JPH05111948A - プラスチツク色切換方法 - Google Patents

プラスチツク色切換方法

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JPH05111948A
JPH05111948A JP3302420A JP30242091A JPH05111948A JP H05111948 A JPH05111948 A JP H05111948A JP 3302420 A JP3302420 A JP 3302420A JP 30242091 A JP30242091 A JP 30242091A JP H05111948 A JPH05111948 A JP H05111948A
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JP
Japan
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resin
extruder
color
crosshead
extruded
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Application number
JP3302420A
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English (en)
Inventor
Takuma Takai
拓▲眞▼ 高井
Mutsumi Wada
睦 和田
Takeshi Ono
武 尾野
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication of JPH05111948A publication Critical patent/JPH05111948A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/255Flow control means, e.g. valves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/16Articles comprising two or more components, e.g. co-extruded layers
    • B29C48/17Articles comprising two or more components, e.g. co-extruded layers the components having different colours
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/36Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
    • B29C48/49Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using two or more extruders to feed one die or nozzle

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂ヤケの発生を防止することができ、しか
も材料ロスを減少できるプラスチック色切換方法を提供
する。 【構成】 クロスヘッドから押出されるべき所要量の50
%ずつの同色の樹脂を、2台の第1・第2押出機1,2
からクロスヘッドへ夫々押出す。その後、第1押出機1
から所要量の100 %の樹脂をクロスヘッドへ押出し、第
2押出機2の樹脂をオーバーフローさせつつ色替えを行
なう。次に、第1押出機1からのクロスヘッドへの樹脂
の所要量の押出しを、第2押出機2からのクロスヘッド
への樹脂の所要量の押出しに切換え、第1押出機1の樹
脂をオーバーフローさせつつ色替えを行なう。その後、
所要量の50%ずつの同色の樹脂を2台の第1・第2押出
機1,2からクロスヘッドへ押出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチック色切換方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、途中でプラスチックの色替えを行
なって着色長尺体を製造する場合、例えば、図12に示す
製造装置を使用していた。
【0003】即ち、この製造装置は、2台の主の押出機
a,bと、2台の副の押出機c,dと、押出機a,bに
連結される流路切換機構e1 と、押出機c,dに連結さ
れる流路切換機構e2 と、流路切換機構e1 ,e2 に連
結されるクロスヘッドgと、を備えている。押出機a,
b,c,dは、夫々、シリンダチューブa1 ,b1 ,c
1 ,d1 と、スクリューa2 ,b2 ,c2 ,d2 と、該
スクリューa2 ,b2,c2 ,d2 を回転させる図示省
略の駆動装置と、を備えている。
【0004】しかして、流路切換機構e1 ,e2 は、夫
々、バルブf1 ,f2 と、バルブf 1 ,f2 を駆動させ
る駆動機s1 ,s2 とからなり、バルブf1 は、図13〜
図15に示すように、ブロック体hと、該ブロック体h内
に内装される(弁本体としての)回転体iと、を備えて
いる。即ち、ブロック体h内には、回転体iが回転自在
に内装するための中空部jが設けられ、この中空部jに
は、外部へ連結される3個の連通孔k,m,nが連通連
結されている。
【0005】また、回転体iには、3個の円弧状の切欠
き部p,q,rが形成されている。
【0006】そして、連通孔kは押出機aに連通連結さ
れ、連通孔mはクロスヘッドgに連通連結され、連通孔
nは押出機bに連通連結されている。
【0007】なお、バルブf2 はバルブf1 を左右反転
させたものであり、その説明を省略する。
【0008】次に、この装置を使用して着色長尺体を製
造する方法を説明する。
【0009】図16と図17に示すように、導体tを被覆し
ている被覆層uを、途中で他の色の被覆層uに色替えす
る場合には、まず、バルブf1の回転体iの位置を図13
に示すように、連通孔mと連通孔nとが切欠き部qを介
して連通される状態とする。この場合、連通孔kは連通
孔m,nには連通されない。
【0010】従って、この状態では、押出機bからの樹
脂がバルブf1 を介して、クロスヘッドgへ押出され、
この樹脂による導体tの被覆が行なわれ、図16に示す着
色長尺体vが形成されてゆく。
【0011】この場合、副の押出機c,dは使用されな
いが、押出機aは使用され、樹脂を連通孔kを介して切
欠き部pに供給したままとされるか、又は、オーバーフ
ローさせている。
【0012】次に、この状態から回転体iを図14の矢印
の如く回転させてゆき、図15に示す状態とする。つま
り、連通孔kと連通孔mとが連通され、連通孔nが連通
孔k,mに連通されない状態となる。
【0013】従って、押出機aからの樹脂がバルブf1
を介してクロスヘッドgに押出され、色が相違する樹脂
からなる被覆層uを有する着色長尺体vが形成されてゆ
く。
【0014】この場合も、押出機bからの樹脂は、連通
孔nを介して切欠き部rに達して停止する。又は、(図
示省略のオーバーフロー路を介して)オーバーフローさ
せている。
【0015】また、図18と図19に示すように、色が相違
する異色部wを有するストライプタイプの着色長尺体v
の異色部w以外の被覆層本体xのみを、色替えする場
合、被覆層本体xを上述の場合と同様押出機a,bを使
用して色替えを行ない、異色部wを形成するために1台
の副の押出機c又はdを使用すればよい。
【0016】また、図20と図21に示すように、異色部w
及び被覆層本体xを共に色替えする場合、被覆層本体x
を押出機a,bを使用して色替えを行ない、異色部wを
押出機c,dを使用して色替えを行なえばよい。
【0017】また、図22と図23に示すように、被覆層u
が、被覆層本体xと、該被覆層本体xを被覆する外被y
と、からなる場合において、外被yの色替えを行なう場
合、被覆層本体xを形成するために1台の押出機a又は
bを使用し、2台の副押出機c,dを使用して色替えを
行なえばよい。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従って、上述の方法に
よれば、色替えを行なうに際して使用する2台の押出機
のうち、一方の押出機の樹脂をクロスヘッドから押出し
ている際においては、他方の押出機の樹脂は、該押出機
内で停止しているか、又は、全量がオーバーフローして
いる。
【0019】そして、樹脂を流さずに停止させた状態と
すれば、加熱されている部分に、その熱のためにいわゆ
る「ヤケ」が生じ、熱劣化する。樹脂がふっ素樹脂、塩
化ビニール樹脂では特にその傾向が著しい(押出温度で
60〜70分で劣化する)。
【0020】また、一方の押出機が押出作動中、他方の
押出機がずっとオーバーフローしている場合、材料の無
駄が多い。
【0021】そこで、本発明では、樹脂に「ヤケ」を生
じさせることなく、しかも、オーバーフローの量も少な
くすることができるプラスチック色切換方法を提供する
ことを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るプラスチック色切換方法は、クロス
ヘッドから押出されるべき所要量の50%ずつの同色の樹
脂を、2台の第1・第2押出機から該クロスヘッドへ押
出し、その後、第1押出機から上記所要量の100 %の樹
脂を上記クロスヘッドへ押出し、第2押出機の樹脂をオ
ーバーフローさせつつ色替えを行ない、次に、上記第1
押出機からのクロスヘッドへの樹脂の所要量の押出し
を、上記第2押出機からのクロスヘッドへの樹脂の所要
量の押出しに切換え、上記第1押出機の樹脂をオーバー
フローさせつつ上記第2押出機の樹脂と同一色とする色
替えを行ない、その後、上記所要量の50%ずつの同色の
樹脂を2台の第1・第2押出機から上記クロスヘッドへ
押出すものである。
【0023】
【作用】通常押出状態では、2台の第1・第2押出機か
ら、クロスヘッドから押出されるべき所要量の50%ずつ
の同色の樹脂がクロスヘッドへ押出されるので、クロス
ヘッドからは所要量の100 %の同色の樹脂が押出される
ことになり、この樹脂により樹脂部形成が行なわれる。
【0024】次に、この状態から、第1押出機から所要
量の100 %の樹脂をクロスヘッドへ押出し、上述の樹脂
による樹脂部形成を継続して行ないつつ、他方、第2押
出機の樹脂をオーバーフローさせつつ色替えを行なうこ
とができる。
【0025】このとき、第2押出機内の樹脂は常にオー
バーフローさせつつ色替えするため、「ヤケ」を生じな
いと共に、比較的短い色替え時間のみで済む。
【0026】また、第1押出機からのクロスヘッドへの
樹脂の所要量の押出しを、第2押出機からのクロスヘッ
ドへの樹脂の所要量の押出しに切換えれば、クロスヘッ
ドからは、色が相違する樹脂部形成が行なわれる。
【0027】このとき、第1押出機内の樹脂は常にオー
バーフローさせつつ色替えするため、同様に「ヤケ」を
生じないと共に、比較的短い色替え時間のみこの第1押
出機からの材料ロスを生じる。
【0028】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0029】図3は本発明に係るプラスチック色切換方
法に使用する着色長尺体製造装置を示し、この装置は、
2台の主の押出機1,2と、2台の副の押出機3,4
と、押出機1,2間に介装される流路切換機構Mと、押
出機3,4間に介装される流路切換機構M1 と、流路切
換機構M,M1 間に介装されるクロスヘッド7と、を備
えたものである。なお、一方の押出機1を第1押出機1
と呼び、他方の押出機2を第2押出機2と呼ぶ。
【0030】しかして、主の押出機1,2は、図1に示
すように、シリンダチューブ8,9と、シリンダチュー
ブ8,9に挿入されるスクリュー10,11と、スクリュー
10,11を回転駆動させる駆動装置12,13と、を備えてい
る。
【0031】また、駆動装置12,13は、夫々、駆動用モ
ータ14,15と、該モータ14,15の出力軸14a,15aに取
付けられるプーリー16,17と、スクリュー10,11の基端
に取付けられるプーリー18,19と、プーリー16,18,1
7,19に巻回されるベルト20,21と、を備えている。
【0032】即ち、モータ14が駆動すれば、スクリュー
10が回転し、チューブ8内の樹脂が連通路22を介して流
路切換機構Mへ押出され、モータ15が駆動すれば、スク
リュー11が回転し、チューブ9内の樹脂が連通路23を介
して流路切換機構Mへ押出される。
【0033】そして、各シリンダチューブ8,9の基端
側には樹脂供給路24,25が形成され、樹脂供給路24,25
の上方開口部には、ベースレジン用ホッパ26,27が付設
され、このベースレジン用ホッパ26,27内のベースレジ
ンBは順次シリンダチューブ8,9に落下する。
【0034】また、樹脂供給路24,25には、夫々、一対
の連通路28,29,30,31が連通連結され、各連通路28…
には、カラー材用ホッパ32,33,34,35が連通連結され
ている。
【0035】そして、カラー材用ホッパ32,33,34,35
内のカラー材Cは、夫々、カラー材フィーダ36,37, 3
8,39を介して樹脂供給路24,25に押出される。
【0036】カラー材フィーダ36,37,38,39は、各連
通路28,29,30,31に挿入されるスクリュー40,41,4
2,43と、スクリュー40,41,42,43を回転駆動させる
駆動装置44,45,46,47と、を備えている。
【0037】また、駆動装置44,45,46,47は、夫々、
スクリュー40,41,42,43に連通連結される駆動用モー
タ48,49,50,51を備えている。
【0038】従って、駆動用モータ48,49,50,51が駆
動してスクリュー40,41,42,43が回転すれば、カラー
材用ホッパ32,33,34,35内のカラー材C…は供給路2
4、25を押出され、各供給路24,25からシリンダチュー
ブ8,9内に落下する。
【0039】そして、連通路28,29,30,31の供給路側
開口部には、シャッタ52,53,54,55が付設されてい
る。
【0040】即ち、各シャッタ52,53,54,55にて、カ
ラー材C…のシリンダチューブ8,9への供給・停止を
行なっている。
【0041】しかして、流路切換機構Mは、バルブ5a
と、該バルブ5aを駆動する駆動機5bと、を備えてい
る。バルブ5aは、図5〜図9に示すように、ブロック
体56と、該ブロック体56内に内装される回転体57と、を
備えている。
【0042】即ち、ブロック体56には、(弁本体として
の)回転体57を回転自在に内装するための中空部58が設
けられ、この中空部58には、外部へ連結される4本の連
通孔59,60,61,62が連通連結されている。この場合、
連通孔59,61は回転体57の中心を通る直線上に配設さ
れ、連通孔60,62は該直線と直交する直線上に配設され
るが、連通孔60,62の中心線は回転体57の中心を通過せ
ず、連通孔61寄りとされる。
【0043】また、(弁本体としての)回転体57は、両
側面に夫々一対の円弧状の切欠き部63,64,65,66を有
する先細体からなり、図5に示す状態では、先端弯曲面
67が連通孔59,62間の内面68に当接すると共に、基端弯
曲面69が連通孔59,60間の内面70に当接し、切欠き部6
5,66が連通孔61に対面状となって、連通孔60,61,62
が連通連結状態となる。
【0044】図6に示す状態では、先端弯曲面67が、連
通孔61, 62間の内面71に当接し、基端弯曲面69の切欠き
部65側が、連通孔59,60間の内面70に当接し、連通孔60
と連通孔61とが連通連結状態となると共に、連通孔59と
連通孔62とが連通連結状態となる。
【0045】図7と図8に示す状態では、先端弯曲面67
が、連通孔60,61間の内面72に当接すると共に、基端弯
曲面69の切欠き部63側が、内面68に当接し、連通孔59,
60が連通連結状態となると共に、連通孔61,62が連通連
結状態となる。
【0046】しかして、回転体57は、駆動機5b(図3
参照)により回転し、図5〜図9に示す状態に切換わ
る。即ち、図5と図9に示す状態を定常状態とし、図6
に示す状態を第1色替状態とし、図7と図8に示す状態
を第2色替状態とする。
【0047】また、クロスヘッド7は、図2に示すよう
に、ヘッド本体73と、該ヘッド本体73に連設されるダイ
74と、ヘッド本体73乃至ダイ74の孔部75内に内有される
ニップル76と、を備え、ニップル76内の挿通孔77を導体
78が矢印方向に走行し、その際、孔部75内に導入路79か
ら導入される樹脂にて、該導体78が被覆されてゆく。な
お、図2は主の押出機1,2に対応するものを示してい
るが、このクロスヘッド7には、その下流側(図2の右
方に)副の押出機3,4に対応する別のダイ、ニップ
ル、導入路等が設けられている。
【0048】なお、副の押出機3については、主の第1
押出機1と同一であり、副の押出機4については、主の
第2押出機2と同一であり、流路切換機構M1 について
は、流路切換機構Mと同一であるので、その説明を省略
する。
【0049】次に、図4はこの装置の制御系統図を示
し、この場合、演算器80と、形成される着色長尺体81の
長さ寸法を測定する計尺器82、設定器83と、各押出機
1,2,3,4のスクリュー10,11,10,11の回転数を
検出する回転数検出器84と、増幅器85と、を備えてい
る。
【0050】即ち、検出器84にて検出した各押出機のス
クリューの回転数を、増幅器85を介して演算器80に入力
し、また、設定器83にて、〔吐出量/押出回転数〕特
性、〔カラー材供給量/押出回転数〕特性、カラー材C
とベースレジンBとの配合比率を設定し、それらの設定
値を演算器80に入力する。
【0051】従って、この装置は、演算器80にて、上述
の設定値と、回転数検出器84からの回転数と、計尺器82
からの着色長尺体81の長さ寸法と、に基づいて、押出機
1,2,3,4の駆動用モータ14,15,14,15の回転数
と、カラー材フィーダ36…の駆動用モータ48…の回転数
と、シャッタ52…と、を制御して、着色長尺体81を製造
する。
【0052】次に、上述の製造装置を使用して着色長尺
体81を製造する方法を説明する。なお、実施例において
は、図10と図11に示すように、着色長尺体81は、導体78
と、該導体78を被覆する被覆層86と、からなり、被覆層
86は、導体78を被覆する被覆層本体87と、該被覆層本体
87を被覆する外被88と、からなる場合である。
【0053】まず、被覆層本体87を導体78に被覆してゆ
く場合を説明する。この場合、主の第1・第2押出機
1,2が使用され、被覆途中で、被覆層本体87の色を変
更するものである。
【0054】初めは、バルブ5aの回転体57を図5に示
す定常状態とする。この場合、連通孔61はクロスヘッド
7に連通連結され、連通孔60は第1押出機の連通路22に
連通連結され、連通孔62は第2押出機2の連通孔23に連
通連結されている。
【0055】そして、カラー材用ホッパ32,33のカラー
材C,Cの色を相違させると共に、カラー材用ホッパ34
のカラー材Cの色と、カラー材用ホッパ32のカラー材C
の色とを同一とし、かつ、カラー材用ホッパ35のカラー
材Cの色と、カラー材用ホッパ33のカラー材Cの色と、
を同一としておく。
【0056】この状態で、ベースレジン用ホッパ26,27
のベースレジンB,Bをシリンダチューブ8,9に落下
させると共に、シャッタ52,54を開状態として、カラー
材用ホッパ32,34のカラー材C,Cをシリンダチューブ
8,9に落下させ、ベースレジンBとカラー材Cとを混
合させつつその混合材をバルブ5へ押出す。この場合、
シャッタ53,55は閉状態とされ、カラー材用ホッパ33,
35内のカラー材C,Cはシリンダチューブ8,9に供給
されない。
【0057】従って、流路切換機構Mを介してクロスヘ
ッド7へ同色の樹脂が押出され、着色長尺体81が順次製
造されてゆく。
【0058】この場合、押出機1,2からの樹脂の押出
量は、クロスヘッド7から押出されるべき所要量の50%
とされる。所要量とは、被覆層本体87の形成に必要な樹
脂吐出量であり、100 %で被覆層本体87は所定の外径寸
法D1 (図10参照)とされる。
【0059】即ち、2台の第1・第2押出機1,2から
の樹脂により、所要量の100 %の樹脂がクロスヘッド7
から押出され、この樹脂による導体78の被覆が行なわれ
る。具体的には、所要量の50%の樹脂を、クロスヘッド
7へ押出すとは、所要量の100 %の樹脂をクロスヘッド
7へ押出す際のスクリュー10,11の回転数を半分にする
ことである。
【0060】従って、図5に示す定常状態は、第1・第
2押出機1,2から押出された所要量の50%ずつの樹脂
を合流させてクロスヘッド7へ吐出する状態である。
【0061】この場合、回転数検出器84にて各押出機
1,2のスクリュー10,11の回転数が検出され、この回
転数と、カラー材フィーダ36,38の駆動用モータ48,50
の回転数とを同調させ、ベースレジンBとカラー材Cと
の配合比を一定に保つように構成している。
【0062】次に、色替え(被覆層本体87の色替え)す
る僅か前(計尺器82にて形成された着色長尺体81の長さ
寸法が測定されているので、そのときを判断することが
できる。)に、回転体57を回転させて、図6に示す第1
色替状態とし、第1押出機1からの樹脂の押出しを、所
要量の100%とすると共に、第2押出機2からの樹脂を
連通孔59を介して、オーバーフローさせつつ色替えを行
なう。
【0063】ここで、押出機1からの樹脂の押出しを、
所要量の100 %とするとは、押出機1のスクリュー10の
回転数を今までの2倍とするものであり、押出機1の駆
動用モータ14の回転数を増加させる。この場合も勿論、
カラー材フィーダ36の駆動用モータ48の回転と、押出機
1のスクリュー10の回転とを同調させることにより、ベ
ースレジンBとカラー材Cとの配合比を一定としてい
る。
【0064】また、押出機2の樹脂の色替えを行なうに
は、シャッタ54を閉状態として、カラー材用ホッパ34か
らのカラー材Cの供給を停止すると共に、シャッタ55を
開状態として、カラー材用ホッパ35からのカラー材Cを
シリンダチューブ2を供給し、このカラー材Cとベース
レジンBとを混合しつつ流路切換機構Mへ押出す。
【0065】次に、押出機2の色替えが終了すれば、バ
ルブ5aの回転体57を図6に示す状態から図7に示す第
2色替状態とし、押出機2からの所要量の100 %の樹脂
をクロスヘッド7へ押出すと共に、押出機1からの樹脂
を連通孔59を介してオーバーフローさせる。
【0066】このオーバーフローさせている際に、押出
機1の樹脂の色替えを行なう。つまり、シャッタ52を閉
状態として、カラー材用ホッパ32のカラー材Cのシリン
ダチューブ8への供給を停止すると共に、シャッタ53を
開状態として、カラー材用ホッパ33のカラー材Cをシリ
ンダチューブ8へ供給し、このカラー材Cとベースレジ
ンBとを混合しつつバルブ5aへ押出す。
【0067】従って、第1押出機1の樹脂と第2押出機
2の樹脂とは図8に示すように、同色となる。
【0068】次に、図8に示す状態から回転体57を定常
状態として図9に示すように、所要量の50%ずつの同色
の樹脂を2台の押出機1,2からクロスヘッド7を押出
すようにする。従って、上述の如く被覆層本体87を被覆
してゆけば、その外周面はA1 (図10参照)を境にして
色替えが行なわれる。
【0069】ところで、図10に示すグラフ図は、実線は
押出機1の樹脂のクロスヘッド7への押出量を示し、破
線は押出機2の樹脂のクロスヘッド7への押出量を示
し、0%以下においてはオーバーフローさせていること
を示している。
【0070】即ち、押出機2の樹脂のオーバーフロー長
さは、範囲Xであり、押出機1の樹脂のオーバーフロー
長さは、範囲Yであることを示しているので、各樹脂の
オーバーフロー量を極めて少なくすることができる。
【0071】また、の範囲は図5の定常状態を示し、
の範囲は図6の第1色替状態を示し、の範囲は図7
の第2色替状態を示し、の範囲は図8の第2色替状態
を示し、の範囲は図9の定常状態を示している。イは
押出機1による樹脂部形成、ロは押出機2による樹脂部
形成を示している。なお、範囲Zの部分は色が異なった
樹脂が混ざっているので、廃棄部位を示している。
【0072】次に、外被88を被覆層本体87に被覆してゆ
く場合を説明する。
【0073】この場合、押出機3,4と流路切換機構M
1 とを使用するが、副の押出機3が第1押出機1に対応
し、副の押出機4が第2押出機2に対応するので、副の
押出機3を第1押出機3とし、副の押出機4を第2押出
機4として説明する。
【0074】まず、クロスヘッド7から押出されるべき
所要量の50%ずつの同色の樹脂を、2台の第1・第2押
出機3,4からクロスヘッド7へ押出す。
【0075】ここで、所要量とは、外被88の形成に必要
な樹脂吐出量であり、100 %で外被88は所定の外径寸法
D(図11参照)とされる。
【0076】その後、第1押出機3からこの所要量の10
0 %の樹脂をクロスヘッド7へ押出し、第2押出機4の
樹脂をオーバーフローさせつつ色替えを行ない、次に、
第1押出機3からのクロスヘッド7への樹脂の所要量の
押出しを、第2押出機4からのクロスヘッド7への樹脂
の所要量の押出しに切換え、第1押出機3の樹脂をオー
バーフローさせつつ第2押出機の樹脂と同一色とする色
替えを行ない、その後、所定量の50%ずつの同色の樹脂
を2台の第1・第2押出機3,4からクロスヘッド7へ
押出せば、図11に示すように、Aを境にして色替えが行
なれる。
【0077】ところで、図11に示すグラフ図は、実線は
押出機3の樹脂のクロスヘッド7への押出量を示し、破
線は押出機4の樹脂のクロスヘッド7への押出量を示し
ている。
【0078】従って、押出機4の樹脂のオーバーフロー
長さは、範囲Xであり、押出機3の樹脂のオーバーフロ
ー長さは、範囲Yである。
【0079】また、この場合も、の範囲は図5の定常
状態を示し、の範囲は図6の第1色替状態を示し、
の範囲は図7の第2色替状態を示し、の範囲は図8の
色替状態を示し、の範囲は図9の定常状態を示してい
る。ハは第1押出機3による樹脂部形成、ニは第2押出
機4による樹脂部形成を示している。なお、範囲Zの部
分は色が異なった樹脂が混ざっているので廃棄部位を示
している。
【0080】このようにして、着色長尺体81が形成され
るが、この場合、流路切換機構M,M1 の切換え、押出
機1,2,3,4の駆動用モータ14,15の回転、カラー
材フィーダ36,37,38,39の駆動用モータ48,49,50,
51の回転、シャッタ52,53,54,55の開閉動作は、回転
数検出器84からの各押出機1,2,3,4の駆動用モー
タ14, 15の回転数、計尺器82による着色長尺体81の長さ
寸法の測定値、及び、設定器83からの設定値に基づいて
制御される。従って、複数のカラー材フィーダを組合わ
せて行なう色替えを、自動制御により実施することがで
き、色替作業を容易とすることができる。
【0081】即ち、上述の如き方法によれば、使用する
押出機内の樹脂を押出機内で停止させることなく、常に
流すことができ、樹脂に「ヤケ」を生じることがなく、
また、オーバーフローも少なくて済む。
【0082】従って、上述の装置を使用すれば、押出機
1,2とを使用して、図16と図17に示すように、被覆層
が一層で途中でその被覆層の色替えが行なわれる着色長
尺体81を形成することができ、押出機1,2と副の押出
機のどちらか一方を使用して、図18と図19に示すよう
に、被覆層が被覆層本体と該本体とは色が相違する異色
部とからなり、被覆層本体の色替えが行なわれるストラ
イプタイプの着色長尺体81を形成することができ、押出
機1,2,3,4を使用して、図20と図21に示すよう
に、ストライプタイプであって、異色部及び被覆層本体
と共に色替えが行なわれる着色長尺体81を形成すること
ができ、主の押出機1,2のどちらか一方と、副の押出
機3,4と、を使用して、図22と図23に示すように、被
覆層が、被覆層本体と、該被覆層本体を被覆する外被
と、からなり、外被の色替えが行なわれる着色長尺体を
形成することができる。
【0083】なお、本発明は上述の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、流路切換機構Mのバルブ5aとしては、回
転体57を使用するものとせずに、スライド体を使用する
ものとして、該スライド体のスライドにより流路を切換
えるものであってもよい。
【0084】しかして、着色長尺体とは、一般線、通信
ケーブル、自動車電線、電子ワイヤ等であり、心線(導
体等)に押出工程にて着色合成樹脂が被覆されているも
の、又は、中実棒状のものや中空棒状(管状)のもので
ある。また、勿論、心線(導体)に被覆される被覆層と
しても、外被を有さないものでもよい。
【0085】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0086】使用する2台の押出機内の樹脂は滞留する
ことなく常に流れ、樹脂に「ヤケ」を発生させず、該樹
脂は熱劣化しない。
【0087】また、樹脂のオーバーフロー量も極めて少
なく、材料ロスを減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る切換方法に使用する製造装置の要
部断面図である。
【図2】クロスヘッドの断面図である。
【図3】製造装置の簡略平面図である。
【図4】制御系統図である。
【図5】流路切換機構の簡略拡大断面図である。
【図6】流路切換機構の簡略拡大断面図である。
【図7】流路切換機構の簡略拡大断面図である。
【図8】流路切換機構の簡略拡大断面図である。
【図9】流路切換機構の簡略拡大断面図である。
【図10】樹脂押出量と流路切換機構の切換位置との関係
を示す説明図である。
【図11】樹脂押出量と流路切換機構の切換位置との関係
を示す説明図である。
【図12】従来の切換方法に使用する製造装置の簡略図で
ある。
【図13】流路切換機構の簡略拡大断面図である。
【図14】流路切換機構の簡略拡大断面図である。
【図15】流路切換機構の簡略拡大断面図である。
【図16】着色長尺体の拡大断面図である。
【図17】着色長尺体の拡大断面図である。
【図18】着色長尺体の拡大断面図である。
【図19】着色長尺体の拡大断面図である。
【図20】着色長尺体の拡大断面図である。
【図21】着色長尺体の拡大断面図である。
【図22】着色長尺体の拡大断面図である。
【図23】着色長尺体の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 第1押出機 2 第2押出機 7 クロスヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロスヘッドから押出されるべき所要量
    の50%ずつの同色の樹脂を、2台の第1・第2押出機か
    ら該クロスヘッドへ押出し、その後、第1押出機から上
    記所要量の100 %の樹脂を上記クロスヘッドへ押出し、
    第2押出機の樹脂をオーバーフローさせつつ色替えを行
    ない、次に、上記第1押出機からのクロスヘッドへの樹
    脂の所要量の押出しを、上記第2押出機からのクロスヘ
    ッドへの樹脂の所要量の押出しに切換え、上記第1押出
    機の樹脂をオーバーフローさせつつ上記第2押出機の樹
    脂と同一色とする色替えを行ない、その後、上記所要量
    の50%ずつの同色の樹脂を2台の第1・第2押出機から
    上記クロスヘッドへ押出すことを特徴とするプラスチッ
    ク色切換方法。
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