流成分を互いに減算すること
により、光の減衰量の変動による影響を互いに相殺して
被検出物理量を高精度に測定することができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を説明する。図1
はこの発明に係る光センサの一実施例の構成を示すブロ
ック図であり、各符号のうちの数字1乃至12は夫々図
4に示したものに対応する。図において第1の発光手段
としての発光素子1aから出射された光は、光ファイバ
2a、光分岐・結合器13および光ファイバ2cを通過
した後、センサ素子としての時間検出部3に入射され、
この磁界検出部3内で印加磁界に比例した強度変調を受
け、その後光ファイバ7c、光分岐・結合器14および
光ファイバ7aを通過し、第1の受光手段としての受光
素子8aに導びかれ、ここで電気信号に変換される。
【0011】一方、第2の発光手段としての発光素子1
bから出射された光は、光ファイバ7b、光分岐・結合
器14および光ファイバ7cを通過した後に磁界検出部
3へ入射され、この磁界検出部3内で印加磁界に比例し
た強度変調を受け、その後光ファイバ2c、光分岐・結
合器13および光ファイバ2bを通過し、第2の受光手
段としての受光素子8bに導かれ、ここで電気信号に変
換される。
【0012】そして、受光素子8aで光電変換された電
気信号は第1の弁別手段としてのAC−DC弁別器9a
により第1の直流成分DCaと第1の交流成分ACaに
分離され、第1の直流成分DCaは発光素子駆動回路1
0aにフィードバックされ、リファレンス電圧11aと
の差に基づいて発光素子1aの発光強度が制御される。
また受光素子8bで光電変換された電気信号は、第2の
弁別手段としてのAC−DC弁別器9bにより第2の直
流成分DCbと第2の交流成分ACbに分離され、第2
の直流成分DCbは発光素子駆動回路10bにフィード
バックされ、リファレンス電圧11bとの差に基づいて
発光素子1bの発光強度が制御される。
【0013】一方、第1の交流成分ACaと第2の交流
成分ACbは、夫々アンプ12aとアンプ12bにて増
幅された後、演算処理手段15に入力され、この演算処
理手段15内に設けられた減算回路(図示せず)により
第3の交流成分ACa−ACbが算出される。そしてこ
の第3の交流成分ACa〜ACbは演算処理手段15内
に設けられた電気/物理量変換回路(図示せず)により
特定の物理量である磁界の強さに変換される。
【0014】次に、磁界検出部3に交流磁界を印加した
場合の各部における出力を示すことにより、この発明の
光センサの具体的な動作を説明する。図2は光の減衰量
の速い変動が無い場合における各部の出力を示した波形
図であり、図2のAは受光素子8aの出力、図2のBは
AC−DC弁別器9aの交流成分ACa又はアンプ12
aの出力、図2のCは受光素子8bの出力、図2のDは
AC−DC弁別器9bの交流成分ACb又はアンプ12
bの出力を示している。
【0015】ここで図2のAとCの出力の位相が反対に
なっているのは、発光素子1aからの光の進行方向は磁
界の印加方向とは同一方向であるのに対して、発光素子
1bからの光の進行方向は磁界の印加方向と反対方向に
なっているからである。そして図2のBに示される出力
すなわち第1の交流成分ACaと、図2のDに示される
出力すなわち第2の交流成分ACbとは演算処理手段1
5中で減算され、図2のEに示すような出力すなわち第
3の交流成分ACa−ACbとなる。
【0016】ここで、図2のBに示される出力も図2の
Dに示される出力もそれぞれ磁界検出部3に印加される
磁界の大きさに比例しているので、図2のEに示される
出力も磁界の大きさに比例しており、従ってこの図2の
Eに示される出力ACa−ACbが演算処理手段15中
で物理量に変換されることにより印加磁界の大きさが検
出されたことになる。
【0017】次に、光の減衰量の速い変動があった場合
の動作を説明する。図3は磁界検出部3に交流磁界が印
加され、時刻t1 において半サイクル以下の短い時間で
光の減衰量の変動が生じた場合の各部における出力を示
す波形図であり、図3のA〜Eは夫々図2のA〜Eに対
応している。図3のAとCに示される出力は、印加磁界
により強度変調を受けた出力の上に、時刻t1 における
光の速い減衰量が重畳されている。また図3のAとCに
示される出力は、図2において説明した理由によりその
位相が逆相すなわち180°反対になっている。しかし
ながら、光ファイバの機械的振動等による光の減衰量の
変動は、発光素子1aおよび発光素子1bのいずれから
出力された光に対しても同様に光が減衰する方向に作用
するため、図3のAとCに示されるような波形のひずみ
となる。
【0018】図3のAに示される出力は、AC−DC弁
別器9aにて図3のBに示されるような第1の交流成分
ACaとなり、図3のCに示される出力はAC−DC弁
別器9bにて図3のDに示されるような第2の交流成分
ACbとなる。
【0019】そして、図3のBとDに示す出力、すなわ
ち第1の交流成分ACaと第2の交流成分ACbとは演
算処理手段15中で減算されて第3の交流成分ACa−
ACbとなり、図3のEに示すような出力となる。つま
り図3のB,Dの波形上のひずみは相殺されて時刻t1
における光の速い減衰量の変動は除去される。このよう
に図3のEに示される出力は、光ファイバの振動等によ
る光の速い減衰量の変動に影響されないで、且つ磁界検
出部3に印加された磁界の大きさに比例した出力とな
る。
【0020】なお、上記実施例では、光センサ素子とし
てファラデー素子を用いた磁界測定の場合について説明
したが、ポッケルス素子を用いた電界測定の場合につい
てもこの発明は同様に適用される。
【0021】
【発明の効果】以上、詳述したように、この発明の光セ
ンサは、光伝送路の一端に設けられこの光伝送路に光を
入射する第1の発光手段、および前述光伝送路の他端に
設けられ前述光伝送路の途中に設けられたセンサ素子か
らの出射光を検出する第1の受光手段と、前記光伝送路
の他端に設けられ前記光伝送路に光を入射する第2の発
光手段、および前記光伝送路の一端に設けられ前記セン
サ素子からの出射光を検出する第2の受光手段と、前記
第1の受光手段で検出された光の強度を第1の直流成分
と第1の交流成分に分離する第1の弁別手段、および前
記第2の受光手段で検出された光の強度を第2の直流成
分と第2の交流成分に分離する第2の弁別手段と、前記
第1の直流成分に基づいて前記第1の発光手段を制御す
る第1の駆動回路、および前記第2の直流成分に基づい
て前記第2の発光手段を制御する第2の駆動回路と、前
記第1の交流成分と前記第2の交流成分を互いに減算し
て前記物理量を検出する演算処理手段とを備えているの
で、光ファイバが機械的に振動した場合等に生じる光の
速い減衰変動をも除去することができ、高精度は測定を
行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光センサの一実施例を示すブロック
図である。
【図2】光の速い減衰量の変動がない場合の光センサ各
部における出力を示す波形図である。
【図3】光の速い減衰量の変動が有る場合の光センサ各
部における出力を示す波形図である。
【図4】従来の光センサを示すブロック図である。
【符号の説明】
1a,1b 発光素子 2a,2b,2c,7a,7b,7c 光ファイバ 3 磁界検出部 8a,8b 受光素子 9a,9b AC−DC弁別器 10a,10b 発光素子駆動回路 15 演算処理手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバで構成された光伝送路の途中
    に設けられ、特定の物理量に感応するセンサ素子へ光を
    入射し、このセンサ素子から出射された光を直流成分と
    交流成分に分離し、これら両成分に基づいて前記物理量
    を検出する光センサにおいて、 前記光伝送路の一端に設けられ、前記光伝送路に光を入
    射する第1の発光手段、および前記光伝送路の他端に設
    けられ、前記センサ素子からの出射光を検出する第1の
    受光手段と、 前記光伝送路の他端に設けられ、前記光伝送路に光を入
    射する第2の発光手段、および前記光伝送路の一端に設
    けられ、前記センサ素子からの出射光を検出する第2の
    受光手段と、 前記第1の受光手段で検出された光の強度を第1の直流
    成分と第1の交流成分に分離する第1の弁別手段、およ
    び前記第2の受光手段で検出された光の強度を第2の直
    流成分と第2の交流成分に分離する第2の弁別手段と、 前記第1の直流成分に基づいて前記第1の発光手段を制
    御する第1の駆動回路、および前記第2の直流成分に基
    づいて前記第2の発光手段を制御する第2の駆動回路
    と、 前記第1の交流成分と前記第2の交流成分を互いに減算
    して前記物理量を検出する演算処理手段と、 を備えたことを特徴とする光センサ。
JP3249035A 1991-09-27 1991-09-27 光センサ Pending JPH05119134A (ja)

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