JPH0511892B2 - - Google Patents

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JPH0511892B2
JPH0511892B2 JP62288069A JP28806987A JPH0511892B2 JP H0511892 B2 JPH0511892 B2 JP H0511892B2 JP 62288069 A JP62288069 A JP 62288069A JP 28806987 A JP28806987 A JP 28806987A JP H0511892 B2 JPH0511892 B2 JP H0511892B2
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JP
Japan
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measurement chamber
steam
condensate
flow rate
liquid level
Prior art date
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JP62288069A
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JPH01206222A (ja
Inventor
Yoshihiko Hasegawa
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TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は蒸気の輸送管、蒸気使用機器に発生し
た復水を導出する復水管などの蒸気管を流れる復
水の量を測定する流量測定装置に関する。
蒸気管を流れる蒸気の流量を測定すれば、蒸気
使用機器で消費する蒸気の量が判り、蒸気使用機
器の加熱効率を改善するデータが得られる。しか
しながら、蒸気は圧力変動を受けると比容積が大
きく変化するので、その流量測定は極めて困難で
あつた。
従来の技術 そこで、本出願人は圧力変化が生じないように
して復水の流量を測定する装置の開発を行つてき
た。その原理は、ケーシングで流体の入口と出口
を形成し、ケーシング内にセキ壁を立てて、その
入口側に測定室を、出口側に排水空間を形成し、
測定室と排水空間を連通する空間をセキ壁の上方
に形成し、セキ壁に円形の孔や縦長のスリツト等
のセキ孔を開け、装置の下流側にスチームトラツ
プ等の復水を自動的に排出する弁手段を配置し、
セキ壁の上流空間の液位を検出してセキ孔を通過
する復水の流量を求めるものである。
この場合、測定室と排水空間はセキ壁の上方で
連通しているので、また、下流側にはスチームト
ラツプ等の蒸気は逃さずに復水を自動的に排出す
る弁が取り付けてあるから、測定室も排水空間
も、入口側の蒸気と同じ圧力である。従つて、復
水は再蒸発を伴わずにセキ孔を通過する。
測定室の液位とセキ孔を通過する流量との間に
は所定の関係があるから、この関係を予め求めて
おき、液位を測つて、セキ孔を通過する復水の流
量を求める。
本発明が解決しようとする問題点 この場合、復水は再蒸発を伴わずにセキ孔を通
過するので、正確な復水流量を求めることができ
る。しかしながら、スチームトラツプ等の弁手段
が蒸気漏洩を起こす場合には、その蒸気漏洩量分
は測定することができない。
本発明の技術的課題は、スチームトラツプ等の
弁手段が蒸気漏洩を起こしても、復水流量及び蒸
気流量を正確に求めることができるようにするこ
とである。
問題点を解決するための手段 上記の技術的課題を解決するために講じた本発
明の技術的手段は、ケーシングで流体の入口と出
口を形成し、ケーシング内にセキ壁を立てて、そ
の入口側に測定室を、出口側に排水空間を形成
し、測定室と排水空間を連通する空間をセキ壁の
上方に形成し、セキ壁に円形の孔や縦長のスリツ
ト等のセキ孔を開け、測定室内に仕切壁を設け
て、その入口側に第1測定室を、出口側に第2測
定室を形成し、第1測定室と第2測定室を連通す
る空間を仕切壁の下方に形成し、仕切壁の上部に
オリフイスを開け、第1測定室と第2測定室の液
位を測定する手段を設けた、ものである。
作 用 上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
本発明による流量測定装置はスチームトラツプ
等の復水を自動的に排出する弁手段の上流側に取
付けられる。この弁手段の上流側に取付けられる
限り、流量測定装置の前後は同じ圧力である。
入口の復水は測定室に入り、そこに溜り、セキ
孔を通つて排水空間に流出し、出口から下流に流
れ去る。測定室と排水空間はセキ壁の上方の空間
を通して連通しているから同じ圧力に保たれ、復
水がセキ孔通過に際して再蒸発することはない。
セキ孔を通過する復水の流量は、セキ孔の開口
面積と、セキ孔から液面までの水頭により決ま
る。測定室に流入する復水の量がセキ孔を通過す
る量よりも多ければ測定室の液位は上昇し、少な
ければ下降し、同じであれば一定する。
仕切壁で第1測定室と第2測定室に隔てられた
測定室は、その下方の空間と上部のオリフイスで
連結されているので、流量測定装置の下流側に取
付ける弁手段が復水のみを排出し蒸気漏洩を起こ
していない場合は、第1測定室と第2測定室は同
じ圧力で同じ液位に保たれる。従つて、第2測定
室の液位を検出することにより、この液位とセキ
孔の開口面積との関係から復水流量を測定するこ
とができる。弁手段が蒸気漏洩を起こしている場
合は、第1測定室の蒸気がオリフイスを通つて第
2測定室に流れ、オリフイスの絞り作用で第1測
定室と第2測定室は圧力差を生じる。第1測定室
は第2測定室よりも高圧で、第1測定室の液位は
第2測定室の液位よりも下がる。従つて、第1測
定室と第2測定室の液位差を検出することによ
り、この液位差とオリフイスの開口面積の関係か
ら蒸気漏洩量を測定することができる。
発明の効果 本発明は下記の特有の効果を生じる。
従来は蒸気流量と復水流量を個別にそれぞれ蒸
気流量計と復水流量計で測定していたが、本発明
によれば、1つの計器で蒸気流量と復水流量をし
かも同時に測定することができる。
実施例 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明
する。
第1実施例(第1図参照) ケーシング1の上部に入口2を、下部に出口3
を形成する。ケーシング1の底部からセキ壁4を
立てる。セキ壁4により入口2側に測定室5,6
を、出口3側に排水空間7を形成し、測定室6と
排水空間7はセキ壁4の上方の空間8を通して連
通する。セキ壁4の下部に円形のセキ孔9を開け
る。
測定室5,6の頂壁から仕切壁10を垂下させ
る。仕切壁10により測定室5,6を入口2に連
通する第1測定室5と、排水空間7に連通する第
2測定室6に分割する。第1測定室5と第2測定
室6は仕切壁10の下方の空間11を通して連通
する。仕切壁10の上部に円形のオリフイス12
を開ける。
第1測定室5の頂壁を貫通して、互いに高さを
異にする複数の電極13a,13b,13c…1
3nを取付け、第1測定室5の液位を検出できる
ようにする。同様に、第2測定室6の頂壁を貫通
して、互いに高さを異にする複数の電極14a,
14b,14c…14nを取付け、第2測定室6
の液位を検出できるようにする。
入口2と出口3は蒸気供給側とスチームトラツ
プの間に接続する。流量測定装置の前後は同じ圧
力である。
入口2の復水は測定室5,6に入り、そこに溜
り、セキ孔9を通つて排水空間7に流出し、出口
3から下流に流れ去る。測定室6と排水空間7は
セキ壁4の上方の空間8を通して連通しているか
ら同じ圧力に保たれ、復水がセキ孔9を通過する
際に再蒸発することはない。
セキ孔9を通過する復水の流量は、セキ孔9の
開口面積と、セキ孔9から液面までの水頭により
決まる。測定室5,6に流入する復水の量がセキ
孔9を通過する量よりも多ければ測定室5,6の
液位は上昇し、少なければ下降し、同じであれば
一定する。
第1測定室5と第2測定室6は仕切壁10の下
方の空間11と上部のオリフイス12で連結され
ているので、スチームトラツプが復水のみを排出
し蒸気漏洩を起こしていない場合は、第1測定室
5と第2測定室6は同じ圧力で同じ液位に保たれ
る。従つて、第2測定室6の液位を電極13a,
13b,13c…13nで検出することにより、
この液位とセキ孔9の開口面積との関係から復水
流量を測定することができる。スチームトラツプ
が蒸気漏洩を起こしている場合は、第1測定室5
の蒸気がオリフイス12を通つて第2測定室6に
流れ、第1測定室の液位は第2測定室6の液位よ
りも下がる。第1測定室5と第2測定室6の液位
をそれぞれ電極13a,13b,13c…13n
と電極14a,14b,14c…14n検出し、
液位差とオリフイス12の開口面積の関係から蒸
気漏洩量を測定することができる。
尚、流量測定装置としては検出液位から流量を
演算して表示する部品を必要とするが、これらは
周知の技術を用いて作ることができるので、説明
を省略した。
第2実施例(第2図参照) 本実施例は、出口3の下端開口位置21を仕切
壁10の下端22よりも上方に設けたものであ
る。測定室5,6と排水空間7の液面は、復水の
流入がない場合であつても、仕切壁10の下端2
2よりも上、すなわち、出口3の下端開口位置2
1まである。従つて、蒸気が仕切壁10の下端2
2を通過して、蒸気漏洩量の測定が不可能になる
ことがない。
尚、第1図の第1実施例に対応する構成要素に
は同じ参照番号を付して説明は省略する。
第3実施例(第3図参照) 本実施例も第2実施例と同じく、蒸気が仕切壁
10の下端31を通過することを防止したもの
で、セキ壁4に開けたセキ孔9の位置よりも、仕
切壁の下端31を下方に形成したものである。
本実施例に於ても第1図の第1実施例に対応す
る構成要素には同じ参照番号を付して説明は省略
する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の実施例の流量測
定装置の断面図である。 1……ケーシング、2……入口、3……出口、
4……セキ壁、5……第1測定室、6……第2測
定室、9……セキ孔、10……仕切壁、12……
オリフイス、13a,13b,13c…13n…
…電極、14a,14b,14c…14n……電
極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ケーシングで流体の入口と出口を形成し、ケ
    ーシング内にセキ壁を立てて、その入口側に測定
    室を、出口側に排水空間を形成し、測定室と排水
    空間を連通する空間をセキ壁の上方に形成し、セ
    キ壁に円形の孔や縦長のスリツト等のセキ孔を開
    け、測定室内に仕切壁を設けて、その入口側に第
    1測定室を、出口側に第2測定室を形成し、第1
    測定室と第2測定室を連通する空間を仕切壁の下
    方に形成し、仕切壁の上部にオリフイスを開け、
    第1測定室と第2測定室の液位を測定する手段を
    設けた流量測定装置。
JP62288069A 1987-10-15 1987-11-13 流量測定装置 Granted JPH01206222A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62288069A JPH01206222A (ja) 1987-10-15 1987-11-13 流量測定装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-261073 1987-10-15
JP26107387 1987-10-15
JP62288069A JPH01206222A (ja) 1987-10-15 1987-11-13 流量測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01206222A JPH01206222A (ja) 1989-08-18
JPH0511892B2 true JPH0511892B2 (ja) 1993-02-16

Family

ID=26544885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62288069A Granted JPH01206222A (ja) 1987-10-15 1987-11-13 流量測定装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH01206222A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4433997A1 (de) * 1994-09-23 1996-03-28 Kurt Staehle Halterungsvorrichtung in einem Kraftfahrzeug

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4433997A1 (de) * 1994-09-23 1996-03-28 Kurt Staehle Halterungsvorrichtung in einem Kraftfahrzeug

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Publication number Publication date
JPH01206222A (ja) 1989-08-18

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