JPH05116802A - 用紙収納枚数検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙収納枚数を正確に検出する。 【構成】 検出レバー５は、軸４によって用紙収納部２
の折曲部３に回動自在に支持され、スプリング８によっ
て図中反時計方向に回動摺性が付与されている。検出レ
バー５の一端には検出部６が設けられ、他端には作動ピ
ン７が植設され、作動ピン７はポテンションメータ９の
スライド溝９ａに嵌入している。そして、ポテンション
メータ９では、作動ピン７の回動角度の変位量が電気抵
抗値の変化量として変換される。この電気抵抗値の変化
量と用紙１１の収納枚数との相関関係を用紙の種類によ
って異なる用紙の厚みに基づいて算出できるように構成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、自動発券機のチケット
等の用紙収納枚数検出装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】図２は従来の用紙収納枚数検出装置の平
面図である。同図において、２２は断面略コの字状をし
た用紙収納部であり、図中上方先端部は下方に折曲げら
れ、この折曲部２３の先端に板ばね２４の一端が固定さ
れている。２５は検出レバーで、一対の脚部２６と腕部
２７と湾曲した検出部２８とからなり、脚部２６が前記
板ばね２４の他端に取り付けられ、検出レバー２５は、
常時検出部２８が用紙１１側に押し付けらるように回動
摺性が付与されている。２９は検出スイッチで、用紙収
納部２２の内側面部に取り付けられ、スイッチ部２９ａ
が前記検出レバー２５の腕部２７と対設している。

【０００３】このような構成において、用紙１１が収納
されていくのにともない、検出レバー２５の検出部２８
が堆積される用紙１１によって板ばね２４のばね性に抗
して上方に押し上げられ、収納される用紙１１がある一
定の枚数に達すると、腕部２７によってスイッチ部２９
ａが作動されて、所定の枚数に達したことを検出する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の用紙収
納枚数検出装置においては、用紙収納枚数の検出に単に
ＯＮ、ＯＦＦの電気スイッチを用いているので、用紙収
納枚数がある一定以上になった場合のみ検出していたの
で、用紙の種類が変更されて厚さが変わった場合には、
対応できなかったり、用紙収納枚数を正確に把握するこ
とが困難であるといった問題点があった。本発明は上記
した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、用紙収納枚数を正確に検出する用紙
収納枚数検出装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る用紙収納枚数検出装置は、用紙を堆積
状に収納する収納台と、この収納台に回動自在に支持さ
れ一端に収納される最上位の用紙を検出する検出部を有
し他端に作動ピンが設けられた検出レバーと、この検出
レバーの作動ピンの回動角度の変位量を電気抵抗値の変
化量に変換するポテンションメータとを備えたものであ
る。

【０００６】

【作用】本発明においては、用紙収納枚数により検出レ
バーの作動ピンの回転角度が変化し、この回転角度の変
化はポテンションメータで電気抵抗値の変位量に変換す
ることにより、用紙収納枚数は電気抵抗値として検出さ
れる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図１は本発明に係る用紙収納枚数検出装置の平面
図である。同図において、用紙収納部２の先端部は逆Ｌ
の字状に折曲げられ、この折曲部３の先端に検出レバー
５が軸４によって回動自在に支持されている。検出レバ
ー５の一端には湾曲した検出部６が設けられ、他端には
作動ピン７が植設され、この他端に掛けられたスプリン
グ８によって、検出レバー５は、軸４を中心として図中
反時計方向に回動摺性が付与されている。

【０００８】９は、ポテンションメータで、前記検出レ
バー５の作動ピン７が嵌入するスライド溝９ａが設けら
れている。このスライド溝９ａは、作動ピン７が回動す
る軌跡と同一の湾曲率で形成されており、検出レバー５
の回転動作中、摩擦および動作方向の変化による損失を
少なくして、検出レバー５が円滑に動作できるように構
成されている。そして、ポテンションメータ９では、作
動ピン７の回動角度の変位量が電気抵抗値の変化量とし
て変換され、この抵抗値の変化量と用紙１１の収納枚数
との相関関係を用紙の種類によって異なる用紙の厚みに
基づいて算出できるように構成され、用紙１１の収納枚
数は電気的に検出される。

【０００９】以下、動作を説明する。用紙収納部２に用
紙１１が１枚づつ収納されていくにともない、検出レバ
ー５の検出部６が押し上げられ、検出レバー５は、軸４
を中心としてスプリング８に抗して時計方向に用紙１１
の収納枚数の厚さ分に相当して回動する。この検出レバ
ー５の回動動作にともない、作動ピン７がポテンション
メータ９のスライド溝９ａを所定角度回動し、ポテンシ
ョンメータ９において、この回動角度の変位量を電気抵
抗値の変化量として変換され、さらにこの電気抵抗値に
基づいて用紙１１の収納枚数が検出される。

【００１０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
収納される最上位の用紙を検出して回動する検出レバー
と、この検出レバーの回動角度の変位量を電気抵抗値の
変化量に変換するポテンションメータとを備えているの
で、用紙の収納枚数を正確に検出できると共に、用紙の
種類が変わり厚みの異なった場合にも対応できるという
効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る用紙収納枚数検出装置の平面図で
ある。

【図２】従来の用紙収納枚数検出装置の平面図である。

【符号の説明】

２ 用紙収納部 ５ 検出レバー ９ ポテンションメータ １１ 用紙

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 用紙を堆積状に収納する用紙収納部と、
   この用紙収納部に回動自在に支持され一端に収納される
   最上位の用紙を検出する検出部を有し他端に作動ピンが
   設けられた検出レバーと、この検出レバーの作動ピンの
   回動角度の変位量を電気抵抗値の変化量に変換するポテ
   ンションメータとを備えたことを特徴とする用紙収納枚
   数検出装置。