JPH05114268A - 磁気デイスク装置 - Google Patents
磁気デイスク装置Info
- Publication number
- JPH05114268A JPH05114268A JP27223791A JP27223791A JPH05114268A JP H05114268 A JPH05114268 A JP H05114268A JP 27223791 A JP27223791 A JP 27223791A JP 27223791 A JP27223791 A JP 27223791A JP H05114268 A JPH05114268 A JP H05114268A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic disk
- magnetic
- disk device
- disks
- spindle motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気ディスク装置の大容量化に伴う磁気ディ
スクの薄型化のためスピンドルモータのキャップを締め
ることによる磁気ディスクの変形を防止する。 【構成】 磁気ディスク１ａ、１ｂ、１ｃの厚みをスピ
ンドルモータ２のキャップ４に近いほどまた底部に近い
ほど厚くなるようにした。 【効果】 磁気ディスクの変形が抑えられ磁気ディスク
の磁気特性が上下面で略等しくなると共に内周側半径値
を小さくでき磁気ディスク装置として大容量化が可能に
なる。
スクの薄型化のためスピンドルモータのキャップを締め
ることによる磁気ディスクの変形を防止する。 【構成】 磁気ディスク１ａ、１ｂ、１ｃの厚みをスピ
ンドルモータ２のキャップ４に近いほどまた底部に近い
ほど厚くなるようにした。 【効果】 磁気ディスクの変形が抑えられ磁気ディスク
の磁気特性が上下面で略等しくなると共に内周側半径値
を小さくでき磁気ディスク装置として大容量化が可能に
なる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置、特に
ハードディスク装置に関するものである。
ハードディスク装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年の磁気ディスク装置の大容量化の要
求はめざましいものがある。磁気ディスク装置としてそ
の要求に応えるためには、 １．線記録密度（単位長さ当りのビットの数）を高くす
る。 ２．トラック密度（単位長さ当りのトラック数）を高く
する。 ３．磁気ディスク枚数を増やす ４．記録領域を大きく取る。 等が考えられ、おもに１，２を達成することにより、大
容量化を達成してきた。現在、３．５インチ磁気ディス
ク装置でさえ線記録密度４５Ｋｂｐｉ、トラック密度２
５００ＴＰＩ（トラック幅８μｍ程度）が実用化されて
いる。
求はめざましいものがある。磁気ディスク装置としてそ
の要求に応えるためには、 １．線記録密度（単位長さ当りのビットの数）を高くす
る。 ２．トラック密度（単位長さ当りのトラック数）を高く
する。 ３．磁気ディスク枚数を増やす ４．記録領域を大きく取る。 等が考えられ、おもに１，２を達成することにより、大
容量化を達成してきた。現在、３．５インチ磁気ディス
ク装置でさえ線記録密度４５Ｋｂｐｉ、トラック密度２
５００ＴＰＩ（トラック幅８μｍ程度）が実用化されて
いる。
【０００３】さらに磁気ディスク装置として容量を増や
すためには、磁気ディスクの枚数を増やしたり、例えば
３．５インチ径の磁気ディスク装置で一般的な内周側の
半径値２３．５〜２４．０ｍｍをもっと小さくしたりす
ることが考えられる。
すためには、磁気ディスクの枚数を増やしたり、例えば
３．５インチ径の磁気ディスク装置で一般的な内周側の
半径値２３．５〜２４．０ｍｍをもっと小さくしたりす
ることが考えられる。
【０００４】しかし、磁気ディスク装置は全高に対して
規格があり、ハーフハイトであれば、４１ｍｍ，１イン
チハイトであれば２５．４ｍｍとなっており、磁気ディ
スクの枚数を増やすためには、磁気ディスクの間隔を狭
くしたり、あるいは磁気ディスクそのものの厚みを薄く
して対応している。
規格があり、ハーフハイトであれば、４１ｍｍ，１イン
チハイトであれば２５．４ｍｍとなっており、磁気ディ
スクの枚数を増やすためには、磁気ディスクの間隔を狭
くしたり、あるいは磁気ディスクそのものの厚みを薄く
して対応している。
【０００５】図６は従来の磁気ディスク装置の磁気ディ
スク取付部を示す側面図である。図６において、１１は
それぞれ磁気ディスク、１２はスピンドルモータ、１３
は磁気ディスク１１間に設けられたスペーサ、１４はキ
ャップである。
スク取付部を示す側面図である。図６において、１１は
それぞれ磁気ディスク、１２はスピンドルモータ、１３
は磁気ディスク１１間に設けられたスペーサ、１４はキ
ャップである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁気デ
ィスクの厚みが薄くなると図６に示すように、スピンド
ルモータのキャップを締めることにより、磁気ディスク
は凹面に反りやすくなる。
ィスクの厚みが薄くなると図６に示すように、スピンド
ルモータのキャップを締めることにより、磁気ディスク
は凹面に反りやすくなる。
【０００７】磁気ディスク自体が反ることにより、被着
されている磁性膜も反ることになる。磁性膜自体は磁歪
を持っており、受ける力によりその磁気特性が変化して
しまうこととなる。
されている磁性膜も反ることになる。磁性膜自体は磁歪
を持っており、受ける力によりその磁気特性が変化して
しまうこととなる。
【０００８】この場合、磁気ディスクの上面と下面とで
受ける力はそれぞれ圧縮力、引張力となるため、磁気デ
ィスクの上面と下面とで、磁気特性は図７に示すように
逆の方向に変化することになる。なお、変化する方向は
磁歪の正負で異なってくる。このため、磁気ディスクの
上面と下面とで電磁変換特性に差が生じ、磁気特性の悪
い面では出力、分解能が低下してしまいデータとしての
信頼性が低下してしまうという課題がある。
受ける力はそれぞれ圧縮力、引張力となるため、磁気デ
ィスクの上面と下面とで、磁気特性は図７に示すように
逆の方向に変化することになる。なお、変化する方向は
磁歪の正負で異なってくる。このため、磁気ディスクの
上面と下面とで電磁変換特性に差が生じ、磁気特性の悪
い面では出力、分解能が低下してしまいデータとしての
信頼性が低下してしまうという課題がある。
【０００９】また、ネジを締めた部分においては、特に
変形がはげしくなり浮上量の変動や信頼性の面から内周
の半径値を小さくできないという課題がある。
変形がはげしくなり浮上量の変動や信頼性の面から内周
の半径値を小さくできないという課題がある。
【００１０】本発明は前記従来の課題を解決するもの
で、磁気ディスクが凹面あるいは凸面に変形せず、また
ネジの部分でも変形しない磁気ディスク装置を提供する
ことを目的としている。
で、磁気ディスクが凹面あるいは凸面に変形せず、また
ネジの部分でも変形しない磁気ディスク装置を提供する
ことを目的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、磁気ディスクと前記磁気ディスクを保持
するスピンドルモータと前記磁気ディスクに対し略平行
に移動するアームと、前記アームに取り付けられたフレ
クシャと、前記フレクシャに取り付けられた浮動型磁気
ヘッドとを備えた磁気ディスク装置であって、前記磁気
ディスクの厚みが前記スピンドルモータの底部に近いほ
ど、またキャップに近いほど厚くなるように構成にし
た。
成するために、磁気ディスクと前記磁気ディスクを保持
するスピンドルモータと前記磁気ディスクに対し略平行
に移動するアームと、前記アームに取り付けられたフレ
クシャと、前記フレクシャに取り付けられた浮動型磁気
ヘッドとを備えた磁気ディスク装置であって、前記磁気
ディスクの厚みが前記スピンドルモータの底部に近いほ
ど、またキャップに近いほど厚くなるように構成にし
た。
【００１２】
【作用】本発明は上記した構成により、スピンドルモー
タの底部およびキャップ部に近い磁気ディスクの厚みを
中央部よりも厚くしているので、キャップを締めても磁
気ディスクの変形を防ぐことができる。
タの底部およびキャップ部に近い磁気ディスクの厚みを
中央部よりも厚くしているので、キャップを締めても磁
気ディスクの変形を防ぐことができる。
【００１３】
【実施例】本発明の一実施例を図１、図２に示す。本実
施例は３．５インチ磁気ディスク装置であり、ハーフハ
イト仕様のものである。図１は本発明の断面図、図２は
斜視図である。１ａ，１ｂ，１ｃは磁気ディスクである
が、本実施例の場合、１ａの厚みを１．２７ｍｍ、１ｂ
の厚みを０．８ｍｍ、１ｃの厚みを０．４ｍｍとした。
ただし、磁気ディスクの枚数及び厚みの選定に関しては
本実施例にとらわれるものではない。２はスピンドルモ
ータでありベース９に固定され、３はスペーサ、４はキ
ャップである。５は磁気ヘッド、６は磁気ヘッドを支持
するフレクシャー、７はフレクシャーを保持し、磁気デ
ィスクに略平行に移動可能なアームである。８はアーム
を移動させるキャリッジである。
施例は３．５インチ磁気ディスク装置であり、ハーフハ
イト仕様のものである。図１は本発明の断面図、図２は
斜視図である。１ａ，１ｂ，１ｃは磁気ディスクである
が、本実施例の場合、１ａの厚みを１．２７ｍｍ、１ｂ
の厚みを０．８ｍｍ、１ｃの厚みを０．４ｍｍとした。
ただし、磁気ディスクの枚数及び厚みの選定に関しては
本実施例にとらわれるものではない。２はスピンドルモ
ータでありベース９に固定され、３はスペーサ、４はキ
ャップである。５は磁気ヘッド、６は磁気ヘッドを支持
するフレクシャー、７はフレクシャーを保持し、磁気デ
ィスクに略平行に移動可能なアームである。８はアーム
を移動させるキャリッジである。
【００１４】また、図２に示すようにキャップを６本の
ネジで固定する事により磁気ディスクをスピンドルモー
タに固定する構成とした。
ネジで固定する事により磁気ディスクをスピンドルモー
タに固定する構成とした。
【００１５】比較例として従来の磁気ディスク装置を図
３に示す。全ての磁気ディスク１１の厚みを０．８ｍｍ
とした以外は図１と同じ構成とした。
３に示す。全ての磁気ディスク１１の厚みを０．８ｍｍ
とした以外は図１と同じ構成とした。
【００１６】この場合、磁気ディスクの総厚みは本発明
で４．９４ｍｍ、比較例で４．８ｍｍとなっている。
で４．９４ｍｍ、比較例で４．８ｍｍとなっている。
【００１７】まず、実施例、比較例について内周２４．
０ｍｍでの出力及び分解能を測定した。測定周波数は出
力ｆ＝４ＭＨｚ、分解能は（ｆ＝１ＭＨｚの出力）／
（ｆ＝４ＭＨｚの出力）である。図１，３に示すように
スピンドルモータの底部から磁気ディスクをＡ，Ｂ，
Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆとし、その面をスピンドルモータの底部
からａ，ｂ，ｃ，………ｋ，ｌとした。
０ｍｍでの出力及び分解能を測定した。測定周波数は出
力ｆ＝４ＭＨｚ、分解能は（ｆ＝１ＭＨｚの出力）／
（ｆ＝４ＭＨｚの出力）である。図１，３に示すように
スピンドルモータの底部から磁気ディスクをＡ，Ｂ，
Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆとし、その面をスピンドルモータの底部
からａ，ｂ，ｃ，………ｋ，ｌとした。
【００１８】
【表１】
【００１９】表１に示すように実施例においては、磁気
ディスク上面、下面の差はほとんどなく略一定の特性が
得られているのに対し、比較例では磁気ディスクＡでは
磁気ディスク上面、磁気ディスクＦでは下面の特性が悪
くなっており、データの信頼性が低下してしまってい
る。
ディスク上面、下面の差はほとんどなく略一定の特性が
得られているのに対し、比較例では磁気ディスクＡでは
磁気ディスク上面、磁気ディスクＦでは下面の特性が悪
くなっており、データの信頼性が低下してしまってい
る。
【００２０】次に図４に示すように、ホトニクスセンサ
ー１０を用いてキャップを締めた状態で磁気ディスク面
の変形を測定した。
ー１０を用いてキャップを締めた状態で磁気ディスク面
の変形を測定した。
【００２１】測定は半径２５ｍｍ、２２．５ｍｍ、２０
ｍｍで行った。結果を図５に示す。実施例においては、
略平坦な面形状になっているのに対し、比較例では半径
が小さくなる程変形が大きく、ネジに対応した６つの凹
凸が生じており、内周半径値を小さくすると、浮上量変
動による再生信号の劣化やＣＳＳ時の信頼性の問題など
が生じてしまうが、本実施例では内周半径値を小さくす
ることが可能である。
ｍｍで行った。結果を図５に示す。実施例においては、
略平坦な面形状になっているのに対し、比較例では半径
が小さくなる程変形が大きく、ネジに対応した６つの凹
凸が生じており、内周半径値を小さくすると、浮上量変
動による再生信号の劣化やＣＳＳ時の信頼性の問題など
が生じてしまうが、本実施例では内周半径値を小さくす
ることが可能である。
【００２２】
【発明の効果】本発明は実施例で示したように、磁気デ
ィスクと前記磁気ディスクを保持するスピンドルモータ
と前記磁気ディスクに対し略平行に移動するアームと、
前記アームに取り付けられたフレクシャと、前記フレク
シャに取り付けられた浮動型磁気ヘッドとを備えた磁気
ディスク装置であって、前記磁気ディスクの厚みが前記
スピンドルモータの底部に近いほど、またキャップに近
いほど、厚くなるような構成にすることにより、キャッ
プを締めても磁気ディスクの変形を防ぐことができるた
め、磁気特性を磁気ディスクの上面、下面で略一定にす
ることができ、データの信頼性を向上することができる
と共に、内周半径値を小さくすることができるため磁気
ディスク装置として大容量化を達成することができる。
ィスクと前記磁気ディスクを保持するスピンドルモータ
と前記磁気ディスクに対し略平行に移動するアームと、
前記アームに取り付けられたフレクシャと、前記フレク
シャに取り付けられた浮動型磁気ヘッドとを備えた磁気
ディスク装置であって、前記磁気ディスクの厚みが前記
スピンドルモータの底部に近いほど、またキャップに近
いほど、厚くなるような構成にすることにより、キャッ
プを締めても磁気ディスクの変形を防ぐことができるた
め、磁気特性を磁気ディスクの上面、下面で略一定にす
ることができ、データの信頼性を向上することができる
と共に、内周半径値を小さくすることができるため磁気
ディスク装置として大容量化を達成することができる。
【図１】本発明の一実施例の磁気ディスク装置を示す断
面図
面図
【図２】本発明の一実施例の磁気ディスク装置を示す斜
視図
視図
【図３】比較例として従来の磁気ディスク装置を示す断
面図
面図
【図４】ホトニクスセンサーによる磁気ディスクの変形
を測定する模式図
を測定する模式図
【図５】（ａ）本実施例の磁気ディスク装置における磁
気ディスクの変形を示したグラフ （ｂ）従来の磁気ディスク装置における磁気ディスクの
変形を示したグラフ
気ディスクの変形を示したグラフ （ｂ）従来の磁気ディスク装置における磁気ディスクの
変形を示したグラフ
【図６】従来の磁気ディスク装置の磁気ディスク取付部
を示す側面図
を示す側面図
【図７】磁気特性の反りによる変化を示すグラフ
１ａ 磁気ディスク １ｂ 磁気ディスク １ｃ 磁気ディスク ２ スピンドルモータ ３ スペーサ ４ キャップ ５ 磁気ヘッド ６ フレクシャ ７ アーム ８ キャリッジ ９ ベース
Claims (2)
- 【請求項１】複数の磁気ディスクと、前記複数の磁気デ
ィスクが積層保持されているスピンドルモータと、前記
磁気ディスクに対し略平行に移動するアームと、前記ア
ームに取り付けられたフレクシャと、前記フレクシャに
取り付けられた浮動型磁気ヘッドとを備えた磁気ディス
ク装置であって、前記複数の磁気ディスクの厚みを異な
らせたことを特徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項２】積層された複数の磁気ディスクにおいて、
両端部の磁気ディスクの厚みが中央部の磁気ディスクの
厚みよりも厚いことを特徴とする請求項１記載の磁気デ
ィスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27223791A JPH05114268A (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 磁気デイスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27223791A JPH05114268A (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 磁気デイスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05114268A true JPH05114268A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17511039
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27223791A Pending JPH05114268A (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 磁気デイスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05114268A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6791791B1 (en) * | 2001-11-30 | 2004-09-14 | Western Digital Technologies, Inc. | Disk drive with disks having different disk stiffness, thickness and material combinations |
| CN114078486A (zh) * | 2020-08-18 | 2022-02-22 | 株式会社东芝 | 盘装置 |
-
1991
- 1991-10-21 JP JP27223791A patent/JPH05114268A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6791791B1 (en) * | 2001-11-30 | 2004-09-14 | Western Digital Technologies, Inc. | Disk drive with disks having different disk stiffness, thickness and material combinations |
| US7064922B1 (en) | 2001-11-30 | 2006-06-20 | Western Digital Technologies, Inc. | Disk drive with disks having different disk stiffness, thickness and material combinations |
| CN114078486A (zh) * | 2020-08-18 | 2022-02-22 | 株式会社东芝 | 盘装置 |
| US11308980B2 (en) | 2020-08-18 | 2022-04-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Disk device with magnetic recording media and improved impact resistance |
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