JPH05117556A - 電着塗料組成物 - Google Patents
電着塗料組成物Info
- Publication number
- JPH05117556A JPH05117556A JP30967291A JP30967291A JPH05117556A JP H05117556 A JPH05117556 A JP H05117556A JP 30967291 A JP30967291 A JP 30967291A JP 30967291 A JP30967291 A JP 30967291A JP H05117556 A JPH05117556 A JP H05117556A
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- resin
- ptfe
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐摩耗性、摺動性等を要求する複雑形状の部
品にポリテトラフルオロエチレン（ＰＴＦＥ）含有塗膜
を均一にかつ効率よく塗装する。 【構成】 カチオン性水溶性樹脂、ＰＴＦＥ及びフッ素
系界面活性剤を配合する。
品にポリテトラフルオロエチレン（ＰＴＦＥ）含有塗膜
を均一にかつ効率よく塗装する。 【構成】 カチオン性水溶性樹脂、ＰＴＦＥ及びフッ素
系界面活性剤を配合する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリテトラフルオロエ
チレン（以下、ＰＴＦＥと略す）の分散安定性に優れ、
耐摩耗性、滑り性等に優れた塗膜を与え、摺動部品の塗
装等に有用な電着塗料組成物に関する。
チレン（以下、ＰＴＦＥと略す）の分散安定性に優れ、
耐摩耗性、滑り性等に優れた塗膜を与え、摺動部品の塗
装等に有用な電着塗料組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
耐摩耗性や滑り性の機能を付与した塗膜を様々な摺動部
品に塗装している。この種の潤滑剤には、一般にＰＴＦ
Ｅが使用され、これを樹脂と溶剤で分散した溶剤型塗料
による塗装が行なわれている。
耐摩耗性や滑り性の機能を付与した塗膜を様々な摺動部
品に塗装している。この種の潤滑剤には、一般にＰＴＦ
Ｅが使用され、これを樹脂と溶剤で分散した溶剤型塗料
による塗装が行なわれている。
【０００３】しかしながら、耐摩耗性や摺動性を要求す
る部品は、複雑な形状であったり、塗装面積が小さかっ
たりすることが多く、このため上述の溶剤型塗料を用い
て吹き付け塗装で処理する場合、均一に塗布するには特
殊な塗装装置を開発する必要が生じたり、更には塗装部
品の形状及び面積の影響で塗着効率が低くなるという欠
点がある。このように摺動部品等への吹きつけ塗装は、
資源の有効利用や低公害性の観点から検討すべき課題が
たくさんあり、また、ＶＯＣやエコロジーの問題から
も、これらの観点を含め、大きな課題を提起している。
る部品は、複雑な形状であったり、塗装面積が小さかっ
たりすることが多く、このため上述の溶剤型塗料を用い
て吹き付け塗装で処理する場合、均一に塗布するには特
殊な塗装装置を開発する必要が生じたり、更には塗装部
品の形状及び面積の影響で塗着効率が低くなるという欠
点がある。このように摺動部品等への吹きつけ塗装は、
資源の有効利用や低公害性の観点から検討すべき課題が
たくさんあり、また、ＶＯＣやエコロジーの問題から
も、これらの観点を含め、大きな課題を提起している。
【０００４】
【課題を解決するための手段及び作用】そこで、本発明
者は上記事情に鑑み鋭意検討を重ねた結果、カチオン性
水溶性樹脂、ＰＴＦＥ及びフッ素系界面活性剤を併用し
た場合、ＰＴＦＥの分散安定性に優れ、かつ電着塗装法
で耐摩耗性、滑り性及び撥水性等の機能に優れたＰＴＦ
Ｅ含有塗膜を与える電着塗料組成物が得られ、かかる塗
料組成物を使用して電着塗装を行なうことにより、上述
した吹きつけ塗装により生じる問題を解決して、耐摩耗
性、摺動性等を要求する複雑形状の部品に均一にかつ効
率よくＰＴＦＥ含有塗膜を塗装できることを知見した。
者は上記事情に鑑み鋭意検討を重ねた結果、カチオン性
水溶性樹脂、ＰＴＦＥ及びフッ素系界面活性剤を併用し
た場合、ＰＴＦＥの分散安定性に優れ、かつ電着塗装法
で耐摩耗性、滑り性及び撥水性等の機能に優れたＰＴＦ
Ｅ含有塗膜を与える電着塗料組成物が得られ、かかる塗
料組成物を使用して電着塗装を行なうことにより、上述
した吹きつけ塗装により生じる問題を解決して、耐摩耗
性、摺動性等を要求する複雑形状の部品に均一にかつ効
率よくＰＴＦＥ含有塗膜を塗装できることを知見した。
【０００５】また、ＰＴＦＥは撥水性が高いため水に分
散すると濡れ性や分散安定性に劣るものであったが、カ
チオン性水溶性樹脂とＰＴＦＥとの親和性がフッ素系界
面活性剤を併用することで向上し、それ故安定な分散系
で、かつ優れた機能を有する塗膜を与えるＰＴＦＥ含有
電着塗料組成物を得ることができることを見い出し、本
発明をなすに至ったものである。
散すると濡れ性や分散安定性に劣るものであったが、カ
チオン性水溶性樹脂とＰＴＦＥとの親和性がフッ素系界
面活性剤を併用することで向上し、それ故安定な分散系
で、かつ優れた機能を有する塗膜を与えるＰＴＦＥ含有
電着塗料組成物を得ることができることを見い出し、本
発明をなすに至ったものである。
【０００６】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明の電着塗料組成物の第一必須成分であるカチオン性水
溶性樹脂としては、例えばエポキシ樹脂、アクリル樹
脂、ポリブタジエン樹脂、ポリエステル樹脂やこれらの
変性物等が挙げられ、これらを単独で用いても２種以上
を混合して用いてもよい。
明の電着塗料組成物の第一必須成分であるカチオン性水
溶性樹脂としては、例えばエポキシ樹脂、アクリル樹
脂、ポリブタジエン樹脂、ポリエステル樹脂やこれらの
変性物等が挙げられ、これらを単独で用いても２種以上
を混合して用いてもよい。
【０００７】また、カチオン性水溶性樹脂は酸化重合に
よる自己架橋を行なうこともできるが、架橋剤を添加す
ることが好ましく、例えばブロックイソシアナート、混
合エーテル化メラミン等が使用される。架橋剤の添加量
は通常樹脂１００部（重量部、以下同様）に対して１〜
１００部とすることが好適である。
よる自己架橋を行なうこともできるが、架橋剤を添加す
ることが好ましく、例えばブロックイソシアナート、混
合エーテル化メラミン等が使用される。架橋剤の添加量
は通常樹脂１００部（重量部、以下同様）に対して１〜
１００部とすることが好適である。
【０００８】次に、第二必須成分であるＰＴＦＥとして
は、粒径が０．１〜２０μｍのものが好適に使用され
る。
は、粒径が０．１〜２０μｍのものが好適に使用され
る。
【０００９】ＰＴＦＥの配合量は、カチオン性水溶性樹
脂１００部に対して５〜１００部、特に１０〜１００部
とすることが好ましい。
脂１００部に対して５〜１００部、特に１０〜１００部
とすることが好ましい。
【００１０】更に、本発明組成物の第三必須成分である
フッ素系界面活性剤として具体的には、アニオン活性剤
としてパーフルオロアルキル（Ｃ2〜Ｃ10）スルホン酸
塩、パーフルオロアルキル（Ｃ2〜Ｃ10）カルボン酸
塩、カチオン活性剤としてパーフルオロアルキル（Ｃ4
〜Ｃ10）第四級アミン塩、ノニオン活性剤としてパーフ
ルオロアルキル（Ｃ4〜Ｃ16）ポリオキシエチレン付加
物、フッ素化アルキル（Ｃ2〜Ｃ19）エーテル、フッ素
化アルキル（Ｃ2〜Ｃ19）エステル、パーフルオロアル
キル（Ｃ4〜Ｃ16）燐酸エステルなどが使用される。
フッ素系界面活性剤として具体的には、アニオン活性剤
としてパーフルオロアルキル（Ｃ2〜Ｃ10）スルホン酸
塩、パーフルオロアルキル（Ｃ2〜Ｃ10）カルボン酸
塩、カチオン活性剤としてパーフルオロアルキル（Ｃ4
〜Ｃ10）第四級アミン塩、ノニオン活性剤としてパーフ
ルオロアルキル（Ｃ4〜Ｃ16）ポリオキシエチレン付加
物、フッ素化アルキル（Ｃ2〜Ｃ19）エーテル、フッ素
化アルキル（Ｃ2〜Ｃ19）エステル、パーフルオロアル
キル（Ｃ4〜Ｃ16）燐酸エステルなどが使用される。
【００１１】上記フッ素系界面活性剤は１種を単独で用
いても、２種以上を併用してもよい。２種以上を用いる
場合は、特にノニオン活性剤とカチオン活性剤との併
用、又はノニオン活性剤とアニオン活性剤との併用が好
ましい。
いても、２種以上を併用してもよい。２種以上を用いる
場合は、特にノニオン活性剤とカチオン活性剤との併
用、又はノニオン活性剤とアニオン活性剤との併用が好
ましい。
【００１２】フッ素系界面活性剤の配合量は、カチオン
性水溶性樹脂１００部に対して固形分が０．０１〜１０
部、特に０．０１〜５部となる範囲が好ましい。固形分
が０．０１部に満たないと十分に安定な分散を得ること
ができない場合があり、１０部を超えると水溶化した場
合、発泡し、分散安定が得られない場合がある。
性水溶性樹脂１００部に対して固形分が０．０１〜１０
部、特に０．０１〜５部となる範囲が好ましい。固形分
が０．０１部に満たないと十分に安定な分散を得ること
ができない場合があり、１０部を超えると水溶化した場
合、発泡し、分散安定が得られない場合がある。
【００１３】本発明組成物には、上記必須成分以外にそ
の他の任意成分としてＰＴＦＥ顔料、カーボンブラッ
ク、酸化チタン等の着色顔料、タルク、クレー等の体質
顔料、塩基性珪酸鉛等の防錆顔料などの各種顔料を本発
明の目的を妨げない範囲で添加することができる。な
お、上記顔料の添加量はカチオン性水溶性樹脂１００部
に対して１０〜５０部とすることが望ましい。
の他の任意成分としてＰＴＦＥ顔料、カーボンブラッ
ク、酸化チタン等の着色顔料、タルク、クレー等の体質
顔料、塩基性珪酸鉛等の防錆顔料などの各種顔料を本発
明の目的を妨げない範囲で添加することができる。な
お、上記顔料の添加量はカチオン性水溶性樹脂１００部
に対して１０〜５０部とすることが望ましい。
【００１４】本発明の電着塗料組成物は、カチオン性水
溶性樹脂からなる電着樹脂と、カチオン性分散樹脂、フ
ッ素系界面活性剤、ＰＴＦＥ、顔料、その他の成分を添
加・分散して調製した顔料ペーストとを脱イオン水を添
加して混合し、固形分が１０〜２５％の電着塗料液とす
ることが好ましい。なおこの場合、顔料／樹脂は２／１
〜１／１０の範囲であることが望ましい。
溶性樹脂からなる電着樹脂と、カチオン性分散樹脂、フ
ッ素系界面活性剤、ＰＴＦＥ、顔料、その他の成分を添
加・分散して調製した顔料ペーストとを脱イオン水を添
加して混合し、固形分が１０〜２５％の電着塗料液とす
ることが好ましい。なおこの場合、顔料／樹脂は２／１
〜１／１０の範囲であることが望ましい。
【００１５】
【発明の効果】本発明の電着塗料組成物は、ＰＴＦＥの
分散安定性が良好であり、かつ電着塗装法で耐摩耗性、
滑り性、撥水性等の機能に優れたＰＴＦＥ含有塗膜を与
える。従って、本発明によれば耐摩耗性や摺動性を要求
する複雑形状の部品へ均一かつ効率的にＰＴＦＥ含有塗
膜を塗装することが可能である、それ故、資源の有効利
用や低公害性の観点からも有意義である。
分散安定性が良好であり、かつ電着塗装法で耐摩耗性、
滑り性、撥水性等の機能に優れたＰＴＦＥ含有塗膜を与
える。従って、本発明によれば耐摩耗性や摺動性を要求
する複雑形状の部品へ均一かつ効率的にＰＴＦＥ含有塗
膜を塗装することが可能である、それ故、資源の有効利
用や低公害性の観点からも有意義である。
【００１６】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、以下の例において部はいずれも重量
部である。
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、以下の例において部はいずれも重量
部である。
【００１７】［製造例］ 電着樹脂：撹拌機と還流器を備えた２リットルの５口セ
パラブルフラスコにビスフェノールＡ型エポキシ樹脂Ｙ
Ｄ−７１８２（東都化成社製）６２０部、ビスフェノー
ルＡ型エポキシ樹脂ＹＤ−７０１７（東都化成社製）３
８０部及びメチルエチルケトン３００部を入れ、窒素を
通気しながら１００℃に加熱し、完全に溶解させ、温度
を８０℃に下げ、滴下ロートからジエタノールアミン１
３０部を２０分かけて滴下した。滴下終了後、３時間反
応を継続させ、次いでアクリル酸５０部、ひまし油脂肪
酸４０部を投入し、８０℃で更に２時間反応させた後、
１２０℃に温度を上げて３時間反応を行ない、樹脂Ｚを
得た。この樹脂Ｚの樹脂特性は固形分８０％、アミン価
７０ｍｇＫＯＨ／ｇであった。
パラブルフラスコにビスフェノールＡ型エポキシ樹脂Ｙ
Ｄ−７１８２（東都化成社製）６２０部、ビスフェノー
ルＡ型エポキシ樹脂ＹＤ−７０１７（東都化成社製）３
８０部及びメチルエチルケトン３００部を入れ、窒素を
通気しながら１００℃に加熱し、完全に溶解させ、温度
を８０℃に下げ、滴下ロートからジエタノールアミン１
３０部を２０分かけて滴下した。滴下終了後、３時間反
応を継続させ、次いでアクリル酸５０部、ひまし油脂肪
酸４０部を投入し、８０℃で更に２時間反応させた後、
１２０℃に温度を上げて３時間反応を行ない、樹脂Ｚを
得た。この樹脂Ｚの樹脂特性は固形分８０％、アミン価
７０ｍｇＫＯＨ／ｇであった。
【００１８】また、撹拌機と還流器を備えた１リットル
の５口セパラブルフラスコにトルエンジイソシアネート
１８０部とメチルイソブチルケトン１００部を入れ、メ
チルエチルケトオキシム９０部を発熱に注意しながら３
０℃で１時間かけて滴下し、ハーフブロックイソシアナ
ートを４５０部合成した。これをただちに樹脂Ｚ１６５
０部と混合し、８０℃で３時間反応させた。次いで、ブ
チルセロソルブ１２０部とエチルセロソルブ２８４部、
酢酸２７部を加えて十分撹拌した後、１９６６部の脱イ
オン水を加えてクリアーペーストＦ−２を製造した。こ
れは固形分３５％、アミン価５８ｍｇＫＯＨ／ｇであっ
た。
の５口セパラブルフラスコにトルエンジイソシアネート
１８０部とメチルイソブチルケトン１００部を入れ、メ
チルエチルケトオキシム９０部を発熱に注意しながら３
０℃で１時間かけて滴下し、ハーフブロックイソシアナ
ートを４５０部合成した。これをただちに樹脂Ｚ１６５
０部と混合し、８０℃で３時間反応させた。次いで、ブ
チルセロソルブ１２０部とエチルセロソルブ２８４部、
酢酸２７部を加えて十分撹拌した後、１９６６部の脱イ
オン水を加えてクリアーペーストＦ−２を製造した。こ
れは固形分３５％、アミン価５８ｍｇＫＯＨ／ｇであっ
た。
【００１９】分散樹脂１：エポキシ化ポリブタジエン樹
脂（日本石油化学社製Ｅ−１８００−６．５）１０００
ｇとエチルセロソルブ２００ｇを還流器を備えた３リッ
トルの５口セパラブルフラスコに入れ、ジイソプロパノ
ールアミン２６６ｇを加えて１４０℃で８時間反応させ
た。次いで、５０℃に冷却後、アクリル酸１０８ｇ及び
ハイドロキノン１０ｇを加え、１２０℃で酸化が５ｍｇ
ＫＯＨ／ｇ以下になるまで反応させ、カチオン性分散樹
脂Ｈ−１を得た。 固形分 ８７％ アミン価 ８２ｍｇＫＯＨ／ｇ 酸価 ３ｍｇＫＯＨ／ｇ
脂（日本石油化学社製Ｅ−１８００−６．５）１０００
ｇとエチルセロソルブ２００ｇを還流器を備えた３リッ
トルの５口セパラブルフラスコに入れ、ジイソプロパノ
ールアミン２６６ｇを加えて１４０℃で８時間反応させ
た。次いで、５０℃に冷却後、アクリル酸１０８ｇ及び
ハイドロキノン１０ｇを加え、１２０℃で酸化が５ｍｇ
ＫＯＨ／ｇ以下になるまで反応させ、カチオン性分散樹
脂Ｈ−１を得た。 固形分 ８７％ アミン価 ８２ｍｇＫＯＨ／ｇ 酸価 ３ｍｇＫＯＨ／ｇ
【００２０】分散樹脂２：撹拌機と還流器を備えた３リ
ットルの５口セパラブルフラスコにＹＤ−７１８２（東
都化成社製）７３０部、ＹＤ−７０１７（東都化成社
製）２７０部及びメチルエチルケトン３００部を入れ、
窒素を通気しながら１２０℃に加熱した。滴下ロートに
ジエチルアミン６０部を入れ、２０分かけて滴下した。
別に酢酸３５部、脱イオン水５０部を混合し、発熱に注
意しながらジメチルエタノールアミン４５部を添加した
溶液を調整した。この調整した溶液を滴下ロートに入
れ、２０分かけて滴下した。更に、エチルセロソルブ８
９部を滴下ロートから入れ、８時間反応を続け、カチオ
ン性分散樹脂Ｈ−２を得た。 固形分 ７０％ アミン価 ４２ｍｇＫＯＨ／ｇ
ットルの５口セパラブルフラスコにＹＤ−７１８２（東
都化成社製）７３０部、ＹＤ−７０１７（東都化成社
製）２７０部及びメチルエチルケトン３００部を入れ、
窒素を通気しながら１２０℃に加熱した。滴下ロートに
ジエチルアミン６０部を入れ、２０分かけて滴下した。
別に酢酸３５部、脱イオン水５０部を混合し、発熱に注
意しながらジメチルエタノールアミン４５部を添加した
溶液を調整した。この調整した溶液を滴下ロートに入
れ、２０分かけて滴下した。更に、エチルセロソルブ８
９部を滴下ロートから入れ、８時間反応を続け、カチオ
ン性分散樹脂Ｈ−２を得た。 固形分 ７０％ アミン価 ４２ｍｇＫＯＨ／ｇ
【００２１】次に、上記分散樹脂１，２を使用し、表
１，２に示す処方の各成分を常法に従って３０℃で５時
間撹拌して分散させ、顔料ペーストを得た。
１，２に示す処方の各成分を常法に従って３０℃で５時
間撹拌して分散させ、顔料ペーストを得た。
【００２２】得られた顔料ペースト１０部に対し脱イオ
ン水９０部を混合し、ＰＴＦＥの分散性を下記試験を行
なって評価した。結果を表３に示す。
ン水９０部を混合し、ＰＴＦＥの分散性を下記試験を行
なって評価した。結果を表３に示す。
【００２３】試験方法 １．表面凝集状態 液表面に浮く凝集物の有無を目視で確認した。 ２．２４時間後の層分離状態 比色管に試料を入れ、２４時間後の層分離状態を目視で
確認した。 ３．固形分変化 比色管に試料を入れ、４時間放置し、放置前と放置後の
固形分を測定し、下記式に基づき固形分変化を求めた。
なお、固形分測定はＪＩＳ法で行なった。
確認した。 ３．固形分変化 比色管に試料を入れ、４時間放置し、放置前と放置後の
固形分を測定し、下記式に基づき固形分変化を求めた。
なお、固形分測定はＪＩＳ法で行なった。
【００２４】
【数１】 ４．希釈直後の濾過残渣 希釈した試料を２７０メッシュで濾過し、メッシュに残
った残渣の重量を測定し、下記式に基づき濾過残渣を求
めた。
った残渣の重量を測定し、下記式に基づき濾過残渣を求
めた。
【００２５】
【数２】 ５．再分散性 比色管に試料を入れ、２４時間放置し、管の底に沈殿し
た顔料の再分散状態を下記基準で判定した。 再分散良好：○ 再分散ぜず：× ６．酸分散後の濾過残渣 比色管に試料を入れ、２４時間放置した試料を２７０メ
ッシュで濾過し、メッシュに残った残渣の重量を測定
し、下記式に基づいて濾過残渣を求めた。
た顔料の再分散状態を下記基準で判定した。 再分散良好：○ 再分散ぜず：× ６．酸分散後の濾過残渣 比色管に試料を入れ、２４時間放置した試料を２７０メ
ッシュで濾過し、メッシュに残った残渣の重量を測定
し、下記式に基づいて濾過残渣を求めた。
【００２６】
【数３】
【００２７】
【表１】
【００２８】
【表２】 １）Ｆ−１１４Ｄ 大日本インキ社製 ２）Ｆ−１７３ 大日本インキ社製 ３）ＤＳ−２０２ ダイキン工業社製 ４）Ｓ−１１１ 旭硝子社製 ５）Ｆ１００ 日本油脂社製 ６）Ｓ−１４１ 旭硝子社製 ７）ＤＳ−３０１ ダイキン工業社製 ８）Ｌ−３２０Ａ 日華化学社製 ９）ホスタフロン ヘキスト社製
【００２９】
【表３】
【００３０】表３の結果より、カチオン性水溶性樹脂、
ＰＴＦＥ、フッ素系界面活性剤を併用した場合（Ｎｏ．
１〜１０）は、ＰＴＦＥの分散安定性が高いことが確認
された。
ＰＴＦＥ、フッ素系界面活性剤を併用した場合（Ｎｏ．
１〜１０）は、ＰＴＦＥの分散安定性が高いことが確認
された。
【００３１】次に、上記の如く製造した顔料ペースト２
００部と先に製造したクリアーペーストＦ−２を３００
部、更に脱イオン水２００部を加え、固形分２０％とな
るよう電着塗料液を調製し、常法に従って膜厚２０μｍ
に塗装した。
００部と先に製造したクリアーペーストＦ−２を３００
部、更に脱イオン水２００部を加え、固形分２０％とな
るよう電着塗料液を調製し、常法に従って膜厚２０μｍ
に塗装した。
【００３２】これら塗膜はどれも平滑な塗膜外観で、耐
摩耗性も良好であった。
摩耗性も良好であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土家 和代 大阪府枚方市出口１丁目５番１号 上村工 業株式会社中央研究所内 (72)発明者 鈴木 祥一郎 大阪府枚方市出口１丁目５番１号 上村工 業株式会社中央研究所内
Claims (1)
- 【請求項１】 カチオン性水溶性樹脂、ポリテトラフル
オロエチレン及びフッ素系界面活性剤を配合してなるこ
とを特徴とする電着塗料組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30967291A JP3413840B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 電着塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30967291A JP3413840B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 電着塗料組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05117556A true JPH05117556A (ja) | 1993-05-14 |
| JP3413840B2 JP3413840B2 (ja) | 2003-06-09 |
Family
ID=17995888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30967291A Expired - Fee Related JP3413840B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 電着塗料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3413840B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002038078A (ja) * | 2000-07-28 | 2002-02-06 | Shimizu:Kk | カチオン電着塗料組成物 |
| WO2003093389A1 (fr) * | 2002-04-30 | 2003-11-13 | Daikin Industries, Ltd. | Structure superficielle de glace et de neige facile a enlever |
| JP2006199948A (ja) * | 2004-12-21 | 2006-08-03 | Nippon Paint Co Ltd | ネジ塗装用カチオン電着塗料組成物 |
| CN110845945A (zh) * | 2019-12-18 | 2020-02-28 | 山东七维新材料有限公司 | 爽滑耐磨涂料及其制备方法 |
| WO2022175140A1 (de) | 2021-02-17 | 2022-08-25 | Evonik Operations Gmbh | Aminofunktionelle polybutadiene mit kammständigen polyetherresten und verfahren zu deren herstellung |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP30967291A patent/JP3413840B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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