JPH05113541A - 内視鏡照明装置 - Google Patents

内視鏡照明装置

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JPH05113541A
JPH05113541A JP3274156A JP27415691A JPH05113541A JP H05113541 A JPH05113541 A JP H05113541A JP 3274156 A JP3274156 A JP 3274156A JP 27415691 A JP27415691 A JP 27415691A JP H05113541 A JPH05113541 A JP H05113541A
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JP
Japan
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light guide
optical axis
illumination
window
observation
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JP3274156A
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Ko Tanaka
耕 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ライトガイドに適正な傾きを与えて、内視鏡
の先端硬性部における構成要素の機械的な配置を容易
に、かつ、良好な配光を得ることを可能とする。 【構成】 内視鏡先端硬性部の側面に照明窓2と観察窓
3を備え、内視鏡の軸に垂直な断面内において、照明窓
2の内側に配設したライトガイド束4のライトガイド光
軸4aが、観察光軸8に対して傾斜するように、ライト
ガイド束4を配置してある。また、この断面内で、ライ
トガイド光軸4aに沿って伝達された照明光のライトガ
イド射出端面4bから射出後における進行方向が、観察
光軸8とほぼ平行になるように、ライトガイド射出端面
4bの形状を選定してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡の先端硬性部の
側面に観察窓と照明窓とを備えた内視鏡の照明装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、先端硬性部の側面に照明窓と観察
窓とを備え、該照明窓の内側にライトガイドの射出端面
を配置した内視鏡(側視型内視鏡)の先端硬性部は、図
14,図15に示す構造になっている。図14は、内視
鏡先端部の観察光学系と照明光学系を含む断面図、図1
5は、内視鏡の軸に直交する断面図である。
【0003】両図において、2は照明窓であり、照明窓
端面2b,照明レンズ2c等から構成してある。3は観
察窓であり、観察窓端面3b,観察レンズ3c等から構
成してある。4はライトガイド束で、ライトガイド射出
端面4bにおいて照明レンズ2cと光学的に連結してい
る。5はプリズム、6は結像光学系であり、プリズム
5,結像光学系6は観察光学系の一部を構成している。
また、2aは照明窓2の光学的中心軸である照明窓光
軸、3aは観察窓3の光学的中心軸である観察窓光軸、
4aはライトガイド束4の中心軸であるライトガイド光
軸を示している。なお、直線9は照明範囲を、直線10
は観察視野範囲を明示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図14,図15におけ
るように、照明窓光軸2aとライトガイド光軸4aが一
致している構成では、照明窓2下方の内視鏡の中心付近
で、ライトガイド束4が内視鏡の軸に沿って存在する形
となる。このような構成では、ライトガイド束4の存在
が障害になって、先端硬性部を起上させる操作に用いる
フレキシブルシャフトや鉗子チャネル等の挿設がうまく
いかず、あるいは、これらを挿設するスペースを確保す
るため、内視鏡を太くしなければいけない、といった問
題がある。
【0005】上述の問題を避けるため、図16に示すよ
うに、特開昭62ー180319号公報では、照明窓2
の下で、ライトガイド束4をすぐに側方へ曲げて、ライ
トガイド束4の位置を、内視鏡の中心からずらす考えを
示してある。しかし、この構成では、狭い空間内でガラ
スファイバーは複数回も急激に曲げられ、そのため折れ
やすく、好ましい配置とはいえない。
【0006】また、図14のような側視型内視鏡では、
必然的に照明窓2と観察窓3が内視鏡の軸方向に並設す
る構造となるが、照明系と観察系のパララックスによ
り、観察視野範囲内に照明光の到達しない部分(符号A
で示す)が生じてしまう。この除去対策として、図17
に示すように、特開昭61ー267726号公報では、
ライトガイド束4の先端部を観察系側へ傾けて配置し、
照明光が観察窓3の正面へ進行することを図っている。
しかし、照明窓2と観察窓3との間隔、ライトガイド束
4の傾き状態等によって、観察物体上での照明光の強度
分布、すなわち配光は大きく変化する。したがって、良
好な照明状態を得るには、照明窓2,観察窓3及びライ
トガイド束4など、内視鏡の構成要素の適正な配置が重
要である。
【0007】本発明は、この種の内視鏡がかかえる上述
の課題に鑑みて、内視鏡の構成要素の機械的な配置を容
易にするとともに、良好な配光がえられる内視鏡の照明
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、先端硬性部の
側面に照明窓と観察窓とを備え、該照明窓の内側にライ
トガイドの射出端面を配置した内視鏡照明装置におい
て、該内視鏡の軸に垂直な断面内において、該ライトガ
イドの軸が観察光軸に対して傾斜するように該ライトガ
イドを配置するとともに、該断面内において該ライトガ
イドの軸に沿って伝達された照明光の該ライトガイド射
出後の進行方向が該観察光軸とほぼ平行になるように該
ライトガイド射出端面の形状を選定したことを特徴とし
ている。
【0009】また、本発明は、先端硬性部の側面に照明
窓と観察窓とを備え、該照明窓の内側にライトガイドの
射出端面を配置した内視鏡照明装置において、下記の
(1)式を満足するものである。 10≦Lsinθ1 sinθ2 /sin(θ1 −θ2 )≦50・・・・・・・・(1) ただし、Lは該観察窓端面での該観察光軸と該照明窓端
面での該照明光軸との距離(単位はmm)、θ1 は該観
察光軸と該観察窓端面とのなす角度、θ2 は該照明光軸
と該照明窓端面とのなす角度。
【0010】
【作用】内視鏡の先端硬性部の軸方向に垂直な断面にお
いて、前出の図15が示すように、従来は照明窓端面2
bに対して、ライトガイド光軸4aが垂直であり、照明
窓光軸2aとライトガイド光軸4aは、同一線上でほぼ
一致、もしくは平行である。また、照明窓光軸2aと観
察窓光軸3aも平行である。その結果、ライトガイド束
4から射出した光は、照明窓2を通過して照明窓光軸2
aを中心にして一様に照明し、観察に適する良好な配光
が得られる。本発明はこの点に着目し、先端硬性部の軸
方向に垂直な断面において、照明窓光軸2aと観察窓光
軸3aが平行であるとき、照明窓光軸2aに対しライト
ガイド光軸4aがある角度で設定された場合でも、先端
硬性部の軸方向に垂直な断面において、照明光軸と観察
光軸が平行になり、従来と同様に、良好な照明を得るこ
とを図ったものである。
【0011】図10により、更に詳しく説明する。符号
の説明は、以後のすべての記述において前出の図14と
同じである。図10は先端硬性部の軸方向に垂直な断面
での、照明窓2とライトガイド束4を示し、照明窓光軸
2aとライトガイド光軸4aとは、ω1 の傾き角度で交
差している。また、ライトガイド束4の射出端面4bか
ら射出する照明光の中心軸(照明光軸)が、照明窓光軸
2aと一致、もしくは平行となるように、ライトガイド
束4の射出端面4bとライトガイド光軸4aの垂直面4
b′とは、ω2 の傾き角度で交差している。図10でラ
イトガイド光軸4aを入射光、照明窓光軸2aを屈折光
に相当すると考え、屈折に関するスネルの法則を適用す
ると、(2)式が成立する。
【0012】 nsinω2 =n′sin(ω1 +ω2 )・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)
【0013】ただし、nはライトガイド束4の屈折率、
n′は射出した側の媒質の屈折率で、この場合、n>
n′である。また、傾き角度ω1 と傾き角度ω2 の間に
は、(3)式の関係がある。
【0014】 ω2 =tan-1〔(n′sinω1 )/(n−n′cosω1 )〕・・・・(3)
【0015】ここで、ライトガイド光軸4aの照明窓光
軸2aに対する傾き角ω1 を大きくすると、ライトガイ
ド束4の射出端面4bの傾き角ω2 も大きくしなければ
ならない。しかし、傾き角ω2 を大きくすると、ライト
ガイド射出端面4bで全反射となり、ライトガイド内側
へ反射する光が増大する。しかし、傾き角ω2 の大きさ
が(4)式の条件を満足する場合は、反射による損失を
少なくすることができる。
【0016】 ω2 <|α|−|β|・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4)
【0017】ただし、α及びβは図12,図13を用い
て次に説明される角度である。両図は、ライトガイド束
4を構成する繊維を拡大した図である。図12はライト
ガイド光軸に対して射出端面4bが垂直な場合、図13
はライトガイド光軸に対して射出端面4bが傾き角を有
する場合である。ライトガイドの屈折率をn,射出した
側の媒質の屈折率をn′(n>n′)とすれば、ライト
ガイド繊維内の光が全反射を開始する臨界角がαであ
り、臨界角αは、次の(5)式で示される。
【0018】 α=sin-1(n′/n)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5)
【0019】また、ライトガイドのNA(開口数)をN
としたとき、ライトガイドの中を射出端面4bに向かっ
て伝達されてきた光の射出端面4bへの入射角がβであ
り、次の(6)式で示される。
【0020】 β=sin-1(N/n)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6)
【0021】ライトガイド光軸4aに対して射出端面4
bが傾き角を有する図13の場合、ライトガイドの中を
射出端面4bに向かって伝達されてきた光は、射出端面
4bへの入射角βが臨界角αを越えない限り、全反射を
起こさないので、ライトガイドの射出端面4bは(|α
|−|β|)まで、光量の損失を生ずることなく、傾け
ることが可能である。
【0022】一般に、ライトガイドの屈折率は1.63
程度、NA(開口数)は0.62程度である。ライトガ
イドから射出した側の媒質が空気のとき、(5)式よ
り、α=37.8°,(6)式より、β=22.4°と
なり、ライトガイドの射出端面4bの傾き角ω2 は、
(4)式よりω2 <15.4°であることが望ましい。
しかし、NA(開口数)の大きな光の強度は、極めて弱
い。上述のようなNA(開口数)が0.62程度のライ
トガイドであれば、NA(開口数)が0.5以上の光が
全反射しても、実用上問題はない。したがって、(6)
式より、β=17.9°となり、ライトガイドの射出端
面4bの傾き角ω2 は、(4)式よりω2 <19.9°
となり、ω2 は約20°程度まで傾けても、実用上、差
しつかえないことになる。
【0023】このように、ライトガイドを傾けることに
より、先端硬性部のレイアウトの自由度が増加し、設計
・製造上の制限を受けにくくなる。そうして、ライトガ
イド光軸と観察窓光軸との間で傾きを生じているとき、
ライトガイドの射出端面を傾けることにより、ライトガ
イドの射出端面より射出する照明光の光軸を、照明窓光
軸とほぼ一致、もしくは平行にさせ、照明光軸と観察光
軸とがほぼ平行となり、観察するのに最適な配光を得る
ことができる。ただし、照明光軸と観察光軸は、完全に
平行となる必要はなく、±10°程度のずれがあって
も、十分観察に適する配光が得られる。
【0024】次に、設計条件式である(1)式について
説明する。本発明が対象とする側視型内視鏡は、直視型
内視鏡に比べて、照明窓と観察窓の間隔が広く、また、
観察窓端面から物体までの観察距離は比較的近いことが
多い。このように、照明窓と観察窓の間隔が広く観察距
離が近い場合は、図14で示したように、照明窓光軸2
aと観察窓光軸3aが平行であると、観察視野範囲内に
照明光の当たらない部分を生じてしまう。これを防ぐた
めに、図11で示すように照明光軸を観察光軸側に傾け
て、両光軸を交差させることが、本発明の構成要素にな
っている。
【0025】図11において、7は照明光軸、8は観察
光軸であり、両光軸はP0 点で交差する。観察光軸8が
観察窓端面3bとなす角度をθ1,照明光軸7が照明窓
端面2bとなす角度をθ2 ,照明窓端面2bと観察窓端
面3bでの照明光軸7と観察光軸8との間隔をL,両光
軸の交差するP0 点から照明窓端面2bと観察窓端面3
bを含む平面への垂直距離をDとすれば、平面三角法の
正弦法則から(7)式が得られる。
【0026】 D=Lsinθ1 sinθ2 /sin(θ1 −θ2 )・・・・・・・・・・・・・・・・(7)
【0027】(7)式におけるDの値に関し、実用的な
面からの選択範囲を検討し、その結果を示したのが
(1)式である。内視鏡の観察距離は、一般に5mm〜
30mmである。また、内視鏡における観察光学系の最
適焦点位置は20mm前後であるので、この二つのこと
を考慮し、照明光軸7と観察光軸8の交差するP0 点の
位置で決まるDの値は、20mm前後が望ましいといえ
る。しかし、D=10mm程度までは、実用上、問題な
く使用可能であることが確認された。D=10mmより
小さくなると、照明光軸7と観察光軸8の交差角が大き
くなり、近点での配光は良好なものが得られるが、遠点
に接近するにしたがって、視野内において配光不足の部
分が増加する。照明窓と観察窓の間隔が広くなるほど、
この配光不足の部分の増加が大きい。結局、Dの最小値
として10mmを採用した。
【0028】一方、照明窓と観察窓の間隔が狭い場合
は、Dの値が小さいと、遠点での視野内における配光が
不足する。したがって、Dの値を大きくする必要があ
り、特に観察深度の深い光学系においては、Dの値を大
きくすることが望ましい。しかし、Dの値が大き過ぎる
と、照明光軸7と観察光軸8が平行な場合と何ら変わら
ぬことになる。そこで、通常の観察光学系においては、
観察深度が100mm前後のものが多いので、遠点でも
近点でも同様な配光がえられるように、Dの最大値とし
て50mmを採用した。
【0029】
【実施例】図1〜図3は、本発明の第1実施例を示し、
図1は内視鏡の先端硬性部の軸方向断面図、図2は内視
鏡の先端硬性部の平面図、図3は内視鏡の先端硬性部1
の概略立体図である。照明窓2の内側には、照明レンズ
2c,ライトガイド束4を配設し、ライトガイド束4の
もう一方の端面である入射端面(図示省略)は、光源に
接続されている。光源からの光は、ライトガイド束4内
を伝送され、射出端面4bより射出し、照明窓2を通過
して観察物体を照明する。また、観察窓3の内側には、
プリズム5,結像光学系6を配設し、結像光学系6と光
学的に接続しているイメージガイド、もしくは固体撮像
素子(ともに図示省略)等の像伝送手段の端面に、物体
を結像する。
【0030】本実施例では、照明窓2から射出した照明
光の照明光軸7が、照明窓端面2bとθ2 の角度をなす
ように、ライトガイド光軸4aを傾けてあり(したがっ
て、ライトガイド束4も傾けてあり)、しかも、ライト
ガイド射出端面4bは、照明窓端面2bと平行にしてあ
る。また、観察光軸8と観察窓端面3bとはθ1 の角度
をなしており、照明窓端面2bと観察窓端面3bでの照
明光軸7と観察光軸8との間隔は、Lになっている。
【0031】ここで、θ1 =77°,θ2 =64°,L
=44mmであれば、(7)式を用いて計算して、D=
15.6mmとなる。すなわち、観察窓端面3bを含む
平面から垂直距離で15.6mmのところで、照明光軸
7と観察光軸8は交差し、また、特許請求の範囲におけ
る限定数値である、10mm<D<50mmを満足す
る。本実施例は、内視鏡先端方向に対し後方斜視をする
ような内視鏡により、観察するのに最適な配光を得る場
合を示している。
【0032】図4〜図7は、本発明の第2実施例を示す
ものである。図4は内視鏡の先端硬性部の軸方向断面
図、図5は内視鏡の先端硬性部の平面図、図6は、照明
窓2とライトガイド束4を先端硬性部1の軸に垂直な面
で切断した断面図、図7は、観察窓3とプリズム5を先
端硬性部1の軸に垂直な面で切断した断面図である。本
実施例では、ライトガイド束4のライトガイド光軸4a
が、照明窓光軸2aに対して傾き角度ω1 をなして配置
してあり、また、ライトガイド射出端面4bが、照明窓
光軸2aの直交面に対して傾き角度ω2 をなしている。
この場合、ライトガイド射出端面4bから射出した照明
光の照明光軸7が照明窓光軸2aとほぼ平行になるよう
に、傾き角度ω2 は設定してある。
【0033】ここで、傾き角度ω1 =7°,ライトガイ
ド束4の屈折率n=1.65,射出した側の媒質(空
気)の屈折率n′=1であれば、(3)式より傾き角度
ω2 =10.5°となる。前述したように、ω2<1
5.4°であることが望ましいが、これを満足する。本
実施例では、先端硬性部1の軸の直交面において、観察
窓光軸3aと照明窓光軸2aは平行になるように構成し
てあるので、ライトガイド射出端面4bから射出し、照
明窓2を透過した照明光の照明光軸7は、観察窓光軸3
aとほぼ平行となる。このように、ライトガイド束4の
傾き具合を変えることにより、先端硬性部1内の構成要
素のレイアウトにおける自由度が増し、また、観察する
のに最適な配光を得ることができる。
【0034】図8及び図9は、本発明の第3実施例を示
し、図8は内視鏡の先端硬性部の軸方向断面図、図2は
内視鏡の先端硬性部の平面図である。本実施例では、照
明窓2からの照明光の照明光軸7が照明窓端面2bとな
す角度θ2 が直角であり、ライトガイド光軸4aも照明
窓端面2bと直角をなしている。また、観察光軸8は観
察窓端面3bとθ1 の角度をなしており、照明窓端面2
bと観察窓端面3bでの照明光軸7と観察光軸8との間
隔は、Lになっている。
【0035】ここで、θ1 =105°,θ2 =90°,
L=4.5mmであれば、(7)式D=16.8mmと
なる。すなわち、観察窓端面3bを含む平面から垂直距
離で16.8mmのところで、照明光軸7と観察光軸8
は交差し、また、特許請求の範囲における限定数値であ
る、10mm<D<50mmを満足する。本実施例は、
内視鏡先端方向に対し前方斜視するような内視鏡によ
り、観察するのに最適な配光を得る場合を示している。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明の内視鏡照明
装置は、ライトガイドに適正な傾きを与えることによ
り、内視鏡の先端硬性部における構成要素のレイアウト
設計や製造・組立工程を簡単にするとともに、観察に最
適な配光を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における内視鏡の先端硬性部の軸方
向断面図である。
【図2】第1実施例における内視鏡の先端硬性部の平面
図である。
【図3】第1実施例における内視鏡の先端硬性部の概略
立体図である。
【図4】第2実施例における内視鏡の先端硬性部の軸方
向断面図である。
【図5】第2実施例における内視鏡の先端硬性部の平面
図である。
【図6】第2実施例における内視鏡の先端硬性部の照明
窓とライトガイド束を先端硬性部の軸に垂直な面で切断
した断面図である。
【図7】第2実施例における内視鏡の先端硬性部の観察
窓とプリズムを先端硬性部の軸に垂直な面で切断した断
面図である。
【図8】第3実施例における内視鏡の先端硬性部の軸方
向断面図である。
【図9】第3実施例における内視鏡の先端硬性部の平面
図である。
【図10】課題を解決するための本発明の手段の説明図
である。
【図11】課題を解決するための本発明の手段の説明図
である。
【図12】ライトガイドにおける臨界角の説明図であ
る。
【図13】ライトガイドにおける入射角の説明図であ
る。
【図14】従来技術における内視鏡の先端硬性部の軸方
向断面図である。
【図15】従来技術における内視鏡の先端硬性部の照明
窓とライトガイド束を先端硬性部の軸に垂直な面で切断
した断面図である。
【図16】従来技術における内視鏡の先端硬性部の照明
窓とライトガイド束の説明図である。
【図17】従来技術における内視鏡の先端硬性部の照明
窓とライトガイド束の説明図である。
【符号の説明】
1 先端硬性部 2 照明窓 2b 観察窓端面 3 観察窓 3b 観察窓端面 4 ライトガイド束 4a ライトガイド光軸 7 照明光軸 8 観察光軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端硬性部の側面に照明窓と観察窓とを
    備え、該照明窓の内側にライトガイドの射出端面を配置
    した内視鏡照明装置において、 該内視鏡の軸に垂直な断面内において、該ライトガイド
    の軸が観察光軸に対して傾斜するように該ライトガイド
    を配置するとともに、該断面内において該ライトガイド
    の軸に沿って伝達された照明光の該ライトガイド射出後
    の進行方向が該観察光軸とほぼ平行になるように該ライ
    トガイド射出端面の形状を選定したことを特徴とする内
    視鏡照明装置。
  2. 【請求項2】 先端硬性部の側面に照明窓と観察窓とを
    備え、該照明窓の内側にライトガイドの射出端面を配置
    した内視鏡照明装置において、以下の条件を満足するこ
    とを特徴とする内視鏡照明装置。 10≦Lsinθ1 sinθ2 /sin(θ1 −θ2 )≦50 ただし、Lは該観察窓端面での該観察光軸と該照明窓端
    面での該照明光軸との距離(単位はmm)、θ1 は該観
    察光軸と該観察窓端面とのなす角度、θ2 は該照明光軸
    と該照明窓端面とのなす角度。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005287851A (ja) * 2004-04-01 2005-10-20 Olympus Corp 側視型内視鏡
EP2165640A1 (en) 2008-09-19 2010-03-24 Olympus Medical Systems Corp. Endoscope for oblique viewing

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