JPH05113165A - スタータ - Google Patents

スタータ

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Publication number
JPH05113165A
JPH05113165A JP27392391A JP27392391A JPH05113165A JP H05113165 A JPH05113165 A JP H05113165A JP 27392391 A JP27392391 A JP 27392391A JP 27392391 A JP27392391 A JP 27392391A JP H05113165 A JPH05113165 A JP H05113165A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
clutch
shaft
clutch outer
starter
Prior art date
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Pending
Application number
JP27392391A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromasa Yamamoto
浩正 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP27392391A priority Critical patent/JPH05113165A/ja
Publication of JPH05113165A publication Critical patent/JPH05113165A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピニオンギヤとエンジン側のリングギヤとの
噛み合い時に発生する衝撃を吸収する機能を有したスタ
ータを提供する。 【構成】 オーバーランニングクラッチ100は、シャ
フト5の外周部にあり、始動モータの動力をオーバーラ
ンニングクラッチに伝達するヘリカルスプライン5a
に、筒状のチューブ2が摺動可能に配設されている。チ
ューブ2は、シャフト5のヘリカルスプライン5aに噛
み合うスプライン部2bと、クラッチアウタ1の内径側
に形成されるカム室部1aと同じ数の突起部2aを有す
る。チューブ2とクラッチアウタ1の間には、外径側が
クラッチアウタ1の形状で、内径側がチューブ2の突起
部2aの形状であり、軸方向の長さが突起部2aの長さ
よりわずかに短いゴム等で成形された弾性部材3が配設
されており、この弾性部材3により、衝撃を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピニオンギヤとエンジ
ン側のリングギヤとの噛合の際に発生する衝撃を吸収す
る機能を有するスタータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の減速部を持つスタータでは、その
減速機構中に衝撃吸収機構を内蔵し、スタータピニオン
とリングギヤが噛合時に発生する過大な衝撃を吸収し
て、スタータを保護するが多く提案されている。ところ
が減速部を持たない、即ちピニオンギヤ(6)と始動モ
ータのシャフト(5)が一体に回転する図3に示すよう
なコンベンショナルスタータでは、前記の過大な衝撃を
吸収する機構を持つスペースが無く、過大な衝撃を部品
の強度を上げることにより対応してきた。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】本発明は、ピニオンギ
ヤとリングギヤの噛合時及びこの噛合後のエンジン駆動
時に発生する衝撃を、その発生源に近いクラッチにて吸
収することができるスタータの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するたの手段】本発明は、上記目的を解決
するために、エンジン側のリングギヤと噛み合うピニオ
ンギヤ(6)と、始動モータにより駆動されるシャフト
(5)と、前記シャフト(5)の外周に配設され、この
シャフト(5)に形成されたヘリカルスプライン(5
a)に噛み合って駆動されるチューブ(2)と、前記チ
ューブ(2)に連動して駆動されるクラッチアウタ
(1)からの動力をピニオンギヤ(6)へ伝える為のロ
ーラ(4)をカム室部(1a)に有するオーバーランニ
ングクラッチ(100)とを備え、前記始動モータから
の回転力を、前記オーバーランニングクラッチ(10
0)を介して、エンジン側のリングギヤに伝えるスター
タにおいて、前記クラッチアウタ(1)とチューブ
(2)とは分割して形成され、前記チューブ(2)のカ
ム室側端部の外周部に径方向に延びる複数の突起部(2
a)を設け、この突起部(2a)と前記クラッチアウタ
(1)との間に弾性部材(3)を介装するという技術的
手段を採用するものである。
【0005】
【作用】ピニオンギヤ(6)が回転しながら、静止して
いるリングギヤに衝突する際、衝撃力が発生する。この
衝撃力は、ピニオンギヤ(6)のインナ部(6a)より
ローラ(4)を介してクラッチアウタ(1)に伝達され
るが、クラッチアウタ(1)とチューブ(2)の間に配
設した弾性部材(3)が、たわむことにより効果的に吸
収される。
【0006】
【実施例】図1及びそのA−A断面を示す図2におい
て、本実施例のオーバーランニングクラッチ(100)
は、エンジン始動時に始動モータの動力を伝達するシャ
フト(5)の外周部にあり、前記始動モータの動力をオ
ーバーランニングクラッチに伝達する為のヘリカルスプ
ライン(5a)に、筒状のチューブ(2)が摺動可能に
配設されている。チューブ(2)は、シャフト(5)の
ヘリカルスプライン(5a)に噛み合うスプライン部
(2b)と、クラッチアウタ(1)の内径側に形成され
るカム室部(1a)と同じ数の図2に示す突起部(2
a)を有する。クラッチアウタ(1)とチューブ(2)
の間には、外径側がクラッチアウタ(1)のカム室部
(1a)形状で、内径側がチューブ(2)の突起部(2
a)の形状であり、軸方向の長さが突起部(2a)の長
さよりわずかに短いゴム等で成形された弾性部材(3)
が配設されている。
【0007】クラッチアウタ(1)は、略椀形状で内側
がカム室形状のカム室部(1a)とチューブ(2)の抜
け防止のための底部(1b)からなり、底部(1b)の
開口部の内径は、チューブ(2)の突起部(2a)の外
径より小さく、スプライン部(2b)の外径より大きく
なっている。クラッチアウタ(1)のカム室部(1a)
の内側にはクラッチスプリングとローラ(4)をカム室
数だけ備え、さらにその内側には、一端にリングギヤと
噛み合うギヤ部(6b)を形成し、他端にインナ(6
a)を備えたピニオンギヤ(6)を備えている。
【0008】ピニオンギヤ(6)の内径には、ピニオン
メタル(6c)を備え、シャフト(5)との回転及び軸
方向の摺動を円滑にしている。ローラ(4)と弾性部材
(3)が接しないようワッシャ(7)を配設する。ロー
ラ(4)及び図示しないクラッチスプリングは、ワッシ
ャ(8)によりクラッチアウタ(1)から脱落しないよ
うに、軸方向に規制され、またピニオンギヤ(6)は半
割ワッシャ(9)により、オーバーランニングクラッチ
(100)から抜けない様に規制され、ワッシャ(9)
はカバー(10)により、かしめ固定されている。
【0009】次に上記構成の組付け方法について説明す
る。弾性部材(3)及びチューブ(2)をクラッチアウ
タ(1)のカム室部(1a)の開口側より挿入し、チュ
ーブ(2)の突起部(2a)と弾性部材(3)とが、互
いに噛み合うように圧入する。ワッシャ(7)をクラッ
チアウタ(1)のカム室部(1a)の開口側より挿入す
る。クラッチアウタ(1)のカム室部にローラ(4)と
クラッチスプリングをセットして平ワッシャ(8)をク
ラッチアウタ(1)の開口側端面にあてピニオンギヤ
(6)を挿入して、半割りワッシャ(9)をセットしク
ラッチカバー(10)をかしめる。
【0010】次に上記構成による装置の作動について説
明する。マグネットスイッチに通電されるとレバーを介
してオバーランニングクラッチは、シャフト(5)上を
前進し、リングギヤに衝突する。その後マグネットスイ
ッチの接点が閉じモータに通電され、回転を始める。回
転力はシャフト(5)に形成されたヘリカルスプライン
(5a)を介し、チューブ(2)に形成されるスプライ
ン(2b)に伝達された後、チューブ(2)の突起部
(2a)により弾性部材(3)を介しクラッチアウタ
(1)に伝達される。次いでクラッチアウタ(1)のカ
ム室部(1a)よりローラ(4)を介し、ピニオンギヤ
(6)に伝達される。
【0011】ピニオンギヤ(6)が回転し、リングギヤ
と適切に噛み合う位置に来るとオーバランニングクラッ
チは、前進を始めリングギヤと噛み合う。この時ピニオ
ンギヤ(6)は回転しながら、静止しているリングギヤ
に衝突するため衝撃力が発生する。この衝撃力は、ピニ
オンギヤ(6)のインナ部(6a)よりローラ(4)を
介しクラッチアウタ(1)に伝達されるが、クラッチア
ウタ(1)とチューブ(2)の間に配設した弾性部材
(3)がたわむことにより、吸収される。また、この弾
性部材(3)をカム室部(1a)内に配設することによ
りオーバランニングクラッチの外径を大きくすることな
く、また全長もあまり大きくすることなく、衝撃力を吸
収することができる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構造を採用
することにより、チューブ及び、シャフトにかかる衝撃
力が低減されるので、小型化が可能となる。また、誤っ
てスタータ惰性回転中にリングギヤに噛み合わせたとき
に発生する過大な衝撃に対しても衝撃吸収効果があるた
め、シャフトの曲がり等の不具合の発生がなくなるとい
う優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、要部断面図である。
【図2】図1のA−A線部の要部断面図である。
【図3】従来のスタータにおける本発明関連部分の部分
断面図である。
【符号の説明】
1 クラッチアウタ 1a カム室部 1b 底部 2 チューブ 2a 突起部 2b スプライン部 3 弾性部材 4 ローラ 5 シャフト 5a ヘリカルスプライン 6 ピニオンギヤ 6a インナ部 6b ギヤ部 6c ピニオンメタル 7 ワッシャ 8 平ワッシャ 9 半割ワッシャ 10 カバー 100 オーバーランニングクラッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン側のリングギヤと噛み合うピニ
    オンギヤ(6)と、始動モータにより駆動されるシャフ
    ト(5)と、前記シャフト(5)の外周に配設され、前
    記シャフト(5)に形成されたヘリカルスプライン(5
    a)に、噛み合って駆動されるチューブ(2)と、前記
    チューブ(2)に連動して駆動されるクラッチアウタ
    (1)からの動力をピニオンギヤ(6)へ伝える為のロ
    ーラ(4)をカム室部(1a)に有するオーバーランニ
    ングクラッチ(100)とを備え、前記始動モータから
    の回転力を、前記オーバーランニングクラッチ(10
    0)を介してエンジン側のリングギヤに伝えるスタータ
    において、 前記クラッチアウタ(1)とチューブ(2)とは分割し
    て形成され、前記チューブ(2)のカム室側端部の外周
    部に径方向に延びる複数の突起部(2a)を設け、この
    突起部(2a)と前記クラッチアウタ(1)との間に弾
    性部材(3)が介装されていることを特徴とするスター
    タ。
JP27392391A 1991-10-22 1991-10-22 スタータ Pending JPH05113165A (ja)

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JP27392391A JPH05113165A (ja) 1991-10-22 1991-10-22 スタータ

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JP27392391A JPH05113165A (ja) 1991-10-22 1991-10-22 スタータ

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Publication Number Publication Date
JPH05113165A true JPH05113165A (ja) 1993-05-07

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ID=17534457

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JP27392391A Pending JPH05113165A (ja) 1991-10-22 1991-10-22 スタータ

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000328