JPH0511452Y2 - - Google Patents

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JPH0511452Y2
JPH0511452Y2 JP1987091533U JP9153387U JPH0511452Y2 JP H0511452 Y2 JPH0511452 Y2 JP H0511452Y2 JP 1987091533 U JP1987091533 U JP 1987091533U JP 9153387 U JP9153387 U JP 9153387U JP H0511452 Y2 JPH0511452 Y2 JP H0511452Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、例えばトラクタ等の農業機械或いは
他の機械装置の傾斜角度を検出してその検出出力
を機械装置の制御、傾斜角度の表示等に供するた
めに用いられる傾斜角度検出装置に関する。
(従来の技術) この種の傾斜角度検出装置の従来構成を第8図
及び第9図に示す。これら第8図及び第9図にお
いて、1は上端が機体2に支持されて垂下状に設
けられた板ばね、3はこの板ばね1の下端に取付
けられたヨークで、このヨーク3の内側面に一対
の磁石4,5が対向して設けられている。6はこ
れら磁石4,5間に位置して機体2に固定された
板状の磁気抵抗素子である。而してこのものの場
合、機体2が傾斜すると、板ばね1の変形を伴つ
て下端のヨーク3が第8図中矢印A方向或いは矢
印Aとは反対方向に移動するものであり、このと
き磁気抵抗素子6に作用する磁石4,5間の磁束
密度が変化するので、この磁束密度の変化を検出
することによつて機体2の傾斜角度を検出するよ
うになつている。この傾斜角度の検出出力と予め
設定された傾斜角度の基準値とを比較して、機体
2の傾斜角度が予め設定された傾斜角度より大か
小かを判別したり、又、その予め設定する傾斜角
度の基準値を複数設定することによつて、機体2
の傾斜角度がどの傾斜角度範囲にあるかを判別す
ることができる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら上記従来構成のものでは、磁気抵
抗素子6が周囲温度の影響を受け易く、これを補
うためには検出回路が複雑になり、価格の高騰を
招くという問題点があり、又、機体2の傾斜に伴
う検出出力の変化が緩やかで、しかもその検出出
力が周囲温度や外部雑音の影響を受け易いため、
機体2の傾斜角度が予め設定された傾斜角度と比
べて大か小かを判別する場合の精度が劣るという
欠点があつた。
従つて本考案の目的は、周囲温度に影響される
ことなく傾斜角度を検出することができ、しかも
検出精度の向上を図り得る傾斜角度検出装置を提
供するにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案の傾斜角度検出装置は、上端が機体に揺
動可能に支持されて垂下状に設けられた支持部材
の下端に重錘を取付けると共に、この重錘と対向
して前記機体に発光素子を設け、又、重錘の発光
素子と対向する面に重錘の移動方向と直交する方
向に延びる境界線を挟んだ両側に位置させて非反
射面及び反射面を設けると共に、前記機体に前記
反射面によつて反射された光を受ける受光素子を
設け、更に発光素子及び受光素子のうちの一方側
に位置して少なくとも一辺が前記境界線と平行な
光透過部を設けたことを特徴とするものである。
(作用) 上記手段によれば、機体が傾斜して重錘が機体
に対して移動すると、発光素子からの光が重錘に
おける境界線を越えて反射面にて反射され、その
反射した光が受光素子に受けられ、その受光素子
にて受けられる光量の変化を検出してその検出信
号を出力する。この場合、境界線が光透過部の一
辺に対して平行移動し、境界線がその光透過部の
一辺との合致点を越えると受光素子にて受けられ
る光量が急激に増加し、機体の傾斜が基準値にな
ると出力が急激に変化するので、傾斜角度が基準
値より大か小かを精度よく検出することができ
る。又、この場合、光量の変化を検出するのであ
るから周囲温度の影響は殆ど受けることはない。
(実施例) 以下本考案の第1実施例につき第1図乃至第4
図を参照して説明する。
まず第1図において、11は幅方向を紙面と直
角な向きに設定した支持部材としての板ばねで、
その上端が機体たるケース12の天井面12aに
支持されて垂下状に設けられ、この板ばね11の
下端に略矩形状をなす重錘13が取付け固定され
ている。板ばね11はその幅方向が紙面と直角で
あるから、図中矢印B方向或いは矢印Bとは反対
の方向へは揺動可能であるが、これと直角な方向
(紙面と直角な方向)への揺動は規制される。重
錘13の下面には、第2図にも示すように、中央
部に光を吸収する非反射面14が水平に設けられ
ていると共に、この非反射面14の左、右両側に
夫々境界線15を介して夫々反射面たる第1の反
射面16及び第2の反射面17が斜状に設けられ
ており、この場合これら第1の反射面16と第2
の反射面17とは90度の角度をなしている。又、
境界線15の延び方向は、重錘13の移動方向
(上記矢印B及び反矢印B方向と平行)と直交す
る方向(板ばね11の幅方向と平行)となつてい
る。一方、18は発光素子で、これは第1図に示
す中立状態で上記重錘13の下面の非反射面14
と対向してケース12の底面部12bに設けられ
ている。19は発光素子18の上方に位置してケ
ース12の底面部12bに設けられた光制限板
で、これには紙面と直角方向に長い光透過部とし
てのスリツト20が形成され、スリツト20の
左、右二側辺20a,20bは境界線15と夫々
平行となつている。そして、発光素子18の左、
右両側に夫々等しい間隔を存してケース12の底
面部12bには受光素子21,22が設けられて
いる。
次に上記構成の作用を説明する。ケース12が
第1図の中立状態から例えば矢印C方向に傾斜し
て、重錘13が板ばね11の弾性変形を伴つて第
1図中矢印B方向に移動したとする。この場合、
傾斜角度が小さいときには、発光素子18から発
せられた光はスリツト20を通して全て重錘13
の非反射面14に受けられて吸収されるので、そ
の光は受光素子21,22には到達しない。そし
て、傾斜角度が予め設定された基準値になるとス
リツト20を通つた光が、第3図に示すように左
側の境界線15を越えて左側の第1の反射面16
に受けられ、その光は該第1の反射面16及び第
2の反射面17にて反射されて左側の受光素子2
1に受けられるようになる。この場合、第1の反
射面16と第2の反射面17とが90度の角度をな
しているので、第1の反射面16に入射する光の
入射方向と第2の反射面17にて反射される光の
反射方向とは常に平行となり、重錘13の傾きに
影響されない。又、境界線15の向きとスリツト
20の向きとは平行関係にあり、境界線15がス
リツト20の左側辺20aとの合致点を越えてか
らスリツト20の右側辺20bとの合致点までは
受光素子21にて受けられる光量が急激に増加
し、境界線15がスリツト20の右側辺20bと
合致したところで受光素子21にて受ける光量が
最大になり、それ以後はスリツト20の右側辺2
0bを越えても、即ち傾斜角度がそれより大きく
なつても受光素子21にて受ける光量は一定にな
る。一方、ケース12が上述とは逆の反矢印C方
向に傾斜した場合、即ち重錘13が矢印Bとは反
対方向に移動した場合も上述と同様である。ケー
ス12の傾斜角度と、受光素子21,22が検出
する光量即ち検出出力との関係を第4図に示す。
この場合、第1図の中立位置を(0)で示し、矢
印C方向へ傾いたときの傾斜角度を(+)で示
し、反矢印C方向へ傾いたときの傾斜角度を
(−)で示す。この第4図において、受光素子2
1,22の検出出力が急激に変化するところの中
間点に夫々基準値を設定して、ケース12の傾斜
角度をθ1,θ2,θ3の3段階に区分し、検出出力と
基準値との大小を比較することにより、それらの
うちのどの傾斜角度範囲にあるかを検出すること
ができる。
このように上記第1実施例によれば、発光素子
18から発せられた光の量を受光素子21,22
により検出することによつて傾斜角度を検出する
ものであるから、検出出力が周囲温度の影響を殆
ど受けることがなく、よつて周囲温度の影響を受
け易い磁気抵抗素子を用いた従来のものとは違
い、検出回路が簡単で価格の上昇を抑えることが
できる。しかもこの場合、第1及び第2の反射面
16及び17の境界線15とスリツト20の側辺
20a,20bとが平行で、ケース12の傾斜に
よつて両者が対向する位置関係になると受光素子
21,22による検出出力が急激に変化するの
で、周囲温度や外部雑音の影響を受けることが殆
どなくなり、検出出力の変化が緩やかであつた従
来のものに比べて、基準値に対する傾斜角度が大
か小かを判別する場合の精度を非常に向上し得
る。
第5図乃至第7図は本考案の第2実施例を示し
たもので、この第2実施例は次の点で上記第1実
施例とは異なる。第5図及び第6図において、2
3は板ばね11の下端に取付けた重錘で、これの
下面には、第5図中前部(第6図中上部)に非反
射面24が設けられていると共に、この非反射面
24の左、右両側に境界線25を介して第1の反
射面26及び第2の反射面27が夫々設けられ、
又、第5図中後部(第6図中下部)にも非反射面
28が設けられていると共に、この非反射面28
の左、右両側に境界線29を介して第1の反射面
30及び第2の反射面31が夫々設けられてい
る。この場合、前部の非反射面24の幅寸法より
も後部の非反射面28の幅寸法が大きく設定され
ていて、前部の境界線25と後部の境界線29と
は位置がずれており、又、前部の第1の反射面2
6と第2の反射面27との境界と後部の第1の反
射面30と第2の反射面31の境界とは位置がず
れている。一方、重錘23の下面に対向したケー
ス12の底面部12bには、重錘23が中立状態
で非反射面24の下方に発光素子32が設けられ
ていると共に、この発光素子32の左、右両側に
受光素子33,34が夫々設けられ、又、非反射
面28の下方に発光素子35が設けられていると
共に、この発光素子35の左、右両側に受光素子
36,37が夫々設けられており、更に発光素子
32及び35の上方にスリツト20を有した光制
限板19が夫々設けられている。
この場合ケース12が傾いたときの各受光素子
33,34,36,37の検出出力を第7図に示
す。この第2実施例の場合、各受光素子33,3
4,36,37の検出出力が急激に変化するとこ
ろの中間点に夫々基準値を設定することにより、
ケース12の傾斜角度をθ1乃至θ5の5段階に区分
できるので、上記第1実施例よりも傾斜角度を細
かく検出することができる。
尚、本考案は上記し且つ図面に示した各実施例
にのみ限定されるものではなく、例えば反射面は
第1の反射面と第2の反射面とに分けずにケース
の底面と平行なものであつても良く、又、反射面
を重錘の側面に設けると共に、発光素子及び受光
素子をその反射面に対向したケースの側面に設け
るようにしても良く、更にスリツトは受光素子側
に設けても良く、加えて支持部材としては板ばね
以外に両端が抵抗なく回動できるように支持され
た棒体であつても良い等、要旨を逸脱しない範囲
内で適宜変更して実施し得る。
[考案の効果] 以上の記述にて明らかなように、本考案の傾斜
角度検出装置は、上端が機体に揺動可能に支持さ
れて垂下状に設けられた支持部材の下端に重錘を
取付けると共に、この重錘と対向して前記機体に
発光素子を設け、又、重錘の発光素子と対向する
面に重錘の移動方向と直交する方向に延びる境界
線を挟んだ両側に位置させて非反射面及び反射面
を設けると共に、前記機体に前記反射面によつて
反射された光を受ける受光素子をを設け、更に発
光素子及び受光素子のうちの一方側に位置して少
なくとも一辺が前記境界線と平行な光透過部を設
けた構成としたことにより、周囲温度に影響され
ることなく傾斜角度を検出できるので、検出回路
が簡単で価格の上昇を抑えることができ、しか
も、検出出力が急激に変化するので、基準値に対
する傾斜角度の大小を正確に検出できて、検出精
度の向上を図ることができ、また、周囲温度や外
部雑音の影響を受け難く、安定した出力が得られ
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の第1実施例を示
し、第1図は縦断正面図、第2図は重錘の底面
図、第3図はケースが傾斜された状態を示す要部
の縦断正面図、第4図は受光素子の出力特製図で
あり、又、第5図乃至第7図は本考案の第2実施
例を示し、第5図は第1図相当図、第6図は第2
図相当図、第7図は第4図相当図である。そし
て、第8図及び第9図は従来構成を示し、第8図
は正面図、第9図は側面図である。 図面中、11は板ばね(支持部材)、12はケ
ース(機体)、13は重錘、14は非反射面、1
5は境界線、16は第1の反射面、17は第2の
反射面、18は発光素子、20はスリツト(光透
過部)、21,22は受光素子、23は重錘、2
4は非反射面、25は境界線、26は第1の反射
面、27は第2の反射面、28は非反射面、29
は境界線、30は第1の反射面、31は第2の反
射面、32は発光素子、33,34は受光素子、
35は発光素子、36,37は受光素子を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端が機体に揺動可能に支持されて垂下状に設
    けられた支持部材と、この支持部材の下端に取付
    けられた重錘と、この重錘と対向して前記機体に
    設けられた発光素子と、前記重錘の前記発光素子
    と対向する面に該重錘の移動方向と直交する方向
    に延びる境界線を挟んだ両側に位置して設けられ
    た非反射面及び反射面と、前記機体に前記反射面
    によつて反射された光を受けるように設けられた
    受光素子と、前記発光素子及び受光素子のうちの
    少なくとも一方側に位置して設けられ少なくとも
    一辺が前記境界線と平行な光透過部とを具備して
    成る傾斜角度検出装置。
JP1987091533U 1987-06-15 1987-06-15 Expired - Lifetime JPH0511452Y2 (ja)

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JPH069296Y2 (ja) * 1989-05-17 1994-03-09 株式会社ソキア 傾斜角検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5937516B2 (ja) * 1983-10-21 1984-09-10 株式会社河合楽器製作所 ピアノアクシヨン機構における調節ボタンの製造法

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JPS5937516U (ja) * 1982-09-03 1984-03-09 オムロン株式会社 傾斜検出センサ

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