JPH05113750A - 宅地ナビゲーシヨン装置 - Google Patents
宅地ナビゲーシヨン装置Info
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- JPH05113750A JPH05113750A JP14371091A JP14371091A JPH05113750A JP H05113750 A JPH05113750 A JP H05113750A JP 14371091 A JP14371091 A JP 14371091A JP 14371091 A JP14371091 A JP 14371091A JP H05113750 A JPH05113750 A JP H05113750A
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- Japan
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- map
- distance
- road
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- Traffic Control Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は移動体位置を確認するナビゲーショ
ン装置に関し、住宅地内を移動体が走行してなす業務を
容易にすることを目的とする。 【構成】 移動体が走行する道路地図を記憶する道路地
図記憶部１を備え、道路地図記憶部１から前記移動体の
位置周辺の地図を読み出し、該読み出された地図に該移
動体の位置を表示するナビゲーション装置に、少なくと
も住所、建物、施設の名称、配置、道路の配置を示す住
宅地図を記憶する住宅地図記憶部２と、移動体の位置と
目的地の位置の間の距離を計算する距離計算部３と、距
離が所定距離よりも小さいかどうかを判断する距離判断
部４と、距離が所定距離よりも大きいときには道路地図
記憶部１から読み出される道路地図に該移動体の位置を
表示せしめ、または距離が所定距離よりも小さいときに
は住宅地図記憶部２から読み出される住宅地図に該移動
体の位置を表示せしめる地図切り換え部５とを設ける。
ン装置に関し、住宅地内を移動体が走行してなす業務を
容易にすることを目的とする。 【構成】 移動体が走行する道路地図を記憶する道路地
図記憶部１を備え、道路地図記憶部１から前記移動体の
位置周辺の地図を読み出し、該読み出された地図に該移
動体の位置を表示するナビゲーション装置に、少なくと
も住所、建物、施設の名称、配置、道路の配置を示す住
宅地図を記憶する住宅地図記憶部２と、移動体の位置と
目的地の位置の間の距離を計算する距離計算部３と、距
離が所定距離よりも小さいかどうかを判断する距離判断
部４と、距離が所定距離よりも大きいときには道路地図
記憶部１から読み出される道路地図に該移動体の位置を
表示せしめ、または距離が所定距離よりも小さいときに
は住宅地図記憶部２から読み出される住宅地図に該移動
体の位置を表示せしめる地図切り換え部５とを設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は移動体位置を確認するナ
ビゲーション装置に関する。特に本発明では、住宅地内
を移動体が走行してなす業務を容易にする宅地ナビゲー
ション装置に言及する。
ビゲーション装置に関する。特に本発明では、住宅地内
を移動体が走行してなす業務を容易にする宅地ナビゲー
ション装置に言及する。
【０００２】
【従来の技術】図８は従来のナビゲーション装置を示す
図である。なお、全図を通じて同様の構成要素について
は同一参照番号または記号をもって表す。本図の構成に
は、移動体の車速、方位、回転角等を検出すべく、移動
体に取り付られた各種センサ10と、該各種センサ10から
のデータから移動体の位置を演算処理してもとめるロケ
ーション処理部11と、前記ロケーション処理部11に基準
位置データを与えて、ロケーション処理部11の位置精度
を向上せしめるグローバルポジション装置12と、該グロ
ーバルポジション装置12と通信して該グローバルポジシ
ョン装置に移動体の前記基準位置データを作成しめる人
工衛星13と、移動体が走行する道路データ、および該道
路の表示データを記憶する、前記ロケーション処理部11
による移動体の位置のデータを読み出すロケーション用
データベースおよびロケーション表示用データベース部
14と、前記ロケーション処理部11から移動体の位置デー
タを受けて、前記ベースデータ14から移動体の位置周辺
の道路地図データを切り出す制御を行う表示制御部15
と、地図を読み出して移動体の初期位置を地図にカーソ
ル等によって入力する操作部16と、前記表示制御部15に
よって切り出された道路地図と、現在の移動体の位置示
すマーカとを表示する表示器17とが含まれる。
図である。なお、全図を通じて同様の構成要素について
は同一参照番号または記号をもって表す。本図の構成に
は、移動体の車速、方位、回転角等を検出すべく、移動
体に取り付られた各種センサ10と、該各種センサ10から
のデータから移動体の位置を演算処理してもとめるロケ
ーション処理部11と、前記ロケーション処理部11に基準
位置データを与えて、ロケーション処理部11の位置精度
を向上せしめるグローバルポジション装置12と、該グロ
ーバルポジション装置12と通信して該グローバルポジシ
ョン装置に移動体の前記基準位置データを作成しめる人
工衛星13と、移動体が走行する道路データ、および該道
路の表示データを記憶する、前記ロケーション処理部11
による移動体の位置のデータを読み出すロケーション用
データベースおよびロケーション表示用データベース部
14と、前記ロケーション処理部11から移動体の位置デー
タを受けて、前記ベースデータ14から移動体の位置周辺
の道路地図データを切り出す制御を行う表示制御部15
と、地図を読み出して移動体の初期位置を地図にカーソ
ル等によって入力する操作部16と、前記表示制御部15に
よって切り出された道路地図と、現在の移動体の位置示
すマーカとを表示する表示器17とが含まれる。
【０００３】次に道路表示の作用について説明する。ロ
ケーション処理部11では、各種センサ10からの時々刻々
入力される車速、方位、回転角等の信号を使って、次の
ような移動体の位置（ｘ，ｙ）の累積計算を行う。
ケーション処理部11では、各種センサ10からの時々刻々
入力される車速、方位、回転角等の信号を使って、次の
ような移動体の位置（ｘ，ｙ）の累積計算を行う。
【０００４】
【数１】 このｘ，ｙはグローバルポジション装置12の基準位置デ
ータによって一定間隔ごとに補正される。データベース
14は通常CDROM(Compact Disk Read Only Memory)で構成
され、例えば日本全国、米国、欧州等の道路情報が記憶
され、表示制御部15によって例えば表示器17に１／５万
〜１／１万程度の縮尺で表示される。道路地図記憶部に
ついては実施例の項でさらに詳細に説明する。
ータによって一定間隔ごとに補正される。データベース
14は通常CDROM(Compact Disk Read Only Memory)で構成
され、例えば日本全国、米国、欧州等の道路情報が記憶
され、表示制御部15によって例えば表示器17に１／５万
〜１／１万程度の縮尺で表示される。道路地図記憶部に
ついては実施例の項でさらに詳細に説明する。
【０００５】図９は図８の表示制御部の処理内容を説明
する図である。本図（１）には、主要道路Ｘ，Ｙがあ
り、説明の簡単化のためこれ以外の道路の表示を省略し
て説明を行う。移動体が主要道路Ｘを走行してマーカＡ
（ｘ，ｙ）に位置するとき、表示制御部15によってマー
カＡを中心にその周囲の領域を切り出して本図（２）の
ように表示器17に表示する。さらに移動体が一定時間走
行して、本図（１）のマーカＢの位置にあるとロケーシ
ョン処理部11によって判断されるならば、表示制御部15
はマーカＢを中心にその周囲の領域を切り出して本図
（３）のように表示器に表示する。
する図である。本図（１）には、主要道路Ｘ，Ｙがあ
り、説明の簡単化のためこれ以外の道路の表示を省略し
て説明を行う。移動体が主要道路Ｘを走行してマーカＡ
（ｘ，ｙ）に位置するとき、表示制御部15によってマー
カＡを中心にその周囲の領域を切り出して本図（２）の
ように表示器17に表示する。さらに移動体が一定時間走
行して、本図（１）のマーカＢの位置にあるとロケーシ
ョン処理部11によって判断されるならば、表示制御部15
はマーカＢを中心にその周囲の領域を切り出して本図
（３）のように表示器に表示する。
【０００６】表示制御部15は本図（４）に示すようにマ
ーカＡを中心とする表示部分のａ領域とマーカＢを中心
とする表示部分のｂ領域とは同一データであるのでマー
カＢを中心とする表示のｂ領域ではマーカＡの中心とす
る表示のａ領域からデータが転送され、そのｃ領域につ
いてのみデータベース14から新たにデータを読み出し、
データの更新の迅速化を図っている。ナビゲーションは
表示だけでなく音声によるガイドによっても得られる。
ーカＡを中心とする表示部分のａ領域とマーカＢを中心
とする表示部分のｂ領域とは同一データであるのでマー
カＢを中心とする表示のｂ領域ではマーカＡの中心とす
る表示のａ領域からデータが転送され、そのｃ領域につ
いてのみデータベース14から新たにデータを読み出し、
データの更新の迅速化を図っている。ナビゲーションは
表示だけでなく音声によるガイドによっても得られる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、移動
体たる乗用車にかかるナビゲーション装置を搭載するも
のが増えてきている。しかしながら従来のナビゲーショ
ン装置では、宅配業務、救急車の現場への急行、消防車
の火災現場への急行、タクシー業務等のように住宅地へ
接近するものについて適確な地理情報を提供できないと
いう問題があった。このため目的地での詳細情報を得る
ために別途住宅地図を持参し、目的地を検索しなければ
ならず本来の業務に支障を招いていた。
体たる乗用車にかかるナビゲーション装置を搭載するも
のが増えてきている。しかしながら従来のナビゲーショ
ン装置では、宅配業務、救急車の現場への急行、消防車
の火災現場への急行、タクシー業務等のように住宅地へ
接近するものについて適確な地理情報を提供できないと
いう問題があった。このため目的地での詳細情報を得る
ために別途住宅地図を持参し、目的地を検索しなければ
ならず本来の業務に支障を招いていた。
【０００８】したがって本発明は、上記問題点に鑑み
て、住宅地内でも適確な地理情報を移動体に容易に提供
することを目的とする。
て、住宅地内でも適確な地理情報を移動体に容易に提供
することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】第１図は本発明の原理構
成を示す図である。本発明は、前記問題点を解決するた
めに、移動体が走行する道路地図を記憶する道路地図記
憶部１を備え、該道路地図記憶部１から前記移動体の位
置周辺の地図を読み出し、該読み出された地図に該移動
体の位置を表示するナビゲーション装置に、住宅地図記
憶部２と、距離計算部３と、距離判断部４と、地図切り
換え部５を設ける。
成を示す図である。本発明は、前記問題点を解決するた
めに、移動体が走行する道路地図を記憶する道路地図記
憶部１を備え、該道路地図記憶部１から前記移動体の位
置周辺の地図を読み出し、該読み出された地図に該移動
体の位置を表示するナビゲーション装置に、住宅地図記
憶部２と、距離計算部３と、距離判断部４と、地図切り
換え部５を設ける。
【００１０】住宅地図記憶部２は少なくとも住所、建
物、施設の名称、配置、道路の配置を示す住宅地図を記
憶する。距離計算部３は、前記移動体の位置と目的地の
位置の間の距離を計算する。距離判断部４は、前記距離
が所定距離よりも小さいかどうかを判断する。地図切り
換え部５は、前記距離が所定距離よりも大きいときには
前記道路地図記憶部１から読み出される道路地図に該移
動体の位置を表示せしめ、または前記距離が所定距離よ
りも小さいときには前記住宅地図記憶部２から読み出さ
れる住宅地図に該移動体の位置を表示せしめる。
物、施設の名称、配置、道路の配置を示す住宅地図を記
憶する。距離計算部３は、前記移動体の位置と目的地の
位置の間の距離を計算する。距離判断部４は、前記距離
が所定距離よりも小さいかどうかを判断する。地図切り
換え部５は、前記距離が所定距離よりも大きいときには
前記道路地図記憶部１から読み出される道路地図に該移
動体の位置を表示せしめ、または前記距離が所定距離よ
りも小さいときには前記住宅地図記憶部２から読み出さ
れる住宅地図に該移動体の位置を表示せしめる。
【００１１】
【作用】第１図において本発明の宅地ナビゲーション装
置によれば、住宅地図記憶部２によって少なくとも住
所、建物、施設の名称、配置、道路の配置を示す住宅地
図が記憶され、距離計算部３によって移動体の位置と目
的地の位置の間の距離が計算され、距離判断部４によっ
て前記距離が所定距離よりも小さいかどうか判断され、
地図切り換え部５によって前記距離が所定距離よりも大
きいときには、前記道路地図記憶部１から読み出される
道路地図に該移動体の位置を表示せしめまたは前記距離
が所定距離よりも小さいときには前記住宅地図記憶部２
から読み出される住宅地図に該移動体の位置を表示せし
めることによって、目的地に容易に接近すべく宅配業
務、消防車等の現場急行業務等に対し適確な地理情報を
提供することが可能になる。
置によれば、住宅地図記憶部２によって少なくとも住
所、建物、施設の名称、配置、道路の配置を示す住宅地
図が記憶され、距離計算部３によって移動体の位置と目
的地の位置の間の距離が計算され、距離判断部４によっ
て前記距離が所定距離よりも小さいかどうか判断され、
地図切り換え部５によって前記距離が所定距離よりも大
きいときには、前記道路地図記憶部１から読み出される
道路地図に該移動体の位置を表示せしめまたは前記距離
が所定距離よりも小さいときには前記住宅地図記憶部２
から読み出される住宅地図に該移動体の位置を表示せし
めることによって、目的地に容易に接近すべく宅配業
務、消防車等の現場急行業務等に対し適確な地理情報を
提供することが可能になる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図２は本発明の第１の実施例に係る宅地ナ
ビゲーション装置を示す図である。本図の構成を説明す
る。図８の構成要素と異なるものはロケーション用デー
タベース、ロケーション表示用データベース部14に設け
られた住宅地図記憶部２と、表示制御部15に設けられた
距離計算部３と、距離判断部４と、地図切換え部５とで
ある。
て説明する。図２は本発明の第１の実施例に係る宅地ナ
ビゲーション装置を示す図である。本図の構成を説明す
る。図８の構成要素と異なるものはロケーション用デー
タベース、ロケーション表示用データベース部14に設け
られた住宅地図記憶部２と、表示制御部15に設けられた
距離計算部３と、距離判断部４と、地図切換え部５とで
ある。
【００１３】道路地図記憶部１について説明する。図３
は図２の道路地図記憶部から読み出されて表示器に表示
される道路地図を示す図である。道路地図記憶部１は例
えば64Ｋバイトの容量を有するCDROM であり、表示器17
に表示される１画面の寸法は例えば横３km、縦２kmの領
域内の道路地図を示し、本図は大都会の部分的道路地図
であり、線図は道路を示す。本図に示すマーカＡは移動
体であり、マーカＺは目的地を示す。
は図２の道路地図記憶部から読み出されて表示器に表示
される道路地図を示す図である。道路地図記憶部１は例
えば64Ｋバイトの容量を有するCDROM であり、表示器17
に表示される１画面の寸法は例えば横３km、縦２kmの領
域内の道路地図を示し、本図は大都会の部分的道路地図
であり、線図は道路を示す。本図に示すマーカＡは移動
体であり、マーカＺは目的地を示す。
【００１４】住宅地図記憶部２について説明する。図４
は図の住宅地図記憶部から読み出されて表示器に表示さ
れる住宅地図を示す図である。住宅地図記憶部２は例え
ば64Ｋバイト×４の容量を有するCDROM であり、表示器
17に表示される１画面の寸法は例えば横 350ｍ、縦 200
ｍの領域内の住宅地図を示し、本図は大都会の部分的住
宅地図である。表示器17は９〜10インチの液晶表示器で
構成される。
は図の住宅地図記憶部から読み出されて表示器に表示さ
れる住宅地図を示す図である。住宅地図記憶部２は例え
ば64Ｋバイト×４の容量を有するCDROM であり、表示器
17に表示される１画面の寸法は例えば横 350ｍ、縦 200
ｍの領域内の住宅地図を示し、本図は大都会の部分的住
宅地図である。表示器17は９〜10インチの液晶表示器で
構成される。
【００１５】住宅地図記憶部２には移動体が業務を行う
に必要な１／5000〜１／500 縮尺の住宅地図が備えら
れ、その住宅地図には住所と、道路と、道路に沿ってま
たは道路間にある建物、施設の平面図、その建物、施設
の名称、道路の名称、交差点名バス停名、電車線路、駅
名、等が記載される。図４に表示する住宅地図の寸法で
は住所、主要な建物等の表示がなされているが、必要に
応じて拡大表示することにより小さな建物等の表示が現
われるようにしてもよい。
に必要な１／5000〜１／500 縮尺の住宅地図が備えら
れ、その住宅地図には住所と、道路と、道路に沿ってま
たは道路間にある建物、施設の平面図、その建物、施設
の名称、道路の名称、交差点名バス停名、電車線路、駅
名、等が記載される。図４に表示する住宅地図の寸法で
は住所、主要な建物等の表示がなされているが、必要に
応じて拡大表示することにより小さな建物等の表示が現
われるようにしてもよい。
【００１６】距離計算部３について説明する。距離計算
部３はロケーション処理部11によって得られた移動体の
現位置と、操作部16によって入力された目的地の位置と
の間の距離を計算する。すなわち、図３における移動体
の位置を示すマーカＡと目的地の位置を示すマーカＺの
間の距離Ｌ〔ｍ〕を時々刻々計算する。
部３はロケーション処理部11によって得られた移動体の
現位置と、操作部16によって入力された目的地の位置と
の間の距離を計算する。すなわち、図３における移動体
の位置を示すマーカＡと目的地の位置を示すマーカＺの
間の距離Ｌ〔ｍ〕を時々刻々計算する。
【００１７】距離判断部４について説明する。距離判断
部４はマーカＡとマーカＺの間の距離Ｌ〔ｍ〕が時々刻
々所定値Ｌ0 〔ｍ〕と比較され、Ｌ＜Ｌ0 が成立するか
否かを判断する。この所定値Ｌ0 は表示器17の１画面に
表示できる住宅地図の範囲および表示器17の解像度によ
り定まり、１画面の範囲が大きくまた解像度が高ければ
所定値Ｌ0 も大きくできる。しかし、所定値Ｌo をむや
みに大きくすることは目的地から離れているのに住宅地
図の表示をすることとなるが、この場合にはむしろ道路
地図の情報を必要とするのであまり意味がない。
部４はマーカＡとマーカＺの間の距離Ｌ〔ｍ〕が時々刻
々所定値Ｌ0 〔ｍ〕と比較され、Ｌ＜Ｌ0 が成立するか
否かを判断する。この所定値Ｌ0 は表示器17の１画面に
表示できる住宅地図の範囲および表示器17の解像度によ
り定まり、１画面の範囲が大きくまた解像度が高ければ
所定値Ｌ0 も大きくできる。しかし、所定値Ｌo をむや
みに大きくすることは目的地から離れているのに住宅地
図の表示をすることとなるが、この場合にはむしろ道路
地図の情報を必要とするのであまり意味がない。
【００１８】次に地図切り換え部５について説明する。
地図切り換え部５は、前記距離判断部４からＬ≧Ｌ0 と
の判断の信号を受けている間、表示器17へ道路地図記憶
部１から読み出される道路地図に該移動体の位置と目的
地を表示せしめ、Ｌ＜Ｌ0 との判断の信号を受けた場合
には前記住宅地図記憶部２から読み出される住宅地図に
該移動体の位置を表示せしめる。
地図切り換え部５は、前記距離判断部４からＬ≧Ｌ0 と
の判断の信号を受けている間、表示器17へ道路地図記憶
部１から読み出される道路地図に該移動体の位置と目的
地を表示せしめ、Ｌ＜Ｌ0 との判断の信号を受けた場合
には前記住宅地図記憶部２から読み出される住宅地図に
該移動体の位置を表示せしめる。
【００１９】次に本実施例の動作を説明する。図５は本
実施例の一連の動作を説明するフローチャートである。
本図に示すように、操作部16により表示器17へ目的地Ｚ
を含む住宅地図を住宅地図記憶部２から読み出し、例え
ば図４に示すように目的地ＺとしてＡビィルディングを
カーソルで設定する（ステップ１）。この設定後、表示
器17には道路地図記憶部１から、移動体の位置を中心と
する１／５万〜１／１万縮尺の道路地図が読み出されて
表示され、図３に示すようにその道路地図の中心には移
動体の位置Ａがマーカで表示され、さらに、目的地Ｚが
マーカで表示され（ステップ２）、Ｚを中心に所定距離
Ｌを半径とする円表示をしてもよい。道路地図から住宅
地図へ切り換える目安を与えるためである。距離計算部
３ではマーカＡおよびＺに示すように移動体の現在位置
と目的位置との距離Ｌを計算する（ステップ３）。距離
判断部４では距離Ｌが所定値Ｌ0 よりも大きいと判断す
る場合には（ステップ４）、地図切換部５によって道路
地図記憶部１から道路地図を読み出す道路地図表示モー
ドが維持され（ステップ６）、移動体の移動に伴って時
々刻々地図表示更新を行う（ステップ７）。ステップ８
を介して時々刻々上記処理を繰り返す。ステップ４で距
離Ｌ＜Ｌ0 となったら、地図切換部５によって道路地図
表示モードから住宅地図表示モードへ切り換えられ、住
宅地図記憶部２から住宅地図を図４に示すように表示器
17へ表示する。図４の住宅地図の中心には移動体があ
り、マーカＡが示す移動体を中心とする周囲の道路配
置、建物配置が表示される（ステップ６）。本図の表示
時点では進行方向に対して道路が二叉になり、その右側
の道路を進み、次の交叉点に目的地であるマーカＺによ
って示されるＡビィルディングが示される。ステップ７
で移動体の移動に伴って時々刻々住宅地図の地図表示更
新を目的位置に到達するまで行う。
実施例の一連の動作を説明するフローチャートである。
本図に示すように、操作部16により表示器17へ目的地Ｚ
を含む住宅地図を住宅地図記憶部２から読み出し、例え
ば図４に示すように目的地ＺとしてＡビィルディングを
カーソルで設定する（ステップ１）。この設定後、表示
器17には道路地図記憶部１から、移動体の位置を中心と
する１／５万〜１／１万縮尺の道路地図が読み出されて
表示され、図３に示すようにその道路地図の中心には移
動体の位置Ａがマーカで表示され、さらに、目的地Ｚが
マーカで表示され（ステップ２）、Ｚを中心に所定距離
Ｌを半径とする円表示をしてもよい。道路地図から住宅
地図へ切り換える目安を与えるためである。距離計算部
３ではマーカＡおよびＺに示すように移動体の現在位置
と目的位置との距離Ｌを計算する（ステップ３）。距離
判断部４では距離Ｌが所定値Ｌ0 よりも大きいと判断す
る場合には（ステップ４）、地図切換部５によって道路
地図記憶部１から道路地図を読み出す道路地図表示モー
ドが維持され（ステップ６）、移動体の移動に伴って時
々刻々地図表示更新を行う（ステップ７）。ステップ８
を介して時々刻々上記処理を繰り返す。ステップ４で距
離Ｌ＜Ｌ0 となったら、地図切換部５によって道路地図
表示モードから住宅地図表示モードへ切り換えられ、住
宅地図記憶部２から住宅地図を図４に示すように表示器
17へ表示する。図４の住宅地図の中心には移動体があ
り、マーカＡが示す移動体を中心とする周囲の道路配
置、建物配置が表示される（ステップ６）。本図の表示
時点では進行方向に対して道路が二叉になり、その右側
の道路を進み、次の交叉点に目的地であるマーカＺによ
って示されるＡビィルディングが示される。ステップ７
で移動体の移動に伴って時々刻々住宅地図の地図表示更
新を目的位置に到達するまで行う。
【００２０】図６は本発明の第２の実施例に係る宅地ナ
ビゲーション装置を示す図である。本図に示す構成要素
において、図２の第１の実施例と異なるものはロケーシ
ョン用データベース・ロケーション表示用データベース
14に設けられた可変情報部20である。該可変情報部20は
例えばＩＣカードで構成され、時代の変遷に伴う建物、
施設の名称変更、住所表示の変更、建物、道路自体の変
更等に対応して、道路地図記憶部１および住宅地図記憶
部２の記憶内容を補正する。
ビゲーション装置を示す図である。本図に示す構成要素
において、図２の第１の実施例と異なるものはロケーシ
ョン用データベース・ロケーション表示用データベース
14に設けられた可変情報部20である。該可変情報部20は
例えばＩＣカードで構成され、時代の変遷に伴う建物、
施設の名称変更、住所表示の変更、建物、道路自体の変
更等に対応して、道路地図記憶部１および住宅地図記憶
部２の記憶内容を補正する。
【００２１】図７は可変情報を作成する構成を示す図で
ある。本図はＩ／Ｏ装置21、パソコン22、CRT23 からな
り、可変情報部20をＩ／Ｏ装置にセットして、容易に可
変情報部20に建物等の変更情報を作成することができる
ことを示す。ところで道路地図記憶部１、および住宅地
図記憶部２が前記のようにCDROM で構成されかつ、膨大
な情報量を記憶しているがこれを一部変更するには複雑
で長期間を要する。したがって可変情報部20によれば、
CDROM のように長期間を要することなく、頻繁に変化す
る住宅地図の表示情報を容易に変更することができる。
ある。本図はＩ／Ｏ装置21、パソコン22、CRT23 からな
り、可変情報部20をＩ／Ｏ装置にセットして、容易に可
変情報部20に建物等の変更情報を作成することができる
ことを示す。ところで道路地図記憶部１、および住宅地
図記憶部２が前記のようにCDROM で構成されかつ、膨大
な情報量を記憶しているがこれを一部変更するには複雑
で長期間を要する。したがって可変情報部20によれば、
CDROM のように長期間を要することなく、頻繁に変化す
る住宅地図の表示情報を容易に変更することができる。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、住
所、建物の名称配置、道路配置等を示す住宅地図が記憶
され、移動体の位置が目的位置から十分離れているとき
には、道路地図に表示され、目的位置から所定距離に入
ったときには住宅地図に表示されるようにしたので、目
的位置への移動体の接近が容易になる。
所、建物の名称配置、道路配置等を示す住宅地図が記憶
され、移動体の位置が目的位置から十分離れているとき
には、道路地図に表示され、目的位置から所定距離に入
ったときには住宅地図に表示されるようにしたので、目
的位置への移動体の接近が容易になる。
【図１】本発明の原理構成を示す図である。
【図２】本発明の第１の実施例に係る宅地ナビゲーショ
ン装置を示す図である。
ン装置を示す図である。
【図３】図２の道路地図記憶部から読み出されて表示器
に表示される道路地図を示す図である。
に表示される道路地図を示す図である。
【図４】図２の住宅地図記憶部から読み出されて表示器
に表示される住宅地図を示す図である。
に表示される住宅地図を示す図である。
【図５】本実施例の一連の動作を説明するフローチャー
トである。
トである。
【図６】本発明の第２の実施例に係る宅地ナビゲーショ
ン装置を示す図である。
ン装置を示す図である。
【図７】可変情報を作成する構成を示す図である。
【図８】従来のナビゲーション装置を示す図である。
【図９】図８の表示制御部の処理内容を説明する図であ
る。
る。
１…道路地図記憶部 ２…住宅地図記憶部 ３…距離計算部 ４…距離判断部 ５…地図切り換え部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年１０月１６日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、住
所、建物の名称配置、道路配置等を示す住宅地図が記憶
され、移動体の位置が目的位置から十分離れているとき
には、道路地図に表示され、目的位置から所定距離に入
ったときには住宅地図に表示されるようにしたので、目
的位置への移動体の接近が容易になる。
所、建物の名称配置、道路配置等を示す住宅地図が記憶
され、移動体の位置が目的位置から十分離れているとき
には、道路地図に表示され、目的位置から所定距離に入
ったときには住宅地図に表示されるようにしたので、目
的位置への移動体の接近が容易になる。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の原理構成を示す図である。
【図２】本発明の第１の実施例に係る宅地ナビゲーショ
ン装置を示す図である。
ン装置を示す図である。
【図３】図２の道路地図記憶部から読み出されて表示器
に表示される道路地図を示す図である。
に表示される道路地図を示す図である。
【図４】図２の住宅地図記憶部から読み出されて表示器
に表示される道路地図を示す図である。
に表示される道路地図を示す図である。
【図５】本実施例の一連の動作を説明するフローチャー
トである。
トである。
【図６】本発明の第２の実施例に係る宅地ナビゲーショ
ン装置を示す図である。
ン装置を示す図である。
【図７】可変情報を作成する構成を示す図である。
【図８】従来のナビゲーション装置を示す図である。
【図９】図８の表示制御部の処理内容を説明する図であ
る。
る。
【符号の説明】 １…道路地図記憶部 ２…住宅地図記憶部 ３…距離計算部 ４…距離判断部 ５…地図切り換え部
Claims (2)
- 【請求項１】移動体が走行する道路地図を記憶する道路
地図記憶部（１）を備え、該道路地図記憶部（１）から
前記移動体の位置周辺の地図を読み出し、該読み出され
た地図に該移動体の位置を表示するナビゲーション装置
において、 少なくとも住所、建物、施設の名称、配置、道路の配置
を示す住宅地図を記憶する住宅地図記憶部（２）と、 前記移動体の位置と目的地の位置の間の距離を計算する
距離計算部（３）と、 前記距離が所定距離よりも小さいかどうかを判断する距
離判断部（４）と、 前記距離が所定距離よりも大きいときには前記道路地図
記憶部（１）から読み出される道路地図に該移動体の位
置を表示せしめ、または前記距離が所定距離よりも小さ
いときには前記住宅地図記憶部（２）から読み出される
住宅地図に該移動体の位置を表示せしめる地図切り換え
部（５）とを備えることを特徴とする宅地ナビゲーショ
ン装置。 - 【請求項２】前記道路地図記憶部（１）に記憶された少
なくとも道路表示、前記住宅地図記憶部（２）に記憶さ
れた少なくとも住所、建物、施設名称、配置、道路の配
置を変更可能にする請求項１記載の宅地ナビゲーション
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14371091A JP2925358B2 (ja) | 1991-06-15 | 1991-06-15 | 宅地ナビゲーション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14371091A JP2925358B2 (ja) | 1991-06-15 | 1991-06-15 | 宅地ナビゲーション装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05113750A true JPH05113750A (ja) | 1993-05-07 |
| JP2925358B2 JP2925358B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=15345178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14371091A Expired - Lifetime JP2925358B2 (ja) | 1991-06-15 | 1991-06-15 | 宅地ナビゲーション装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2925358B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05313569A (ja) * | 1992-05-07 | 1993-11-26 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用表示装置 |
| EP0633452A1 (en) * | 1993-07-07 | 1995-01-11 | Aisin Aw Co., Ltd. | Navigation system |
| JPH0814930A (ja) * | 1994-07-04 | 1996-01-19 | Japan Radio Co Ltd | ナビゲーション装置 |
| JPH0875482A (ja) * | 1994-09-01 | 1996-03-22 | Japan Radio Co Ltd | ナビゲーション装置 |
| WO2001013067A1 (fr) * | 1999-08-12 | 2001-02-22 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dispositif de navigation |
| JP2002040930A (ja) * | 1995-10-04 | 2002-02-08 | Aisin Aw Co Ltd | 情報表示装置、情報表示方法、ナビゲーション装置及びナビゲーション方法 |
-
1991
- 1991-06-15 JP JP14371091A patent/JP2925358B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05313569A (ja) * | 1992-05-07 | 1993-11-26 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用表示装置 |
| EP0633452A1 (en) * | 1993-07-07 | 1995-01-11 | Aisin Aw Co., Ltd. | Navigation system |
| JPH0814930A (ja) * | 1994-07-04 | 1996-01-19 | Japan Radio Co Ltd | ナビゲーション装置 |
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| JP2002040930A (ja) * | 1995-10-04 | 2002-02-08 | Aisin Aw Co Ltd | 情報表示装置、情報表示方法、ナビゲーション装置及びナビゲーション方法 |
| WO2001013067A1 (fr) * | 1999-08-12 | 2001-02-22 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dispositif de navigation |
| US6427116B2 (en) | 1999-08-12 | 2002-07-30 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Navigation system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2925358B2 (ja) | 1999-07-28 |
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