JPH0511716U - チユーブ状外皮のストリツパ - Google Patents

チユーブ状外皮のストリツパ

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JPH0511716U
JPH0511716U JP5653591U JP5653591U JPH0511716U JP H0511716 U JPH0511716 U JP H0511716U JP 5653591 U JP5653591 U JP 5653591U JP 5653591 U JP5653591 U JP 5653591U JP H0511716 U JPH0511716 U JP H0511716U
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JP
Japan
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stripper
blade
cutting
outer skin
cut
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Pending
Application number
JP5653591U
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English (en)
Inventor
勝利 武田
好一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Junkosha Co Ltd
Original Assignee
Junkosha Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一定範囲内の径のチューブ状外皮の剥離に兼用
でき、刃に負担のかからないストリッパを提供する。 【構成】本考案のストリッパは、切断部材1と支持部材
4と押さえ部材7とで構成される。切断部材1は、2枚
のサイドプレートを隙間を開けて平行に配置して、2本
の軸により連結されている。片側のサイドプレート11
は半円状の凹み11aを有し、そこに刃3を内側から備
え、その刃先3aを凹み11aから覗かせている。前記
隙間に、支持部材4が枢軸5により取り付けてあり、こ
れはV字状に凹んだ支持部4aを備え、この支持部4a
が切断部材の刃先3aと対向する位置にある。また、前
記隙間には、押さえ部材7も軸8により、支持部4aと
刃先3aとで形成される空間6に向けて進退自在に取り
付けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、チューブ状外皮を有する電線、ケーブル、あるいは積層チューブ等 における前記外皮を切断して剥離するためのストリッパに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、二層チューブやケーブル等のチューブ状外皮被覆部材を接続する際にそ の外皮を、端部から所定の長さ位置で切断して剥離する場合には、ニッパ等の工 具により対向する刃先を閉じて外皮に周囲から切れ目を入れ、この切れ目に入り 込んだ工具の刃を外皮の端部方向に移動させて、工具の刃により外皮を押し出し ていた。しかし、ニッパ等により外皮に切れ目を入れるときに、刃先を閉じる程 度が過度になると外皮の内側にある導体や絶縁体、または内側のチューブを切断 や破損させることになり、逆に刃先を閉じる程度が不足すると切れ目が浅くなっ て外皮を剥離し難いという問題点があった。
【0003】 そのため、例えば実開昭62−125312号に記載のような、チューブ状外 皮剥離専用のストリッパも使用されるようになった。このストリッパは、凹状半 円形の刃先をもち、握り部が延びる方向とは直角の方向に切断面が形成される刃 を相互に対向して配置してなるものであり、一対の刃が閉じた状態で形成される 円形の径を、剥離するチューブ状外皮の内周円の径に対応させてある。それによ り、両刃先を閉じ終えれば、外皮を周方向かつ厚み方向全体にわたって切断でき る。そして、両握り部を握った状態で握り部をその延び方向に引っ張れば、外皮 の切断端面が刃の側面により外皮の端部方向に押されて、切断された外皮は内側 のチューブ等の内側部材の外周を軸方向にずれて、剥離される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このストリッパは、一対の刃が閉じた状態で形成される円形の 刃先で外皮を切断するため、チューブ状外皮の内周円の径が前記円形の径とほぼ 同じであるものにしか有効に適用できない。そのため、このストリッパを使用す る際には、前記刃先の半円の径が異なる各種の刃を用意しておき、剥離する外皮 の内周円の径に応じて刃を交換する必要があった。また、多くの場合、切断され た外皮は内側部材に対して密着しているため滑りが悪く、刃の側面により押され て剥離されることになるので刃に負担がかかり、そのことが刃の寿命を短くして いた。
【0005】 本考案は、このような不具合を解決するためのものであり、切断された外皮を 刃に多くの負担をかけずに剥離することができるとともに、各種の径のチューブ 状外皮の剥離に兼用できるストリッパを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のチューブ状外皮のストリッパは、V字状 に凹んだ支持部にチューブ状外皮被覆部材を受け入れる支持部材と、この支持部 材の支持部に対向する刃先を備えて該支持部材に一端側において開閉自在に連結 され両者を閉じた状態で回転することによりチューブ状外皮を切断する切断部材 と、この切断部材および前記支持部材のいずれか一方に取り付けられ円周方向に 切断されたチューブ状外皮を剥離時に押さえる押さえ部材とからなる。
【0007】
【作用】
支持部材と切断部材とを開き、支持部と刃先との間にチューブ状外皮被覆部材 を通して、端部から所定の長さの位置に刃先がくるようにチューブ状外皮被覆部 材を支持部に置く。この状態で支持部材と切断部材とを閉じて、刃先を前記チュ ーブ状外皮被覆部材の外皮に押し当てれば、外皮に切れ目が入る。この切れ目の 長さによっては、この切れ目に入り込んだ刃先を外皮の周方向に移動させて切れ 目を拡げた後に、押さえ部材をチューブ状外皮被覆部材に向けて移動させて外皮 を押さえながらその端部方向へこのストリッパを移動し、あるいはチューブ状外 皮被覆部材を握った方の手を引っ張れば、外皮は切断され、そして剥離される。 このとき、切断された外皮は、押さえ部材と支持部材とに押さえられ確実に固定 されているため、外皮を切れ目から分離する際に残す方の外皮と一緒に移動する ことはない。したがって、刃先には全く力がかからない。
【0008】 また、V字状に凹んだ支持部と刃先とで形成される空間は、そこに通すチュー ブ状外皮の径に応じ、連結された支持部材と切断部材との開閉の程度を調節する ことにより、一定の範囲内で無段階に連続してその大きさが変えられる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。 本実施例のストリッパの正面図を図1に、平面図を図2に示す。 半円形状の凹み11aをそれぞれ有する図1のような正面形状の薄板からなる 2枚のサイドプレート11および21を、隙間を開けて平行に配置し、2本の軸 2により連結することで切断部材1が構成される。この切断部材1の平面図を図 3に示す。一方のサイドプレート11は、その凹み11a部分の内側に刃3を備 え、円弧状に凹んだ刃先3aをそこから覗かせている。この場合、凹み11aか ら覗かせる刃先3aの量を調節できるようにしておけば、厚さの異なるチューブ 状外皮に対応できる。
【0010】 この切断部材1の一端に、図4に示した平面形状の板状部材からなる支持部材 4が、2枚のサイドプレート11および21間の隙間において、枢軸5により枢 支してある。この支持部材4は、V字状に凹んだ支持部4aを備えている。 このような構成により、このストリッパを閉じれば、支持部材4のV字状に凹 んだ支持部4aと、それに対向する刃先3aとで空間6が形成される。そして、 この空間6に、チューブ状外皮被覆部材として例えば二層チューブ(以下、チュ ーブと称する)を通すが、この空間6は、支持部4aの凹み具合に依存する一定 の範囲内において、ストリッパの閉じ具合により、そこに通すチューブの径に対 応できる。
【0011】 一方、切断部材1の2枚のサイドプレート11および21間の隙間には、押さ え部材7が軸8により枢着されて、刃先3a側から空間6に向けて進退自在に取 り付けられている。この押さえ部材7は、その下端面に押さえ面7aをなす凹み を有する。図1のA−A線断面図に相当する図5に示すように、2枚のサイドプ レート11および21間の隙間において、この押さえ部材7の押さえ面7aと支 持部材4の支持部4aとが相対位置にある。したがって、空間6に通されたチュ ーブ9は、この空間6において押さえ面7aと支持部4aとで囲まれている。
【0012】 このストリッパは、支持部材4と切断部材1との双方またはいずれか一方をB 方向へ開き、支持部4aと刃先3aとで形成される空間6に、その外皮を剥離す るチューブを通して使用される。なお、このストリッパは、図1の左右方向にお ける中央よりやや右側の、切断部材1の水平な上縁と支持部材4の水平な下縁と で握り部が構成されている。
【0013】 図5に示すように、空間6にチューブ9を通し、その端部から所定の長さの位 置に刃先3aがくるようにチューブ9を支持部材4の支持部4aに置き、握り部 を握ってチューブ9を挟んで刃先3aを外皮に当て、これに切れ目を入れる。握 り部を握る圧力を調節しながらストリッパまたはチューブ9を回転させて、外皮 の周方向にこの切れ目を拡げた後に、押さえ部材7を押して、押さえ面7aをチ ューブ9に当ててこれを押さえる。この状態における押さえ部材7、支持部材4 、およびチューブ9の関係を、正面図にて図6に示す。
【0014】 このときチューブ9は、図6に示すように、支持部材4の支持部4aと押さえ 部材7の押さえ面7aとの少なくとも3点において挟みつけられることにより保 持されている。この状態でストリッパをチューブ9の端部方向に移動させれば、 チューブ9の外皮は、押さえつけられたまま内側チューブの外周を軸方向にすべ り、剥離される。その際、外皮の切れ目に入っている刃先3aの側面が外皮の切 断面に当接しているが、外皮の剥離部分は前記押さえ部材7により押さえつけら れた状態で移動するため、実質的に刃3には力がかからない。
【0015】 このストリッパは、握り部が常には開いているように、枢軸5付近にバネを設 けたり、外皮の剥離長の目印となるガイドを例えばサイドプレート2の下部に設 けてあれば使いやすい。 なお、押さえ部材7は、押さえ面7aが支持部4aに対向可能であれば、支持 部材4に取り付けられていてもよい。また、刃3が交換可能であると都合がよく 、刃先3aは円弧状のものに限らない。さらに、切断部材1と支持部材4との連 結方法は上述のような枢着に限らず、板バネ等で連結してもよい。加えて、本考 案のストリッパは、押出成形によるものおよびテープ巻きにより形成されている ものなどいずれのチューブ状外皮にも使用できる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案のストリッパは、押さえ部材によりチューブ 状外皮を押さえながらこれを剥離するため、剥離時に刃には力がかからない。そ の結果、刃の寿命が長くなる。また、V字状に凹んだ支持部とそれに対向される 刃先によって形成される空間が、そこに通すチューブ状外皮被覆部材の径に応じ て変えられるので、一定の範囲内における各種の径のチューブ状外皮の剥離に兼 用できる。そのため、従来と比較して刃の交換の手間が低減され、作業効率の向 上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本考案の一実施例を構成する切断部材を示す平
面図である。
【図4】本考案の一実施例を構成する支持部材を示す平
面図である。
【図5】図1のA−A線断面図である。
【図6】図1における部分的な一状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 切断部材 3a 刃先 4 支持部材 4a 支持部 5 枢軸 7 押さえ部材 9 チューブ状外皮被覆部材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 V字状に凹んだ支持部にチューブ状外皮
    被覆部材を受け入れる支持部材と、この支持部材の支持
    部に対向する刃先を備えて該支持部材に一端側において
    開閉自在に連結され両者を閉じた状態で回転することに
    よりチューブ状外皮を切断する切断部材と、この切断部
    材および前記支持部材のいずれか一方に取り付けられ円
    周方向に切断されたチューブ状外皮を剥離時に押さえる
    押さえ部材とからなるチューブ状外皮のストリッパ。
JP5653591U 1991-07-19 1991-07-19 チユーブ状外皮のストリツパ Pending JPH0511716U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015036740A (ja) * 2013-08-13 2015-02-23 株式会社長田中央研究所 保護チューブ切断治具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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