JPH0511702A - 印刷済容器用シユリンクラベル - Google Patents
印刷済容器用シユリンクラベルInfo
- Publication number
- JPH0511702A JPH0511702A JP26583891A JP26583891A JPH0511702A JP H0511702 A JPH0511702 A JP H0511702A JP 26583891 A JP26583891 A JP 26583891A JP 26583891 A JP26583891 A JP 26583891A JP H0511702 A JPH0511702 A JP H0511702A
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- JP
- Japan
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- layer
- container
- printing
- printed
- label
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】
【目的】 本発明の目的は、印刷済容器用シュリンクラ
ベルとして好適なラベルを提供することにある。 【構成】 本発明の印刷済容器用シュリンクラベルは、
シュリンクフィルム上に、印刷層が形成され、該印刷層
上に隠蔽力のある物質を含有する印刷インキを用いて印
刷形成された隠蔽層が形成され、更に該隠蔽層上に接着
層が形成され、上記印刷層がシュリンクフィルムから剥
離可能に構成されたものである。
ベルとして好適なラベルを提供することにある。 【構成】 本発明の印刷済容器用シュリンクラベルは、
シュリンクフィルム上に、印刷層が形成され、該印刷層
上に隠蔽力のある物質を含有する印刷インキを用いて印
刷形成された隠蔽層が形成され、更に該隠蔽層上に接着
層が形成され、上記印刷層がシュリンクフィルムから剥
離可能に構成されたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷済容器用シュリン
クラベルに関する。
クラベルに関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来よりシュリンクラベ
ルを容器類に密着被覆せしめ、容器の保護、印刷効果等
を高めていることは周知の通りである。しかしながら、
このようなシュリンクラベルを、その表面に直接印刷を
施されながら未使用の状態にある容器類を使用した場
合、該容器類に直接印刷された表示とシュリンクラベル
上に印刷された表示とが不一致であることから、該容器
類がユーザーの手元に渡りシュリンクラベルが剥離され
たとすると、該容器類の印刷表示が不適切なものとなっ
て、ユーザーを惑わす結果となり、それ故こうしたシュ
リンクラベルの使用方法に問題が指摘されている。
ルを容器類に密着被覆せしめ、容器の保護、印刷効果等
を高めていることは周知の通りである。しかしながら、
このようなシュリンクラベルを、その表面に直接印刷を
施されながら未使用の状態にある容器類を使用した場
合、該容器類に直接印刷された表示とシュリンクラベル
上に印刷された表示とが不一致であることから、該容器
類がユーザーの手元に渡りシュリンクラベルが剥離され
たとすると、該容器類の印刷表示が不適切なものとなっ
て、ユーザーを惑わす結果となり、それ故こうしたシュ
リンクラベルの使用方法に問題が指摘されている。
【0003】
【問題点を解決するための手段】本発明の目的は、その
表面に直接印刷を施されながら未使用の状態にある容器
類にシュリンクラベルを使用した場合においても、上記
のような欠点を生ずることのないシュリンクラベルを提
供することにある。
表面に直接印刷を施されながら未使用の状態にある容器
類にシュリンクラベルを使用した場合においても、上記
のような欠点を生ずることのないシュリンクラベルを提
供することにある。
【0004】即ち、本発明は、シュリンクフィルム上
に、印刷層が形成され、該印刷層上に隠蔽力のある物質
を含有する印刷インキを用いて印刷形成された隠蔽層が
形成され、更に該隠蔽層上に接着層が形成され、上記印
刷層がシュリンクフィルムから剥離可能に構成されたこ
とを特徴とする印刷済容器用シュリンクラベルに係る。
に、印刷層が形成され、該印刷層上に隠蔽力のある物質
を含有する印刷インキを用いて印刷形成された隠蔽層が
形成され、更に該隠蔽層上に接着層が形成され、上記印
刷層がシュリンクフィルムから剥離可能に構成されたこ
とを特徴とする印刷済容器用シュリンクラベルに係る。
【0005】以下図面に基づいて本発明の印刷済容器用
シュリンクラベルを説明する。
シュリンクラベルを説明する。
【0006】図1は、本発明の印刷済容器用シュリンク
ラベルの一実施態様を示す断面図であり、シュリンクフ
ィルム(1)、印刷層(4)、隠蔽層(2)及び接着層
(3)からなるものである。
ラベルの一実施態様を示す断面図であり、シュリンクフ
ィルム(1)、印刷層(4)、隠蔽層(2)及び接着層
(3)からなるものである。
【0007】本発明に使用されるシュリンクフィルム
(1)としては、従来公知のものをいずれも使用でき、
具体的にはポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリスチ
ロール、ポリエステル等の素材を1軸乃至2軸延伸させ
た熱収縮性フイルムを例示できる。
(1)としては、従来公知のものをいずれも使用でき、
具体的にはポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリスチ
ロール、ポリエステル等の素材を1軸乃至2軸延伸させ
た熱収縮性フイルムを例示できる。
【0008】上記シュリンクフィルム(1)上に形成さ
れる隠蔽層(2)は、隠蔽力のある物質を含有する印刷
インキからなるものである。
れる隠蔽層(2)は、隠蔽力のある物質を含有する印刷
インキからなるものである。
【0009】隠蔽力のある物質としては、印刷インキと
して使用した場合に他の表示を覆い隠し得る程度の隠蔽
力を有しているものである限り従来公知のものを広く使
用でき、例えば顔料、金属粉等を挙げることができる。
この際、顔料として好ましいものを示すと、例えば酸化
チタン、酸化亜鉛等の白色顔料、カーボンブラック等の
黒色顔料、青色顔料等を挙げることができる。また金属
粉として好ましいものを示すと、例えばアルミ粉、ブロ
ンズ粉等を挙げることができる。また隠蔽力が弱い物質
であっても、シュリンクフィルム上に隠蔽層を形成させ
る際に、印刷インキを重ね塗りすることによって、本発
明の所期の目的を達成し得るのは勿論である。本発明で
は、シュリンクフィルム(1)上にアルミ粉が配合され
た印刷インキを用いて隠蔽層を形成させ、更にその上に
酸化チタンが配合された印刷インキを用いて隠蔽層を形
成させるのが特に好ましい。
して使用した場合に他の表示を覆い隠し得る程度の隠蔽
力を有しているものである限り従来公知のものを広く使
用でき、例えば顔料、金属粉等を挙げることができる。
この際、顔料として好ましいものを示すと、例えば酸化
チタン、酸化亜鉛等の白色顔料、カーボンブラック等の
黒色顔料、青色顔料等を挙げることができる。また金属
粉として好ましいものを示すと、例えばアルミ粉、ブロ
ンズ粉等を挙げることができる。また隠蔽力が弱い物質
であっても、シュリンクフィルム上に隠蔽層を形成させ
る際に、印刷インキを重ね塗りすることによって、本発
明の所期の目的を達成し得るのは勿論である。本発明で
は、シュリンクフィルム(1)上にアルミ粉が配合され
た印刷インキを用いて隠蔽層を形成させ、更にその上に
酸化チタンが配合された印刷インキを用いて隠蔽層を形
成させるのが特に好ましい。
【0010】本発明において隠蔽層に使用される材料と
してはポリアミドを例示でき、斯かるポリアミドは、適
宜のカルボン酸、好ましくはダイマー酸と適宜のアミン
との反応物であって、環球法による軟化点が90〜17
0℃程度のものが好適である。より具体的には脂肪酸の
2量体であるダイマー酸とジ又はポリアミンとの反応に
より生成する上記範囲内の軟化点を有するポリアミドを
例示できる。ここで前記カルボン酸としては、例えば不
飽和カルボン酸が好ましく、この中でもリノール酸が好
適であり、従ってダイマー酸としては前記リノール酸の
2量体であるダイマー酸を好ましいものとして例示でき
る。また本発明において好適に使用されるポリアミドの
比重としては、特に制限されるものではないが、AST
MD−792により測定した比重が0.90〜1.00
の範囲内によるポリアミドが望ましい。
してはポリアミドを例示でき、斯かるポリアミドは、適
宜のカルボン酸、好ましくはダイマー酸と適宜のアミン
との反応物であって、環球法による軟化点が90〜17
0℃程度のものが好適である。より具体的には脂肪酸の
2量体であるダイマー酸とジ又はポリアミンとの反応に
より生成する上記範囲内の軟化点を有するポリアミドを
例示できる。ここで前記カルボン酸としては、例えば不
飽和カルボン酸が好ましく、この中でもリノール酸が好
適であり、従ってダイマー酸としては前記リノール酸の
2量体であるダイマー酸を好ましいものとして例示でき
る。また本発明において好適に使用されるポリアミドの
比重としては、特に制限されるものではないが、AST
MD−792により測定した比重が0.90〜1.00
の範囲内によるポリアミドが望ましい。
【0011】本発明の隠蔽層に使用される他の材料とし
ては繊維素誘導体を例示でき、例えばニトロセルロー
ス、エチルセルロース等を挙げることができる。これら
の中でもニトロセルロースが特に好適である。
ては繊維素誘導体を例示でき、例えばニトロセルロー
ス、エチルセルロース等を挙げることができる。これら
の中でもニトロセルロースが特に好適である。
【0012】上記印刷インキ中に配合されるポリアミド
と繊維素誘導体の割合としては、特に限定されるもので
はない。
と繊維素誘導体の割合としては、特に限定されるもので
はない。
【0013】シュリンクフィルム(1)上に隠蔽層
(2)を形成させるに当っては、上記隠蔽力のある物質
を含有する印刷インキに必要ならば適当な溶剤を添加
し、これをシュリンクフィルム上に全面印刷すればよ
く、二度以上に重ね刷りしてもよい。印刷方法として
は、従来公知の方法をいずれも適用し得る。
(2)を形成させるに当っては、上記隠蔽力のある物質
を含有する印刷インキに必要ならば適当な溶剤を添加
し、これをシュリンクフィルム上に全面印刷すればよ
く、二度以上に重ね刷りしてもよい。印刷方法として
は、従来公知の方法をいずれも適用し得る。
【0014】本発明においては、シュリンクフィルム
(1)と隠蔽層(2)との間に印刷層(4)が設けられ
る(図1参照)。該印刷層(4)は、シュリンクフィル
ム(1)上に隠蔽層(2)を形成させるに先立ち、シュ
リンクフィルム(1)上に形成される。この際用いられ
る印刷インキは、隠蔽力のある物質の代りに一般の色素
材料を配合する(勿論上記隠蔽力のある物質を色素材料
として用いてもよい)以外は、上気隠蔽層(2)におい
て具体的に例示された印刷インキと同様のものを例示で
き、斯くしてシュリンクフィルム(1)と印刷層(4)
との剥離性をより良好なものとすることができる。
(1)と隠蔽層(2)との間に印刷層(4)が設けられ
る(図1参照)。該印刷層(4)は、シュリンクフィル
ム(1)上に隠蔽層(2)を形成させるに先立ち、シュ
リンクフィルム(1)上に形成される。この際用いられ
る印刷インキは、隠蔽力のある物質の代りに一般の色素
材料を配合する(勿論上記隠蔽力のある物質を色素材料
として用いてもよい)以外は、上気隠蔽層(2)におい
て具体的に例示された印刷インキと同様のものを例示で
き、斯くしてシュリンクフィルム(1)と印刷層(4)
との剥離性をより良好なものとすることができる。
【0015】シュリンクフィルム(1)上に印刷層
(4)を形成させるに当っては、上記印刷インキに必要
ならば適当な溶剤を添加し、これをシュリンクフィルム
上に例えば文字、模様等の適宜の通常の図柄印刷を施せ
ばよい。印刷方法としては、従来公知の方法をいずれも
適用し得る。
(4)を形成させるに当っては、上記印刷インキに必要
ならば適当な溶剤を添加し、これをシュリンクフィルム
上に例えば文字、模様等の適宜の通常の図柄印刷を施せ
ばよい。印刷方法としては、従来公知の方法をいずれも
適用し得る。
【0016】本発明のシュリンクラベルは、上記隠蔽層
(2)上に更に接着層(3)が形成されたものである。
該接着層(3)を構成するバインダーとしては、各種の
ものが使用できるが、就中熱の作用により接着力が生ず
る感熱接着性樹脂タイプのものがより好適であり、具体
的には上記隠蔽層(2)の形成において詳細に例示され
たポリアミドと同じものを例示できる。
(2)上に更に接着層(3)が形成されたものである。
該接着層(3)を構成するバインダーとしては、各種の
ものが使用できるが、就中熱の作用により接着力が生ず
る感熱接着性樹脂タイプのものがより好適であり、具体
的には上記隠蔽層(2)の形成において詳細に例示され
たポリアミドと同じものを例示できる。
【0017】隠蔽層(2)上に接着層(3)を形成させ
るに当っては、上記バインダーを含有する接着剤組成物
に必要ならば適当な溶剤を添加し、これを隠蔽層上に印
刷すればよい。該接着剤組成物には、本発明のシュリン
クラベルの保持時のブロッキング現象を防止するために
アンチブロッキング剤を配合してもよく、更に従来公知
の可塑剤、ワックス、滑剤、その他の添加剤を適宜配合
することができる。上記接着剤組成物は、隠蔽層(2)
上に全面印刷されることが望ましいが、該接着剤組成物
の接着力が強力である場合には隠蔽層(2)上に部分的
に印刷されていてもよい。また印刷方法としては、従来
公知の方法をいずれも適用でき、更に印刷を行なう代り
に他の公知の塗布方法を採用してもよい。
るに当っては、上記バインダーを含有する接着剤組成物
に必要ならば適当な溶剤を添加し、これを隠蔽層上に印
刷すればよい。該接着剤組成物には、本発明のシュリン
クラベルの保持時のブロッキング現象を防止するために
アンチブロッキング剤を配合してもよく、更に従来公知
の可塑剤、ワックス、滑剤、その他の添加剤を適宜配合
することができる。上記接着剤組成物は、隠蔽層(2)
上に全面印刷されることが望ましいが、該接着剤組成物
の接着力が強力である場合には隠蔽層(2)上に部分的
に印刷されていてもよい。また印刷方法としては、従来
公知の方法をいずれも適用でき、更に印刷を行なう代り
に他の公知の塗布方法を採用してもよい。
【0018】本発明のシュリンクラベルは、通常接着層
(3)を内側にした筒状の形態で使用される。
(3)を内側にした筒状の形態で使用される。
【0019】本発明のシュリンクラベルが適用される印
刷済容器は、その表面に印刷が施された容器(ラベル等
が貼布された容器を含む)である限り従来公知のものを
いずれも包含し、例えばアルミ缶、金属缶、ガラス壜、
プラスチック容器等を挙げることができる。
刷済容器は、その表面に印刷が施された容器(ラベル等
が貼布された容器を含む)である限り従来公知のものを
いずれも包含し、例えばアルミ缶、金属缶、ガラス壜、
プラスチック容器等を挙げることができる。
【0020】本発明のシュリンクラベルを印刷済容器に
適用するに際しては、例えば該容器の少なくとも隠蔽す
べき部分に筒状形成された本発明シュリンクラベルの接
着層(3)面が対面するように該シュリンクラベルを被
せ、次いでこれを加熱して熱収縮せしめればよい。この
熱収縮の際に熱の作用で接着層(3)が接着性を示し、
該容器と強固に接着されることになり、その結果該容器
に接着されたシュリンクラベルを破る際にはシュリンク
フィルム(1)と印刷層(4)との間で剥離が起り、印
刷層(4)は該容器に残ることになる。
適用するに際しては、例えば該容器の少なくとも隠蔽す
べき部分に筒状形成された本発明シュリンクラベルの接
着層(3)面が対面するように該シュリンクラベルを被
せ、次いでこれを加熱して熱収縮せしめればよい。この
熱収縮の際に熱の作用で接着層(3)が接着性を示し、
該容器と強固に接着されることになり、その結果該容器
に接着されたシュリンクラベルを破る際にはシュリンク
フィルム(1)と印刷層(4)との間で剥離が起り、印
刷層(4)は該容器に残ることになる。
【0021】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明をより一層明ら
かにする。
かにする。
【0022】実施例 下記に示す方法により図2に示す本発明のシュリンクラ
ベルを得た。
ベルを得た。
【0023】即ち、ポリ塩化ビニル製のシュリンクフィ
ルム(1)に、ポリアミド系樹脂(ダイマー酸とポリア
ミンとの縮合反応により得られた低分子量のポリアミド
樹脂、環球法による軟化点:105〜115℃)12重
量部、ニトロセルロース(硝化度:10.7〜11.4
%)12重量部、顔料(白色及び藍色)10重量部及び
トルエン/イソプロピルアルコール(7/3)66重量
部からなる印刷インキにより文字及び縦柄模様からなる
通常のラベル印刷を施し、印刷層(4)を形成させる。
ルム(1)に、ポリアミド系樹脂(ダイマー酸とポリア
ミンとの縮合反応により得られた低分子量のポリアミド
樹脂、環球法による軟化点:105〜115℃)12重
量部、ニトロセルロース(硝化度:10.7〜11.4
%)12重量部、顔料(白色及び藍色)10重量部及び
トルエン/イソプロピルアルコール(7/3)66重量
部からなる印刷インキにより文字及び縦柄模様からなる
通常のラベル印刷を施し、印刷層(4)を形成させる。
【0024】次いでその上に顔料のみをアルミ粉と酸化
チタンに代える以外は上記と同一の配合の印刷インキを
用い、アルミ粉を含む銀色層(5)及び酸化チタンを含
む白色層(6)を順次全面印刷を施して、銀色層(5)
及び白色層(6)からなる隠蔽層(2)を形成させた。
チタンに代える以外は上記と同一の配合の印刷インキを
用い、アルミ粉を含む銀色層(5)及び酸化チタンを含
む白色層(6)を順次全面印刷を施して、銀色層(5)
及び白色層(6)からなる隠蔽層(2)を形成させた。
【0025】次に上記で得られた隠蔽層(2)の上に、
ポリアミド系樹脂(ダイマー酸とポリアミンとの縮合反
応により得られた高分子量のポリアミド樹脂、環球法に
よる軟化点:105〜115℃)20重量部、ポリアミ
ド系樹脂(上記印刷層(4)の形成に用いた樹脂と同
じ。)10重量部、可塑剤(N−エチルオルソパートル
エンスルホンアミド)5重量部、酸化ワックス3重量
部、脂肪酸アミド1重量部、無機系ブロッキング剤1.
5重量部及びトルエン/イソプロピルアルコール/ヘキ
サン(3/2/3)80重量部からなる接着剤組成物を
全面印刷して接着層(3)を形成させた。
ポリアミド系樹脂(ダイマー酸とポリアミンとの縮合反
応により得られた高分子量のポリアミド樹脂、環球法に
よる軟化点:105〜115℃)20重量部、ポリアミ
ド系樹脂(上記印刷層(4)の形成に用いた樹脂と同
じ。)10重量部、可塑剤(N−エチルオルソパートル
エンスルホンアミド)5重量部、酸化ワックス3重量
部、脂肪酸アミド1重量部、無機系ブロッキング剤1.
5重量部及びトルエン/イソプロピルアルコール/ヘキ
サン(3/2/3)80重量部からなる接着剤組成物を
全面印刷して接着層(3)を形成させた。
【0026】これらの印刷は全てグラビア印刷によるも
のであり、斯くして得られた多層フイルムを接着層
(3)を内側にして筒状に形成し、本発明のシュリンク
ラベルを得た。
のであり、斯くして得られた多層フイルムを接着層
(3)を内側にして筒状に形成し、本発明のシュリンク
ラベルを得た。
【0027】上記で得られたシュリンクラベルを印刷済
アルミ缶容器に被せ、180〜200℃のシュリンクト
ンネルに通して熱収縮より密着被覆せしめたところ、こ
の時の熱の作用で接着層(3)が軟化溶融し、アルミ缶
容器と強固に接着できた。次いで斯かるラベルを除去し
ようとしたところ、シュリンクフィルム(1)と印刷層
(4)との間で剥離が生じ、シュリンクフィルム(1)
のみがアルミ缶容器から除去された。而して隠蔽層
(2)はそのままアルミ缶表面に接着形成されているた
めに、アルミ缶容器表面に印刷されていた表示は隠蔽さ
れ、何の表示か解読できない状態であった。
アルミ缶容器に被せ、180〜200℃のシュリンクト
ンネルに通して熱収縮より密着被覆せしめたところ、こ
の時の熱の作用で接着層(3)が軟化溶融し、アルミ缶
容器と強固に接着できた。次いで斯かるラベルを除去し
ようとしたところ、シュリンクフィルム(1)と印刷層
(4)との間で剥離が生じ、シュリンクフィルム(1)
のみがアルミ缶容器から除去された。而して隠蔽層
(2)はそのままアルミ缶表面に接着形成されているた
めに、アルミ缶容器表面に印刷されていた表示は隠蔽さ
れ、何の表示か解読できない状態であった。
【0028】尚、上記で得られたシュリンクラベルは、
円周方向に主たる熱収縮方向があり、軸方向には僅かな
熱収縮率を有するもので、横方向に主たる延伸が施され
た通常一軸延伸フイルムと言われるフイルムから筒状に
形成されたものである。
円周方向に主たる熱収縮方向があり、軸方向には僅かな
熱収縮率を有するもので、横方向に主たる延伸が施され
た通常一軸延伸フイルムと言われるフイルムから筒状に
形成されたものである。
【0029】
【発明の効果】本発明のシュリンクラベルは、印刷済容
器用シュリンクラベルとして好適なものである。
器用シュリンクラベルとして好適なものである。
【0030】即ち、本発明のシュリンクラベルを印刷済
容器に適用した場合、シュリンクラベルを剥離しようと
しても本発明のシュリンクラベルを構成するシュリンク
フィルム(1)のみが該容器から剥離されるに止まり、
該容器類に印刷されている表示部分は隠蔽層(2)によ
り依然として被覆された状態にあり、そのためにシュリ
ンクラベルに印刷されている表示のみが視覚に触れるこ
とになる。従って、印刷を施されながら未使用の状態に
ある容器類の印刷表示とシュリンクラベル上に印刷され
た表示とが不一致であり、しかも仮にシュリンクラベル
で被覆された上記容器類がユーザーの手元に渡りシュリ
ンクラベルが剥離されたとしても、ユーザーを惑わす恐
れは全くない。
容器に適用した場合、シュリンクラベルを剥離しようと
しても本発明のシュリンクラベルを構成するシュリンク
フィルム(1)のみが該容器から剥離されるに止まり、
該容器類に印刷されている表示部分は隠蔽層(2)によ
り依然として被覆された状態にあり、そのためにシュリ
ンクラベルに印刷されている表示のみが視覚に触れるこ
とになる。従って、印刷を施されながら未使用の状態に
ある容器類の印刷表示とシュリンクラベル上に印刷され
た表示とが不一致であり、しかも仮にシュリンクラベル
で被覆された上記容器類がユーザーの手元に渡りシュリ
ンクラベルが剥離されたとしても、ユーザーを惑わす恐
れは全くない。
【図1】シュリンクラベルの一実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図2】シュリンクラベルの一実施例を示す断面図であ
る。
る。
1 シュリンクフィルム 2 隠蔽層 3 接着層 4 印刷層 5 アルミ粉を含む銀色層 6 酸化チタンを含む白色層
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】シュリンクフィルム上に、印刷層が形成さ
れ、該印刷層上に隠蔽力のある物質を含有する印刷イン
キを用いて印刷形成された隠蔽層が形成され、更に該隠
蔽層上に接着層が形成され、上記印刷層がシュリンクフ
ィルムから剥離可能に構成されたことを特徴とする印刷
済容器用シュリンクラベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26583891A JPH0511702A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 印刷済容器用シユリンクラベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26583891A JPH0511702A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 印刷済容器用シユリンクラベル |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7199586A Division JPS62227182A (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 印刷済容器用シユリンクラベル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0511702A true JPH0511702A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=17422768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26583891A Pending JPH0511702A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 印刷済容器用シユリンクラベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0511702A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0798566A (ja) * | 1993-09-28 | 1995-04-11 | Nissha Printing Co Ltd | 3次元形状物への加飾方法とシュリンク転写材 |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP26583891A patent/JPH0511702A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0798566A (ja) * | 1993-09-28 | 1995-04-11 | Nissha Printing Co Ltd | 3次元形状物への加飾方法とシュリンク転写材 |
JP2753678B2 (ja) * | 1993-09-28 | 1998-05-20 | 日本写真印刷株式会社 | 3次元形状物への加飾方法 |
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