JPH05117923A - 空気紡績機のドラフト装置 - Google Patents
空気紡績機のドラフト装置Info
- Publication number
- JPH05117923A JPH05117923A JP30124091A JP30124091A JPH05117923A JP H05117923 A JPH05117923 A JP H05117923A JP 30124091 A JP30124091 A JP 30124091A JP 30124091 A JP30124091 A JP 30124091A JP H05117923 A JPH05117923 A JP H05117923A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- air
- yarn
- fibers
- condenser
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- Pending
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- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 巻付繊維が芯繊維に整然と巻き付いた糸面の
優れた品質の良い結束紡績糸を得ることのできる空気紡
績機のドラフト装置を得る。 【構成】 フロントローラと空気紡績ノズルとの間に、
フロントローラ側から、コンデンサ及び表面平滑な上部
ローラと下部ローラとからなるフィードローラを設け
た。
優れた品質の良い結束紡績糸を得ることのできる空気紡
績機のドラフト装置を得る。 【構成】 フロントローラと空気紡績ノズルとの間に、
フロントローラ側から、コンデンサ及び表面平滑な上部
ローラと下部ローラとからなるフィードローラを設け
た。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、空気紡績機のドラフ
ト装置に関する。
ト装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４に示すように、バックローラ１，サ
ードローラ２，エプロンバンドを装架したミドルローラ
３，フロントローラ４からなる４線式ドラフト装置を備
え、フロントローラ４の下流側に空気紡績ノズル５を配
置した空気紡績機においては、サードローラ２とミドル
ローラ３との間にコンデンサ６を設けると共に、フロン
トローラ４はゴムローラからなるフロントトップローラ
４ａ及び軸方向に平行な複数の溝を備えた金属ローラか
らなるフロントボトムローラ４ｂが広く使用されてい
る。
ードローラ２，エプロンバンドを装架したミドルローラ
３，フロントローラ４からなる４線式ドラフト装置を備
え、フロントローラ４の下流側に空気紡績ノズル５を配
置した空気紡績機においては、サードローラ２とミドル
ローラ３との間にコンデンサ６を設けると共に、フロン
トローラ４はゴムローラからなるフロントトップローラ
４ａ及び軸方向に平行な複数の溝を備えた金属ローラか
らなるフロントボトムローラ４ｂが広く使用されてい
る。
【０００３】然るに前記したように、空気紡績ノズル５
の上流側に位置するフロントローラ４のフロントボトム
ローラ４ｂは溝付ローラであるために、フロントローラ
４の回転に伴って空気紡績ノズル５とフロントローラ４
との間に乱気流を発生し、図５で示すようにフロントロ
ーラ４から送り出された繊維７のうち巻付繊維を構成す
る繊維８が横に乱れて拡がり、空気紡績ノズル５に吸引
導入され結束紡績糸を形成する際に、図６に示すように
芯繊維９に対する巻付繊維10の方向がランダムとなり、
その結果得られる糸の糸面が劣悪化するといった問題点
が認められた。
の上流側に位置するフロントローラ４のフロントボトム
ローラ４ｂは溝付ローラであるために、フロントローラ
４の回転に伴って空気紡績ノズル５とフロントローラ４
との間に乱気流を発生し、図５で示すようにフロントロ
ーラ４から送り出された繊維７のうち巻付繊維を構成す
る繊維８が横に乱れて拡がり、空気紡績ノズル５に吸引
導入され結束紡績糸を形成する際に、図６に示すように
芯繊維９に対する巻付繊維10の方向がランダムとなり、
その結果得られる糸の糸面が劣悪化するといった問題点
が認められた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、巻付繊維
が芯繊維に整然と巻き付いた、糸面の優れた品質の良い
結束紡績糸を得ることのできる空気紡績機のドラフト装
置を得ることを目的とする。
が芯繊維に整然と巻き付いた、糸面の優れた品質の良い
結束紡績糸を得ることのできる空気紡績機のドラフト装
置を得ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】フロントローラと空気紡
績ノズルとの間に、フロントローラ側から、コンデンサ
及び表面平滑な上部ローラと下部ローラとからなるフィ
ードローラを設けた。
績ノズルとの間に、フロントローラ側から、コンデンサ
及び表面平滑な上部ローラと下部ローラとからなるフィ
ードローラを設けた。
【０００６】
【作用】フロントローラから送り出された繊維をコンデ
ンサにより一定方向に引き揃え、その繊維を不規則に乱
すことなく空気紡績ノズルに供給する。
ンサにより一定方向に引き揃え、その繊維を不規則に乱
すことなく空気紡績ノズルに供給する。
【０００７】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。
る。
【０００８】本発明の空気紡績機は、図１に示すよう
に、バックローラ11，サードローラ12，エプロンバンド
を装架したミドルローラ13，フロントローラ14からなる
４線式ドラフト装置を備え、フロントローラ14の下流側
に仮撚を付与する空気紡績ノズル15を配置してなり、ゴ
ムローラからなるフロントトップローラ14ａと、軸方向
に複数の溝を備えたフロントボトムローラ14ｂとからな
るフロントローラ14側から空気紡績ノズル15に向って、
その間に繊維幅を規制するためのコンデンサ16、及び表
面平滑な上部ローラ17ａと下部ローラ17ｂとからなるフ
ィードローラ17とを介置し、然も前記フロントローラ14
と該フィードローラ17とはほぼ等速回転する構成とした
ものである。そのため、図２に示すように、フロントロ
ーラ14から送り出された繊維18はコンデンサ16により平
行に集束され、然もコンデンサ16の下流側に位置し、フ
ロントローラ14とほぼ等速回転するフィードローラ17
は、上部ローラ17ａ，下部ローラ17ｂの何れも表面平滑
な、例えば金属ローラ，ゴムローラ等からなるものであ
るため、乱気流の発生が阻止されて、繊維18のうち巻付
繊維20を構成する繊維を不規則に乱すことなく空気紡績
ノズル15に供給することができ、その結果図３に示すよ
うに、芯繊維19に対し巻付繊維20が整然と巻き付いた糸
面の良好な品質の良い結束紡績糸を得ることができる。
に、バックローラ11，サードローラ12，エプロンバンド
を装架したミドルローラ13，フロントローラ14からなる
４線式ドラフト装置を備え、フロントローラ14の下流側
に仮撚を付与する空気紡績ノズル15を配置してなり、ゴ
ムローラからなるフロントトップローラ14ａと、軸方向
に複数の溝を備えたフロントボトムローラ14ｂとからな
るフロントローラ14側から空気紡績ノズル15に向って、
その間に繊維幅を規制するためのコンデンサ16、及び表
面平滑な上部ローラ17ａと下部ローラ17ｂとからなるフ
ィードローラ17とを介置し、然も前記フロントローラ14
と該フィードローラ17とはほぼ等速回転する構成とした
ものである。そのため、図２に示すように、フロントロ
ーラ14から送り出された繊維18はコンデンサ16により平
行に集束され、然もコンデンサ16の下流側に位置し、フ
ロントローラ14とほぼ等速回転するフィードローラ17
は、上部ローラ17ａ，下部ローラ17ｂの何れも表面平滑
な、例えば金属ローラ，ゴムローラ等からなるものであ
るため、乱気流の発生が阻止されて、繊維18のうち巻付
繊維20を構成する繊維を不規則に乱すことなく空気紡績
ノズル15に供給することができ、その結果図３に示すよ
うに、芯繊維19に対し巻付繊維20が整然と巻き付いた糸
面の良好な品質の良い結束紡績糸を得ることができる。
【０００９】尚、図２において、巻付繊維20となる繊維
が芯繊維19となる繊維から分離しているのは、フロント
ローラ14の下流側まで伝播した空気ノズル15からの撚に
よる。
が芯繊維19となる繊維から分離しているのは、フロント
ローラ14の下流側まで伝播した空気ノズル15からの撚に
よる。
【００１０】尚、本発明においては、図４においてサー
ドローラ２とミドルローラ３の間に配置されていた従来
のコンデンサ６を廃止し、ドラフト率を高めることが可
能である。然し、必要ならば図１におけるサードローラ
12とミドルローラ13の間にもコンデンサ16を配置しても
良い。又、上記実施例は４線式ドラフト装置の場合を例
にあげて説明したが、これに限るものでなく、３線式或
いは５線式等のドラフト装置に適用することも可能であ
る。フィードローラ17は、繊維量が多い場合、摩擦係数
の大きいコム製の方が好ましい。
ドローラ２とミドルローラ３の間に配置されていた従来
のコンデンサ６を廃止し、ドラフト率を高めることが可
能である。然し、必要ならば図１におけるサードローラ
12とミドルローラ13の間にもコンデンサ16を配置しても
良い。又、上記実施例は４線式ドラフト装置の場合を例
にあげて説明したが、これに限るものでなく、３線式或
いは５線式等のドラフト装置に適用することも可能であ
る。フィードローラ17は、繊維量が多い場合、摩擦係数
の大きいコム製の方が好ましい。
【００１１】
【発明の効果】以上詳細に述べた通り、本発明のドラフ
ト装置は、フロントローラと空気紡績ノズルとの間に、
フロントローラ側から、コンデンサ及び表面平滑な上部
ローラと下部ローラとからなるフィードローラを設けた
ものであるから、フロントローラから送り出された繊維
は、芯繊維を構成する繊維や巻付繊維を構成する繊維を
不規則に乱すことなく空気紡績ノズルに供給することが
でき、その結果、芯繊維に巻付繊維が整然と巻き付いた
糸面の良好な品質の良い結束紡績糸を得ることができ
た。
ト装置は、フロントローラと空気紡績ノズルとの間に、
フロントローラ側から、コンデンサ及び表面平滑な上部
ローラと下部ローラとからなるフィードローラを設けた
ものであるから、フロントローラから送り出された繊維
は、芯繊維を構成する繊維や巻付繊維を構成する繊維を
不規則に乱すことなく空気紡績ノズルに供給することが
でき、その結果、芯繊維に巻付繊維が整然と巻き付いた
糸面の良好な品質の良い結束紡績糸を得ることができ
た。
【図１】本発明の空気紡績機の概略側面図である。
【図２】本発明の空気紡績機のフロントローラ対と空気
紡績ノズル間における繊維の状態を示す説明図である。
紡績ノズル間における繊維の状態を示す説明図である。
【図３】本発明の空気紡績装置によって得られた結束紡
績糸の正面図である。
績糸の正面図である。
【図４】従来の空気紡績機の概略側面図である。
【図５】従来の空気紡績機のフロントローラ対と空気紡
績ノズル間における繊維の状態を示す説明図である。
績ノズル間における繊維の状態を示す説明図である。
【図６】従来の空気紡績装置によって得られた結束紡績
糸の正面図である。
糸の正面図である。
【符号の説明】 ４，14 フロントローラ ４ａ，14ａ フロントトップローラ ４ｂ，14ｂ フロントボトムローラ ５，15 空気紡績ノズル ６，16 コンデンサ 17 フィードローラ 17ａ 上部ローラ 17ｂ 下部ローラ
Claims (1)
- 【請求項１】 フロントローラと空気紡績ノズルとの間
に、フロントローラ側から、コンデンサ及び表面平滑な
上部ローラと下部ローラとからなるフィードローラを設
けたことを特徴とする空気紡績機のドラフト装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30124091A JPH05117923A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 空気紡績機のドラフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30124091A JPH05117923A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 空気紡績機のドラフト装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05117923A true JPH05117923A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=17894467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30124091A Pending JPH05117923A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 空気紡績機のドラフト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05117923A (ja) |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP30124091A patent/JPH05117923A/ja active Pending
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