JPH0511496Y2 - - Google Patents

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JPH0511496Y2
JPH0511496Y2 JP7151486U JP7151486U JPH0511496Y2 JP H0511496 Y2 JPH0511496 Y2 JP H0511496Y2 JP 7151486 U JP7151486 U JP 7151486U JP 7151486 U JP7151486 U JP 7151486U JP H0511496 Y2 JPH0511496 Y2 JP H0511496Y2
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humidity
porous silica
cobalt chloride
humidity indicator
moisture
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案は、周囲の湿度変化につれて色が変わる
湿度インジケータに関する。 [従来の技術] 従来より、湿度インジケータとして、所定湿度
で変色するよう調整された塩化コバルト液を濾紙
に塗布した構成のものがある。 上記従来例は、濾紙の吸水性により、塩化コバ
ルト液を均一に濾紙中に含有させることができ、
また濾紙に含有した塩化コバルト液に湿気を容易
に到達させることができる。従つて精度良く湿度
を検出することができる。 [考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来例は、塩化コバルト液
を含有させる基材が濾紙であるために、濾紙が破
れたり、汚れたり、また濾紙中の指示色が色落ち
したりすることがあり、湿度指示が不明瞭になる
という問題点があつた。 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、基材が破れたり、汚れたり、湿度の指示色が
色落ちしたりすることを防止し、湿度指示を常に
明瞭とすることのできる湿度インジケータを提供
することを目的としている。 考案の構成 [問題点を解決するための手段] かかる目的を達成すべく、本考案は問題点を解
決するための手段として次の構成をとつた。即
ち、本考案は、 湿度に応じて変色する物質を担持させた多孔質
シリカを酢酸ビニル系、ポリビニルアルコール
系、アセチルセルロース系及びセロフアン系の少
なくとも1種から選ばれた透湿性の樹脂よりなる
フイルム中に含有してなることを特徴とする湿度
インジケータを要旨とする。 ここで、湿度に応じて変色する物質は、例えば
塩化コバルト等である。 また多孔質シリカには、ホワイトカーボン類、
エアロジル類、サイロイド類等がある。 また樹脂の種類としては少なくとも湿度検出に
必要程度の湿気を透過することのできるものであ
る必要があるが、本考案の場合には、酢酸ビニル
系、ポリビニルアルコール系、アセチルセルロー
ス系及びセロフアン系の少なくとも1種から選ば
れる吸湿性の樹脂が用いられる。そして、これら
樹脂の形状はフイルム状のものである。 [作用] 多孔質シリカは、水分の吸着性の強いものであ
る。このために、湿度に応じて変色する物質を多
孔質シリカの表面及び孔の内部にて担持(収着)
することができ、更には湿度に応じた湿気を吸着
することができる。一方、樹脂は、透湿性である
ため、周囲よりの湿気を上記多孔質シリカまで透
過することができる。従つて、湿度インジケータ
表面から侵入した湿気は、透湿性の樹脂を透過
し、多孔質シリカに吸着し、多孔質シリカに担持
した物質を変色させるよう作用する。 そして、基材として樹脂を用いているため、湿
度インジケータ自体の耐久性を高め、また汚れが
つきにくいよう作用し、更には、湿度に応じて変
色する物質が樹脂の内部に位置するため、湿度の
指示色が色落ちしないよう作用する。 [実施例] 以下、本考案の好適な実施例を図面と共に説明
する。 第1図は、本考案第1実施例としての湿度イン
ジケータの概略構成図、第2図は第1図における
A−A断面を模式的に示した模式図である。 図に示すように、湿度インジケータ1は、透湿
性の良い酢酸ビニル系樹脂よりなるプラスチツク
フイルム3を基材とし、該プラスチツクフイルム
3中に、所定湿度(本実施例の場合60%)で変色
するよう調整された塩化コバルト5を担持させた
多孔質シリカ7を均一に含有させてある。 なお、プラスチツクフイルム3は厚さ2mm程で
ある。また、多孔質シリカ7は、サイロイド類の
もので、直径3〜4ミクロン程である。 また、湿度インジケータ1の構成物である酢酸
ビニル系樹脂、多孔質シリカ、塩化コバルトの重
量部は、夫々50部、25部、25部となつている。 次に、上記の如く構成した湿度インジケータ1
の製造手順を説明する。 まず、湿度60%で変色するよう濃度調整がなさ
れた塩化コバルト5の水溶液を、粉末状の直径3
〜4ミクロン程の多孔質シリカ7に含浸させ、担
持させる。続いて、上記塩化コバルト5を担持さ
せた多孔質シリカ7と酢酸ビニル系樹脂とを混練
機にかけ、酢酸ビニル系樹脂中に該塩化コバルト
5を担持させた多孔質シリカ7を均一に練り込
む。続いて、上記混練された材料をダイスから押
し出す。その結果、混練された材料は厚さ2mmの
フイルム状になる。続いて、押し出されたフイル
ム状材料を冷風により冷却固定化する。その後、
正常な湿度指示を示すように、上記フイルム状材
料を加熱して乾燥させる。これで湿度インジケー
タ1の製造が完了する。 次に、上記の如く構成した湿度インジケータ1
を湿度調整デシケータに入れて試験した結果を下
記の第1表に示す。
【表】 また、上記の如く構成した湿度インジケータ1
を室内で放置した場合の色落ちの試験結果を下記
の第2表に示す。
【表】 以上本考案の第1実施例である湿度インジケー
タを詳述してきたが、本実施例は、湿度60%でブ
ルーからピンク色に変色する塩化コバルト5を担
持させた多孔質シリカ7を透湿性のプラスチツク
フイルム3中に含有するよう構成されている。こ
のために、従来例の濾紙の如く破れたりすること
もなく、汚れ等もつきにくく、また湿度の指示色
が色落ちしたりすることもない。従つて、本実施
例は、湿度指示を常に明瞭とすることができると
いう効果を有する。更には、耐久性が良好で、長
寿命であるという効果をも有する。なお本実施例
においては、塩化コバルト5を担持させた多孔質
シリカ7をプラスチツクフイルム3中に均一に含
有させた為に、湿度指示色が鮮やかな均一色とな
る。 次に、本考案の第2実施例を説明する。第3図
は、本考案第2実施例としての湿度インジケータ
の第1実施例第2図に該当する模式図である。 本実施例の第1実施例と異なる点は、塩化コバ
ルト21を担持させた多孔質シリカ23が、プラ
スチツクフイルム27中に均一に含有してあるの
ではなく、プラスチツクフイルム27の表面29
側に偏つて含有してあることにあり、他の構成は
全く同一である。しかしながら、上記塩化コバル
ト21を担持させた多孔質シリカ23は、表面2
9に飛び出ているものではなく、酢酸ビニル樹脂
に覆われている為に、第1実施例と同様な効果を
奏する。なお、本実施例においては、塩化コバル
ト21、多孔質シリカ23は少量でよく、それで
も十分に湿度を指示することができる。 以上、本考案の実施例を詳述してきたが、本考
案は上記実施例に何等限定されるものではなく、
本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々なる
態様となり得る。 考案の効果 以上詳述してきたように、本考案の湿度インジ
ケータは、湿度に応じて変色する物質を担持させ
た多孔質シリカを透湿性の樹脂中に含有してなる
よう構成されている。このために、湿度指示を常
に明瞭とすることができ、更には、耐久性が良好
で長寿命である。なお副次的には、基材として樹
脂を用いている為に成型が容易であり、様々なる
形状に加工することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案第1実施例としての湿度インジ
ケータの概略構成図、第2図は第1図におけるA
−A断面を摸式的に示した摸式図、第3図は本考
案第2実施例としての湿度インジケータの第1実
施例第2図に該当する摸式図、である。 1……湿度インジケータ、3……プラスチツク
フイルム、5……塩化コバルト、7……多孔質シ
リカ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 湿度に応じて変色する物質を担持させた多孔
    質シリカを酢酸ビニル系、ポリビニルアルコー
    ル系、アセチルセルロース系及びセロフアン系
    の少なくとも1種から選ばれた透湿性の樹脂よ
    りなるフイルム中に含有してなることを特徴と
    する湿度インジケータ。 2 上記湿度に応じて変色する物質が、塩化コバ
    ルトである実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の湿度インジケータ。
JP7151486U 1986-05-13 1986-05-13 Expired - Lifetime JPH0511496Y2 (ja)

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JP7151486U JPH0511496Y2 (ja) 1986-05-13 1986-05-13

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JPS62184460U JPS62184460U (ja) 1987-11-24
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JPS6420433A (en) * 1987-07-15 1989-01-24 Reader Kk Coating agent for discriminating moistening
JP3054850B2 (ja) * 1994-09-16 2000-06-19 科学技術振興事業団 湿度検知方法
KR102150532B1 (ko) * 2018-11-23 2020-09-01 이화여자대학교 산학협력단 초고속 비색계 습도 센서 및 이의 제조 방법

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