JPH05113371A - エリプソパラメータ測定方法及びエリプソメータ - Google Patents

エリプソパラメータ測定方法及びエリプソメータ

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JPH05113371A
JPH05113371A JP3263690A JP26369091A JPH05113371A JP H05113371 A JPH05113371 A JP H05113371A JP 3263690 A JP3263690 A JP 3263690A JP 26369091 A JP26369091 A JP 26369091A JP H05113371 A JPH05113371 A JP H05113371A
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JP
Japan
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light
polarization
beam splitter
incident
ellipsometer
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Application number
JP3263690A
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Inventor
Takahiko Oshige
貴彦 大重
Takeo Yamada
健夫 山田
Akira Kazama
彰 風間
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Priority to US07/816,594 priority patent/US5311285A/en
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J4/00Measuring polarisation of light
    • G01J4/04Polarimeters using electric detection means
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/02Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness
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    • G01B11/0616Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness for measuring thickness ; e.g. of sheet material of coating
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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    • G01N21/21Polarisation-affecting properties
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エリプソメータに含まれる可動光学部材を除
去して、測定速度を上昇するとともに、エリプソパラメ
ータの位相差Δがどの象限に所属するかも1回の測定で
判定可能とする。 【構成】 光源部から測定対象に入射されて、この測定
対象にて反射された楕円偏光を有する反射光を互いに異
なる4つの偏光成分に分離して各偏光成分の光強度を検
出し、検出された4つの光強度からエリプソパラメータ
ψ,Δを算出している。また、波長板を用いて前記4つ
異なる偏光成分を得ている。さらに、必要に応じて、4
つの光強度を得る各偏光成分の偏光方向をそれぞれ基準
方向に対して−45°,+45°,90°,0°に設定
している。また、4つの偏光成分を取出すために複合ビ
ームスプリッタを用いている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄い膜厚を測定する場合
に用いるエリプソパラメータを測定するエリプソパラメ
ータ測定方法およびこの測定方法を用いてエリプソパラ
メータを測定するエリプソメータに関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜の膜厚を測定する手法としてエリプ
ソメトリ手法が用いられる。この手法は、薄膜等の試料
面で光が反射する際の偏光状態の変化、すなわち電場ベ
クトルの入射面に平行な成分(P成分)の反射率Rp
と、直角な成分(S成分)の反射率Rsとの比ρを(1)
式で測定して、すでに確立されている偏光反射率比ρと
膜厚dとの一定の関係に従って、この膜厚dを求める。 ρ=Rp/Rs= tanψ exp[jΔ] …(1)
【0003】ここで、偏光反射率比ρは、(1) 式に示す
ように、一般に複素数であるので、2つのエリプソパラ
メータ、つまり振幅比ψ、および位相差Δを求める必要
がある。
【0004】従来このエリプソパラメータψ,Δを求め
る方法として、消光法と言われる方式がある。この方法
においては、例えば、光源から測定対象に対して所定角
度で偏光した光を入射させ、その測定対象からの楕円偏
光された反射光を1/4波長板と検光子とを透過させて
受光器に導く。そして、受光器で得られる光強度信号を
例えば測定器で監視しながら前記1/4波長板と検光子
をそれぞれ回転させて光強度が最小になる回転角度を得
て、この回転角度から前記エリプソパラメータを算出す
る。しかし、この方法においては、検光子を回転させて
光強度の最小角度位置を探す必要があるので、測定に多
大の時間が必要であった。
【0005】そこで、上記エリプソパラメータを比較的
高速に測定する手法として、回転検光子を用いる手法が
提唱されている。すなわち、この測定方法においては、
上記消光法と同様に光源から測定対象に対して例えば4
5°等の所定角度に直線偏光した光を入射させ、測定側
の検光子を1回転させたときに受光器にて得られる光強
度の出力波形から前記エリプソパラメータを算出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら回転検光
子を用いたエリプソパラメータ測定方法においても次の
ような問題があった。
【0007】(1) 一つの測定を実行する場合に必ず検光
子を1回転させる必要があり、その回転には一定以上の
時間が必要である。したがって、高速で移動している測
定対象のエリプソパラメータψ,Δを求めて、このエリ
プソパラメータから膜厚dを測定することは不可能であ
る、また、機械的な可動部分が存在するので装置自体が
大型化し、工場の製造ライン等に据付け、オンラインで
例えば連続して供給される測定対象の膜厚を測定するこ
とはできなかった。
【0008】(2) 例えば測定対象に対する入射光として
前述した直線偏光を用いた場合には、エリプソパラメー
タのうちの位相差の情報は cosΔの形で得られるので、
正しい位相差が、Δであるのか(360°−Δ)である
かの区別がつかない。また、入射光として円偏光を用い
た場合は、エリプソパラメータのうちの位相差の情報は
sinΔの形で得られるので、正しい位相差が、Δである
のか(90°−Δ)であるかの区別がつかない。
【0009】したがって、この得られた位相差Δが第1
象限(0°〜90°)から第4象限(270°〜360
°)のうちのいずれの象限(ゾーン)に所属するかを判
定する必要がある。この判定を一般にゾーン判定と称し
ている。一般的なゾーン判定手法として、測定対象に対
する入射光の光路に1/4波長板を挿入して入射光を円
偏光とした場合の出力波形と、1/4波長板を挿入しな
いで入射光を直線偏光とした場合の出力波形とを求め
て、この両方の出力波形を比較対照することによって所
属ゾーンを判定する手法が採用されている。しかし、こ
の手法においては、同一測定点に対して2回の測定を実
施する必要があり、前述した消光法に比較して、格段に
測定能率が上昇するとは限らない。
【0010】(3) また、測定対象からの反射光は楕円偏
光を有するが、この楕円が円に近い場合は、測定精度が
低下するので、故意に1/4波長板を入射光または反射
光の光路に介挿して、測定系に入射される反射光の楕円
偏光状態を変更する必要がある。よって、測定作業能率
がさらに低下する。
【0011】(4) 検光子を回転させる機構や1/4波長
板を光路に対して挿脱する機構が必要である。これらの
機構には多数の可動部材が組込まれており、装置自体が
大型化するので、エリプソメータの設置場所が例えば研
究室内等の比較的広くて環境のよい場所に限定される。
【0012】また、機械的に可動するので、可動に要す
る多大の時間が必要となる。その結果、一つの測定点に
対して1/4波長板を挿脱して検光子を2回回転させる
と、1つの測定点に対する測定を実施するのに数秒の時
間を必要とし、オンライン状態における高速測定が不可
能であった。
【0013】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、測定対象にて反射された楕円偏光を有する
反射光を互いに異なる4つの偏光成分に分離して各偏光
成分の光強度を検出してこの4つの光強度からエリプソ
パラメータを算出することにより、検光子を回転する必
要なく、また1/4波長板を光路に対して挿脱する必要
なく、その結果、固定部材のみで構成でき、可動部材を
使用したことに起因する可動所要時間を省略でき、1度
の測定でほぼ瞬時にエリプソパラメータを測定でき、し
かして、たとえ移動状態の測定対象に対してもオンライ
ン状態でエリプソパラメータが測定でき、かつ膜厚も測
定できるエリプソパラメータの測定方法およぴエリプソ
メータを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明のエリプソパラメータ測定方法においては、測
定対象に対して偏光した光を所定角度で入射させ、この
測定対象の反射光をそれぞれ互いに異なる4つの偏光成
分に分離し、この分離された4つの偏光成分の光強度か
らエリプソパラメータを求めるようにしている。
【0015】また、本発明のエリプソメータにおいて
は、偏光した光を測定対象に所定角度で入射させる光源
部と、測定対象にて反射された反射光を互いに異なる2
方向に分岐する無偏光ビームスプリッタと、この無偏光
ビームスプリッタにて分岐された各光をそれぞれ異なる
2偏光方向に分離し、最終的に測定対象の反射光を4つ
の偏光成分に分離する複数の光学部材と、この複数の光
学部材にて分離された各偏光成分の光強度を検出する4
個の受光器と、この4個の受光器から検出された4つの
光強度に基づいて前記反射光における楕円偏光のエリプ
ソパラメータを算出する演算部とを備えたものである。
【0016】さらに、別の発明のエリプソメータにおい
ては、上記複数の光学部材を、無偏光ビームスプリッタ
にて分岐された各光を基準方向に対して+45°および
−45°方向の各偏光成分に分離する2組の光学系と、
無偏光ビームスプリッタにて分岐されて各光学系に入射
される各光の光路のうちの少なくとも一方の光路に介挿
され、この光路の光の位相を他方の光路の光の位相に対
して相対的に変化させる波長板とで構成している。
【0017】さらに、別の発明のエリプソメータにおい
ては、前記複数の光学部材を、無偏光ビームスプリッタ
にて分岐された一方の光を基準方向に対して+45°お
よび−45°方向の各偏光成分に分離する第1の光学系
と、無偏光ビームスプリッタにて分岐された他方の光を
基準方向に対して90°および0°方向の各偏光成分に
分離する第2の光学系と、無偏光ビームスプリッタにて
分岐されて各光学系に入射される各光の光路のうちの少
なくとも一方の光路に介挿され、この光路の光の位相を
他方の光路の光の位相に対して相対的に変化させる波長
板とで構成している。さらに、前記測定対象に対する入
射光路または反射光路に波長板を挿入することも可能で
ある。
【0018】さらに、他の発明のエリプソメータは、偏
光した光を測定対象に所定角度で入射させる光源部と、
測定対象にて反射された反射光を互いに異なる4つの偏
光成分に分離する複合ビームスプリッタと、この複合ビ
ームスプリッタにて分離された各偏光成分の光強度を検
出する4個の受光器と、この4個の受光器から検出され
た4つの光強度に基づいて反射光における楕円偏光のエ
リプソパラメータを算出する演算部とを備えたものであ
る。
【0019】また、別の発明においては、上述した複合
ビームスプリッタを、測定対象からの反射光を入射面で
反射光と透過光とに分岐させる無偏光ガラスと、一端が
無偏光ガラスに固定され、この無偏光ガラスの反射光を
偏光方向が互いに90°異なる方向を向く偏光成分に分
離する第1の偏光ビームスプリッタと、無偏光ガラスの
透過光の出射面に接合され、無偏光ガラスの透過光を偏
光方向が互いに90°異なる方向を向く偏光成分に分離
する第2の偏光ビームスプリッタと、第1,第2のいづ
れか一方の偏光ビームスプリッタの入射面に貼付られた
波長板とで構成している。
【0020】
【作用】まず、このように構成されたエリプソパラメー
タ測定方法の動作原理を説明する。前述したように、光
源部から偏光した光が所定角度φで測定対象に入射する
と、例えば図3に示すように、この測定対象にて反射さ
れる反射光は測定対象の膜厚等で定まる一定形状の楕円
偏光を有する。そして、エリプソパラメータψ,Δは反
射光のP成分とS成分との振幅比ψと位相差Δである。
したがって、本来ならば、パラメータは2つであるが、
例えば入射光が直線偏光の場合は、位相差Δの符号は前
記楕円偏光が右回りか左回りかで定まる。しかし、受光
器で測定された光強度には楕円偏光の回転方向の情報が
含まれないので、さらにもう一つ独立した情報となる光
強度が必要となる。このように3つの光強度が得られれ
ばよいが、絶対光量によらない無次元演算を行うために
4つの光強度が必要となる。
【0021】よって、図3(a)の楕円を各方向に投影
した2つの光強度と図3(a)に既知の位相差を与えた
図3(b)の楕円を各方向に投影した2つの光強度との
合計4つの光強度が得られれば、その楕円は位相角Δが
所属する象限も含めて一義的に定まる。そのため、本発
明のエリプソパラメータ測定方法においては、測定対象
の反射光をそれぞれ異なる4つの偏光成分に分離して、
この分離された4つの光強度から各エリプソパラメータ
ψ,Δを算出している。
【0022】なお、図3(a)と図3(b)とに示した
光の偏光状態はあくまでも相対的なものであり、これら
に限定されるものではない。したがって、図3(a)に
当初より異なる位相のずれが与えられていても、図3
(b)との関係上、既知の位相差が規定できれば本願発
明は成立する。
【0023】また、本発明のエリプソメータにおいて、
測定対象にて反射された楕円偏光を有する反射光は、無
偏光ビームスプリッタで2方向に分岐され、分岐された
各方向の光はさらに各光学系によってそれぞれ2方向の
偏光成分に分離される。そして、一方の光学系への光路
に波長板が挿入されている。よって、最終的にそれぞれ
異なる4つの偏光成分が得られ、各光強度に変換され
る。この4つの光強度でもって、エリプソパラメータの
振幅比ψおよび位相差Δが求まる。
【0024】また、無偏光ビームスプリッタから出力さ
れた各光を、測定対象からの反射光における入射面に平
行な方向(P成分)を方位0°とする基準方向に対して
+45°および−45°に設定し、かついずれか一方に
波長板を挿入することによって、反射光を4つの異なる
偏光成分に分離している。
【0025】さらに、波長板を用いて、各偏光成分の偏
光方向を基準方向に対して+45°および−45°に設
定することによって、前記エリプソパラメータψ,Δの
演算が単純化される。
【0026】また、測定対象にて反射された反射光を一
つの光学部品で構成された複合ビームスプリッタでもっ
てそれぞれ互いに異なる4つの偏光成分に分離してい
る。このように、複合ビームスプリッタを用いることに
よって、光学部品点数を低減でき、エリプソメータ全体
を小型,軽量に製造できる。
【0027】また、この複合ビームスプリッタを無偏光
ガラスと、第1,第2の偏光ビームスプリッタおよび波
長板とで構成している。このような構成の複合ビームス
プリッタにおいて、測定対象からの反射光は無偏光ガラ
スの表面で透過光と反射光とに分岐される。そして、反
射光は第1の偏光ビームスプリッタにて偏光方向が互い
に90°異なる2つの偏光成分に分離される。同様に透
過光は第2の偏光ビームスプリッタにて偏光方向が90
°異なる2つの偏光成分に分離される。いずれか一方の
偏光ビームスプリッタの入射面には波長板が貼付られて
いるので、前記反射光は互いに異なる4つの偏光成分に
分離される。
【0028】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0029】図2は実施例のエリプソパラメータ測定方
法を採用したエリプソメータ全体を示すブロック図であ
る。図中1は軽金属材料で形成されたケースに収納され
たエリプソメータ本体である。このエリプソメータ本体
1から出力された各光強度I1 ,I2 ,I3 ,I4 はA
/Dコンバータ2でデジタル値に変換された後、演算部
としてのパーソナルコンピュータ3へ入力される。この
パーソナルコンピュータ3は、入力された各光強度I1
,I2 ,I3 ,I4 を用いてエリプソパラメータψ,
Δを算出する。さらに、この算出されたエリプソパラメ
ータψ,Δを用いて測定対象としての試料面4の膜厚d
を所定の演算式を用いて算出する。
【0030】ここで、A/Dコンバータ2は各光強度I
1 ,I2 ,I3 ,I4 を時分割して順番にA/D変換し
ていく。なお、1個の光強度の変換時間は約10μsec
である。したがって、パーソナルコンピュータ3におけ
る計算時間も含めて、試料面4上のサンプリングされた
1つ測定点のエリプソパラメータψ,Δおよび膜厚dの
測定時間は約100μsec である。なお、各光強度I1
,I2 ,I3 ,I4 は同時に測定して電圧保持回路で
保持するので、たとえ試料面4が高速で移動したとして
も十分対処できる。
【0031】図1は、前記エリプソメータ本体1の内部
構成図である。例えば半導体レーザのレーザ光源5から
出力された単一波長を有するレーザ光線は偏光子6で基
準方向に対して−45°の直線偏光に変換される。した
がって、レーザ光源5および偏光子6は光源部7を構成
する。直線偏光に変換された入射光8は光源部7から試
料面4へ角度φで入射される。なお、前記基準方向は、
試料面4側から見て図中矢印A方向で示すように、入射
光8の入射面に対して平行な方向を方位0°とする方向
である。ここで、入射面とは入射光8および反射光9を
含む資料面4に垂直な平面である。
【0032】そして、試料面4で反射された反射光9は
試料面4の膜の存在によって、直線偏光から図3に示し
た楕円偏光になり、無偏光ビームスプリッタ10へ入射
される。
【0033】無偏光ビームスプリッタ10は例えば無偏
光ガラス板で構成されている。そして、入射された反射
光9は全く偏光されずに楕円偏光状態を保持したまま二
つの光11a,11bに分岐される。反射された反射光
11aは1/4波長板12aを介して第1の偏光ビーム
スプリッタ13へ入射する。また、透過した透過光11
bは直接第2の偏光ビームスプリッタ14へ入射する。
【0034】第1,第2の偏光ビームスプリッタ13,
14は同一構成を有しており、例えばグラントムソンプ
リズム,グランテーラープリズム等で構成され、入射し
た楕円偏光を有する光を互い直交する2方向の偏光成分
に分離してそれそれ透過光および反射光として出力す
る。なお、透過光がある角度で2成分に分かれるウォラ
ストンプリリズム等であってもよい。
【0035】そして、第1の偏光ビームスプリッタ13
は、この第1の偏光ビームスプリッタ13の透過光13
aの偏光方向が入射面に平行な方向を方位0°とした前
述した基準方向に対して受光器15a側から見て反時計
回りに+45°になるように位置決めされている。そし
て、第1の偏光ビームスプリッタ13から出力された偏
光方向が+45°の透過光13aは受光器15aへ入射
される。受光器15aは受光した偏光成分の光強度I1
に対応する信号を出力する、また、第1の偏光ビームス
プリッタ13から出力された偏光方向が必然的に−45
°となる反射光13bは受光器15bへ入射され、光強
度I2 に変換される。
【0036】さらに、第2の偏光ビームスプリッタ14
は、この第2の偏光ビームスプリッタ14の透過光14
aの偏光方向が前記基準方向に対して+45°になるよ
うに位置決めされている。そして、第2の偏光ビームス
プリッタ14から出力された偏光方向が+45°の透過
光14aは受光器15cへ入射され、光強度I3 に変換
される。また、第2の偏光ビームスプリッタ14から出
力される偏光方向が−45°となる反射光14bは受光
器15dへ入射され、光強度I4 に変換される。
【0037】第1の偏光ビームスプリッタ13へ入射さ
れる反射光11aの光路に1/4波長板12aが介挿さ
れているので、第1の偏光ビームプリッタ13へ入射さ
れる楕円偏光された反射光11aのP偏光,S偏光の位
相差が90°だけ変化する。よって、各受光器15a〜
15dへ入射する偏光成分の値が異なる。すなわち、各
受光器15a〜15dから得られる反射光9の楕円偏光
における各偏光成分は、いわば、 cosΔと sinΔとの両
方の情報を含んでいるものとなる。そして、前述したよ
うにこれら4つの光強度I1 〜I4 を用いて図3の楕円
偏光を特定するエリプソパラメータψ,Δが算出され
る。 tan Δ={[σR (I1 −I2 )]/[σT (I3 −I4 )]} …(2) tan ψ=[(σR 2 −σT 2 )/2] ×[{σR (I1 −I2 )}2 +{σT (I3 −I4 )}2 1/2 ÷[σR 2 (I1 +I2 )−σT 2 (I3 +I4 )] …(3)
【0038】ただし、無偏光ビームスプリッタ10のP
偏光,S偏光の振幅反射率比σR および振幅透過率比σ
T は固有な値であり、既知の直線偏光または楕円偏光を
有する試験光をこの無偏光ビームスプリッタ10へ入射
して、真のエリプソパラメータψ,Δからのずれ量から
逆算して予め求めておく。また、位相差Δの計算の際に
は、下記に示すσR (I1 −I2 ),σT (I3−I4
)の正負の条件に従って、象限(ゾーン)を判別す
る。すなわち、σR (I1 −I2 )=A,σT (I3 −
I4 )=Bとすると下記のようになる。 (1) A>0,B>0の場合、 第1象限( 0°<
Δ< 90°) (2) A>0,B<0の場合、 第2象限( 90°<
Δ<180°) (3) A<0,B<0の場合、 第3象限(180°<
Δ<270°) (4) A<0,B>0の場合、 第4象限(270°<
Δ<360°)
【0039】したがって、算出された位相差Δが第1象
限から第4象限までのどの象限に所属するのかも同時に
判断できる。その結果、得られた位相差Δの真の値がΔ
であるのか、または(360°−Δ),(90°−
Δ),…であるのかが正確に判断できる。したがって、
振幅比ψ,および所属象限を含めた位相差Δのエリプソ
パラメータが求まると、別途計算式を用いて試料面4に
おける膜厚dを算出する。
【0040】このように構成されたエリプソメータであ
れば、各受光器15a,15b,15c,15dにて同
時刻で検出された4つの各光強度I1 ,I2 ,I3 ,I
4 からパーソナルコンピュータ3において(2)(3)式を用
いてほぼ瞬時にエリプソパラメータψ,Δが算出される
ので、それに続いて試料面4における膜厚dもほぼ瞬時
に算出される。
【0041】したがって、測定対象がたとえ高速で移動
していたとしても、指定された測定点における膜厚dが
測定可能となる。したがって、光源部7から入射光8を
出力させた状態で、測定対象を一定速度で移動させなが
ら、一定周期でもって各光強度I1 〜I4 を読取ってエ
リプソパラメータψ,Δの算出と膜厚dを算出していけ
ば、例えば工場の検査ラインにおいて連続して移動して
いく帯状製品の表面の膜厚dを連続してオンライン状態
で測定できる。
【0042】また、図1に示すように、試料面4の楕円
偏光された反射光を異なる4つの偏光成分に分離して各
偏光成分の光強度I1 〜I4 を同一タイミングで読取っ
ているので、従来のエリプソメータのように、異なる条
件の偏光成分を得るために、回転検光子や1/4波長板
の挿脱機構を設ける必要がない。よって、全部の光学部
品を固定部材のみで構成でき、可動部材を使用しないの
で、装置全体を小型軽量に構成できる。したがって、工
場の製造現場等の狭い場所にも据付けることが可能とな
り、適用範囲を広げることができる。
【0043】さらに、位相差Δは、その値の範囲に係わ
らずこの位相差Δを精度よく求めることができる、例え
ば、従来装置において試料面4に対する入射光が直線偏
光の場合においては位相差Δが90°や270°近傍の
値における測定精度は他の場所に比較して非常に悪い
が、本発明のエリプソメータにおいては、たとえ位相差
Δが90°や270°近傍の値であっても精度よく測定
できる。
【0044】これを実証するために発明者等は、図1に
示すエリプソメータにおいて、種々の既知の膜厚dを有
する試料面4に対して入射光8を入射させて、種々の形
状の楕円偏光を有する反射光9を作成して、各楕円偏光
のエリプソパラメータを測定した。その結果、0°から
360°までの各位相差Δに対して、測定誤差を最大5
%でかつ平均3%に抑制できた。また、振幅比率ψの測
定誤差は約5%であった。図4は実施例のエリプソメー
タをシリコンウェーハーの酸化膜厚の分布測定装置に組
込んだ状態を示す図である。
【0045】ベース21上に移動テーブル22が設けら
れ、この移動テーブル22上に回転支持台23が取付け
られている。そして、この回転支持台23上に測定対象
としてのシリコンウェーハー25が例えば吸着機構によ
って取付けられる。したがって、シリコンウェーハー2
5は回転しながら矢印方向に直線移動する。ベース21
上にはシリコンウェーハー25全体の厚みを測定する既
存の厚み測定装置26が配設され、また、この厚み測定
装置26の対向位置にエリプソメータ本体27が支持部
材28にて固定されている。
【0046】そして、厚み測定装置26およびエリプソ
メータ本体27は移動テーブル22および回転支持台2
3にて螺旋状に移動しているシリコンウェーハー25の
各測定位置における全体の厚みと酸化膜の厚みdを測定
する。また、移動テーブル22の位置とシリコンウェー
ハー25の回転角度は装置内に組込まれたコンピュータ
によって制御されている。したがって、測定位置と測定
結果とは1対1で対応しており、例えばCRT表示装置
の表示画面上で視覚的に即座に把握できる。
【0047】実施例装置の効果を確認するために、図4
の実施例装置と回転検光子を用いた従来装置との比較を
行った。入射光として直線偏光を測定対象へ62°の入
射角度で入射する光学系を用いた。また、測定対象とし
て屈折率1.65で膜厚d=800nmの窒化膜が上面に
形成されたシリコンウェーハー25を用いている。
【0048】この場合、膜厚dが800nmであるので、
窒化膜が形成されている部分におけるエリプソパラメー
タの位相差Δは理論上94.1°となり、窒化膜が形成
されていない部分は当然位相差Δは0°である。
【0049】よって、回転検光子を用いた従来装置で測
定する場合、窒化膜が形成されている部分に対しては入
射光を円偏光とし、窒化膜が形成されていない部分に対
しては入射光を直線偏光にする必要がある。したがっ
て、このような条件のシリコンウェーハー25を測定す
る場合には、窒化膜が形成された部分に対しては例えば
1/4波長板を挿入し、窒化膜が形成されていない部分
に対しては1/4波長板を取り外して測定する必要があ
る。よって、シリコンウェーハー25上のどの点を測定
する場合においても、1/4波長板を挿入した状態と1
/4波長板を抜き取った状態との2回の測定を実施しな
ければならない。実験に採用した直径6インチのシリコ
ンウェーハー25全面を2mm間隔で約5000点測定す
るのに約5時間要した。したがって、実際問題としてこ
の従来装置を実際のシリコンウェーハーの製造検査ライ
ンで使用することは不可能である。
【0050】これに対して、4つの光強度を一度に測定
する実施例装置においては、1点測定するのに測定点を
移動させる時間を加えても約2msec であり、同一のシ
リコンウェーハー25を測定するに要する時間は約10
secであった。したがって、実際の製造検査ラインに十
分組込める処理速度である。
【0051】このように、エリプソメータが高速化かつ
小型化されたので、既存の厚み測定装置26に対して付
加的に設置可能となった。半導体プロセスラインでは上
記シリコンウェーハーの他に、窒化膜、ポリシリコン
膜、透明電極材等のオンライン計測への応用が可能であ
る。
【0052】図5は本発明の他の実施例に係わるエリプ
ソメータの概略構成を示す図である。図1と同一部分に
は同一符号が付してある。したがって重複する部分の説
明を省略する。この実施例においては、1/4波長板1
2bが第2の偏光ビームスプリッター14へ入射される
無偏光ビームスプリッター10からの透過光11bの光
路に介挿されている。そして、図1における1/4波長
板12aは除去されている。
【0053】このように構成されたエリプソメータにお
いては、第2の偏光ビームスプリッター14へ入射され
る透過光11bにおける楕円偏光のP偏光,S偏光の位
相差が90°変化するので、結果的に各受光器15a〜
15dに4つの異なる偏光成分が入射される。よって、
図1の実施例と同様な動作を得ることができる。
【0054】また、図6に示すエリプソメータにおいて
は、第1の偏光ビームスプリッタ13に入射する光路に
図1と同じ1/4波長板12aが挿入され、第2の偏光
ビームスプリッタ14に入射する光路に1/2波長板2
9bが挿入されている。このような構成であっても、各
偏光ビームスプリッタ13,14へ入射される各楕円偏
光された光のP偏光,S偏光に90°の差が生じるの
で、各受光器15a〜15dに4つの偏光方向が異なる
各偏光成分が入射される。したがって、先の実施例とほ
ぼ同様の効果を得ることができる。
【0055】また、図7,図8,図9は、それぞれ図
1.図5,図6に示す各エリプソメータにおける試料面
4に対する入射光8および反射光9の光路にそれぞれ1
/4波長板12c,12d、または1/2波長板29
c,29dを挿入した実施例である。このように、試料
面4の入射路および反射路に波長版を挿入することによ
って、入射光8のP偏光、S偏光の位相差を任意に変更
することが可能である。
【0056】図10においては、無偏光ビームスプリッ
タ10の反射光11aおよび透過光11bにおけるそれ
ぞれ異なる偏光成分を取出す2組の光学系として無偏光
ビームスプリッタと検光子とを用いている。
【0057】すなわち、反射光11aが1/4波長板1
2aを介して入射される第1の無偏光ビームスプリッタ
30と、この第1の無偏光ビームスプリッタ30の反射
光における前記基準方向に対する+45°方向の偏光成
分を取出す検光子32a,および、この第1の無偏光ビ
ームスプリッタ30の透過光の−45°方向の偏光成分
を取出す検光子32bを設けている。
【0058】また、透過光11bが直接入射される第2
のの無偏光ビームスプリッタ31と、この第2の無偏光
ビームスプリッタ31の反射光の+45°方向の偏光成
分を取出す検光子33a,および、この第2の無偏光ビ
ームスプリッタ31の透過光の−45°方向の偏光成分
を取出す検光子33bを設けている。
【0059】このように偏光ビームスプリッタの代りに
無偏光ビームスプリッタと検光子との組合わせ光学系を
用いても、光学系が多少複雑になるので、エリプソパラ
メータΔ,ψの計算式を若干修正する必要があるが、基
本的には、図1の実施例と同じ効果を得ることができ
る。
【0060】図11,図12,図13,図14,図15
に示す各エリプソメータは、図5,図6,図7,図8,
図9に記載した各実施例のエリプソメータにおける各偏
光ビームスプリッタ13,14が図10の実施例で説明
した各無偏光ビームスプリッタ30,31および各検光
子32a,32b,33a,33bに置換えられてい
る。したがって、図5〜図9の実施例とほぼ同じ効果を
得ることが可能である。
【0061】図16は本発明のさらに別の実施例に係わ
るエリプソメータの概略構成を示す模式図である。図1
の実施例と同一部分には同一符号を付して重複する部分
の説明を省略する。
【0062】この実施例においては、第1の偏光ビーム
スプリッタ36から出力される透過光36aの偏光方向
が前述した基準方向に対して90°方向に向くように、
この第1の偏光ビームスプリッタ36の姿勢が固定され
ている。そして、第2の偏光ビームスプリッタ37から
出力される透過光37aの偏光方向が前記基準方向に対
して+45°方向に向くように、この第2の偏光ビーム
スプリッタ37の姿勢が固定されている。したがって、
必然的に、第1の偏光ビームスプリッタ36の反射光3
6bの偏光方向が+0°方向を向き、第2の偏光ビーム
スプリッタ37の反射光37bの偏光方向が−45°方
向を向く。また、1/4波長板12aは45°傾けて設
置されている。
【0063】したがって、各受光器15a〜15dから
得られる各光強度I1〜I4 を用いてエリプソメータ
ψ,Δが算出される。よって、図1の実施例とほぼ同様
の効果を得ることができる。
【0064】図17,図18,図19,図20,図21
に示す各エリプソメータは、図5,図6,図7,図8,
図9に記載した各実施例のエリプソメータにおける各偏
光ビームスプリッタ13,14の姿勢角度を図16に示
すように、基準方向に対して偏光方向が1/4波長板が
挿入されている方は、0°,90°方向に向き、そうで
ない方は、+45°,−45°方向に向くように設定さ
れている。したがって、図5〜図9の実施例とほぼ同じ
効果を得ることが可能である。
【0065】図22は本発明のさらに別の実施例に係わ
るエリプソメータの概略構成を示す模式図である。図1
の実施例と同一部分には同一符号を付して重複する部分
の説明を省略する。
【0066】この実施例においては、試料面4の楕円偏
光を有する反射光9は複合ビームスプリッタ40へ入射
される。複合ビーススプリッタ40は、4角形断面形状
を有する無偏光ガラス41と、入射面の一部が無偏光ガ
ラス41の上面に例えば接着剤で固定され、この入射面
に1/4波長板42が貼付けられた第1の偏光ビームス
プリッタ43と、入射面が無偏光ガラス41の出射面に
接合された第2のビームスプリッタ44とで一つの光学
部品として形成されている。
【0067】そして、試料面からの反射光9は無偏光ガ
ラス41の入射面で楕円偏光状態を維持したまま反射光
41aと透過光41bとに分岐される。無偏光ガラス4
1で反射された反射光41aは1/4波長板42に垂直
に入射する。一方、透過光41bは無偏光ガラス41内
を透過して第2の偏光ビームプリッタ44の入射面に垂
直に入射する。すなわち、この複合ビームスプリッタ4
0の反射光9に対する姿勢角度、および無偏光ガラス4
1の入射面の角度が、反射光41aおよび透過光41b
が第1,第2の偏光ビームスプリッタ43,44の入射
面に垂直に入射するように調整されている。
【0068】また、第1の偏光ビームスプリッタ43
は、1/4波長板42を介して入射した反射光41aを
前記基準方向に対して45°方向の偏光成分を有する透
過光43aと−45°方向の偏光成分を有する反射光4
3bとに分離し、それぞれ受光器15a,15bへ入射
させる。同様に、第2の偏光ビームスプリッタ44は、
無偏光ガラス41を透過して入射した透過光41bを前
記基準方向に対して45°方向の偏光成分を有する透過
光44aと−45°方向の偏光成分を有する反射光44
bとに分離し、それぞれ受光器15c,15dへ入射さ
せる。
【0069】このようなエリプソメータにおいて、第1
の偏光ビームスプリッタ43へ入射される反射光41a
の光路に1/4波長板42が介挿されているので、第1
の偏光ビームプリッタ43へ入射される楕円偏光された
反射光41aのP偏光,S偏光の位相差が90°だけ変
化する。よって、各受光器15a〜15dへ入射する偏
光成分の値が異なる。すなわち、各受光器15a〜15
dから得られる各光強度には tanψ, cosΔ, sinΔの
情報が含まれている。したがって、図1の実施例と同様
に各受光器15a〜15dにて得られる各光強度I1 〜
I4 を用いて図3の楕円偏光を特定するエリプソパラメ
ータψ,Δが算出される。よって図1の実施例とほぼ同
様の効果を得ることが可能である。
【0070】さらに、この実施例においては、試料面4
からの反射光9を互いに異なる4っの偏光成分に分離す
るための複数の光学要素を例えば接着剤等で互いに接合
して一つの光学部品に構成している。したがって、この
エリプソメータを製造する場場合における組立作業およ
び調整作業が大幅に簡素化される。また、長期に亘る稼
働期間においても部品点数が少ないので、点検保守作業
が簡素化される。さらに、装置全体を小型,軽量に形成
できる。
【0071】図23は図22の実施例において、各偏光
ビームスプリッタの光軸回りの取付角度を変更して、各
偏光ビームスプリッタにて取出される偏光成分の各方向
を変化させた実施例である。
【0072】すなわち、この実施例おいては、第1の偏
光ビームスプリッタ45にて取出される偏光成分の方向
を前記基準方向に対して90°および0°に設定されて
いる。
【0073】このように構成されたエリプソメータにお
いても、それぞれ独立した方向の光強度I1 〜I4 が得
られるので、図22の実施例とほぼ同様の効果を得るこ
とができる。図24の実施例においては、図22の実施
例における1/4波長板42を第2の偏光ビームスプリ
ッタ44の入射面に移動させている。
【0074】すなわち、この実施例においては、無偏光
ガラス41の透過光41bは1/4波長42aを介して
第2の偏光ビームスプリッタ44へ入射され、45°方
向および−45°方向の偏光成分が取出される。よっ
て、各受光器15a〜15dにてそれぞれ独立した方向
の光強度I1 〜I4 が得られるので、図22の実施例と
ほぼ同様の効果を得ることができる。
【0075】また、図25の実施例においては、図23
の実施例における1/4波長板42を第2の偏光ビーム
スプリッタ46の入射面に移動させている。それと同時
に、検出する方向も第1の偏光ビームスプリッタ45で
は、+45°,−45°方向に、第2の偏光ビームスプ
リッタ46では、+90°,0°方向にに変更されてい
る。すなわち、この実施例においては、無偏光ガラス4
1の透過光41bは1/4波長板42aを介して第2の
偏光ビームスプリッタ46へ入射され、90°方向およ
び0°方向の偏光成分に分離される。よって、各受光器
15a〜15dにてそれぞれ独立した方向の光強度I1
〜I4 が得られるので、図23の実施例とほぼ同様の効
果を得ることができる。
【0076】図26は本発明の他の実施例における複合
ビームスプリッタ40における無偏光ガラス41と第1
の偏光ビームスプリッタ45との接合部分の詳細図であ
る。この実施例においては、第1の偏光ビームスプリッ
タ45の入射面の一部に段部45cを形成して、この段
部45cに無偏光ガラス41の上面41cが嵌入するよ
うに構成されている。このような係合部を構成すること
によって、光軸合わせがより正確になるとともに、複合
ビームスプリッタ40を竪牢なものにできる。
【0077】なお、2つの光の位相を相対的に変化させ
る波長板としては、図1の実施例におけるような1枚の
1/4波長板以外に、図6の実施例に示すように、各光
路に1枚ずつ介挿させる様態であってもよい。また、図
示しないが、波長板を同一光路に置く態様であってもか
まわない。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明のエリプソパ
ラメータ測定方法およびエリプソメータにおいては、測
定対象にて反射された楕円偏光を有する反射光を互いに
異なる4つの偏光成分に分離して各偏光成分の光強度を
検出して、この4つの光強度からエリプソパラメータを
算出している。したがって、従来手法のように検光子を
回転させる必要なく、また1/4波長板を測定対象に入
出力する光路に対して挿脱する必要がない。
【0079】よって、光学測定系を固定部材のみで構成
でき、可動部材を使用したことに起因する可動所要時間
を省略でき、1度の測定でほぼ瞬時にエリプソパラメー
タを測定できるので、たとえ移動状態の測定対象に対し
てもオンライン状態でエリプソパラメータが測定でき、
かつ膜厚も測定できる。さらに、算出された位相差がい
ずれの象限に所属するかが同時に把握できる。また、広
い膜厚範囲に亘って高い測定精度を維持できる。また、
可動部分が存在しないので、装置全体を小型軽量に形成
でき、製品の製造検査ライン等における狭い場所にも設
置できる。さらに、複合ビームスプリッタを用いること
によって、装置全体をより一層小型軽量化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例エリプソメータの本体内部構造を示す
図、
【図2】 実施例エリプソメータ全体構成を示す図、
【図3】 実施例エリプソメータにおける反射光の楕円
偏光を示す図、
【図4】 実施例エリプソメータを用いたシリコンウェ
ーハーの酸化膜厚測定装置の概略構成図、
【図5】 図1の実施例の他方側に波長板を用いた実施
例構造を示す図、
【図6】 2つの波長板を用いた実施例構造を示す図、
【図7】 試料面の入射路および反射路に波長板を挿入
した実施例構造を示す図、
【図8】 同試料面の反射路のみ波長板を挿入した実施
例構造を示す図、
【図9】 同試料面の反射路のみ波長板を挿入した実施
例構造を示す図、
【図10】 検光子を用いた実施例構造を示す図、
【図11】 検光子を用いた他の実施例構造を示す図、
【図12】 検光子を用いた他の実施例構造を示す図、
【図13】 検光子を用いた他の実施例構造を示す図、
【図14】 検光子を用いた他の実施例構造を示す図、
【図15】 検光子を用いた他の実施例構造を示す図、
【図16】 互いに異なる偏光方向に設定された偏光ビ
ームスプリッタを用いた実施例構造を示す図、
【図17】 互いに異なる偏光方向に設定された偏光ビ
ームスプリッタを用いた他の実施例構造を示す図、
【図18】 互いに異なる偏光方向に設定された偏光ビ
ームスプリッタを用いた他の実施例構造を示す図、
【図19】 互いに異なる偏光方向に設定された偏光ビ
ームスプリッタを用いた他の実施例構造を示す図、
【図20】 互いに異なる偏光方向に設定された偏光ビ
ームスプリッタを用いた他の実施例構造を示す図、
【図21】 互いに異なる偏光方向に設定された偏光ビ
ームスプリッタを用いた他の実施例構造を示す図、
【図22】 複合ビームスプリッタを用いた実施例構造
を示す図、
【図23】 複合ビームスプリッタを用いた他の実施例
構造を示す図、
【図24】 複合ビームスプリッタを用いた他の実施例
構造を示す図、
【図25】 複合ビームスプリッタを用いた他の実施例
構造を示す図、
【図26】 同複合ビームスプリッタの詳細構造を示す
図。
【符号の説明】
1…エリプソメータ本体、2…A/Dコンバータ、3…
パーソナルコンピュータ、4…試料面、5…レーザ光
源、6…偏光子、7…光源部、8…入射光、9…反射
光、10,30,31…無偏光ビームスプリッタ、12
a〜12d…1/4波長板、13,36,43,45…
第1の偏光ビームスプリッタ、14,37,44,46
…第2の偏光ビームスプリッタ、15a〜15d…受光
器、25…シリコンウェーハー、29a〜29d…1/
2波長板、32a,32b,33a,33b…検光子、
40…複合ビームスプリッタ、41…無偏光ガラス。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象に対して偏光した光を所定角度
    で入射させ、この測定対象の反射光をそれぞれ互いに異
    なる4つの偏光成分に分離し、この分離された4つの偏
    光成分の光強度からエリプソパラメータを求めることを
    特徴とするエリプソパラメータ測定方法。
  2. 【請求項2】 偏光した光を測定対象に所定角度で入射
    させる光源部と、前記測定対象にて反射された反射光を
    互いに異なる2方向に分岐する無偏光ビームスプリッタ
    と、この無偏光ビームスプリッタにて分岐された各光を
    それぞれ異なる2偏光方向に分離し、最終的に前記測定
    対象の反射光を4つの偏光成分に分離する複数の光学部
    材と、この複数の光学部材にて分離された各偏光成分の
    光強度を検出する4個の受光器と、この4個の受光器か
    ら検出された4つの光強度に基づいて前記反射光におけ
    る楕円偏光のエリプソパラメータを算出する演算部とを
    備えたエリプソメータ。
  3. 【請求項3】 前記複数の光学部材は、前記無偏光ビー
    ムスプリッタにて分岐された各光を基準方向に対して+
    45°および−45°方向の各偏光成分に分離する2組
    の光学系と、前記無偏光ビームスプリッタにて分岐され
    て前記各光学系に入射される各光の光路のうちの少なく
    とも一方の光路に介挿され、この光路の光の位相を他方
    の光路の光の位相に対して相対的に変化させる波長板と
    で構成されたことを特徴とする請求項2記載のエリプソ
    メータ。
  4. 【請求項4】 前記複数の光学部材は、前記無偏光ビー
    ムスプリッタにて分岐された一方の光を基準方向に対し
    て+45°および−45°方向の各偏光成分に分離する
    第1の光学系と、前記無偏光ビームスプリッタにて分岐
    された他方の光を前記基準方向に対して90°および0
    °方向の各偏光成分に分離する第2の光学系と、前記無
    偏光ビームスプリッタにて分岐されて前記各光学系に入
    射される各光の光路のうちの少なくとも一方の光路に介
    挿され、この光路の光の位相を他方の光路の光の位相に
    対して相対的に変化させる波長板とで構成されたことを
    特徴とする請求項2記載のエリプソメータ。
  5. 【請求項5】 前記測定対象に対する入射光路または反
    射光路に波長板を挿入したことを特徴とする請求項2,
    請求項3および請求項4のいずれか一項記載のエリプソ
    メータ。
  6. 【請求項6】 偏光した光を測定対象に所定角度で入射
    させる光源部と、前記測定対象にて反射された反射光を
    互いに異なる4つの偏光成分に分離する複合ビームスプ
    リッタと、この複合ビームスプリッタにて分離された各
    偏光成分の光強度を検出する4個の受光器と、この4個
    の受光器から検出された4つの光強度に基づいて前記反
    射光における楕円偏光のエリプソパラメータを算出する
    演算部とを備えたエリプソメータ。
  7. 【請求項7】 前記複合ビームスプリッタは、測定対象
    からの反射光を入射面で反射光と透過光とに分岐させる
    無偏光ガラスと、一端が前記無偏光ガラスに固定され、
    この無偏光ガラスの反射光を偏光方向が互いに90°異
    なる方向を向く偏光成分に分離する第1の偏光ビームス
    プリッタと、前記無偏光ガラスの前記透過光の出射面に
    接合され、前記無偏光ガラスの透過光を偏光方向が互い
    に90°異なる方向を向く偏光成分に分離する第2の偏
    光ビームスプリッタと、前記第1,第2のいづれか一方
    の偏光ビームスプリッタの入射面に貼付られた波長板と
    で構成されたことを特徴とする請求項6記載のエリプソ
    メータ。
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