JPH05111924A - 合成樹脂注入ヘツド - Google Patents
合成樹脂注入ヘツドInfo
- Publication number
- JPH05111924A JPH05111924A JP3305343A JP30534391A JPH05111924A JP H05111924 A JPH05111924 A JP H05111924A JP 3305343 A JP3305343 A JP 3305343A JP 30534391 A JP30534391 A JP 30534391A JP H05111924 A JPH05111924 A JP H05111924A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mixer
- injection head
- synthetic resin
- resin
- opened
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 所定量注入後の樹脂残液の垂れ落ちを防ぎ、
成形上ならびに作業上の問題を解決することのできる新
規な合成樹脂注入ヘッドの構造を提供する。 【構成】 ミキサー12を正逆転侍自在に内装した注入
ヘッド10の吐出口19近傍の前記ミキサー先端部18
に、閉じた時には前記吐出口の空隙部分を形成し、開い
た時には前記吐出口の空隙距離とほぼ同じ長さとなる幅
を有する開閉羽根20を、前記ミキサーの遠心力によっ
てその正転時には閉じ、逆転時には開くように遊動自在
に設けた。
成形上ならびに作業上の問題を解決することのできる新
規な合成樹脂注入ヘッドの構造を提供する。 【構成】 ミキサー12を正逆転侍自在に内装した注入
ヘッド10の吐出口19近傍の前記ミキサー先端部18
に、閉じた時には前記吐出口の空隙部分を形成し、開い
た時には前記吐出口の空隙距離とほぼ同じ長さとなる幅
を有する開閉羽根20を、前記ミキサーの遠心力によっ
てその正転時には閉じ、逆転時には開くように遊動自在
に設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は合成樹脂注入ヘッドに
関し、特には、注入停止時における混合液の液垂れを防
止するようにした合成樹脂注入ヘッドに関する。
関し、特には、注入停止時における混合液の液垂れを防
止するようにした合成樹脂注入ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばポリウレタン樹脂の成形加工に際
しては、添付図面の図6に示したように、ヘッド本体6
1の混合室62内にミキサー63を内装し、この混合室
62内に反応性の複数の原料樹脂成分を流入口65およ
び66より導入し、ミキサー63によって攪拌混合し、
その混合液を吐出口69から型内に導入する注入ヘッド
60が用いられる。
しては、添付図面の図6に示したように、ヘッド本体6
1の混合室62内にミキサー63を内装し、この混合室
62内に反応性の複数の原料樹脂成分を流入口65およ
び66より導入し、ミキサー63によって攪拌混合し、
その混合液を吐出口69から型内に導入する注入ヘッド
60が用いられる。
【0003】ミキサー63はその表面に攪拌羽根63
A,63A,…が形成されているとともに、回動軸63
Bを介して図示しないモーターに接続されていて、所定
の回転数で回転するようになっている。なお、図の符号
64はヘッドブロックである。
A,63A,…が形成されているとともに、回動軸63
Bを介して図示しないモーターに接続されていて、所定
の回転数で回転するようになっている。なお、図の符号
64はヘッドブロックである。
【0004】しかしながら、かかる構造の注入ヘッドに
あっては、樹脂原料が成形型内に定量注入され原料の供
給が停止した後にも、ヘッド本体内の樹脂残液が吐出口
69から型内に垂れ落ちることがあり、原料の正確な注
入が困難であった。
あっては、樹脂原料が成形型内に定量注入され原料の供
給が停止した後にも、ヘッド本体内の樹脂残液が吐出口
69から型内に垂れ落ちることがあり、原料の正確な注
入が困難であった。
【0005】そのため、成形型の吐出口下に受け皿など
を配して残液の垂れ落ちを受け止めたり、定量注入後に
前記注入ヘッドを成形型より素早く移動させたりするこ
とが行われるが、この方法では垂れ落ちそのものを防ぐ
ことはできず、樹脂残液が成形型周辺に付着して焼きつ
いて成形上の障害を招いたり、あるいは作業場周辺を汚
したりするなどの問題を有していた。また、ピンチバル
ブなどによって開閉する場合もあるが、操作に手間がか
かっていた。
を配して残液の垂れ落ちを受け止めたり、定量注入後に
前記注入ヘッドを成形型より素早く移動させたりするこ
とが行われるが、この方法では垂れ落ちそのものを防ぐ
ことはできず、樹脂残液が成形型周辺に付着して焼きつ
いて成形上の障害を招いたり、あるいは作業場周辺を汚
したりするなどの問題を有していた。また、ピンチバル
ブなどによって開閉する場合もあるが、操作に手間がか
かっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
状況に鑑み提案されたものであって、所定量注入後の樹
脂残液の垂れ落ちを防ぎ、成形上ならびに作業上の問題
を解決することができる新規な合成樹脂注入ヘッドの構
造を提供しようとするものである。
状況に鑑み提案されたものであって、所定量注入後の樹
脂残液の垂れ落ちを防ぎ、成形上ならびに作業上の問題
を解決することができる新規な合成樹脂注入ヘッドの構
造を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
ミキサーを正逆転自在に内装した注入ヘッドの吐出口近
傍の前記ミキサー先端部に、閉じた時は前記吐出口の空
隙部分を形成し、開いた時には前記吐出口の空隙距離と
ほぼ同じ長さとなる幅を有する開閉羽根を、前記ミキサ
ーの遠心力によってその正転時には閉じ、逆転時には開
くように遊動自在に設けたことを特徴とする合成樹脂注
入ヘッドに係る。
ミキサーを正逆転自在に内装した注入ヘッドの吐出口近
傍の前記ミキサー先端部に、閉じた時は前記吐出口の空
隙部分を形成し、開いた時には前記吐出口の空隙距離と
ほぼ同じ長さとなる幅を有する開閉羽根を、前記ミキサ
ーの遠心力によってその正転時には閉じ、逆転時には開
くように遊動自在に設けたことを特徴とする合成樹脂注
入ヘッドに係る。
【0008】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の合成樹脂注入ヘッドの一例を
示す断面図、図2はその要部を拡大した断面図、図3は
図1に示された合成樹脂注入ヘッドを3−3線において
切断し、かつ開閉羽根の閉じた状態を示す断面図、図4
は図3において開閉羽根の開いた状態を示す断面図、図
5は開閉羽根の他の例を示す断面図である。
明する。図1はこの発明の合成樹脂注入ヘッドの一例を
示す断面図、図2はその要部を拡大した断面図、図3は
図1に示された合成樹脂注入ヘッドを3−3線において
切断し、かつ開閉羽根の閉じた状態を示す断面図、図4
は図3において開閉羽根の開いた状態を示す断面図、図
5は開閉羽根の他の例を示す断面図である。
【0009】図1にこの発明の一実施例を示すポリウレ
タン樹脂注入ヘッド10を示す。符号11は注入ヘッド
本体、12は混合室、13はミキサー、14はヘッドブ
ロック、15および16はポリウレタン樹脂の原料成分
の流入口、19は樹脂吐出口である。
タン樹脂注入ヘッド10を示す。符号11は注入ヘッド
本体、12は混合室、13はミキサー、14はヘッドブ
ロック、15および16はポリウレタン樹脂の原料成分
の流入口、19は樹脂吐出口である。
【0010】ミキサー13は回動軸13Bを介して接続
されたモーター(図示せず)によって、所定の回転数で
回転する。特に、このミキサー13は正逆モーター等の
公知の構成によって正転または逆転がスイッチ等で切換
可能に形成されている。符号13Aはミキサー外周面に
設けられた攪拌羽根である。なお、前記ミキサー13の
外周面全体には攪拌効果をより高めるために複数本の細
かい溝を形成することも可能である。
されたモーター(図示せず)によって、所定の回転数で
回転する。特に、このミキサー13は正逆モーター等の
公知の構成によって正転または逆転がスイッチ等で切換
可能に形成されている。符号13Aはミキサー外周面に
設けられた攪拌羽根である。なお、前記ミキサー13の
外周面全体には攪拌効果をより高めるために複数本の細
かい溝を形成することも可能である。
【0011】このミキサー13の先端部18には開閉羽
根20が形成されている。開閉羽根20は、図2からよ
りよく理解されるように、羽根部材21,21よりな
り、軸22,22によって前記ミキサー先端部18に遊
動自在に取り付けられている。この羽根部材21,21
は、前記注入ヘッド本体11の吐出口15近傍における
樹脂流路17の幅wとほぼ同じ長さの幅w1を有してい
て、前記羽根本体21,21が閉じた時には樹脂材料の
流路17を形成し、開いた時には前記流路17をほぼ閉
鎖するように形成される。なお、樹脂の垂れ落ちをより
確実に防止するために、羽根部材はひねり形状等適宜の
形状に形成することができる。
根20が形成されている。開閉羽根20は、図2からよ
りよく理解されるように、羽根部材21,21よりな
り、軸22,22によって前記ミキサー先端部18に遊
動自在に取り付けられている。この羽根部材21,21
は、前記注入ヘッド本体11の吐出口15近傍における
樹脂流路17の幅wとほぼ同じ長さの幅w1を有してい
て、前記羽根本体21,21が閉じた時には樹脂材料の
流路17を形成し、開いた時には前記流路17をほぼ閉
鎖するように形成される。なお、樹脂の垂れ落ちをより
確実に防止するために、羽根部材はひねり形状等適宜の
形状に形成することができる。
【0012】この開閉羽根20は、図3に示されるよう
に、前記ミキサー12が正転方向Fに回転している時、
すなわち、樹脂材料を攪拌、混合し成形型内に注入する
際にはその遠心力によって閉じ、樹脂流路17を形成す
る。そして、成形型への注入が終了すると、モーターを
切り換えて前記ミキサー12を逆転方向Rに回転させ
る。その際、図4に図示したように、回転羽根20は逆
回転の遠心力によって、羽根部材21,21を外方向に
開いた状態で回転する。そのため、前記羽根部材21は
樹脂流路17となる空隙部分をほぼ閉鎖して混合室内の
樹脂残液が吐出口19から外部への垂れ落ちるのを防
ぐ。
に、前記ミキサー12が正転方向Fに回転している時、
すなわち、樹脂材料を攪拌、混合し成形型内に注入する
際にはその遠心力によって閉じ、樹脂流路17を形成す
る。そして、成形型への注入が終了すると、モーターを
切り換えて前記ミキサー12を逆転方向Rに回転させ
る。その際、図4に図示したように、回転羽根20は逆
回転の遠心力によって、羽根部材21,21を外方向に
開いた状態で回転する。そのため、前記羽根部材21は
樹脂流路17となる空隙部分をほぼ閉鎖して混合室内の
樹脂残液が吐出口19から外部への垂れ落ちるのを防
ぐ。
【0013】前記回転羽根20の開いた状態における注
入ヘッド本体内壁とのクリアランスは、攪拌される樹脂
材料の種類や粘度などによっても異なるが、この実施例
では1mmに形成されている。
入ヘッド本体内壁とのクリアランスは、攪拌される樹脂
材料の種類や粘度などによっても異なるが、この実施例
では1mmに形成されている。
【0014】図5は回転羽根の他の例を示したものであ
る。この回転羽根30は、ミキサー回転による遠心力を
受けやすくするとともに、樹脂残液をすくい上げる効果
を高めるために羽根部材31,31に凹部32が形成さ
れているものである。符号33,33は羽根部材31の
遊動軸、40はミキサー、40Aはその回動軸である。
る。この回転羽根30は、ミキサー回転による遠心力を
受けやすくするとともに、樹脂残液をすくい上げる効果
を高めるために羽根部材31,31に凹部32が形成さ
れているものである。符号33,33は羽根部材31の
遊動軸、40はミキサー、40Aはその回動軸である。
【0015】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
合成樹脂注入ヘッドによれば、ヘッド本体からの樹脂残
液の垂れ落ちがないので、成形型内に定量を確実に注入
することができ、精度の高い高品質の製品を得ることが
できる。また、成形型周辺を垂れ落ちた樹脂によって汚
すことがないので、成形型や床面のクリーニングの手間
を大幅に軽減することができる。
合成樹脂注入ヘッドによれば、ヘッド本体からの樹脂残
液の垂れ落ちがないので、成形型内に定量を確実に注入
することができ、精度の高い高品質の製品を得ることが
できる。また、成形型周辺を垂れ落ちた樹脂によって汚
すことがないので、成形型や床面のクリーニングの手間
を大幅に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の合成樹脂注入ヘッドの一例を示す断
面図である。
面図である。
【図2】その要部を拡大した断面図である。
【図3】図1に示された合成樹脂注入ヘッドを3−3線
において切断し、かつ開閉羽根の閉じた状態を示す断面
図である。
において切断し、かつ開閉羽根の閉じた状態を示す断面
図である。
【図4】図3において開閉羽根の開いた状態を示す断面
図である。
図である。
【図5】開閉羽根の他の例を示す断面図である。
【図6】従来の合成樹脂注入ヘッドの例を示す断面図で
ある。
ある。
10 合成樹脂注入ヘッド 11 注入ヘッド本体 13 ミキサー 18 ミキサー先端部 19 吐出口 20 開閉羽根
Claims (1)
- 【請求項1】 ミキサーを正逆転自在に内装した注入ヘ
ッドの吐出口近傍の前記ミキサー先端部に、閉じた時は
前記吐出口の空隙部分を形成し、開いた時には前記吐出
口の空隙距離とほぼ同じ長さとなる幅を有する開閉羽根
を、前記ミキサーの遠心力によってその正転時には閉
じ、逆転時には開くように遊動自在に設けたことを特徴
とする合成樹脂注入ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3305343A JPH05111924A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 合成樹脂注入ヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3305343A JPH05111924A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 合成樹脂注入ヘツド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05111924A true JPH05111924A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17943974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3305343A Pending JPH05111924A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 合成樹脂注入ヘツド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05111924A (ja) |
-
1991
- 1991-10-23 JP JP3305343A patent/JPH05111924A/ja active Pending
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