JP3186161B2 - 内視鏡の照明光学系 - Google Patents

内視鏡の照明光学系

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬性鏡,ファイバース
コープ,ビデオスコープ等の内視鏡における照明光学系
で、照明光を伝送するためのライトガイドが二体式であ
る内視鏡の照明光学系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の照明光学系として、長いライト
ガイドを用い光源からの光を伝送して照明する一体式の
ものと、ライトガイドを光源側と内視鏡側の二つに分離
してこれを結合レンズ系を介して結合した2体式のもの
が知られている。そのうち一体式のライトガイドを用い
た内視鏡は、例えば手術中に数種類の内視鏡を交換して
使用する際に長いライトガイドを光源部分から取外して
ライトガイドごと交換しなければならないので、操作上
極めて不便である。一方、二体式のライトガイドは、交
換が簡単なため便利である。
【0003】二体式ライトガイドを用いた内視鏡の照明
光学系は、例えば図25に示すようなものである。つま
り対物レンズ1とリレーレンズ2と接眼レンズ3とから
なる観察光学系と、内視鏡側ライトガイド(ファイバー
束)4からなる照明光学系とを備えた硬性鏡5と、光源
側ライトガイド(ファイバー束)6と結合レンズ系7と
を備えたライトガイドコード8と、背後に反射ミラー1
0を有する光源ランプ11と集光レンズ12とを備えた
光源装置13とを有している。そしてライトガイドコー
ド8を光源装置13に接続して光源からの光を光源側ラ
イトガイド6で受け、一方ライトガイドコード8を硬性
鏡5に接続して上記の光を結合レンズ系7を介して硬性
鏡5内の内視鏡側ライトガイド4に伝達するようになっ
ている。
【0004】ところで、第25図に示す内視鏡の照明光
学系に用いられる結合レンズ系7の従来例として、特公
昭61−15401号公報に記載されたものが知られて
いる。この結合レンズ系7は図26に示すように、互い
に凸面を向合わせた2枚の正レンズから成っており、そ
の前側焦点位置近傍に光源側ライトガイド6の射出端面
が、又後側焦点位置近傍に内視鏡側ライトガイド4の入
射端面が夫々位置している。そして、このような配置を
とった場合、結合レンズ系7の焦点距離をf,光源側ラ
イトガイド6の各ファイバーから出る光が光軸となす角
をθ′,その光線が内視鏡側ライトガイド4へ入射する
時の光軸とのなす角をθ″,夫々のライトガイド6,4
の端面上のある点におけるライトガイドの中心からの距
離を夫々r,r′とすると、結合レンズ系7が正弦条件
を満足する場合には、次式の関係が成立する。 fsin θ′=r′ (1) r=fsin θ″ (2)
【0005】このような結合レンズ系7は、ライトガイ
ド内部を通ることにより劣化する照明光の配光特性(角
度分布)を均一化する作用をもつため、大きな画角を必
要とする内視鏡の照明光学系として比較的好ましいもの
である。しかし、この構成では、視野周辺での配光特性
改善のレベルは十分とはいえず、一層良好な配光特性を
有する照明光学系が望まれていた。この要求に応え得る
ものとして、特開平2−50107号公報に記載のもの
がある。この照明光学系に用いられる結合レンズ系は前
述の式(1),(2)の代わりに、 ftan θ′=r′ (3) r=ftan θ″ (4) という関係を満足するようにしたものである。
【0006】何れにしても、これらの従来例の結合レン
ズ系7を有する照明光学系においては、内視鏡側ライト
ガイド4へ入射する光のNA(開口数)即ち配光角2
θ″は、取り付けられるべき視野角の異なる複数の内視
鏡のうちもっとも視野角の広い内視鏡に合わせて設定さ
れており、硬性鏡の場合、最大視野角は90゜前後であ
るため、θ″も45゜程度に設定されることが多い。
又、一般に比較的NAの大きいライトガイドは、素材の
屈折率が高くなるため、着色性が強く、長い距離の照明
光の伝送には適していない。そのため光源側ライトガイ
ド6には着色性の少ない比較的NAの小さいライトガイ
ドを用い、結合レンズ系7を介して内視鏡側ライトガイ
ド4へ入射する光のNAを大きく変換して内視鏡側ライ
トガイド4に接続することで、有効な照明角が得られる
ようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、硬性鏡は膀
胱や関節等の診断,処置に使用されることが多く、実際
には生理食塩水中で使用されるといえる。このため、空
中での視野角及び配光角2θ″が共に90゜程度の硬性
鏡であっても、実際に生理食塩水中で使用される時の上
記角度は、屈折によって65゜程度に狭くなってしま
う。しかも、硬性鏡は挿入部を自由に曲げることができ
ないため、使用中に視野方向を変えることはできない。
そのため、硬性鏡においては、図27に示すように視野
方向θx (x=A,B,C)の異なる数種類の硬性鏡
(例えば5A,5B,5C)が用意されており、使用中
にこれらの硬性鏡を適宜交換して使用するようになって
いるが、使用中にいちいち硬性鏡を交換するのは煩雑で
あり、診断や処置等治療行為のスムーズな進行を妨げる
ものであった。
【0008】従って、硬性鏡の視野角が生理食塩水中に
おいても90゜程度、即ち空中において120゜を超え
るような広角のものがあれば、図28に示すように異な
る視野方向を有する硬性鏡の種類(5D,5E)を減ら
すことができると同時に、これら硬性鏡を交換する手間
を減少させることができ、利点が大きい。又、このよう
な広角の硬性鏡に用いられる照明光学系についても、当
然配光の角度θ″は空中で60゜以上を達成し、視野範
囲の中心から周辺まで均一な配光が得られることが必要
である。特公昭61−15401号公報の結合レンズ系
7から成る結合光学系は球面レンズを用いているが、配
光の角度θ″が50゜を越えるようにレンズ系の焦点距
離を小さくすると、球面レンズを構成する球面の曲率半
径が小さくなって収差の発生量が著しく増大し、配光角
の大きい光の損失が増すため、視野範囲の中心から周辺
まで均一な配光を得られないという問題が生じる。又、
特開平2−50107号公報の結合光学系においても、
配光角2θ″を広げるためにレンズ系の焦点距離を小さ
くすると、収差の発生量が増えたり、レンズの周辺を通
るべき光線が全反射を起こす等して、同様に視野範囲内
で均一な配光を得られない。或いは、焦点距離を短くす
るために光軸上での曲率半径を小さくすると、レンズの
縁肉が薄くなるか、若しくはレンズの厚さが極端に大き
くなる等して製造不可能な形状になってしまう。更に上
述の従来例による照明光学系では、内視鏡による様々な
視野範囲に対応した配光を得ることができないため、狭
角の内視鏡を用いた場合、観察視野範囲外を照明するこ
とによる光量の損失は相当な量になってしまうという問
題もある。
【0009】本発明はこのような課題に鑑みて、広角な
配光を得られると共に、観察しようとする視野範囲の中
心から周辺まで均一な配光特性を得るようにした内視鏡
の照明光学系を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】通常、内視鏡の照明用光
源には、キセノンランプXeとコンデンサーレンズcを
有するキセノン光源15が使用される(図29(A)参
照)。キセノン光源15から出射される光線の光量の角
度特性は、キセノン光源15の光軸Oに対する光線の角
度をθとすると、図29(B)のような配光特性として
得られ、角度θが0°で出射される中心付近の光線が最
も光強度が強いことがわかる。 本発明は、この配光特
性から、角度θがほぼ0°の光線つまり光ファイバーの
(ファイバー軸に直角な)入射端面に垂直に入射する光
線を、内視鏡視野周辺に分散照射させるように工夫した
ものである。
【0011】即ち、本発明による内視鏡の照明光学系
は、光源からの光を入射端面で受けて射出端面まで伝送
する光源側ライトガイドと、光源側ライトガイドの射出
側に配置された結合光学系と、結合光学系を介して光源
側ライトガイドの射出端面と対向する位置に入射端面が
配置されると共に射出端面が内視鏡の先端部に配置され
た内視鏡側ライトガイドと、を備えた内視鏡の照明光学
系において、内視鏡側ライトガイドは、各射出端面が斜
めに形成された複数の光ファイバーを各射出端面が互い
に任意の方向に向くように束ねて構成したことを特徴と
するものである。又、本発明による内視鏡の照明光学系
は、光源からの光を入射端面で受けて射出端面まで伝送
する光源側ライトガイドと、該光源側ライトガイドの射
出側に配置された結合光学系と、該結合光学系を介して
光源側ライトガイドの射出端面と対向する位置に入射端
面が配置されると共に射出端面が内視鏡の先端部に配置
された内視鏡側ライトガイドと、を備えた内視鏡の照明
光学系において、前記内視鏡側ライトガイドは、複数の
光ファイバーを束ねて構成され、各光ファイバーの射出
端面が各々の光ファイバーの軸に関して略対称な曲面に
形成されていることを特徴とするものである。又、内視
鏡側ライトガイドの射出側に、コニカルファイバーを配
置したことを特徴とするものである。更に、本発明によ
る内視鏡の照明光学系は、前記結合光学系が、光源側ラ
イトガイドの側から見て、いずれも正のパワーを持つ第
1レンズ、第2レンズ、第3レンズを備え、第1レンズ
は前記光源側ライトガイドを含むライトガイドコードに
設けられ、前記第3レンズは内視鏡側ライトガイドを含
む内視鏡に設けられ、前記第1レンズと第2レンズとに
より、前記第3レンズの前側焦点付近に前記光源側ライ
トガイドの射出端面の像が形成されるようにしたことを
特徴としている。又、本発明による内視鏡の照明光学系
は、前記第2レンズが異なる焦点距離のレンズと交換可
能であることを特徴としている。又、本発明による内視
鏡の照明光学系は、前記第2レンズが変倍光学系である
ことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】光源から出射して光源側ライトガイドと結合光
学系を通過した光線は、内視鏡側ライトガイドを通過し
て、内視鏡で観察しようとする視野範囲を照射するが、
内視鏡側ライトガイドから出射される際、各光ファイバ
ー射出端面の傾斜方向に応じて夫々屈折するため、視野
中心部を照射する光量が減少すると同時に周辺部を照射
する光量が増大し、視野範囲の中心から周辺まで広角の
範囲に亘ってより均一な配光が得られる。又、内視鏡側
ライトガイドが複数の光ファイバーを束ねて構成され、
各光ファイバーの射出端面が各々の光ファイバーの軸に
関して略対称な曲面に形成されている場合も、同様に
野範囲全体に亘ってより均一な配光が得られる。又、照
射光がコニカルファイバーを通過する際に反射して射出
するため、コニカルファイバー通過後に周辺方向へ向か
う照射光が増大する。又、結合光学系は、その焦点距離
を調整してリレー倍率を変更することにより、照明光学
系の配光特性を変更することが可能である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の各実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1乃至図4は、本発明の第一実施例に関
するものである。図1は内視鏡先端部の構成図、図2
(A)は1つの光ファイバーの拡大断面図、(B)は光
ファイバー束の射出端面の部分拡大図、図3は図2
(A)の光ファイバーの配光特性を示す図、図4は本実
施例による照明光学系の配光特性を示す図である。図1
において、内視鏡例えば硬性鏡17の先端に対物レンズ
18が設けられており、対物レンズ18を含む観察光学
系の周囲には内視鏡側ライトガイド19を構成する複数
の光ファイバー20が束ねて配列されている。
【0014】各光ファイバー20は、図2(A)に示す
ように、その射出端面20aが光ファイバー20のファ
イバー軸O′に対して斜めにカットされて形成され、し
かも各光ファイバー20は傾斜した射出端面20aが任
意の異なる方向を向くようにランダムに束ね合わされて
(同図(B)参照)、内視鏡側ライトガイド19を構成
している。ここで、図2(A)において、ファイバー2
0中を軸O′に沿って伝送された光線Lの射出端面20
aでの出射方向について説明する。光ファイバー20の
コアの屈折率をn1 ,媒質中の屈折率をn0 ,ファイバ
ー20のカット角をα,射出端面20aで出射される光
線Lのファイバー軸O′に対する傾斜角をθp とする
と、スネルの法則により、 n1 ・sinα=n0 ・sin(α+θp ) (5) という関係が成立する。この(5)式を展開することに
より、 θp =sin-1〔(n1 /n0 )・sinα〕−α (6) が得られる。
【0015】従って、光ファイバー20から出射される
光線Lの配光特性は、図3に示すように、射出端面20
aを軸と直交する平面とした従来例の場合には破線で示
すような配光特性を示すが、本実施例の場合には実線で
示す配光特性となり、光強度のピークが角度θp だけ傾
くことになる。そのため、硬性鏡17の画角に応じて光
ファイバー20のカット角度αを適宜選定することで、
光線Lの出射角度即ち配光方向を決定することができ
る。
【0016】本実施例は上述のように構成されているか
ら、内視鏡による観察時に、照明光は、キセノン光源か
ら射出されて、光源側ライトガイド及び結合光学系を介
して内視鏡側ライトガイド19を通過し、その各光ファ
イバー20の射出端面20aから出射される。その際、
各光線は射出端面20aのカット角度αに応じてファイ
バーの軸に対して角度θp だけ屈折され、図3で実線で
示す配光特性が得られる。そのため、照明光学系全体の
配光特性は、中央付近の光量が小さくなると共に周辺領
域の光量が増大して、図4の実線で示すようになり、破
線で示す従来の照明光学系の配光特性と比較して、より
なだらかで均一な配光が得られることになる。尚、各光
ファイバー20の射出端面20aのカット角度は互いに
同一でもよいし、異なる角度でもよい。
【0017】上述のように、本実施例は、従来の照明光
学系と比較して、観察しようとする視野範囲において、
中心から周辺までより均一な配光特性が得られる。しか
も、生理食塩水中で、角度90°を越えるような広角の
配光を実現できる。
【0018】次に、本発明の第二実施例を図5乃至図7
により説明する。図5は内視鏡先端部の構成図、図6
(A)は1つの光ファイバーの射出端面の拡大断面図、
(B)は光ファイバー束の射出端面の拡大図、(C)は
従来の光ファイバー射出端面の拡大図、図7は本実施例
による照明光学系の配光特性を示す図である。本実施例
においては、内視鏡側ライトガイド19は、光ファイバ
ー22の射出端面22aが球面形状に加工されたものを
複数本束ね合わせている(図5,図6(A),(B)参
照)。
【0019】本実施例の場合、各光ファイバー22内で
射出端面22aへ伝送される軸O′に平行な光線Lは、
球面形状の射出端面22aへの入射角度に応じた角度で
屈折されて出射することになる(図6(A)参照)か
ら、視野範囲の中心に向かう光量は減少し、周辺に照射
される光量は増大することになる。これに対し、図6
(C)に示す従来の光ファイバー4では、軸O′に平行
な光線Lは(軸O′に直角な)ファイバー端面に対して
ほぼ垂直に出射される。従って、図7に示す照明光学系
の配光特性の図において、破線で示す従来のものの配光
特性と比較して、本実施例の配光特性は実線で示すよう
になり、広角に亘ってより均一で良好な配光が得られ
る。
【0020】次に、本発明の第三実施例を図8乃至図1
0により説明する。図8(A)は内視鏡先端部の構成
図、(B)は対物レンズ18と内視鏡側ライトガイド1
9先端部との関係を示す図、図9は本実施例の照明光学
系の配光特性を示す図、図10は本実施例の変形例を示
す図8(B)と同様な図である。本実施例においては、
内視鏡側ライトガイド19の各光ファイバー23の(少
なくとも)先端部分は、対物レンズ18等硬性鏡の観察
光学系の外周面に沿って螺旋状にねじられて配設されて
いる。そのため、各光ファイバー23はそのファイバー
軸O′が、対物レンズ18を含む観察光学系の光軸(視
軸)Oに対して所定の角度θq を形成することになる。
又、各光ファイバー23の射出端面23aは、ファイバ
ー軸O′に対して垂直にカットされて形成されている。
そのため、内視鏡側ライトガイド19の射出端面は略鋸
歯状に形成されることになる(図8(B)参照)。
【0021】本実施例は上述のように構成されているか
ら、照明光学系においては、各光ファイバー23の先端
部が対物レンズ18等の光軸Oに対して角度θq を成し
ているから、その射出端面23aから射出される光線L
は、θq の角度で視野周辺方向に向けて照射されること
になり、視野範囲周辺での光量が増し且つ中心での光量
が減少する(図9参照)ため、広い角度に亘って良好な
配光を得ることができる。
【0022】又、図10は、本実施例の変形例を示すも
のであり、各光ファイバー23の射出端面23bは、内
視鏡先端面と同一平面上に配列されるようにカットした
ものである。そのために、射出端面23bは角度αだけ
斜めにカットされている。各光ファイバー23の射出端
面23bをこのように構成することにより、射出端面2
3bを出射する光線Lは、上述の第一実施例と同一の角
度θp だけ屈折することになる。この場合にも、図9の
実線で示すような配光特性を得ることができる。
【0023】図11は、本発明の第四実施例を示すもの
であり、図11(A)は内視鏡先端部の構成図、(B)
はカバーガラスの平面図である。図中、観察光学系先端
の対物レンズ18の外周には、内視鏡側ライトガイド1
9が配列され、各光ファイバー24の射出端面24aの
前面にはリング状のカバーガラス25が取り付けられて
いる。このカバーガラス25の一方(又は両方)の面に
は、各ファイバー24の直径と同程度の径を有する微小
な凹凸25aが全面(又は一部の面だけでもよい)に形
成されている。この凹凸25aは夫々各光ファイバー2
4の射出端面24aと対応する位置にあることが好まし
い。このような構成により、各光ファイバー24から射
出された光線Lは、微小な凹凸25aを通過する際凹凸
25aのレンズ作用により屈折される。これにより、光
が散乱して視野周辺の光量が増すと共に中心の光量が減
少し、広い配光角に亘って良好な配光が得られる。
【0024】図12は、本発明の第五実施例を示すもの
である。図12(A)は内視鏡先端部の要部構成図、
(B)は内視鏡側ライトガイド先端部の一部拡大断面
図、(C)はボールレンズと光ファイバーの射出端面を
含む光学系の図である。図中、各光ファイバー24の射
出端面24aと、その前面に位置する平行平板から成る
リング状のカバーガラス26との間に、例えば各ファイ
バー24の直径と同程度の径を有する複数のボールレン
ズ27が全領域又は一部領域に亘って固定配設されてい
る。このボールレンズ27は、夫々各光ファイバー24
の射出端面24aと対応する位置にあってもよいし、な
くてもよい。
【0025】本実施例は上述のような構成を備えている
から、内視鏡側ライトガイド19の各光ファイバー24
から射出されたファイバー軸O′に平行な光線Lは、ボ
ールレンズ27を通過することでそのレンズ作用により
屈折され、曲げられる(図12(C)参照)。これによ
って、視野周辺での光量が増大し且つ中心での光量が減
少して、広角に亘って良好な配光が得られる。
【0026】次に、本発明の第六実施例を図13乃至図
15により説明する。図13(A)は内視鏡先端部の構
成図、(B)はコニカルファイバー束の配置形状を示す
正面図、図14及び図15は夫々図13(B)に示すコ
ニカルファイバー束の配置形状とは別の配置形状を示す
図である。図13(A)において、内視鏡側ライトガイ
ド19の射出端面とその先端のカバーガラス26との間
には、コニカルファイバー28の束29が配列されてリ
ング状に形成されている。各コニカルファイバー28
は、夫々光ファイバー24の射出端面24a側に位置す
る入射端28aと、入射端28aより径が小さくカバー
ガラス26に対面する射出端28bとを有し、両端間内
部は略円錐状にくり抜かれている。尚、コニカルファイ
バー28の入射端28aの径は光ファイバー24の径と
ほぼ同一で、互いに対応して配置されることが好まし
い。
【0027】本実施例は上述のように構成されているか
ら、内視鏡側ライトガイド19の各光ファイバー射出端
面24aから出射された光線は、夫々コニカルファイバ
ー28に入射端28aから入射され、内壁で反射して射
出端28bから出射される。そのため、コニカルファイ
バー28を通過することで、光線は入射角より大きい角
度を以て出射されることになる。このようにして、内視
鏡の視野周辺の光量を増大させ、広角に亘って良好な配
光を得ることができる。又、コニカルファイバー28を
採用することにより、コニカルファイバー28の入射端
28aと射出端28bとの径の差の長さだけ内視鏡先端
を細くすることが可能になり、内視鏡の挿入がより容易
になるという利点もある。
【0028】図14は第六実施例の変形例を示すもので
あり、ここではコニカルファイバー28の束29′を円
弧状に一対形成し、対物レンズ18の上下位置に対向配
置させている。又、図15は、他の変形例であり、コニ
カルファイバー28の束29″を円形に形成し、対物レ
ンズ18の上下左右位置に夫々対向配置させている。こ
のように、本実施例では、内視鏡側ライトガイド19の
射出端面に、任意の形状にコニカルファイバー28の束
を加工して配置することができ、いずれの場合も広角に
亘って良好な配光を得ることができる。しかも、コニカ
ルファイバー束の形状についても、レンズのように制約
を受けないから、先端をより細くすることができる。
又、本実施例では、内視鏡の体内挿入等の際に、オート
クレーブによる集光レンズやコニカルファイバーの劣化
を防ぐために、先端カバーガラス26の素材としてサフ
ァイヤ等を用いることが有効である。
【0029】次に、本発明の第七乃至第十実施例は、内
視鏡側ライトガイド19の入射端面を非平面形状に形成
したものである。これらについて、以下に説明する。ま
ず、内視鏡側ライトガイド19の入射端面19aを軸
O′方向に対して垂直な面でない形状に加工した例とし
て、図16(A),(B)に示すような内視鏡側ライト
ガイド19の入射端面19aを斜めの平面にカットした
ものがある。このような内視鏡側ライトガイド19の入
射端面19aについての光の入射効率について考えてみ
る。この入射端面19aに対して結合光学系を介して入
射する光線Lの角度をθ1 ,θ2 ,θ3 とする時、角度
θ1 及びθ2 から入射する光線Lは各光ファイバー30
に効率よく入射させることができる。しかし、角度θ3
方向の光線Lは入射端面19aとの角度が小さいため、
入射端面19aから外れてしまう光線が多く、ロスが生
じてしまう。そのため、図16に示すような形状の入射
端面19aでは、配光特性としては良好な特性が得られ
るが、入射効率にロスがあるため、視野内の絶対光量は
不足ぎみになってしまい、像が暗くなるという難点があ
った。
【0030】これに対し、図17に示す本発明の第七実
施例は、内視鏡側ライトガイド19の入射端面19bを
構成する光ファイバー束の入射端面が、断面V字型に形
成されている。このように構成することにより、角度θ
3 の光線Lも効率良く入射端面19bに入射させること
ができ(図18参照)、十分な光量が得られる。又、こ
の場合、各1本の光ファイバー30に入射する光線につ
いて考えてみる。本実施例におけるファイバー束のV字
型端面は、各光ファイバー30の入射端面30aが、図
19(A)に示すように夫々軸方向に対して斜めの面
(カット面の角度をθ0 とする)として形成されること
になる。
【0031】ここで、ファイバー軸O′方向の光線L1
について考えると、図19(B)のように入射端面が軸
O′に垂直な従来の光ファイバー4においては、この光
線L 1 はそのまま直進してファイバー内を伝送するた
め、出射される光線も(軸方向に垂直な)射出端面と垂
直な方向に出射され、視野周辺部の光量が少ないことに
なる。一方、図19(A)に示す本実施例においては、
この光線L1 は入射端面30aに対して角度θ0 で入射
するため、スネルの法則により、次の関係式が成り立
つ。 n0 ・sinθ0 =n1 ・sinθ1 (7) (7)式を展開することにより、 θ1 =sin-1〔(n0 /n1 )・sinθ0 〕 (8) となる。従って、この光線L1 はファイバー中を{θ0
−sin-1〔(n0 /n1 )・sinθ0 〕}の角度を
以て伝送される。そして、射出端面においても、同一の
角度で出射されるため、光は視野内の広い範囲に亘って
照射されることになる。このように、本実施例によれ
ば、(その射出端面が斜めの面として形成されていなく
ても)視野内の周辺の光量が増大して良好な配光が得ら
れる。
【0032】図20は本発明の第八実施例を示すもので
あり、ファイバー束から成る内視鏡側ライトガイド19
の入射端面19cは円錐状の凹面として形成されてい
る。この構成によれば、入射端面19cはいずれの角度
の縦断面であってもV字型形状を呈するため、入射光の
光量ロスが第七実施例のものよりも小さい。よって、射
出端面から出射される光量も一層増大するという利点が
ある。
【0033】又、図21は同じく第九実施例を示すもの
であり、内視鏡側ライトガイド19の入射端面19dは
凸の球面形状として形成されている。図22は第十実施
例を示すものであり、内視鏡側ライトガイド19の入射
端面19eは凹の球面形状として形成されている。第九
及び第十実施例においては、各入射端面19d,19e
は曲面形状であり、厳密にはゆるい曲率を有するが、半
径Rが非常に大きいため、個々の光ファイバー30の入
射端面30aは、近似的に図19(A)に示す斜めの平
面と同一と考えることができる。そのため、上述した第
七及び第八実施例と同様に良好な配光特性が得られる。
上述のように、第七乃至第十実施例では、入射端面が平
面状のものより大きな角度を以てファイバー内を光が伝
送され、光量のロスも少ないから、視野内の中央だけで
なく周辺まで明るく且つ絶対光量が大きいという利点を
有する。
【0034】又、上述の各実施例は、内視鏡側ライトガ
イド19の射出端面又は入射端面、先端カバーガラス、
或いは射出端面の前側に位置するボールレンズやコニカ
ルファイバーに関するものであるから、内視鏡側ライト
ガイド19を構成する光ファイバー束の射出端面のカッ
ト角は、各内視鏡の視野角毎に視野角に応じて決定でき
る。そのため、視野範囲が狭角の場合には、狭角の配光
角度が得られるようにカット角を設定すればよく、その
場合には視野範囲の照明光量を増大させることができ
る。
【0035】ところで、図23に示すように、ライトガ
イドコード8側に備えられていた結合レンズ7を、内視
鏡側のライトガイドコード接続部32に固定配置して結
合レンズ7aとすれば、視野角の異なる内視鏡を交換す
る毎に結合レンズ7aも交換することになり、視野角の
異なる内視鏡毎に最適な配光角を得ることが可能にな
る。しかしながら、この場合、図25に示す結合レンズ
系7が備えられたライトガイドコード8と、結合レンズ
7aが備えられた硬性鏡17を(使用者が誤って)接続
すると、ライトガイドコード8側の光源側ライトガイド
6の射出端面を、内視鏡側ライトガイド19の入射端面
に投影することになり、所望の配光特性を得ることがで
きない(特公昭61−15401号公報の第3図参
照)。
【0036】このような場合には、図24に示すよう
に、光源側ライトガイド6側の結合レンズ7と内視鏡側
ライトガイド19側の結合レンズ7aとの間の光路中
に、光源側ライトガイド6側の結合レンズ7と同一の焦
点距離を有する仲介結合レンズ7bを挿入することで、
所望の配光特性を得ることができる。即ち、結合レンズ
7の後側焦点位置と仲介結合レンズ7bの前側焦点位置
とがほぼ一致するように、仲介結合レンズ7bを配置
し、しかもこの仲介結合レンズ7bはその後側焦点位置
が、内視鏡側ライトガイド19の結合レンズ7aの前側
焦点位置と一致するように配置する。これにより、光源
側ライトガイド6の射出端面の投影像が、仲介結合レン
ズ7bを介して内視鏡側ライトガイド19の前側焦点位
置近傍に等倍リレーされることになる。そのため、光源
側ライトガイド6の射出端面が内視鏡側ライトガイド1
9の前側焦点位置近傍に配置された場合と等価になる。
【0037】又、仲介結合レンズ7bの焦点距離を調整
してリレー倍率を変更することで、照明光学系の配光特
性を変更することも可能である。これについて、図24
に基づいて説明する。図中、光源側ライトガイド6の射
出端の半径をho,光源側ライトガイド6側の結合レン
ズ7の焦点距離をfa,光源側ライトガイド6の射出端
面周縁上の位置hoから出射された光線が結合レンズ7
を通過した後で光軸Oとなす角度をθa,仲介結合レン
ズ7bによって1回リレーされた光源側ライトガイド射
出端の実像高をhr,仲介結合レンズ7bの焦点距離を
fb,内視鏡側ライトガイド19側の結合レンズ7aの
焦点距離をfc,内視鏡側ライトガイド19の入射端面
に入射する光線角度をθcとすると、下記の式が成り立
つ。 ho=fa×sinθa (9) hr=fb×sinθa=fc×sinθc (10)
【0038】(9)式と(10)式を変形すると、 fb×sin-1(ho/fa)=fc×sinθc (11) となる。(11)式からfbを変化させることで、角度
θc即ち内視鏡側ライトガイド19入射端面への入射角
度を調整することができる。焦点距離fbを変化させる
手段としては、仲介結合レンズ7bの着脱交換式、仲介
結合レンズ7bを変倍光学系にする等の方法をとること
が可能である。
【0039】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る内視鏡の照
明光学系は、90°を越えるような広角の配光を実現で
きると共に、視野範囲内の中心から周辺まで従来の照明
光学系より均一で良好な配光特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例による内視鏡側ライトガイ
ドの射出端面を含む内視鏡の先端部の構成図である。
【図2】(A)は図1の光ファイバーの射出端面の略断
面図、(B)は(A)の光ファイバーを束ねた内視鏡側
ライトガイド射出端面の部分側面図である。
【図3】光ファイバーから射出される光の射出角度に対
する配光特性を示す図である。
【図4】内視鏡側ライトガイドの配光特性を示す図であ
る。
【図5】本発明の第二実施例による内視鏡側ライトガイ
ドの射出端面を含む内視鏡の先端部の構成図である。
【図6】(A)は図5の光ファイバーの射出端面の略断
面図、(B)は(A)の光ファイバーを束ねた内視鏡側
ライトガイド射出端面の部分側面図、(C)は従来形状
による光ファイバーの射出端面の側面図である。
【図7】内視鏡側ライトガイドの配光特性を示す図であ
る。
【図8】(A)は本発明の第三実施例による内視鏡側ラ
イトガイドの射出端面を含む内視鏡の先端部の説明図、
(B)は対物レンズの光軸Oに対するファイバー軸O′
の角度を示す図である。
【図9】内視鏡側ライトガイドの配光特性を示す図であ
る。
【図10】第三実施例の変形例を示す図8(B)と同様
な図である。
【図11】(A)は本発明の第四実施例による内視鏡側
ライトガイドの射出端面を含む内視鏡の先端部の構成
図、(B)はカバーガラスの正面図である。
【図12】(A)は本発明の第五実施例による内視鏡側
ライトガイドの射出端面を含む内視鏡の先端部の構成
図、(B)は(A)の内視鏡側ライトガイド射出端面の
部分拡大図、(C)は内視鏡側ライトガイド射出端面と
ボールレンズを示す(B)の要部拡大図である。
【図13】(A)は本発明の第六実施例による内視鏡側
ライトガイドの射出端面を含む内視鏡の先端部の構成
図、(B)はコニカルファイバー束の正面図である。
【図14】コニカルファイバー束の他の例を示す図13
(B)と同様な図である。
【図15】コニカルファイバー束の更に他の例を示す図
13(B)と同様な図である。
【図16】(A)は従来の内視鏡側ライトガイドの入射
端面の概略斜視図、(B)は同じく入射端面に対する光
線の入射方向を示す側面図である。
【図17】本発明の第七実施例による内視鏡側ライトガ
イドの入射端面部分の斜視図である。
【図18】図17の入射端面に対する光線の入射方向を
示す側面図である。
【図19】(A)は図17の光ファイバーの入射端面に
対する光線の入射方向を示す図、(B)は従来例につい
ての(A)と同様な図である。
【図20】本発明の第八実施例による内視鏡側ライトガ
イドの入射端面部分の斜視図である。
【図21】本発明の第九実施例による内視鏡側ライトガ
イドの入射端面部分の側面図である。
【図22】本発明の第十実施例による内視鏡側ライトガ
イドの入射端面部分の側面図である。
【図23】内視鏡側ライトガイドに結合レンズが接続さ
れた内視鏡を一部破断して示す図である。
【図24】内視鏡側ライトガイド及び光源側ライトガイ
ド間に位置する結合レンズの構成を示す図である。
【図25】従来の内視鏡の概略構成図である。
【図26】図25における結合レンズ系の拡大図であ
る。
【図27】従来の照明光学系の視野方向を示す説明図で
ある。
【図28】図27の照明光学系の視野角を大きくした場
合の説明図である。
【図29】(A)はキセノン光源の概略構成図、(B)
はキセノン光源からの光量の射出角度による配光特性を
示す図である。
【符号の説明】
5,17 硬性鏡 6 光源側ライトガイド 7,7a,7b 結合レンズ 8 ライトガイドコード 19 内視鏡側ライトガイ
ド 19b,19c,19d,19e 入射端面 20,22,23,24,30 光ファイバー 20a,22a 射出端面 25 カバーガラス 25a 凹凸 27 ボールレンズ 28 コニカルファイバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊地 彰 東京都渋谷区幡ケ谷2の43の2 オリン パス光学工業株式会社内 (72)発明者 金森 厳 東京都渋谷区幡ケ谷2の43の2 オリン パス光学工業株式会社内 (72)発明者 高橋 進 東京都渋谷区幡ケ谷2の43の2 オリン パス光学工業株式会社内 (72)発明者 楠 博幸 東京都渋谷区幡ケ谷2の43の2 オリン パス光学工業株式会社内 (72)発明者 高山 敏一 東京都渋谷区幡ケ谷2の43の2 オリン パス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−262119(JP,A) 実開 昭49−80747(JP,U) 実開 昭62−22601(JP,U) 実開 昭55−151305(JP,U) 特公 昭61−15401(JP,B2) 実公 昭46−27904(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 23/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源からの光を入射端面で受けて射出端面
    まで伝送する光源側ライトガイドと、該光源側ライトガ
    イドの射出側に配置された結合光学系と、該結合光学系
    を介して光源側ライトガイドの射出端面と対向する位置
    に入射端面が配置されると共に射出端面が内視鏡の先端
    部に配置された内視鏡側ライトガイドと、を備えた内視
    鏡の照明光学系において、 前記内視鏡側ライトガイドは、各射出端面が斜めに形成
    された複数の光ファイバーを該各射出端面が互いに任意
    の方向に向くように束ねて構成したことを特徴とする内
    視鏡の照明光学系。
  2. 【請求項2】光源からの光を入射端面で受けて射出端面
    まで伝送する光源側ライトガイドと、該光源側ライトガ
    イドの射出側に配置された結合光学系と、該結合光学系
    を介して光源側ライトガイドの射出端面と対向する位置
    に入射端面が配置されると共に射出端面が内視鏡の先端
    部に配置された内視鏡側ライトガイドと、を備えた内視
    鏡の照明光学系において、 前記内視鏡側ライトガイドは、複数の光ファイバーを束
    ねて構成され、光ファイバーの射出端面が各々の光フ
    ァイバーの軸に関して略対称な曲面に形成されている
    とを特徴とする内視鏡の照明光学系。
  3. 【請求項3】光源からの光を入射端面で受けて射出端面
    まで伝送する光源側ライトガイドと、該光源側ライトガ
    イドの射出側に配置された結合光学系と、該結合光学系
    を介して光源側ライトガイドの射出端面と対向する位置
    に入射端面が配置されると共に射出端面が内視鏡の先端
    部に配置された内視鏡側ライトガイドと、を備えた内視
    鏡の照明光学系において、 前記内視鏡側ライトガイドの射出側に、コニカルファイ
    バーを配置 したことを特徴とする内視鏡の照明光学系。
  4. 【請求項4】前記結合光学系が、光源側ライトガイドの
    側から見て、いずれも正のパワーを持つ第1レンズ、第
    2レンズ、第3レンズを備え、 第1レンズは前記光源側ライトガイドを含むライトガイ
    ドコードに設けられ、前記第3レンズは内視鏡側ライト
    ガイドを含む内視鏡に設けられ、 前記第1レンズと第2レンズとにより、前記第3レンズ
    の前側焦点付近に前記 光源側ライトガイドの射出端面の
    像が形成されるように したことを特徴とする、請求項1
    乃至3の何れかに記載の内視鏡の照明光学系。
  5. 【請求項5】前記第2レンズが異なる焦点距離のレンズ
    と交換可能であることを特徴とする、請求項4に記載の
    内視鏡の照明光学系。
  6. 【請求項6】前記第2レンズが変倍光学系であることを
    特徴とする、請求項4に記載の内視鏡の照明光学系。
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