JPH0137282Y2 - - Google Patents

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JPH0137282Y2
JPH0137282Y2 JP15554083U JP15554083U JPH0137282Y2 JP H0137282 Y2 JPH0137282 Y2 JP H0137282Y2 JP 15554083 U JP15554083 U JP 15554083U JP 15554083 U JP15554083 U JP 15554083U JP H0137282 Y2 JPH0137282 Y2 JP H0137282Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
window
auxiliary
bus
heidetsu
design
Prior art date
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JP15554083U
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English (en)
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JPS6062382U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はバス車両の側窓の下方部に開閉可能な
補助窓を設けたハイデツカーバスに関するもので
ある。
従来より観光バスにおいては内装を豪華にし、
各種の娯楽設備を備える等長距離旅行を行なう上
での快適性が追求されているが、近時、バス車両
自体の形態を変えて新たな観光バスとしての機能
性を備えたものが運行されている。
つまり、ハイデツカーバスのように客室の床面
を高くすることによつて眺望を良くし、さらにタ
イヤハウスを無くすることができるので、床面が
広々とし客室を効率よく利用できるようしたもの
である。そして、高床式としたことにより床面下
部を乗客の荷物入れとして利用したり、トイレ等
の設備やエアコン等の機器を収納できるので、さ
らに客室に余裕を持たせることができ、快適な旅
行を可能にしている。
しかし乍ら、路線バス等は機能を優先した実用
的なものであれば充分であるが、観光用バスとも
なると、機能性だけでは充分でなくその他に乗心
地を良くしたり、内装・設備の豪華さが必要とさ
れる。勿論、外装に関しても塗色の奇麗さや外観
上のスマートさも要求される。
このため、観光バスにおいては、眺望と設備を
良くするべくデザイン競争の観を呈しているのが
現状である。
このデザインというのは、バス車両自体の形状
もさること乍ら最も目立つ部分である窓面積を如
何に大きくするか或いは大きく見せるかによつて
大きく左右されるものである。
このため、車体をスケルトン構造すなわち外皮
に応力を分担させる部分が大きいモノコツク構造
とは異なる骨格自体が応力の大部分を負う構造と
することにより、窓面積を広く取ることができる
ようにしている。そして、近時のエアーコンデイ
シヨナーの普及により窓の開閉が不要となつたた
め、コスト的にも安価な貼り付け窓の採用により
曲面状の巨大な着色ガラスの使用も可能になり、
柱を内側に入れることによつて、ガラスを面一に
して柱がないようにみせることも可能となつてい
る。
故に、デザインを追及するためにはスケルトン
構造を採用することが必要不可欠であり、これと
貼り付け窓により眺望と美観を優れたものとして
いる。
しかし、デザインや機能性を重視するあまり乗
車定員を自ずから限定せざるを得ないことになつ
て、一人当たりの乗車コストが必然的に高くなつ
てしまう。というのは、以上のような優れたデザ
インを奏上するものであつても貼り付け窓である
が故に開閉することができず、これがために客室
に補助座席を設けることが出来ないことになる。
すなわち、通路に補助座席を設けると、バス車両
には前部の出入口と後部の非常口しかないので事
故等が生じた場合、乗客の逃げ道が閉ざされてし
まうことになるため安全上その設置ができないこ
とは当然のことである。このことは法令上も謳わ
れており、保安基準として側窓の幅の2/3以上の
窓部分が開閉することができ、かつ、開放部の有
効幅が500mm以上、有効高さが300mm以上の場合に
限り、通路に補助座席を設けることができること
としている。従つて、この基準を満足することに
よつて補助座席を設けて運行することが可能とな
る。
しかし、側窓を開閉可能とすれば前述したよう
な巨大な曲面ガラスを使用することはほとんど不
可能で、極くありふれた形状の側窓しか設けるこ
とができず、デザイン的に優れた形状にすること
ができないのであまり好ましいものではない。
このため、補助座席を設けなければならない必
要が生じた場合、例えば通常のバス一台では乗り
切れない人数で、二台では座席が余つてしまうと
き等にはすこぶる効果的となるが、デザイン面と
の兼ね合いにより両立することは非常に困難若し
くは不可能であつた。現在運行しているハイデツ
カーバスは、このうちのいずれかを犠牲にしてい
るもので、デザインを優先したものは定員を減ら
すことを余儀なくされ、乗車定員を多くするため
にはデザインをある程度犠牲にしなければならな
いものであつた。
そこで本考案者は鋭意研究の結果、デザインを
損なうことなく補助座席を設けるべくバスの側窓
下方に開閉可能な補助窓を設けたハイデツカーバ
スを開発した。
本考案に係るハイデツカーバスはハイデツカー
バスとしての本来の機能を有したまま補助座席を
設けることができるため、乗車定員を多くするこ
とによつて一人当たりのコストを下げることがで
きると共にデザインも従来に増して優れたものと
なつている。すなわち、ハイデツカーバスにおい
ては床面が高くなつているため、側窓が通常のバ
スに比べて高位置にあり、側面から見た場合、非
常にアンバランスであつたが、この側窓の下方に
補助窓を設けることによつて違和感を無くすこと
ができ一石二鳥の効果を有するものである。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は従来のハイデツカーバス1′の一実施
例を示す側面図である。
ハイデツカーバス1′は床面を高く構成したも
ので、その分車体の高さが高くなつており、眺望
に優れていると共に床下部分を機器の収納に利用
することができるので、観光用バスとしては最適
の形状であると言える。
しかし、床面が高い分だけ側窓2が上の方にあ
つて、その下部の鉄板部分が大きく、外見上非常
にアンバランスで大きさの割りに窓部分が小さく
見え、極端に言えば貨物車のように思われる場合
がある。
これを第2図a,b,cに夫々示す本考案に係
るハイデツカーバス1のように側窓2下部に補助
窓3を設ければ外見上はもとより乗客も開放感に
溢れるものとなり、デザイン的にも機能的にも優
れたものとすることができる。
勿論、この補助窓3は開放可能としているもの
であるため、座席シート4側方の通路部分に補助
座席5を設けることができる(第3図)。すなわ
ち、補助窓3を脱出口として利用できるので、補
助座席5を設けることによつて通路を塞いでしま
つても、事故等の発生時にも容易に脱出すること
ができるためである。
従つて、補助窓3を脱出口としてのみ利用する
のであれば、補助窓3をガラスにより構成しなく
ても鉄板若しくはプラスチツク等で構成するよう
にしてもよい。ただ、この場合デザイン的に従来
のものと変わらず、あまり好ましいものではない
が、乗車定員を多くすることができる点において
は効果的である。
補助窓3を透明にする場合には、ガラスの他に
透明プラスチツクを用いてもよく、色付きの透明
としてもよい。
また、補助窓3の取付け位置は本実施例に限定
するものではなく、車両側面全体に渡つて設けて
もよく、前部、中部、後部に分割して設けるよう
にしてももちろんよい。そして、補助窓3の開閉
方法もスライド式に限らず突き出し式等の方法に
より開閉するようにしてもよい。
以上のように本考案に係るハイデツカーバスは
補助窓を設けることによつて、デザイン的にも優
れたものとなると共にこの補助窓を脱出口として
利用できるので、補助座席の設置も可能となり乗
車定員を増やせるため、一人当たりの乗車コスト
を大幅に削減することができる。そして、この補
助窓はコスト的には安価であるが、開放不可能な
貼り付け窓に代わつて開閉できるので、必要時に
自由に換気等を行なうことができるという極めて
有益な効果を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のハイデツカーバスを示す側面図
第2図a,b,cは夫々本考案に係るハイデツカ
ーバスを示す側面図である。第3図は本考案に係
るハイデツカーバス内部の部分斜視図である。 1……ハイデツカーバス、2……側窓、3……
補助窓、4……座席シート、5……補助座席。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 側窓が開放不可能な貼り付け窓であるバス車
    両において、上記側窓と床面との間に開閉可能
    な補助窓を設けたことを特徴とするハイデツカ
    ーバス。 2 補助窓は、透明体により構成されているもの
    である実用新案登録請求の範囲第1項記載のハ
    イデツカーバス。
JP15554083U 1983-10-06 1983-10-06 ハイデツカ−バス Granted JPS6062382U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15554083U JPS6062382U (ja) 1983-10-06 1983-10-06 ハイデツカ−バス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15554083U JPS6062382U (ja) 1983-10-06 1983-10-06 ハイデツカ−バス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6062382U JPS6062382U (ja) 1985-05-01
JPH0137282Y2 true JPH0137282Y2 (ja) 1989-11-10

Family

ID=30343498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15554083U Granted JPS6062382U (ja) 1983-10-06 1983-10-06 ハイデツカ−バス

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JP (1) JPS6062382U (ja)

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JPS6062382U (ja) 1985-05-01

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