JPH05114808A - 移動体用ロツドアンテナ駆動装置 - Google Patents

移動体用ロツドアンテナ駆動装置

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JPH05114808A
JPH05114808A JP20631091A JP20631091A JPH05114808A JP H05114808 A JPH05114808 A JP H05114808A JP 20631091 A JP20631091 A JP 20631091A JP 20631091 A JP20631091 A JP 20631091A JP H05114808 A JPH05114808 A JP H05114808A
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実 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】オートモード及びマニュアルモードに選択的に
切り換え可能にし、かつロッドアンテナのモード切り換
え時におけるロッドアンテナの無駄な動作を未然に防止
する。 【構成】モード切り換えスイッチ40からオートモード
指令信号(或いはマニュアルモード指令信号)を発生さ
せれば、マイクロコンピュータ90が、パルスカウンタ
80からの計数出力とオート設定長記憶回路150(或
いはマニュアル設定長記憶回路130)の目標設定長の
差を所定データ内に属させるようにモータ駆動回路70
及び駆動機構20を介しロッドアンテナ10の長さを調
整する。前記差が前記所定データ内に属しているときロ
ッドアンテナ10の長さの調整を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両や船舶等の移動体
に搭載したロッドアンテナを駆動するためのロッドアン
テナ駆動装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、この種のロッドアンテナ駆動装置に
おいては、特開昭62ー239602号公報に示されて
いるように、操作部の手動操作によってロッドアンテナ
の伸縮長を選定し、この選定伸縮長に応じて制御手段に
よりモータを介しロッドアンテナを伸縮させるようにし
たものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成においては、ロッドアンテナの伸縮長を任意に設定し
得るものの、この設定を操作部の手動操作に依存するこ
ととなるため、受信器の各受信周波数毎にロッドアンテ
ナの長さを変化させねば所望の受信感度を確保し得ない
という不具合がある。また、手動操作のみに依存してい
るため、必要に応じて、マニュアルモード或いはオート
モードに切り換えてロッドアンテナの長さを変化させる
ことができないという不具合もある。
【0004】これに対しては、特開昭55ー18194
号公報に示されているように、ロッドアンテナの伸縮長
をオートモード及びマニュアルモードにて選択的に設定
するようにすることも考えられる。しかしながら、かか
る場合には、オートモードとマニュアルモードとの間の
切り換え時にロッドアンテナの伸縮長の差が少ない場合
にも、例えば、ロッドアンテナが5〜10(mm)の長
さの範囲で伸縮を繰り返すという無駄な作動をし、見栄
えの悪化やモータ等の耐久性の低下を招くという不具合
がある。そこで、本発明は、以上のようなことに対処す
べく、移動体用ロッドアンテナ駆動装置において、オー
トモード及びマニュアルモードに選択的に切り換え可能
にし、かつ、ロッドアンテナのモード切り換え時におけ
るロッドアンテナの無駄な動作を未然に防止するように
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、本発明の構成上の特徴は、図1にて例示するごと
く、移動体に伸縮可能に立設されたロッドアンテナを駆
動するアンテナ駆動装置において、前記ロッドアンテナ
を駆動する駆動モードを、オートモード或いはマニュア
ルモードに設定するモード設定手段1と、前記ロッドア
ンテナをアップ/ダウン作動させるための第1の作動信
号を出力するアップ/ダウン作動指示手段2と、前記ロ
ッドアンテナの現実の長さを検出する検出手段3と、前
記ロッドアンテナの前記オートモード用目標長を記憶す
るオート目標長記憶手段4と、モード設定手段1がオー
トモードに設定されている場合には、前記ロッドアンテ
ナの長さを、オート目標長記憶手段4により記憶された
前記オートモード用目標長とすべく、第2の作動信号を
出力する出力制御手段5と、アップ/ダウン作動指示手
段2からの第1の作動信号或いは出力制御手段5からの
第2の作動信号により、前記ロッドアンテナをアップ/
ダウン作動させる駆動手段6とを備え、出力制御手段5
が、オート目標長記憶手段4により記憶された前記オー
トモード用目標長と検出手段3により検出された前記ロ
ッドアンテナの現実の長さとの間の差が所定範囲内であ
る場合には前記第2の作動信号の出力を禁止する禁止手
段5aを有するようにしたことにある。
【0006】
【作用】このように本発明を構成したことにより、モー
ド設定手段1によるマニュアルモード設定下にて、アッ
プ/ダウン作動指示手段2がその第1作動信号のもとに
駆動手段6を介し前記ロッドアンテナを伸縮させた状態
において、モード設定手段1によるモードをオートモー
ドにすると、出力制御手段5が、前記ロッドアンテナの
長さを、オート目標長記憶手段4の記憶目標長にすべ
く、第2作動信号を発生し、駆動手段6が前記ロッドア
ンテナを前記記憶目標長に一致させるように前記ロッド
アンテナを伸縮させる。このとき、前記記憶目標長と前
記検出長との差が前記所定範囲内にあれば、禁止手段5
aが前記第2の作動信号の発生を禁止する。
【0007】
【発明の効果】これにより、前記ロッドアンテナの長さ
をマニュアルモード及びオートモードのいずれにおいて
も調整し得るのは勿論のこと、オートモード下では前記
ロッドアンテナの長さを前記オート目標長に向けて調整
でき、また、マニュアルモードからオートモードへの切
り換え時に、前記記憶目標長と前記検出長との差が前記
所定範囲内にあれば、前記ロッドアンテナの長さ調整を
禁止し得る。その結果、前記ロッドアンテナの長さを適
正に調整しつつ同ロッドアンテナのハンチング等の無駄
な動作を確実に防止し得る。
【0008】
【実施例】以下、本発明のー実施例を図面により説明す
ると、図2は、車両用ラジオ・レシーバRによる受信の
ためのロッドアンテナ10に本発明に係るロッドアンテ
ナ駆動装置が適用された例を示している。このロッドア
ンテナ10は、駆動機構20(図3参照)を介し当該車
両の適所に立設されているもので、このロッドアンテナ
10は、各ロッド部11、12及び13を同軸的にかつ
伸縮可能に連結して構成されている。ラジオ・レシーバ
Rは、その付設の電源スイッチの操作に応答して作動信
号を発生し、また、前記電源スイッチの操作解除に応答
して作動信号を消滅させる。また、ラジオ・レシーバR
は、その付設のチューナーを第1〜第4の受信周波数の
いずれかに調整したとき2桁の2進数にて第1〜第4の
受信周波数調整信号を選択的に発生する。
【0009】駆動機構20は、図3に示すごとく、ロッ
ドアンテナ10をそのロッド部13にて立設してなるケ
ーシング21を備えており、このケーシング21の上壁
には、直流モータMがその出力軸をケーシング21内に
回転自在に延出して取り付けられている。直流モータM
の出力軸には、ウオームギア22が同軸的に軸支されて
おり、このウオームギア22には、ギア25が、各ギア
24、23を介しウオームギア22に噛合するように、
ケーシング21内の適所に軸支されている。しかして、
ギア25は、直流モータMの正転(又は、逆転)に伴う
ウオームギア22の正転(又は、逆転)に応じて各ギア
23、24を介し直流モータMの正転出力(又は、逆転
出力)を伝達されて正転(又は、逆転)する。ギア25
には、ラックケーブル26が巻装されており、このラッ
クケーブル26は、その外端部26aにて、ロッドアン
テナ10のロッド部11の基端部内に連結されている。
しかして、ギア25は、その正転に伴い、ラックケーブ
ル26をロッドアンテナ10内に押し出して各ロッド部
11及び12を順次上動させ、一方、その逆転に伴い、
ラックケーブル26をロッドアンテナ10内から引っ張
り出して巻装しつつ各ロッド部11及び12を順次下動
させる。
【0010】次に、アンテナ駆動装置の電気回路構成に
ついて説明すると、上下動切り換えスイッチ30は、マ
ニュアルモードにおいてロッドアンテナ10を上動(又
は、下動)させるとき、切り換え接点31を固定接点3
2(又は、33)に投入し上動指令信号(又は、下動指
令信号)を発生する。また、ロッドアンテナ10の上下
動を停止させるとき、上下動切り換えスイッチ30は、
切り換え接点31を固定接点32(又は、33)から開
離させて上動指令信号(又は、下動指令信号)を消滅さ
せる。モード切り換えスイッチ40は、本発明装置をマ
ニュアルモードにおくとき切り換え接点41を固定接点
42に投入し、ハイレベルにてマニュアルモード指令信
号を発生する。また、モード切り換えスイッチ40は、
本発明装置をオートモードにおくとき切り換え接点41
を固定接点43に投入し、ローレベルにてオートモード
指令信号を発生する。ホール素子50は、直流モータM
の回転速度を検出しこの検出結果に比例する周波数にて
パルス信号を順次発生する。
【0011】電流検出回路60は、図2及び図4に示す
ごとく、モータ駆動回路70を介し直流モータMに接続
されているもので、この電流検出回路60は、抵抗61
と、この抵抗61に並列接続した抵抗65及びコンデン
サ62からなる直列回路(フィルタを構成する)と、基
準電圧発生器63と、コンパレータ64とを、主たる構
成要素として構成されている。抵抗61は、直流モータ
Mを回転させるときモータ駆動回路70を介し直流モー
タMに直列に接続されるようになっており、この抵抗6
1は、バッテリBから後述のように直流モータMに流入
する給電電流を検出しこれに比例する検出端子電圧を発
生する。コンデンサ62は、抵抗65を介し抵抗61の
検出端子電圧により充電されて電流検出電圧を発生す
る。なお、直流モータMの起動時に発生する起動電流に
よる後述のパルスカウンタ80のリセットは、抵抗65
及びコンデンサ62によって構成されるフィルタにより
防止される。或いは、後述のマイクロコンピュータ90
内のRAM等によるソフトカウンタの場合には、直流モ
ータMの起動後一定時間の間、電流検出信号をマスキン
グするようにしてもよい。
【0012】基準電圧発生器63は、直流モータMへの
給電時に同直流モータMが正常回転したときこれに流入
するであろう作動電流に比例する電圧より少なくとも大
きい電圧を基準電圧として発生する。コンパレータ64
は、コンデンサ62からの電流検出電圧を、基準電圧発
生器63からの基準電圧と比較して、前記電流検出電圧
が前記基準電圧よりも高いときハイレベルにてモータロ
ック信号を発生する。また、前記電流検出電圧が前記基
準電圧よりも低いとき、コンパレータ64からのモータ
ロック信号が消滅する。
【0013】モータ駆動回路70は、一対のトランジス
タ70a、70bと、これら一対のトランジスタ70
a、70bと直流モータMとの間に接続した両リレー7
0c、70dとにより構成されている。リレー70c
は、リレーコイル71と、切り換えスイッチ72とによ
り構成されており、リレーコイル71は、トランジスタ
70aの導通に応答してバッテリBから給電されて励磁
され、トランジスタ70aの非導通に応答してバッテリ
Bから遮断されて消磁される。切り換えスイッチ72
は、リレーコイル71の消磁時(又は、励磁時)に、そ
の切り換え接点72aを固定接点72c(又は、72
b)に切り換え投入するようになっており、切り換え接
点72aは、直流モータMの一側端子に接続されてい
る。また、固定接点72bは、バッテリBの正側端子+
Bに接続されており、一方、固定接点72cは抵抗61
を介し接地されている。
【0014】リレー70dは、リレーコイル73と、切
り換えスイッチ74とにより構成されており、リレーコ
イル73は、トランジスタ70bの導通に応答してバッ
テリBから給電されて励磁され、トランジスタ70bの
非導通に応答してバッテリBから遮断されて消磁され
る。切り換えスイッチ74は、リレーコイル73の消磁
時(又は、励磁時)に、その切り換え接点74aを固定
接点74c(又は、74b)に選択的に切り換え投入す
るようになっており、切り換え接点74aは、直流モー
タMの他側端子に接続されている。また、固定接点74
bは、イグニッションスイッチIGの固定接点ACCに
接続されており、一方、固定接点74cは、抵抗61を
介し接地されている。
【0015】しかして、直流モータMの正転は、切り換
えスイッチ72の切り換え接点72aの固定接点72b
への投入及び切り換えスイッチ74の切り換え接点74
aの固定接点74cへの投入によりもたらされる。一
方、直流モータMの逆転は、切り換えスイッチ72の切
り換え接点72aの固定接点72cへの投入及び切り換
えスイッチ74の切り換え接点74aの固定接点74b
への投入によりもたらされる。
【0016】パルスカウンタ80はアップダウンカウン
タからなるもので、このパルスカウンタ80は、図2及
び図4に示すごとく、ホール素子50及び電流検出回路
60に接続されている。パルスカウンタ80は、後述す
るマイクロコンピュータ90からの下動出力信号及び電
流検出回路60のコンパレータ64からのモータロック
信号の発生に応答しANDゲート66によりリセットさ
れて、その計数出力を、ロッドアンテナ10の下端位置
に相当する値に補正する。また、パルスカウンタ80
は、マイクロコンピュータ90からのロッドアンテナ1
0の上動出力信号に応答し、ホール素子50から順次生
ずる各パルス信号の数を数え上げ、また、マイクロコン
ピュータ90からのロッドアンテナ10の下動出力信号
に応答し、数え上げ済みのパルス信号の数を、ホール素
子50から順次生ずる各パルス信号に応じて数え下げ
る。しかして、パルスカウンタ80は、その数え上げ或
いは数え下げに応じて、同数え上げ或いは数え下げの値
を計数出力(以下、計数出力Cという)として発生す
る。
【0017】ANDゲート110は、その一入力端子に
て、ORゲート100を介し、上下動切り換えスイッチ
30の両固定接点32、33に接続されており、このA
NDゲート110の他側反転入力端子は、モード切り換
えスイッチ40の固定接点43に接続されている。しか
して、ANDゲート110は、上下動切り換えスイッチ
30の切り換え接点31の両固定接点32、33からの
開離に伴うORゲート100からのハイレベルのゲート
出力及びモード切り換えスイッチ40からのオートモー
ド指令信号に応答してハイレベルにてゲート出力を発生
する。また、ANDゲート110のハイレベルのゲート
出力は、上下動切り換えスイッチ30の上動指令信号或
いは下動指令信号の発生、又はモード切り換えスイッチ
40からのマニュアルモード指令信号の発生に応答して
消滅する。
【0018】セレクタ120は、図2及び図5に示すご
とく、ANDゲート110からのハイレベルのゲート出
力に応答してパルスカウンタ80からの計数出力Cをマ
ニュアル設定長記憶回路130に付与する。マニュアル
設定長記憶回路130は、nビットのRAMからなるも
ので、このマニュアル設定長記憶回路130は、AND
ゲート110からのハイレベルのゲート出力の発生毎に
セレクタ120からの計数出力Cをマニュアル設定長C
mとして記憶更新する。セレクタ140は、モード切り
換えスイッチ40からのマニュアルモード指令信号の発
生に応答してマニュアル設定長記憶回路130内のマニ
ュアル設定長Cmをマイクロコンピュータ90に出力す
る。オート設定長記憶回路150は、ROMからなるも
ので、このオート設定長記憶回路150には、ロッドア
ンテナ10の第1〜第4の目標設定長C1〜C4がそれぞ
れnビットのデータとして予め記憶されている。かかる
場合、第1〜第4の目標設定長C1〜C4はラジオ・レシ
ーバRからの第1〜第4の受信周波数調整信号にそれぞ
れ対応する。
【0019】データセレクタ160は、図5に示すごと
く、ラジオ・レシーバRに接続した各ANDゲート16
1〜164と、これら各ANDゲート161〜164及
びオート設定長記憶回路150に接続した各セレクタ1
65〜168とにより構成されており、ANDゲート1
61はラジオ・レシーバRからの第1受信周波数調整信
号に応答してハイレベルのゲート出力を発生する。AN
Dゲート162はラジオ・レシーバRからの第2受信周
波数調整信号に応答してハイレベルのゲート出力を発生
する。ANDゲート163はラジオ・レシーバRからの
第3受信周波数調整信号に応答してハイレベルのゲート
出力を発生する。また、ANDゲート164はラジオ・
レシーバRからの第4受信周波数調整信号に応答してハ
イレベルのゲート出力を発生する。
【0020】セレクタ165は、ANDゲート161か
らのハイレベルのゲート出力に応答してオート設定長記
憶回路150内の第1目標設定長C1 をデータとしてセ
レクタ170に出力する。セレクタ166は、ANDゲ
ート162からのハイレベルのゲート出力に応答してオ
ート設定長記憶回路150内の第2目標設定長 C2をデ
ータとしてセレクタ170に出力する。セレクタ167
は、ANDゲート163からのハイレベルのゲート出力
に応答してオート設定長記憶回路150内の第3目標設
定長 C3をデータとしてセレクタ170に出力する。ま
た、セレクタ168は、ANDゲート164からのハイ
レベルのゲート出力に応答してオート設定長記憶回路1
50内の第4目標設定長C4をデータとしてセレクタ1
70に出力する。
【0021】セレクタ170は、モード切り換えスイッ
チ40からのオートモード指令信号に応答してデータセ
レクタ160からのデータをマイクロコンピュータ90
に出力する。マイクロコンピュータ90は、図6及び図
7に示すフローチャートに従い、上下動切り換えスイッ
チ30、モード切り換えスイッチ40、電流検出回路6
0、パルスカウンタ80、両セレクタ140、170及
びラジオ・レシーバRとの協働により、コンピュータプ
ログラムを実行し、この実行中において、モータ駆動回
路70の駆動制御に必要な演算処理をする。但し、コン
ピュータプログラムはマイクロコンピュータ90のRO
Mに予め記憶されている。
【0022】以上のように構成した本実施例において、
マイクロコンピュータ90が、バッテリBへの接続後、
図6及び図7のフローチャートに従いコンピュータプロ
グラムの実行をステップ200にて開始し、次のステッ
プ210にて初期化の処理をする。このとき、直流モー
タMは停止しているものとする。ついで、マイクロコン
ピュータ90が、ステップ220にて、ラジオ・レシー
バRから作動信号が発生しているか否かにつき判別す
る。現段階にて、ラジオ・レシーバRから作動信号が発
生しておれば、マイクロコンピュータ90が、ステップ
220にて「YES」と判別し、ステップ230にて、
ロッドアンテナ10の制御モードについて判別する。
【0023】現段階にて、上下動切り換えスイッチ30
からの入力がなければ、マイクロコンピュータ90が、
ステップ230にて「NO」と判別し、ステップ240
にて直流モータMの駆動状態につき判別する。現段階に
ては、モータ駆動中フラグMTR=0のため、マイクロ
コンピュータ90がステップ240にて「NO」と判別
する。このとき、ラジオ・レシーバRから第1〜第4の
受信周波数調整信号のいずれかが生じていれば、データ
セレクタ160が、同第1〜第4の受信周波数調整信号
のいずれかとの関連にて、オート設定長記憶回路150
から第1〜第4の目標設定長C1〜C4のいずれかを読み
出しデータとしてセレクタ170に出力する。また、マ
ニュアル設定長記憶回路130が、その読みだし記憶デ
ータをセレクタ140に出力する。しかして、モード切
り換えスイッチ40からオートモード指令信号が生じて
おれば、セレクタ170が、データセレクタ160から
の出力データをマイクロコンピュータ90に出力する。
逆に、モード切り換えスイッチ40からマニュアルモー
ド指令信号が生じておれば、セレクタ140がマニュア
ル設定長記憶回路130からの記憶データをマイクロコ
ンピュータ90に出力する。このことは、マイクロコン
ピュータ90が、オートモード及びマニュアルモードの
いずれかに応じたアンテナ目標長データを入力されるこ
とを意味する。
【0024】上述のようにしてステップ240における
「NO」との判別がなされると、マイクロコンピュータ
90が、ステップ250にて、パルスカウンタ80から
の計数出力Cとセレクタ170或いはセレクタ140の
出力データとの差の絶対値|C−Ci|を所定データK
と比較判別する。但し、絶対値|C−Ci|のCiにお
いて、符号iは、m、1、2、3、4のいずれかを表
す。所定データKは、ラジオ・レシーバRの受信感度に
優位差が生じないと考えられるロッドアンテナの伸縮距
離として予め設定されている直流モータMの最小回転範
囲(例えば、計数出力Cの差が「3」に相当する回転範
囲)を表し、マイクロコンピュータ90のROM内に予
め記憶されている。しかして、現段階において、|C−
Ci|がKよりも小さければ、マイクロコンピュータ9
0が、ロッドアンテナ10の長さ調整は不要との判断の
もとに、ステップ250にて「NO」と判別し、コンピ
ュータプログラムをステップ220に戻す。一方、|C
−Ci|がK以上であれば、マイクロコンピュータ90
が、ロッドアンテナ10の長さ調整が必要との判断のも
とに、ステップ250にて「YES」と判別し、コンピ
ュータプログラムをステップ260に進める。
【0025】このようにしてステップ250における
「YES」との判別がなされた後、パルスカウンタ80
からの計数出力Cがセレクタ170或いはセレクタ14
0からの出力データよりも大きければ、マイクロコンピ
ュータ90が、ステップ260にて「YES」と判別す
る。一方、パルスカウンタ80からの計数出力Cがセレ
クタ170或いはセレクタ140からの出力データより
も小さければ、マイクロコンピュータ90が、ステップ
260にて「NO」と判別する。上述のようにステップ
260における「YES」との判別がなされた後、現段
階においてフラグDNLK=1が成立しておれば、マイ
クロコンピュータ90が、ステップ270にて「YE
S」と判別する。但し、フラグDNLK=1は、直流モ
ータMがその下降作動中にモータロック状態になったこ
とを表す。一方、現段階においてフラグDNLK=0が
成立しておれば、マイクロコンピュータ90が、ステッ
プ270にて「NO」と判別する。
【0026】上述のようにステップ260における「N
O」との判別がなされた後、現段階においてフラグUP
LK=1が成立しておれば、マイクロコンピュータ90
が、ステップ280にて「YES」と判別する。但し、
フラグUPLK=1は、直流モータMがその上昇作動中
にモータロック状態になったことを表す。一方、現段階
においてフラグUPLK=0が成立しておれば、マイク
ロコンピュータ90が、ステップ280にて「NO」と
判別する。
【0027】上述のようにステップ270において「N
O」との判別がなされると、マイクロコンピュータ90
が、次のステップ290にて、直流モータMを逆転させ
るに必要な逆転出力信号を発生するとともに、フラグU
PLKをUPLK=0とセットし、かつ、直流モータ駆
動中フラグMTRをMTR=1とセットする。ついで、
モータ駆動回路70において、トランジスタ70bが、
マイクロコンピュータ90からの逆転出力信号に応答し
て導通しリレー70dのリレーコイル73を励磁する。
このため、リレー70dが切り換えスイッチ74の切り
換え接点74aを固定接点74bに切り換え投入する。
このとき、リレー70cの切り換えスイッチ72の切り
換え接点72aは固定接点72cに投入されたままであ
る。すると、バッテリBからの給電電流が、リレースイ
ッチ74の固定接点74b、切り換え接点74a、直流
モータM、リレースイッチ72の切り換え接点72a及
び固定接点72cを通り抵抗61に流入する。このこと
は、直流モータMが逆転することを意味する。
【0028】上述のようにステップ280において「N
O」との判別がなされると、マイクロコンピュータ90
が、次のステップ300にて、直流モータMを正転させ
るに必要な正転出力信号を発生するとともに、フラグD
NLKをDNLK=0とセットし、かつ、直流モータ駆
動中フラグMTR=1とセットする。ついで、モータ駆
動回路70において、トランジスタ70aが、マイクロ
コンピュータ90からの正転出力信号に応答して導通し
リレー70cのリレーコイル71を励磁する。このた
め、リレー70cが切り換えスイッチ72の切り換え接
点72aを固定接点72bに切り換え投入する。このと
き、リレー70dの切り換えスイッチ74の切り換え接
点74aは固定接点74cに投入されたままである。す
ると、バッテリBからの給電電流が、リレースイッチ7
2の固定接点72b、切り換え接点72a、直流モータ
M、リレースイッチ74の切り換え接点74a及び固定
接点74cを通り抵抗61に流入する。このことは、直
流モータMが正転することを意味する。
【0029】上述のように直流モータMが逆転すると、
駆動機構20のギア25が、ウオームギア22及び各ギ
ア23、24を介し直流モータMから逆転出力を受けて
逆転しラックケーブル26をロッドアンテナ10内から
引っ張り出して巻き取る。このため、ロッドアンテナ1
0が縮小して行く。一方、上述のように直流モータMが
正転すると、駆動機構20のギア25が、ウオームギア
22及び各ギア23、24を介し直流モータMから正転
出力を受けて正転しラックケーブル26を巻き出してロ
ッドアンテナ10内に押し出す。このため、ロッドアン
テナ10が伸張していく。また、かかる直流モータMの
正転或いは逆転に伴い抵抗61内に流入する給電電流に
応じて、抵抗61が検出端子電圧を発生し、コンパレー
タ64が、コンデンサ62と抵抗65とにより構成され
るフィルタからの電流検出電圧を、基準電圧発生器63
からの基準電圧と比較する。しかして、前記電流検出電
圧が前記基準電圧よりも高ければ、コンパレータ64が
モータロック信号を発生する。一方、前記電流検出電圧
が前記基準電圧よりも低ければ、コンパレータ64がモ
ータロック信号を消滅状態に維持する。
【0030】上述のようにロッドアンテナ10が縮小或
いは伸張して行く過程においては、パルスカウンタ80
が、マイクロコンピュータ90からの正転出力信号或い
は逆転出力信号の発生のもとに、ホール素子50からの
各パルスス信号に応じて数え上げ或いは数え下げの作動
をし計数出力Cを発生する。従って、マイクロコンピュ
ータ90が、ステップ240にてパルスカウンタ80か
らの計数出力の変化に応じ「YES」と判別する。この
とき、上述のようにコンパレータ64からのモータロッ
ク信号が発生していなければ、マイクロコンピュータ9
0が、ステップ310にて「NO」と判別し、ステップ
320にて、現段階におけるパルスカウンタ80からの
計数出力Cに基づく|C−Ci|≧Kの成立に応じ「Y
ES」と判別し、コンピュータプログラムをステップ2
60以後に進める。このような状態において、ステップ
320における判別が「NO」になると、マイクロコン
ピュータ90が、ステップ330にて、逆転出力信号又
は正転出力信号を消滅させるとともに直流モータ駆動中
フラグMTR=0とセットする。
【0031】しかして、マイクロコンピュータ90から
の逆転出力信号が消滅した場合には、モータ駆動回路7
0において、トランジスタ70bが非導通となり、リレ
ー70dが、そのリレーコイル73の消磁により、リレ
ースイッチ74の切り換え接点74aを固定接点74c
に切り換え投入する。このとき、リレースイッチ72の
切り換え接点72aは固定接点72cに投入されてい
る。このため、直流モータMが、発電制動によりその逆
転作動を停止する。一方、マイクロコンピュータ90か
らの正転出力信号が消滅した場合には、モータ駆動回路
70において、トランジスタ70aが非導通となり、リ
レー70cが、そのリレーコイル71の消磁により、リ
レースイッチ72の切り換え接点72aを固定接点72
cに切り換え投入する。このとき、リレースイッチ74
の切り換え接点74aは固定接点74cに投入されてい
る。このため、直流モータMが、発電制動によりその正
転作動を停止する。
【0032】このようにして、パルスカウンタ80から
の計数出力Cがセレクタ170或いはセレクタ140か
らの出力データに所定データKの範囲にて一致した状態
において、ロッドアンテナ10の縮小作動或いは伸張作
動が停止する。このことは、ロッドアンテナ10の受信
長さがセレクタ170からの出力データ(オートモード
下における第1〜第4の目標設定長C1〜C4のいずれか
に相当する)或いはセレクタ140からの出力データ
に、許容誤差内で自動的に一致したことを意味する。
【0033】また、上述のようにコンピュータプログラ
ムがステップ310に進んだとき、コンパレータ64か
らモータロック信号が発生しておれば、マイクロコンピ
ュータ90が、ステップ310にて「YES」と判別
し、コンピュータプログラムをステップ340に進め
る。このとき、ステップ290における逆転出力信号が
発生しておれば、マイクロコンピュータ90が、ステッ
プ340にて「NO」と判別し、ステップ350にてフ
ラグDNLKをDNLK=1とセットする。一方、ステ
ップ300における正転出力信号が発生しておれば、マ
イクロコンピュータ90が、ステップ360にてフラグ
UPLKをUPLK=1とセットする。このようにして
ステップ350或いは360における演算処理が終了す
ると、マイクロコンピュータ90が、ステップ330に
て逆転出力信号或いは正転出力信号を消滅させる。この
ため、モータ駆動回路70が直流モータMを停止させ
る。これにより、直流モータMをその過負荷から確実に
保護し得る。
【0034】また、上述のようにコンピュータプログラ
ムがステップ220に進んだとき、同ステップ220に
おける判別が「NO」となる場合には、マイクロコンピ
ュータ90がコンピュータプログラムをステップ380
に進める。しかして、ロッドアンテナ10がパルスカウ
ンタ80からの計数出力Cに基づき格納位置にあると判
断される場合には、マイクロコンピュータ90が、ステ
ップ380にて「YES」と判別する。一方、ロッドア
ンテナ10がパルスカウンタ80からの計数出力Cに基
づき格納位置にないと判断される場合には、マイクロコ
ンピュータ90が、ステップ380にて「NO」と判別
し、コンピュータプログラムをステップ270に進め
る。このとき、DNLK=0が成立しておれば、マイク
ロコンピュータ90が、上述と同様にステップ290に
て逆転出力信号を発生し、これに応答してモータ駆動回
路70が直流モータMを介しロッドアンテナ10を下動
させて格納する。
【0035】以上説明したように、パルスカウンタ80
からの計数出力Cとオート設定長記憶回路150内の第
1〜第4の目標設定長C1〜C4のいずれか或いはマニュ
アル目標設定長Cmとの差の絶対値が所定データK以下
のときには直流モータMを停止させてロッドアンテナ1
0の伸縮作動を禁止するようにしたので、かかる状態で
は、ラジオ・レシーバRの良好な受信感度を確保しつつ
ロッドアンテナ10のハンチング作動の発生を確実に防
止し得る。また、|C−Ci|<Kが成立した後、直流
モータMの作動を停止させたとき、駆動機構20の直流
モータM等の各回転部材が慣性により回転してロッドア
ンテナ10を空走させるようなことがあっても、ギア機
構や発電制動によって空想距離が小さく維持され、ま
た、所定データKが上述のように適正に定めてあるた
め、前記空走により生じると予測されるパルスカウンタ
80からの計数出力Cと第1〜第4の目標設定長C1〜
C4のいずれか或いはマニュアル目標設定長Cmとの差
が所定データKよりも大きくなることはない。従って、
上述のようなロッドアンテナ10の空走後に本発明装置
を再度オートモード或いはマニュアルモード下において
も、|C−Ci|<Kが成立するため、ロッドアンテナ
10のハンチング作動をすることがない。その結果、ロ
ッドアンテナ10の無駄な動作を防止し得るとともに、
ロッドアンテナ10の見栄えを向上させ得る。
【0036】また、上下動切り換えスイッチ30から上
動指令信号(又は、下動指令信号)を発生させれば、コ
ンピュータプログラムがステップ230に進んだとき、
マイクロコンピュータ90が、同ステップ230にて
「YES」と判別し、コンピュータプログラムをマニュ
アルモードルーティン370に進める。しかして、この
マニュアルモードルーティン370においては、マイク
ロコンピュータ90が、上下動切り換えスイッチ30か
らの上動指令信号或いは下動指令信号に基づきロッドア
ンテナ10を伸張或いは短縮させる演算処理を行い、こ
れに伴い、駆動機構20がモータ駆動回路70との協働
によりロッドアンテナ10を伸張或いは短縮させる。な
お、このマニュアルモードルーティン370において、
上述と同様な直流モータMのロック検出処理を行って
も、何等支障はない。
【0037】以上説明したように、本発明装置を、オー
トモードからマニュアルモード或いはマニュアルモード
からオートモードに切り換えた場合には、パルスカウン
タ80からの計数出力Cとマニュアル設定長記憶回路1
30内のマニュアル設定長Cm或いはオート設定長記憶
回路150内のオート設定長との差の絶対値が所定デー
タK以下のときには直流モータMを停止させるようにし
たので、マニュアルモード或いはオートモード下にて、
ラジオ・レシーバRの良好な受信感度を確保しつつ、所
定データKを前提に、ロッドアンテナ10のハンチング
作動を禁止する。また、上述のようなオートモード或い
はマニュアルモード下においては、上述のように電流検
出回路60からのモータロック信号の発生により直流モ
ータMがロック状態であると判別した場合には、同直流
モータMを即座に停止させるようにしたので、同直流モ
ータMを過負荷から未然に保護し得るのは勿論のこと、
ロッドアンテナ10の障害物との衝突による折損等をも
確実に防止し得る。
【0038】また、ロッドアンテナ10が障害物に衝突
しそうになった場合には、マニュアルモード下にて、上
下動切り換えスイッチ30から下動指令信号を発生させ
れば、マイクロコンピュータ90が、ステップ230に
て「YES」と判別し、マニュアルモードルーティン3
70にてロッドアンテナ10を格納する。これにより、
ロッドアンテナ10の折損等の破損を未然に防止し得
る。また、ロッドアンテナ10の風切り音が大きい場合
にも、同様にしてロッドアンテナ10を格納することに
より同風切り音を防止し得る。
【0039】次に、前記実施例の変形例について図8及
び図9を参照して説明すると、この変形例においては、
前記実施例にて述べた電流検出回路60、ORゲート1
00及びANDゲート110に代えて、図8にて示すご
とく、積分回路60A、両ANDゲート180a、18
0b及び190を採用し、かつ、本変形例にてマイクロ
コンピュータ90が実行すべきコンピュータプログラム
(以下、第2コンピュータプログラムという)が、図6
及び図7のフローチャートの一部を図9に示すごとく変
更して構成したフローチャートにより特定されているこ
とにその構成上の特徴がある。積分回路60Aは、前記
実施例にて述べたホール素子50からのパルス信号に応
答して積分する。そして、この積分結果が零、即ち直流
モータMの回転が停止していれば、前記実施例と同様な
処理を行う。
【0040】ANDゲート180aは、上下動切り換え
スイッチ30からの上動指令信号の消滅下におけるモー
ド切り換えスイッチ40からのオートモード指令信号に
応答してハイレベルにてゲート出力を発生し、このゲー
ト出力を、上下動切り換えスイッチ30からの上動指令
信号或いはモード切り換えスイッチ40からのマニュア
ルモード指令信号の発生に応答して消滅させる。一方、
ANDゲート180bは、上下動切り換えスイッチ30
からの下動指令信号の消滅下におけるモード切り換えス
イッチ40からのオートモード指令信号に応答してハイ
レベルにてゲート出力を発生し、このゲート出力を、上
下動切り換えスイッチ30からの上動指令信号或いはモ
ード切り換えスイッチ40からのマニュアルモード指令
信号の発生に応答して消滅させる。ORゲート190
は、ANDゲート180a或いは180bからのハイレ
ベルのゲート出力をセレクタ120に出力する。その他
の構成は前記実施例と同様である。
【0041】以上のように構成した本変形例において、
第2コンピュータプログラムがステップ310に進んだ
とき、同ステップ310における判別が前記実施例と同
様に「NO」になると、マイクロコンピュータ90が、
ステップ320Aにて、パルスカウンタ80からの計数
出力Cがセレクタ170或いはセレクタ140からの出
力データと一致しているか否について判別する。しかし
て、ステップ320Aにおける判別が「YES」となる
場合には、マイクロコンピュータ90が、第2コンピュ
ータプログラムを前記実施例と同様にステップ260以
後に進める。一方、ステップ320Aにおける判別が
「NO」となる場合には、マイクロコンピュータ90
が、ステップ320aにてフラグCMPをCMP=1と
セットし、第2コンピュータプログラムをステップ33
0に進めて、逆転出力信号或いは正転出力信号の消滅に
より前記実施例と同様に直流モータMを停止する。但
し、フラグCMP=1は、ロッドアンテナ10の受信長
が、|C−Ci|<Kの成立を前提に、セレクタ170
或いはセレクタ140からのデータ出力に所定データK
に相当する長さのずれの範囲内にて目標設定長Ciに一
致することを表す。
【0042】然る後、前記実施例と同様に、第2コンピ
ュータプログラムがステップ240に進んだとき「N
O」との判別がなされると、マイクロコンピュータ90
が、ステップ250Aにてセレクタ170からの出力デ
ータ(即ち、オートモード下における目標設定長)或い
はセレクタ140からの出力データの変化の有無を判別
する。しかして、同出力データに変化がなければ、マイ
クロコンピュータ90が、ステップ250Aにて「N
O」と判別し、ステップ390にて、ステップ320a
におけるCMP=1に基づき「YES」と判別する。一
方、ステップ250Aにおける判別が「YES」となる
場合には、マイクロコンピュータ90が、ステップ25
0aにてフラグCMP=0とセットして第2コンピュー
タプログラムをステップ260以後に進める。
【0043】このようにC=Ciの成立によりロッドア
ンテナ10の受信長が目標設定長Ciに一致したとの判
断に基づきフラグCMPをCMP=1とセットし、然る
後は、ステップ250Aにおける「NO」との判別及び
ステップ390における「YES」との判別を前提に第
2コンピュータプログラムのステップ260以後への進
行を禁止して直流モータMの停止を維持するようにした
ので、C=Ciの成立直後にイグニッションスイッチI
Gの開成により本発明装置の作動を停止させたとき、駆
動機構20の直流モータM等の各回転部材が慣性により
回転してロッドアンテナ10を空走させることにより、
この空走により生じると予測されるパルスカウンタ80
からの計数出力Cと目標設定長Ciとの間に差が生じて
も、ステップ390における「YES」との判別のもと
に、再度のオートモード或いはマニュアルモード下にお
いて、ロッドアンテナ10のハンチング作動を確実に防
止する。その他の作用効果は前記実施例と同様である。
【0044】なお、本発明の実施にあたっては、ラジオ
・レシーバR用ロッドアンテナ10に限らず、各種送受
信装置用ロッドアンテナにも本発明を適用して実施して
もよい。また、本発明の実施にあたっては、車両に限ら
ず、船舶等の移動体に立設されるロッドアンテナに本発
明を適用して実施してもよい。また、本発明の実施にあ
たっては、ロッドアンテナ10の目標長記憶手段をマイ
クロコンピュータ90の外付け回路として構成したが、
これに限らず、1チップのマイクロコンピュータや1ビ
ットのマイクロコンピュータ等を採用し、同マイクロコ
ンピュータ内部のROMやRAMをロッドアンテナ10
の目標長記憶手段として利用するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】特許請求の範囲の記載に対する対応図である。
【図2】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図3】図2における駆動機構の要部破断拡大図であ
る。
【図4】図2における電流検出回路、モータ駆動回路、
ホール素子及びパルスカウンタの詳細回路図である。
【図5】図2におけるマニュアル設定長記憶回路、オー
ト設定長記憶回路及びデータセレクタの詳細回路図であ
る。
【図6】図2のマイクロコンピュータの作用を示すフロ
ーチャートの前段部である。
【図7】図2のマイクロコンピュータの作用を示すフロ
ーチャートの後段部である。
【図8】前記実施例の変形例を示すブロック図である。
【図9】同変形例におけるマイクロコンピュータの作用
を示すフローチャートの要部である。
【符号の説明】
10…ロッドアンテナ、20…駆動機構、30…上下動
切り換えスイッチ、40…モード切り換えスイッチ、5
0…ホール素子、70…モータ駆動回路、80…パルス
カウンタ、90…マイクロコンピュータ、100、19
0…ORゲート、110、180a、180b…AND
ゲート、120、170…セレクタ、150…オート設
定長記憶回路、160…データセレクタ。
フロントページの続き (72)発明者 山田 実 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 高杉 和弘 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内 (72)発明者 川島 伊作 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体に伸縮可能に立設されたロッドアン
    テナを駆動するアンテナ駆動装置において、前記ロッド
    アンテナを駆動する駆動モードを、オートモード或いは
    マニュアルモードに設定するモード設定手段と、前記ロ
    ッドアンテナをアップ/ダウン作動させるための第1の
    作動信号を出力するアップ/ダウン作動指示手段と、前
    記ロッドアンテナの現実の長さを検出する検出手段と、
    前記ロッドアンテナの前記オートモード用目標長を記憶
    するオート目標長記憶手段と、前記モード設定手段がオ
    ートモードに設定されている場合には、前記ロッドアン
    テナの長さを、前記オート目標長記憶手段により記憶さ
    れた前記オートモード用目標長とすべく、第2の作動信
    号を出力する出力制御手段と、前記アップ/ダウン作動
    指示手段からの第1の作動信号或いは前記出力制御手段
    からの第2の作動信号により、前記ロッドアンテナをア
    ップ/ダウン作動させる駆動手段とを備え、前記出力制
    御手段が、前記オート目標長記憶手段により記憶された
    前記オートモード用目標長と前記検出手段により検出さ
    れた前記ロッドアンテナの現実の長さとの間の差が所定
    範囲内である場合には前記第2の作動信号の出力を禁止
    する禁止手段を有するようにしたことを特徴とする移動
    体用ロッドアンテナ駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5518194A (en) * 1978-07-21 1980-02-08 Bosch Gmbh Robert Dc motor driven telescopic pole antenna unit
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