JPH05115426A - 管状挿入具 - Google Patents

管状挿入具

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JPH05115426A
JPH05115426A JP3279066A JP27906691A JPH05115426A JP H05115426 A JPH05115426 A JP H05115426A JP 3279066 A JP3279066 A JP 3279066A JP 27906691 A JP27906691 A JP 27906691A JP H05115426 A JPH05115426 A JP H05115426A
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lumen tube
bending operation
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、湾曲部と可撓管部との間の接合を確
実に行ない、湾曲操作ワイヤの挿通ルーメン内への液体
の浸入を防止して性能劣化を防止し、かつ安全性の向上
を図ることを最も主要な特徴とする。 【構成】マルチルーメンチューブ24の側部ルーメン2
6a,26b内に形状記憶合金からなる湾曲操作ワイヤ
27を挿通させて湾曲部23を形成し、かつシリコンチ
ューブ30によって可撓管部2を形成するとともに、シ
リコンチューブ30の先端部にマルチルーメンチューブ
24の後端部を接着させた接合部30aを設け、かつマ
ルチルーメンチューブ24の後端部からシリコンチュー
ブ30全体にわたって被覆する外皮チューブ30bを設
け、シリコンチューブ30と外皮チューブ30bとの間
に湾曲操作ワイヤ27のリード線28a,28bを配設
したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えばカテーテル、内
視鏡、レーザプローブ等のように生体腔内等に挿入され
て使用される管状挿入具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば医療用のカテーテルや内
視鏡等の管状挿入具には挿入部の先端部を湾曲操作する
湾曲装置が配設されたものが多い。この種の湾曲装置と
して例えば特開平3−86144号公報には内視鏡等の
管状挿入具における挿入部の先端部に形状記憶合金(以
下、SMAと称する)からなり、伸長状態を記憶して圧
縮形成されたワイヤ状の伸縮性駆動部材である湾曲操作
ワイヤを設けるとともに、この湾曲操作ワイヤの形状復
帰動作にともない内視鏡等の挿入具における挿入部の先
端部を湾曲させる湾曲機構が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平3−86144
号公報の管状挿入具の挿入部にはマルチルーメンチュー
ブからなる可撓管部の先端部に同様のマルチルーメンチ
ューブからなる湾曲部が配設されている。そして、SM
Aの湾曲操作ワイヤは湾曲部のチューブのルーメン(貫
通孔)に挿通され、その両端は湾曲部のマルチルーメン
チューブの後端部(可撓管部の先端側)で固定されてい
る。
【0004】この場合、湾曲部のマルチルーメンチュー
ブは柔軟な素材によって形成されている。また、可撓管
部のマルチルーメンチューブはすべり性のよい素材によ
って形成されている。そして、管状挿入具の挿入部はこ
れらの異なる素材によって形成された2種類のチューブ
を接続して形成されている。
【0005】ここで、湾曲部のマルチルーメンチューブ
には例えば耐熱性があり柔軟な素材であるシリコン等が
用いられ、可撓管部のマルチルーメンチューブには耐熱
性があり、すべり性のよいテフロン(デュポン社商品
名)等が用いられていたが、このお互いのチューブ同志
を確実に接続することが難かしい問題があった。
【0006】そのため、湾曲部のマルチルーメンチュー
ブと可撓管部のマルチルーメンチューブとの間の接合部
に隙間が形成されるおそれがあるので、挿入部内のチャ
ンネルからもれてきた液体(例えば生理食塩水等)がこ
の隙間からSMAの湾曲操作ワイヤの挿通ルーメン内に
浸入し、湾曲性能の劣化及び安全性が低下するおそれが
あった。
【0007】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、湾曲部と可撓管部との間の接合を確実に行なうこ
とができ、湾曲操作ワイヤの挿通ルーメン内への液体の
浸入を防止して性能劣化を防止し、かつ安全性の向上を
図ることができる管状挿入具を提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は管状挿入具本
体の挿入部を形成する可撓管部の先端部に湾曲部が配設
された管状挿入具において、可撓性を備えたマルチルー
メンチューブのルーメン内に加熱により長さが収縮する
形状記憶合金からなる湾曲操作ワイヤを挿通させて前記
湾曲部を形成し、かつ可撓性を備えたシングルルーメン
チューブによって前記可撓管部を形成するとともに、前
記シングルルーメンチューブの先端部に前記マルチルー
メンチューブの後端部を接着させた接合部を設け、かつ
前記マルチルーメンチューブの後端部から前記シングル
ルーメンチューブ全体にわたって被覆する外皮チューブ
を設け、前記シングルルーメンチューブと外皮チューブ
との間に前記湾曲操作ワイヤに通電するリード線を配設
したものである。
【0009】
【作用】マルチルーメンチューブの後端部からシングル
ルーメンチューブ全体にわたってすべり性が高い外皮チ
ューブを被覆させることにより、シングルルーメンチュ
ーブからなる可撓管部の素材としては耐熱性のみが要求
され、すべり性は要求されない為、可撓管部の素材とし
て湾曲部のマルチルーメンチューブとの接着性のよい素
材を選択して使用することができようにして湾曲部と可
撓管部との間の接合を確実に行なわせるようにしたもの
である。
【0010】
【実施例】以下、この発明の第1の実施例を図1乃至図
3を参照して説明する。図1および図2は図3に示す医
療用カテーテル(管状挿入具)1の要部の概略構成を示
すものである。
【0011】このカテーテル1の本体には挿入部1aが
設けられている。この挿入部1aには可撓管部2とこの
可撓管部2の先端部に配設された湾曲部23とが設けら
れている。また、この挿入部1aの先端部外周面には袋
状の弾性体によって形成されたバルーン3が装着されて
いる。
【0012】さらに、挿入部1aの基端部には手元側端
部4が設けられている。この手元側端部4の外周面には
チューブ5の連結端部6および後述するケーブル7の連
結端部8がそれぞれ設けられている。この場合、チュー
ブ5の一端部側はバルーン3内に連結されている。さら
に、このチューブ5の他端部にはバルーン3内に例えば
生理食塩水等の流体を供給するためのシリンジ9が取外
し可能に連結されている。
【0013】また、手元側端部4の端面には内視鏡挿入
口10が設けられている。そして、この内視鏡挿入口1
0からカテーテル本体の管内に例えば電子内視鏡によっ
て形成される血管内視鏡11の挿入部12が挿入される
ようになっている。
【0014】この血管内視鏡11の挿入部12は可撓管
13の先端に先端構成部14が連結されて形成されてい
る。さらに、この挿入部12の基端部側の手元側操作部
15にはユニバーサルコード16,17の各一端が接続
されている。そして、一方のユニバーサルコード16の
他端側はコネクタ18を介して光源装置19に接続さ
れ、他方のユニバーサルコード17の他端側はコネクタ
20を介してテレビカメラユニット21に接続されてい
る。このテレビカメラユニット21にはテレビモニタ2
2が接続されている。
【0015】一方、カテーテル1の湾曲部23は図1
(A),(B)に示すように構成されている。すなわ
ち、この湾曲部23には可撓管部2の先端面に接着また
は溶着された可撓性のシリコンマルチルーメンチューブ
24が設けられている。
【0016】このマルチルーメンチューブ24には図1
(A)に示すように軸心部にガイドワイヤや極細径のス
コープ等を挿入するチャンネル形成用の中央貫通孔であ
る中央ルーメン25が形成されている。さらに、この中
央ルーメン25の両側には軸線方向に沿って延設された
一対の側部貫通孔である側部ルーメン26a,26bが
それぞれ設けられている。
【0017】また、このマルチルーメンチューブ24の
先端面には一対の側部ルーメン26a,26b間を連通
させる凹陥部26cが形成されている。これらの側部ル
ーメン26a,26bには湾曲操作ワイヤ27が挿入さ
れている。
【0018】この湾曲操作ワイヤ27は線状の形状記憶
合金(SMA)等の形状記憶材料によって形成されてい
る。この湾曲操作ワイヤ27のSMAは例えば2方向性
の形状記憶効果を備えたものである。そして、この湾曲
操作ワイヤ27は加熱によって長さが収縮する線材を伸
長形状に形成したものである。
【0019】すなわち、この湾曲操作ワイヤ27には長
さ寸法L0 の高温側の第1の記憶形状(初期ワイヤ形
状)と、長さ寸法L1 (L1 =L0 +ΔL)の低温側の
第2の記憶形状(強制伸展ワイヤ形状)とが記憶されて
いる。この場合、湾曲操作ワイヤ27のSMAは高温側
の第1の記憶形状で高温側の形状記憶処理が行われたの
ち、例えば体温程度の常温で伸長形状に強制伸展させて
低温側の第2の記憶形状の形状記憶処理が行われてい
る。そして、2方向の形状記憶処理が施された湾曲操作
ワイヤ27が第2の記憶形状で保持されている状態で、
この湾曲操作ワイヤ27を例えば60〜90℃程度の変
態温度以上に加熱することにより、長さ寸法L0 の高温
側の第1の記憶形状(加熱収縮ワイヤ形状)に変形(形
状復帰)するようになっている。
【0020】また、この湾曲操作ワイヤ27は図2に示
すように略中央部位から折り返されてその両側の折り返
しワイヤ構成部分が一対の側部ルーメン26a,26b
内にそれぞれ挿入されている。そして、この湾曲操作ワ
イヤ27の中央折り返し部はマルチルーメンチューブ2
4の凹陥部26c内に挿入されるようになっており、こ
の状態で凹陥部26c内に充填される接着剤Sによって
固定されている。
【0021】さらに、この湾曲操作ワイヤ27の両折り
返しワイヤ構成部分の各先端部はマルチルーメンチュー
ブ24内から可撓管部2側に突出されており、この突出
部に通電用リード線28a,28bの各一端部が接続さ
れている。これらの接続部にはリング状のかしめ部材2
9が用いられている。
【0022】すなわち、図2に示すようにこのかしめ部
材29のリング内には湾曲操作ワイヤ27の折り返しワ
イヤ構成部分の各先端部とリード線28a,28bの各
一端部とがそれぞれ挿入され、重合されるようになって
おり、この状態で、各側部ルーメン26a,26b内の
かしめ部材29が圧潰され、かしめられるようになって
いる。そして、この状態で、湾曲操作ワイヤ27の折り
返しワイヤ構成部分の各先端部とリード線28a,28
bの各一端部との間が電気的に接続されるようになって
いる。
【0023】また、かしめ部材29の外径寸法はマルチ
ルーメンチューブ24の側部ルーメン26a,26bの
孔径よりも大径に形成されている。そのため、湾曲操作
ワイヤ27の両折り返しワイヤ構成部分とリード線28
a,28bの各一端部とがかしめ部材29によって接続
された状態で、湾曲操作ワイヤ27の両折り返しワイヤ
構成部分の各先端部がマルチルーメンチューブ24の各
側部ルーメン26a,26bの後端部に強固に固定され
ている。
【0024】また、カテーテル1の可撓管部2には可撓
性を備えたシングルルーメンチューブであるシリコンチ
ューブ30が設けられている。このシリコンチューブ3
0の先端面は接着剤S´によってマルチルーメンチュー
ブ24の後端面に接着されている。
【0025】この場合、シリコンチューブ30の内径寸
法はマルチルーメンチューブ24の中央ルーメン25の
内径寸法と同径に形成されている。そして、このシリコ
ンチューブ30の管腔をマルチルーメンチューブ24の
中央ルーメン25に連通させた状態でシリコンチューブ
30とマルチルーメンチューブ24とを接合させた接合
部30aが形成されている。
【0026】さらに、シリコンチューブ30の外周には
例えばテフロン(デュポン社商品名)等のすべり性が高
い熱収縮チューブからなる外皮チューブ30bが被覆さ
れている。この場合、外皮チューブ30bの先端部は図
1(B)に示すようにマルチルーメンチューブ24の後
端部外周面に外嵌された状態で強固に固着されている。
【0027】また、シリコンチューブ30と外皮チュー
ブ30bとの間にはリード線28a,28bが挿入され
ている。そして、この外皮チューブ30bによりカテー
テル1の可撓管部2の硬度を湾曲部23のマルチルーメ
ンチューブ24よりも高くすることができ、湾曲操作ワ
イヤ27の収縮動作を湾曲部23のみに作用させること
ができる。
【0028】また、リード線28a,28bの各他端部
は湾曲操作ワイヤ27の通電量を制御する通電量制御部
31に接続されている。この通電量制御部31は前記ケ
ーブル7を介してカテーテル1の本体に接続されてい
る。さらに、この通電量制御部31にはケーブル32を
介して操作部33が接続されている。
【0029】この操作部33は例えばジョイスティック
34によって形成されている。このジョイスティック3
4は中央の基準位置から両側方向に向けて移動操作可能
になっており、通常時は基準位置で保持されるようにな
っている。
【0030】また、通電量制御部31には湾曲操作ワイ
ヤ27のコントローラが内蔵されている。そして、この
コントローラには電源に接続された可変抵抗器、スイッ
チがそれぞれ設けられており、ジョイスティック34の
操作、すなわちジョイスティック34の基準位置からの
移動方向および移動量に応じてこのコントローラのスイ
ッチおよび可変抵抗器が適宜、切換え操作され、ジョイ
スティック34の移動量に対応させた状態でカテーテル
1の湾曲部23の湾曲方向および湾曲量が任意に操作可
能になっている。
【0031】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、カテーテル1のジョイスティック34は通常時は
基準位置で保持される。この状態では通電量制御部31
のコントローラのスイッチはオフ状態で保持されるの
で、湾曲部23の湾曲操作ワイヤ27には通電されない
状態で保持される。そのため、湾曲操作ワイヤ27は長
さ寸法L1 の低温側の第2の記憶形状で保持されるの
で、挿入部1aの湾曲部23は湾曲されていない略直線
状の通常の形状状態で保持される。
【0032】また、血管内視鏡11の使用時には図3に
示すように予めカテーテル1の挿入部1aが目的部位、
例えば血管38内に挿入される。この場合、挿入部1a
を血管38内で固定する場合にはバルーン3が使用され
る。
【0033】このバルーン3の使用時にはチューブ5の
基端部にシリンジ9が連結され、このシリンジ9から生
理食塩水等の流体がチューブ5内を通じてバルーン3の
袋内に供給される。そのため、バルーン3はこの流体の
供給によって膨脹し、膨脹したバルーン3が血管38の
内壁面に圧接されるので、この状態でカテーテル1の挿
入部1aが血管38内の所定位置で固定される。
【0034】そして、この状態でカテーテル1の内視鏡
挿入口10からカテーテル1の管内(シリコンチューブ
30内およびマルチルーメンチューブ24の中央ルーメ
ン25内)に血管内視鏡11の挿入部12が挿入され
る。
【0035】また、血管内視鏡11の先端構成部14を
血管38内の血栓部39等の所望方向に向ける場合には
カテーテル1の湾曲部23が湾曲操作される。このカテ
ーテル1の湾曲部23の湾曲操作時にはジョイスティッ
ク34が使用される。この場合、ジョイスティック34
は基準位置から一方向に任意の移動量だけ移動操作され
る。そして、このジョイスティック34の操作、すなわ
ちジョイスティック34の基準位置からの移動方向およ
び移動量に応じてコントローラのスイッチおよび可変抵
抗器が適宜、切換え操作される。
【0036】すなわち、ジョイスティック34の移動操
作時にはコントローラのスイッチがオン操作され、さら
にこのときのジョイスティック34の移動量に応じて2
組のSMAの湾曲操作ワイヤ27,27のいずれか一方
のコントローラの可変抵抗器が所定位置まで移動操作さ
れる。そして、この切換え操作にともないコントローラ
に接続されたいずれか一方の湾曲操作ワイヤ27が選択
的に通電加熱される。
【0037】さらに、通電加熱された湾曲操作ワイヤ2
7は例えば長さ寸法L0 の高温側の第1の記憶形状に変
形し、この湾曲操作ワイヤ27の長さが収縮する。その
ため、この状態では挿入部1aの湾曲部23は収縮する
湾曲操作ワイヤ27によってこの湾曲操作ワイヤ27の
前端固定端部が後端側のかしめ部材29,29の固定部
に対して引っ張り操作され、この湾曲部23の前端側が
収縮する湾曲操作ワイヤ27側に向けて湾曲される。
【0038】この場合、湾曲部23の湾曲量はジョイス
ティック34の移動量、すなわちコントローラの可変抵
抗器の移動操作量に応じて適宜設定され、湾曲操作ワイ
ヤ27の変形可能な範囲(長さ寸法L1 の低温側の第2
の記憶形状と長さ寸法L0 の高温側の第1の記憶形状と
の間の範囲)内で、任意に設定可能になっている。
【0039】また、ジョイスティック34が基準位置に
戻されると、コントローラの可変抵抗器が所定の復帰位
置に戻されるとともに、スイッチがオフ操作され、コン
トローラに接続された湾曲操作ワイヤ27への通電加熱
が停止される。そのため、この状態では湾曲操作ワイヤ
27の温度が低下し、収縮状態の湾曲操作ワイヤ27は
長さ寸法L1 の低温側の第2の記憶形状に復帰するの
で、収縮状態の湾曲操作ワイヤ27の形状復帰動作にと
もない挿入部1aの湾曲部23は湾曲されていない略直
線状の通常の形状に復帰される。
【0040】そこで、上記構成のものにあっては湾曲部
23のマルチルーメンチューブ24の後端部からシリコ
ンチューブ30全体にわたってすべり性が高い外皮チュ
ーブ30bを被覆させたので、シングルルーメンチュー
ブからなる可撓管部2のシリコンチューブ30の素材と
しては耐熱性のみが要求され、すべり性は要求されない
ようにすることができる。
【0041】そのため、可撓管部2のシリコンチューブ
30の素材として湾曲部23のマルチルーメンチューブ
24との接着性のよい素材を選択して使用することがで
きるので、湾曲部23と可撓管部2のシリコンチューブ
30との間の接合を確実に行なわせることができる。そ
の結果、湾曲操作ワイヤ27が挿通される側部ルーメン
26a,26b内への液体の浸入を防止することができ
るので、性能劣化を防止し、かつ安全性の向上を図るこ
とができる。
【0042】また、SMAの湾曲操作ワイヤ27をマル
チルーメンチューブ24の一対の側部ルーメン26a,
26b内に軸線方向に沿って延設し、この湾曲操作ワイ
ヤ27によって湾曲部23の湾曲機構を形成したので、
湾曲機構全体を小径化し、構成の簡単化を図ることがで
きる。
【0043】更に、挿入部1aの可撓管部2をシングル
ルーメンチューブであるシリコンチューブ30によって
形成したので、挿入部1aの細径化を実現することがで
き、内視鏡のチャンネルへの挿通性の向上を図ることが
できるとともに、より細い生体管路への挿入が容易とな
った。
【0044】また、リード線28a,28bはシリコン
チューブ30と熱収縮チューブからなる外皮チューブ3
0bとの間に配設することができるので、カテーテル1
の組立性を大幅に向上させることができる。
【0045】また、図4はこの発明の第2の実施例を示
すものである。これは、血管内視鏡61にこの発明を適
用したものである。すなわち、この血管内視鏡61の挿
入部61aには第1の実施例のカテーテル1の可撓管部
2と同一構成の可撓管部62が設けられているととも
に、この可撓管部62の先端部には第1の実施例のカテ
ーテル1の湾曲部23と同一構成の湾曲部63が設けら
れている。
【0046】さらに、血管内視鏡61の挿入部61aの
基端部に配設された操作部64にはユニバーサルコード
65,66の各一端が接続されている。そして、一方の
ユニバーサルコード65の他端側はコネクタ67を介し
て光源装置68に接続され、他方のユニバーサルコード
66の他端側はコネクタ69を介してテレビカメラユニ
ット70に接続されている。
【0047】このテレビカメラユニット70にはテレビ
モニタ71が接続されている。さらに、光源装置68に
はケーブル72を介して通電量制御部73が接続されて
いる。この通電量制御部73には例えばジョイスティッ
ク74によって形成される操作部75が接続されてい
る。そして、この場合も挿入部61a先端の湾曲部63
が第1の実施例と同様にジョイスティック74の移動量
に対応させた状態で湾曲量が任意に操作可能になってい
る。
【0048】したがって、この場合も血管内視鏡61の
挿入部61aには第1の実施例のカテーテル1の可撓管
部2と同一構成の可撓管部62が設けられているととも
に、この可撓管部62の先端部には第1の実施例のカテ
ーテル1の湾曲部23と同一構成の湾曲部63が設けら
れているので、第1の実施例と同様の効果を得ることが
できる。
【0049】また、図5(A),(B)はこの発明の第
3の実施例を示すものである。これは、第1の実施例の
医療用カテーテル1と概ね同様の構成の医療用カテーテ
ルにこの発明を適用したものであり、図1乃至図3と同
一部分には同一の符号を付してその説明を省略し、ここ
では異なる部分についてのみ説明する。
【0050】すなわち、この実施例では湾曲部23のマ
ルチルーメンチューブ24における2組の側部ルーメン
26a,26bと外周面との間に冷却用のルーメン81
をそれぞれ設けたものである。
【0051】この場合、湾曲操作ワイヤ27の両端部と
リード線28a,28bとの間を接続するかしめ部材2
9はマルチルーメンチューブ24の側部ルーメン26
a,26b内の手元側に挿入された状態で接着剤S1
よって固定されている。そして、側部ルーメン26a,
26bの手元側の開口部はこの接着剤S1 によって封止
されている。
【0052】さらに、可撓管部2には湾曲部23のマル
チルーメンチューブ24と外径寸法が同径の例えばテフ
ロン(デュポン社商品名)、ポリエチレン等の滑り性の
よいチューブ82が設けられている。このチューブ82
の先端部はマルチルーメンチューブ24の後端部に接着
剤等によって接合されている。そして、このチューブ8
2の外周面に熱収縮チューブからなる外皮チューブ30
bが被覆されている。
【0053】また、シリコンチューブ30とチューブ8
2との間の隙間には冷却用ルーメン81と連通する冷却
水通路83が形成されている。この場合、カテーテル1
の手元側端部4にはこの冷却水通路83に連通させた図
示しない冷却水供給装置が連結されている。そして、こ
の冷却水供給装置から供給される冷却水がシリコンチュ
ーブ30とチューブ82との間の冷却水通路83を経由
して冷却用ルーメン81内に導かれるようになってい
る。
【0054】そこで、上記構成のものにあっては第1の
実施例と同様に湾曲部23のマルチルーメンチューブ2
4の後端部からシリコンチューブ30全体にわたってす
べり性が高い外皮チューブ30bを被覆させたので、可
撓管部2のシリコンチューブ30の素材として湾曲部2
3のマルチルーメンチューブ24との接着性のよい素材
を選択して使用することができ、湾曲部23と可撓管部
2のシリコンチューブ30との間の接合を確実に行なわ
せることができる。そのため、この実施例でも第1の実
施例と同様に湾曲操作ワイヤ27が挿通される側部ルー
メン26a,26b内への液体の浸入を防止することが
できるので、性能劣化を防止し、かつ安全性の向上を図
ることができる。
【0055】さらに、この実施例では湾曲部23のマル
チルーメンチューブ24における2組の側部ルーメン2
6a,26bと外周面との間に冷却用のルーメン81を
それぞれ設けたので、この冷却用ルーメン81内に流れ
る冷却水により湾曲部23のマルチルーメンチューブ2
4を冷却することによって、チューブ24の表面温度が
高温状態に上昇することを防止することができる。
【0056】また、側部ルーメン26a,26bの手元
側の開口部を接着剤S1 によって封止させたので、湾曲
操作ワイヤ27が挿通される側部ルーメン26a,26
b内への液体の浸入を一層確実に防止することができ
る。
【0057】なお、本実施例のリード線28a,28b
をシリコンチューブ30の外周面に、メッシュ状に配設
することにより、可撓管部2の剛性を高めるとともに、
カテーテル1のトルク伝達性を向上させることも可能で
ある。
【0058】また、図6(A),(B)はこの発明の第
4の実施例を示すものである。これは、第1の実施例の
医療用カテーテル1と概ね同様の構成の医療用カテーテ
ルの湾曲部23の構成を変更したものである。
【0059】すなわち、この実施例では湾曲操作ワイヤ
27の中央折り返し部が挿入されるマルチルーメンチュ
ーブ24の凹陥部26cの内底部に略U字状の硬質なワ
イヤ受け部材91が設けられている。このワイヤ受け部
材91は例えば銅等の導電部材によって形成されてい
る。
【0060】さらに、このワイヤ受け部材91の両端の
屈曲部91a,91aは図6(A)に示すように側部ル
ーメン26a,26bの前端部内に挿入されており、湾
曲操作ワイヤ27の中央折り返し部は図6(B)に示す
ようにワイヤ受け部材91の上に配設されている。
【0061】また、SMAの湾曲操作ワイヤ27の両端
部は側部ルーメン26a,26bの内径寸法より外径寸
法が僅かに大きいかしめ部材29を介して側部ルーメン
26a,26b内に固定されている。
【0062】さらに、マルチルーメンチューブ24の凹
陥部26c内にはシリコン接着剤92が水密に充填され
ており、SMAの湾曲操作ワイヤ27とカテーテル1の
本体外部との間が絶縁されている。
【0063】そして、カテーテル1の湾曲部23の湾曲
操作時には選択的に一方のSMAの湾曲操作ワイヤ27
が通電加熱され、加熱されたSMAワイヤ27は軸方向
に収縮する。この場合、SMAワイヤ27の基端側はか
しめ部材29によってマルチルーメンチューブ24の側
部ルーメン26a内に固定されており、先端側は折り返
し部で硬質なワイヤ受け部材91を介してマルチルーメ
ンチューブ24の凹陥部26cに固定されているので、
マルチルーメンチューブ24には図6(A)中に矢印で
示す方向の圧縮力が働く。そのため、カテーテル1の湾
曲部23は図6(B)中に矢印で示す方向に湾曲操作さ
れることになる。
【0064】そこで、上記構成のものにあっては湾曲操
作ワイヤ27の中央折り返し部が挿入されるマルチルー
メンチューブ24の凹陥部26cの内底部に略U字状の
硬質なワイヤ受け部材91を設けたので、カテーテル1
の湾曲部23の湾曲操作時にこの湾曲部23の先端部で
通電加熱された一方のSMAの湾曲操作ワイヤ27の折
り返し部の部分に応力が集中した際に、ワイヤ受け部材
91によってこの応力を分散させることができる。
【0065】そのため、湾曲操作ワイヤ27の折り返し
部の部分に集中する応力がマルチルーメンチューブ24
の凹陥部26cの内底部のチューブ壁面に直接的に作用
することを防止することができるので、マルチルーメン
チューブ24の凹陥部26cの内底部のチューブ壁面の
肉切れを防止することができる。
【0066】さらに、略U字状の硬質なワイヤ受け部材
91を導電部材で形成したので、SMAの湾曲操作ワイ
ヤ27の折り返し部では電気抵抗が低くなり、カテーテ
ル1の先端面での発熱を抑えることができる。
【0067】また、マルチルーメンチューブ24の凹陥
部26c内にシリコン接着剤92を水密に充填し、SM
Aの湾曲操作ワイヤ27とカテーテル1の本体外部との
間を絶縁したので、湾曲操作ワイヤ27への通電時に
も、カテーテル1の外部へ電流が漏れることがない。
【0068】さらに、図7は図6(A),(B)に示す
第4の実施例の変形例を示すものである。これは、湾曲
部23のマルチルーメンチューブ24の先端面に湾曲操
作ワイヤ27の中央折り返し部を受ける硬質の薄肉円盤
によって形成されるワイヤ受け部材101 を設けたもので
ある。
【0069】このワイヤ受け部材101 はマルチルーメン
チューブ24と同一の断面形状を持つもので、例えばセ
ラミック、硬質プラスチック等の絶縁部材で作られてい
る。さらに、このワイヤ受け部材101 の薄肉円盤の盤面
にはマルチルーメンチューブ24の中央ルーメン25お
よび各側部ルーメン26a,26bにそれぞれ連通させ
た中央孔102 および各側部孔103a,103bがそれぞれ形成
されている。そして、このワイヤ受け部材101 はマルチ
ルーメンチューブ24の先端面に固着されている。
【0070】また、湾曲操作ワイヤ27は中央折り返し
部の両側の折り返しワイヤ構成部分がワイヤ受け部材10
1 の各側部孔103a,103bを通して一対の側部ルーメン2
6a,26b内にそれぞれ挿入されており、この湾曲操
作ワイヤ27の中央折り返し部はワイヤ受け部材101 上
に配設されている。
【0071】さらに、湾曲部23のマルチルーメンチュ
ーブ24の先端面には例えばテフロン(デュポン社商品
名)製のキャップ104 がワイヤ受け部材101 を覆う状態
で水密に被嵌されている。このキャップ104 にはマルチ
ルーメンチューブ24の中央ルーメン25に連通させた
薬液注入孔105 が形成されている。
【0072】そこで、上記構成のものにあっては湾曲部
23のマルチルーメンチューブ24の先端面に設けた硬
質の薄肉円盤からなるワイヤ受け部材101 によって湾曲
操作ワイヤ27の中央折り返し部を受けるようにしたの
で、この場合も第4の実施例と同様にカテーテル1の湾
曲部23の湾曲操作時に通電加熱された一方のSMAの
湾曲操作ワイヤ27の折り返し部の部分に集中する応力
がマルチルーメンチューブ24の先端面のチューブ壁面
に直接的に作用することを防止することができ、マルチ
ルーメンチューブ24のチューブ壁面の肉切れを防止す
ることができる。
【0073】さらに、薄肉円盤によって形成されるワイ
ヤ受け部材101 は絶縁材によって形成されているので、
同一のワイヤ受け部材101 上に2本のSMAの湾曲操作
ワイヤ27,27の中央折り返し部をそれぞれ固定して
も電気的干渉は生じない。
【0074】また、湾曲部23のマルチルーメンチュー
ブ24の先端面には例えばテフロン(デュポン社商品
名)製のキャップ104 をワイヤ受け部材101 を覆う状態
で水密に被嵌させたので、湾曲操作ワイヤ27への通電
時にも、カテーテル1の外部へ電流が漏れることがな
い。
【0075】また、図8は血管閉塞症に対する治療時に
自家静脈をグラフトし、動脈の血管閉塞部位をこの自家
静脈によってバイパスさせる際に、動静脈血の混合を防
止するために使用される生体管路閉塞具111 を示すもの
である。この生体管路閉塞具111 には略球状の基材112
とこの基材112 の外表面に被覆された生理活性層113と
が設けられている。
【0076】この生理活性層113 は細胞が侵入可能な例
えば発泡ポリウレタン(ウレタンスポンジ)等の多孔質
体によって形成されている。なお、生理活性層113 の多
孔質体の孔径は5〜500μm程度が好ましい。
【0077】そして、この生体管路閉塞具111 の使用時
には図9(A)に示すようにカテーテル114 内に生体管
路閉塞具111 および挿入用押し込み具115 を挿入させた
状態で、このカテーテル114 を静脈116 内に挿入する。
【0078】さらに、このカテーテル114 の先端部を閉
塞対象となる目的の静脈側枝117 等の血管の連結口部ま
で導き、カテーテル114 の先端のチャンネル口を静脈側
枝117 内に向けた状態にセットしたのち、挿入用押し込
み具115 を押し込み操作して図9(B)に示すようにカ
テーテル114 から静脈側枝117 内に生体管路閉塞具111
を挿入させる。
【0079】このように静脈側枝117 内に生体管路閉塞
具111 が挿入され、静脈側枝117 内に血栓が形成された
後、この生体管路閉塞具111 の生理活性層113 の孔内に
繊維芽細胞、続いて血管内皮細胞が侵入し、基質化され
るようになっている。
【0080】そこで、上記構成のものにあっては生体管
路閉塞具111 の基材112 の外表面に生理活性層113 を被
覆させたので、静脈側枝117 内に生体管路閉塞具111 に
よって血栓が形成された後、この生体管路閉塞具111 の
生理活性層113 の孔内に繊維芽細胞、続いて血管内皮細
胞を侵入させることにより、この生体管路閉塞具111を
比較的早く基質化させることができる。そのため、静脈
側枝117 内に過剰な血栓が形成されることを防止するこ
とができる。
【0081】また、図10は生体管路閉塞具121 の変形
例を示すものである。この生体管路閉塞具121 には例え
ば多孔質セラミックス等の材料によって形成された異形
状の多孔質基材122 とこの多孔質基材122の外表面に被
覆された生理活性層123 とが設けられている。この生理
活性層123 は細胞が侵入可能な例えば発泡ポリウレタン
(ウレタンスポンジ)等の多孔質体によって形成されて
いる。
【0082】さらに、生体管路閉塞具をシート状のメッ
シュを巻いた巻装体によって形成してもよい。また、生
体管路閉塞具の基材を略球状のシリコンゴムによって形
成し、この基材の外表面に例えばゴアテックス等のET
FEで形成される生理活性層によって被覆させる構成に
してもよい。なお、この発明は上記各実施例に限定され
るものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。
【0083】
【発明の効果】この発明によれば可撓性を備えたマルチ
ルーメンチューブのルーメン内に加熱により長さが収縮
する形状記憶合金からなる湾曲操作ワイヤを挿通させて
湾曲部を形成し、かつ可撓性を備えたシングルルーメン
チューブによって可撓管部を形成するとともに、シング
ルルーメンチューブの先端部にマルチルーメンチューブ
の後端部を接着させた接合部を設け、かつマルチルーメ
ンチューブの後端部からシングルルーメンチューブ全体
にわたって被覆する外皮チューブを設け、シングルルー
メンチューブと外皮チューブとの間に湾曲操作ワイヤに
通電するリード線を配設したので、湾曲部と可撓管部と
の間の接合を確実に行なうことができ、湾曲操作ワイヤ
の挿通ルーメン内への液体の浸入を防止して性能劣化を
防止し、かつ安全性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例の医療用カテーテル
の要部の概略構成を示すもので、(A)は湾曲部のマル
チルーメンチューブの横断面図、(B)は同縦断面図。
【図2】 湾曲操作ワイヤと通電用リード線との接続状
態を示す斜視図。
【図3】 使用状態を示す全体の概略構成図。
【図4】 この発明の第2の実施例を示す全体の概略構
成図。
【図5】 この発明の第3の実施例を示すもので、
(A)は湾曲部のマルチルーメンチューブの横断面図、
(B)は同縦断面図。
【図6】 この発明の第4の実施例を示すもので、
(A)は湾曲部のマルチルーメンチューブの縦断面図、
(B)は湾曲部のマルチルーメンチューブの先端面を示
す平面図。
【図7】 第4の実施例の変形例を示す分解斜視図。
【図8】 生体管路閉塞具を示す横断面図。
【図9】 生体管路閉塞具の挿入作業を示すもので、
(A)は挿入用カテーテルを静脈側枝の連結口部まで挿
入した状態を示す縦断面図、(B)は挿入用カテーテル
から静脈側枝内に生体管路閉塞具を挿入させた状態を示
す縦断面図。
【図10】 生体管路閉塞具の変形例を示す横断面図。
【符号の説明】
1a,61a…挿入部,2,62…可撓管部,23,6
3…湾曲部,24…マルチルーメンチューブ,27…湾
曲操作ワイヤ,28a,28b…リード線,30…シリ
コンチューブ(シングルルーメンチューブ),30a…
接合部,30b…外皮チューブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状挿入具本体の挿入部を形成する可撓
    管部の先端部に湾曲部が配設された管状挿入具におい
    て、可撓性を備えたマルチルーメンチューブのルーメン
    内に加熱により長さが収縮する形状記憶合金からなる湾
    曲操作ワイヤを挿通させて前記湾曲部を形成し、かつ可
    撓性を備えたシングルルーメンチューブによって前記可
    撓管部を形成するとともに、前記シングルルーメンチュ
    ーブの先端部に前記マルチルーメンチューブの後端部を
    接着させた接合部を設け、かつ前記マルチルーメンチュ
    ーブの後端部から前記シングルルーメンチューブ全体に
    わたって被覆する外皮チューブを設け、前記シングルル
    ーメンチューブと外皮チューブとの間に前記湾曲操作ワ
    イヤに通電するリード線を配設したことを特徴とする管
    状挿入具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014128675A (ja) * 2012-12-31 2014-07-10 Biosense Webster (Israel) Ltd 両方向性作動用の単一牽引ワイヤを備えた二重ループラッソー
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