JPH0511336B2 - - Google Patents

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JPH0511336B2
JPH0511336B2 JP61309479A JP30947986A JPH0511336B2 JP H0511336 B2 JPH0511336 B2 JP H0511336B2 JP 61309479 A JP61309479 A JP 61309479A JP 30947986 A JP30947986 A JP 30947986A JP H0511336 B2 JPH0511336 B2 JP H0511336B2
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central processing
processing unit
program
virtual memory
routine
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Masato Makishita
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Nippon Electric Co Ltd
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Priority to FR8718220A priority patent/FR2609196B1/fr
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Publication of JPH0511336B2 publication Critical patent/JPH0511336B2/ja
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/0223User address space allocation, e.g. contiguous or non contiguous base addressing
    • G06F12/0284Multiple user address space allocation, e.g. using different base addresses

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  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multi Processors (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマルチプロセツサシステムに関し、特
に一つのオペレーテイング・システムによつて制
御される複数の中央処理装置を持つマルチプロセ
ツサ・システムにおいて、オペレーテイング・シ
ステムに大きな影響を与えずにシステムの仮想記
憶容量を拡張したマルチプロセツサ・システムに
関する。
〔従来の技術〕 従来、この種のマルチプロセツサ・システムに
おいては、オペレーテイング・システム(以下
OSと称す)が、複数の中央処理装置のうちどの
中央処理装置で実行されても、OS自身およびユ
ーザプログラム中の全ての領域をOSが参照でき
るように、全ての中央処理装置が同じ大きさの仮
想記憶を持つていた。即ち、アドレスを示すため
のビツト数が全ての中央処理装置で共通であり、
命令のアドレス部やアドレスを格納する領域はそ
のビツト数の大きさになつていた。
第8図は従来のマルチプロセツサ・システムの
説明図であり、中央処理装置A1′と中央処理装
置A2′は同じ大きさの同一の仮想記憶A3を持
ち、この仮想記憶A3上においてユーザプログラ
ム等のプログラム10′を実行するために、制御
部A6と空間制御部A8とを有していた。この空
間制御部A8の最大サイズは上記アドレスのビツ
ト数を満たすものである。ここでIBM社から出
版されたOS/VS2に関するマニユアル(例えば
SY28−0716 OS/VS2 SYSTEM LOGIC
LIBRARY 1978 VOLUME2、VOLUME4)
によると、制御部A6はASCB(アドレス スペ
ース コントロール ブロツク)に相当し、空間
制御部A8はセグメントテーブル及びページテー
ブルに相当する。更に、米国特許第1509393号
〔METHOD AND DEVICES FOR
COMMUNICATION OF INFORMATION
(HONEYWELL BULL)〕(特開昭50−145038号
公報に対応する)によれば、制御部A6はPCB
(プロセス コントロール ブロツク)に相当し、
空間制御部A8はSTWA(セグメント テーブル
ワード アレイ)、セグメントテーブル及びペ
ージテーブルに相当する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、実行できるプログラムの大きさは仮
想記憶の大きさによつて制限を受ける。従つて、
より大きなプログラムの実行を可能とする為には
仮想記憶の容量を増大しなければならない。
この為の一般的な方式としては、仮想記憶容量
を拡張するためにアドレスのビツト数を増加さ
せ、OSが拡張された仮想記憶を全て参照できる
ようにすることである。しかし、アドレスは、命
令のアドレス部分やアドレスを格納する域で扱わ
れ、特にOSではそれらが全域に渡つて存在して
いる。従つて、上記のような一般式な方式によれ
ば、拡張した仮想記憶を処理し得るように中央処
理装置のハードウエア構成を変更するのに加え、
命令のアドレス部やアドレスを格納する作業領域
を同じビツト数に拡張するためにOS全体の大幅
な改造が必要となる。
そこで本発明の目的は、オペレーテイング・シ
ステムの大幅な改造無しに、1つのプログラムが
実質的に大きな仮想記憶を利用できるようにする
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、主記憶を
共有する複数の中央処理装置を持つマルプロセツ
サシステムにおいて、 小さな容量の第1の仮想記憶を持つ第1の中央
処理装置と、 前記第1の仮想記憶と重畳する大きな容量の第
2の仮想記憶を持つ第2の中央処理装置とを含
み、 前記第1の仮想記憶中には、 前記第1の中央処理装置上で動作し、前記第1
の仮想記憶の領域内に参照範囲が制限されたオペ
レーテイング・システムと、 前記第1の中央処理装置で実行される第1のル
ーチンと該第1のルーチンから呼び出される前記
第2の中央処理装置で実行される第2のルーチン
とを含む第1のプログラム部分および前記第2の
ルーチンから呼び出され前記第2の中央処理装置
で実行される第2のプログラム部分で構成される
プログラムのうちの前記第1のプログラム部分
と、 前記プログラムを実行するための少なくとも一
つの制御部と、 該制御部から指され、前記第1の中央処理装置
が前記第1のルーチンを実行する際に使用する、
前記第1の仮想記憶をカバーする第1の空間制御
部と、 前記制御部から指され、前記第2の中央処理装
置が前記第2のルーチン及び前記第2のプログラ
ム部分を実行する際に使用する、前記第2の仮想
記憶をカバーし且つ前記第1の空間制御部と同一
仮想アドレスは同一部分を指す第2の空間制御部
とが含められ、 前記第2の仮想記憶中には、 前記第2のプログラム部分が含められ、 且つ、 前記第1および第2の中央処理装置に、 前記第1のルーチンから前記第2のルーチンが
呼び出された際に前記第1の中央処理装置から前
記第2の中央処理装置へ実行処理を移管し、逆に
前記第2のルーチンから前記第1のルーチンへの
リターン時に前記第2の中央処理装置から前記第
1の中央処理装置へ実行処理を戻す処理部を備え
ている。
〔実施例〕
次に本発明の一実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
第1図を参照すると、本発明の一実施例は、小
さな記憶容量の第1の仮想記憶3、この第1の仮
想記憶3を扱えるハードウエア構成を有する第1
の中央処理装置1、大きな記憶容量の第2の仮想
記憶4、およびこの第2の仮想記憶4を扱えるハ
ードウエア構成を有する第2の中央処理装置2を
含む。
第1の仮想記憶3は、第1の中央処理装置1上
で動作し、第1の仮想記憶3の領域内に参照範囲
が制限されたオペレーテイング・システム(以下
OSと称す)12、第1の中央処理装置1および
第2の中央処理装置2の両方で実行される第1の
プログラム部10、この第1のプログラム部10
を実行するため第1の中央処理装置1で実行され
る第1の制御部6、この第1の制御部6からの指
示情報(以下アドレス空間表示語と称す)に応答
して第1のプログラム部10を含む第1の仮想記
憶3を参照する第1の空間制御部8、第1のプロ
グラム部10および第2の仮想記憶4のみに存在
する第2のプログラム部11を実行するため第2
の中央処理装置2で実行される第2の制御部7、
およびこの第2の制御部7からの空間表示語に応
答して第1および第2のプログラム部10および
11を含む第2の仮想記憶4を参照する第2の空
間制御部9を含む。
第1の中央処理装置1は第6図に示す構成の処
理部5を有し、第2の中央処理装置2は第7図に
示す構成の処理部13を有する。
次に第1の空間制御部8と第2の空間制御部9
との大きさの違いを第1図および第2図を参照し
て詳細に説明する。
第1図および第2図を参照すると、第1の仮想
記憶3と第2の仮想記憶4における同じアドレス
は同じデータを指すと仮定する。また、第1の仮
想記憶3が最大16メガバイト(MB)であり、第
2の仮想記憶4が最大2ギガバイト(GB)であ
り、第1のプログラム部10が100キロバイト
(KB)番地以下にあり、第2のプログラム部1
1が17メガドライブ(MB)番地以下にあると仮
定する。したがつて、第1空間制御部8は16MB
をカバーする大きさしかなく、第2の空間制御部
9は2GBをカバーする大きさを有する。この為、
第2のプログラム部11は、相当するエントリを
有する第2の空間制御部9により参照できる。
このような構造で、例えば、第1の仮想記憶3
の記憶容量では足りない第1のプログラム部10
と第2のプログラム部11とからなる大きな一つ
のプログラムαを実行するために、そのプログラ
ムαが第1のプログラム部10と第2のプログラ
ム部11とに分けわれる。分けられた第1のプロ
グラム部10は第1の仮想記憶3に配置され、第
2のプログラム部11は第2の仮想記憶4中の第
1の仮想記憶3外の領域に配置される。これとと
もに処理部5および13は、第1の中央処理装置
1から第2の中央処理装置2にプログラムαの実
行を移管する処理と第2の中央処理装置2から第
1の中央処理装置1にプログラムαの実行を戻す
処理とを行う。この結果、第1の中央処理装置1
では使用可能な大きな記憶容量の第2の仮想記憶
4を一つのプログラムαが使用できる。換言する
と、OS12が第1の仮想記憶3しかアクセスで
きなくても、第2の空間制御部9をプログラムα
に与えることにより、プログラムαは第2のプロ
グラム部11を自ら追加してOS12よりも更に
大きな記憶容量を有する第2の仮想記憶4を使う
ことができる。
なお、以下の実施例では、一つのプログラムα
を実行するために、二つの第1および第2の制御
部6および7を用いて説明する。しかし、本発明
はこれに限定されず、それらを合体した一つの制
御部で実施してもよい。
次に本発明の一実施例の動作を、プログラムα
の実行動作例を用いて、第1図から第7図を参照
しながら詳細に説明する。
まず、第1のプログラム部10の内容例と第2
のプログラム部11との関係を以下説明する。
第1および第3図を参照すると、第1のプログ
ラム部10は、24ビツトのアドレスモードで記述
され第1の中央処理装置1で実行される第1のル
ーチン17と、31ビツトのアドレスモードで記述
され第2の中央処理装置2で実行される第2のル
ーチン18とを含む。第1のルーチン17は特殊
コール(CALL)命令14を含み、第2のルーチ
ン18は移送(MOVE)命令群19と通常のコ
ール命令20と特殊リターン命令16とを含む。
第4図Aを参照すると、特殊コール命令14は
命令コード14aとプロシージヤ記述子アドレス
14bとから構成されている。
第4図Bを参照すると、プロシージヤ記述子ア
ドレス14bは、コール命令でコールされる第2
のルーチン18を第1の中央処理装置1で実行す
るか、または第2の中央処理装置2で実行するか
を示す中央処理識別番号140とエントリポイン
トアドレス141とから構成されている。中央処
理装置識別番号140は第1の中央処理装置1を
実行させたいとき“0”、第2の中央処理装置2
で実行させたいとき“1”になる。なお、本発明
の一実施例では中央処理装置が2台であるため、
中央処理装置識別番号140は1ビツトのフラグ
で済む。しかし、より多くの中央処理装置を含む
システムでは数ビツト必要である。
第4図Cを参照すると、特殊リターン命令16
は命令コードから構成されている。
このような前提の下で以下本発明の一実施例の
動作を説明する。
第1図および第5図を参照すると、OS12は
第1の中央処理装置1において第1の仮想記憶3
上で動作を開始する(S1)。第1の中央処理装
置1はプログラムαの実行開始において、OS1
2の制御の下で第1の制御部6及び第1の空間制
御部8を生成する。次に、第1の中央処理装置1
は、第1のプログラム部10を主記憶装置(図示
せず)にロードする(S2)。さらに、第1の中
央処理装置1は、OS12の制御の下で第2の仮
想記憶4のための第2の制御部7と第2の空間制
御部9とを生成する(S3)。ここで、OS12は
第2の仮想記憶4に対しては容量だけを管理し、
参照は行わない。次に第1の制御部6の内容が第
1の中央処理装置1のハードウエアレジスタ群6
2に移送され、第1のプログラム部10中の第1
のルーチン17の実行が第1の中央処理装置1で
開始される(S4)。
第3図は参照すると、第1のルーチン17は第
1のプログラム部10を構成する一つのルーチン
であり、その中に第4図Aおよび第4図Bを参照
して説明した特殊コール命令14が埋込まれてい
る。
第1図および第4図Bを参照すると、中央処理
装置識別番号140には第1の中央処理装置1か
ら第2の中央処理装置2への切換えを示す論理
“1”がセツトされ、エントリポイントアドレス
141には、第1のプログラム部10を構成する
第2のルーチン18の先頭命令のアドレスがセツ
トされる。
第1の中央処理装置1による実行が順次行わ
れ、第1のルーチン17の特殊コール命令14が
実行される(第5図のS5参照)。この実行では、
第1の中央処理装置1内の処理部5は以下の処理
を行う。
第1図および第6図を参照すると、第1の中央
処理装置1における特殊コール命令14の発行に
応答して特殊コール命令14が命令レジスタ60
に格納される。この命令レジスタ60からの特殊
コール命令14に応答して、デコード手段61
は、プロセスロールアウト実行部63、制御部修
正実行部64、戻り情報格納実行部67、および
起動信号生成部65を順次起動する。プロセスロ
ールアウト実行部63の起動に応答して、第1の
プログラム部10の実行に使用されたハードウエ
アレジスタ群62の内容が、第1の仮想記憶3に
おける第1の制御部6に戻される。
次に第1の制御部6と予め組にされている第2
の制御部7が第1の制御部6の内容と同じ内容を
もつように修正される。第1の制御部6と第2の
制御部7との組情報は第1の制御部6内に存在す
る。また修正の際、アドレス空間表示語は修正さ
れない。すなわち、制御部修正実行部64はハー
ドウエアレジスタ群62から第1の制御部6に戻
された内容を、第1の制御部6から第2の制御部
7に移送して、第2の制御部7の内容を修正す
る。このとき、第2の制御部7内のアドレス空間
表示語は修正されない。これとともに、命令レジ
スタ60から取出されたエントリポイントアドレ
スにより第2の制御部7中の次に実行すべきアド
レスが変更される。また戻り情報格納実行部67
は、特殊コール命令14の次の命令のアドレスを
レジスタ68に格納する。この動作の後、起動信
号生成部65は第2の制御部7実行用起動信号を
第2の中央処理装置2に送出する。
第1図および第7図を参照すると、第1の中央
処理装置1の起動信号生成部65からの起動信号
に応答して、プロセスロールイン実行部76が起
動される。この起動に応答して、第2の制御部7
の内容がハードウエアレジスタ群72に移送され
て第2の制御部7の実行が開始される。
従つて、第2の中央処理装置2は、第2のルー
チン18を示すエントリポイントアドレスから実
行を開始する。この処理により、第1の中央処理
装置1で今まで実行されていた第1のプログラム
部10の処理が、第2の中央処理装置2に引継が
れることになる。
以上の実施例では、OC12により第1の中央
処理装置1で起動された第1のプログラム部10
が、自分自身で特殊コール命令14を発行して第
1および第2の処理部5および13を動作させ、
制御を第2の中央処理装置2に移した。しかし、
本発明はこれに限定されず、例えば、OS12が
第2の空間制御部9を生成した後、第1のプログ
ラム部10の第2のルーチン18を第1の中央処
理装置1から第2の中央処理装置2に対する指示
で起動させ、第2の中央処理装置2で動作する第
1のプログラム部10が、第2の空間制御部9に
より参照できる領域に第2のプログラム部11の
中身を作成し、プログラム呼出しにより第2のプ
ログラム部11を実行させることができる。
第5図を参照すると、第2のルーチン18は、
第2の空間制御部9により第2の仮想記憶4を参
照し、第2のプログラム部11を作り実行させる
(S6)。
以下これを詳述する。
第1図および第3図を参照すると、第2の中央
処理装置2は、第1のプログラム部10の第2の
ルーチン18の実行中、移送命令群19の実行に
より第2のプログラム部11を第2の仮想記憶4
中の第1の仮想記憶3の外の領域に移送する。第
2のルーチン18から第2のプログラム部11を
呼出す必要があるときは、第2のルーチン18に
埋込まれたコール命令20を実行する。このコー
ル命令20よる処理は、第2のルーチン18から
第2のプログラム部11への呼出処理であり、第
2の仮想記憶4内で行われる。従つて、第4図A
に示す特殊なコール命令を必要とせず、一般のプ
ロセツサで処理されるCOBOLなどの高級言語に
対して準備された通常のCALL命令でよい。な
お、上記コール命令20により実行を開始する第
2のプログラム部11には、データのみが設定さ
れることもあり、命令を設定することもできる。
第2の中央処理装置2では、前記コール命令2
0に応答して第2のプログラム部11の実行を行
う。第2のプログラム部11から第2のルーチン
18に戻る必要があるときは、その処理が第2の
仮想記憶4内での処理のため、通常のリターン命
令21が実行される。このリターン命令21の実
行に応答して、第2のルーチン18のコール命令
20の次の命令が実行される。第2の中央処理装
置2では、第2のルーチン18の実行が進められ
る。第2の中央処理装置2における特殊リターン
命令16の実行は、以下の通りである(第5図S
7参照)。
第1図および第7図を参照すると、第2の中央
処理装置2における特殊リターン命令16の発行
に応答して、特殊リターン命令16は命令レジス
タ70に格納される。この命令レジスタ70から
の特殊リターン命令16の発行に応答して、デコ
ード手段71は、プロセスロールアウト実行部7
3、制御部修正部74、および再開信号生成部7
5を順次起動する。この起動に応答して、プロセ
スロールアウト実行部73は第1のプログラム部
10および第2のプログラム部11の実行に使用
したハードウエアレジスタ群72の内容を第2の
仮想記憶4の第2の制御部7に戻す。
制御部修正実行部74は、第2の制御部7と予
め組にされている第1の制御部6が退避された第
2の制御部7と同じ内容をもつように、第2の制
御部7の内容で第1の制御部6を修正する。な
お、第2の制御部7と第1の制御部6との組情報
は、第2の制御部7中にある。また、再開信号生
成部75は、第1の制御部6に対する実行再開信
号を第1の中央処理装置1に送出する。
第1図および第6図を参照すると、再開信号生
成部75からの再開信号に応答して、プロセスロ
ールイン実行部66は、再開信号により指示され
た第1の制御部6の内容を第1の中央処理装置1
内のハードウエアレジスタ群62に移送する。但
し、この移送動作は、特殊コール命令14の実行
時に退避されたエントリポイントアドレスを第1
の制御部6内の次に実行すべきアドレスに格納し
た後に行われる。
これにより、第1の中央処理装置1は特殊コー
ル命令14の次の命令から実行を再開する。
上述の処理により、制御が第2の中央処理装置
2から第1の中央処理装置1に切換えられる。
この実施例では、第2の中央処理装置2から第
1の中央処理装置1への切換えに特殊リターン命
令が使用されている。しかし、本発明はこれに限
定されず、第1の中央処理装置1から第2の中央
処理装置2への切換えと同時に戻り番地と必要に
応じて中央処理装置の識別番号を有する特殊命令
を用いることができる。
なお、実施例で特殊リターン命令を使用した理
由は以下の通りである。すなわち、特殊コール命
令との間に、例えば決められた番号のレジスタを
使うように戻り番地と必要に応じて中央処理装置
の識別番号の退避について取決めておけば、第4
図Cに示す命令コードのみを有する特殊リターン
命令を使用できるという利点があるからである。
以上の動作において、第2のプログラム部11
は、OS12の機能を直接使用することはできな
い。従つて、第2のプログラム部11は、OS1
2の機能を使用しない内容とするか、またOS1
2の機能を使用する場合には第1のプログラム部
10の第1のルーチン17を使用するように構成
する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、容量の小さな
第1の仮想記憶をカバーする第1の空間制御部と
は別に容量の大きさ第2の仮想記憶をカバーする
第2の空間制御部を設け、プログラムを実行する
ための制御部から第1および第2の空間制御部を
指させることによつて、第1の仮想記憶を持つ第
1の中央処理装置上で上記制御部によつて上記プ
ログラムが実行されるときは第1の空間制御部を
使用して第1仮想記憶を参照することができ且つ
OSの機能を使用することができる。また、第2
の仮想記憶を持つ第2の中央処理装置上で上記制
御部によつて上記プログラムが実行されるとき、
第2の空間制御部を使用して第2の仮想記憶を参
照することができる。従つて、実行すべきプログ
ラムを第1のプログラム部分と第2のプログラム
部分に分け、第1のプログラム部分は第1の仮想
記憶中に配置し、第2のプログラム部分は第2の
仮想記憶中に配置し、処理部によつてプログラム
の実行を第2の中央処理装置に切換え、或いは逆
に第1の中央処理装置に戻すことにより、プログ
ラムは大きな容量の第2の仮想記憶を使用するこ
とができる。そしてこの場合、OSの参照範囲は
仮想記憶の共通部分つまり第1の仮想記憶内に制
限されているので、OSの改造は第2の空間制御
部の管理等の僅かなもので済ませることができ、
OSの大幅な改造を行なうことなく仮想記憶容量
を拡張したマルチプロセツサ・システムを提供す
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図は
第1図の第1の空間制御部8および第2の空間制
御部9の大きさの違いを説明するための図、第3
図はプログラムαの構成を示す図、第4図は特殊
コール命令と特殊リターン命令の形式を示す図、
第5図は本発明の一実施例の動作を説明するため
の図、第6図は第1図の第1の処理部5の一構成
例を示す図、第7図は第1図の第2の処理部13
の一構成例を示す図および、第8図は従来のマル
チプロセツサシステムの説明図である。 図において、1……第1の中央処理装置、2…
…第2の中央処理装置、3……第1の仮想記憶、
4……第2の仮想記憶、5……第1の処理部、6
……第1の制御部、7……第2の制御部、8……
第1の空間制御部、9……第2の空間制御部、1
0……第1のプログラム部、11……第2のプロ
グラム部、12……OS(オペレーテイング・シス
テム)、13……第2の処理部、14……特殊コ
ール命令、16……特殊リターン命令、17……
第1の中央処理装置1で実行される第1のルーチ
ン、18……第2の中央処理装置2で実行される
第2のルーチン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 主記憶を共有する複数の中央処理装置を持つ
    マルチプロセツサシステムにおいて、 小さな容量の第1の仮想記憶を持つ第1の中央
    処理装置と、 前記第1の仮想記憶と重畳する大きな容量の第
    2の仮想記憶を持つ第2の中央処理装置とを含
    み、 前記第1の仮想記憶中には、 前記第1の中央処理装置上で動作し、前記第1
    の仮想記憶の領域内に参照範囲が制限されたオペ
    レーテイング・システムと、 前記第1の中央処理装置で実行される第1のル
    ーチンと該第1のルーチンから呼び出され前記第
    2の中央処理装置で実行される第2のルーチンと
    を含む第1のプログラム部分および前記第2のル
    ーチンから呼び出され前記第2の中央処理装置で
    実行される第2のプログラム部分で構成されるプ
    ログラムのうちの前記第1のプログラム部分と、
    前記プログラムを実行するための少なくとも一つ
    の制御部と、 該制御部から指され、前記第1の中央処理装置
    が前記第1のルーチンを実行する際に使用する、
    前記第1の仮想記憶をカバーする第1の空間制御
    部と、 前記制御部から指され、前記第2の中央処理装
    置が前記第2のルーチン及び前記第2のプログラ
    ム部分を実行する際に使用する、前記第2の仮想
    記憶をカバーし且つ前記第1の空間制御部と同一
    仮想アドレスは同一部分を指す第2の空間制御部
    とが含められ、 前記第2の仮想記憶中には、 前記第2のプログラム部分が含められ、 且つ、 前記第1および第2の中央処理装置に、 前記第1のルーチンから前記第2のルーチンが
    呼び出された際に前記第1の中央処理装置から前
    記第2の中央処理装置へ実行処理を移管し、逆に
    前記第2のルーチンから前記第1のルーチンへの
    リターン時に前記第2の中央処理装置から前記第
    1の中央処理装置へ実行処理を戻す処理部を備え
    ることを特徴とするマルチプロセツサシステム。
JP61309479A 1986-12-29 1986-12-29 マルチプロセツサシステム Granted JPS63167953A (ja)

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