JPH05116650A - 2階建バス - Google Patents
2階建バスInfo
- Publication number
- JPH05116650A JPH05116650A JP25839891A JP25839891A JPH05116650A JP H05116650 A JPH05116650 A JP H05116650A JP 25839891 A JP25839891 A JP 25839891A JP 25839891 A JP25839891 A JP 25839891A JP H05116650 A JPH05116650 A JP H05116650A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- passenger compartment
- lounge
- upper deck
- room
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 2階建バスにおける2階客室の低い天井によ
る圧迫感を無くし、開放的な雰囲気にする。 【構成】 2階客室の後部部分の床面を低くすることに
よって、その室内高さを1.8m以上とした部屋に形成
する。
る圧迫感を無くし、開放的な雰囲気にする。 【構成】 2階客室の後部部分の床面を低くすることに
よって、その室内高さを1.8m以上とした部屋に形成
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2階建バスの改良に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、観光バスとして、眺望に優れてい
ること及び機構上の珍しさ、及び異なった目的に使用で
きる座席を設定できること等から2階建バスが広く利用
されている。2階建バスは、客室が上下2段に分割され
たものであって、特に2階部分の客室は、その座席が高
所にあることから眺望が良く、しかも座席を運転席の上
部にも設けることができるので、とりわけ優れた眺望を
得ることができる。
ること及び機構上の珍しさ、及び異なった目的に使用で
きる座席を設定できること等から2階建バスが広く利用
されている。2階建バスは、客室が上下2段に分割され
たものであって、特に2階部分の客室は、その座席が高
所にあることから眺望が良く、しかも座席を運転席の上
部にも設けることができるので、とりわけ優れた眺望を
得ることができる。
【0003】また、1階部分の座席は、ゲームをした
り、軽食を摂ったりすることができるように構成されて
いることが多い。このことは、景色を眺める人は2階に
行き、ゲームをする人や飲食をする人はその場所にいけ
ばよく、バスが単なる輸送機関以上のものになるという
ことである。
り、軽食を摂ったりすることができるように構成されて
いることが多い。このことは、景色を眺める人は2階に
行き、ゲームをする人や飲食をする人はその場所にいけ
ばよく、バスが単なる輸送機関以上のものになるという
ことである。
【0004】更に、団体旅行等の場合には、その年齢や
会社の場合には役職等により、ある程度のグループに分
かれて雑談することが多い。このような場合にも、2階
建バスは有効である。
会社の場合には役職等により、ある程度のグループに分
かれて雑談することが多い。このような場合にも、2階
建バスは有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のような優れた2
階建バスであっても、まだ次のような欠点があり、指摘
もされていた。まず第1に、その天井高さの問題であ
る。我国においては車両の高さが法律によって3.8m
に定められているため、2階建バスにおける各客室の高
さが制限されてしまう。つまり、車高3.8mの枠内で
客室を2段に分割する必要があることから、各客室の室
内高さが精々1650mmしか得られないのが現状であ
った。このため、各客室における乗客は、低い天井によ
る圧迫感があり、実質的な開放感を得ることができない
欠点があった。このことは、特に2階部分の後部側から
前方を眺望したときに低い天井が目に入るため、さらに
圧迫感を受ける結果となっていた。
階建バスであっても、まだ次のような欠点があり、指摘
もされていた。まず第1に、その天井高さの問題であ
る。我国においては車両の高さが法律によって3.8m
に定められているため、2階建バスにおける各客室の高
さが制限されてしまう。つまり、車高3.8mの枠内で
客室を2段に分割する必要があることから、各客室の室
内高さが精々1650mmしか得られないのが現状であ
った。このため、各客室における乗客は、低い天井によ
る圧迫感があり、実質的な開放感を得ることができない
欠点があった。このことは、特に2階部分の後部側から
前方を眺望したときに低い天井が目に入るため、さらに
圧迫感を受ける結果となっていた。
【0006】次に、種々の目的の座席を設定するといっ
ても、1階部分及び2階部分はそれぞれフラットである
ため、部分的に異なった形式にしても隔離感はなく、同
じ場所で違うことを行なっているだけであるという感覚
になる。また、ドアや仕切を設けると眺望等の問題から
好ましくない。
ても、1階部分及び2階部分はそれぞれフラットである
ため、部分的に異なった形式にしても隔離感はなく、同
じ場所で違うことを行なっているだけであるという感覚
になる。また、ドアや仕切を設けると眺望等の問題から
好ましくない。
【0007】団体旅行でのグループ分けにしても、上下
のみの場合には、軽食を摂る以外には別の場所はなく、
特定のグループのみ常に軽食用のエリアに居る等という
ことがあった。以上のような問題がなく、楽しく団体旅
行ができる2階建バスが長く要望されていたにもかかわ
らず、種々の規制や制約を満足することができず、困っ
ていたものである。
のみの場合には、軽食を摂る以外には別の場所はなく、
特定のグループのみ常に軽食用のエリアに居る等という
ことがあった。以上のような問題がなく、楽しく団体旅
行ができる2階建バスが長く要望されていたにもかかわ
らず、種々の規制や制約を満足することができず、困っ
ていたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、上記
問題に鑑み鋭意研究の結果、本発明を成し得たものであ
り、その特徴とするところは、2階部分の客室の後部部
分を、他の部分より床面を低くすることによって、床面
からの室内高さを1.8m以上としたことにある。
問題に鑑み鋭意研究の結果、本発明を成し得たものであ
り、その特徴とするところは、2階部分の客室の後部部
分を、他の部分より床面を低くすることによって、床面
からの室内高さを1.8m以上としたことにある。
【0009】ここで、本明細書中でいう客室とは、2階
建バスに乗り込んだ乗客のための座席が設けられた空間
をいう。本発明においては、この客室は2階建バスの2
階部分を指し、この部分の客室の内の後部部分の床面を
低くすることによって室内高さを1.8m以上としてい
る。2階の床面を低くした部分の1階部分は、従来より
トランクルーム等に利用されていた空間であり、実質的
に座席数を減少させなくても改良することができる。室
内高さ1.8m以上とは、大体1.8mから2.3mの
範囲内であるが、1.9m〜2.1mの高さが好まし
い。つまり、室内高さはできるだけ高くするのが好まし
いが、あまり高くすると下部のエンジンルームとの間隙
が少なくなってエンジンの振動が伝わってしまうこと、
及びバスの備品等を収納するためのトランクルームが無
くなってしまうためである。
建バスに乗り込んだ乗客のための座席が設けられた空間
をいう。本発明においては、この客室は2階建バスの2
階部分を指し、この部分の客室の内の後部部分の床面を
低くすることによって室内高さを1.8m以上としてい
る。2階の床面を低くした部分の1階部分は、従来より
トランクルーム等に利用されていた空間であり、実質的
に座席数を減少させなくても改良することができる。室
内高さ1.8m以上とは、大体1.8mから2.3mの
範囲内であるが、1.9m〜2.1mの高さが好まし
い。つまり、室内高さはできるだけ高くするのが好まし
いが、あまり高くすると下部のエンジンルームとの間隙
が少なくなってエンジンの振動が伝わってしまうこと、
及びバスの備品等を収納するためのトランクルームが無
くなってしまうためである。
【0010】しかしながら、本発明においては従来のト
ランクルームに相当する部分の床面のみを低くすること
に限定するものではなく、1階部分の座席を取り除い
て、この部分の床面を低くするようにしてもよい。すな
わち、2階の客室の後部部分とは、通常1階の後部のト
ランクルームに供されている箇所の上部空間を指すが、
それ以下でもそれ以上であってもよい。一般には客室の
1/3〜1/2程度が適当かと思慮される。
ランクルームに相当する部分の床面のみを低くすること
に限定するものではなく、1階部分の座席を取り除い
て、この部分の床面を低くするようにしてもよい。すな
わち、2階の客室の後部部分とは、通常1階の後部のト
ランクルームに供されている箇所の上部空間を指すが、
それ以下でもそれ以上であってもよい。一般には客室の
1/3〜1/2程度が適当かと思慮される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明に係る2階建バス1の一実
施例を示すもので、2階客室2の後部をラウンジルーム
3にしたものである。2階客室2及び1階客室7の床面
は、点線で示している。このラウンジルーム3は、2階
客室2の床面を低くすることによってその室内高さを2
mにしたもので、前部側とは全く異なった雰囲気の部屋
を構成することができる。
施例を示すもので、2階客室2の後部をラウンジルーム
3にしたものである。2階客室2及び1階客室7の床面
は、点線で示している。このラウンジルーム3は、2階
客室2の床面を低くすることによってその室内高さを2
mにしたもので、前部側とは全く異なった雰囲気の部屋
を構成することができる。
【0013】つまり、例えば図2に示すように該ラウン
ジルーム3にテーブル4を置き、テーブル4を囲むよう
に座席5を設けることによって、2階建バスの2階客室
でありながら、極めてルーミーで開放感にあふれた部屋
を形成することができる。
ジルーム3にテーブル4を置き、テーブル4を囲むよう
に座席5を設けることによって、2階建バスの2階客室
でありながら、極めてルーミーで開放感にあふれた部屋
を形成することができる。
【0014】本例におけるラウンジルーム3には、その
天井に薄型のエアコン6を設置している。即ち、ラウン
ジルーム3の床面を低くすることによって室内高さを2
mにしていることから、従来1階客室7の後部のトラン
クルームに設けられていたエアコンの設置場所を天井部
分に移動させることにより、従来と同様の快適性を維持
している。
天井に薄型のエアコン6を設置している。即ち、ラウン
ジルーム3の床面を低くすることによって室内高さを2
mにしていることから、従来1階客室7の後部のトラン
クルームに設けられていたエアコンの設置場所を天井部
分に移動させることにより、従来と同様の快適性を維持
している。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明に係る2階建バス
は、2階客室の後部の室内高さを1.8m以上としたこ
とにより、従来の2階客室の後部座席における圧迫感を
解消して極めて開放感に溢れた部屋を提供することが可
能となる。また、後部を室内高さの高い部屋としたこと
によって、一種の隔離された部屋となるため、グループ
分けする際にも好適であり、かつ、1階客室、2階前部
客室、2階後部客室と目的別に分類することができるの
で、乗客にとって変化に富んだ部屋を選択することがで
きるという極めて有益な効果を有するものである。
は、2階客室の後部の室内高さを1.8m以上としたこ
とにより、従来の2階客室の後部座席における圧迫感を
解消して極めて開放感に溢れた部屋を提供することが可
能となる。また、後部を室内高さの高い部屋としたこと
によって、一種の隔離された部屋となるため、グループ
分けする際にも好適であり、かつ、1階客室、2階前部
客室、2階後部客室と目的別に分類することができるの
で、乗客にとって変化に富んだ部屋を選択することがで
きるという極めて有益な効果を有するものである。
【図1】本発明に係る2階建バスの一例を示す側面図で
ある。
ある。
【図2】本発明に係る2階建バスにおける2階客室の一
例を示す平面図である。
例を示す平面図である。
1 2階建バス 2 2階客室 3 ラウンジルーム 4 テーブル 5 座席 6 エアコン 7 1階客室
Claims (1)
- 【請求項1】 2階部分の客室の後部部分を、他の部分
より床面を低くすることによって、床面からの室内高さ
を1.8m以上としたことを特徴とする2階建バス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25839891A JPH05116650A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 2階建バス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25839891A JPH05116650A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 2階建バス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05116650A true JPH05116650A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=17319687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25839891A Pending JPH05116650A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 2階建バス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05116650A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200452791Y1 (ko) * | 2008-09-02 | 2011-03-21 | 김기태 | 비행기 형상의 동체를 장착한 버스 |
JP2012116469A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Boeing Co:The | 複数のデッキへのランプ通路を備える航空機構成 |
-
1991
- 1991-09-09 JP JP25839891A patent/JPH05116650A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200452791Y1 (ko) * | 2008-09-02 | 2011-03-21 | 김기태 | 비행기 형상의 동체를 장착한 버스 |
JP2012116469A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Boeing Co:The | 複数のデッキへのランプ通路を備える航空機構成 |
US9533761B2 (en) | 2010-12-03 | 2017-01-03 | The Boeing Company | Aircraft configuration with ramp access to multiple decks |
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