JPH05116785A - 給紙カセツト選択装置 - Google Patents

給紙カセツト選択装置

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JPH05116785A
JPH05116785A JP3304285A JP30428591A JPH05116785A JP H05116785 A JPH05116785 A JP H05116785A JP 3304285 A JP3304285 A JP 3304285A JP 30428591 A JP30428591 A JP 30428591A JP H05116785 A JPH05116785 A JP H05116785A
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JP
Japan
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step motor
slit
paper feed
cassette
push
Prior art date
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Pending
Application number
JP3304285A
Other languages
English (en)
Inventor
Goji Kushida
剛司 櫛田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステップモータの送り量を変えることなく
一定量の正逆駆動により、ステップモータの脱調を防止
して給紙ミスすることなく給紙カセットを確実に選択設
定位置にセット可能な給紙カセットの選択装置を提供す
る。 【構成】 装置の初期設定時に原点位置メモリに記憶
された値に基づいてステップモータを駆動し、給紙カセ
ットの押上げ時、センサがスリット孔を検出しなくなっ
たときにROMのパルス数メモリの値から原点位置メモ
リの値を引いた値をカウンタにセットし、カウンタの値
が0になるまでステップモータを駆動して給紙カセット
を給紙位置にセットする。また、給紙カセットの押し下
げ時には、センサがスリット孔を検出するまでステップ
モータを逆転駆動し、スリット孔を検出した時点で原点
位置メモリの値をカウンタにセットしてかかるカウンタ
の値が0になるまでステップモータを逆転駆動して原点
位置に停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタ、複写機等にお
いて上下2段に配設された給紙カセットを必要に応じて
適宜選択する際に使用される給紙カセットの選択装置に
関し、特に、ステップモータによりギヤ機構を介して給
紙カセットを選択するようにした選択装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、使用する用紙サイズに応じて複数
種類の給紙カセットを備えたプリンタ等が存在する。か
かるプリンタでは、例えば2種類の用紙サイズに対応し
て給紙カセットを上下2段に配設し、その給紙カセット
を選択するにつきステップモータの正逆回転により所定
のギヤ機構を介して使用する用紙サイズに対応して所望
の給紙カセットを選択する選択装置が設けられていた。
【0003】また、かかる給紙カセットの選択に際して
は給紙ミスをなくして正確に給紙カセットの選択を行う
ため、ステップモータを常に一定の回転開始位置(以
下、原点位置という)から回転駆動させる必要があるこ
とから、ステップモータのモータ軸に固着されたスリッ
ト板に穿設されたスリット孔をセンサにより検出するこ
とによりモータの回転を制御していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の給紙カセット選択装置では、センサによりスリット
板のスリット孔を検出した時点でステップモータの回転
を停止し一方の給紙カセットの選択動作を終了してい
た。このような場合において、前記一方の給紙カセット
の選択に続いて残る他方の給紙カセットを選択するとき
には、ステップモータを逆転させるに際し、その逆転時
の回転量をスリット孔の幅に相当する分だけ余分に加え
る必要があった。このようなステップモータの回転制御
は極めて煩雑なものであり、この結果コストアップを招
来してしまうという問題点があった。
【0005】また、前記スリット板の製造上のばらつき
に起因してこれに穿設されるスリット孔の幅もばらつく
こととなり、従って、前記のようにスリット板のスリッ
ト孔を検出した時点でステップモータの回転を停止する
制御を一律に行う場合には、スリット孔の幅が本来の幅
よりも狭いと選択設定位置を超えて給紙カセットを押し
上げてしまう虞があり、また、スリット孔の幅が広すぎ
ると選択設定位置に達していないのに給紙カセットの押
し上げを停止してしまう虞があった。この結果、給紙カ
セットが所定の選択位置に設定されないこととなるの
で、給紙動作ができなくなるという問題があった。
【0006】更に、給紙が行われなくなることを防止す
るためにステップモータ送り量を大きめに設定すると、
給紙カセットの選択設定位置以上にステップモータが回
転しようとするためステップモータが制動され脱調して
しまうという問題があった。
【0007】本発明は前記従来技術の問題点を解消する
ためになされたものであり、スリット板の製造上のばら
つきに起因してスリット孔の幅がばらつくことを勘案
し、ステップモータの回転駆動に際しスリット孔の幅を
検出しステップモータを常にスリット幅の中間点から回
転駆動を開始することにより、スリット板の製造上のば
らつきに起因してスリット孔の幅がばらついた場合でも
ステップモータの正逆送り量を一定にして駆動すること
により、送り量を変えることなくステップモータの回転
制御を簡単にするとともにステップモータの脱調を防止
し、もって給紙ミスをすることなく給紙カセットを確実
に選択設定位置にセットすることができる給紙カセット
の選択装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、ステップモータによりギヤ機構を駆動して上
下2段に配設された給紙カセットを選択する給紙カセッ
ト選択装置において、前記ステップモータの動作を検出
するための所定のスリット幅を有するスリット孔が形成
されたスリット板と、前記スリット板の近傍に配設され
前記スリット孔を検出するセンサと、前記センサにより
検出された前記スリット孔のスリット幅を前記ステップ
モータの駆動パルス数として算出する算出手段と、前記
センサにより前記スリット孔を検出した時点から前記算
出手段により算出された駆動パルスの1/2パルス数だ
け前記ステップモータを駆動した位置をステップモータ
の原点位置として記憶する記憶手段と、前記給紙カセッ
トの選択時に前記記憶手段に記憶された原点位置から前
記ステップモータの駆動を開始させるとともに、給紙カ
セットの選択停止時にステップモータを原点位置に停止
させるように制御するステップモータ駆動制御手段とを
備えた構成とされる。
【0009】
【作用】前記構成を有する本発明では、先ず、算出手段
によりステップモータのモータ軸に取り付けられたスリ
ット板に形成されたスリット孔の幅が、ステップモータ
の駆動パルス数として算出される。
【0010】次に、前記センサにより前記スリット孔を
検出した時点から算出した駆動パルス数の1/2パルス
数だけステップモータを駆動した位置がステップモータ
の原点位置として記憶手段に記憶される。これに基づい
てステップモータ駆動制御手段は前記記憶手段に記憶さ
れた原点位置から所定の方向にステップモータの駆動を
開始しギヤ機構を介して上下2段に配設された給紙カセ
ットの一方を選択するとともに、給紙カセットの選択停
止時ステップモータを逆転させ前記原点位置にてステッ
プモータを停止させる。
【0011】また、他方の給紙カセットを選択する場合
においても、ステップモータ駆動制御手段は前記原点位
置から前記の回転方向とは逆の方向にステップモータの
駆動を開始しギヤ機構を介して他方の給紙カセットを選
択するとともに、給紙カセットの選択停止時にはステッ
プモータを逆転させて前記原点位置にてステップモータ
を停止させる。
【0012】これにより、スリット板に形成されたスリ
ット孔の幅がばらついた場合でも、ステップモータの駆
動開始位置は常にそのスリット孔の中間位置に設定され
ることとなり、ステップモータを常に一定送り量で駆動
する簡単な制御により給紙カセットが選択される。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例に基づい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0014】図1は、本実施に係る給紙カセット選択装
置を利用したプリンタの給紙装置を示す側断面図であ
り、図中、プリンタ本体1には、2つの給紙カセット2
が上下2段に配設されている。これらの各給紙カセット
2には、それぞれ用紙サイズの異なる用紙(例えば、B
5 サイズとA4 サイズ)が積層状態でスタックされてお
り、各給紙カセット2は、プリンタ本体1に対し着脱可
能に装着されている。尚、図1は、上下2段に配設され
た給紙カセット2のうち上段の給紙カセット2が選択さ
れた状態を示す。
【0015】前記給紙カセット2は、ともに同一の構成
を有しており、その詳細な構成は、特開平2−1380
26号公報に記載されたものと同一であり図2、図3に
基づいて以下概説する。
【0016】カセットケース2は上方に開口する方形箱
形状に形成され、給紙カセット2の底板2a上には、用
紙3を積層状に保持する押圧板4がその後端部において
ピン4aを中心として傾動可能に支持されている。押圧
板4は、通常、バネ5によって、給紙ローラ6に向けて
弾発されている。これにより、押圧板4は積層状に保持
された用紙3の最下位の用紙に当接されている。
【0017】給紙カセット2の両側部には左右一対の紙
捌き部材7が配設されており、かかる紙捌き部材7は、
図2に示すように、用紙3の送り方向に平行に取り付け
られ、後端部が給紙カセット2の両側板2bにピン8を
支点として傾動可能に支持されたアーム部7aと、その
アーム部7aの前端に形成され、かつ、用紙3の送り方
向前端縁を当接して支持する前板部7bとを主体として
構成されている。
【0018】各前板部7bの上縁には、押圧板4上に積
層された用紙3の送り出し方向側における左右両端部の
上面に接して紙捌きをなす平面形状で三角形の分離爪9
がそれぞれ形成されている。更に、各紙捌き部材7の下
縁には当接片7cが下方に向けて突出されている
【0019】また、各紙捌き部材7の外側には、図3に
示すように左右一対の押下げ部材30が、前記ピン8を
支点として傾動可能に支持されている。この押下げ部材
30は、バネ5の付勢力よりも大きな引張力を有した引
張バネ31により、給紙カセット2の底板2a方向に付
勢されている。
【0020】更に、押下げ部材30の上縁部には、紙捌
き部材7のアーム部7aの上縁と係合可能な係合部32
が設けられているとともに、前端部には、連動片10が
前方に向けて突出されている。かかる連動片10は、給
紙カセット2の前壁2cの左右両端側に貫設された開口
窓11に上下動可能に挿通されており、後述する押上げ
部材18と係合するものである。
【0021】また、各紙捌き部材7は、通常、押下げ部
材30により下方に押下げられており、当接片7cの先
端が給紙カセット2の底板2aと当接する位置に固定さ
れている。従って、最上位の用紙3は、分離爪9を有し
た紙捌き部材7とともに押下げられた位置、即ち、給紙
ローラ6と離間した位置に固定されている。
【0022】一方、プリンタ本体1には、そのカセット
収納部の上方において、ローラ軸12が回転可能に支持
されている。そのローラ軸12の軸上には、給紙カセッ
ト2内に積層された用紙3のうち最上位に位置する用紙
に接して紙送りをなす左右一対の給紙ローラ6がローラ
軸12と一体に回転可能に設けられている。
【0023】また、プリンタ本体1には、給紙ローラ6
の下流側において、相互に当接する送りローラ14、1
5が配設され、前記給紙ローラ6と送りローラ14、1
5との間には、案内板17が配設されている。これよ
り、給紙ローラ6の紙送り作用によって最上位の用紙3
が分離爪9を乗り越えて送りローラ14、15まで送出
された後、用紙3は送りローラ14、15によって図示
しない印字装置に向けて移送される。
【0024】プリンタ本体1内において、上段の給紙カ
セット2の前方には、前記連動片10に当接して押下げ
部材30を押上げる押上げ部材18が配設されている。
かかる押上げ部材18は、図2に示すように主として、
給紙カセット2の前方に回転可能に支持された押上げ軸
19と、その押上げ軸19の外周から給紙カセット2の
前壁2cに向かって突設された押上げ片20とから構成
される。
【0025】かかる押上げ片20は、押上げ軸19の回
転に伴って、前記連動片10に接離可能とされており、
これより押上げ片20は、押上げ軸19の回転に伴い連
動片10に当接し、押下げ部材30を押上げることによ
りバネ5の付勢力を介して給紙カセット2をピン4aの
回りに上方へ押上げた作用位置(図1における上段の給
紙カセット2を参照)と、連動片10から離間して引張
バネ31を介して押下げ部材30を押下げることにより
給紙カセット2をピン4aの回りに下方へ押下げた不作
用位置(図1における下段の給紙カセット2を参照)と
に切り換えるものである。
【0026】尚、押上げ片20は、給紙カセット2の挿
脱時を含めた非給紙時には非作用位置に退避され、プリ
ンタ本体1より給紙要求がなされてから用紙3が送りロ
ーラ14、15まで搬送されるまでの間は作用位置に変
位されるようになっている。
【0027】また、下段の給紙カセット2に対しても、
前記押上げ部材18と同一の構成を有する押上げ部材2
6が配設されており(図2参照)、押上げ軸27と、そ
の押上げ軸27の外周面から突設されてなる押上げ片2
8とからなるものである。
【0028】このように、上下2段に配設された給紙カ
セット2のそれぞれに対応して設けられた押上げ部材1
8、26は、後述する駆動機構を介して、選択的に駆動
されるものである。
【0029】次に前記のように構成された押上げ部材1
8、26を選択的に駆動する駆動機構について図4乃至
図6を参照して説明する。
【0030】図4は、各種ギヤより構成される駆動機構
Gの側面図であり、ステップモータ24を駆動源として
駆動される。ステップモータ24の駆動軸42には、図
5に示すように、所定幅を有するスリット孔44が形成
されたスリット板40が固着されるとともに、駆動軸4
2の先端には、ピニオン42Aが固着されている。
【0031】また、スリット板40の近傍には、図6に
示すように、スリット孔44を検出するためフォトイン
タラプタ46よりなるセンサSが配設されており、かか
るセンサSは、間にスリット板40が配置されるよう
に、発光素子48と受光素子50とより構成される。こ
れより、スリット板40のスリット孔44がステップモ
ータ24の回転に伴い両素子48、50間に位置する
と、発光素子48から放出された光が受光素子50に受
光され、その受光信号が後述する制御装置に入力される
ものである。
【0032】図4に戻って、駆動機構Gの説明を続ける
と、ピニオン42Aには、扇形の揺動ギヤ23Aを一体
に固着してなる駆動ギヤ23Bが噛合されており、この
駆動ギヤ23Bの正逆回転に伴い揺動ギヤ23Aは、矢
印A又はB方向に揺動する。
【0033】また、上段の給紙カセット2に対して設け
られた押上げ部材18の押上げ軸19には、被動ギヤ1
9Aが固着されており、かかる被動ギヤ19Aにはその
下方において中間ギヤ21が噛合されている。同様に、
下段の給紙カセット2に対して設けられた押上げ部材2
6の押上げ軸27にも、被動ギヤ27Aが固着されてい
る。
【0034】そして、前記揺動ギヤ23Aが矢印A方向
に揺動すると中間ギヤ21に噛合するとともに、この中
間ギヤ21を介して被動ギヤ19Aが回転され、押上げ
軸19は矢印C方向に回動される。これにより押上げ片
20も、矢印C方向に回動され押下げ部材30の連動片
10に当接して押下げ部材30を上方に押上げる。
【0035】この結果、押下げ部材30は引張バネ31
の付勢力に抗して所定位置まで押上げられ、この状態に
おいては押下げ部材30の係合部32と紙捌き部材7と
の係合が解除されるので、紙捌き部材7と用紙3はバネ
5により上方に付勢され、最上位の用紙3が給紙ローラ
6に接触される。
【0036】また、前記揺動ギヤ23Aが矢印B方向に
揺動すると、揺動ギヤ23Aは被動ギヤ27Aに噛合し
被動ギヤ27Aを矢印D方向に回転させる。これによ
り、押上げ軸27とともに押上げ片28は、矢印D方向
に回動することとなり、この結果、前記と同様に押上げ
片28は、押下げ部材30の連動片10に当接し、押下
げ部材30を上方に押上げる。これにより、前記と同様
にして最上位の用紙3が給紙ローラ6に接触される。
【0037】続いて、図7に基づいて本実施例に係る給
紙カセットの選択装置の制御系について説明する。図7
は制御系のブロック図を示し、制御装置はCPU60を
核として構成される。CPU60には、RAM61が接
続されており、このRAM61は、CPU60により演
算されたデータを一時的に記憶しておくものであり、か
かるRAM61には、スリット板40に形成されている
スリット孔44の幅をステップモータ24のパルス数と
して記憶するスリット幅メモリ62、スリット幅メモリ
62に記憶されたパルス数を1/2したパルス数を原点
位置(パルスモータ24の駆動を開始する位置)として
記憶する原点位置メモリ63、及び、後述する所定のパ
ルス数をセットするカウンタ64が設けられている。
【0038】更に、RAM61には、センサSによりス
リット孔44の検出の有無を記憶するセンサフラグ65
が設けられている。かかるセンサフラグ65は、給紙カ
セット2の押上げ時にセンサSによりスリット板40の
スリット孔44が検出されなくなったときにONがセッ
トされるLow検出フラグ65Aと、給紙カセット2の
押下げ時にセンサSによりスリット板40のスリット孔
44が検出されたときにONがセットされるHigh検
出フラグ65Bとから構成される。
【0039】また、CPU60には、ROM66が接続
されており、かかるROM66には、後述する給紙制御
プログラム等のプリンタの制御に必要な各種プログラム
が記憶されている。更に、ROM66には、前記原点位
置からステップモータ24を駆動して上下2段の各給紙
カセット2を給紙状態に設定するのに必要なステップモ
ータ24の駆動パルス数(ステップモータにより異なり
本実施例に使用されるステップモータ24では196パ
ルスである)を記憶するパルス数メモリ67が設けられ
ている。
【0040】更に、CPU60には、センサSが接続さ
れ、CPU60はかかるセンサSからの信号に基づいて
ステップモータ駆動回路68を介して、ステップモータ
24の回転駆動を制御する。
【0041】次に、前記のように構成された給紙カセッ
ト選択装置の動作について、図8及び図9を参照して説
明する。図8は、給紙カセット2の押上げ制御を行うた
めのプログラムを示すフローチャートであり、先ず、プ
リンタ本体1の電源がONされると、初期設定が行われ
る。
【0042】かかる初期設定時、ステップモータ24が
所定量回転され、スリット板40のスリット孔44の幅
がセンサSにより検出される。ここに、スリット孔44
の幅は、センサSがON(スリット孔44の一側端を検
出)してからOFF(スリット44の他側端を検出)す
るまでに要したステップモータ24のパルス数として、
CPU60により算出され、このパルス数がスリット幅
メモリ62に記憶される。
【0043】次いで、CPU60によりスリット幅メモ
リ62に記憶されたパルス数の1/2のパルス数が演算
され、このパルス数が原点位置として、原点位置メモリ
63に記憶される。そして、ステップモータ24は、前
記原点位置メモリ63のパルス数に従ってステップモー
タ駆動回路68を介して駆動され原点位置に停止され
る。
【0044】これにて、初期設定が終了するが、このと
き、スリット板40のスリット孔44幅の中心がセンサ
Sの検出点(受光素子48と発光素子50を結ぶ点)に
合致されており、プリンタ本体1から給紙要求がない限
り、かかる位置関係が保持される。プリンタ本体1から
給紙要求が発せられると、上下2段のいずれかの給紙カ
セット2の選択が開始され、それに対応してステップモ
ータ24の回転方向が決定される。
【0045】ここでは、まず、上段の給紙カセット2の
選択が行われたものとする。先ず、ステップ(以下Sと
略記する)1において、RAM61のLow検出フラグ
65Aは、OFF状態であるので、S2に進み、S2で
センサSがスリット孔44を検出したかどうかが判断さ
れる。
【0046】このとき、ステップモータ24は、スリッ
ト孔44の中間位置(原点位置)から駆動されるので、
センサSは、スリット孔44を検出しており、従ってセ
ンサ検出値はHigh状態となり、S5に進む。S5で
は、ステップモータ24の励磁相切換が行われて、ステ
ップモータ24が1パルス回転駆動され、これが一定時
間保持されて(S6)S1に戻る。
【0047】従って、ステップモータ24の1パルス駆
動毎にセンサSの検出値を参照し、センサSがスリット
孔44を検出しなくなるまで(検出値がLowになるま
で)ステップモータ24の回転駆動が行われる。
【0048】次に、センサSの検出値がLowになった
と判断されると(S2でLowを検出)S3に進み、S
3でRAM61のLow検出フラグ65AをONにセッ
トする。その後、S4にてROM66のパルス数メモリ
67に記憶されている駆動パルス数(196パルス)か
ら、RAM61の原点位置メモリ63に記憶されている
パルス数を差し引いたパルス数をRAM61のカウンタ
64にセットする。
【0049】ここにカウンタ64にセットされた値は、
上段の給紙カセット2を選択するにつき、押上げ部材1
8の押上げ片20を回動させて、給紙カセット2を給紙
状態に設定するために必要なステップモータ24の駆動
パルス数を意味する。この後ステップモータ24をS
5、S6を介して1パルス駆動し、S1に戻る。
【0050】S1では、前記のようにLow検出フラグ
65AにはONがセットされているのでS7に進み、S
7においては前記のようにカウンタ64にセットされた
値から1を差し引いた値をカウンタ64にセットする。
続くS8では、カウンタ64の値が0であるかどうかが
判断され、この場合0ではないので、S5、S6を介し
てステップモータ24が1パルス駆動されS1に戻る。
【0051】このような、S1、S7、S8、S5、及
びS6の処理がカウンタ64の値が0となるまで繰り返
される。そして、カウンタ64の値がS8にて0になっ
たと判断されるとS9に進み、ステップモータ24の駆
動が停止されて、給紙カセット2の押上げ制御処理は終
了する。この時点で、上段の給紙カセット2は、給紙状
態に設定される。
【0052】続いて、給紙カセット2の押下げ制御につ
いて図9を参照して説明する。図9は給紙カセット2の
押下げ制御を行うためのプログラムを示すフローチャー
トであり、前記のように給紙状態に設定された上段の給
紙カセット2の押下げ処理を行うためのものである。
尚、かかる押下げ処理時、ステップモータ24は、押上
げ処理時とは逆方向に回転駆動される。
【0053】図9において、先ずS11にてRAM61
のHigh検出フラグ65BがONしているかどうかが
判断される。通常、この状態では給紙カセット2が給紙
状態に設定されていてセンサSはスリット板40のスリ
ット孔44を検出していないので、High検出フラグ
65BはONにセットされておらず、従って判断はNO
となりS12に進む。
【0054】S12ではセンサSがスリット孔44を検
出したかどうかが判断され、この時点ではセンサSはス
リット孔44を検出していないのでS15に進み、ステ
ップモータ24の励磁相が切換られて、一定時間保持さ
れ(S6)、S11に戻る。
【0055】従って、ステップモータ24の1パルス駆
動毎にセンサSの検出値を参照し、センサSがスリット
孔44を検出するまで(検出値がHighになるまで)
ステップモータ24の回転駆動が行われる。次にセンサ
Sの検出値がHighになったと判断されると(S12
でHighを検出)S13に進み、S13でRAM61
のHigh検出フラグ65BをONにセットする。その
後、S14にて、RAM61の原点位置メモリ63に記
憶されているパルス数を、カウンタ64にセットする。
【0056】ここに、カウンタ64にセットされた値
は、センサSがスリット孔44を検出してからスリット
孔44幅の中間位置(原点位置)までステップモータ2
4を駆動するに必要な駆動パルス数を意味する。この
後、S5、S6を介して、ステップモータ24を1パル
ス駆動し、S11に戻る。
【0057】S11では、前記のようにHigh検出フ
ラグ65BにONがセットされているのでS17に進
み、S17においてはカウンタ64にセットされた値か
ら1を差し引いた値が0であるかどうかが判断され、こ
の場合0ではないので、前記S15、S16を介してス
テップモータ24が1パルス駆動されてS11に戻る。
【0058】このようなS11、S17、S18、S1
5及びS16の処理が、カウンタ64の値が0になるま
で繰り返される。
【0059】そして、S18にてカウンタ64の値が0
になったと判断されるとS19に進み、S19ではステ
ップモータ24駆動が停止されて給紙カセット2の押下
げ制御処理は終了する。
【0060】この時点で、上段の給紙カセット2は前記
した初期設定の終了時点の状態に保持されている。尚、
前記した上段の給紙カセット2の給紙選択制御は、下段
の給紙カセット2についても全く同一の制御により行わ
れるものであり、よってここでは前記上段の給紙カセッ
ト2の給紙選択制御を参照することとして、繰り返して
説明することは省略する。
【0061】以上詳細に説明した通り本実施例に係る給
紙カセットの選択装置によれば、装置の初期設定時にセ
ンサSを介してスリット板40のスリット孔44の幅を
ステップモータ24の駆動パルス数として検出するとと
もに、かかるように検出したパルス数の1/2のパルス
数を算出してRAM61の原点位置メモリ63に記憶
し、かかる原点位置メモリ63に記憶された値を基準と
してステップモータ24の正逆回転を行って給紙カセッ
ト2の押上げ及び押下げを制御するようにしたので、ス
リット板40の製造上のばらつきに起因してスリット孔
44の幅がばらついた場合でも、ステップモータ24の
送り量を変えることなく正逆送り量を一定にして簡単な
制御により上下2段の給紙カセット2の選択を行ない得
る。これにより、ステップモータの脱調を防止して給紙
カセット2を確実に選択設定位置にセットできるもので
ある。
【0062】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、ステップモ
ータの回転駆動に際しスリット孔の幅を検出しステップ
モータを常にスリット幅の中間点から回転駆動を開始す
ることにより、スリット板の製造上のばらつきに起因し
てスリット孔の幅がばらついた場合でもステップモータ
の正逆送り量を一定にして駆動することにより、送り量
を変えることなくステップモータの回転制御を簡単にす
るとともにステップモータの脱調を防止し、もって給紙
ミスをすることなく給紙カセットを確実に選択設定位置
にセットすることができる給紙カセットの選択装置を提
供することができ、その産業上奏する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】給紙装置の側断面図である。
【図2】給紙装置の概略を示す斜視図である。
【図3】紙捌き部材及び押下げ部材を示す斜視図であ
る。
【図4】駆動機構を模式的に示す側面図である。
【図5】スリット板を含む駆動機構の一部を示す斜視図
である。
【図6】センサの模式断面図である。
【図7】給紙カセット選択装置の制御系を示すブロック
図である。
【図8】給紙カセットの押上げ制御プログラムのフロー
チャートである。
【図9】給紙カセットの押下げ制御プログラムのフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 プリンタ本体 2 給紙カセット 24 ステップモータ 40 スリット板 42 駆動軸 44 スリット孔 46 フォトインタラプタ 48 発光素子 50 受光素子 60 CPU 61 RAM 62 スリット幅メモリ 63 原点位置メモリ 64 カウンタ 65 センサフラグ 65A Low検出フラグ 65B High検出フラグ 66 ROM 67 パルス数メモリ 68 ステップモータ駆動回路 G 駆動機構 S センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステップモータによりギヤ機構を駆
    動して上下2段に配設された給紙カセットを選択する給
    紙カセット選択装置において、 前記ステップモータの動作を検出するための所定のスリ
    ット幅を有するスリット孔が形成されたスリット板と、 前記スリット板の近傍に配設され前記スリット孔を検出
    するセンサと、 前記センサにより検出された前記スリット孔のスリット
    幅を前記ステップモータの駆動パルス数として算出する
    算出手段と、 前記センサにより前記スリット孔を検出した時点から前
    記算出手段により算出された駆動パルスの1/2パルス
    数だけ前記ステップモータを駆動した位置をステップモ
    ータの原点位置として記憶する記憶手段と、 前記給紙カセットの選択時に前記記憶手段に記憶された
    原点位置から前記ステップモータの駆動を開始させると
    ともに、給紙カセットの選択停止時にステップモータを
    原点位置に停止させるように制御するステップモータ駆
    動制御手段とを備えたことを特徴とする給紙カセット選
    択装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Cited By (2)

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